JPH05264775A - 原子炉スチーム隔離冷却システム - Google Patents

原子炉スチーム隔離冷却システム

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JPH05264775A
JPH05264775A JP4328327A JP32832792A JPH05264775A JP H05264775 A JPH05264775 A JP H05264775A JP 4328327 A JP4328327 A JP 4328327A JP 32832792 A JP32832792 A JP 32832792A JP H05264775 A JPH05264775 A JP H05264775A
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JP
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tube
steam
hot
furnace
shell
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Application number
JP4328327A
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English (en)
Inventor
Charles W Dillmann
チャールズ・ワーナー・ディルマン
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C15/00Cooling arrangements within the pressure vessel containing the core; Selection of specific coolants
    • G21C15/18Emergency cooling arrangements; Removing shut-down heat
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S165/00Heat exchange
    • Y10S165/911Vaporization

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射性スチームの漏れに対して二重のバリヤ
を有する原子炉スチーム隔離冷却システムを提供する。 【構成】 原子炉圧力容器16を包囲する格納建物12
の外隔離プール30を配置し、隔離凝縮器36を複数の
ヒートパイプで構成し、これらのヒートパイプのコール
ドチューブ46を隔離プール内に配置して凝縮器アセン
ブリを構成し、またホットチューブ44を格納建物内に
延在させて蒸発器アセンブリを構成する。格納建物の壁
を通り抜けるヒートパイプ部分と該壁との間は管板48
により密閉される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原子炉プラントに関
し、特に原子炉プラント内の原子炉の隔離冷却に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常の原子炉プラントでは、沸とう水炉
(BWR)などの原子炉を圧力容器内の炉水に沈め、圧
力容器を格納建物内に配置している。運転中は、炉心が
炉水を沸とうさせて炉スチーム(水蒸気)を発生し、そ
の炉スチームを適当に、たとえば蒸気タービンに導い
て、電力を発生させる。圧力容器の寸法と形状は、たと
えば約70kg/cm2 になる炉スチームの比較的高い
圧力を閉じ込めるのに適当なものとする。一方、格納建
物の寸法と形状は、やはり、圧力容器あるいはそこから
の炉スチームラインの破損が起こった場合に、そのよう
な比較的高い炉スチーム圧力を閉じ込めるものとする。
格納建物は放射能を閉じ込める放射性シールドとしても
有効である。建物は代表的には、厚いコンクリート製で
金属ライナーを施す。
【0003】原子炉プラントの一つの破損モードでは、
原子炉が平常時の冷却および水補給系から隔離(アイソ
レーション)され、そして通常の隔離凝縮器を設けてこ
のような事態に原子炉を冷却する。別の破損モードで
は、圧力バウンダリ破損、たとえば格納建物内の炉スチ
ームパイプのいずれかの破損により、炉圧力下の高温ス
チームが格納建物内に放出され、この場合も隔離凝縮器
