JPH0217364A - ヒートポンプシステム - Google Patents

ヒートポンプシステム

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JPH0217364A
JPH0217364A JP63165736A JP16573688A JPH0217364A JP H0217364 A JPH0217364 A JP H0217364A JP 63165736 A JP63165736 A JP 63165736A JP 16573688 A JP16573688 A JP 16573688A JP H0217364 A JPH0217364 A JP H0217364A
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compressor
zone
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は圧縮能力可変な圧縮機を有するヒートポンプ
システムに関するものである。
(従来の技術) インバータ制御装置による回転数可変形の圧縮機を備え
た空気調和機においては、通常、設定室温と検出室温と
の温度差を空調負荷として、この負荷に応じた回転数と
する制御が行われる(以下、このような制御を負荷応答
制御と言う)。そして例えば暖房運転中、上記のような
負荷応答制御を継続しているときに室内熱交換器側での
高圧圧力が許容上限値に達するような暖房過負荷状態と
なった場合には、上記の負荷応答制御を中断し、過負荷
状態を解消し得る制御に移行するようになされている。
このような過負荷時制御の具体例としては、例えば特開
昭59−119149号公報記載の空気調和機を挙げる
ことができるが、その装置においては、圧縮機の回転数
を規定の最低回転数に低下させて過負荷状態を解消する
ものであり、この場合、この間の暖房能力が大幅に低下
することとなるために、空調快適性が大きく損なわれる
という問題がある。
そこで、例えば特開昭63−32256号公報には、過
負荷検出レベルを複数階層設定し、許容上限レベルより
安全側に、過負荷傾向にあると判断される事前処理レベ
ルをさらに設定し、このレベルに達した時には回転数を
徐々に低下させる処理を行い、この結果、復帰レベルま
での低下が得られた時に負荷応答制御を再開する過負荷
時処理方式が記載されている。この場合には、圧縮機の
回転数の低下幅が極力小さなものに抑えられるので、暖
房性能の大幅な低下を生じさせずに過負荷処理を行うこ
とが可能となる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記の過負荷処理によって例えば検出圧力
が復帰レベルまで低下したとしても、必ずしも過負荷状
態を生じさせる要因が解消された訳ではなく、このため
負荷応答制御の再開によって再び圧縮機の回転数の上昇
を生じ、検出圧力が上記の事前処理レベルに達して、再
度過負荷処理に移行し、以降、このような過負荷処理と
負荷応答制御との繰返しを生じるおそれが多分にある。
この結果、高圧圧力が上記事前処理レベルと復帰レベル
との間で変動し、このため凝縮温度、すなわち室内への
吹出し温度のハンチングを生じることとなって、必ずし
も充分に満足し得る快適性は得られないという問題があ
る。
この発明は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、例えば空気調和機における空調快適性を従来よりも
向上し得る過負荷処理機能を存するヒートポンプシステ
ムを提供することにある。
(課題を解決するための手段) そこでこの発明のヒートポンプシステムは、第1図に示
すように、圧縮能力可変な圧縮機1に熱源側熱交換器1
0と利用側熱交換器23とを冷媒循環可能に接続すると
共に、上記利用側熱交換器23の要求負荷に見合った圧
縮能力で上記圧縮機1を駆動する運転制御手段49を設
けて成るヒートポンプシステムであって、上記利用側熱
