JPH02173498A - 分岐管内面保護装置 - Google Patents

分岐管内面保護装置

Info

Publication number
JPH02173498A
JPH02173498A JP32760588A JP32760588A JPH02173498A JP H02173498 A JPH02173498 A JP H02173498A JP 32760588 A JP32760588 A JP 32760588A JP 32760588 A JP32760588 A JP 32760588A JP H02173498 A JPH02173498 A JP H02173498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
steam main
insulating material
main pipe
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32760588A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Kikuna
菊名 登
Yuji Nishino
西野 悠司
Takashi Izeki
井関 崇司
Katsuhide Uesugi
勝英 上杉
Shinichi Takemura
信一 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP32760588A priority Critical patent/JPH02173498A/ja
Publication of JPH02173498A publication Critical patent/JPH02173498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/14Arrangements for the insulation of pipes or pipe systems
    • F16L59/16Arrangements specially adapted to local requirements at flanges, junctions, valves or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の[1的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、火力発電プラン1〜等の高温の蒸気母管から
分岐したドレン管、空気抜き管、圧力検出配管等の計装
配管及びサンプリング取り出し管等の蒸気取り出し用の
分岐管内に滞留したドレンが蒸気母管の圧力の変動によ
り自己蒸発し、高温母管内に流入することを防止する分
岐管内面保護袋置に関する。
(従来の技術) 一般に火力発電プラント等の高温の蒸気母管には、ドレ
ン管、空気抜き管及び圧力検出配管等の計装配管が接続
されている。一般の蒸気母管廻りの構成を図を参照して
説明する。即ち420図は配管装置図の鳥唾図を示すが
、3次元に曲がる蒸気母管lが配置され、この蒸気母管
lには分岐管7aのドレン管2が分岐し、分岐管7aの
出口側の下流側には止め弁5aが取り付けられている。
また、蒸気母管1には分岐管7bの空気抜き管3が分岐
し、分岐管7bの出口側の下流側には止め弁5bが取り
付けられている。さらに、蒸気母管1には分岐管7Cの
計装配管4が分岐し、分岐管7Cの出口側の下流側には
止め弁5Cが取り付けられている。
前述のように火力発電プラント等の高温蒸気の流れる蒸
気母管にはその下部にはドレン管、上部には空気抜き管
、及び側面には圧力検出配管等の計装配管が分岐してい
る。これらの分岐管は、通常運転中には、流体は流れず
、分岐管内の蒸気は飽和温度以下に下がり凝縮したドレ
ンが滞留するものがある。これらの滞留したドレンは、
蒸気母管の圧力が負荷変動等により変動した場合には、
例えば圧力が低下した場合には、トレン自体は飽和温度
にあるため、蒸気の飽和温度が下がり急激に自己蒸発し
、フラッシングして、ドレンが分岐管及び母管側に逆流
する。この冷たいドレンの逆流により高温度の分岐管内
面及び分岐管近傍の蒸気母管内面を急冷して熱衝撃を与
え、この熱衝撃による繰り返し熱疲労により、分岐管及
び蒸気母管内面のクラックが発生している。
これらの現象を図面を参照して説明する。第21図は蒸
気母管より分岐する分岐管のドレンの滞留状況を示す。
即ち、蒸気母管1には、高温のため保温材8aが取り付
けられている。蒸気母管1の下側にはトレン管2として
、分岐管7aが分岐している。 このドレン管2は、蒸
気母管1に管台17aが取り付き、第1曲がり部]、O
aを経て、止め弁5aが取り付けられている。このドレ
ン管2には保温材8bが覆われている。また、ドレン管
2め内部には滞留ドレン9aが滞留し、ドレン管2の垂
直部にはドレンの液面16が存在する。また、蒸気母管
1の上側には、空気抜き管3として、分岐管7bが分岐
している。この空気抜き管3は蒸気母管1に管台]、7
bが取り付き、第1曲がり部10bを経て、止め弁5b
が取り付けられている。この空気抜き管3には保温材8
Cが覆われている。また、空気抜き管3の水平部には滞
留ドレン9bが滞留しており、空気抜き管3の垂直部に
も滞留ドレン9bが付着している。
なお、空気抜き管3の吐出部にはファンネル11が配置
されている。さらに、蒸気母管1の側面には圧力検出配
管等の計装配管4として分岐管7cが分岐している。こ
の計装配管4は蒸気母管1に管台]、7cが取り付き、
第1曲がり部]、Ocを経て、止め弁5cが取り付けら
れている。この計装配管4には保温材8dが覆われてい
る。また計装配管4の垂直部には滞留ドレン9cが充満
し、計装配管4の水平部にも滞留ドレン9も滞留してい
る。
次に現象について説明すると、先ず、ドレン管2につい
ては、止め弁5aは通常運転中は閉じられておリドレン
管2には凝縮したドレンが滞留ドレン9として滞留する
。また、ドレン管2は蒸気母管1より止め弁5aまでは
、熱の放散を防止するため蒸気母管コに覆われている保
温材8aと同等の正規な保温材8bが、施工されている
。また、ドレン管2の垂直部の長さ、即ち、蒸気母管1
の下面より水平管までの長さ(蒸気母管1の下面より第
1曲がり部10aまでの長さ)は、通常周囲の配管状況
により決定されるが100IIII11〜300mm程
度のものが比較的に多い。
従って、これらの設置条件の場合には、先ず、ドレン管
2にドレンが発生し、滞留して、滞留ドレン9aの温度
が雰囲気温度まで低下するには、運転開始後長時間必要
となるが、比較的高い温度の滞留ドレン9aの場合には
、蒸気母管1の圧力が低下した場合には、ドレン管2の
滞留ドレン9aは蒸気母管1にフラッシングし、大量に
逆流する。また、ドレン管2の垂直部の長さ、即ち、蒸
気母管1の下面より水平管までの長さが短かい場合には
、ドレン管1に滞留する滞留ドレン9aは、蒸気母管1
よりの熱伝達があリドレン管1の水平部では滞留ドレン
9aがわずかながら自然対流し、蒸気母管1よりの熱伝
達により、雰囲気温度よりはかなり高い一定温度に保持
される。この場合には蒸気母管1の圧力が低下して、ド
レン管2の水平部に滞留した滞留ドレン9aの飽和温度
以下になった場合には、水平管、部に滞留する滞留ドレ
ン9aは全て蒸気母管1にフラッシングして逆流し、大
量のドレンが逆流することになる。また、ドレン管2は
蒸気母管1に施工している保温材8aと同等の正規な保
温8bを設置しているためドレン管2に滞留する滞留ド
レン9aの温度勾配はゆるやかであるため、蒸気母管1
の圧力が低下した場合には、わずかな圧力低下でも大量
の滞留ドレン9aがフラッシングして、蒸気母管1に逆
流することになる。この滞留ドレン9aが自己蒸発によ
りフラッシングし、気液混合した流体が蒸気母管1に逆
流し、管台17aの内面、蒸気母管1の内面に熱衝撃を
与え、この繰り返しにより、熱疲労を起こし、クランク
が生し厳しい時には蒸気母管1の貫通りラックに至る。
次に空気抜き管3及び圧力検出配管等の計装配管4の現
象について説明する。
空気抜き管3については、ドレン管2と同様に止め弁5
bは通常運転中は閉じられている。近年では弁の操作性
を考慮して複数の昇順を一個所に集中配置することが多
く、蒸気母管1より止め弁5までの距離は長くなる傾向
にあり、ドレン管2゜空気抜き管3及び計装配管4につ
いても同様である。
また、空気抜き管3は蒸気母管1より止め弁5bまでは
、熱の放散を防止するため、蒸気母管1に覆われている
保温材8aと同等の正規な保温材8cが施工されている
。前述したように空気抜き管3が長い場合、即ち、蒸気
母管1より止め弁5bの間が数ツー1ヘルと長い場合に
は、空気抜き管3に正規な保温材8cが施工してあって
も、空気抜き管3の水平部では、管の下面に滞留ドレン
9bが滞留する。