を用いてその放出されたスチームを冷却する。いずれの
事態が起こっても、炉心を停止する際に、崩壊熱が発生
し、その崩壊熱が炉スチームを発生し続けるので、その
炉スチームを急冷して、圧力容器および/または格納建
物内での許容範囲を越えた温度および圧力上昇を防止す
る必要がある。
【0004】隔離凝縮器は代表的には、格納建物の外の
隔離プール水内に多数の管を配置した普通の熱交換器で
ある。圧力容器からの、あるいは格納建物内からの炉ス
チームを隔離凝縮器に、そしてその管間に適当に導き、
スチームを冷却し、その熱を隔離プールの水に移す。炉
スチームは管上に凝縮し、通常の方法で凝縮水を抜いて
圧力容器に戻し、炉心からさらに熱を運び去るのに再使
用する。
【0005】隔離凝縮器が炉スチームからプール水への
熱伝達を最大にするのに効果的であるためには、管は比
較的薄く単壁でなければならないが、同時に管はそこを
通過する炉スチームの比較的高い圧力に耐えるのに十分
な強さを持たなければならない。炉スチームを格納建物
に通し、またその外側に配置された凝縮器管に通すの
で、管自身は放射性である炉スチームに対して一重のバ
リヤを構成するだけである。もしも運転中に1本以上の
凝縮器管が破損すると、炉スチームが隔離プールに漏れ
出、そして通常の通気口を通して大気中に放出される。
つまり、放射線が格納建物の外へ大気中に放出される。
【0006】凝縮器の故障があった場合に凝縮器から放
射性スチームが放出される危険を抑えるために、通常の
隔離弁を、圧力容器または格納建物から隔離凝縮器へ通
じる配管および凝縮したスチームを圧力容器に戻す配管
両方に設ける。隔離弁は常閉弁であるので、運転中は付
勢して開いておかなければならず、そしてスチームを放
出するおそれのある隔離凝縮器の故障が生じた場合に、
フェイルセーフ設定に応じて供給動力の中断された弁が
閉じる。閉じた弁は、炉スチームの隔離凝縮器への流れ
を停止し、したがってそれ以上放射線が大気中に放出さ
れるのを防止する。
【0007】したがって、この例示した従来の隔離凝縮
器システムは放射性スチームの放出に対するバリヤが一
重であり、部分的に能動的(アクティブ)なシステムで
ある。部分的に能動的というのは、運転中に隔離弁を開
いておくために隔離弁に動力を供給しなければならず、
一方、隔離凝縮器管の故障時に放射線が放出される恐れ
を低減するため、隔離弁への動力が中断された場合には
隔離弁をフェイルセーフ式に閉じなければならないから
である。
【0008】
【発明の目的】したがって、この発明の目的は、新規な
改良した原子炉スチーム隔離冷却システムを提供するこ
とにある。この発明の別の目的は、放射性スチームの漏
れに対して二重のバリヤを有する隔離冷却システムを提
供することにある。
【0009】この発明の他の目的は、供給動力が失われ
たときに受動的な作動をなす常開遮断弁を有する受動的
隔離冷却システムを提供することにある。
【0010】
【発明の概要】この発明の原子炉スチーム隔離冷却シス
テムでは、格納建物が、炉スチームを発生する炉心を有
する原子炉圧力容器を包囲する。隔離プールが格納建物
外に配置され、通気口を介して大気に連通している。隔
離凝縮器は複数のヒートパイプを含み、これらのヒート
パイプが一緒に、一端では、格納建物外かつ隔離プール
内に配置された凝縮器アセンブリを、また他端では、格
納建物内に延在する蒸発器アセンブリを画定する。炉ス
チームを選択的に蒸発器アセンブリに導いて、その内部
の作動液体を加熱し、こうして炉スチームを凝縮して炉
凝縮液を生成し、圧力容器に戻す。作動液体は蒸発器ア
センブリで蒸気になり、凝縮器アセンブリに流れ、そこ
で熱を隔離プールに逃がし、一方作動凝縮液はそこから
蒸発器アセンブリに戻る。
【0011】この発明の特徴と考えられる新規な事項
は、特許請求の範囲に記載した通りである。以下に、こ
の発明の好適な実施例を、添付の図面を参照しながら、
その目的や効果とともに詳しく説明する。
【0012】
【実施の態様】図1に、この発明の1実施例による原子
炉スチーム隔離冷却システム10を設けた原子炉発電プ
ラントの一部を示す。冷却システム10は、格納頂壁1
4を含む複数の壁を有する格納建物12を含み、格納壁
は通常金属または鋼製内側ライナー付きのコンクリート
とするのがよい。通常の原子炉圧力容器16が格納建物
12の内側に配置され、通常の原子炉炉心18を収容し
