JP2807992B2 - 蒸気凝縮装置 - Google Patents

蒸気凝縮装置

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JP2807992B2
JP2807992B2 JP9055424A JP5542497A JP2807992B2 JP 2807992 B2 JP2807992 B2 JP 2807992B2 JP 9055424 A JP9055424 A JP 9055424A JP 5542497 A JP5542497 A JP 5542497A JP 2807992 B2 JP2807992 B2 JP 2807992B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、蒸気凝縮
器に関し、特に、空冷式真空乾燥蒸気凝縮技術とヒート
パイプ技術を組合せた蒸気凝縮器に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸気発電サイクルに用いられる空冷式蒸
気凝縮器は、通常、ファンを底部に置いてその両側に傾
斜した凝縮器管束を配置したA字フレーム形に配置され
る。空気は、ファンを通り、蒸気凝縮器の数箇所のセク
ションを横切って流れる。蒸気入口は、複数の層状に重
ねられた管列から成る管束の頂部にあり、蒸気と凝縮液
とは、互いに並流関係をなして下方へ流れる。管束中の
順次に連続する各管列間の温度差が低いほど、凝縮量が
少ない。蒸気及び凝縮液の流量は順次に連続する各管列
ごとに漸次減少するので、2相流の圧力降下も各管列ご
とに漸次低下する。それらの管列共通の後方ヘッダー内
へ流体を排出するようになされている場合は、各管列間
の出口圧力の差は、後方ヘッダー内の蒸気及び非凝縮ガ
スが比較的低い圧力を有する管列の端部に流入すること
によって解消される。下流側の管列ほど出口圧力が低い
ので、蒸気が管の両端に流入し、時間の経過とともに非
凝縮ガスがそれらの管内に溜る。それによって生じた非
凝縮ガスのポケットは、局部的な蒸気の流れを閉塞し、
その結果、寒冷天候のときには凝縮液を凍結させ、管の
破裂を起すことがある。非凝縮ガスは、通常、真空ポン
プ又は空気エゼクターで後方ヘッダーから吐出される。
【0003】この問題を克服するための従来の解決法
は、各管列を通しての蒸気の流量が過剰になるように設
計することであった。過剰な蒸気流が、非凝縮ガスの滞
積を防止し、凝縮液の温度を凍結点より高い温度に維持
するからである。この過剰蒸気(通常、総蒸気流の20
〜33%)は、二次(吐出用)凝縮器で凝縮される。典
型的な吐出用凝縮器は、蒸気流を傾斜管を通して上昇さ
せ、管壁上で凝縮器させ、凝縮液を下方へ排出させるよ
うにした分縮器(デフレグメーター)(還流凝縮器)で
ある。非凝縮ガスは、管から上方へ流出し、真空ポンプ
又は空気エゼクターによって除去される。
【0004】蒸気凝縮器の凍結問題を克服する従来のも
う1つの方法は、ヒートパイプを用いて蒸気を凝縮させ
る方法である。この方法においては、周囲空気を強制的
にヒートパイプの凝縮器側即ち凝縮器セクション(ヒー
トパイプの凝縮器として機能する側の一端寄りの区間)
の外面を覆って通流させ、蒸気をヒートパイプの蒸発器
側即ち蒸発器セクション(ヒートパイプの蒸発器として
機能する側の一端寄りの区間)蒸発器側の外面を覆って
通流させることによって凝縮させる。凝縮液を蒸気ダク
トの底部に集めて、再使用のためにボイラーへ戻す。し
かしながら、この方法には、ある種の制約があり、非凝
縮ガスを処理するための方法としては必ずしも簡単では
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の制約を解決することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、どのような周囲条件の下でも凍結を防止
し、かつ、非凝縮ガスを処理するための簡単な方法を提
供するようにヒートパイプ技術をも組合せて使用する空
冷式蒸気凝縮器を提供する。蒸気は、主凝縮器内を通っ
て凝縮液と並流関係をなして下方へ流れる。本発明によ
れば、作動条件の全範囲において、蒸気の全部が完全に
は凝縮せず、各管列を通って連続的に(常時)流出する
ように伝熱表面積及びファン空気流を設計する。蒸気の
