JPH02172546A - 遠心式の流体処理システム及びその処理方法 - Google Patents

遠心式の流体処理システム及びその処理方法

Info

Publication number
JPH02172546A
JPH02172546A JP1261216A JP26121689A JPH02172546A JP H02172546 A JPH02172546 A JP H02172546A JP 1261216 A JP1261216 A JP 1261216A JP 26121689 A JP26121689 A JP 26121689A JP H02172546 A JPH02172546 A JP H02172546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
processing chamber
centrifugal
region
centrifugal force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1261216A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2967280B2 (ja
Inventor
T Michael Dennehey
ティー.ミカエル デネヒー
Jr Joseph C West
ジョセフ シー.ウエスト,ジュニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Baxter International Inc
Original Assignee
Baxter International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Baxter International Inc filed Critical Baxter International Inc
Publication of JPH02172546A publication Critical patent/JPH02172546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2967280B2 publication Critical patent/JP2967280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B5/00Other centrifuges
    • B04B5/04Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers
    • B04B5/0442Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers with means for adding or withdrawing liquid substances during the centrifugation, e.g. continuous centrifugation

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、−船釣に、遠心作用により流体を分離するた
めのシステム及び方法に関する。より特別には、本発明
は、大容量の流体の比較的高い流速での遠心処理に関す
る。この点で、本発明は、また、生物工学及び採択的な
免疫治療の分野におけるような培養された細胞と上澄み
の処理に特に適したシステム及び方法に関する。
〔従来の技術〕
多(の流体処理技術が大容量の流体の遠心処理を伴う。
処理時間を最小とするため、これらの技術はしばしば比
較的高い流速の使用を要求する。
このような技術はだんだん医学分野で使用されつつある
例えば、生物工学及び採択的な免疫治療の領域では、遠
心処理により比較的大容量の培養された細胞生産物を処
理することが必要である。遠心処理を通じて、培養され
た細胞は、培養基を置換/交換する目的、抗体の後の採
取のため或いは培養基に対する添加剤としての後の使用
のために細胞を除いた上澄みを供給する目的、または濃
縮した細胞生産物を採取する目的で上澄みから分離され
乞 採択的な免疫治療の領域では、従来の遠心技術および以
前から全体の血液処理に用いられている装置を使用して
175m1!/分の流速で10〜50リツターの培養さ
れたLAK (リンフ才力イン活性化キラー(Limp
hokine Activatedにi l 1er)
 )細胞を処理することが可能である。しかしながら、
TIL (腫瘍浸潤リンパ球(Tumor Infil
tratingLymphocytes) )の処理に