ている。炉心18は、たとえば、その内部に入れた炉水
20aから炉スチーム20を発生する作用をなす沸とう
水炉(BWR)である。
【0013】平常運転中は、炉心18は、核分裂から放
出される熱により水20aを沸とうさせて炉スチーム2
0を発生する。通常のスチーム分離器およびスチーム乾
燥器(図示せず)により炉スチーム20から水分を分離
し、ついで通常通り、スチーム20を圧力容器16から
通常の主スチーム出口22を通して、また格納建物12
を貫通する通常の主スチーム出口配管24を通して排出
する。炉スチーム20を、たとえば、通常のスチームタ
ービン(図示せず)に案内して、タービンに連結した発
電機により発電を行う。格納建物12を貫通して圧力容
器16の給水入口28に達する通常の給水配管26を通
して、水を給水20bとして圧力容器16に戻す。通常
の給水スパージャ(図示せず)により給水20bを圧力
容器12の内部に散水し、こうして圧力容器内で給水2
0bが炉水20aと混ざる。
【0014】たとえばスチームタービンのトリップ時に
起こるように、炉心18を隔離(アイソレーション)す
る場合、炉心18を通常通り停止するが、それでも炉心
18はまだ崩壊熱を生じ、ある期間の間炉水20aを沸
とうさせ、炉スチーム20を発生させ続ける。あるい
は、別の状況では、たとえば出口配管24の破損によ
り、炉スチーム20が格納建物12内に放出されること
があり、このため格納建物内の温度と圧力が上昇する。
圧力容器16内に発生する炉スチーム20は、たとえば
約290°Cの高温および約70kg/cm2 の高圧に
あり、これが格納建物12内に放出されると、建物内の
種々の部品を損傷するおそれがある。
【0015】したがって、この発明による隔離冷却シス
テム10は、炉心18を隔離した場合、あるいはスチー
ム20が格納建物12内に放出された場合に、炉スチー
ム20を受動的に冷却する作用をなす。好適な実施例で
は、隔離時冷却システム10は、格納建物12外に、圧
力容器16の上方の格納壁14に隣接して配置された隔
離プール30を含む。隔離プール30にはプール水32
が入っており、プール水32は炉スチーム20から熱を
放散させるためのヒートシンクとして用いられる。隔離
プール30はその壁を貫通する通気口34も含み、通気
口34はプール水32と、大気圧にある格納建物12外
の雰囲気との間に流通関係に配置されている。通気口3
4はプール水32からの蒸気32aをプール30から大
気中に排出し、プール内の熱を放出する。
【0016】この発明の1実施例においては、隔離凝縮
器36が、プール30と格納建物12間の頂壁14の移
行孔38を密封関係で貫通している。隔離凝縮器36は
図2にもっと詳しく図示されており、それぞれ普通の熱
伝達作動液体42が入っている複数の並列の通常の密閉
ヒートパイプ40を含む。作動液体42は、好適な実施
例では水であり、水はヒートパイプ40からの漏れがあ
った場合に炉スチーム20を汚染しない。各ヒートパイ
プ40は、第1の管すなわちホットチューブ44を第2
の管すなわちコールドチューブ46と一体に接合した構
成である。ホットチューブ44は、格納建物12内に鉛
直方向直立に配置するのが好ましく、頂壁14から下方
へ延在し、そしてコールドチューブ46は隔離プール3
0内でホットチューブ44から上向きに延在し、好適な
実施例では大部分が隔離プール30内で角度A、たとえ
ば約45°の角度傾斜している。
【0017】ホットチューブ44は一緒に蒸発器アセン
ブリを画定し、蒸発器アセンブリは、作動液体42を加
熱し沸とうさせて作動蒸気42aを生成し、得られる作
動蒸気42aは自然にホットチューブ44内を上昇して
コールドチューブ46に入る。コールドチューブ46は
一緒に、プール水32中に配置された凝縮器アセンブリ
を画定し、凝縮器アセンブリはプール水で冷却され、内
部の作動蒸気42aを冷却して作動液体凝縮物42bを
生成し、得られる凝縮液42bは、たとえば重力作用
で、コールドチューブ46からホットチューブ44に戻
され、元の作動流体42と混ざる。
【0018】ホットチューブ44が上記の特徴をもつの
で、高温の炉スチーム20を適当な手段を介して、隔離
が生じた場合には圧力容器16から、またスチームが格
納建物12に放出された場合には格納建物12内から、
ホットチューブ間に選択的に導きいれる。高温の炉スチ
ーム20はホットチューブ44内の作動流体42を加熱
し、逆に作動流体42は炉スチーム20から熱を奪って