交換器23の過負荷状態量を検出する過負荷検出手段2
6を設ける一方、上記要求負荷に見合った圧縮能力での
運転で上記利用側熱交換器23の過負荷状態Iが限界状
態量に近づく際に、この限界状BNに達する前の許容限
界状態量に上記検出過負荷状態量を維持すべく上記圧縮
機lを制御する過負荷時制御手段50を上記運転制御手
段49が有している。
(作用) 上記のヒートポンプシステムにおいては、利用側熱交換
器23の過負荷状態量を許容限界状態量に維持するよう
に圧縮機1の圧縮能力を制御する運転が過負荷時に行わ
れる。したがって利用側熱交換器23での凝縮温度、或
いは蒸発温度が略−定に維持される運転が継続されるの
で、例えば空気調和機における室内への吹出し温度の変
動が抑えられ、快適性が向上する。
(実施例) 次にこの発明のヒートポンプシステムの具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず第2図には、空気調和機として構成したこの発明の
一実施例におけるヒートポンプシステムの冷媒回路図を
示している。図において、Xは室外ユニットであり、こ
の室外ユニットXには4台の室内ユニットA−Dが接続
されている。
上記室外ユニットxは圧縮機1を有しており、この圧縮
機1の吐出配管2と吸込配管3とはそれぞれ四路切換弁
4に接続され、この四路切換弁4にはさらに第1ガス管
5と第2ガス管6とが接続されている。なお上記圧縮機
Iは、その回転速度、つまり圧縮能力を制御するための
インバータ7を有するものであり、またト記吐出配管2
には逆止弁8が、上記吸込配管3にはアキュームレータ
9がそれぞれ介設されている。上記第1ガス管5は、室
外熱交換器(熱源側熱交換器)10に接続され、また上
記第2ガス管6はヘッダー11に接続されると共に途中
にガス閉鎖弁12が介設されている。
上記室外熱交換器10には室外ファン13が付設される
と共にさらに液管14が接続されており、この液管I4
には、上記室外熱交換器10側から順次ドライヤフィル
タ15、第1電動膨張弁16、受液器17、液閉鎖弁1
日が介設されている。そして上記液管14の先端は、そ
れぞれ第2電動膨張弁19・・の介設された複数(図の
場合には4本)の液支管20・・20に分岐される一方
、上記ヘッダー11に、それぞれマフラー21・・の介
設された4本のガス支管22・・22が接続されており
、これらのガス支管22と上記各液支管20との間に、
図においては室内ユニットAについてのみ示しているが
、各室内ユニットA−Dの室内熱交換器(利用側熱交換
器)23がそれぞれ連絡配管24・・24によって互い
に並列に接続されている。なお各室内ユニットA−Dは
、それぞれ上記室内熱交換器23と室内ファン25、及
び暖房時に補助熱源として用いられる電気ヒータ(図示
せず)とによって構成されており、また各室内熱交換器
23には、それらの温度を検出するためのサーミスタ等
から成る熱交換器温度センサ(過負荷検出手段)26が
それぞれ取付けられている。
上記構成の空気調和機において、次に暖房運転時の冷媒
循環制御について説明する。この運転は、四路切換弁4
を図中実線で示す切換位置に位置させて、圧縮機1から
の吐出冷媒を四路切換弁4、第2ガス管6を経由させて
各室内熱交換器23で凝縮させ、次いで液管14を経由
させて室外熱交換器10内で蒸発させた後、第1ガス管
5、四路切換弁4から圧縮機1へと返流させることによ
って行う。この場合、蒸発冷媒の過熱度制御を第1電動
膨張弁16にて行い、各第2電動膨張弁19では、各室
内熱交換器23への冷媒分配量の制御を行う。なお一部
の部屋を停止した暖房運転は、停止部屋における室内ユ
ニッl−A・・側の各第2電動膨張弁19を停止開度(
圧縮a1への液戻りを防止するため、自然放熱に見合う
だけのわずがな最の冷媒を流し得る開度)にすることに
よって行う。
一方、冷房運転は、四路切換弁4を図中破線で示す切換
位置に切換え、圧縮機1からの吐出冷媒を室外熱交換器