また、空気抜き管3の垂直部でも、管内面に蒸気が凝縮
し、滞留ドレンが付着する。この効果は空気抜き管3が
長ければ長いほど大きくなる。空気抜き管3の水平部で
は保温材8Cの外面よりの放熱により蒸気が凝縮し、管
の下面に滞留ドレン9bとして滞留するがある程度のド
レンが滞留すると、空気抜き管3の垂直部を通って連続
的または間欠的に蒸気母管1に流入する。また、空気抜
き管3の垂直部に保温材8Cの外面よりの放熱により蒸
気が凝縮し、垂直部の管内面に滞留1−レン9bとして
付着し、ある程度の大きさになると、空気抜き管3の垂
直管の壁面を伝って連続的または間欠的に蒸気母管1に
流入する。空気抜き管2に滞留又は付着する滞留ドレン
9bは、蒸気母管1よりの熱伝達及び蒸気の対流により
、滞留ドレン9bは蒸気母管]の圧力の飽和温度近傍の
一定温度に保持されている。この場合には、蒸気母管1
の圧力が低下して空気抜き管3に滞留又は付着した滞留
ドレン9bの飽和温度以下になった場合には、空気抜き
管3の中の滞留ドレン9bは、全て、蒸気母管1にフラ
ッシングして逆流し、相当量のドレンが流入することに
なる。
次に圧力検出配管等の計装配管4については、止め弁5
cはドレン管2及び空気抜き管3の止め弁5a、 5b
と異なり通常運転中は開状態にあるが、圧力検出配管等
は通常流れがなく計装配管4の中の流体は停止状態であ
る。また、計装配管4は蒸気母管1より止め弁5cまて
は熱の放散を防止するため、蒸気母管1に覆われている
保温材8aと同等の正規な保温材8dが施工されている
。空気抜き管3と同様に、計装配管4が長い場合には、
計装配管4に正規な保温材8dが施工されてあっても、
計装配管4の正直部では滞留ドレン9cが充満し、また
、水平部でも管の下面に滞留ドレン9Cが滞留する。
この剖装配v4の保温材8dの外面よりの放熱により蒸
気が凝縮し、計装配管9の中に滞留するが、ある程度の
1〜レンが滞留すると蒸気母管1に連続的又は間欠的に
蒸気母管1に流入する。図に示すように水平部が長く、
凝縮したドレンが停滞する場合、管は同様に保温材8d
で保温されているため、計装配管4の中の滞留ドレン9
Cと、蒸気母管1の蒸気の温度とほどんど差はなく飽和
温度近傍の一定温度に保持される。これは、滞留ドレン
9Cは蒸気母管1よりの熱伝達及び蒸気と滞留ドレン9
Cの対流によるものである。この飽和温度近傍の滞留ド
レン9cは、蒸気母管lの圧力が低下して滞留ドレン9
cの飽和温度以下になった場合には蒸気母管1にフラッ
シングして逆流し、相当量のドレンが流入する。
前述のドレン管2と同様に、空気抜き管3及び計装配管
4よりの気液混合した流体が、蒸気母管1に逆流し、管
台17b、 17cの内面及び蒸気母管1の内面に熱衝
撃を与え、この繰り返しにより熱疲労を起こしクラック
を生じるというものである。
以上のドレン管2.空気抜き管3及び計装配管4の分岐
管7の管台I7の内面及び蒸気母管1の内面のクラック
を防止する方法として、ドレンを逆流させないことが考
えられ、これを実施するための分岐管としては、従来第
22図、第23図及び第24図に示すものが利用されて
いた。また、ドレンが逆流しても分岐管7及び蒸気母管
1の内面を保護する方法として第25図のものが利用さ
れていた。
即ち、第22図においては、蒸気母管1には高温のため
、保温材8aが取り付けられている。
蒸気母管1の下側には、ドレン管2として分岐管7aが
分岐している。
このI−レン管2は、蒸気母管1に取り付けられた管台
]、7aと接続されている。
また、分岐管7aの蒸気母管1の近傍は蒸気母管1に覆
われている保温材8aと同等の正規な保温材8bが設置
されている。また、分岐管7aの蒸気母管1より離れる
正規な保温材8bの下流側は一部分について保温材8b
を取り外して放熱部12aを設け、大気にさらしている
。なお、分岐管7aの当該放熱部12aの蒸気母管1よ
り離れる下流側の部分は蒸気母管1と同等の正規な保温
材8bを設置している。
これにより滞留ドレン9aを滞留させ、滞留ドレン9a
の液面16aをドレン管2の蒸気母管1に隣接する正規
な保温材8bの中に形成させるというものである。また
、蒸気母管1の上側には、空気抜き管3として分岐管7
bが分岐している。この空気抜き管3は蒸気母管1に取
り付けられた管台17bと接続し、これに第1曲がり部
10bが接続され、 この第1曲がり管10bの蒸気母
管1より離れる下流側の部分は下流側に下り勾配となっ
ている。分岐管7bの蒸気母管1より第1曲がり部10
bまでの空気抜き管3は蒸気母管1に覆われている保温
材8aと同等の正規な保温材8Cが設置されている。ま
た、分岐管7bの第1曲がり部10bの下流側は、一部
分について保温材8cを取り外して放熱部12bを設は
大気にさらしている。なお、分岐管7bの当該放熱部1
2bの蒸気母管1より離れる下流側の部分は、蒸気母管
1と同等の正規な保温材8Cを設置している。これによ
り滞留ドレン9bを滞留させ、滞留ドレン9bの液面1
6bを空気抜き管3の第1曲がり部1、Obの下流側の
傾斜した管内の正規な保温材8Cを取り付けた中に形成
させるというものである。さらに、蒸気母管1の側面に
は圧力検出配管等の計装配管4として分岐管7Cが分岐
している。この割裂配管4は蒸気母管1に管台17cが
取り付き、 これに第1曲がり部]、Ocが接続されこ
の第1曲がり部10cの蒸気母管1より離れる下流側は
垂直管となっている。
分岐管7cの蒸気母管1より第1曲がり部10cまでの
計装配管4は蒸気母管1に覆われている保温材8aと同
等の正規な保温材8dが設置されている。
また、分岐管7cの第1曲がり部]、Ocの下流側の一
部分について保温材8dを取り外して放熱部12cを設
は大気にさらしている。なお、分岐管7cの当該放熱部
12cの蒸気母管1より離れる下流側の部分は蒸気母管
1と同等の正規な保温材8dを実施している。これによ
り滞留ドレン9cを滞留させ、滞留ドレン9cの液面1
6cを31装配管4の第1曲がり部10cの下流側の垂
直管内の正規な保温材8dを取り付けた中に形成させる
というものである。以上のものは、分岐管7の蒸気母管
ユに隣接する正規な保温材8を一定の長さについて設置
し、蒸気母管1の飽和温度の部分を前記の保温材8の中
に形成させ、自己蒸気による気液混合した流体が蒸気母
管」、に逆流しないようにする。即ち、分岐管7内の滞
留ドレン9の温度を蒸気母管1の圧力の飽和温度より低
いものにして蒸気圧力の変動があっても、ドレンが自己
蒸発することなく、蒸気母管1への流入を防止し、熱*
撃によるクランクを防止するというものであった。
しかし、本方式の場合、分岐管7の放熱部12を単に大
気中にさらしただけのものであり、短期間の冷却は困難
であり、完全には、滞留ドレン9の蒸気母管1への逆流
は防止できず、管台2の内面及び蒸気母管1のクラック
の発生を皆無にすることは困難であった。また、高温で
ある分岐管7を大気に露出することは、非常に危険なこ
とであり安全」三好ましくない。しかしながら、高温の
分岐管7の大気への露出を避けるため、火傷防止等の保
温を実施した場合には、放熱の効果は減じられる。また
、通常、分岐管7は止め弁5まで正規な保温材8が設置
されるが、前述のように保温材8を取り外した放熱部1
2を設けたり、また火傷防止程度の保温を部分的に設置
したりした場合には保温工事の施工」ユ非常にまぎられ
しく、また、保温作業が非常に大変であった。
以上の放熱部の改善として放熱部に冷却フィンを設置す
るものが実施された。即ち、安価で簡便な分岐管の構造
で、滞留1くレンの自己蒸発部の保温材を取り外して短
期間に滞留ドレンの温度を下げる効果をさらに高めるこ
とを目的としてなされたものであり、分岐管の管本体の
放熱部分となる部分の保温材を取り外して、管本体の外
表面に冷却フィンを取り付け、大気との触れる冷却面積
を増大させて分岐管内部の滞留ドレン温度を下げるとい
うものであった。これについて図を参照して説明する。
第23図は放熱部に冷却フィンを取付けた従来図である
か、第23図において蒸気母管1には高温のため保温材
8aが取り付けられている。
例としてドレン管2が接続している場合を示すが、蒸気
母管1の下側には、ドレン管2として分岐管7が分岐し
ている。この1くレン管2には、蒸気母管1に取り付け
られた管台17と接続している。また、分岐管7の蒸気
母管1の近傍は蒸気母管1に覆われている保温材8aと
同等の正規な保温材8bが設置されている。また、分岐
管7の蒸気母管1より離れる正規な保温材8bの下流側
は一部分について保温材8bを取り外して、放熱部12
を設け、大気にさらしている。なお、この放熱部12に
は冷却効果を高めるため冷却フィン13を取り付けてい
る。
また、分岐管7の当該放熱部12の蒸気母管1より離れ
る下流側の部分は、蒸気母管1と同等の正規な保温材8
bを設置している。これにより滞留ドレン9を滞留させ
、滞留ドレン9の液面16をドレン管2の蒸気母管1に