炉液体または凝縮液20cを生成する。凝縮液20cを
適当な手段で圧力容器16に戻す。コールドチューブ4
6は上記のように、作動中ホットチューブ44より相対
的に低温で、比較的低温のプール水32内に配置されて
いるので、作動蒸気42aを冷却して作動凝縮液42b
を生成し、これにより熱をプール水32に放出する。ヒ
ートパイプ40は、液体から蒸気への、そしてまた液体
への相変化からの熱の吸収と放出を利用して、炉スチー
ム20から熱を除去するとともに、その熱をプール水3
2に放出し、こうして格納建物12から熱を除去する。
【0019】隔離凝縮器36をすべて格納建物12の外
に、あるいはすべて格納建物12内に配置することがで
きるが、好適な実施例ではいくつかの理由から隔離凝縮
器36を頂壁14に通して配置する。もっとも重要なこ
ととして、格納建物12の壁を通しての放射性炉スチー
ム20の漏れに対する追加の(余分な)バリヤを設ける
ために、ホットチューブ44が頂壁14から下方へ格納
建物12内に延在して第1バリヤを構成し、放射性炉ス
チーム20を格納建物12内だけに閉じ込める。コール
ドチューブ46が、放射性スチームの格納建物12から
の漏れに対する第2の(余分な)バリヤを構成する。し
たがってヒートパイプ40自身は、放射性炉スチーム2
0の格納建物12からの漏れに対する二重のバリヤを構
成する。ちなみに、従来の隔離凝縮器では、通常の熱交
換器または凝縮器を隔離プール内に配置し、炉スチーム
20を熱交換器を形成する管内に導きいれる。熱交換器
の管のどれかが破損すると、放射性スチーム20が隔離
プールに漏れるので、放射能が隔離プールの通気口から
大気中に抜け出ることになる。しかし、ヒートパイプ4
0を用いることにより、ホットチューブ44が放射性炉
スチーム20の漏れに対する第1のバリヤをなし、そし
てホットチューブ44が破損したとしても、炉スチーム
20はその破損したホットチューブ44内に流れ、上方
へ対応するコールドチューブ46に入るだけで、コール
ドチューブ46が第2のバリヤをなし、炉スチーム20
の隔離プール30への漏れ、そして通気口34を経ての
大気中への漏れを防止する。
【0020】しかし、隔離凝縮器36自身は格納頂壁1
4を突き抜けなければならないので、これを頂壁14に
密封関係で接合して、格納建物12内の圧力(これはス
チーム漏洩状態では圧力容器16内の圧力まで上昇する
ことがある)に対処する。具体的には、隔離凝縮器36
には、環状管板48をホットチューブ44とコールドチ
ューブ46との間に配置するのが好ましい。管板48
は、ホットチューブ44相互間に導かれる炉スチーム2
0からの予想圧力荷重に耐える適当な厚さTとする。管
板48に設けた複数のアパーチャ50にヒートパイプ4
0を密封接触関係で配置し、炉スチーム20が炉プール
30に漏れ出るのを防止する。
【0021】好適な実施例では、隔離凝縮器36にはさ
らに、格納建物12内に配置されたホットチューブ44
の蒸発器アセンブリを包囲する円筒状シェル52を設
け、このシェル52を管板48に密封関係で接合する。
具体的には、シェル52の基部に設けた環状シェルフラ
ンジ54を、通常の方法で、溶接などにより、管板48
に固着する。図3にさらに詳しく示すように、管板48
とシェルフランジ54を相補形重ね継ぎ(ラップジョイ
ント)56で互いに接合し、通常の第1環状キャノピー
シール58を隔離プール側で管板48およびシェルフラ
ンジ54両方に溶接し、プール水32が下方へ重ね継ぎ
56を通して漏れるのを防止する。第1キャノピーシー
ル58は、炉スチーム20がシェル52内から隔離プー
ル30へ漏れるのも防止する。隔離凝縮器36は格納頂
壁14に、複数の円周方向に間隔をあけて配置したボル
ト60により固着される。ボルト60は、シェルフラン
ジ54の対応する孔を貫通し、通常の手段で格納頂壁1
4に接合される。頂壁14には、環状金属リング62を
通常の方法でコンクリート頂壁14とともに形成または
注型成形し、第2の環状キャノピーシール64を通常の
手段でプール側でリング62およびシェルフランジ54
に溶接し、両者間でのプール水32の漏れを防止する。
ボルト60も通常通り適当なガスケットで密封し、プー
ル水32の格納建物12への漏れを防止する。キャノピ
ーシール58および64をシェルフランジ54の上面に
配置するのが好ましく、そこなら簡単に接近可能で、メ
インテナンス作業時に検査することができる。さらに、