この連続した流れが、各管列から非凝縮ガスをパージ
(放逐)する。余剰の蒸気は、ヒートパイプを用いる二
次凝縮器セクションへ通じる下方ヘッダーに流入する。
下方ヘッダー内に残留した非凝縮ガスは、慣用の凝縮器
に類似した空気排除装置によって吐出される。一方、下
方ヘッダー内の凝縮液は、発電サイクルに再使用するた
めに凝縮液タンクへ排出される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1の従来技術の図にみられるよ
うに、空冷式蒸気凝縮器は、通常、ファン10を底部に
置いてその両側に傾斜した凝縮器管束12を配置したA
字フレーム構造に配置される。空気は、ファン10を通
り、蒸気凝縮器の数箇所のセクションを横切って流れ
る。蒸気タービン14からの蒸気は、各管束の頂部を受
容する蒸気入口を備えた上方蒸気ヘッダー16へ導かれ
る。蒸気と凝縮液は、互いに並流関係をなして管束12
を通って下方へ流れ、下方又は後方ヘッダー18に流入
する。非凝縮ガスを後方ヘッダーから吐出させるために
真空ポンプ又は空気エゼクター20が用いられる。凝縮
液は、凝縮液タンク22に収集され、再使用のために凝
縮液ポンプ(図示せず)へ送られる。
【0008】図2は、凝縮液の凍結を防止するための従
来の解決法を例示する。この構成では、各凝縮器管束1
2は、各管列を通しての蒸気の流量が過剰になるように
設計されている。余剰の蒸気流が、非凝縮ガスの滞積を
防止し、凝縮液の温度を凍結点より高い温度に維持す
る。この余剰蒸気は、二次(吐出用)凝縮器24内で凝
縮される。典型的な吐出用凝縮器24は、蒸気流を傾斜
管を通して上昇させ、管壁上で凝縮器させ、凝縮液を下
方へ排出させるようにした分縮器(還流凝縮器)であ
る。非凝縮ガスは、管から上方へ流出し、真空ポンプ又
は空気エゼクターによって除去される。
【0009】図3は、凝縮液の凍結を防止するための従
来の別の解決法を例示する。この構成では、ヒートパイ
プ26が、Y字形に配置されている。これらのヒートパ
イプの蒸発器側は、蒸気ヘッダー28内に挿入されてい
る。蒸気は、蒸気ヘッダー28内でヒートパイプ26の
蒸発器側を横切って流れることによって凝縮される。凝
縮液は、蒸気ヘッダー28の底部に集められ、再使用の
ためにボイラーへ戻される。ファン10は、ヒートパイ
プ26の凝縮器側を横切る誘引空気流を創生し、ヒート
パイプ26内の動作流体を冷却して再凝縮させる。
【0010】図4を参照すると、本発明の蒸気凝縮装置
30が示されている。蒸気凝縮装置30は、基本的に、
主凝縮器32と、下方ヘッダー34と、二次凝縮器36
から成る。主凝縮器32は、上方蒸気ヘッダー38と1
つ又はそれ以上の管束40から形成されている。上方蒸
気ヘッダー38は、蒸気タービン42から導管44を通
して蒸気を受取り、それを管束40へ導く。各管束40
は、斯界において一般に用いられている管束と同様のも
のであり、蒸気を受けとって凝縮させるための数列の、
通常は4列の管列を有する。本発明の管束の従来のもの
との主な相違は、蒸気をできるだけ多く凝縮させるよう
には設計されていないことである。即ち、本発明によれ
ば、作動条件の全範囲に亙って、蒸気の全部が完全に凝
縮することがなく、蒸気が連続的に(常時)各管列の下
端から下方ヘッダー34内へ流出するように管束の伝熱
表面積と、ファン46からの空気流量が設計される。好
ましい実施例では、管束40の利用可能な表面積の67
〜80%が用いられる。この表面積と、ファンの空気流
量との組合せにより、主凝縮器32においては蒸気の約
20〜80%が凝縮される。蒸気の連続的な流れが、主
凝縮器32の各管列から非凝縮性ガスをパージする。余
剰の未凝縮蒸気と非凝縮性ガスは、下方ヘッダー34に
流入し、次いで、二次凝縮器36へ流入する。
【0011】二次凝縮器36は、下方ヘッダー34と流
体連通しており、主凝縮器32とインライン(直線整
列)関係に配置されている。二次凝縮器36は、ヒート
パイプ48から成り、各ヒートパイプは、その蒸発器側
が二次凝縮器36の下方端側に位置し、下方ヘッダー3
4に突入するように配置されている。各ヒートパイプ4
8の凝縮器側は、二次凝縮器36の上方端側に位置する
ように配置されている。かくして、主凝縮器32からの
未凝縮蒸気は、ヒートパイプ48の蒸発器側で凝縮して
下方ヘッダーから凝縮液ドレン50を通って流出する。
