JPH0216853Y2 - - Google Patents
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- JPH0216853Y2 JPH0216853Y2 JP3227286U JP3227286U JPH0216853Y2 JP H0216853 Y2 JPH0216853 Y2 JP H0216853Y2 JP 3227286 U JP3227286 U JP 3227286U JP 3227286 U JP3227286 U JP 3227286U JP H0216853 Y2 JPH0216853 Y2 JP H0216853Y2
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- heating
- furnace
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Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は電子部品類のベースとなるセラミツク
基板、ガラスエポキシ基板、フエノール基板、ポ
リアミド基板等の導体あるいは角形チツプ部品、
チツプコイル、フラツトIC等の電極に予備はん
だを介して部品をマウントしてから搬送路により
炉内を通過させることによつて予備はんだを溶か
してはんだ付けする電子部品類製造用はんだ付け
炉に関するものである。
基板、ガラスエポキシ基板、フエノール基板、ポ
リアミド基板等の導体あるいは角形チツプ部品、
チツプコイル、フラツトIC等の電極に予備はん
だを介して部品をマウントしてから搬送路により
炉内を通過させることによつて予備はんだを溶か
してはんだ付けする電子部品類製造用はんだ付け
炉に関するものである。
(従来の技術)
電子部品類製造ラインにおいて、ベースの電極
等に他の部品をはんだ付けするには、ベース上に
予備はんだを介して部品をマウントした被加熱物
を炉体の入口から出口に向う搬送路に載せ、該炉
体内を通過する間に予備はんだを溶かしてはんだ
付けすることが行われているが、このはんだ付け
用炉としては、入口から出口に向う搬送路を備え
た炉体内の天井面と炉底面に棒状または細長板状
の赤外線輻射ヒータの多数本を所要の間隔をおい
て炉幅方向に配列した通常の加熱炉が使用されて
いる。
等に他の部品をはんだ付けするには、ベース上に
予備はんだを介して部品をマウントした被加熱物
を炉体の入口から出口に向う搬送路に載せ、該炉
体内を通過する間に予備はんだを溶かしてはんだ
付けすることが行われているが、このはんだ付け
用炉としては、入口から出口に向う搬送路を備え
た炉体内の天井面と炉底面に棒状または細長板状
の赤外線輻射ヒータの多数本を所要の間隔をおい
て炉幅方向に配列した通常の加熱炉が使用されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、このような加熱炉は長さ方向の温度
区分制御ができず、このため均一加熱ができない
ばかりでなく両端方部温度が低下し、従つて、赤
外線輻射ヒータの有効長は被加熱物幅より大きく
とらねばならないために炉体が大きくなつて不経
済であり、また、ベースである大形の基板が連続
して炉体内を通過すると最初の基板に多量の熱吸
収が行われるので2枚目以後の基板との間に温度
差が発生し、基板内の温度不均一と共に基板間の
温度差も大きくなり加熱特性が不安定となる。そ
こで、本出願人は、炉体内の上方部と下方部に赤
外線加熱面と空気供給装置とよりなる加熱部を設
けて各加熱部を炉側壁に沿つた両側の側方加熱部
と中間加熱部より形成されたものとするとともに
これをさらに入口側の予備加熱ゾーンと第2の予
備加熱ゾーンと出口側の高温加熱ゾーンとに区画
することにより前記のような問題点を解決したは
