JPH02175739A - ポリプロピレン組成物 - Google Patents
ポリプロピレン組成物Info
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- JPH02175739A JPH02175739A JP32895888A JP32895888A JPH02175739A JP H02175739 A JPH02175739 A JP H02175739A JP 32895888 A JP32895888 A JP 32895888A JP 32895888 A JP32895888 A JP 32895888A JP H02175739 A JPH02175739 A JP H02175739A
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- -1 Polypropylene Polymers 0.000 title claims abstract description 31
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- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 13
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、成形性及び延伸性の良好なポリプロピレン組
成物に関する。
成物に関する。
（従来技術及び発明が解決しようとする課題）従来より
ポリプロピレンを用いたシートやフィルムには、艶消し
剤、アンチブロッキング剤等として、また、バンドやヤ
ーンのような延伸物には縦ワレ、ソゲの防止等に平均粒
子径２〜３μの炭酸カルシウムが配合されている。
ポリプロピレンを用いたシートやフィルムには、艶消し
剤、アンチブロッキング剤等として、また、バンドやヤ
ーンのような延伸物には縦ワレ、ソゲの防止等に平均粒
子径２〜３μの炭酸カルシウムが配合されている。
ところで、ポリプロピレンとして重量平均分子量と数平
均分子量との比で表わされる分子量分布の狭いポリプロ
ピレンを用いると、シートやフィルムでは透明性、光沢
が改良され、またハンドやヤーンでは延伸性が改良され
る。しかしながら、この分子量分布の狭いポリプロピレ
ンに平均粒子径２μ以上の炭酸カルシウムを配合して押
出成形を行うと、ダイス出口に炭酸カルシウムが堆積し
、この堆積した炭酸カルシウムがポリプロピレンシート
やフィルムの表面に付着し、シートやフィルムでは透明
性、光沢を悪くし、ヤーンのような延伸物では延伸切れ
をおこし生産性を著しく阻害する。分子量分布の広いポ
リプロピレンでは、このような現象はみられない。
均分子量との比で表わされる分子量分布の狭いポリプロ
ピレンを用いると、シートやフィルムでは透明性、光沢
が改良され、またハンドやヤーンでは延伸性が改良され
る。しかしながら、この分子量分布の狭いポリプロピレ
ンに平均粒子径２μ以上の炭酸カルシウムを配合して押
出成形を行うと、ダイス出口に炭酸カルシウムが堆積し
、この堆積した炭酸カルシウムがポリプロピレンシート
やフィルムの表面に付着し、シートやフィルムでは透明
性、光沢を悪くし、ヤーンのような延伸物では延伸切れ
をおこし生産性を著しく阻害する。分子量分布の広いポ
リプロピレンでは、このような現象はみられない。
（課題を解決するための手段）
本発明者らは、分子量分布の狭いポリプロピレンについ
て」二記した問題を解決するために鋭意研究を重ねた結
果、特定の平均粒子径を有する無機充填材を配合するこ
とによって上記の問題が解決できることを見出し、本発
明を完成するに至った。
て」二記した問題を解決するために鋭意研究を重ねた結
果、特定の平均粒子径を有する無機充填材を配合するこ
とによって上記の問題が解決できることを見出し、本発
明を完成するに至った。
即ち、本発明は、重量平均分子量と数平均分子量との比
が７．５以下であるポリプロピレン１００重量部と、平
均粒子径が１．５μｍ以下である無機充填材０．１〜１
０重量部とよりなるポリプロピレン組成物である。
が７．５以下であるポリプロピレン１００重量部と、平
均粒子径が１．５μｍ以下である無機充填材０．１〜１
０重量部とよりなるポリプロピレン組成物である。
本発明で使用されるポリプロピレンは、プロピレンの単
独重合体：５０モル％以上のプロピレンとエチレン、ブ
テン−１、ペンテン−１等のプロピレン以外のα−オレ
フィンとのブロック共重合体、グラフト共重合体又はラ
ンダム共重合体；これらの重合体の混合物；及びこれら
の重合体とプロピレン以外のα−オレフィンの重合体と
の混合物等が挙げられる。本発明で使用されるポリプロ
ピレンは、重量平均分子量と数平均分子量との比で表わ
される分子量分布が７．５以下である。本発明において
は、上記の分子量分布が７．０以下であっても、後述す
る特定の平均粒子径の無機充填材の配合によって、成形
時のダイス出口に無機充填材の析出や堆積を効果的に防
止することができる。
独重合体：５０モル％以上のプロピレンとエチレン、ブ
テン−１、ペンテン−１等のプロピレン以外のα−オレ