キャノピーシールは、プール水32がシェルフランジ5
4と管板48およびリング62との間の継ぎ目それぞれ
を腐食するのを防止する。
【0022】図2に示すように、ホットチューブ44お
よびコールドチューブ46それぞれは、基端44aおよ
び46aが管板48に隣接して配置され、先端44bお
よび46bがそれぞれ管板48より下および上に配置さ
れている。図4および図5に示すように、ホットチュー
ブ44およびコールドチューブ46を管板48に密封関
係で接合するのに、たとえば2通りの態様を採用でき
る。いずれの態様でも、基端44aおよび46aを管板
48に固定密封関係で接合する。
【0023】図4に示す第1の態様では、ホットチュー
ブ44およびコールドチューブ46を別個の部材とし、
その基端44a、46aを管板48の対応する側から管
板アパーチャ50に挿入し、両チューブを互いに離して
両者間にギャップをとる。ホットチューブ44およびコ
ールドチューブ46を、通常の方法で、管板48にその
底面48aおよび上面48bにて、各チューブ44、4
6の全周にわたって、溶接する。このようにすれば、ホ
ットチューブ44およびコールドチューブ46が溶接部
に対して上へも下へも自由に膨張することができ、2つ
の基端44aおよび46a間のギャップが両者間の膨張
を許す。さらに、隔離プール水32がアパーチャ50に
漏れ出るのを防止し、チューブ−管板間の腐食を防止す
る。
【0024】図5に示す第2の態様では、ホットチュー
ブ44およびコールドチューブ46をやはり別個の部材
とする。ホットチューブ44が上向きに管板アパーチャ
50を完全に貫通し、その基端44aが管板の上面48
bより上にくる。ホットチューブ44を、管板上面48
bに、チューブの全周にわたってかつその基端44aよ
り下で、通常の方法で溶接する。このようにすれば、溶
接部がプール水32の管板アパーチャ50への漏れを防
止し、チューブ−管板間の腐食を防止する。コールドチ
ューブの基端46aは、下向きにホットチューブ44の
内側をその基端44aより下まで延在する。コールドチ
ューブ46をその全周にわたってホットチューブ基端4
4aに通常の方法で溶接する。このようにすれば、溶接
部がやはりプール水32がこの継ぎ目でホットチューブ
44およびコールドチューブ46間に漏れるのを防止
し、両者間の腐食を防止する。さらに、それぞれの溶接
部は、ホットチューブ44およびコールドチューブ46
それぞれが溶接部に対して上へも下へも自由に膨張する
のを許す。
【0025】再び図2に戻ると、シェル52内に複数の
流れバッフル66を横方向に交互に、かつ鉛直方向に間
隔をあけて設けるのが好ましい。流れバッフル66には
複数の孔を設け、これらの孔でホットチューブ44を摺
動自在に支持する。バッフル66は大体半円形で、交互
にシェル52の横方向反対側から延在し、炉スチーム2
0をホットチューブ44間に案内するための蛇行流路6
8を形成する。シェル52にはさらに、その頂部付近に
かつ格納頂壁14に隣接してシェル入口70を、その底
部にシェル出口72を設けるのが好ましい。炉スチーム
20はシェル52に入口70から入り、蛇行流路68に
沿って、横方向には前後にかつホットチューブ44を横
切りかつその間を流れ、また長さ方向には下向きにシェ
ル52の底部まで流れる。したがって、炉スチーム20
はホットチューブ44を加熱し、作動流体42を沸とう
させる。すなわち、作動流体42は、炉スチーム20か
ら熱を吸収し、炉スチーム20を凝縮し、炉凝縮液20
cを生成する。炉凝縮液20cはシェル52の底部に溜
り、そこからシェル出口72を通して排出できる。
【0026】こうして得られる作動蒸気42aは、自然
に上向きにホットチューブ44から、隔離プール30内
のコールドチューブ46中に流れ、そこで作動蒸気に含
まれる熱をプール水32へ放出する。コールトチューブ
46の対流熱伝達能力を改良するために、コールトチュ
ーブ46の大部分を図2に示すように、角度Aで傾斜さ
せ、スチーム泡の形態のプール蒸気32aがそこから抜
け出しやすくする。ホットチューブ44およびコールド
チューブ46を環状輪郭に配列するのが好ましく、コー
ルドチューブ46を角度Aで傾斜させるので、コールド
チューブ46は屈曲部74をもち、屈曲部74の管板上
面48bからの距離は、図示のように、屈曲部74の内
側から外側へ向けて徐々に増大する。
【0027】図6に詳しく示すように、1本のコールド