隣接する正規な保温材8bの中に形成させるというもの
であった。
この方式の場合は、アルミニウム製又は鋼製の冷却フィ
ン13を取り付けるが、ボルト締め等の場合には取り付
けが大変となるため、溶接取り付けとなるが、アルミニ
ウム材の鋼管への溶接は非常にむずかしく、鋼製であっ
てもかなりの枚数の冷却フィン13を溶接で取り付ける
ことは非常に大変であった。
また、冷却効果を期待するためには、分岐管7の外径よ
りかなり大きい径の冷却フィン13となり冷却フィン1
3の枚数も十数枚以上のものとなる。
また、この冷却フィン13の蒸気母管1に近い部分では
蒸気母管1の圧力の飽和温度に近い温度であり、安全上
、あまり好ましくない。一般にはこの火傷を防止する意
味でパンチングプレー1−又は金網等に覆われているが
、これらのカバーは非常に大きなものになっている。以
」二の第22図及び第23図は滞留ドレンの温度を下げ
て、自己蒸発を防止するというものであるが、一般に滞
留ドレン9を蒸気母管1に機械的に逆流しないようにす
る方法、及び分岐管7を極力短かくして滞留ドレン9を
滞留させないという方法が実施されている。この方法に
ついで図を参照して説明する。
第24図において、蒸気母管1には高温のため、保温材
8aが取り付けられている。蒸気母管1の下側には、ド
レン管2として分岐管7aが分岐している。このドレン
管2には蒸気母管1に取り付けられた管台]、7aと接
続し、蒸気母管1より短かい分岐管7を接続し、そこに
は、逆止弁15が取り付けられ、逆止弁15の下流側に
はドレン管2が接続されている。
また、分岐管7aには蒸気母管1に覆われている保温材
8aと同等の正規な保温材8bが設置されている。この
場合、滞留ドレン9は逆止弁15の下流側に滞留し、こ
の滞留ドレン9の液面16も逆止弁15の下流側に位首
している。また、蒸気母管1の」二側には空気抜き管3
として分岐管7bが分岐している。この空気抜き管3は
蒸気母管1に取り付けられた管台17bと接続し、短か
い分岐管7bを接続して止め弁5に接続され、下流側の
空気抜き管3に接続されている。分岐管7bの止め弁5
までの部分には、蒸気母管1に覆われている保温材8a
と同等の正規な保温材8cが設置されている。本方法の
場合、例えばドレン管2の場合、逆止弁15が蒸気母管
1に極力近づいており、この短かい分岐管7の中にはド
レンは滞留せず、逆止弁15の下流側の滞留ドレン9は
逆止弁15により機械的に流入防止される。また、空気
抜き管3については止め弁5が蒸気母管1に近接してい
るため、当該分岐管7bの部分には、ドレンが付着、滞
留することはない。
本方法によれば、滞留ドレン9は蒸気母管1に逆流する
ことを完全に防止することができる。しかしながら蒸気
母管1にドレン管2が設置される場合には、蒸気母管1
の下側のドレン管2の垂直管は短かく、逆止弁15を挿
入するスペースがない場合が多い。また、当該部に逆止
弁I5の機械部品を挿入することは、個所が多い場合に
は非常に大きな設備費用のアップとなる。また、空気抜
き管3の止め弁5は、弁の操作性を考慮して昇順を一個
所に集中配置することが近年多くなっている。従って、
この場合には止め弁5は蒸気母管1より離れるため、蒸
気母管1と止め弁5の空気抜き管3の配管は長くなる。
このため、止め弁5を蒸気母管1に近接させることは相
反することであり、弁の操作性は非常に悪くなってしま
う。
以上の第22図、第23図及び第24図は滞留ドレン9
を蒸気母管1に逆流しないようにした従来例であるが、
他の対策として滞留1〜レン9が蒸気母管1に流入して
も管台17の内面及び蒸気母管1の内面に熱衝撃による
クラックを防止するサーマルスリーブを取り付けたもの
が従来より使用されている。この従来例を図を参照して
説明する。即ち、第25図において蒸気母管1には高温
のため、保温材8aが取り付けられている。
分岐管7は蒸気母管1に取り付けられた管台17に接続
されている。管台17の内面には温度差及び熱衝撃を吸
収するサーマルスリーブ14が取り付けられている。こ
のサーマルスリーブ14は極力、蒸気母管1の管内面に
滞留ドレン9が接触しないように蒸気母管1の内面より
わずかに突き出している。また、分岐管7には蒸気母管
1に覆われている保温材8aと同等の正規な保温材8b
が設置されている。このサーマルスリーブ方式の場合に
は、先ず、蒸気母管1の内面の熱衝撃によるクラックは
防止することはできない。また、サーマルスリーブ14
があっても管台17の内面のクランクは皆無にすること
は不可能である。なお、このサーマルスリーブ14は滞
留ドレン9の流出による熱?Ie撃及び振動等により飛
散するという不具合も発生することがあり、サーマルス
リーブは別の対策がなく、やむをえず取り付けるもので
あり、あまり好ましいものではない。
次に以上説明した従来例の一般的なドレン管2の滞留ト
レン9の状態及びドレン管2の一部の保温材8bを取り
外した放熱部を有するドレン管2の滞留ドレン9の状態
を第26図及び第27図により説明する。先ず、第26
図については、蒸気母管1の下側には管台17が取り付
き、その下流側にドレン管2が接続し、止め弁5が接続
され、分岐管7を構成している。また、蒸気母管1には
保温材8aが取り付き、トレン管2には保温材8bが取
り付けられている。蒸気母管1の下面より止め弁5まで
の長さをLとする。1〜レン管2には滞留ドレン9が存
在し、蒸気母管1の下面よりLlの位置に滞留ドレン9
の液面16を形成している。このグラフの横軸は蒸気母
管1とドレン管2の管中心位置を示し、縦軸は蒸気母管
1及びドレン管2の管中心の温度を示す。温度分布とし
ては、蒸気母管1の内部は過熱蒸気温度のT。であり蒸
気母管1の下面よりL□の距離であり滞留ドレン9の液
面16の温度はT□となる。蒸気母管1の下面より滞留
ドレン9の液面16までの気相部の温度は過熱蒸気温度
より蒸気母管1の圧力P。の飽和温度T1まで徐々=2
3 に変化している。また、ドレン管2の止め弁5の付近の
温度は雰囲気温度に近いT3となり滞留ドレン9の液面
16より当該部までの温度は徐々に低下している。また
、滞留ドレン9の液面16よりL2の距離の温度はT2
となる。蒸気母管1の圧力Pn+過熱蒸気温度T。とじ
た場合にドレン管2に滞留する滞留ドレン9がT□、 
T2. T3 の温度分布となる。
例えば、プラン!への負荷変動等により蒸気母管1の圧
力がP。よりPlに低下したとすれば、飽和温度はT1
よりT2に下がり、Tよと12間の滞留ドレン9は断熱
膨張により自己蒸発し、高温度の蒸気母管1にフラッシ
ングして逆流する。従って、逆流する滞留ドレン9の量
はドレン管2の内断面積と長さL2との積となる。また
、蒸気母管1の圧力の低下が大きくなれば飽和温度はさ
らに低下し、蒸気母管1との温度差も大きくなるととも
に自己蒸発量も増加し、最終的にT3の温度となれば滞
留ドレン9は全て自己蒸発し、蒸気母管1に逆流する。
次に第27図については、蒸気母管上の下側には管台1
7が取り付きその下流側にドレン管2が接続し、止め弁
5が接続され、分岐管7を構成している。蒸気母管1に
は保温材8aが取り付き、また、分岐管7の蒸気母管1
の近傍は、蒸気母管1に覆われている保温材8aと同等
の正規な保温材8bが設置されている。
また、分岐管7の蒸気母管1より離れる正規な保温材8
bの下流側は一部分について保温材8bを取り外して、
放熱部12を設は大気にさらしている。
また、分岐管7の当該放熱部12の蒸気母管1より離れ
る下流側の部分は蒸気母管1と同等の正規な保温材8b
を設置している。蒸気母管1の下面より止め弁5までの
長さをLとする。
ドレン管2には滞留ドレン9が存在し、蒸気母管]の下
面よりL3の位置に滞留ドレン9の液面16を形成して
いる。このグラフの横軸は蒸気母管1とドレン管2の管
中心位置を示し、縦軸母管1及びドレン管2の管中心の
温度を示す。温度分布としては、蒸気母管1の内部は過
熱蒸気温度のToであり蒸気母管1の下面よりL3の距
離であり、滞留ドレン9の液面16の温度はT1となる
。蒸気母管1の下面より滞留ドレン9の液面16までの
気相部の温度は過熱蒸気温度より蒸気母管1の圧力Po
の飽和温度T□まで徐々に変化している。
また、ドレン管2の止め弁5の付近の温度は、第26図
の場合よりも雰囲気温度に近づき、 T5の温度となっ
ている。また、滞留ドレン9の液面16よりL 、、の
距離の場所はT2の温度となり、さらに液面16よりL
2の距離の場所の温度はT4となる。
これらの放熱部I2近傍の温度勾配は大きく、これより
下流側の正規な保温材8bのドレン管では温度は徐々に
低下しT5の温度となる。蒸気母管1の圧力P。、過熱
蒸気温度T。とじた場合には、ドレン管2に滞留する滞
留ドレン9がT1.T2.T4゜T、の温度分布となる
。例えば、プラントの負荷変動等により蒸気母管1の圧
力がP。よりPlに低下したとすれば飽和温度はT1よ