10側から各室内熱交換器23へと回流させることによ
って行う。このとき、第1電動膨張弁16は全開にし、
各第2電動膨張弁19で冷媒の過熱度制御を行う。冷房
停止部屋における室内ユニッI−A・・側の第2電動膨
張弁19は全開にする。
次に上記空気調和機における運転制御について、便宜上
、暖房運転の場合を例にして、第3図の運転制御系統図
に基づいて説明する。図のように、各室内ユニットA−
Dは室内制御装置41 (室内ユニットAについてのみ
図示する)をそれぞれ備えており、各室内制御袋W41
には、運転操作用リモコン42と室温を検出する室温検
出センサ43と、前記した室内熱交換器23の温度を検
出する熱交換器温度センサ26とがそれぞれ接続されて
いる。上記各運転操作用リモコン42ば運転スイッチと
、希望室温を設定するための温度設定スイッチとを有し
ており、上記運転スイッチがONであることを前提に、
室温センサ43での検出温度が設定温度に達していない
とき(室内サーモONのとき)に、暖房運転要求信号が
、上記検出温度と設定温度との温度差信号、及び上記熱
交換器温度センサ26での検出温度信号と共に、各室内
制御装置41から室外ユニッ+−Xに対して出力される
一方、室外ユニットXは、室外制御装置45とインバー
タ制御装置46とを備えており、上記室外制御装置45
内には、運転要求ユニット把握部47と弁制御部48と
が設けられている。この運転要求ユニット把握部47は
上記暖房運転要求信号を出力している室内ユニットを判
別し、起動時を含む運転台数変更時に、変更信号と、運
転要求信号を出力している室内ユニットに応した運転ユ
ニット信号とを上記弁制御部48に出力する。これによ
り上記弁制御部48によって、前記した暖房運転時の冷
媒循環径路を形成すべく四路切換弁4の切換作動と共に
、第1、第2電動膨張弁16.19の開度制御が行われ
る。
次に圧縮機1の圧縮能力、すなわちインバータ周波数の
制御について説明するが、このために、上記室外制御装
置45内には、上記運転要求ユニット把握部47で発生
される変更信号と運転ユニット信号とがそれぞれ入力さ
れる定常時周波数制篩部(運転制御手段)49と過負荷
状態監視制御部(過負荷時制御手段)50とが設けられ
ている。
なお上記定常時用波数制御部49にはさらに各室内ユニ
ットから前記の温度差信号が、また上記過負荷状態監視
制御部50には各熱交換器温度センサ26で検出される
各室内熱交換器23の温度信号がそれぞれ入力されるよ
うになされている。
まず定常時用波数制御部49による制御について説明す
ると、この定常時用波数制御部49に変更信号が入力さ
れると、そのときの運転ユニット信号から運転要求のあ
る室内ユニットにおける各定格能力と各温度差信号とを
それぞれ合計し、それらの合計値に基づいて初期周波数
が上記定常時用波数制御部49にて設定される。上記定
常時用波数制御部49には、各種の合計定格能力と合計
温度差との組合せに対する適正な運転周波数が予め記憶
されており、変更信号入力時に算出された結果に応じる
運転周波数を読出すことで、上記の初期周波数の設定が
行われる。この初期周波数は上記インバータ制御装置4
6に出力され、この結果、上記初期周波数での圧縮機1
の運転が開始される。その後、上記初期周波数に応じる
回転数となった後には、上記温度差信号の合計値の変化
に応じて、例えばPID制御によって室内側の負荷の変
化に応じた周波数が上記定常時用波数制御部49におい
て逐次発生され、この周波数にて上記圧縮機lの圧縮能
力の制御を行いながら運転を継続する(以下、上記のよ
うに定常時用波数制御部49によってなされる圧縮機1
の制御を負荷応答制御と言う)。なお運転台数の変更が
生じて新たに変更信号が発生されたときには、上記の初
期周波数の設定から新たに行われることとなる。
一方、上記過負荷状態監視制御部50では、運転中の各
室内ユニットからの室内熱交換器温度信号の中での最高
温度を設定値と比較することによって、正常範囲の運転
状態であるか否かを監視する。そしていずれかの室内熱
