JPH0217270A - 油圧装置のシールリング - Google Patents
油圧装置のシールリングInfo
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- JPH0217270A JPH0217270A JP63166260A JP16626088A JPH0217270A JP H0217270 A JPH0217270 A JP H0217270A JP 63166260 A JP63166260 A JP 63166260A JP 16626088 A JP16626088 A JP 16626088A JP H0217270 A JPH0217270 A JP H0217270A
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Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は油圧装置の回転部または往復部に使用するシ
ールリングに関するものである。
ールリングに関するものである。
従来、油圧vt置のシールリングには鋳鉄が用いられて
いたが油圧装置の小型軽盪化、高性能化に伴い油漏れの
少ないシールリング材の開発が進められ、現在では鋳鉄
に比ベシール性、摺動特性のよい四フフ化エチレン樹脂
(以下、これをPTFE樹脂という)製のシールリング
が多く用いられるようになってきた。しかし、まだ充分
満足できるものとはいえず、たとえば自動車のオートマ
チ7り・トランスミツシヨンの回転部のシール材として
PTFE樹脂にグラファイトまた1まグラスファイバを
配合したシールリングが使用されているが、特に運転6
n始直後の低油温時における油漏れ輩が多く、充分なシ
ール性が得られないという問題点がある。
いたが油圧装置の小型軽盪化、高性能化に伴い油漏れの
少ないシールリング材の開発が進められ、現在では鋳鉄
に比ベシール性、摺動特性のよい四フフ化エチレン樹脂
(以下、これをPTFE樹脂という)製のシールリング
が多く用いられるようになってきた。しかし、まだ充分
満足できるものとはいえず、たとえば自動車のオートマ
チ7り・トランスミツシヨンの回転部のシール材として
PTFE樹脂にグラファイトまた1まグラスファイバを
配合したシールリングが使用されているが、特に運転6
n始直後の低油温時における油漏れ輩が多く、充分なシ
ール性が得られないという問題点がある。
これは、シールリングの熱膨張に起因するものであり、
通常この種のシールリングは、組み込みを容易にするた
め、円周上の一箇所で分断されるが、組み込÷直後の分
断部スキマをOにしても、油温上昇に伴いシールリング
が熱膨張し、分断部に圧縮応力が作用してクリープ変形
を起こすことになる。したがって、運動停止後に油温が
低下すると、前記分断部にスキマが生じ、再度運転を開
始しようとするときには、低温のシール性が不充分とい
うことになるのである。そこでこれを避けるために、上
記クリープ変形量に見合った量だけシールリングの展開
長さを長くすることも考えられるが、シールリングの外
径寸法が相手シリンダーの内径寸法より大きくなり、組
み込むことができない、なお、円周上で分断されていな
いシールリングでは、熱膨張に起因する同様の問題点(
シールリング径方向の肉厚のクリープ変形による低温シ
ール性の低下)を有するだけでなく、組み込みも困デ鉦
である。
通常この種のシールリングは、組み込みを容易にするた
め、円周上の一箇所で分断されるが、組み込÷直後の分
断部スキマをOにしても、油温上昇に伴いシールリング
が熱膨張し、分断部に圧縮応力が作用してクリープ変形
を起こすことになる。したがって、運動停止後に油温が
低下すると、前記分断部にスキマが生じ、再度運転を開
始しようとするときには、低温のシール性が不充分とい
うことになるのである。そこでこれを避けるために、上
記クリープ変形量に見合った量だけシールリングの展開
長さを長くすることも考えられるが、シールリングの外
径寸法が相手シリンダーの内径寸法より大きくなり、組
み込むことができない、なお、円周上で分断されていな
いシールリングでは、熱膨張に起因する同様の問題点(
シールリング径方向の肉厚のクリープ変形による低温シ
ール性の低下)を有するだけでなく、組み込みも困デ鉦
である。
〔発明が解決しようとする!5題〕
以−ヒ述べたように、従来の技術では運転開始直後の(
+< ’A時に、優れたシール性を有するシールリング
が得られないという問題点があり、これを解決すること
が課題となっていた。
+< ’A時に、優れたシール性を有するシールリング
が得られないという問題点があり、これを解決すること
が課題となっていた。
上記の課題を解決するために、この発明においては、フ
ッ素樹脂を主成分とし、これに吸油しやすい材料を配合
した組成物を用いてシールリングとする手段を採用した
ものである。
ッ素樹脂を主成分とし、これに吸油しやすい材料を配合