りT2に下がり、T工とT2の間の滞留ドレン9は断熱
膨張により自己蒸発し、高温度の蒸気母管1にフラッシ
ングして逆流する。従って、この場合逆流する滞留ドレ
ン9の量はドレン管2の内断面積と長さL4 との積に
なる。また、蒸気母管1の圧力の低下が大きくなれば飽
和温度もさらに低下し、蒸気母管1との温度差も大きく
なるとともに自己蒸発量も増加する。なお、本構造の場
合にはドレン管2の蒸気母管1の近傍は放熱部12の効
果により温度勾配が大きいため、かなりの量の圧力低下
がなければ滞留ドレン9の自己蒸発は少ない。第26図
及び第27図と比較してみると、第26図の放熱部I2
がない正規な保温材8bの場合には滞留ドレン9の液面
16近傍の温度勾配は小さく、また、第27図の放熱部
I2がある場合には当該部の温度勾配は非常に大きい。
従って、蒸気器v1の圧力P。がPlに低下した場合に
は飽和温度T1からT2に変わると、前者の場合にはド
レン管2の内断面積とL2 との積の滞留ドレン9の自
己蒸発があり、後者の場合ドレン管2の内断面積とL4
 の積の滞留ドレン9の自己蒸発がある。これからトレ
ン管2に放熱部12がない場合は滞留ドレン9の自己蒸
発量は放熱部12がある場合に比べはるかに多いことが
わかる。
(発明が解決しようとする課題) 火力発電プラント等の高温の蒸気母管1より分岐するド
レン管2.空気抜き管3及び圧力検出配管等の計装配管
4などの分岐管7には、通常運転中には流体は流れず、
分岐管7の中の蒸気は飽和温度以下に下がり凝縮したド
レンが滞留する。通常、蒸気母管l及び分岐管7は正規
な保温材8が設置されている。この場合、分岐管7内の
滞留ドレン9は蒸気母管1の圧力低下により急激に自己
蒸発し、フラッシングして、ドレンが蒸気母管1に逆流
し、管台17の内面及び蒸気母管1の内面に熱衝撃を与
え、熱疲労によりクラックに至る場合があった。これら
の対策として、上述したように従来においては大別して
4つの対策が実施されていた。これらの以下に示す4つ
の対策も必ずしも満足するものではなかった。
先ず、1つ目は、分岐管7に放熱部12を有する構造の
ものである。即ち、蒸気母管1があり、蒸気母管1に管
台17が取り付き、これに分岐管7が接続するものであ
った。蒸気母管1には保温材8aが取り付き、分岐管7
の蒸気母管1の近傍は蒸気母管1−に覆われている保温
材8aと同等の正規な保温材8bが設置されている。ま
た、分岐管7の蒸気母管1より離れる正規な保温材8b
の下流側は一部分について保温材8bを取り外して放熱
部12を設け、大気にさらしている。
なお、分岐管7の当該放熱部12の蒸気母管1より離れ
る下流側の部分は蒸気母管1と同等の正規な保温材8b
を設置している。これにより滞留ドレン9を滞留させ、
滞留ドレン9の液面16を分岐管7の蒸気母管1に隣接
する正規な保温材8bの中に形成させるものである。
以上により、分岐管7内の滞留ドレン9の温度を蒸気母
管1の圧力の飽和温度より低いものにして蒸気圧力の変
動があってもドレンが自己蒸発することなく、蒸気母管
1への流入を防止し、熱衝撃によるクラックを防止する
というものであった。
しかし、本方式の場合、分岐管7の放熱部12を単に大
気にさらしただけのものであり、短期間の冷却は困難で
あり、完全には、滞留ドレン9の蒸気母管1への逆流は
防止できず、管台17の内面及び蒸気母管1のクラック
の発生を皆無にすることは困難であった。また、高温で
ある分岐管7を大気に露出することは非常に危険なこと
であり安全」−好ましくない。しかしながら、高温の分
岐管7の大気への露出を避けるため、火傷防止等の保温
を設置した場合には、放熱の効果は減じられる。また、
通常、分岐管7は止め弁5までの正規な保温材8が設置
されているが前述のように保温材8を取り外した放熱部
12を設けたり、また、火傷防止程度の保温を部分的に
設置したりした場合には、保温工事の非常にまぎられし
く、また、保温作業が非常に大変であった。
次のものは前記の放熱部の改善として放熱部に冷却フィ
ンを設置するというものであった。即ち、管本体の外表
面に冷却フィンを取り付け、大気との触れる冷却面積を
増大させて分岐管7の内部の滞留ドレン9の温度を下げ
るものであった。これは、蒸気母管1があり、蒸気母管
1に管台17が取り付き、これに分岐管7が取り付き、
これに分岐管7が接続するものである。蒸気母管1には
保温材8aが取り付き、分岐管7の蒸気母管1の近傍は
蒸気母管1に覆われている保温材8aと同等の正規な保
温材8bが設置されている。また、分岐管7の蒸気母管
1より離れる正規な保温材8bの下流側の一部分につい
て、保温材8bを取り外して、放熱部12を設は大気に
さらしている。なお、この放熱部12には冷却効果を高
めるため、冷却フィン13を取り付けている。また、分
岐管7の当該放熱部12の蒸気母管1より離れる下流側
の部分は蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを施工す
るというものであった。本方式の場合は前述したものよ
りさらに効果的に滞留ドレン9を冷却するというもので
あった。この方式の場合、アルミニウム製又は鋼製の冷
却フィン13を取り付けるが、ボルト締め等の場合には
、取り付けが大変となるため、溶接取り付けとなるが、
アルミニウム材の鋼管への溶接は非常にむずかしく、鋼
製であっても、かなりの枚数の冷却フィン13を溶接で
取り付けることは非常に大変であった。また、冷却効果
を期待するためには、分岐管7の外径よりかなり大きい
径の冷却フィン13となり冷却フィン13の枚数も十数
枚以上のものとなる。また、この冷却フィン13の蒸気
母管1に近い部分では、蒸気母管1の圧力の飽和温度に
近い温度であり安全上好ましくない。一般には、この火
傷を防止する意味でパンチングプレート又は金網等に覆
われているが、これらのカバーは非常に大きなものにな
っていた。
以上の従来例は、滞留ドレン9の温度を下げて自己蒸発
を防止する方法であるが、一般的に配置上可能であれば
、次の方法がとられる。即ち、滞留ドレン9を蒸気母管
1に機械的に逆流しないようにする方法、及び分岐管7
を極力短かくして滞留ドレン9を滞留させない方法が実
施されている。
本方法は、蒸気母管1に保温材8aを取り付け、蒸気母
管1の下側には、ドレン管2として分岐管7aが分岐し
ている。このドレン管2には蒸気母管1に取り付けられ
た管台1.7aと接続し、蒸気母管1より短かい分岐管
7を接続し、そこには逆止弁15が取り付けられ、逆止
弁15の下流側にはドレン管2が接続されている。また
、分岐管7aには、蒸気器v1に覆われている保温材8
aと同等の正規な保温材8bが設置されている。この場
合、滞留ドレン9は逆止弁】5の下流側に滞留し、この
滞留ドレン9の液面16も逆止弁15の下流側に位置し
ている。
また、蒸気母管1の上側には空気抜き管3として分岐管
7bが分岐している。この空気抜き管3は蒸気母管1に
取り付けられた管台17bと接続し、短かい分岐管7b
を接続して止め弁5に接続され、下流側の空気抜き管3
に接続している。分岐管7bの止め弁5までの部分は蒸
気母管1に覆われている保温材8aと同等の正規な保温
材8cが設置されている。本方法の場合、例えば、ドレ
ン管2の場合、逆止弁15が蒸気母管1に極力近づいて
おり、この短かい分岐管7の中にはドレンは滞留せず、
逆止弁15の下流側の滞留ドレン9は逆止弁15により
機械的に流入防止される。また、空気管3については、
止め弁5が蒸気母管1に近接しているため、当該分岐管
7bの部分には、ドレンが付着、滞留することはない。
本方法によれば、滞留ドレン9は蒸気母管1に逆流する
ことを完全に防止することができる。しかしながら、蒸
気母管1にドレン管2が設置される場合には、蒸気母管
1の下側のドレン管2の垂直管は短かく、逆止弁15を
挿入するスペースがない場合が多い。また、当該部に逆
止弁15の機械部品を挿入することは、個所が多い場合
には、非常に大きな設備費用のアップとなる。
また、空気抜き管3の止め弁5は、弁の操作性を考慮し
て昇順を一個所に集中配置することが近年多くなってい
る。従って、この場合には止め弁5は蒸気母管1より離
れるため、蒸気母管1と止め弁5の空気抜き管3の配管
は長くなる。このため、止め弁5を蒸気母管1に近接さ
せることは相反することであり、弁の操作性は非常に悪
くなってしまう。
以上の従来例は滞留ドレン9を蒸気母管1に逆流しない
ようにしたものであるが、他の対策として滞留ドレン9
が蒸気母管1に流入しても管台〕7の内面及び蒸気母管
1の内面に熱衝撃によるクラックを防止するサーマルス
リーブを取り付けたものが従来より使用されている。こ
の方法は、蒸気母管1には保温材8aが取り付き、分岐
管7は蒸気母管1に取り付けられた管台17に接続され
ている。
管台17の内面には温度差及び熱衝撃を吸収するサーマ
ルスリーブ14が取り付けられている。このサーマルス