チューブ46の先端領域を図示して、作動蒸気42aが
コールドチューブ46内で上向きに傾斜角Aにて流れる
様子を示す。相対的に低温のプール水32がコールドチ
ューブ46を冷却し、このため作動蒸気42aがコール
ドチューブ46の内面に沿って液滴の形態で凝縮し、こ
れらの液滴が凝集して作動凝縮液42bを形成する。作
動凝縮液42bはコールドチューブ46の内面に沿って
下方へ流れる。作動蒸気42aの凝縮により放出される
熱が、コールドチューブ46に隣接するプール水32を
加熱し、沸とうさせ、スチーム泡の形態のプール蒸気3
2aを生成し、これらのスチーム泡はコールドチューブ
46の外面に集まる。もしもコールドチューブ46が完
全に直立していると、プール蒸気泡32aがコールドチ
ューブ46の外面に沿って凝集し、チューブのまわりに
プール蒸気32aの境界層を形成し、その境界層の厚さ
が鉛直方向に増加することになる。このような境界層は
断熱層となり、コールドチューブ46が熱を放散する能
力を低減する。コールドチューブ46を傾斜角A傾斜す
ることにより、プール蒸気泡32aに働く自然の浮力の
ために、泡がコールドチューブ46に沿って上向きに移
動する際に、チューブ外面から鉛直方向にはずれ、抜け
出る。このように、プール蒸気32aの絶縁膜を、なく
せないまでも、少なくし、こうしてコールドチューブ4
6の熱伝達能力を向上させる。チューブから離れたプー
ル蒸気32aは、図1に示すように、上向きに隔離プー
ル30の液面まで上昇し、そしてプール30から通気口
34を通して放出され、熱を運び去る。このように、炉
スチーム20に含まれる熱を隔離プール30中に消散
し、その後通気口34を通して大気中に消散する。
【0028】再び図1に戻ると、この発明の1実施例に
よる隔離凝縮器36は圧力容器16に直結されている。
通常の入口配管76を、シェル入口70と圧力容器16
の二次出口78との間に流通関係で配置し、炉スチーム
20をシェル52に選択的に導出する。入口配管76に
は通常の選択的に開閉可能な遮断入口弁80が直流関係
で介挿されている。好適な実施例では、出口配管82
を、シェル出口72と圧力容器16の二次入口84との
間に流通関係で配置し、炉凝縮液20aを圧力容器16
に選択的に戻す。出口配管82には通常の選択的に開閉
可能な遮断入口弁86が直流関係で介挿されている。入
口配管76および出口配管82は、シェル52と圧力容
器16との間に並列流れ関係に配置する。
【0029】入口弁80および出口弁86は常開弁とす
るのが好ましく、通常通り開位置にばねバイアスし、弁
への動力が失われたときに、これらの弁が開いて隔離凝
縮器36による炉スチーム20の受動的隔離冷却を行
う。炉心18の正常運転中は、通常通り入口弁80およ
び出口弁86に動力が加わるので、弁は両方とも閉じ、
凝縮器36を圧力容器16から隔離する。これは、従来
の隔離凝縮器に対する改良点の一つである。従来の隔離
凝縮器に含まれる通常の熱交換器は常閉隔離弁を必要と
し、常閉弁は、動力が失われた場合に閉じて、熱交換器
内の何らかの故障により放射性スチームが隔離プールか
ら大気中に放出されることがないようにする。ヒートパ
イプ40は、放射性炉スチーム20が隔離プール30中
に漏れ出るのを防止する二重のバリヤをなすので、入口
弁80および出口弁86を常開として、大気中への放射
能漏れの危険を低減したより受動的な隔離冷却システム
を提供する。
【0030】図1に示した隔離冷却システム10の別の
実施例では、二次入口84および出口弁86をなくし、
出口配管82を、仮想線82aで示すように、入口弁8
0とシェル入口70の間で入口配管76に直接流通関係
に配置する。このようにすれば、単一の二次出口78お
よび入口弁80を、凝縮器36の作動を制御するのに使
用できる。炉スチーム20が入口配管76を通して上方
へシェル入口70へ導かれ、炉凝縮液20cがシェル出
口72から下方へ、入口弁80および二次出口78を経
て圧力容器16に流れる。こうのような実施例では、入
口配管76が、炉スチーム20を一方向へ、また炉凝縮
液20cを反対方向へ同じ配管を通して案内する。
【0031】しかし、炉スチーム20が出口配管82a
を炉凝縮液20cに抗して上流に流れるのを防止するた
めに、出口配管82aに通常のU形蒸気トラップ82b
(マノメータ型シールとも言う)を設けるのが好まし
い。蒸気トラップ82bは炉凝縮液20cで満たされ、