フィンとのブロック共重合体、グラフト共重合体又はラ
ンダム共重合体；これらの重合体の混合物；及びこれら
の重合体とプロピレン以外のα−オレフィンの重合体と
の混合物等が挙げられる。本発明で使用されるポリプロ
ピレンは、重量平均分子量と数平均分子量との比で表わ
される分子量分布が７．５以下である。本発明において
は、上記の分子量分布が７．０以下であっても、後述す
る特定の平均粒子径の無機充填材の配合によって、成形
時のダイス出口に無機充填材の析出や堆積を効果的に防
止することができる。
本発明のポリプロピレン組成物の他方の成分は、平均粒
子径が１．５μｍ以下の無機充填材である。
子径が１．５μｍ以下の無機充填材である。
平均粒子径が１．５μＩＴＩを越える無機充填材を用い
た場合には、押出成形時に無機充填材がダイス出口に析
出及び堆積し、本発明の効果が得られない。
た場合には、押出成形時に無機充填材がダイス出口に析
出及び堆積し、本発明の効果が得られない。
無機充填材の平均粒子径は１．５μｍ以下であれば良い
が、成形時の無機充填材のダイス出口への析出及び堆積
を完全に防止するためには、０．１〜１．２μｍの範囲
であることが好ましい。
が、成形時の無機充填材のダイス出口への析出及び堆積
を完全に防止するためには、０．１〜１．２μｍの範囲
であることが好ましい。
無機充填材は、平均粒子径が１．５μｍ以下であればそ
の種類は特に制限されるものではない。本発明における
無機充填材は、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水
酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、タルク、クレー
等のポリプロピレンに添加することが公知の無機充填）
Ａがそれぞれの目的に応じて使用される無機充填材の配
合曾は、ポリプロピレン１００重量部に対して０．１〜
ＩＯ重量部、好ましくは０．５〜８重量部の範囲である
。
の種類は特に制限されるものではない。本発明における
無機充填材は、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水
酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、タルク、クレー
等のポリプロピレンに添加することが公知の無機充填）
Ａがそれぞれの目的に応じて使用される無機充填材の配
合曾は、ポリプロピレン１００重量部に対して０．１〜
ＩＯ重量部、好ましくは０．５〜８重量部の範囲である
。
配合種が下記の下限よりも少ない場合には、無機充填材
の充填効果、即も、艶消しやアンチブロッキング等の効
果が得られず、一方、上記の上限よりも多い場合には、
上記した特定の粒子径の無機充填材を添加しても、成形
時に無機充填材がダイス出口に析出及び堆積するのを防
止することができない。
の充填効果、即も、艶消しやアンチブロッキング等の効
果が得られず、一方、上記の上限よりも多い場合には、
上記した特定の粒子径の無機充填材を添加しても、成形
時に無機充填材がダイス出口に析出及び堆積するのを防
止することができない。
本発明のポリプロピレン組成物には、本発明の効果を阻
害しない範囲で通常用いられている添加剤、例えば、酸
化防止剤、分散剤、滑剤、着色剤等を配合しても良い。
害しない範囲で通常用いられている添加剤、例えば、酸
化防止剤、分散剤、滑剤、着色剤等を配合しても良い。
（効 果）
本発明によると、押出成形時に無機充填材のダイス出口
への析出及び堆積を防止することができる。このために
、ダイス出口に析出した無機充填材がポリプロピレン成
形体の表面に付着することによってポリプロピレン成形
体の透明性や光沢を悪化させるごとがなく、延伸物の場
合にも延伸切れをおこすようなこともない。
への析出及び堆積を防止することができる。このために
、ダイス出口に析出した無機充填材がポリプロピレン成
形体の表面に付着することによってポリプロピレン成形
体の透明性や光沢を悪化させるごとがなく、延伸物の場
合にも延伸切れをおこすようなこともない。
（実施例）
以下に実施例及び比較例を掲げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
尚、実施例及び比較例におけるポリプロピレンの分子量
分布は、ゲルパーミェーションクロマトグラフィーを用
いて測定された重量平均分子量と数平均分子量との比で
あり、測定条件は以下のとおりである。
分布は、ゲルパーミェーションクロマトグラフィーを用
いて測定された重量平均分子量と数平均分子量との比で
あり、測定条件は以下のとおりである。
機 器 ウォーターズ製Ｇ Ｐ Ｃ１５０Ｃ型力
ラ ム 東ソー製 ＧＭＢ６−ＩＴ測定
温度 １３５°Ｃ 溶 媒 ０−ジクロルヘンゼン また、無機充填材のダイス出口への析出上は目視により
下記の基準で評価を行なった。
ラ ム 東ソー製 ＧＭＢ６−ＩＴ測定
温度 １３５°Ｃ 溶 媒 ０−ジクロルヘンゼン また、無機充填材のダイス出口への析出上は目視により
下記の基準で評価を行なった。
１：全く析出しない
２：わずかに析出する
３：やや多い
４：多い
５：非常に多い
実施例１〜６及び比較例１〜６