リーブ14は極力、蒸気母管1の管内面に滞留ドレン9
が接触しないように、蒸気母管1の内面よりわずかに突
き出している。また、分岐管7には、蒸気母管1に覆わ
れている保温材8aと同等の正規な保温材8bが設置さ
れている。このサーマルスリーブ方式の場合には先ず、
蒸気母管1の内面の熱?I’[によるクランクは防止す
ることはできない。また、このサーマルスリーブ14が
あっても管台17の内面のクラックは皆無にすることは
不可能である。なお、このサーマルスリーブは、滞留1
−レン9の流出による熱衝撃及び振動等により飛散する
という不具合も発生することがあり、サーマルスリーブ
は別の対策がなく、やむをえず取リイ寸けるものてあり
あまりり了ましし1ものではない。
したがって、本発明の目的は、蒸気母管より分岐するド
シン管、空気抜き管及び圧力検出配管等の計装配管に滞
留するドレンについて、蒸気母管の圧力の飽和温度以下
にして、かつ、温度勾配を大きくして、蒸気母管の圧力
が低下して飽和温度が低下しても滞留ドレンが蒸気母管
に流入して、管台及び蒸気母管の内面にクラックが発生
しないように、分岐管に適正な保温及び簡単、かつ、効
果的な分岐管の冷却方法により管台及び蒸気母管の内面
の熱衝撃によるクラックを防止する分岐内面保護装置を
提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は」二記目的を達成するために蒸気母管より分岐
する内部流体の流れのない分岐管において、分岐管の蒸
気母管側の一定長さについては蒸気母管と同等の第1の
保温材を設置し、この部分は蒸気母管の圧力の飽和温度
になるように保ち、さらに分岐管の第1の保温材に連な
る下側には内部流体の温度に見合う第1の保温材よりも
保温効果の少ない第2の保温材を設けたことを特徴とす
る。
また1本発明は」二記目的を達成するために蒸気母管よ
り分岐する内部流体の流れのない分岐管において、分岐
管の蒸気母管側の一定長さについては蒸気母管と同等の
第1の低温材を設置し、この部分は蒸気母管の圧力の飽
和温度になるように保ち、さらに分岐管の第1の保温材
に連なる下側−定長さには内部流体の温度に見合う第1
の保温材よりも保温効果の少ない第2の保温材を設け、
分岐管の残りの部分には蒸気母管と同等の第1の保温材
を配置したことを特徴とする。
また、本発明は上記目的を達成するために蒸気母管より
分岐する内部流体の流れのない分岐管において、分岐管
の蒸気母管側の一定長さについては蒸気母管と同等の第
1の保温材を設置し、この部分は蒸気母管の圧力の飽和
温度になるように保ち、さらに分岐管の第1の保温材に
連なる下側−定長さは保温材を取払われてその表面を放
熱促進部とするか、強制冷却部を形成するようにし、分
岐管の残りの部分には蒸気母管と同等の第1の保温材を
配置したことを特徴とする。
(作用) 蒸気母管より分岐する分岐管において蒸気母管近傍の第
1の保温材の下側全部に滞留ドレンの温度に見合う第2
の保温材を設置することにより、滞留ドレンの液面の形
成とこの液面の滞留ドレンの温度差を大きくして、がっ
、滞留ドレンの温度を低下させるものである。また、前
述の目的を達成させるため、蒸気母管近傍の第1の保温
材に連なる下側の一部に限り、蒸気母管の圧力の飽和温
度になるような、また、当該部にドレンの液面を形成で
きるような第2の保温材を取り付けたものである。
また、前述の目的を達成させるため、蒸気母管より分岐
する分岐管において、蒸気母管近傍の第1の保温材の下
側の一部に限って、第1の保温材を除去しこの部分を例
えばローレット等により粗面化し、表面積を大きくして
放熱効果を増大させて、滞留ドレンを冷却するようにす
る。
また、前述の目的を達成させるため、蒸気母管近傍の第
1の保温材の下側の一部に限って第1の保温材を取除き
、その部分に例えば第1の保温材の外径よりも大きい外
径の外筒を設置し、当該部外筒の上下の温度差を利用し
て空気の対流を生じさせ(煙突効果)、滞留ドレンを冷
却するようにする。
このように本発明は滞留ドレンを滞留させて、この滞留
ドレンの温度を低下させることにより、蒸気母管の圧力
が低下して飽和温度が低下しても滞留ドレンが蒸気母管
に逆流することはなく、管台及び蒸気母管のクラックの
発生を防止しようとするものである。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第1
図において蒸気母管1には保温材8aが取り付けられて
いる。蒸気母管1の下側にはドレン管2として分岐管7
が分岐している。このドレン管2は蒸気母管1に管台1
7が取り付き、第1曲がり部】Oを経て、止め弁5が取
り付けられている。
蒸気母管1より分岐する分岐管7には蒸気母管1より2
00〜600肛程度(最大でも2000mm程度)の長
さの蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設置し、こ
の分岐管7内の正規な保温材8bで覆われた部分は蒸気
母管1の圧力の飽和温度になるようにして、この部分に
滞留ドレン9の液面16を形成させるため、また、分岐
管7の蒸気母管1より離れる正規に保温材8bの下流側
の部分には、当該部は蒸気母管1の圧力の飽和温度より
低い部分であり、滞留ドレン9の温度に見合う正規な保
温材8bの厚さの1/2程度の薄い保温材18を取り付
ける。
また、第2図において、蒸気母管1には保温材8aが取
り付けられている。蒸気母管1の上側には空気抜き管3
として分岐管7が分岐し、蒸気母管1に管台17が取り
付き、第1曲がり部10を経て、止め弁5が取り付けら
れている。蒸気母管1より分岐する分岐管7には蒸気母
管1より500〜2000m程度の長さの蒸気母管1と
同等の正規な保温材8bをこの逆U字管部に設置し、こ
の分岐管7内の正規な保温材8bで覆われている部分は
蒸気母管1の圧力の飽和温度になるようにして、当該部
の止め弁5の上部の空気抜き管3の垂直管部に滞留ドレ
ン9の液面I6を形成させるため、また、分岐管7の蒸
気母管1より離れる正規な保温材8bの下流側の部分に
は、当該部は蒸気母管1の圧力の飽和温度より低い部分
であり、滞留ドレン9の温度に見合う正規な保温材8b
の厚さの1/2程度の薄い保温材18を取り付ける。
マタ、第3図において、蒸気母管1には保温材8aが取
り付けられている。蒸気母管1の側面には計装配管4と
して分岐管7が分岐し、蒸気母管1に管台17が取り付
き、第1曲がり部10を経て、止め弁5が取り付けられ
ている。蒸気母管1より分岐する分岐管7には蒸気器v
1より200〜2000mm程度の長さの蒸気母管1と
同等の正規な保温材8bを設置し、この分岐管7内の正
規な保温材8bで覆われている部分は、蒸気母管1の圧
力の飽和温度になるようにして、当該部の計装配管4の
垂直管部に滞留ドレン9の液面16を形成させるため、
また、分岐管7の蒸気母管1より離れる正規な保温材8
bの下流側の部分には、当該部は蒸気母管1の圧力の飽
和温度より低い部分であり、滞留ドレン9の温度に見合
う正規な保温材8bの厚さの1/2程度の薄い保温材1
8を取り付ける。
また、第4図において、蒸気母管1には保温材8aが取
り付けられている。蒸気母管1の側面には計装配管4と
して分岐管7が分岐し、蒸気母管1に管台17が取り付
き、第1曲がり部10を経て、止め弁5が取り付けられ
ている。この計装配管4のU字管の高さ(蒸気母管1の
中心より計装配管4の最低部との距離)は300〜50
0mm以上とする。
蒸気母管1より分岐する分岐管7には蒸気母管」、より
200〜2000mm程度の長さの蒸気母管1と同等の
正規な保温材8bを設置し、この分岐管7内の正規な保
温材8bで覆われている部分は、蒸気母管1の圧力の飽
和温度になるなるようにして、当該部の計装配管4の蒸
気母管1に近い部分の垂直管部に滞留ドレンの液面を形
成させるため、また、分岐管7の蒸気母管1より離れる
正規な保温材8bの下流側の部分には、当該部は蒸気母
管1の圧力の飽和温度より低い部分であり滞留ドレン9
の温度に見合う正規な保温材8bの厚さの1/28度の
薄い保温材]8を取り付ける。
以上の第1図、第2図、第3図及び第4図は分岐管7に
薄い保温材18を施工した実施例であるが、第1図はド
レン管2が分岐したもの、第2図は空気抜き管3が分岐
したもの及び第3図、第4図は計装配管4が分岐したも
のの実施例である。
以上の実施例の作用を図を参照して説明する。
第5図は、前記実施例の要部拡大断面図である。
即ち、分岐管7の正規な保温材8bの中に滞留ドレン9
の液面16を形成させ、この液面〕6が蒸気母管1の圧
力の飽和温度となる。また、分岐管7の薄い保温材18
により滞留ドレン9を冷却し、特に、この液面16近傍
の〆(ψ留ドレンエ6の温度勾配を大きくするものであ
る。従って、蒸気母管1の圧力がPo、温度をT。とす
ると、液面16の温度T1は蒸気母管1の圧力P。の飽
和温度となり、以下、分岐管7の下流側に向ってT2.