んだ付け炉を先に考案し、実願昭60−190601号
(実開昭62−101665号)として出願したが、この
先願のものは第2の予備加熱ゾーンが入口側の予
備加熱ゾーンや出口側の高温加熱ゾーンの熱影響
を受け易いので温度制御が複雑となるという問題
点が残されていた。
区分制御ができず、このため均一加熱ができない
ばかりでなく両端方部温度が低下し、従つて、赤
外線輻射ヒータの有効長は被加熱物幅より大きく
とらねばならないために炉体が大きくなつて不経
済であり、また、ベースである大形の基板が連続
して炉体内を通過すると最初の基板に多量の熱吸
収が行われるので2枚目以後の基板との間に温度
差が発生し、基板内の温度不均一と共に基板間の
温度差も大きくなり加熱特性が不安定となる。そ
こで、本出願人は、炉体内の上方部と下方部に赤
外線加熱面と空気供給装置とよりなる加熱部を設
けて各加熱部を炉側壁に沿つた両側の側方加熱部
と中間加熱部より形成されたものとするとともに
これをさらに入口側の予備加熱ゾーンと第2の予
備加熱ゾーンと出口側の高温加熱ゾーンとに区画
することにより前記のような問題点を解決したは
んだ付け炉を先に考案し、実願昭60−190601号
(実開昭62−101665号)として出願したが、この
先願のものは第2の予備加熱ゾーンが入口側の予
備加熱ゾーンや出口側の高温加熱ゾーンの熱影響
を受け易いので温度制御が複雑となるという問題
点が残されていた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は前記のような問題点を解決した電子部
品類製造用はんだ付け炉を目的として完成された
もので、ベース上に予備はんだを介して部品をマ
ウントした被加熱物を入口から出口に向け移送す
る搬送路を設けた炉体内の上方部と下方部に、赤
外線輻射ヒータの多数個を縦横に配列した赤外線
加熱面をそれぞれ設けた電子部品類製造用はんだ
付け炉において、各加熱面は炉側壁に沿つた両側
の側方加熱部と該側方加熱部間にあつてこれらと
等温に保持される中間加熱部により形成されると
ともに炉側壁間に張設された入口側隔壁と出口側
隔壁とをもつて入口側の予備加熱ゾーンと第2の
予備加熱ゾーンと出口側の高温加熱ゾーンとに区
画されており、さらに、前記第2の予備加熱ゾー
ンの上方の赤外線加熱面に空気噴射口が多数個配
設された加熱助長用の空気供給装置を付設すると
ともに高温加熱ゾーンの上方の赤外線加熱部には
空気噴射口が多数個配設された前記空気供給装置
よりも空気供給の少ない加熱助長用の空気供給装
置を付設したことを特徴とするものである。
品類製造用はんだ付け炉を目的として完成された
もので、ベース上に予備はんだを介して部品をマ
ウントした被加熱物を入口から出口に向け移送す
る搬送路を設けた炉体内の上方部と下方部に、赤
外線輻射ヒータの多数個を縦横に配列した赤外線
加熱面をそれぞれ設けた電子部品類製造用はんだ
付け炉において、各加熱面は炉側壁に沿つた両側
の側方加熱部と該側方加熱部間にあつてこれらと
等温に保持される中間加熱部により形成されると
ともに炉側壁間に張設された入口側隔壁と出口側
隔壁とをもつて入口側の予備加熱ゾーンと第2の
予備加熱ゾーンと出口側の高温加熱ゾーンとに区
画されており、さらに、前記第2の予備加熱ゾー
ンの上方の赤外線加熱面に空気噴射口が多数個配
設された加熱助長用の空気供給装置を付設すると
ともに高温加熱ゾーンの上方の赤外線加熱部には
空気噴射口が多数個配設された前記空気供給装置
よりも空気供給の少ない加熱助長用の空気供給装
置を付設したことを特徴とするものである。
(作用)
このような電子部品類製造用はんだ付け炉は、
各赤外線輻射ヒータに通電して上下の赤外線加熱
面により炉内を加熱するとともに第2の予備加熱
ゾーンと出口側の高温加熱ゾーンの上方にのみ付