した組成物を用いてシールリングとする手段を採用した
ものである。
以下の実施例および比較例に使用した原材料を一括して
示すとつぎのとおりである。
示すとつぎのとおりである。
■P T F E B、rl脂 (三片fユずンフロロ
ケミカル 社製:ツ7rJン7J)、■グラファイト
(日本黒鉛 社製: ACP ) 、■ケッチエン
ブラック(ライオン 社製:ケッチエンブラックF、
C−χ)、■クラスファイバー (J已 ツバtj−ク
ラス 社製: ミルドファイル−(繊1)1 f’%
13 am、 !!維長50p腸) ) 、実施例: 第1表に示す配合割合の組成物(吸油しゃすい材ギ1と
してケッチエンブラックを配合)を公知の技術により成
形し、得られた成形体から外pk34ml、幅1.9a
m、肉1’71.71のリングを旋削加工し、円周1−
の一箇所を径方向に分断し、シールリングを得た。得ら
れたシールリングを以下に示す熱サイクル試験および回
転試験に供した。
ケミカル 社製:ツ7rJン7J)、■グラファイト
(日本黒鉛 社製: ACP ) 、■ケッチエン
ブラック(ライオン 社製:ケッチエンブラックF、
C−χ)、■クラスファイバー (J已 ツバtj−ク
ラス 社製: ミルドファイル−(繊1)1 f’%
13 am、 !!維長50p腸) ) 、実施例: 第1表に示す配合割合の組成物(吸油しゃすい材ギ1と
してケッチエンブラックを配合)を公知の技術により成
形し、得られた成形体から外pk34ml、幅1.9a
m、肉1’71.71のリングを旋削加工し、円周1−
の一箇所を径方向に分断し、シールリングを得た。得ら
れたシールリングを以下に示す熱サイクル試験および回
転試験に供した。
第1表
重■%
まず、熱サイクル試験装置を第1図に示す、第1図に於
てSCM4201)5!の軸1のリング溝2.2′にシ
ールリング3.3′が取り付けられ、鋳鉄(Fe12)
!!!のケーシング4に組み込まれている。ケーシン
グ4の上部に油圧発生装置(図示省略)からの油の供給
管5があり油圧計6により油圧が測定される。下部には
漏れた油を排出する排出管7があり、漏出した油量はメ
スシリンダ8により測定される。ケーシング4の中に自
動車用オートマチック・トランスミッション用オイル(
昭和シェル石油社!!!:デキシロンff)9を注入し
て油で満たした状態(油圧はかけない)で恒温槽10の
温度を一40℃で7時間、+165℃で7時間を1サイ
クルとして5サイクル変化させる。漏れ測定はこの熱サ
イクルの前後に油圧10kgr/e*” 、軸回転数O
rpm 、油温25.40.60.80.100.12
0℃で行なった。また、シールリング分断部の合口スキ
マの寸法も熱サイクルの前後に測定した0合口スキマの
測定方法は試験に使用したケーシングの内径にシールリ
ングを張らした状態にし、工具:Bk鏡でスキマを測定
した。なお、測定温度は25℃である。
てSCM4201)5!の軸1のリング溝2.2′にシ
ールリング3.3′が取り付けられ、鋳鉄(Fe12)
!!!のケーシング4に組み込まれている。ケーシン
グ4の上部に油圧発生装置(図示省略)からの油の供給
管5があり油圧計6により油圧が測定される。下部には
漏れた油を排出する排出管7があり、漏出した油量はメ
スシリンダ8により測定される。ケーシング4の中に自
動車用オートマチック・トランスミッション用オイル(
昭和シェル石油社!!!:デキシロンff)9を注入し
て油で満たした状態(油圧はかけない)で恒温槽10の
温度を一40℃で7時間、+165℃で7時間を1サイ
クルとして5サイクル変化させる。漏れ測定はこの熱サ
イクルの前後に油圧10kgr/e*” 、軸回転数O
rpm 、油温25.40.60.80.100.12
0℃で行なった。また、シールリング分断部の合口スキ
マの寸法も熱サイクルの前後に測定した0合口スキマの
測定方法は試験に使用したケーシングの内径にシールリ
ングを張らした状態にし、工具:Bk鏡でスキマを測定
した。なお、測定温度は25℃である。
得られた結果を第3図、第4図および第2表に示す、第
3図は恒温槽の温度を変化させる前の油漏れ星を示し、
第4図は熱サイクルWII歴後の油漏れ量である。第2
表は熱サイクル前後の合口スキマ寸法である。
3図は恒温槽の温度を変化させる前の油漏れ星を示し、
第4図は熱サイクルWII歴後の油漏れ量である。第2
表は熱サイクル前後の合口スキマ寸法である。
つぎに回転試験機を第2図に示す、第2図においてSC
M420H!!Iの軸1)のリング溝12.12′にシ
ールリング13.13′が装着され、軸1)の回転に住
いSh鉄(Fe12)製のケーシング14の内径面を慴
動する。ケーシング14の上部に油圧発生装置(図示省
略)からの油の供給管15があり、油圧計16により油
圧が測定される。下部には漏れた油を排出する排出管1
7があり、漏出した油漬はメスシリンダ18により測定
される。また、熱電対19により油温が測定できるよう
になっている。試験条件は、自動車用オートマチック・
