JPH02170728A

JPH02170728A - 無線受信装置

Info

Publication number: JPH02170728A
Application number: JP32515788A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Shimizu; 裕之清水
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1988-12-23
Filing date: 1988-12-23
Publication date: 1990-07-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は２個の受信機の一方を現用の受信機他方を予備
の受信機として並列運転する方式のいわゆる現用予備型
無線受信装置に関する。

〔従来の技術］従来、この種の無線受信装置は、第４図に示すような構
成となっていた。同図において、アンテナ２から入力し
た高周波信号６はハイブリッドの如き等レベル分配器（
Ｈ）８で等レベルに分配され、現用の受信機（ＲＸ）３
と予備の受信機（ＲＸ）３゛の双方に入力される。各受
信機３，３゜は中間周波段またはベースバンド段で受信
信号が断となった時それ以前の増幅器の故障とみなしア
ラーム信号３１，３１°を発生する機構を有しており、
そのアラーム信号３１．３１’　は制御回路（ＣＯＮＴ
）４°に入力されている。制御回路４゛では、平常時に
は現用の受信機３からのアラーム信号３１によって受信
機３の故障の有無を判定しており、アラーム信号３１が
送出されていないときは受信機３を選択する旨の切替制
御信号４２を、またアラーム信号３１が送出されたとき
は予備の受信機３”を選択する旨の切替制御信号４２を
ベースバンドスイッチ（ＳＷ）５に送出する制御を行っ
ている。従って、ベースバンドスイッチ５は、現用の受
信機３が故障していない時はその受信機３の出力を選択
してベースバンド信号７として次装置へ送出し、現用の
受信機３の故障時には予備の受信機３°の出力を選択し
てベースバンド信号７として次装置へ送出する。

また、従来の別の例として第５図に示す構成の無線受信
装置も知られている。これは、第４図の等レベル分配器
８に代えて高周波信号６を何れか一方のみの受信機に供
給する高周波スイッチ９を用い、且つ、制御回路４″は
第４図と同様にして切替制御信号４２によってベースバ
ンドスイッチ５の切替制御を行うと共に、切替制御信号
４１によって高周波スイッチ９の切替制御も行うもので
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕ところで、受信機からのアラーム信号は受信機自体の故
障時以外に無線伝播区間のフェージングで受信信号断と
なった場合にも発生する。フェージングによる受信信号
断は一時的なものであり、受信機の故障でないのでそれ
によって現用系から予備系に切り替えることは好ましく
ない。然るに、第４図に示した従来の無線受信装置では
、フェージングで受信信号断となった場合でも現用系と
予備系とを切り替えてしまう。更に、高周波信号の分配
に等レベル分配器８を用いているので、現用の受信機３
に入力される信号レベルには３ｄＢのｔ置火が生じると
いう欠点もある。これに対し第５図に示した従来の無線
受信装置では、現用側に入力される信号レベルの面では
改善されるが、フェージングによる切り替えについては
同様の動作となる。

このように従来の無線受信装置では、フェージングによ
って受信信号断になった場合に、受信機の故障ではない
にもかかわらず現用系から予備系への切り替えが生じて
しまうという問題点があり、本発明は、そのようなこと
を防止することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の無線受信装置は上記の目的を達成するために、
信号断時にアラーム信号を送出する機能を有し一方が現
用、他方が予備として並列運転される２個の受信機と、
アンテナからの高周波信号を人力し、前記２個の受信機
のうち予備の受信機には現用の受信機より低い入力レベ
ルとなるように前記入力した高周波信号を前記２個の受
信機に分配する分配器と、前記２個の受信機の出力を選
択するベースバンドスイッチと、前記２個の受信機のう
ち現用の受信機からアラーム信号が発生した場合、予備
の受信機からアラーム信号が発生していなければ現用系
と予備系の切替制御を行い、予備の受信機から既にアラ
ーム信号が発生していれば現用系と予備系の切替制御を
行わない制御回路とを有している。

