JPH0216859Y2 - - Google Patents

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JPH0216859Y2
JPH0216859Y2 JP1984013928U JP1392884U JPH0216859Y2 JP H0216859 Y2 JPH0216859 Y2 JP H0216859Y2 JP 1984013928 U JP1984013928 U JP 1984013928U JP 1392884 U JP1392884 U JP 1392884U JP H0216859 Y2 JPH0216859 Y2 JP H0216859Y2
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solder
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soldering
iron
soldering iron
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、半田ごてのこて先に付着している
溶融半田を除去するのに使用するこて先クリーナ
に関するものである。
〔従来の技術〕
第1図および第2図aは、従来の半田ごての清
掃装置を示したものである。
第1図では、半田ごての清掃装置は、例えば四
角形の容器Aとこれに収納されるスポンジBとか
ら構成されていて、半田ごてのこて先Cの清掃は
半田Hが付着しているこて先Cを、図示の如く横
にした状態でその一部だけを水に含ませた前記ス
ポンジBに押し当てて矢印PとQで示す方向に往
復移動させるとともに、矢印RとSで示す方向に
往復回動させることにより行つていた。
この清掃の仕方によるときは、こて先Cをスポ
ンジBに対して往復移動させるとともに回動動作
させることが必要になるから、清掃に時間がかか
るだけでなく、こて先CがスポンジBの含んでい
る水によつて熱を奪われ、温度を下げられる不都
合があつた。
すなわち、半田づけに際して、半田ごてのこて
先の温度が下がると、十分な半田づけ強度が得ら
れなくなる。半田づけ強度が不足すると、半田づ
け部分を有する装置を使用中、通電不良等を生
じ、装置の作動に支障を生じる原因となる。
第2図aは、他の半田ごて用清掃装置で、特開
昭58−199658号公報により提案されたものであ
る。この清掃装置は、耐熱性および弾性を有し不
規則に絡み合つて連続する細帯状部材中に溶融半
田が付着した半田ごてを突き刺し、往復動させる
ことで前記細帯状部材のエツジで外溶融半田をは
ぎ取り、はぎ取られた外溶融半田を前記細帯状部
材で冷却しながら固化させて下方に落下させて前
記半田ごてを清掃するものである。
つまり、この装置の場合、半田Hが付着してい
るこて先Cを細帯状部材Dに突き刺して矢印Pと
Qで示す如く斜め方向に往復移動させることによ
つて、こて先Cに付着している半田を、これと接
触する細帯状部材Dのエツジ部Fでこすり、はぎ
とることによつて清掃するものである。
しかし、この装置では、こて先Cの表面が、半
田Hをはぎとる細帯状部材Dのエツジ部Fによつ
て傷つけられる。
こて先が傷つけられると、こて先の表面を覆つ
ている鉄メツキ層に疵が付く。つまり、鉄メツキ
層は、半田ごてのこて先の半田とのぬれ性を良好
としながら、こて先の銅が半田内に溶け出すのを
防止しているところ、この鉄メツキ層に疵が付く
と、半田が銅と直接接触することとなり、銅が半
田により浸食され、こて先が短期間で使用不能と
なる。また半田が直接銅と接触すると、半田の中
に銅が溶け込み半田中のすずと銅が化合し、半田
の流動性を悪化させるとともに半田づけ不良の原
因となる。さらに、鉄メツキ層の疵の部分から銅
の浸食が起こると、メツキ層の内面に空隙が生
じ、この部分の伝熱を悪くし、半田づけ不良とな
る。
また、この装置では、はぎとられた半田は、粒
状となり、容器Eの底部だけでなく、細帯状部材
に引つ掛かつて途中にも溜まる。しかもこて先か
ら剥ぎ取られる半田は表面が酸化している。
しかるに半田づけ作業においては、何度も半田
ごてをこの装置の中に突つ込み、こて先の清掃を
行うところ、何回か回数を重ねると、こて先に、
一旦剥ぎ取られた粒状の古い半田が再付着する。
再付着した半田は、電気伝導が悪く、半田のぬ
れ性も悪く、半田づけ不良の原因となる。このた
め、再付着の有無を、清掃の度に確認しなければ
ならず、きわめて作業性が悪い。
〔目的〕
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので
こて先に付着している溶融半田を簡単な操作によ
つて、こて先の温度を下げず、こて先の表面を傷
つけず、しかも半田の再付着を少なくして、良好
な半田づけを行うことを可能とするこて先クリー
ナを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、耐熱性および弾性を有し、かつ、
表面に半田用フラツクスの被膜が形成されてなる
金属製細帯状片が、絡み合つてなることを特徴と
する半田ごてのこて先クリーナである。
〔実施例〕
第3図以下に示すこの考案の一実施例について
説明する。この実施例の半田ごて用のこて先クリ
ーナ1は、耐熱性および弾性を有し不規則に絡み
合つている金属製細帯状片2の表面に、蒸着、ス
プレー、および浸漬方法などのいずれかの手段に
よつて、溶融された半田4の表面の酸化物を溶解
あるいは剥離して流動製を増し、他の金属へのぬ
れを良くするとともに、加熱される金属の表面が
酸化されるのを防止する作用を有する半田用フラ
ツクスの被覆3を形成したものである。
金属製細帯状片2としては、黄銅、銅などの軟
らかい金属の薄片が好ましいが、鍋底などを磨く
のに用いられる市販の、通称金属たわしといわれ
ているものであつてもよい。半田用フラツクスと
しては、無機フラツクス、および樹脂型フラツク
スや松やにフラツクスを含む有機フラツクスなど
を用いることができる。
つぎに上記構成のこて先クリーナを用いた場合
の作用について説明する。
半田4が付着している半田ごてのこて先5を、
第3図に示すように、作業台の上に置かれたこて
先クリーナ1の中に挿し込むと、このクリーナ1
を構成している弾性を有する金属製細帯状片2