トランスミフシラン用オイル(昭和シェル石油社Ii!
:デキシロン■)を使用し油圧10 k(f / cs
’軸回転数4000rpm 、油温120℃で50時
間行なった。
M420H!!Iの軸1)のリング溝12.12′にシ
ールリング13.13′が装着され、軸1)の回転に住
いSh鉄(Fe12)製のケーシング14の内径面を慴
動する。ケーシング14の上部に油圧発生装置(図示省
略)からの油の供給管15があり、油圧計16により油
圧が測定される。下部には漏れた油を排出する排出管1
7があり、漏出した油漬はメスシリンダ18により測定
される。また、熱電対19により油温が測定できるよう
になっている。試験条件は、自動車用オートマチック・
トランスミフシラン用オイル(昭和シェル石油社Ii!
:デキシロン■)を使用し油圧10 k(f / cs
’軸回転数4000rpm 、油温120℃で50時
間行なった。
翻れ測定は油圧10kgr/cs” 、軸回転数1)0
00rp、油温25.40.60.80.100.12
0℃で行なった。
00rp、油温25.40.60.80.100.12
0℃で行なった。
また、合口スキマの寸法も前記の熱サイクル試験のとき
と同様にして回転試験の前後に測定した。
と同様にして回転試験の前後に測定した。
第2表
ilられた結果を第5図、第6図および第3表に示す、
第5図は回転試験を行なう前の油漏れ量を示し、第6図
は50時間の回転試験を行なった後の油漏れ量である。
第5図は回転試験を行なう前の油漏れ量を示し、第6図
は50時間の回転試験を行なった後の油漏れ量である。
さらに第3表は回転試験前j々の合口スキマ寸法である
。
。
第3表
比較例1および2:
実施例と同様にして、第1表に示す配合組成のシールリ
ングを作製し、これらについて熱サイクル試験および回
転試験を行ない、得られた結果を第3図〜第6図、第2
表および第3表に併記した。
ングを作製し、これらについて熱サイクル試験および回
転試験を行ない、得られた結果を第3図〜第6図、第2
表および第3表に併記した。
第2表および第3表から、従来のグラファイトを充填し
たシールリング(比較例1)およびグラスファイバーを
充填したシールリング(比較例2)に比べ、この発明に
おけるシールリング(実施例)は圧縮クリープ変形によ
る合口スキマの増大は見られない、また、第3図および
第4図においては、従来のシールリング(比較例1およ
び2)の試験後の油漏れhlは試験前に比べ増加してい
るが、この発明に基づくシールリング(実施例)は逆に
減少し、すぐれた性能を示していること、さらに、第5
図および第6図からは、熱サイクル試験における漏れ測
定結果と同様、この発明によるシールリング(実施例)
は従来のシールリング(比較例1および2)に比べすぐ
れた性能を示していることがわかる。
たシールリング(比較例1)およびグラスファイバーを
充填したシールリング(比較例2)に比べ、この発明に
おけるシールリング(実施例)は圧縮クリープ変形によ
る合口スキマの増大は見られない、また、第3図および
第4図においては、従来のシールリング(比較例1およ
び2)の試験後の油漏れhlは試験前に比べ増加してい
るが、この発明に基づくシールリング(実施例)は逆に
減少し、すぐれた性能を示していること、さらに、第5
図および第6図からは、熱サイクル試験における漏れ測
定結果と同様、この発明によるシールリング(実施例)
は従来のシールリング(比較例1および2)に比べすぐ
れた性能を示していることがわかる。
以上述べたように、この発明のシールリングは優れたシ
ール性がある。特にオートマチ、り・トランスミツシラ
ンの回転軸のシールリングに使用することで油漏れ壷が
少なくなり、オイルポンプの8Fjiを小さくすること
が可能である。したがって、この発明の意義はきわめて
大きいといえる。
ール性がある。特にオートマチ、り・トランスミツシラ
ンの回転軸のシールリングに使用することで油漏れ壷が
少なくなり、オイルポンプの8Fjiを小さくすること
が可能である。したがって、この発明の意義はきわめて
大きいといえる。
第1図は熱サイクル試験機の原理を示す模式化した要部
断面図、第2図は回転試験機の原理を示す模式化した要
部断面図、第3図は熱サイクル試験前の油漏れ量を、第
4図は熱サイクル試験後の油漏れ量を、また、第5図は
、回転Jλ験前の油漏れ璽を、第6図は回転試験後の油
漏れ量をそれぞれ示す図である。 1.1)・・・・・・軸、 2.2’、12.12’・・・・・・リング溝、3.3
’、13.13’・・・・・・シールリング、4.14
・・・・・・ケーシング、 5.15・・・・・・油の供給管、 6.16・・・・・・油圧計、 7,17・・・・・・
排出管、8.18・・・・・・メスシリンダ、 9・・・・・・オイル、 10・・・・・・恒温
槽、19・・・・・・犬へ電夕、1゜
断面図、第2図は回転試験機の原理を示す模式化した要
部断面図、第3図は熱サイクル試験前の油漏れ量を、第
4図は熱サイクル試験後の油漏れ量を、また、第5図は