おいては、処理されるべき細胞の容量は約100〜40
0リツターの次数の大きさまで増加する。従来の血液処
理技術および装置は、このような大容量流体および付随
する処理速度の増大の必要性を効果的に取り扱うことが
出来ない。
更に、必要的な高い流入速度は遠心処理室内での乱流状
態を導く。これらの流れ条件は、遠心力の場の中の沈澱
・分離作用を妨害するため望ましくない。そして、高い
流入速度にも関わらず、全体の処理効果・効率は悪くな
る。
高い流入速度および付随する乱流状態は、遠心処理室内
での流体の不均一な分布をももたらす。
そこで、しばしば、最適な分離に導く処理室内の流れ条
件を得るために所望される置忘下に流入速度を減少させ
ることが必要となる。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、分
離効率を犠牲にし最終生成物を損傷することなく比較的
高い流速において大容量の流体を遠心処理するためのシ
ステムおよび方法を提供する。
一面において、本発明は、遠心力の場が処理室内で発達
する遠心処理システムおよび方法を提供する。処理され
る流体が処理室内に導入されるとき、該流体は、最大の
遠心(あるいはGの)力が存在する処理室内の領域から
離れて方向付けられる。また好適には、流体はほぼ均一
な流れの力の場の中に運ばれる。ここで使用されるよう
に、Fはぼ均一な」という用語は、乱流性が可能な限り
減じられ除去される流れの状態を述べている。
本発明のこの面に従い、当該システム及び方法は、高い
流速の流体の遠心力場への流入に関して、効果的な分離
に導くほぼ均一な流れ状態を作り出す。また、当該シス
テム及び方法は、分離のための遠心処理室の有効表面積
を最大とする方法で流体を方向付ける。それにより、効
果的な分離が高い流入速度で達成される。
好適には、本発明の特徴を具体化するシステム及び方法
は、処理室から自由に上澄みを流出させながら、高密度
の原料が集まる領域を処理室内に作り出す。
本発明の他の面において、遠心処理室は管或いは包みの
形態を採る。この実施例において、通路が入口端に隣接
して管内に形成される。咳管に入る全ての流体は、この
通路を通じて遠心力の場の中に方向付けられる。該通路
は、減じられた乱流性を有し或いは実質的に乱流のない
流体のほぼ均一な流れを作り出す。この流れは、最小の
遠心力が存在する管の領域中に均一に方向付けられ分配
される。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面、説明及び特
許請求の範囲を考慮すれば明らかになるであろう。
〔実施例〕
本発明の特徴を具体化した遠心式流体処理システムIO
を第1図に示す。該システムlOは、遠心機12及び関
連する処理セット14を含む。図示された好適な実施例
において、該セット14は、−回使用された後廃棄され
ることを意図される使い捨て部品である。
システム10は、多くの異柿の流体を処理するために使
用し得る。明らかになるであろうが、システム10は、
比較的高い流速で多量の流体を効率的に処理することが
できる。同時に、システム10は、臨床的な基準および
工業的な基準において、生体細胞又は繊細な組織を含む
特殊な流体、例えば血液又は培養された細胞のサスペン
ションを取り扱えるように良く適合している。この理由
から、システム10は特に医学分野における使用に良く
適合している。この理由から、システム10は、この特
殊な環境において使用されるものとして述べられるであ
ろう。
遠心機12は、種々の構造を採り得る。しかしながら、
図示された実施例では、遠心機12はアダムス(Ada
ms)の米国再発行特許No、  29. 738に開
示された操作原理を具体化するように示されている。
(第1図で最も良く示されるように)この配置では、遠
心機12は、各々同じ軸20の周りで独立的に回転する
処理機構16及び回転機構18を含む。処理機構16は
第1の駆動シャフト22に結合している。回転機構18
は、第2の駆動シャフト28に結合している。該第2の
駆動シャフトは駆動モーター26により適当なプーリー
機構24を介して駆動される。第1の駆動シャフト22
は第2の駆動シャフト28に連動する適当なプーリー機
構30により駆動される。
プーリー機構24及び30は、処理機構16を同一方向
、回転a構18の回転速度の2倍で回転させるように従
来的に装置される。このタイプの構造例はロラチの米国
特許4,113,173により十分に開示されている。
第1図及び第2図で最も良(理解され得るように、処理
機構16は内的な処理域32を含む。該処理域32はア
ーチ形の溝もしくは通路の形状を採る。該溝32は、意
図されたシステムの使用法に従い種々の様式に形成され