したがって炉上記20がそこを通って上流に流れ、さら
にシェル出口72からシェル52に入るのを防止する。
しかし、炉凝縮液20cは、蒸気トラップ82bを満た
したら、そこを通過して流れ、出口配管82aを経て圧
力容器16に流通し続ける。この実施例では、隔離凝縮
器36を炉心18およびその中の炉水20aより上に
し、こうして重力を利用して炉凝縮液20cを圧力容器
16に戻している。
【0032】この発明の好適な実施例に関して上述した
ヒートパイプ40は重力を利用して作動凝縮液42bを
ホットチューブ44に戻しているが、この発明の別の実
施例ではヒートパイプ40を普通のキャピラリ型ヒート
パイプとすることもできる。キャピラリ型ヒートパイプ
は、作動凝縮液42bをコールドチューブ46からホッ
トチューブ44に戻すのに、重力の代わりに、作動流体
42の毛細管作用に依拠する。
【0033】さらに他の実施例では、二次出口78およ
び入口弁80をなくすことができる。図1に仮想線で示
したように、開放入口端76aを有する入口配管76を
格納建物12の内部と直接連通関係で配置し、事故によ
り建物12内に逃げ出した炉スチーム20をシェル入口
70に直接導く。以上、この発明の好適な実施例とみな
されるものを説明したが、当業者にはこの発明の他の変
更例が明らかであり、このような変更例もすべて特許請
求の範囲に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による原子炉スチーム隔離冷却システ
ムの概略立面図である。
【図2】図1に示した隔離冷却システムに用いたヒート
パイプを含む隔離凝縮器および隔離プールを部分的に断
面にて示す概略拡大立面図である。
【図3】図2の鎖線の円3で囲んだ隔離凝縮器の部分の
拡大断面図で、凝縮器と格納壁との密封関係の接合を示
す。
【図4】図2に示したヒートパイプのホットチューブと
コールドチューブの接合部の第1の例を示す拡大断面図
である。
【図5】図2に示したヒートパイプのホットチューブと
コールドチューブの接合部の第2の例を示す拡大断面図
である。
【図6】図2に示したヒートパイプのコールドチューブ
の先端部分の拡大断面図である。
【符号の説明】 10 隔離冷却システム 12 格納建物 14 頂壁 16 圧力容器 18 炉心 20 炉スチーム 20a 水 20b 給水 20c 炉凝縮液 30 隔離プール 32 プール水 34 通気口 36 隔離凝縮器 40 ヒートパイプ 42 作動液体 42a 作動蒸気 42b 作動凝縮液 44 ホットチューブ 46 コールドチューブ 48 管板 50 アパーチャ 52 シェル 54 フランジ 66 バッフル 68 流路 70 シェル入口 72 シェル出口 74 屈曲部 76 入口配管 78 二次出口 80 遮断入口弁 82 出口配管 84 二次入口 86 遮断出口弁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納壁を有する格納建物と、 前記格納建物内に配置され、炉スチームを発生する作用
    をなす炉心を含む原子炉圧力容器と、 前記格納建物外にその壁に隣接して配置された、水の充
    満した隔離プールであって、通気口を介して前記格納建
    物外の雰囲気と流通関係にある隔離プールと、 それぞれに熱伝達作動液体を入れた複数の並列のヒート
    パイプを含み、各ヒートパイプがホットチューブおよび
    コールドチューブを有し、それらのホットチューブが一
    緒になって、内部の作動液体を加熱して作動蒸気を生成
    する蒸発器アセンブリを構成し、またそれらのコールド
    チューブが一緒になって、作動蒸気を冷却して前記ホッ
    トチューブに戻すべき作動凝縮液を生成する凝縮器アセ
    ンブリを構成している隔離凝縮器であって、 さらに、前記格納建物の壁を通って該壁と密封関係で配
    置された管板を含み、該管板が前記ホットチューブとコ
    ールドチューブの間に配置され、前記ヒートパイプが該
    管板を通ってそれと密封接触関係で配置され、前記凝縮
    器アセンブリが前記格納建物外の前記隔離プール内に配
    置され、前記蒸発器アセンブリが前記格納建物内に配置
    されている隔離凝縮器と、 炉スチームから熱を除去して炉凝縮液を生成するため、
    炉スチームを前記圧力容器から前記蒸発器アセンブリの
    ホットチューブ相互間に選択的に導く手段と、を備える