一方、非凝縮性ガスは、エゼクター52へ逃がされる。
ここで、「流体連通」とは、流体を連通させることがで
きる状態に連結されていることをいう。
【0012】図5は、本発明の変型実施形態による蒸気
凝縮装置を示す。この実施形態においては、主凝縮器3
2と、二次凝縮器36とは、インライン配列ではなく、
W字形配列に配置されている。先の実施形態の場合と同
様に、余剰の蒸気を二次凝縮器36内で凝縮する。一
方、非凝縮性ガスは、導管54を通して逃がされる。
【0013】図6は、本発明の更に別の変型実施形態に
よる蒸気凝縮装置を示す。この実施形態においては、上
述した主凝縮器と二次凝縮器36とが単一凝縮器56と
して統合されている。単一凝縮器56は、蒸気を頂部か
ら底部へ、そしてヒートパイプ26へ導く慣用のフィン
付き管58から成る。先の実施形態の場合と同様に、管
束の伝熱表面積とファン46からの空気流量が、作動条
件の全範囲に亙って、蒸気の全部を管58内で凝縮させ
ることなく、蒸気を連続的に各管の下端から下方ヘッダ
ー34内へ流出させるように設計されている。蒸気の連
続的な流れが、各管58から非凝縮性ガスをパージす
る。管58の下端から流出した余剰の未凝縮蒸気は、下
方ヘッダー34内で管58の下端即ち出口端より下に延
長しているヒートパイプ26の蒸発器側によって凝縮せ
しめられる。非凝縮性ガスは、逃し導管54を通して排
出される。図6の例では、管束は4列の管から成るもの
として示されており、一番下の列即ち最初の列(ファン
46からの空気流に最初に接触する列)の管がヒートパ
イプ26であるが、ヒートパイプ26は、緩速の中のど
の列に配置してもよい。
【0014】図7は、本発明に使用されるヒートパイプ
26と下方ヘッダー34の詳細断面図である。ヒートパ
イプ26は、断面円形、楕円形又は扁平楕円形の直管か
ら製造することができ、内部にウイック(毛管作用を有
する灯心材料)を充填してもよく、あるいはしなくとも
よい。ヒートパイプ26は、その両端を密封されてお
り、所定の蒸気圧を有する所定量の熱伝達流体60を収
容している。使用される熱伝達流体の種類は、用途及び
使用条件によって異なるが、いろいろなヒートパイプ用
途に用いられる熱伝達流体としては、例えば、メタノー
ル、アンモニア、フレオン等が挙げられる。
【0015】熱伝達流体60は、常態では、ヒートパイ
プの蒸発器側即ち蒸発器セクション62内に溜ってい
る。外部からの熱(蒸発器セクション62の外面を覆っ
て流れる蒸気の熱)が蒸発器セクション62内へ流入す
ると、熱伝達流体60が蒸発して、蒸気から熱を奪い、
蒸気を凝縮させる。蒸発した熱伝達流体60は、ヒート
パイプの凝縮器側即ち凝縮器セクション64内へ上昇
し、凝縮器セクション内でヒートパイプの外面を覆って
流れる空気流によって冷却されて凝縮し、空気流に熱を
放出する。熱伝達流体60の凝縮液は、重力流れによっ
て蒸発器セクション62へ戻る。ヒートパイプのフィン
66は、ヒートパイプと一緒に押出し成形された、ある
いはヒートパイプに植設された、あるいはヒートパイプ
に巻装されたアルミニウム又はスチール製のフィンであ
ってよく、圧力降下要件及び熱伝達要件に応じて中実部
材又は踞歯状部材とすることができる。又、ヒートパイ
プ26は、圧力降下要件及び熱伝達要件に応じて、イン
ライン配列、あるいは、三角形の管ピッチ配列態様に配
置することができる。
【0016】熱伝達性能及び腐蝕耐性を高めるために、
図8に例示されるように、ヒートパイプ26の外周にポ
リテトラフルオロエチレンのような低摩擦コーチング6
8を被せることができる。低摩擦コーチング68は、凝
縮のための熱伝達速度をほぼ1桁向上させる滴下状凝縮
(図9参照)を促進する。更に、このコーチングは、ヒ
ートパイプ26の素材として安価な炭素鋼系の管の使用
を可能にする耐腐蝕性境界層を形成する。
【0017】図9及び10は、複数のサーモウエル(th
ermowell)又はスリーブ70を備えたことを特徴とする
下方ヘッダー34の実施形態を示す。スリーブ70は、
漏れ止めシールを形成するように下方ヘッダー34に直
接溶接されている。各スリーブ70は、熱抵抗を少なく
するために、その内径とヒートパイプ26の蒸発器セク
ションの外径との間に僅かな滑り嵌合クリアランスを設
定するような寸法とされる。熱伝達を向上させるために