得る。(第2図に最も良く示される)図示された実施例
では、溝32は、処理機構16及び回転機構18により
共有される回転軸20から放射状に凡そ均等な間隔を有
している。
第3図及び第5図に関して、流体処理セット14は、入
口端38及び出口端40を有する中空の内室36の範囲
を定める包み又は管34を含む。
管34は処理用溝32(第1図及び第2図を参照)に挿
入されるように意図される。以下に極めて詳細に述べら
れるように、処理される流体の意図される遠心分離は、
処理機構16の回転の間に生じる遠心力により、管の内
室36内で起こる。
管34は柔軟または硬直な材料の何れかで作成され得る
。柔軟な材料の場合、管34は、溝32の特殊な形状に
溝内で適合するように溝32内に容易に取り付けられ得
る。硬直な材料の場合、管34は、溝32の特殊な形状
に適合するように予め形成されるであろう。医学分野に
おけるシステム10の使用を考慮する図示された実施例
では、管34は、柔軟な医学的規格のプラスチック材料
、例えばポリ塩化ビニルで作成される。
第1図で最も良く示されるように、流体処理セット14
は、遠心分離のための背室36の入口端38内に流体を
運ぶための導入管42を更に含む。
同様に、セット14は、処理後管室36の出口端40か
ら流体成分を運ぶための導出管44を含む。
図示された実施例では、2つの導入管42及び3つの導
出管44(第3図参照)がある。当然であるが、管の数
はシステム10の意図される使用及び機能により変化し
得る。
図示された実施例では、導入管及び導出管42.44は
、柔軟な医学的規格のプラスチック材料で作成され複数
内腔の請の緒(multiple lumenumbi
licus)  46を形成するように合体される。
第1図に最も良く示されるように、請の緒46は、支持
アーム50に取り付けられた締め具48により、遠心機
12の回転軸20の上方で直線軸上の地点から吊るされ
る。この地点から、請の緒46は、通常下方及び放射方
向に外側に延び、回転機構18により運ばれる案内アー
ム52にもたれて通過する。そこから、請の緒46は、
通常下方及び放射方向に内側に延び、次いで駆動シャフ
トの中空の中心を上方に通り処理機構16内に延びる。
今述べたような処理機構16及び回転機構18の異なる
回転速度と関連する請の緒46のループ配置は、請の緒
46が遠心機12の回転操作の間に捩じれることを防止
する。それによりシステム10の固定部分と回転部分の
間の回転シールの使用が回避される。しかしながら本発
明は、回転シールを用いるものを含む他のタイプの遠心
システムの使用を適用できることが認識されるであろう
管34が処理域に設置され流体で満たされると、処理機
構16は、背室36の内容物に及ぼされる遠心力の場F
(第2図を参照)を作り出す。この力の場Fは室36内
に「高いGの領域」と「低いGの領域」を作り出す。第
2図に示されるように、「高いGの領域54」は、力の
場が回転軸から最も遠く離れ室36の内容物が最も大き
い回転力(またはGの力)を被る所の室36の外壁の付
近に位置している。「低いGの領域56」は、力の場が
回転軸により近く内容物がより小さい回転力(またはG
の力)を被る所の室36の内壁の付近に位置している。
第6図及び第7図に最も良く示されるように、処理され
る流体中に存在するより高密度の原料(第6図及び第7
図で101と示される)が、より低密度の原料及び上澄
みを低いGの領域56に置き去り、高いGの領域54に
向かう力の場Fの影響の下で移動する。
所望の流速条件を得るため仲、処理される流体は、適当
な流路内ポンプ機構58を使用して背室36に導入され
る。図示された実施例(第1図参照)では、ポンプ機構
は、背室36の上流に位置する情動ポンプ(peris
talic pump) 53の形態を採る。
第8図では、今述べられたセット14は、T■L細胞を
採取する使用法のために特に形成されるように示される
。この手順においては、各々約1乃至1/2リツターの
溶液を充填した約70から260個の3リツターバツグ
を満たす培養されたTIL細胞溶液は、上澄みを除去し
濃縮されたTIL細胞(220〜400mfの範囲の体
積を占める約2X10”の細胞から成る)を得るべく遠
心分離で処理される。
この配置において、5本の多数導管及び10本の多数導
管のセット62が、多数の供給バッグを単一の導入管6
4に連結させるために使用される。
次いで、培養された細胞流体は、供給ポンプ68を用い
て貯蔵バッグ66中に運ばれ、次いで、処理ポンプ58
を用いて管34中に導かれる。
この配置において、管34は約32インチの長さ、3イ
ンチの幅である。管34の内表面の面積は約200平方
インチである。
遠心分離の間に、TIL細胞は培養基(上澄みを構成す