T4の温度となる。
第5図はドレン管20例の要部拡大断面図であるが、空
気抜き管3及び計装配管4も同様な効果であり、説明は
省略する。なお、第5図の符号は第1図と同じにつき説
明は省略する。従って、第5図のような分岐管7の滞留
ドレン9の温度分布の場合には、例えば、プラントの負
荷変動等により母管1の圧力がP。よりP□に低下した
場合には飽和温度T□よりT2に下がり、T1とT2の
間の滞留1くレン9の自己蒸発によりフラッシングして
逆流する。従って、この場合、滞留ドレン9の液面16
の一部のドレンが自己蒸発するのみで蒸気母管1に逆流
する滞留ドレン9を最小限におさえることができる。
以下実施例の効果を説明する。前述したように、蒸気管
1より分岐するドレン管2.空気抜き管3及び圧力検出
配管等の計装配管4の分岐管7には蒸気母管1の圧力の
飽和温度以下に冷却した滞留ドレン9を滞留しているた
め、プラントの負荷変動等による蒸気母管1の圧力が変
動しても、分岐管7に滞留した滞留ドレン9はほとんど
自己蒸発しないため、蒸気母管1にほとんど逆流しない
ため、管台]7及び蒸気母管1の内面の熱衝撃にょるク
ラックを防止することができる。
さらに、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する
。なお、蒸気母管1より分岐する1くレン管2.空気抜
き管3及び側袋配管4の構成は第1図、第2図、第3図
及び第4図と同一につき説明は省略する。第6図につい
ては、前述の発明より変わる部分のみを記載したもので
ある。即ち、蒸気母管1には保温材8aが取り付けられ
ている。蒸気母管1にはドレン管2として分岐v7が分
岐し、この分岐管7は、蒸気母管1に管台]7が取り付
いており、これに接続している。また、蒸気母管]−よ
り一定の長さを蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを
設置し、これに隣接する部分には、前述の分岐管7の正
規な保温材8bで覆われる部分について、蒸気母管1の
圧力の飽和温度になるようにして、この部分に滞留ドレ
ン9の液面16を形成できる正規な保温材8bの部分よ
り保温効果の少ないフェルト等の多孔質繊維あるいは金
網による保温材j9を設置する。なお、分岐管7の当該
保温材の蒸気母管1より離れる下流側の部分は、蒸気母
管1と同等の正規な保温材8bを設置したものである。
なお、多孔質保温材19について、通常の正規な保温材
8bは保温材の熱伝導率としては λ=0.042+O,0OO090 λは保温材の熱伝導率(Kcal/m−h・℃)であり
、0は被保温個所(管外面)の温度と、保温材外面の温
度の中間点である。従って、管外面の温度が/100℃
で保温材外面の温度を20℃とするとλ=0.0609
(Kcal/m−h・°C)となる。これより多孔質保
温材19の熱伝導率はλ=0.1Kcal/m−h・℃
以上の値となる。また、当該保温材の長さは300〜5
00mm以上の長さとする。以」二の実施例の作用及び
効果については前述の実施例と同一につき説明は省略す
る。
さらに、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する
。なお、蒸気母管1より分岐するドレン管2.空気抜き
管3及び計装配管4の構成は第1図、第2図、第3図及
び第4図と同一につき説明は省略する。第7図について
は、前述の発明より変わる部分のみを記載したものであ
る。即ち、蒸気母管1には保温材8aが取り付けられて
いる。蒸気母管1にはドレン管2として分岐管7が分岐
し、この分岐管7は蒸気母管1に管台17が取り付いて
おり、これに接続している。また、蒸気母管1より一定
の長さを蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設置し
、これに隣接する部分には前述の分岐管7の正規な保温
材8bで覆われる部分について蒸気母管1の圧力の飽和
温度になるようにして、この部分に滞留ドレン9の液面
16を形成できる正規な保温材8bより保温効果の少な
い鉛毛又は鋼毛等の熱伝導率の良い保温材として鉛毛保
温材20を設置する。なお、分岐管7の当該保温材の蒸
気母管1より離れる下流側の部分は蒸気母管1と同等の
正規な保温材8bを設置したものである。なお、鉛毛保
温月20の熱伝達率については、先ず、前述のように通
常の正規な保温材8bは保温材の熱伝導率としては λ=0.042+O,0OO090 λは保温材の熱伝導率(Kcal/nrh・℃)であり
、Oは被保温個所(管外面)の温度と、保温材外面の温
度の中間点である。従って、管外面の温度が400−・
48 ℃で保温材外面の温度を20℃とするとλ=0.060
9(Kcal、/nrh・℃)となる。なお、鋼の熱伝
導率λはλ= 3O−50(Kcal、/ m−h・℃
)であり、鋼毛又は鉛毛等にした場合には、1./10
以下−となる。従って、前述の正規な保温材8bと比較
するとかなり大きいものとなる。また、当該保温材の長
さは300〜500■以上の長さとする。
以上の実施例の作用及び効果については前述の実施例と
同一につき説明は省略する。
さらに、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する
。なお、蒸気母管1より分岐するドレン管2.空気抜き
管3及び計装配管4の構成は、第1図、第2図、第3図
及び第4図と同一につき、説明は省略する。第8図にお
いて、前述の発明より変わる部分のみを記載したもので
ある。即ち、蒸気母管1には保温材8aが取り付けられ
ている。
蒸気母管1にはドレン管2として分岐管7が分岐し、こ
の分岐管7は、蒸気母管1に管台17が取り付いており
、これに接続している。また、蒸気母管1より一定の長
さを蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設置し、こ
れに隣接する部分には、前述の分岐管7の正規な保温材
8bで覆われる部分について、蒸気母管1の圧力の飽和
温度になるようにして、この部分に滞留ドレン9の液面
16を形成させるため、また、分岐管7の蒸気母管1よ
り離れる正規な保温材8bの下流側の部分には、正規な
保温材8bより保温効果の少ない多孔質繊維あるいは金
網による保温材21を設置する。なお、多孔質保温材2
1については、先ず、前述のように通常の正規な保温材
8bは保温材の熱伝導率としては、λ=0.042+0
.00009 fJλは、保温材の熱伝導率(Kcal
/m−h・℃)であり、0は被保温個所(管外面)の温
度とし、保温材外面の温度の中間点である。従って、管
外面の温度が400°Cで保温材外面の温度を20℃と
すると λ=0.0609(Kcal/+n−h・℃)
となる。これより多孔質保温材21の熱伝導率はλ=0
.1.Kca1./m−h・℃以上の値となる。
以」二の実施例の作用及び効果については、前述の実施
例と同一につき説明は省略する。
さらに、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する
。なお、蒸気母管1より分岐するドレン管2.空気抜き
管3及び計装配管4の構成は第1図、第2図、第3図及
び第4図と同一につき、説明は省略する。第9図におい
て、前述の発明より変わる部分のみを記載したものであ
る。即ち、蒸気母管1には保温材8aが取り付けられて
いる。蒸気母管1にはドレン管2として分岐v7が分岐
し、この分岐管7は、蒸気母管1に管台17が取り付い
ており、これに接続している。また、蒸気母管1より一
定の長さを蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設置
し、これに隣接する部分には、前述の分岐管7の正規な
保温材8bで覆われている部分について、蒸気母管1の
圧力の飽和温度になるようにして、この部分に滞留ドレ
ン9の液面16を形成させるため、保温材8bを除去し
、この除去した部分の分岐管7の外面をローレット22
により粗面化したものである。なお、分岐管7の正規な
保温材8bを取り外した当該部の蒸気母管1より離れる
下流側の部分は、蒸気母管1と同等の正規な保温材8b
を設置したものである。このローレット22の部分の冷
却効果は通常の管外面のものより冷却効果は2〜3倍以
上増大する。また、当該部分には火傷防止の目的で、金
網又はパンチングプレー1〜を設置するか、簡単な火傷
防止程度の保温を実施するものである。また、当該ロー
レット22の長さは300〜500 mm以上の長さと
する。以上の実施例の作用及び効果については前述の実
施例と同一につき説明は省略する。 さらに、本発明の
他の実施例を図面を参照して説明する。なお、蒸気母管
1より分岐するドレン管2.空気抜き管3及び計装配管
4の構成は第1図、第2図、第3図及び第4図と同一に
つき、説明は省略する。第10図において、前述の発明
より変わる部分のみを記載したものである。即ち、蒸気
母管1には保温材8aが取り付けられている。蒸気母管
1にはドレン管2として分岐管7が分岐し、この分岐管
7は蒸気母管1に管台17が取り付いており、これに接
続している。また、蒸気母管1より一定の長さを蒸気母
管1と同等の正規な保温材8bを設置し、これに隣接す
る部分には、前述の分岐管7の正規な保温材8bで覆わ
れている部分について、蒸気母管1の圧力の飽和温度に
なるようにして、この部分に滞留ドレン9の液面16を
形成させるため、保温材8bを除去し、この部分には、
分岐管7の正規な保温材8bの外径より大きい外径の外
筒23を設置し、外筒23の内側には冷却効果を高める
そらせ板24を取り付けている。なお、分岐管7の正規
な保温材8bを取り外した当該部の蒸気母管1より離れ
る下流側の部分は、蒸気母管1と同等の正規な保温材8
bを設置したものである。本原理は外筒23の上下の温
度差を利用した対流効果(煙突効果)を期待したもので
あり空気の流れとしては、空気の流れ25となる。冷却
効果としては外筒23なしのものより2〜3倍以上増大
し、正規な保温材8bの除去した部分の長さは300〜
500■以上の長さとする。
以上の実施例の作用及び効果については前述の実施例と
同一につき、説明は省略する。
さらに、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する
。なお、蒸気母管1より分岐するドレン管2.空気抜き
管3及び計装配管4の構成は、第1図、第2図、第3図
及び第4図と同一につき、説明は省略する。第11図に
おいて、前述の発明より変わる部分のみを記載したもの
である。即ち、蒸気母管1には保温材8aが取り付けら
れている。
蒸気母管1にはドレン管2として分岐管7が分岐し、こ
の分岐管7は蒸気母管1に管台17が取り付いており、
これに接続している。また、蒸気母管1より一定の長さ
を蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設置し、これ
に隣接する部分には、前述の分岐管7の正規な保温材8
bで覆われている部分について、蒸気母管1の圧力の飽
和温度になるようにして、この部分に滞留ドレン9の液
面16を形成させるため、保温材8bを除去し、この除
去した部分の分岐管7には、カップリング26を挿入し