必要であれば、スリーブ70の内径とヒートパイプ26
の外径との間の環状の間隙を埋めるためにグリースや液
体等の伝熱性物質を用いることができる。ヒートパイプ
26は、凝縮器の管束フレームに通常用いられる管支持
部材と重力とによって所定位置に保持される。この構成
は、ヒートパイプ26と蒸気との接触(従って、ヒート
パイプに対する蒸気の腐蝕作用)を排除する追加の手段
を提供する。滴下状凝縮(図9参照)を促進して凝縮の
ための熱伝達速度を上させるために、スリーブ70の外
周面に、図8の実施形態に関連して述べたように、低摩
擦コーチングを被覆することができる。
【0018】作動において、上方ヘッダー38に受け取
られた蒸気は、管束40の各管内に流入してその一部が
凝縮せしめられ、下方ヘッダー34内に流入する。残り
の未凝縮蒸気は、各管から下方ヘッダー34内に流入す
る際に各管から非凝縮性ガスをパージする。この残りの
未凝縮蒸気は、ヒートパイプ26の蒸発器セクション6
2の外周面上で凝縮し、下方ヘッダー34内へ落下す
る。一方、非凝縮性ガスは、逃し導管及び、又は真空ポ
ンプを通して除去される。
【0019】凝縮器管とヒートパイプの本発明の構成
は、管束中の各管内を通して常時蒸気流を維持するの
で、管束中の各管を凍結防止管とすることができる。本
発明の構成において唯一凍結が起る可能性のある部位
は、ヒートパイプの、下方ヘッダー34内に位置するセ
クションの外周面である。しかし、凍結が生じるのはヒ
ートパイプの外周面であるから、ヒートパイプを損傷さ
せることはない。
【0020】図9の下方ヘッダーの実施形態は、ヒート
パイプ26と下方ヘッダー34の間の面倒なシール溶接
を切断して再溶接する必要なしに、ヒートパイプを現場
で取り外して交換することができるという利点を提供す
る。
【0021】以上、本発明を実施形態に関連して説明し
たが、本発明は、ここに例示した実施形態の構造及び形
状に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲か
ら逸脱することなく、いろいろな実施形態が可能であ
り、いろいろな変更及び改変を加えることができること
を理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術の空冷式蒸気凝縮器の概略図
である。
【図2】図2は、従来技術の別のタイプの空冷式蒸気凝
縮器の概略図である。
【図3】図3は、従来技術の更に別のタイプの空冷式蒸
気凝縮器の概略図である。
【図4】図4は、本発明による空冷式蒸気凝縮器の概略
図である。
【図5】図5は、本発明の別の実施形態による空冷式蒸
気凝縮器の概略図である。
【図6】図6は、本発明の更に別の実施形態による空冷
式蒸気凝縮器の概略図である。
【図7】図7は、本発明に用いられるヒートパイプの1
つの断面図である。
【図8】図8は、本発明に用いることができるヒートパ
イプの変型例の断面図である。
【図9】図9は、本発明の下方蒸気ヘッダーの変型例の
断面図である。
【図10】図10は、図9の線9−9に沿ってみた側面
図である。
【符号の説明】
26:ヒートパイプ 30:蒸気凝縮装置 32:主凝縮器 34:下方ヘッダー 36:二次凝縮器 38:上方蒸気ヘッダー 40:管束 46:ファン 48:ヒートパイプ 56:単一凝縮器 62:ヒートパイプの蒸発器セクション 68:低摩擦コーチング 70:スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トマス・ウェイン・ストロック アメリカ合衆国オハイオ州カントン、サ ンダバ・アベニュー6303、ノースウエス ト (72)発明者 ハロルド・ウォルター・ワーレ アメリカ合衆国オハイオ州ノース・カン トン、ビーチモア・ドライブ2314、ノー スウエスト (56)参考文献 特開 昭49−85405(JP,A) 実開 昭63−179454(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28B 1/06 F28D 15/02

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.上方蒸気ヘッダーと、 b.該上方蒸気ヘッダーに流体連通しており、内部を通
    る蒸気流の所定の一部分だけを凝縮させるように設計さ