交換器23にその熱交換能力を超える冷媒の供給がなさ
れて凝縮圧力の上昇を生じ、したがって凝縮温度の上昇
により熱交換器温度が正常範囲を超えて上昇していくよ
うな場合に、上記の負荷応答制御を中断する信号を上記
定常時用波数制御部49に出力すると共に、過負荷時制
御を開始するようになされており、第4図に上記室内熱
交換器温度信号を比較するための設定値を、また第5図
に上記設定値に基づく制御フローチャートをそれぞれ示
している。
第4図に示すように、過負荷制御のために4段階の温度
設定がなされており、最も高い設定温度Td (例えば
65°C)は運転限界設定温度であって、この温度Td
を超える場合には、その室内ユニットの運転を停止する
こととしている。一方、最低の設定温度Ta (例えば
53°C)は負荷応答制御範囲の上限設定温度で、この
温度Taを境にして負荷応答制御と後述する過負荷時制
御との切換えが行われる。そして上記のTaとTdとの
間の過負荷時制御範囲にさらに低温側から第1設定温度
Tbと第2設定温度Tcとを設けており、図のように、
上記Ta以下の温度範囲をAゾーン、Ta=Tbの温度
範囲をBゾーン、T b = T cの温度範囲をCゾ
ーン、Tc−Tdの温度範囲をDゾーン、Tdを超える
温度範囲をEゾーンとして、次に第5図の制御フローチ
ャートに基づいて説明する。
図において、ステップS1は上記の負荷応答制御時にお
ける監視ステップであって、運転中の各室内ユニットか
らの室内熱交換器温度信号の中で、例えば室内ユニット
Aから最も高い温度信号が入力されているとして以下の
説明を行うと、この室内ユニットAでの室内熱交換器2
3の検出温度が上記Aゾーンの範囲内である場合にはこ
のステップ処理のみが繰返され、したがって上記の負荷
応答制御が継続される。一方AゾーンからBゾーンへと
上昇したことが検出されると、図示してはいないが、上
記定常時用波数制御部49に負荷応答制御を中断させる
信号を出力し、また室外ファン13の風量低下操作や上
記室内ユニッ)Aへの電気ヒータの通電停止指令の出力
操作を行った後、ステップS2に示すように、この時点
での圧縮機1の運転周波数を比較的小さな低下幅で設定
しているΔf1だけ低下させる。次いでこの低下操作後
の検出温度変化をステップS3及びS4において判別す
るが、まず上記の周波数低下処理によってBゾーンから
Aゾーンに復帰した場合には、ステップS3から35に
移行し、負荷応答制御を再開する。なおこの際、上記の
室外ファン13の風量の復帰、電気ヒータへの通電可能
指令の送信等の復帰操作を行うと共に、上記定常時周波
数制御部49による初期周波数の設定操作から再開され
る。そしてこの負荷応答制御の再開時から所定の時間の
間、いわゆるガードタイムとして負荷応答制御を優先し
て行うこととして、負荷応答制御の再開後にすぐに過負
荷処理に再移行することを抑えてハンチングを生じない
ようにしている。
一方、上記Δf1の低下操作で検出温度がなお上昇して
BゾーンからCゾーンに変化した場合には、ステップS
4から36に移行し、このステップでΔf2の周波数低
下をさらに行う。また上記ステップS4でBゾーンから
Cゾーンへの変化が検出されず、したがってBゾーン内
で維持されている場合には、次にステップS7に移行し
、Bゾーンへの突入と同時に計時を開始したタイマーに
よって同一ゾーン内で同一の運転状態の継続時間がL2
に達したか否かを判別し、t2に達した時にはステップ
S8で運転周波数をΔf6上昇させてステップS3に戻
る処理を行う。したがってBゾーン内に維持されている
場合には、L2時間間隔毎にΔf6の上昇操作が加えら
れ、これにより検出温度はCゾーンに向かう上昇を通常
示すこととなる。
そして検出温度が上昇してBゾーンからCゾーンに変化
した時に、ステップS6でΔf2の周波数低下操作を行
った後、この低下操作後の検出温度変化をステップ57
〜S9において判別する。まず上記Δf2の周波数低下
処理によってCゾーンからAゾーンに復帰した場合には