る)から分離される。上澄みは大容積の容器72中に採
取される。その後、濃縮されたTIL細胞は、患者に投
与するための採取容器74に移される。
比較的大容量の流体が処理される本適用例及び他の適用
例においては、全体の処理時間を短縮するように流体の
流入速度を最大化することが望ましい。TILの手順の
場合には、少なくとも毎分1.5リツターの公称の処理
速度が達成される。
しかしながら、図示されたシステム10を用いれば、処
理速度が毎分約4リツターまで増加し得ることが信じら
れる。この速度は、血液処理に従来から使用される公称
の処理速度(約50mf/分)又はTIL細胞の採取に
従来から使用される公称の処理速度(約175mf/分
)より著しく高い。
これらの比較的高い流入速度の使用は処理の問題を提供
し得る。特に、このような高い速度は背室36内の乱流
状態を導き得る。これらの乱流状態もしくは他の乱雑で
不均一な流れ状態は、遠心力の場F内の沈澱作用及び分
離作用を妨害し、全体の有効性及び処理効率を低下させ
得る。
高い流入速度および付随する乱流状態は、背室36内の
流体の不均一な分布状態をももたらす。
分離が起こる有効な表面積を最大化するために、入って
来る流体は、好適には管34に入った後出来る限り早く
低いGの領域に入れるべきである。
それにより、流体の成分は、最も長い時間遠心力の場F
にその最大限度まで晒される。しかしながら、高い流入
速度は、管34の高いGの領域54および低いGの領域
56の両方で差別無く、入って来る流体を噴出もしくは
分散させる。これもまた全体の有効性及び処理効率を低
下させる。
高い流入速度において分離効率を最高にするために、本
発明は、入って来る流体を高いGの領域54から離れる
ように方向付け、且つ低い乱流度を有しまたはほぼ乱流
の無いほぼ均一な流れにある背室36の低いGの領域5
6に方向付けるための背室36の入口端付近に位置する
手段76を含む流体処理システム10を提供する。好適
には、均一な流れは、背室36の入口端付近の低いGの
領域56の全体の有効表面積を占める比較的細い流れを
構成する。
本発明に従い、手段76は、遠心力の場Fに高い速度の
流体を入れる際に、有効な分離のための所望の流れ状態
を作り出す。その上、手段76は、分離のための背室3
6の有効表面積を最大にするように流体を方向付は分配
する。本発明によれば、有効な分離が、高い流入速度に
おいてさえ達成され得る。
手段76は種々の構造を採り得る。一つの実施例が第3
図から第5図に示される。この装置では、手段76は、
背室36の入口端38内に位置する入口阻止機構78の
部分である。該機構78は、広々とした室内84の範囲
を定める上部、底部及び側部の壁80.81.82を含
む。機構78は、室内84に隣接する端を閉ざす第1の
端部壁86をも含む。−以上の人口88がこの端部壁8
6上に形成される。入口管42は、機構78の広々とし
た室内84内に流体を導入するこれらの入口88に取り
付けられる。
この配置では、手段76は、人口88が位置する端部壁
°86に向かい合い人口阻止機構78の端部に位置する
部分的な第2の端部壁から構成される。この部分的な端
部壁90は、上部壁80から底部壁81へ延び、機構7
8の広々とした室内84と通じる流路92の範囲を定め
るように底部壁81から短い距離の所で終端する。下記
に極めて詳細に述べられるであろうが、(入口88を介
して)入口阻止機構78の広々とした室内84内に導入
された流体は、流路92を通り遠心力の場の中に方向付
けられる。
第4図に最も良く示されるように、入口阻止機構78は
、使用の際低いGの領域56となる背室36の全内表面
を縦に横切って延びる流路92を伴う背室36の入口端
内に位置する。管34の内表面が、処理域32内に位置
する時低いGの領域56となることを保証するために、
管34が適当に方向を合わせられるとき処理域32の窪
み96(第2図参照)と番いとなる案内鍵94が、入口
阻止機構78上に備えられている。
システム10は、更に、背室36内の高密度原料を採取
するための領域100の範囲を定める手段98を含む。
第2階〜第5図に示される実施例では、手段98は、入
口阻止機構78の下流で背室36内に位置する堰き止め
機構102を含む。
該堰き止め機構102は、種々の構造を採り得る。図示
された実施例では、堰き止め機構102は、先に述べら
れたような他の入口阻止機構の部分である。該機構10
2は、上部及び底部壁103.104、側部壁105、
並びに端部壁106を含む。
この配置では、堰き止め機構102は、入口阻止機構7
8と関連する手段76のように、流体が背室36を出る
ために通過しなければならない他の流路110を形成す
る部分的な端部壁108から構成される。