設された加熱助長用の空気供給装置を駆動させて
各空気噴射口から加熱助長用の空気を噴出するよ
うにしておき、ベース上に予備はんだを介して部
品をマウントした被加熱物群を図示しないコンベ
アにより搬送路の入口側より送り込み、出口側か
ら出る間に側方加熱部と中間加熱部との間に温度
差が生ずることのない入口側の予備加熱ゾーンに
おいて一次的予備加熱が、また、これに続く第2
の予備加熱ゾーンで二次的予備加熱がされたうえ
これより高温の高温加熱ゾーンで予備はんだを溶
かし、はんだ付けが完了されて出口より次工程に
送られることとなる。
各赤外線輻射ヒータに通電して上下の赤外線加熱
面により炉内を加熱するとともに第2の予備加熱
ゾーンと出口側の高温加熱ゾーンの上方にのみ付
設された加熱助長用の空気供給装置を駆動させて
各空気噴射口から加熱助長用の空気を噴出するよ
うにしておき、ベース上に予備はんだを介して部
品をマウントした被加熱物群を図示しないコンベ
アにより搬送路の入口側より送り込み、出口側か
ら出る間に側方加熱部と中間加熱部との間に温度
差が生ずることのない入口側の予備加熱ゾーンに
おいて一次的予備加熱が、また、これに続く第2
の予備加熱ゾーンで二次的予備加熱がされたうえ
これより高温の高温加熱ゾーンで予備はんだを溶
かし、はんだ付けが完了されて出口より次工程に
送られることとなる。
(実施例)
次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明すれば、1は断熱材等で構成されるトンネル炉
状の炉体であつて、該炉体1にはベース上に予備
はんだを介して部品をマウントした被加熱物をし
やへい板付の入口3からしやへい板付の出口4に
移送するネツトコンベア等の循環式の搬送路2が
設けられている。5,5は炉体1内の上方部と下
方部に設けられた上下の赤外線加熱面であつて、
該赤外線加熱面5はセラミツク盤材に電熱抵抗体
を埋設した赤外線輻射ヒータ6の多数個を縦横に
均斉に配列したものとしている。そして、炉体1
内の各赤外加熱面5は被加熱物の加熱に必要な温
度プロフアイルに対応すべく炉側壁間に張設され
た熱干渉防止用の入口側隔壁9と出口側隔壁10
をもつて炉長方向に加熱長を区分して入口側の予
備加熱ゾーン11と第2の予備加熱ゾーン12と
出口側の高温加熱ゾーン13を形成している。な
お、各赤外線加熱面5における赤外線輻射ヒータ
6の配列は特に限定されるものではないが、図示
の実施例では入口側の予備加熱ゾーン11は3列
×5個として常温から150℃程度まで加熱される
ようにするとともに第2の予備加熱ゾーン12は
4列×5個として150℃程度の温度に保持される
ようにし、次いで、出口側の高温加熱ゾーン13
は2列×5個としてここで最高210〜240℃程度ま
で加熱されるようになつている。そして、前記第
2の予備加熱ゾーン12の上方の赤外線加熱面5
には空気噴射口7aが多数個配設された加熱助長
用の空気供給装置8aを付設するとともに高温加
熱ゾーン13の上方の赤外線加熱面5にも空気噴
射口7bが多数個配設された前記空気供給装置8
aよりも空気供給量が1/2〜1/3程度の加熱助長用
の空気供給装置8bを付設してある。なお、空気
供給装置8aの空気噴射圧は噴射元で20〜30m/
s程度としておくことがマウント部品の位置ずれ
が生じないので好ましい。さらに、前記各赤外線
加熱面5は炉体1の長手方向に延びるように炉側
壁に沿つた両側の側方加熱部5a,5aと、該側
方加熱部5a,5a間にあつてこれらと等温に保
持される中間加熱部5bとよりなるものとして各
加熱部をそれぞれ温度制御して炉内の炉側壁付近
の温度が中間の温度に比べ低下しないようになつ
ている。この側方加熱部5aの温度を中間加熱5
bの温度と等温に保持する手段は問わないが、図
示の実施例のように各側方加熱部5aを前記入口
