JPH02175221A - 射出成形機の成形不良検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は射出成形機の成形不良検出装置に係り、特に射
出ノズルｌにシャフトオフＩＩＩＪＪＩを備えたスクリ
ューインライン式射出成形機の成形不良検出装置に関す
る。

（従来の技術） 従来、スクリューインライン式射出成形機において成形
品の良否判別方法は、工程時間監視によるものと、スク
リュー位置監視によるものの２通りが主で、後者につい
ては保圧完了時点でのクノシ」重量をスクリュー位置で
監視する方法が代表的である。

（発明が解決しようとする！ＩＢ） しかしながらクツション量をスクリュー位置によって監
視するということは、スクリューストローク上の１つの
位置を監視するに過ぎない上、クツシロン量はエア混入
、計量位置のばらつき等により変動する。まして計量位
置など成形条件を変更するとクック、７ｇも当然変化す
ることになる。

一方、成形品の重量を比較する方法は成形品品質の安定
性を訴える上で説得力があるが、成形品を個々にｉｔｉ
ｉｍ定することはきわめて手間がかかり、自動化すると
なると大掛かりな装置となってしまう。

本発明は上述した従来の問題点に着目し、エア混入、計
量位置のばらつき等に左右されることがなく、成形品重
量と密接な相関関係のある特性値を監視することにより
、成形品の重量を一定範囲内に維持することができるよ
うな射出成形機の成形不良検出装置を提供することを目
的とする。

（ｆｆ題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明に係る射出成形機の
成形不良検出装置は、射出装置と型締め装置とからなる
射出ノズルｌにシャフトオフ機構を備えたスクリューイ
ンライン式射出成形機において、加熱シリンダ内を前後
進するスクリューの位置を検出して成形条件設定パネル
を備えたコントローラに入力するスクリュー位置検出器
と、該スクリュー位置検出器が入力したスクリューの射
出開始位置および保圧完了位置を記憶した上両者の差を
演算する減算器と、該演算結果とあらかじめ設定・入力
した射出開始位置から保圧完了位置に至るスクリュース
トロークの上・下限値とを比較するコンパレータとを設
け、演算結果が前記上・下限値を超える場合には成形不
良信号を出力するような構成とした。

（作　用） 上記構成によれば、変動要因の入りやすいクッシ礎重量
に関するスクリュー位置のみを監視する方法を廃し、射
出開始時点を始点とし、保圧完了時点を終点とするスク
リューのストロークを検出して上・下限値と比較するこ
ととしたので、各種のばらつきの要因を排除した、成形
品重量と密接な相関関係のある実射出量情報にもとづい
て良否判別を行うことができる。

特に、射出ノズルに設けたシャフトオフ機構を閉じた状
態で、射出ノズル内の溶融樹脂を予圧することにより溶
融樹脂の密度を上昇させて、成形品重量と密接な相関関
係のある実射出量の検出ネｎ度を大幅に向上させて、成
形品の良否判断を正確に行うことができる。

（実施例） 以下に、本発明に係る射出成形機の射出装置の実施例に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。

１４１図は射出ノズルｌにシャフトオフ機構としてロー
タリ式シャフトオフバルブｌａを有する射出装置２の断
面説明図である。前記シャフトオフバルブｌａはロッド
１ｂを介してサーボモータ３に連結され、該サーボモー
タ３にはシャフトオフバルブ位置検出！！ｉ３ａが取着
され、成形条件設定パネル４を備えたコントローラ５か
らシャフトオフバルブ位置決め用のサーボアンプ６を介
して前記サーボモータ３への指令回路と、シャフトオフ
バルブ位置検出器３ａから前記サーボアンプ６へのフィ
ードバック回路とが設けられている。

またスクリュ−７は、スクリュー回転モータ７ａにより
回転し、射出シリンダ７ｂにより加熱シリンダ２ａ内を
前後進するが、該スクリュ−７の位置を検出するためス
クリュー７と一体構造のラック７ｃと噛み合うビニオン
が設けられていて、該ピニオンと同軸上にエンコーダを
用いたスクリュー位置検出ａ１ｄが設けられている。

コントローラ５内には、第２図に示すように前記スクリ
ュー位置検出Ｗ７ｄが発信するパルス信号の位相を判別
する回路５ａと、スクリュー位置カウンタ５ｂ、スクリ
ュー位置情報を一時記憶するラッチ５ｃ、５ｄ、５ｒお
よび減算器５ｅ、コンパレータ５ｇが配設されている。