〔作用〕

本発明の無線受信装置においては、分配器が、予備の受
信機には現用の受信機より低い入力レベル七なるように
アンテナからの高周波信号を各々の受信機に分配し、現
用の受信機および予備の受信機は、各々に入力される高
周波信号に対し復調する等の受信動作を行うと共に信号
断時にはアラーム信号を発生し、ベースバンドスイッチ
が、方の受信機の出力を選択して出力するといった動作
が行われ、それと並行して制御回路が、現用の受信機か
らアラーム信号が発生した場合に予備の受信機からアラ
ーム信号が発生していなければ現用系と予備系とを切り
替え、予備の受信機から既にアラーム信号が発生してい
ればそのような切り替えは行わないといった制御を行う
。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。

第１図は本発明の無線受信装置の一実施例の構成図であ
る。同図において、アンテナ２からの高周波信号６は、
選択性を有する分配器１に入力される。この分配器ｌは
制御回路４からの切替制御信号４１に従って予備の受信
機３°には現用の受信機３よりも低い入力レベルとなる
ように高周波信号６を分配するものである。各受信機３
．３゜は入力された高周波信号に対し復調等の処理を加
えた信号を出力し、また受信機内部の中間周波段または
ベースバンド段で受信信号が断となったときアラーム信
号３１．３１”を出力する機能を有している。各受信機
３，３°の出力はベースバンドスイッチ５に入力され、
そこで制御回路４からの切替制御信号４２に応じた何れ
か一方の受信機の出力が選択されてベースバンド信号７
として次装置へ送出される。

制御回路４は、受信機３．３′のうち現用の受信機３か
らアラーム信号３１が発生した場合、予備の受信機３゛
からアラーム信号３１″が発生していなければ現用系と
予備系の切替制御を行う。

即ち、受信機３が受信機３″より低い入力レベルとなる
ように分配器１の動作を切替制御信号４１によって切り
替えると共に、切替制御信号４２によってベースバンド
スイッチ５が受信機３゛を選択するように制御する。ま
た、現用の受信機３からアラーム信号３１が発生したと
き予備の受信機３′から既にアラーム信号３１’が発生
していれば現用系と予備系の切替制御は行わない。ここ
で、現用の受信機３に故障が発生した場合、予備の受信
機３°は正常なので、現用の受信機３からのみアラーム
信号３１が出される。他方、フェージングで入力電界が
低下した場合、双方からアラーム信号３１．３１″が出
力されるが、予備の受信機３°の方が入力レベルが低い
ため、現用の受信機３よりも早くアラーム信号３１゛が
発生する。よって、制御回路４０制御論理を上述の如く
定めておくことにより、フェージング時における現用系
と予備系の切り替えを防止しつつ、現用の受信機３の故
障時には現用系と予備系の切り替えを行うことが可能と
なる。

第１図の実施例においては、選択性を有する分配器１の
構成は次のようになっている。高周波信号６は、例えば
同軸リレーの如き選択素子１２によって、受信機３，３
°のうち切替制御信号４１で定まる一方の受信機に導か
れる０選択素子１２の入出力端には、漏洩素子１１およ
び１１゛が取り付けられており、この漏洩素子１１およ
び１１゜を介して選択素子１２の非選択側に高周波信号
６の一部が漏洩して供給される。これによって現用。

予備の各受信機に一定のレベル差でもって高周波信号６
を分配するという選択性を有する分配器が構成される。

漏洩素子１１，１１°として、例えば０．５〜１ｐＦ程
度のコンデンサを用いれば、例えば８００ＭＨｚ帯の高
周波信号の人力に対して、約１０ｄＢ程度のレベル差を
つけることができ、且つ現用側への高周波信号の損失を
０．５ｄＢ程度に抑えることができる。なお、選択素子
１２としては同軸リレー以外に例えばＰＩＮダイオード
のような電子素子を用いてもよい。