、ステップS7から上記したステップS5に移行し、上
記と同様に負荷応答制御を再開する。またCゾーンから
Bゾーンまでの低下が得られた場合には、ステップS8
からステップSIOに移行してΔf5の上昇操作を加え
た後、ステップS3からのBゾーンでの判別処理を行う
。またCゾーンにおいて変化がない場合にはステップS
9からステップS7に戻り、ステップ87〜S9の繰返
し処理となってこの運転状態を継続する。
一方、上記Δf2の周波数低下操作後も検出温度が上昇
してCゾーンからDゾーンに変化したときには、ステッ
プS9からステップSllに移行して、Δf3の周波数
低下を再度加え、この低下操作後の検出温度変化をステ
ップS12〜S15において判別する。まず上記Δf3
の周波数低下処理によってDゾーンからAゾーンに復帰
した場合には、ステップS12からステップS5に移行
し、上記と同様に負荷応答制御を再開する。またDゾー
ンからBゾーンまでの低下が得られた場合には、ステッ
プS13から、ステップS16でΔf4、ステップS1
7でΔf5の二段階の周波数上昇操作を行った後、ステ
ップS3に戻って前記のBゾーンでの判別処理を行う。
またDゾーンからCゾーンまでの低下が得られた場合に
は、ステップ514から、ステップ818でΔf4の周
波数上昇操作を行った後、ステップS7に移行し、Cゾ
ーンでの判別処理を行う。またDゾーン内で維持されて
いる場合には、ステップS15からステップS19に移
行し、Dゾーンへの突入と同時に計時を開始したタイマ
ーによって同一ゾーン、同一運転状態の継続時間がt2
に達したか否かによって、ステップS20にてt2の時
間間隔毎にΔf7の周波数低下操作を加えた後、ステッ
プS12に戻り、ステップS12〜ステツプS15のD
ゾーンでの判別処理を繰返すこととなる。一方、上記Δ
f3の周波数低下操作後も検出温度が上昇してDゾーン
から運転限界温度を超えてEゾーンへと上昇した場合に
は、ステップS15からステップS21に移行し、過負
荷ユニット、この場合には室内ユニットAの運転停止信
号を送信し、ステップS5へと移行する。
この結果、室内ユニットAの運転が停止され、このユニ
ットを除く運転要求信号を発している他の室内ユニット
に対する負荷応答制御が開始される。
上記の制御の結果、室内ユニットAの室内熱交換器23
が過負荷傾向にある場合には、通常その温度が、許容限
界温度範囲として設定しているCゾーン内に維持される
ように圧縮機1の能力制御が行われることとなる。すな
わち、第4図に上記の過負荷制御による周波数変更操作
の時間経過を模式的に示しているように、Bゾーン内で
無変化の場合、またCゾーンやDゾーンからBゾーンへ
と低下した場合には、それぞれ運転周波数の上昇操作が
加えられ、一方、Dゾーンで無変化の場合には、運転周
波数の低下操作が加えられることによって、Cゾーン内
へと変化し、そのゾーン内を維持するような運転がなさ
れるのである。このため限界温度に至ることを抑えなが
ら、室内熱交換器23の最大能力を略維持した運転とな
り、この結果、凝縮温度の変動、すなわち吹出し温度の
変動が極力抑えられた運転が継続されるので、空調快適
性が向上する。また上記実施例のように、多室に渡る暖
房を行っている隙に、−室で過負荷傾向を生じた場合に
、従来の圧縮能力の低下操作では他室においても吹出し
温度の低下を生じるために大きな不快感を誘うものとな
っていたが、上記においては吹出し温度の低下を殆ど生
じず、したがって他室での利用者の快適性も維持・向上
されるものとなっている。さらに上記では圧縮機1に対
して回転数の大きな変更操作を行わずに略一定に維持す
る制御がなされるので、圧縮機の信頬性の向上や、回転
数変更に伴う騒音の低減等を図り得るものともなってい
る。
なお上記の過負荷制御の継続中に運転部屋数の変更を生
じた場合には、過負荷処理を中断して、新たな運転部屋
数に応じた負荷応答制御を開始すると共に、第5図の制
御フローチャートにおいては、ステップS1の監視処理