堰き止め機構102と関連する端部壁108の長さは変
化し得る。それは、背室36内に作り出されるよう求め
られる採取域の大きさ、形式に従い、入口阻止機構78
の端部壁90の長さと同じか又は異ならしめ得る。領域
100における高密度原料の沈澱作用は、流体の流速、
遠心機のRPM(毎分の回転数)及び背室36の内部の
厚さによっても影響される。これらの変数は、管34の
採取特性を変えるように調整され得る。
種々の長さと間隔の多様な堰き止め機構は背室36内の
多様な分離・沈澱作用を作り出すように使用され得るこ
ともまた認識されるべきである。
第6図及び第7図に示され、かつ下記に極めて詳細に述
べられるように、背室36の高いGの領域54に向かい
移動する高密度の原料(第6図及び第7図で101で示
される)は、入口阻止機構78の部分的な端部壁90及
び堰き止め機構102の部分的な端部壁108により境
界を付けられた域100内で採取される。
第3図〜第5図に示される実施例では、堰き止め機構1
02は背室36の出口端40に位置し、出口112は入
口阻止機構78のように端部壁106上に形成される。
しかしながら、堰き止め機構102は、背室36の出口
40の上流の位置で背室36内に置かれ得ることが認識
されるべきである。その場合には、端部壁106は出口
を有さないであろう。この配置では、部分的な端部壁な
しの分離した入口阻止機構(図示されず)が、背室36
の出口端40において使用されるであろう。
入口阻止機構78及び堰き止め機構102は、種々の材
料で作られ得る。図示された実施例では、両方が、熱シ
ール(scaling)、溶媒シール又は同様の技術に
より背室36の範囲内に置かれシールされる射出成形さ
れたプラスチックの部品である。
流路92及び110の寸法は処理される流体の形式及び
所望される流れ条件により変化し得る。
第8図に示される特別の実施例では、流路92及び11
0は各々約3インチの幅(関連する管と同じ幅)、高さ
約0.025インチである。それゆえ、流路92及び1
10は制限された流路から成る。
入ってくる流体を低いGの領域56に向かって方向付け
るための手段76の他の実施例が第9図に示される。こ
の配置では、手段76は、機構16の処理域32の外側
(高いG)部内に形成された畝114の形態を採る。管
34が処理域32内に配置される場合(第9図に示され
るように)、畝114は、管34の外壁の外部を押し、
それにより、入口阻止機構78の部分的な端部壁90に
より形成されるものと同様な通路92を形成する。
好適には、凹所116が、管34の挿入・取り外しを容
易にし且つ通路92の範囲をより良く定めるために、畝
114から放射状に横切る処理域32の内側(低いG)
部に形成される。
また、第9図に示されるように、より高密度の原料の採
取域100の範囲を定めるための手段98は、遠心機1
2の処理域32の壁に沿って形成される畝118及び対
応する凹所120の形態を採ることもできる。
本発明の特徴を具体化する遠心処理方法は第6図及び第
7図に示される。この処理は、背室36が遠心力の場F
に晒されるときに上述の入口阻止機構78及び堰き止め
機構102の操作によりもたらされるであろう。しかし
ながら、該処理は他の手段により同様に達成され得るこ
とが認識されるべきである。
処理される流体が遠心力の場Fに導入されるようなこの
方法では、該流体は、最大の遠心(またはGの)力が存
在する室36の領域から離れて注かれる。更に、流体は
、実質的に乱流の無い軽減された乱流性を有するほぼ均
一な流れ(第6図および第7図において矢印と数字11
1により示される)のような力の場の中に方向付けられ
分配される。
第6図および第7図について特に言及すると、(入口8
8を介して)入口阻止機構78に入る流体は広々とした
室内84内に直ちに閉じ込められる。それゆえ、室36
への流体の流入により起こる乱流状態は、内部域84に
効果的に閉じ込められ、背室36の残部から隔離される
内部域84内に閉じ込められた流体は、部分的な端部壁
90により、高いGの領域54から離れ通路92を介し
て背室36中に方向付けられる。
通路92の形状のおかげで流体は、背室36の低いGの
領域に延びるほぼ均一な流れ111の中に方向付けられ
分配される。
沈澱・分離作用の最適条件はそれにより素早く作り出さ
れる。結果として、より高密度の原料101が力の場に
より高いGの領域に向かって移動する。残りの上澄み(
第6図および第7図において矢印と数字111により示
される)は、背室36の出口端40に向かい低いGの領
域に沿って均一に流れ続ける。
本処理工程は、上澄み115が室36から自由に流出す
る間、より高密度の原料101が集まる領域100を室
36内に作り出す。第6図において最も良く理解される