また、上述したような制御を行う制御回路４は、ハード
ウェア的手段あるいはソフトウェア的手段によって実現
することができる。第２図はハードウェア的手段によっ
て構成した制御回路４の構成例を示し、第３図は同回路
の真理値表である。この例では、制御回路４は、受信機
３°からのアラーム信号３１’を人力とするインバータ
回路４３と、このインバータ回路４３の出力および受信
機３からのアラーム信号３１を入力とし、切替制御Ｂ信
号４１．４２を出力とするオア回路４４とで構成したも
のである。受信機３，３゛からのアラーム信号３１，３
１“はアラーム時（ＡＬＭ）にロウレベル（Ｌ）、ノー
マル時（ＮＯＲＭ）にハイレベル（Ｈ）になり、切替制
御信号４１．４２はロウレベル（Ｌ）となることにより
切替ＡＣＴすなわち予備系への切り替えを指示し、ハイ
レベル（Ｈ）では切替Ｎｏ　ＡＣＴすなわち切り替えを
指示しないものである。第３図の真理値表かられかるよ
うに、現用の受信機３からのアラーム信号３１がロウレ
ベルしになったとき、予備の受信機３゛からのアラーム
信号３１°が既にロウレベルになっていれば系の切り替
えは生じず、ハイレベルのときに系の切り替えが行われ
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の無線受信製画においては
、予備の受信機には現用の受信機より低い入力レベルと
なるようにアンテナからの高周波信号を各々の受信機に
分配する分配器と、現用の受信機からアラーム信号が発
生した場合に予備の受信機からアラーム信号が発生して
いなければ現用系と予備系とを切り替え、既にアラーム
信号が発生していればそのような切り替えは行わない制
御回路とを備えており、予備の受信機が正常で現用の受
信機が故障した場合には現用の受信機からのみアラーム
信号が発生するので、現用の受信機の故障時には現用系
と予備系とを切り替えることが可能となる。また、フェ
ージング時には入力レベルの低い予備の受信機から先に
アラーム信号が発生するので、フェージングによって現
用系と予備系を切り替えることを防止できる。従って、
フェージングがなくなった時に再び現用系と予備系とを
切り替えるような無駄な動作もなくなる。

更に、現用の受信機には予備の受信機に比べて充分に大
きなレベルの信号が分配器によって分配されるので、等
レベル分配器を使用した第４図の如き従来の無線受信装
置に比べて現用の受信機の入力損失を充分に小さくでき
、システムゲインに余裕が得られ、回線設計等も容易に
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は制御回路４の構成例を示す回路図、第３図は第
２図の制御回路４の真理値表の内容を示す図、第４図および第５図は従来例の構成図である。図において、ｌ・・・選択性を有する分配器２・・・アンテナ３．３゛・・・受信！ＩＩ（ＲＸ）４．４°・・・制御回路（ＣＯＮＴ）５・・・ベースバンドスイッチ（ＳＷ）６・・・高周波
信号７・・・ベースバンド信号８・・・等レベル分配器（Ｈ）９・・・高周波スインチ１１．１１’・・・漏洩素子１２・・・選択素子３１．３１’　・・・アラーム信号４１．４２・・・切替制御信号４３・・・インバータ回路４４・・・オア回路

Claims

【特許請求の範囲】信号断時にアラーム信号を送出する機能を有し一方が現
用、他方が予備として並列運転される２個の受信機と、アンテナからの高周波信号を入力し、前記２個の受信機
のうち予備の受信機には現用の受信機より低い入力レベ
ルとなるように前記入力した高周波信号を前記２個の受
信機に分配する分配器と、前記２個の受信機の出力を選
択するベースバンドスイッチと、前記２個の受信機のうち現用の受信機からアラーム信号
が発生した場合、予備の受信機からアラーム信号が発生
していなければ現用系と予備系の切替制御を行い、予備
の受信機から既にアラーム信号が発生していれば現用系
と予備系の切替制御を行わない制御回路とを具備したこ
とを特徴とする無線受信装置。