は、不規則に絡み合つて空間を区分しているか
ら、区分された空間内に挿し込まれたこて先5の
周面部は、金属製細帯状片2の面に接触する。
このように半田ごてを単に矢印Mで示す方向に
挿し込むだけで、金属製細帯状片2の表面に形成
されている半田用フラツクスの被膜3がこて先5
の半田4と接触して半田4の表面の酸化物を溶解
あるいは剥離して、半田4と金属製細帯状片2と
のぬれを良くするので、こて先5の表面を傷つけ
ることなく半田4を、こて先5から金属製細帯状
片2の方に除去することができる。しかも、こて
先5と接触して加熱される耐熱製の金属製細帯状
片2の酸化をも防止する。
除去された溶融半田4は、ぬれの良い金属製細
帯状片2の面にそつて広がる。そして広がる間に
冷却され、温度が半田4の凝固温度まで下がつた
ところで凝固されて不規則に絡み合つた金属製細
帯状片2の表面で全て保持されるため、凝固され
た半田4aが粒状になつて途中にかたまつたり、
下方に落下してかたまつたりすることがなく、作
業面を汚すこともない。このため、除去した半田
4aの処理に手数がかからなくなるだけでなく、
こて先クリーナ1の使用に際しては、容器E(第
2図)の使用を省略することもできる。
なお、この考案のこて先クリーナ1を用いる場
合には、半田4の除去にあたつてこて先5を、水
を含んだスポンジB(第1図参照)に接触させる
必要がないから、こて先5の温度低下による熱損
失がなく、半田づけ不良を起こすおそれもない。
〔効果〕
この考案は、耐熱性および弾性を有し、かつ、
表面に半田用フラツクスの被膜が形成されてなる
金属製細帯状片が、絡み合つてなるから、こて先
に付着している溶融半田を作業者に負担をかけな
い簡単な操作によつて、こて先温度の低下および
こて先表面の損傷を防止して容易に除去し、こて
先クリーナを長期間使用することができる。
すなわち、金属製細帯状片からなるもので、そ
の表面に半田ごてを接触させることにより半田を
除去するから、半田ごてから金属製細帯状片に奪
われる熱が少なく、半田を除去したのち再度半田
づけをする際、こて先の温度低下による半田づけ
不良がなかつた。
しかも、金属製細帯状片の表面に半田用フラツ
クスの被膜が形成されているので、半田ごてのこ
て先を金属製細帯状片の表面に接触させるだけで
半田ごての半田を金属製細帯状片の表面に流動さ
せることができ、半田ごてを金属製細帯状片のエ
ツジでこする必要がなく、半田ごての表面に疵が
つくことがない。
このため、半田ごてのこて先表面の鉄メツキが
疵つけられるのを防止でき、半田ごての寿命が長
くなつた。また、鉄メツキの内面の銅が浸食され
ることがなくなり、これによる半田づけ不良がな
くなつた。
さらに、半田ごてから除去された半田は金属製
細帯状片の表面に広がるので、一度除去された半
田が粒状になつて半田ごてに再付着することがな
く、作業性がよくなつた。
さらにまた、弾性を有する金属製細帯状片を絡
み合わせてなるので、半田ごての先端が金属製細
帯状片との衝突によつて疵つくおそれがなく、し
かも半田ごてを金属製細帯状片の中に差し込んだ
とき、金属製細帯状片の弾性によつて金属製細帯
状片と半田ごてとが密接され半田ごての熱を金属
製細帯状片に確実に伝え、半田ごての半田が金属
製細帯状片に移動する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の第1の例の斜視図、第2図aは
従来の第2の例の斜視図、第2図bは前記第2の
例の溶融半田を剥ぎ取る状態を示す部分拡大斜視
図、第3図はこの考案の一実施例の使用時の斜視
図、第4図は構成部材の拡大斜視図、第5図はこ
て先の半田を除去する場合の状態を模式的に示す
部分拡大斜視図である。 1……こて先クリーナ、2……金属製細帯状
片、3……半田用フラツクスの被膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 耐熱性および弾性を有し、かつ、表面に半田用
    フラツクスの被膜が形成されてなる金属製細帯状
    片が、絡み合つてなる 半田ごてのこて先クリーナ。
JP1392884U 1984-02-02 1984-02-02 半田ごてのこて先クリーナ Granted JPS60126272U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1392884U JPS60126272U (ja) 1984-02-02 1984-02-02 半田ごてのこて先クリーナ

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JP1392884U JPS60126272U (ja) 1984-02-02 1984-02-02 半田ごてのこて先クリーナ

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JPS60126272U JPS60126272U (ja) 1985-08-24
JPH0216859Y2 true JPH0216859Y2 (ja) 1990-05-10

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49134552A (ja) * 1973-04-28 1974-12-25
JPS50101255A (ja) * 1974-01-07 1975-08-11
JPS5364646A (en) * 1977-06-23 1978-06-09 Tasuku Okazaki Cleaning agent of solder iron tip
JPS58199658A (ja) * 1982-05-18 1983-11-21 Asahi Kagaku Kenkyusho:Kk 半田ごての清掃方法及び装置

Patent Citations (4)

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JPS58199658A (ja) * 1982-05-18 1983-11-21 Asahi Kagaku Kenkyusho:Kk 半田ごての清掃方法及び装置

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