ように、室36の高いGの領域に向かって移動するより
高密度の原料101は、人口阻止機構78の部分的な端
部壁90および堰き止め機構102の部分的な端部壁1
08により境界付けられる域100内に集まる。同時に
、高密度の原料101を除かれる上澄みは、堰き止め機
構102の通路110を通り、背室36の出口40を出
る。
〔例1〕 本発明の特徴を具体化する管34が、塩分を含んだ懸濁
液から人間の赤血球を採取するために、第8図に一般的
に示されるようなセット及びアダムス(Adams)型
の遠心機と共に使用された。3回の試行が行われた。
第1回目の試行では、懸濁液は1.27x107/−の
初期の赤血球密度を有した。この懸濁液は1600RP
Mで1800mt’/分の流速で管を通して遠心処理さ
れた。処理の間、濃縮された赤血球は94.9%の処理
効率で集められた。
第2回目の試行では、初期の懸濁液密度は赤血球1.4
3xlO’/rnf!であった。1600PPMで10
100O’/分の流速での遠心処理の間、濃縮された赤
血球は95.7%の処理効率で集められた。
第3回目の試行では、初期の懸濁液密度は赤血球1.3
3xlO’/−であった。1600RPMで1800m
t’/分の流速での遠心処理の間、濃縮された赤血球は
91.5%の処理効率で集められた。
〔例2〕 本発明の特徴を具体化する管34が、懸濁液からTIL
細胞を採取するために第8図に一般的に示されるような
セット及びアダムス(Adams)型の遠心機と共に使
用された。
処理手順の間、24,559m1!の培養されたTIL
細胞の懸濁液が160ORPMで500〜1500mf
fi/分の間で変化する流速で管を通して処理された。
445−の濃縮されたTIL細胞が得られた。
約564.9xlO’個のTIL細胞が処理前の懸濁液
に含まれていた。処理の間、約462゜8 x 10”
個のTIL細胞が、処理効率82%で集められた。
73%のTIL細胞の生存能力(viability)
が処理前に測定された。73%のTIL細胞生存率が処
理後に測定された。
処理前のTIL細胞の溶解活性(lyticactiv
ity)は5.4%であった。処理後、TIL細胞の溶
解活性は4.3%であり、それは統計的に顕著な差異を
構成しない。
前述の例は、比較的高い流体の流速で大容量の細胞懸濁
液を効率的に処理する本発明に従い構成され操作される
処理システムの能力を、明らかに例証する。更に、例2
は、処理が生物学的損傷なしに細胞成分に対して行われ
ることを証明する。
本発明の種々の特徴は特許請求の範囲に記載される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特徴を具体化する遠心処理システムの
部分的断面を含む概要的な側面図、第2図は第1図の2
−2線にほぼ沿う遠心処理システムの上面図、第3図は
第1図に示されるシステムに関連する流体処理セットの
処理管或いは包みの拡大された部分的な上面図、第4図
は第3図の4−4線にほぼ沿う処理管或いは包みの側面
図、第5図は関連する流れ制御手段を示す第3図に示さ
れる処理管の分解された斜視図、第6図は遠心力の場で
使用される管或いは筒を通じる流体の流れを説明する第
3〜5図に示される処理管或いは包みの部分的断面を含
む拡大された概要図、第7図は第6図に示される管或い
は包み中のより高密度の原料の集積を示す部分的断面を
含む拡大された概要図、第8図は本発明の特徴を具体化
し且つ大容量基準での細胞培養基を採取するのに使用さ
れることを意図された遠心式の流体処理システムを示す
説明図、第9図は本発明の特徴を具体化する遠心式の流
体処理システムの他の実施例を示す説明図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)処理室内に遠心力の場を生じさせ、 該処理室に処理される流体を導入し、 最大の遠心力が生じる前記処理室の領域から離れて方向
    付けられるほぼ均一な流れとして、流入する流体を分配
    する工程から構成される遠心式の流体処理方法。
  2. (2)前記処理室から前記流体の残りの成分を流出させ
    ながら、前記遠心力の場内で分離されるより高密度の成
    分を閉じ込める領域を前記処理室内に作る工程を更に含
    む請求項(1)記載の遠心式の流体処理方法。
  3. (3)処理室内に遠心力の場を生じさせる手段と、該処
    理室に処理される流体を導入する手段と、最大の遠心力
    が生じる前記処理室の領域から離れて方向付けられるほ
    ぼ均一な流れとして、流入する流体を分配する手段から
    構成される遠心式の流体処理システム。
  4. (4)前記処理室から前記流体の残りの成分を流出させ