から再開することとしている。また上記過負荷制御の継
続中も、定常時運軸制御部49においては、運転中の室
内ユニットの定格負荷と温度差とに応じた初期周波数の
算出・設定を適宜行い、過負荷運転の継続によって室温
が設定室温に近づき、したがって室内側の負荷に見合う
初期周波数が低下して、その時点での過負荷制御による
運転周波数よりも所定幅を超えて低下した場合にも、過
負荷制御を中断して負荷応答制御に移行する。このよう
に、不用な過負荷制御を極力抑え、室内側の負荷に見合
う負荷応答制御での運転を優先して行うこととしている
以上、この発明の一実施例についての説明を行ったが、
上記実施例はこの発明を限定するものではなくこの発明
の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば上記実施例
においては暖房運転時の室内熱交換器の温度を検出して
過負荷処理を行う例について説明したが、圧力を検出す
る構成等とすることも可能である。また冷房運転時の室
内熱交換器の凍結を防止するために、例えば−3°C程
度に限界温度を設定し、この温度に達するような温度低
下傾向が生じたときを過負荷状態として、上記温度より
もやや高温側の設定温度に維持するような凍結防止時の
過負荷処理に適用して構成することもできる。また上記
は空気調和機を例に挙げて説明したが、例えば給湯加熱
用の利用側熱交換器をさらに備えたようなその他のヒー
トポンプシステムにおいてもこの発明を適用して構成す
ることが可能である。
(発明の効果) 上記のようにこの発明のヒートポンプシステムにおいて
は、過負荷時には利用側熱交換器での凝縮温度、或いは
蒸発温度が略一定に維持されるように圧縮機の圧縮能力
制御運転が行われるので、例えば空気調和機においては
室内への吹出し温度の変動が抑えられ、これにより空調
快適性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の機能ブロック図、第2図はこの発明
の一実施例におけるヒートポンプシステムの冷媒回路図
、第3図は上記装置の運転制御手段回、第4図は上記装
置における過負荷状態監視のための設定温度と周波数変
更操作の過程とを示す模式図、第5図は上記装置での過
負荷状態監視制御のフローチャート図である。 ■・・・圧縮機、10・・・室外熱交換器(熱源側熱交
換器)、23・・・室内熱交換器(利用側熱交換器)、
26・・・熱交換器温度センサ(過負荷検出手段)、4
9・・・定常時用波数制御部(運転制御手段)、50・
・・過負荷状態監視制御部(過負荷時制御手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、圧縮能力可変な圧縮機(1)に熱源側熱交換器(1
    0)と利用側熱交換器(23)とを冷媒循環可能に接続
    すると共に、上記利用側熱交換器(23)の要求負荷に
    見合った圧縮能力で上記圧縮機(1)を駆動する運転制
    御手段(49)を設けて成るヒートポンプシステムであ
    って、上記利用側熱交換器(23)の過負荷状態量を検
    出する過負荷検出手段(26)を設ける一方、上記要求
    負荷に見合った圧縮能力での運転で上記利用側熱交換器
    (23)の過負荷状態量が限界状態量に近づく際に、こ
    の限界状態量に達する前の許容限界状態量に上記検出過
    負荷状態量を維持すべく上記圧縮機(1)を制御する過
    負荷時制御手段(50)を上記運転制御手段(49)が
    有していることを特徴とするヒートポンプシステム。
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JPH04103968A (ja) * 1990-08-20 1992-04-06 Hitachi Ltd マルチ空調機の冷凍サイクル制御方法

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