    れた主凝縮器と、 c.該主凝縮器に流体連通した下方ヘッダーと、 d.該下方ヘッダーに流体連通した二次凝縮器と、 e.該二次凝縮器内に収容されており、前記主凝縮器内
    で凝縮しなかった蒸気を凝縮させるための複数のヒート
    パイプと、から成る蒸気凝縮装置。
  2. 【請求項2】 前記主凝縮器は、その内部を通る蒸気流
    のほぼ20〜80%を凝縮させるように設計されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気凝縮装置。
  3. 【請求項3】 前記主凝縮器と二次凝縮器とは、インラ
    イン配列に配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の蒸気凝縮装置。
  4. 【請求項4】 前記主凝縮器と二次凝縮器とは、W字形
    配列に配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の蒸気凝縮装置。
  5. 【請求項5】 前記各ヒートパイプの蒸発器セクション
    に低摩擦コーチングが被せられていることを特徴とする
    請求項1に記載の蒸気凝縮装置。
  6. 【請求項6】 前記下方ヘッダーは、それに突入した複
    数のスリーブ備えており、該各スリーブは、それぞれ前
    記ヒートパイプの対応する1つの蒸発器セクションを受
    容するように寸法決めされていることを特徴とする請求
    項1に記載の蒸気凝縮装置。
  7. 【請求項7】 a.上方蒸気ヘッダーと、 b.該上方蒸気ヘッダーに流体連通しており、内部を通
    る蒸気流の所定の一部分だけを凝縮させるように設計さ
    れた主凝縮器と、 c.該主凝縮器に流体連通した下方ヘッダーと、 d.該下方ヘッダーに流体連通し、前記主凝縮器とイン
    ライン関係に配置された二次凝縮器と、 e.該二次凝縮器内に収容されており、前記主凝縮器内
    で凝縮しなかった蒸気を凝縮させるための複数のヒート
    パイプと、から成る蒸気凝縮装置。
  8. 【請求項8】 前記各ヒートパイプの蒸発器セクション
    に低摩擦コーチングが被せられていることを特徴とする
    請求項7に記載の蒸気凝縮装置。
  9. 【請求項9】 前記下方ヘッダーは、それに突入した複
    数のスリーブ備えており、該各スリーブは、それぞれ前
    記ヒートパイプの対応する1つの蒸発器セクションを受
    容するように寸法決めされていることを特徴とする請求
    項7に記載の蒸気凝縮装置。
  10. 【請求項10】 a.上方蒸気ヘッダーと、 b.下方ヘッダーと、 c.該上方蒸気ヘッダーと下方ヘッダーの間に配置され
    た凝縮器と、 d.該凝縮器内に配置され、該上方蒸気ヘッダーと下方
    ヘッダーに流体連通した複数の蒸気管と、 e.前記凝縮器内に配置されており、前記下方ヘッダー
    の内に突入した蒸発器セクションを有する複数のヒート
    パイプと、から成る蒸気凝縮装置。
  11. 【請求項11】 前記各ヒートパイプの蒸発器セクショ
    ンに低摩擦コーチングが被せられていることを特徴とす
    る請求項10に記載の蒸気凝縮装置。
  12. 【請求項12】 前記下方ヘッダーは、それに突入した
    複数のスリーブ備えており、該各スリーブは、それぞれ
    前記ヒートパイプの対応する1つの蒸発器セクションを
    受容するように寸法決めされていることを特徴とする請
    求項10に記載の蒸気凝縮装置。
JP9055424A 1996-03-06 1997-02-25 蒸気凝縮装置 Expired - Lifetime JP2807992B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US61056796A 1996-03-06 1996-03-06
US610567 1996-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH102683A JPH102683A (ja) 1998-01-06
JP2807992B2 true JP2807992B2 (ja) 1998-10-08

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