    ながら、前記遠心力の場内で分離されるより高密度の成
    分を閉じ込める領域を前記処理室内に作る手段を更に含
    む請求項(3)記載の遠心式の流体処理システム。
  5. (5)前記処理室が、入口端及び出口端を有する管から
    成り、 前記方向付ける手段が、最小の遠心力が存在する前記管
    の領域中に流体の均一な流れを分配するための通路を入
    口端に隣接する管内に形成する手段から成る請求項(4
    )記載の遠心式の流体処理システム。
  6. (6)入口端と出口端を有し処理室内の範囲を定める本
    体と、 前記入口端を通じて流体を前記処理室中に運ぶ手段と、 遠心力の場の負荷に応答して最大の遠心力が生じる処理
    室の領域から離れて方向付けられるほぼ均一な流れとし
    て、流入する流体を分配する手段から構成される遠心処
    理室。
  7. (7)前記処理室内の出口端から前記流体の残りの成分
    を流出させながら、前記遠心力の場に応答して分離され
    るより高密度の成分を閉じ込める領域を前記処理室内に
    作る手段を更に含む請求項(6)記載の遠心処理室。
  8. (8)前記方向付ける手段が、遠心力の場の負荷に応答
    して最小の遠心力が存在する前記処理室の領域中に流体
    の均一な流れを分配するための通路を入口端に隣接する
    前記本体内に形成する手段から成る請求項(6)記載の
    遠心処理室。
  9. (9)前記本体が管の形状を有する請求項(6)記載の
    遠心処理室。
JP1261216A 1988-10-07 1989-10-05 遠心式の流体処理システム及びその処理方法 Expired - Fee Related JP2967280B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US25512788A 1988-10-07 1988-10-07
US255,127 1988-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02172546A true JPH02172546A (ja) 1990-07-04
JP2967280B2 JP2967280B2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=22966947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1261216A Expired - Fee Related JP2967280B2 (ja) 1988-10-07 1989-10-05 遠心式の流体処理システム及びその処理方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0363120B1 (ja)
JP (1) JP2967280B2 (ja)
CA (1) CA1334189C (ja)
DE (2) DE363120T1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5656163A (en) * 1987-01-30 1997-08-12 Baxter International Inc. Chamber for use in a rotating field to separate blood components
SE9001196L (sv) * 1990-04-02 1991-10-03 Omega Teknik Hb Princip och anordning vid genomstroemningscentifug
IT1251147B (it) * 1991-08-05 1995-05-04 Ivo Panzani Tubo multilume per separatore centrifugo particolarmente per sangue
US6053856A (en) * 1995-04-18 2000-04-25 Cobe Laboratories Tubing set apparatus and method for separation of fluid components
AU3005797A (en) * 1996-05-15 1997-12-05 Cobe Laboratories Inc. Method and apparatus for reducing turbulence in fluid flow
US5792038A (en) * 1996-05-15 1998-08-11 Cobe Laboratories, Inc. Centrifugal separation device for providing a substantially coriolis-free pathway
