JPH02174718A - 免疫賦活剤 - Google Patents

免疫賦活剤

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JPH02174718A
JPH02174718A JP63327824A JP32782488A JPH02174718A JP H02174718 A JPH02174718 A JP H02174718A JP 63327824 A JP63327824 A JP 63327824A JP 32782488 A JP32782488 A JP 32782488A JP H02174718 A JPH02174718 A JP H02174718A
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isomaltooligosaccharide
lymphocytes
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isomalto
oligosaccharide
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Toshiyuki Kaneko
俊之 金子
Takanobu Kawamoto
河本 高伸
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Showa Sangyo Co Ltd
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Showa Sangyo Co Ltd
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    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、イソマルトオリゴ糖を有効成分とする免疫賦
活剤に関するものである。
(従来技術及びその問題点) ヒトを初めとする生体は、絶えず外来の微生物の侵入や
内因性の腫瘍細胞如き異物的自己物質などにさらされて
おり、これらに起因する各種の疾病に対抗するための生
体防御機構として、免疫系を備えている。
近年、かかる免疫系の応答能を調節ないし変化させる物
質が注目されており、一般にBiologicalRe
sponse Modifyer (B RM)と呼ば
れ、疾病治療のための医薬品としてのみならず、食品の
機能性成分としても、その有効利用が期待されている。
現在、r3RMの実用化が進んでいるのは、癌の免疫療
法への利用が期待される抗腫瘍性B RMであり、天然
の高分子グルカンであるレンチナンやクレスチン、生体
の内因性の液性因子であるインターフェロンやインター
ロイキン2などが臨床応用されている。これらのBRM
は、生体防御で重要な役割を担う免疫細胞のうち、主に
ナチュラルキラー(NK)細胞やマクロファージ(Mφ
)の活性化を介して、間接的に抗腫瘍性を発揮している
と考えられている (田口域男ら:癌と化学療法、■3
゜1、(1986)など)。
しかし、これまでに報告されたBRMのうち、抗腫瘍性
BRMの一部を除いて、in vivoの作用が明確に
されている例は殆どなく、僅かにB、Bohnら (^
rzneim−Forsch、、 37.1193.’
(1987乃がエゾウコギ抽出物をヒトに経口投与して
末梢血中のTリンパ球、Bリンパ球などの絶対数が増加
して、免疫系が賦活されることを報告しているのが唯一
の例である。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、公知の食品素材などのなかから免疫賦活
活性の強い物質を求めて鋭意研究を行った結果、イソマ
ルトオリゴ糖に強い免疫賦活作用があることを見出し、
本発明を完成した。すなわち、本発明は、イソマルトオ
リゴ糖を有効成分とする免疫賦活剤である。
本発明でいうイソマルトオリゴ糖とは、ぶどう糖分子の
α−1,6結合を有するオリゴ糖の総称で、その主なも
のとしては、イソマルトース、パノース、イソマルトト
リオース、あるいはイソマルトテトラオース等が含まれ
る。本発明で使用するイソマルトオリゴ糖は、これらの
糖類の混合物、あるいはイソマルトース単独もしくはこ
れを主成分として含むもの、三糖類(パノース、イソマ
ルトトリオース等)を主成分として含むもの、四糖類(
イソマルトテトラオース等)を主成分として含むもの等
が好適である。本発明で使用するイソマルトオリゴ糖を
得る方法については、例えば特開昭61−227777
号公報等に記載があるが、固形分を基準としてイソマル
トオリゴ糖を50重量%以上(イソマルトース約30、
三糖類(パノース、イソマルトトリオースなど)約15
、四糖類以上約8重量%)を含むシラツブ状の製品が、
昭和産業株式会社から商品名「イソマルト500」とし
て発売されている。
かかるイソマルトオリゴ糖については、腸内細菌中の特
にビフィズス菌生育活性化作用(特開昭61−2277
77号公報)、抗う蝕作用、等の種々の生理作用を有す
ることが知られているが、該イソマルトオリゴ糖に免疫
賦活作用があることは従来全く知られておらず、本発明
を嗅矢とするものである。
イソマルトオリゴ糖の免疫賦活作用は、ラット等で 0
.5〜1ケ月程度経ロ投与を続けることにより、末梢血
リンパ球において主要な免疫細胞であるTリンパ球及び
Bリンパ球が顕著に増加することによって容易に確認す
ることができる。
本発明で使用するイソマルトオリゴ糖は、シラツブのま
ま、あるいは適宜の手段で粉末化し、これをそのままも
しくは飲食物、医薬品などに適宜添加して用いる。飲食
物としては菓子類、清涼飲料等の甘味料として、医薬品
の場合は糖衣材としての使用が挙げられるが、勿論これ
らの用途のみに限定されるわけではない。