たものである。なお、分岐管7の正規な保温材8bを取
り外した当該部の蒸気母管より離れる下流側の部分は、
蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設置したもので
ある。このカップリング26の冷却効果は、分岐管7の
外表面積に対し、2〜3倍以上表面積を大きくして冷却
効果を増大するものである。また、当該部分には火傷防
止の目的で金網又はパンチングプレー1へを設置するか
、簡単な火傷防止程度の保温を実施するものである。当
該保温材8bの除去部長さは、300〜b 」二の実施例の作用及び効果については、前述の実施例
と同一につき説明は省略する。
さらに、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する
。なお、蒸気母管1より分岐するドレン管2.空気抜き
管3及び計装配管4の構成は、第1図、第2図、第3図
及び第4図と同一につき、説明は省略する。第12図に
おいて、前述の発明より変わる部分のみを記載したもの
である。即ち、蒸気母管1には保温材8aが取り付けら
れている。
蒸気母管1にはドレン管2として分岐管7が分岐し、こ
の分岐管7は蒸気母管1に管台17が取り付いており、
これに接続している。また、蒸気母管1より分岐管7に
おいて、蒸気母管1より一定の長さを蒸気母管1と同等
の正規な保温材8bを設置し、これに隣接する部分には
、前述の分岐管7の正規な保温材8bで覆われている部
分について、蒸気母管1の圧力の飽和温度になるように
して、この部分に滞留ドレン9の液面16を形成させる
ため、保温材8bを除去し、この除去した部分には、分
岐管7の外面に開放冷却タンク27を取り付け、この開
放冷却タンク27には水又は油等を注入して滞留1−レ
ン9を冷却する。開放冷却タンク27には、入口管28
が取り付き、また、出口管29が接続されている。この
出口管29には出口弁30が挿入されている。なお、分
岐管7の開放冷却タンク27の蒸気母管1より離れる下
流側の部分は蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設
置したものである。以上の実施例の作用及び効果につい
ては、前述の実施例と同一につき、説明は省略する。
さらに、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する
。なお、蒸気母管1より分岐するドレン管2.空気抜き
管3及び計装配管4の構成は、第1図、第2図、第3図
及び第4図と同一につき、説明は省略する。第13図に
おいて、前述の発明より変わる部分のみを記載したもの
である。即ち、蒸気母管1には保温材8aが取り付けら
れている。
蒸気母管1にはドレン管2として分岐管7が分岐し、こ
の分岐管7は、蒸気母管1に管台17が取り付いており
、これに接続している。また、蒸気母管1より一定の長
さを蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設置し、こ
れに隣接する部分には、前述の分岐管7の正規な保温材
8bで覆われている部分について、蒸気母管1の圧力の
飽和温度になるようにして、この部分に滞留ドレン9の
液面16を形成させるため、保温材8bを除去し、この
部分には、分岐管7の外面に密閉タンク31を取り付け
、この密閉タンク31の入口には、タンク入口管32が
接続し、これにタンク入口弁33が挿入されている。
また、密閉タンク31の出口にはタンク出口管34が接
続し、これにタンク出口弁35が挿入されている。
密閉タンク31には流体の流れ方向36に示すように、
水又は空気を強制的に循環させる。なお、分岐管7の密
閉タンク31の蒸気母管1より離れる下流側の部分は蒸
気母管1と同等の正規な保温材8bを設置したものであ
る。以上の実施例の作用及び効果については、前述の実
施例と同一につき、説明は省略する。
さらに、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する
。なお、蒸気母管1より分岐するドレン管2.空気抜き
管3及び計装配管4の構成は、第1図、第2図、第3図
及び第4図と同一につき、説明は省略する。第14図に
おいて、前述の発明より変わる部分のみを記載したもの
である。即ち、蒸気母管1には保温材8aが取り付けら
れている。
蒸気母管1にはドレン管2として分岐管7が分岐し、こ
の分岐管7は、蒸気母管1に管台17が取り伺いており
、これに接続している。また、蒸気母管1より一定の長
さを蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設置し、こ
れに隣接する部分には、前述の分岐管7の正規な保温材
8bで覆われている部分について、蒸気母管1の圧力の
飽和温度になるようにして、この部分に滞留ドレン9の
液面16を形成させるため、保温材8bを除去し、この
部分には、所内空気管37を配置し、所内空気管37に
は空気弁38が取り付いている。この所内空気管37よ
す噴射空気39を噴射する。また、冷却のため扇風機で
もよい。なお、正規な保温材8bを除去した部分の蒸気
母管1より離れる下流側の部分は蒸気母管1と同等の正
規な保温材8bを設置したものである。
以上の実施例の作用及び効果については、前述の実施例
と同一につき、説明は省略する。
さらに、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する
。なお、第15図、第16図、第17図及び第18図は
、分岐管7に放熱ドレンタンク40を取り付けた実施例
であるが第15図はドレン管2が分岐したもの、第16
図は空気抜き管3が分岐したもの及び第17図、第18
図は計装配管4が分岐したものの実施例である。
第15図において、蒸気母管1には保温材8aが取り付
けられている。蒸気母管1の下側にはドレン管2として
分岐管7が分岐している。このドレン管2は蒸気母管1
に管台17が取り付き、第1曲がり部10に接続し、こ
の下流側水平部に放熱ドレンタンク40が取り付き、そ
の下流には止め弁5が取り付けられている。放熱ドレン
タンク40の下部にはドレン抜き管41が接続し、ドレ
ン抜き管41にはドレン弁42が挿入されている。蒸気
母管1より分岐する分岐管7には、蒸気母管1より20
0〜600 mm程度(最大でも2000mm程度)の
長さの蒸気母管]と同等の正規な保温材8bを設置し、
この分岐管7内の正規な保温材8bで覆われた部分は蒸
気母管1の圧力の飽和温度になるようにする。また、放
熱ドレンタンク40には、蒸気母管1の圧力の飽和温度
以下の滞留ドレン9を滞留させ、液面16を形成させる
。また、放熱1〜レンタンク40の下流側のドレン管2
は正規な保温IJ’ 8 bが取り付いている。
また、第16図において、蒸気母管1には保温材8aが
取り付けられている。蒸気母管1の上側には空気抜き管
3として分岐管7が分岐し、蒸気母管1の管台17が取
り付き、第1曲がり部10に接続し、この下流側水平部
に放熱ドレンタンク40が取り付き、その下流には、止
め弁5が取り付けられている。放熱ドレンタンク40の
下部にはドレン抜き管41が接続しドレン抜き管41に
はドレン弁42が挿入それている。蒸気母管1より分岐
する分岐管7には、蒸気母管1より200〜600m程
度(最大でも2000mm程度)の長さの蒸気母管1と
同等の正規な保温材8bを設置し、この分岐管7内の正
規な保温材8bで覆われている部分は、蒸気母管1の圧
力の飽和温度になるようにして、また、放熱ドレンタン
ク40には、蒸気母管1の圧力の飽和温度以下の滞留ド
レン9を滞留させ、液面16aを形成させる。
また、空気抜き管3の垂直管にも滞留ドレン9bが滞留
し、液面16bを形成する。また、放熱ドレンタンク4
0の下流側の空気抜き管3は正規な保温材8bが取り付
けられている。
また、第17図において、蒸気母管1には保温材8aが
取り付けられている。蒸気母管1の側面には、計装配管
4として分岐管7が分岐し蒸気母管1に管台17が取り
付き、短かい水平の計装配管4が接続し、この下流に放
熱ドレンタンク40が取り付き、第1曲がり部10を経
て止め弁5が取り付けられている。放熱ドレンタンク4
0の下部にはドレン抜き管41が接続し、ドレン抜き管
41にはドレン弁42が挿入されている。蒸気母管1よ
り分岐する分岐管7には、蒸気母管1より200〜60
0 mm程度(最大でも2000 mm程度)の長さの
蒸気母管1と同等の正規な保温材8bを設置し、この分
岐管7内の正規な保温材8bで覆われている部分は、蒸
気母管1の圧力の飽和温度になるようにして、また、放
熱ドレンタンク40には、蒸気母管1の圧力の飽和温度
以下の滞留ドレン9aを滞留させ、液面16aを形成さ
せる。また、計装配管4の垂直管にも滞留ドレン9bが
滞留し、液面]−6bを形成する。 また、放熱ドレン
タンク40の下流側の計装配管4は正規な保温材8bが
取り付けられている。
また、第18図において蒸気母管]−には保温材8aが
取り付けられている。蒸気母管1の側面には計装配管4
として分岐管7が分岐し、蒸気母管]−に管台17が取
り付き、短かい水平の計装配管4が接続しこの下流に放
熱ドレンタンク40が取り付き、第1曲がり部10を経
て止め弁5が取り付けられている。放熱ドレンタンク4
0の下部には、ドレン抜き管41が接続し、ドレン抜き
管4]にはドレン弁42が挿入されている。蒸気母管1
より分岐する分岐管7には、蒸気母管1より200〜6
00冊程度(最大でも200On+m程度)の長さの蒸
気母管1と同等の正規な保温材8bを設置し、この分岐
管7内の正規な保温材8bで覆われている部分は、蒸気
母管1の圧力の飽和温度になるようにして、また、放熱
ドレンタンク40には、蒸気母管1の圧力の飽和温度以
下の滞留ドレン9aを滞留させ、 液面16aを形成さ
せる。また、放熱ドレンタンク40の下流側の計装配管
4は正規な保温材8bが取り付けられている。
以上の実施例の作用を図を参照して説明する。
第19図は要部拡大図である。分岐管7の正規な保温材
8bの中に、蒸気母管1の圧力の飽和温度になる。また
、放熱ドレンタンク40には滞留ドレン9を滞留させ液
面16を形成させる。この放熱ドレンタンク40により
滞留ドレン9を冷却し、滞留させるものである。従って
、蒸気母管1の圧力がP、1゜温度をT。とすると、液
面16の温度T□は蒸気母管1の圧力P。の飽和温度と
なり、以下、下方に向ってT2.T、の温度となる。
第19図はドレン管2の例の要部拡大断面図であるが、
空気抜き管3及び計装配管4も同様な効果であり説明は
省略する。なお、第19図の符号は第23図と同じにつ
き、説明は省略する。なお、作用及び効果については前
述の実施例と同一につき、説明は省略する。
〔発明の効果〕
以」二のように本発明に係る分岐管内面の保護装置によ
れば蒸気母管より分岐するドレン管、空気抜き管及び圧
力検出配管等の計装配管に滞留するドレンを簡単、かつ
、効果的な分岐管の冷却装置により滞留させ、冷却する
ことにより、この滞留ドレンの蒸気母管への逆流を最小
限にとどめ、管台及び蒸気母管の内面の熱衝撃によるク