    原子炉スチーム隔離冷却システム。
  2. 【請求項2】 さらに、前記格納建物内の前記蒸発器ア
    センブリを包囲し、かつ前記管板に密封関係で接合され
    ていて、炉スチームを受け入れるシェル入口およびシェ
    ル出口を有するシェルと前記ホットチューブに摺動自在
    に接合されて蛇行流路を画定する複数の互いに離れた交
    互のバッフルとを含み、この流路が炉スチームをシェル
    入口から横方向に前記ホットチューブを横切るように導
    くことにより、炉スチームから熱を吸収して、炉スチー
    ムを凝縮させ、前記シェル出口から排出できる炉凝縮液
    を生成する請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記ホットチューブが前記格納建物内に
    鉛直に配置され、前記コールドチューブが前記隔離プー
    ル内で傾斜している請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 さらに、前記圧力容器と前記シェル入口
    との間に流通関係で配置され、炉スチームを前記シェル
    に選択的に導く作用をなす入口配管であって、選択的に
    開閉できる遮断入口弁をそなえた入口配管と、前記シェ
    ル出口と前記圧力容器との間に流通関係で配置され、炉
    凝縮液を圧力容器に戻す作用をなす出口配管とを含む請
    求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記入口弁が、それに対する動力が失わ
    れたときに開き、それに対する動力が加えられたときに
    閉じる常開弁である請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記出口配管には選択的に開閉できる遮
    断出口弁が含まれており、前記入口配管と出口配管が前
    記圧力容器とシェルとの間に並列に配置されている請求
    項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記出口配管にはスチームトラップが含
    まれており、該スチームトラップは炉スチームの流れを
    阻止するが、炉凝縮液の流れを通過させ、前記出口配管
    が前記入口弁と前記シェル入口との間で前記入口配管に
    流通関係で配置されている請求項5に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記管板には複数の貫通アパーチャが設
    けられており、前記ホットチューブおよびコールドチュ
    ーブそれぞれが基端および先端を有し、前記ホットチュ
    ーブおよびコールドチューブの基端が前記管板に固定密
    封関係で接合されている請求項2に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記ホットチューブおよびコールドチュ
    ーブの基端が前記管板のアパーチャに挿入されて、互い
    に離れており、前記ホットチューブおよびコールドチュ
    ーブが前記管板の対応する管板表面に溶接されている請
    求項8に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記ホットチューブが前記管板のアパ
    ーチャを上向きに貫通して、その基端が前記管板の上面
    より上にあり、前記ホットチューブが前記管板の上面に
    溶接され、前記コールドチューブの基端が前記ホットチ
    ューブ内に下向きに挿入され、前記コールドチューブが
    前記ホットチューブの基端に溶接されている請求項8に
    記載のシステム。
JP4328327A 1991-12-11 1992-12-09 原子炉スチーム隔離冷却システム Withdrawn JPH05264775A (ja)

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US07/805,132 US5158742A (en) 1991-12-11 1991-12-11 Reactor steam isolation cooling system

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