第３図に示すようにスクリュー７がＸ１１の位置まで後
退して可塑化・計量が完了すると、第４図に示すように
予圧工程に入り、スクリュー７はシャフトオフパルプｌ
ａが閉じられたまま所定圧力でＸ　ＰＣの位置まで前進
し、計量された樹脂が圧縮される。この時点までに逆止
弁７ｅは完全に着座し、溶融樹脂の後方への逆流を抑止
する。

前記スクリュー位置検出器７ｄからパルス信号としてコ
ントローラ５に入力された射出開始時点のスクリュー位
置Ｘ　ＰＣは、コントローラ５内の位相判別回路５ａと
スクリュー位置カウンタ５ｂとを経てラッチＸ　ＰＣに
記憶され、射出が完了すると保圧工程に入り、第５図に
示すように保圧完了時点のスクリュー位ｗＸｃが前記と
同様にラッチＸ、に記憶される８次に減算Ｄ５ｅがスク
リュー７の射出ストローク△Ｘを、△Ｘ　＝　Ｘ　ｐｃ
　　Ｘ　ｃとして演算し、ラッチ△Ｘに記憶する。コン
パレータ５ｇは、△Ｘとあらかじめ設定し入力した射出
ストローク上限設定値△Ｘｕ、下限設定値へＸ、とを比
較し、△ｘｕ≧△Ｘ≧△Ｘ、ならば正常と判断し、△Ｘ
かへＸｕより大きいかまたはへＸ、より小さい場合はｙ
４雷と判断して成形不良信号を出力する。成形不良信号
は成形品の良否判別装置等に利用され、不良品の排出に
応用される。

本実施例においては、スクリュー位置検出器にエンコー
ダを利用したがこれに限るものではなく、ボテンシ慶メ
ータ等を用いてもよい。

また保圧時のシャフトオフバルブ開度は第５図に示した
１０（１％に限らず、成形品の形状、樹脂の材質等によ
り部分開放としてもよい、また、射出ノズルのシャフト
オフ機構はロータリ式可変バルブの他ニードルバルブ等
でもより、該シャットオフバルブの開閉手段としてサー
ボモータの他に油圧或いは機械式リンク機構を用いたも
のであっても、本発明を適用することができる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、射出開始時点を始
点とし、保圧完了時点を終点とする射出ストロークを検
出して上・下限値と比較することとしたので、各種のば
らつきの要因を排除した、成形品重量と密接な相関関係
のあるモニタ情輯にもとづいて良否判別を行うことがで
き、成形品のｆｆ量を一定範囲内に維持することができ
るという効果が得られる。特に、射出ノズルに設けたシ
ャフトオフ機構を閉じた状態で、射出ノズル内の溶融樹
脂を予圧するようにしたので、射出量の検出精度を大幅
に向上でき、成形品の重量を確実に一定範囲内に維持す
ることができるので、成形品の良否判断を正確に実施す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例に係る成形不良検出装置を偉えた射出装
置の断面説明図、第２図はコントローラ内で行われるス
クリュー位置データ処理のブロック図、第３図〜第５図
は計量完了から保圧完了までのスクリュー位１１’Ａ明
図である。 １・・・射出ノズル ２ａ・・加熱シリンダ ４・・・成形条件設定パネル ５・・・コントローラ ５ｅ・・減算器 ５ｇ・・コンパレータ ７・・・スクリュー ７ｄ・・スクリュー位置検出器 Ｎ２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）射出装置と型締め装置とからなる、射出ノズル１
   にシャフトオフ機構を備えたスクリューインライン式射
   出成形機において、加熱シリンダ２ａ内を前後進するス
   クリュー７の位置を検出して成形条件設定パネル４を備
   えたコントローラ５に入力するスクリュー位置検出器７
   ｄと、該スクリュー位置検出器７ｄが入力したスクリュ
   ー７の射出開始位置および保圧完了位置を記憶した上両
   者の差を演算する減算器５ｅと、該演算結果とあらかじ
   め設定・入力した射出開始位置から保圧完了位置に至る
   スクリューストロークの上・下限値とを比較するコンパ
   レータ５ｇとを設け、演算結果が前記上・下限値を超え
   る場合には成形不良信号を出力するようにしたことを特
   徴とする射出成形機の成形不良検出装置。