(発明の効果) 本発明に係るイソマルトオリゴ糖は、経口投与により免
疫系で重要な役割を担うTリンパ球及びBリンパ球を適
度に増加させて、生体の免疫系を賦活することから、健
康食品あるいは日常食の甘味料として経口的に摂取する
ことにより、感染性の疾病に対する防御能や治癒力の増
強が期待される。また、このように生体の抵抗力を増強
された状態に維持することにより、ワクチンなどの生体
内効果を増幅する可能性も大である。
(実施例) 本発明のイソマルトオリゴ糖を長期間ラットに経口的に
投与し、末梢血リンパ球におけるT及びBリンパ球の増
加を確認した実施例を対照例とともに以下に示す。
供試イソマルトオリゴ糖の組成 イソマルトース      38.0%パノース・イソ
マルトトリオース 25.2 イソマルトテトラオース  23.7 そ  の  他               1 3
.1試験方法 Wistar系雄性ラット(4週令、体重的1001?
)を23℃で飲水及び飼料(日本タレア製CE−2)を
自由摂取させて飼育した。イソマルトオリゴ糖は水道水
に溶かして3%液として与え、対照群には水道水を与え
た。本飼育条件でのラットの摂水量は、1日当たり体重
の約lθ%であり、イソマルトオリゴ糖の摂取量は約3
97日/に9一体重となる。
飼育1ケ月及び3ケ月後に各群8匹ずつ、エーテル麻酔
下で心臓より採血した。血中のリンパ球は、オーツ社の
モノクロナール抗体(OKT−3,0KT−4,0KT
−8及び0KB−7)を用いてフローサイトメトリー(
オーツスペクトラム■)により、総Tリンパ球(TC)
、ヘルパー/インデューサーTリンパ球(II/I)、
サプレッサー/サイトドキノツク下リンパ球(S/C)
、Bリンパ球(B)、総リンパ球(Ly)及び白面球数
(WBC)を測定した。
結  果 第1表 ヶ月目 IMO+1 3999+ 403 2837±339 1170± 60 項      1 目  対照群 TC2466土365 11/l 1747±193 S/C701±117 Ly  4115±347 6189+  582WB
C8300±700 9300±13003ケ月目 対照群   1M0群 381O±678 4730±10582591±48
0 3153±777 1206上262 1530±276 6084+1O067921±21129500±11
00 10700±1500注) 数字は 1M0群 (平均値) ± (標亭誤差) イソマルトオリゴ糖群 * 未測定 第1表に示したように、イソマルトオリゴ糖群は、1及
び3ケ月投与後ともに、総Tリンパ球(TC)、ヘルパ
ー/インデューサーTリンパ球(II/I)、サブレッ
ザー/サイトドキノツクTリンパ球(S/C)及びBリ
ンパ球(B)のいずれもが、対照群に比較して高い値が
得られた。
イソマルトオリゴ糖群は、全体の白血球数(WBC)で
も若干の増加が見られたが、それ以上に白血球の成分で
免疫過程において重要な役割を演するリンパ球(Ly)
の増加が顕著であった。また、リンパ球のサブボビュレ
ーンヨンであるTC,+1/I、S/C及びB細胞の各
数値は、いずれも−様に、増加しており、各細胞間のバ
ランスに崩れがないことも明らかであった。これらのこ
とから、イソマルトオリゴ糖の投与による免疫リンパ球
の増加は、単なる造血機能の亢進てはなく、造血幹細胞
からリンパ系細胞への分化増殖を亢進しているものと解
釈される。
なお、3ケ月間の飼育期間におけるラットの体重は、2
群間に差が見られず、また、飼育1及び3ケ月後の血液
の生化学的検査からは、両群とら腎機能及び肝機能等の
異常も全く認められなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イソマルトオリゴ糖を有効成分とする免疫賦活剤
JP63327824A 1988-12-27 1988-12-27 免疫賦活剤 Expired - Fee Related JP2729820B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0689421A1 (en) * 1993-01-04 1996-01-03 The Regents Of The University Of California Reduced and controlled surface binding of biologically active molecules
JP2002512966A (ja) * 1998-04-28 2002-05-08 ジューズッカー アクティエンゲゼルシャフト 活性成分としてイソマルトを含むかぜ治療薬
WO2009154051A1 (ja) 2008-06-19 2009-12-23 国立大学法人 北海道大学 免疫賦活剤

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EP0689421A4 (en) * 1993-01-04 1996-03-27 Univ California REDUCED AND CONTROLLED SURFACE BINDING OF BIOLOGICALLY ACTIVE MOLECULES
JP2002512966A (ja) * 1998-04-28 2002-05-08 ジューズッカー アクティエンゲゼルシャフト 活性成分としてイソマルトを含むかぜ治療薬
WO2009154051A1 (ja) 2008-06-19 2009-12-23 国立大学法人 北海道大学 免疫賦活剤

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JP2729820B2 (ja) 1998-03-18
KR0125012B1 (ko) 1997-12-08

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