ラックを防止し、信頼性の高い配管装置を提供するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る分岐管内面保護装置の第1実施
例を示すドレン管の断面図、第2図はこの発明に係る分
岐管内面保護装置の第1実施例を示す空気抜き管の断面
図、第3図はこの発明に係る分岐管内面保護装置の第1
実施例を示す計装配管工の断面図、第4図はこの発明に
係る分岐管内面保護装置の第1実施例を示す計装配管2
の断面図、第5図はこの発明に係る分岐管内面保護装置
の第1実施例を示す要部拡大断面図、第6図は第2実施
例を示す要部拡大断面図、第7図は第3実施例を示す要
部拡大断面図、第8図は第4実施例を示す要部拡大断面
図、第9図は第5実施例を示す要部拡大断面図、第10
図は第6実施例を示す要部拡大断面図、第11図は第7
実施例を示す要部拡大断面図、第12図は第8実施例を
示す要部拡大断面図、第13図は第9実施例を示す要部
拡大断面図、第14図は第10実施例を示す要部拡大断
面図、第15図は第11実施例を示すドレン管の断面図
、第16図は第11実施例を示す空気抜き管の断面図、
第17図は第11実施例を示す計装配管工の断面図、第
18図は第11実施例を示す計装配管2の断面図、第1
9図は第11実施例を示す要部拡大断面図、第20図は
一般の蒸気母管廻りの構成を示す鳥敞図、第21図は分
岐管のドレン滞留状況を示す断面図、第22図は第1従
来例を示す断面図、第23図は第2従来例を示す断面図
、第24図は第3従来例を示す断面図、第25図は第4
従来例を示す断面図、第26図は通常の滞留ドレンの状
況を示すグラフ、第27図は放熱部を有する滞留ドレン
の状況を示すグラフである。 1 ・蒸気母管    2 ・ドレン管3・・空気抜き
管   4 計装配管 5・・止め弁     6・・・座標表示7・分岐管 
    8,18・・・保温材9・・滞留ドレン   
10・・第1曲がり部1トファンネル   12・放熱
部 13・・冷却フィン   14・サーマルスリーブ15
・逆止弁     16・液面 17・・・管台      19.21・・・多孔質保
温材20・・・鉛毛保温材   22・・ローレット2
3・・外筒      24・・・そらせ板25・・・
空気の流れ   26゛ カップリング27・・・開放
冷却タンク 28・・入口管29  出口管     
30−・出口弁31  密閉タンク   32・タンク
入口管33・タンク入口弁 35・・タンク出口弁 37・・所内空気管 39・・・噴射空気 41・・・ドレン抜き管 34・タンク出口管 36・・・流体の流れ方向 38・空気弁 40・・・放熱ドレンタンク 42・・ドレン弁 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同  第子丸 健 第 図 第 図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蒸気母管より分岐する内部流体の流れのない分岐
    管において、前記分岐管の前記蒸気母管側の一定長さに
    ついては前記蒸気母管と同等の第1の保温材を設置し、
    この部分は前記蒸気母管の圧力の飽和温度になるように
    保ち、さらに前記分岐管の前記第1の保温材に連なる下
    側部分には内部流体の温度に見合う前記第1の保温材よ
    りも保温効果の少ない第2の保温材を設けたことを特徴
    とする分岐管内面保護装置。
  2. (2)第2の保温材の厚さが第1の保温材の厚さよりも
    相対的に薄く形成され、これにより保温効果を弱めるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の分岐管内面
    保護装置。
  3. (3)第2の保温材が鉛毛あるいは鋼毛により形成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の分岐管内面保護装
    置。
  4. (4)蒸気母管より分岐する内部流体の流れのない分岐
    管において、前記分岐管の前記蒸気母管側の一定長さに
    ついては前記蒸気母管と同等の第1の保温材を設置し、
    この部分は前記蒸気母管の圧力の飽和温度になるように
    保ち、さらに前記分岐管の前記第1の保温材に連なる下
    側一定長さには内部流体の温度に見合う前記第1の保温
    材よりも保温効果の少ない第2の保温材を設け、前記分
    岐管の残りの部分には前記蒸気母管と同等の前記第1の
    保温材を配置したことを特徴とする分岐管内面保護装置
  5. (5)第2の保温材が鉛毛あるいは鋼毛により形成され
    ることを特徴とする請求項4に記載の分岐管内面保護装
    置。
  6. (6)第2の保温材が多孔質繊維あるいは金網により形
    成されることを特徴とする請求項4に記載の分岐管内面
    保護装置。
  7. (7)蒸気母管より分岐する内部流体の流れのない分岐
    管において、前記分岐管の前記蒸気母管側の一定長さに
    ついては前記蒸気母管と同等の第1の保温材を設置し、
    この部分は前記蒸気母管の圧力の飽和温度になるように
    保ち、さらに前記分岐管の前記第1の保温材に連なる下
    側一定長さは保温材を取払われてその表面を放熱促進部
    とするか、強制冷却部を形成するようにし、前記分岐管
    の残りの部分には前記蒸気母管と同等の前記第1の保温
    材を配置したことを特徴とする分岐管内面保護装置。
  8. (8)分岐管外面を粗面化することにより放熱促進部を
    形成したことを特徴とする請求項7に記載の分岐管内面
    保護装置。
  9. (9)分岐管に第1の保温材よりも大きい外径の外筒を
    設置し、その部分に上下の温度差を生じさせて対流効果
    を得ることにより強制冷却部を形成したことを特徴とす
    る請求項7に記載の分岐管内面保護装置。
  10. (10)分岐管にカップリングを挿入して放熱促進部を
    形成したことを特徴とする請求項7に記載の分岐管内面
    保護装置。
  11. (11)分岐管に環状容器を設け、該容器に冷却剤を注
    入し、あるいは冷媒を流して熱伝導作用を得ることによ
    り強制冷却部を形成したことを特徴とする請求項7に記
    載の分岐管内面保護装置。
  12. (12)分岐管の保温材を取払われた部分に冷媒を噴射
    し、これにより強制冷却部を形成したことを特徴とする
    請求項7に記載の分岐管内面保護装置。
  13. (13)分岐管に密閉容器を挿入して該密閉容器内にド
    レンを滞留させて放熱促進部を形成したことを特徴とす
    る請求項7に記載の分岐管内面保護装置。
JP32760588A 1988-12-27 1988-12-27 分岐管内面保護装置 Pending JPH02173498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32760588A JPH02173498A (ja) 1988-12-27 1988-12-27 分岐管内面保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32760588A JPH02173498A (ja) 1988-12-27 1988-12-27 分岐管内面保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02173498A true JPH02173498A (ja) 1990-07-04

Family

ID=18200923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32760588A Pending JPH02173498A (ja) 1988-12-27 1988-12-27 分岐管内面保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02173498A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015140686A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 株式会社東芝 蒸気タービン配管

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015140686A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 株式会社東芝 蒸気タービン配管

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3453176A (en) Means for condensing steam liberated within a closed space
US4191246A (en) Device to reduce local heat flux through a heat exchanger tube
US10720250B2 (en) Containment internal passive heat removal system
JP2807992B2 (ja) 蒸気凝縮装置
JPH05264775A (ja) 原子炉スチーム隔離冷却システム
JP2012007761A (ja) 熱交換器および熱交換器の管台
JPH02173498A (ja) 分岐管内面保護装置
EP3421884A1 (en) Lower structure cooling apparatus for nuclear reactor steam generator
KR101777003B1 (ko) 피동형 냉각 구조를 구비하는 원자력 발전소의 격납건물
Sorensen et al. Thermal performance of TAPS heat pipes with non condensable gas blockage
RU2180423C2 (ru) Секция радиатора для систем водяного центрального отопления
JPH0135029Y2 (ja)
JP2007225151A (ja) 空調機の一重管蒸気コイルの凍結防止及び熱応力破損防止構造
JPS60188795A (ja) 熱交換装置
KR102307274B1 (ko) 조립식 확장형 열교환장치
JPH03107698A (ja) 管内面の保護装置
JP4511743B2 (ja) 復水器の真空検出配管システム
JPH05125907A (ja) 分岐管保温装置
HU187988B (en) Cooler
JPS63247595A (ja) サ−モサイフオン
JPS58119659A (ja) ヒ−トパイプ式熱接続素子の構造と冷却構造体の形成方法
RU2224948C2 (ru) Парогенератор
US20170154694A1 (en) Pressurizer spray apparatus with half-circle type nozzles
KR800001110Y1 (ko) 라디에이터
JPS6023784A (ja) 分離形ヒ−トパイプ