US5904645A (en) * 1996-05-15 1999-05-18 Cobe Laboratories Apparatus for reducing turbulence in fluid flow
US6334842B1 (en) 1999-03-16 2002-01-01 Gambro, Inc. Centrifugal separation apparatus and method for separating fluid components
US6354986B1 (en) 2000-02-16 2002-03-12 Gambro, Inc. Reverse-flow chamber purging during centrifugal separation
DE60318418T2 (de) 2002-04-16 2009-01-02 Gambro BCT, Inc., Lakewood System und verfahren zur aufarbeitung von blutbestandteilen
WO2014127122A1 (en) 2013-02-18 2014-08-21 Terumo Bct, Inc. System for blood separation with a separation chamber having an internal gravity valve

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2662687A (en) * 1950-04-01 1953-12-15 Laval Separator Co De Centrifugal separator for cold milk products and the like
US4091989A (en) * 1977-01-04 1978-05-30 Schlutz Charles A Continuous flow fractionation and separation device and method
DE3632500A1 (de) * 1986-09-24 1988-04-07 Fresenius Ag Zentrifugenanordnung

Also Published As

Publication number Publication date
DE68910928D1 (de) 1994-01-05
JP2967280B2 (ja) 1999-10-25
DE363120T1 (de) 1990-09-06
CA1334189C (en) 1995-01-31
EP0363120B1 (en) 1993-11-24
EP0363120A3 (en) 1991-01-23
DE68910928T2 (de) 1994-06-30
EP0363120A2 (en) 1990-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5078671A (en) Centrifugal fluid processing system and method
US4936820A (en) High volume centrifugal fluid processing system and method for cultured cell suspensions and the like
JP4771595B2 (ja) 遠心分離装置及び流体成分を分離するための方法
JP4304264B2 (ja) 粒子分離方法および装置
US6053856A (en) Tubing set apparatus and method for separation of fluid components
EP2157987B1 (en) Blood processing apparatus with flared cell capture chamber
US6051146A (en) Methods for separation of particles
JPH10504243A (ja) 角度のある界面制御表面を有する増強収量血液処理システム
JPH02172546A (ja) 遠心式の流体処理システム及びその処理方法
EP0485538A4 (en) Small volume collection chamber
JP2818952B2 (ja) 培養細胞懸濁液などのための大容量遠心式流体処理システムとその方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees