JPH02174916A - 中空糸状限外濾過膜束の製造法 - Google Patents

中空糸状限外濾過膜束の製造法

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JPH02174916A
JPH02174916A JP32930488A JP32930488A JPH02174916A JP H02174916 A JPH02174916 A JP H02174916A JP 32930488 A JP32930488 A JP 32930488A JP 32930488 A JP32930488 A JP 32930488A JP H02174916 A JPH02174916 A JP H02174916A
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JP
Japan
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hollow fiber
bundle
thermoplastic resin
hollow
membrane
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Application number
JP32930488A
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English (en)
Inventor
Torayuki Sakurai
櫻井 寅行
Koichi Yasugata
安形 公一
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体濾通装置に用いられる中空糸状限外−過
膜束の製造法に関し、特に中空糸状限外濾過膜の端部を
熱溶融接着する方法に関する。
(従来の技術) チューブ束の端部を、熱溶融接着する技術としては、特
公昭46−4228号公報に記載されているように、束
ねたチューブの内外に圧力差をつけて熱溶融接着する方
法がある。この方法は、チューブ自体が熱溶融し、相互
に接着するので、収束性にすぐれた強固な接着が得られ
る。一方。
半透過膜からなる中空糸束の端部接着においては、有効
膜面積を最大にとるために、中空糸間にある程度の間隙
をもたせ、中空糸間にまんべんなく液体が流れるよう配
慮されなければならない。
したがって、上記チューブ束の熱溶融接着方法を中空糸
状膜にそのまま採用すると、中空糸間に液が流れにくい
収束性の強い束となり、:6M過効率の低下を招く。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、中空糸間に適度の間隙をもたせたまま中空糸
束を形成する、中空糸状限外濾過膜束の端部接着方法を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、熱可塑性樹脂からなる中空糸状限外濾過膜の
一端外周部を、上記熱可塑性樹脂の融点の50〜200
%の融点を有する熱可塑性樹脂からなるキャップ状物で
覆い、上記限外濾過膜素材の融点以上の温度で該端部を
加熱しつつ、他端から中空部へ気体を導入し、隣接する
端部相互を熱溶融接着することを第1の特徴とする。
また、本発明は、キャップ状物で覆われた端部な、限外
濾過lFQ素材の融点の50〜200%の融点を有する
熱可塑性樹脂からなるスリーブ内に挿入したのち、気体
を導入しつつ加熱して、隣接する端部相互および端部と
スリーブを熱溶融接着することを第2の特徴とする。
(作用) 以下、本発明の特徴をその作用と共に具体的に説明する
本発明でいう中空糸状限外+2i通膜は、平均孔径が0
.05μm未満、好ましくは0.01μm以下の膜で、
外径8mm以下、望ましくは2mm以下で、膜厚が5μ
m以上、望ましくは30〜500μmのものが通してお
り、膜の空隙率は30〜90%、特に50〜85%が好
適である。ここでいう空隙率(Pr)とは、ごく−数的
に用いられている意味と同じであり、次式で定義される
Pr= (1−Pb/Pa)X100 (%)ここで、
Paは空隙を有さない膜素材の密度、pbは膜の重量を
その壁膜の体積で割った値である。膜の孔径はASTM
  F316−70で測定した。
また、中空糸膜を構成する熱可塑性樹脂としては、FE
P (テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合樹脂)、PFA(テトラフルオロエチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂)、E
TFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合樹脂
)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等のフッ素樹脂
;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;
ポリ塩化ビニル;ポリアミド;ポリエステル;ポリスル
ホン;ポリエーテルスルホン、PEEに(ポリエーテル
エーテルケトン)等を挙げることができる。
キャップ状物及びスリーブを構成する熱可塑性樹脂とし
ては、中空糸状IIi素村の融点の50〜200%、好
ましくは80〜150%の融点を有する熱可塑性樹脂で
あれば使用できるが、中空糸状膜素材と同一素材である
か、または融点がほぼ同じであればより好ましい。キャ
ップ状物等の融点が50〜200%の範囲外になると、
中空糸膜との物性が違いすぎて、シールが不十分となる
ここでいう融点とは、結晶性樹脂の場合は融点を、非品
性樹脂の場合はガラス転移点をいう。使用される上記熱
可塑性樹脂としては、例えば、FEP(融点250〜2
95℃);PFA(融点302〜310℃);ETFE
(融点270℃);ポリエチレン(融点108〜135
℃);ポリスルホン(ガラス転移点190℃)等が挙げ
られる。
本発明の製造法は、まず、熱溶融接着を行おうとする中
空糸状膜の端部にキャップ状物をかぶせる。キャップ状
物の長さは5mm以上必要であり、望ましくは10〜3
0mmである。キャップ状物のかわりにチューブ状物を
かぶせ、端部を目止めしてもよい。この封止した中空糸
状膜の端部を揃えて束ねる。目止めした側と反対の束の
端部をテープで巻いて締めつけるか、ホットメルト接着
剤などで中空部が閉塞しないように液密的にシールする
。このシール部にガスボンベにつないだチューブを取り
つける。すなわち、チューブを通って流れてくるガスは
中空糸状膜の中空部だけに流れ込むことになる。次に、
束ねた中空糸状膜束の外周部全体にテフロンシールテー
プのようなテープを固く巻きつける。この糸束を加熱炉
に入れ、中空糸状膜の中空部にガスを流して加圧しなが
ら加熱し、中空糸状膜の端部を熱溶融接着する。加熱炉
に入れる前に、キャップ状物で覆われた端部のまわりに
スリーブをかぶせると、端部全体を一気に熱溶融接着す
ることができる。炉内に入れる糸束の長さはキャップ状
物部分プラス5mm以トが良く、望ましくは10〜30
mmである。加熱温度は中空糸状膜素材の融点以上であ
ることが必要であり一望ましくは中空糸状膜素材の融点
より10〜100℃高い温度であり、さらに望ましくは
中空系状ll12素材の融点より20〜50℃高い温度
である。また、加熱時間はキャップのみの場合と、キャ
ップとスリーブを併用した場合で相違するが、20分〜
1時間が良く、さらには25〜40分か望ましい。中空
糸状膜の中空部を加圧する気体の圧力はj、omrnH
g以上であることが必愛であり、望ましくは30〜50
rnmHgである。
また、加Iトに使用する気体としては常温の空気、窒素
ガスなどが用いられるが、中空糸状膜との反応などを起
こさないために、不活性の気体であることが望ましい。
膜を劣化させるので、加圧に使用する気体を加熱するこ
とは好ましくない。
以上のようにして端部を熱溶融接着した中空糸状膜の糸
束を徐冷した後、テープを除去し、端部の一部分を切断
し、熱溶融接着部に孔を開[−」する。キャップ状物を
用いて端部を熱溶融接着した束の端部に、さらにスリー
ブをつける場合は、束の外径とスリーブの内径の最大す
き間が0.2mm以下となるようにセットし、加熱炉内
で素材の融点以上の温度で加熱し、融着させ、徐冷後端
部を開口させる。
同様にして反対側の端部を熱溶融接着し、両端を熱可塑
性樹脂で液密的に熱溶融接着した濾過素子を作成するこ
とができる。ただし、反対側を熱溶融接着する際は既に
片側が液密的に熱溶融接着されているため、ホットメル
ト接着剤などを用いる必要はなく、チューブを熱溶融接
着部にはめてガスを流せばよい。
本発明では、中空糸状膜の端部にギヤ9ブ状物を配置し
たことによって、接着された中空糸1漠束の端部外径の
縮みが防止でき、さらにスリーブを併用することによっ
てケースに装着した際十分な濾液空間を有する濾過素子
が得られる。
(実施例1) ポリスルホンからなる外径1.4rnrn、内径0.8
mm、長さ350mmの中空糸状限外濾過膜(旭化成工
業(株)製、公称分画分子16000)の一端に、限外
濾過膜と同一素材からなる長さ60mm、外径1.9m
m、内径1.6mmのキャップ状物をすっぽりかぶせ、
それを50本ひきそろえて束ねたのち、キャップ状物を
かぶせた側の束の端部外周部じテープ(商品名NITO
FLON  PIPESEAL)を巻いて束を固定した
束のもう一方の端部における中空糸状限外濾過11Qを
液密的に相互に接した状態にするため、上記テープを束
のもう一方の端部に巻いて締め付け、固定した。
次にキャップ状物が装着された側の束の端部の端面に、
200〜255℃の熱風を、キャップ状物相互か溶融し
接着するまで、約io分間吹きつけた。熱風発生源とし
て、熱風乾燥器(LE X 5TER製C)!−605
6Typ、8D1)を用いた。
250℃に保たれた円筒状の炉内に、溶融接着したキャ
ップ状物が装着された束の端部を入れ、束のもう一方の
端部開口端から約20mff1/分の流頃の窒素を導入
しながら、さらに約6分間保持した後、徐冷してテープ
を取除き、@部が溶融接着された中空糸状限外濾過膜東
を得た。
溶融接着された端部を、端面から約25romの位置で
ナイフで切断し、限外濾過膜の開[1端を得た。上記と
ほぼ同様な方法で束のもう一方の端部を溶融接着し、開
口させた。
得られた中空糸状限外濾過膜からなる濾過素子−は、溶
融接着部における中空糸状膜束の外周減少(くびれ)が
なく、中空糸状膜がほぼ平行にひきそろえられた状態の
ままで接着固定されていた。
また、端部の開口の径は中空糸状限外濾過膜の内径と同
一であった。
(実施例2) ポリスルホンからなる外径2.0mm、内径1.1rn
m、長さ350ryimの中空糸状限外濾過膜(ロミコ
ンJl製、PM−10公称分画分子琶1oooo)と、
ポリスルホン製の長さ60mm、外径2.4mm、内径
2.1mmのキャップ状物を用いた以外は、実施例1と
同様の方法で両端部が溶融接着された中空糸状限外濾過
膜束を得た。
実施例1と同じく、溶融接着部における束のくびれはな
かった。また、束の端部を実施例1と同様に一部切断し
て得られる開口の径は、束を形成する中空糸状限外濾過
膜の内径と同一であった。
(実施例3) 実施例1で得られた徐冷後のまだ開口されていない中空
糸状限外濾過膜束の端部を、該限外濾過膜と同一素材か
らなる長さ60mm、厚さ7mmの中空円筒状のスリー
ブ内に挿入した。スリーブの内径は、束の外径との最大
すき間が0.2mm以下となるようにした。
束の端部がスリーブに挿入された状態で、スリーブを炉
内に入れ、テープが巻かれた束のもう一方の端部端面か
ら約25mj27分の流量で窒素を導入しつつ、炉内の
温度を約250℃まで昇温した。約8分間保持した後、
徐冷し、スリーブを炉から抜き出した。
得られた中空糸状限外濾過膜束の溶融接着された端部を
、スリーブの端部か625mmの位置で切断し、限外濾
過膜の開口端を得た。
上記とほぼ同様な方法で束のもう一方の端部を溶融接着
し、スリーブ付きの端部を得、開口させた。開口の径は
中空糸状限外濾過膜の内径と同一であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性樹脂からなる中空糸状限外濾過膜の一端外
    周部を、上記熱可塑性樹脂の融点の50〜200%の融
    点を有する熱可塑性樹脂からなるキャップ状物で覆い、
    上記限外濾過膜素材の融点以上の温度で該端部を加熱し
    つつ、他端から中空部へ気体を導入し、隣接する端部相
    互を熱溶融接着することを特徴とする端部が接着された
    中空糸状限外濾過膜束の製造法。 2、キャップ状物で覆われた端部を、限外濾過膜素材の
    融点の50〜200%の融点を有する熱可塑性樹脂から
    なるスリーブ内に挿入したのち、気体を導入しつつ加熱
    して、隣接する端部相互および端部とスリーブを熱溶融
    接着する請求項1記載の中空糸状限外濾過膜束の製造法
JP32930488A 1988-12-28 1988-12-28 中空糸状限外濾過膜束の製造法 Pending JPH02174916A (ja)

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