、回転Jλ験前の油漏れ璽を、第6図は回転試験後の油
漏れ量をそれぞれ示す図である。 1.1)・・・・・・軸、 2.2’、12.12’・・・・・・リング溝、3.3
’、13.13’・・・・・・シールリング、4.14
・・・・・・ケーシング、 5.15・・・・・・油の供給管、 6.16・・・・・・油圧計、 7,17・・・・・・
排出管、8.18・・・・・・メスシリンダ、 9・・・・・・オイル、 10・・・・・・恒温
槽、19・・・・・・犬へ電夕、1゜
Claims (1)
- (1)フッ素樹脂を主成分とし、これに吸油しやすい材
料を配合した組成物からなることを特徴とする油圧装置
のシールリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63166260A JP2675579B2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 油圧装置のシールリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63166260A JP2675579B2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 油圧装置のシールリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0217270A true JPH0217270A (ja) | 1990-01-22 |
JP2675579B2 JP2675579B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=15828083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63166260A Expired - Lifetime JP2675579B2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 油圧装置のシールリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675579B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5593166A (en) * | 1994-03-02 | 1997-01-14 | Fisher Controls International, Inc. | Low friction packing |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001031237A1 (fr) * | 1999-10-21 | 2001-05-03 | Daikin Industries, Ltd. | Bague d'etancheite |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623707U (ja) * | 1979-07-31 | 1981-03-03 | ||
JPS57173666A (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-26 | Dainichi Nippon Cables Ltd | Sealing device |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP63166260A patent/JP2675579B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623707U (ja) * | 1979-07-31 | 1981-03-03 | ||
JPS57173666A (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-26 | Dainichi Nippon Cables Ltd | Sealing device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5593166A (en) * | 1994-03-02 | 1997-01-14 | Fisher Controls International, Inc. | Low friction packing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2675579B2 (ja) | 1997-11-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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EXPY | Cancellation because of completion of term |