表−１に示す炭酸カルシウムをそれぞれ配合したポリプ
ロピレンを５０＋ｎφの押出機を用いてダイリップ０．
８ ｍｍのサーキュラ−ダイで２３０℃でフィルム杖に
溶融押出し、１５ｍ／ｍｉｎで引き取りながら冷却固化
してポリプロピレンフィルムとじた後、該フィルムをテ
ープ状に切断し、オーブン延伸法により１３０℃で７倍
に延伸し、９００デニールのポリプロピレン延伸テープ
を製造した。炭酸カルシウムの配合量はすべてポリプロ
ピレン１００重量部に対して２重量部である。
ロピレンを５０＋ｎφの押出機を用いてダイリップ０．
８ ｍｍのサーキュラ−ダイで２３０℃でフィルム杖に
溶融押出し、１５ｍ／ｍｉｎで引き取りながら冷却固化
してポリプロピレンフィルムとじた後、該フィルムをテ
ープ状に切断し、オーブン延伸法により１３０℃で７倍
に延伸し、９００デニールのポリプロピレン延伸テープ
を製造した。炭酸カルシウムの配合量はすべてポリプロ
ピレン１００重量部に対して２重量部である。
実施例７〜ｌＯ及び比較例７〜１１
表−２に示す炭酸カルシウムをそれぞれ配合したポリプ
ロピレンを４０１１φの押出機を用いて、ダイリップ０
．８ 龍のＴダイで２４０℃で押し出し２ｍ／ｍｉｎで
引き取りながら厚さ０．５ ａｍのシートを成形した。
ロピレンを４０１１φの押出機を用いて、ダイリップ０
．８ 龍のＴダイで２４０℃で押し出し２ｍ／ｍｉｎで
引き取りながら厚さ０．５ ａｍのシートを成形した。
この時の炭酸カルシウムのダイ出口への析出状況を観察
した。炭酸カルシウムの配合量はすべてポリプロピレン
１００重量部に対して５重量部である。
した。炭酸カルシウムの配合量はすべてポリプロピレン
１００重量部に対して５重量部である。
実施例１１〜１２
分子量分布が６．５のポリプロピレン１００重量部に対
して表−３に示す無機充填材を１重量部配合し、実施例
７〜１０と同様にして押出機を用いてシートを成形した
。結果を表−３に示した。
して表−３に示す無機充填材を１重量部配合し、実施例
７〜１０と同様にして押出機を用いてシートを成形した
。結果を表−３に示した。
表−３
Claims (1)
- （１）重量平均分子量と数平均分子量との比が７．５以
下であるポリプロピレン１００重量部と、平均粒子径が
１．５μｍ以下である無機充填材０．１〜１０重量部と
よりなるポリプロピレン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63328958A JPH07119330B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | ポリプロピレン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63328958A JPH07119330B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | ポリプロピレン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02175739A true JPH02175739A (ja) | 1990-07-09 |
| JPH07119330B2 JPH07119330B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=18216014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63328958A Expired - Fee Related JPH07119330B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | ポリプロピレン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119330B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02173139A (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-04 | Tokuyama Soda Co Ltd | ポリプロピレン組成物 |
-
1988
- 1988-12-28 JP JP63328958A patent/JPH07119330B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02173139A (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-04 | Tokuyama Soda Co Ltd | ポリプロピレン組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07119330B2 (ja) | 1995-12-20 |
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Legal Events
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