側隔壁9および出口側隔壁10に直交して相互に
平行に設けた熱干渉防止用の隔壁14,14によ
り区画して各加熱部毎に温度制御できるようにす
るか、温度低下しがちな側方加熱部5aにある赤
外線輻射ヒータ6を中間加熱部5bにある赤外線
輻射ヒータ6よりもワツト密度を高くする等して
温度制御を行えばよい。なお、隔壁14,14を
入口側隔壁9および出口側隔壁10に直交させて
各赤外線加熱面5を9区分した本実施例では、中
間加熱部5bを構成する3つの区画にある複数の
赤外線輻射ヒータ6のうち少なくとも1個と、側
方加熱部5a,5aの各3つの区画にある複数の
赤外線輻射ヒータ6のうち少なくとも各1個を、
輻射面側に公知のクロメル−アルメル線等の熱起
電材料で絶縁被覆した温度検出用熱電対が装着さ
れているものとしてこれを温度設定を行う調節計
等に接続させたものとして温度制御が行われるよ
うになつている。なお、上下の各加熱部は均一加
熱の面から上下に対向して設けられていることが
好ましいし、各赤外線輻射ヒータ6の輻射面形状
は平面状に限定されるものではなく彎曲形状のも
のであつてもよい。さらに、前記空気噴射口7
a,7aは搬送路2に向け設けられたものに限定
されるものではなく、搬送路2と逆方向に噴射す
るカウンターブローあるいは搬送路2と同方向に
噴射する向きにしてもよく、噴射角度は被加熱物
のベース形状および炉形態に合わせた角度であれ
ば特に限定されない。また、前記空気供給装置8
a,8bの枝管は炉体1の両側壁を貫通したバル
ブ付導管を介して高圧ブロアーと接続されてお
り、出口にはシロツコフアン等による冷却装置が
取付けられている。なお、空気噴射口7a,7b
からの噴射スピードはマウント部品の位置ズレを
惹起させないようリフロー部品の性状にあわせて
調整するために加熱域毎にバルブを設けたものと
してもよい。さらに、炉内の各赤外線輻射ヒータ
6は輻射面殻部に多数の空気噴射口を備えた中空
主体の取付基部にオリフイス状の空気供給口を設
けたものとしてもよい。
明すれば、1は断熱材等で構成されるトンネル炉
状の炉体であつて、該炉体1にはベース上に予備
はんだを介して部品をマウントした被加熱物をし
やへい板付の入口3からしやへい板付の出口4に
移送するネツトコンベア等の循環式の搬送路2が
設けられている。5,5は炉体1内の上方部と下
方部に設けられた上下の赤外線加熱面であつて、
該赤外線加熱面5はセラミツク盤材に電熱抵抗体
を埋設した赤外線輻射ヒータ6の多数個を縦横に
均斉に配列したものとしている。そして、炉体1
内の各赤外加熱面5は被加熱物の加熱に必要な温
度プロフアイルに対応すべく炉側壁間に張設され
た熱干渉防止用の入口側隔壁9と出口側隔壁10
をもつて炉長方向に加熱長を区分して入口側の予
備加熱ゾーン11と第2の予備加熱ゾーン12と
出口側の高温加熱ゾーン13を形成している。な
お、各赤外線加熱面5における赤外線輻射ヒータ
6の配列は特に限定されるものではないが、図示
の実施例では入口側の予備加熱ゾーン11は3列
×5個として常温から150℃程度まで加熱される
ようにするとともに第2の予備加熱ゾーン12は
4列×5個として150℃程度の温度に保持される
ようにし、次いで、出口側の高温加熱ゾーン13
は2列×5個としてここで最高210〜240℃程度ま
で加熱されるようになつている。そして、前記第
2の予備加熱ゾーン12の上方の赤外線加熱面5
には空気噴射口7aが多数個配設された加熱助長
用の空気供給装置8aを付設するとともに高温加
熱ゾーン13の上方の赤外線加熱面5にも空気噴
射口7bが多数個配設された前記空気供給装置8
aよりも空気供給量が1/2〜1/3程度の加熱助長用
の空気供給装置8bを付設してある。なお、空気
供給装置8aの空気噴射圧は噴射元で20〜30m/
s程度としておくことがマウント部品の位置ずれ
が生じないので好ましい。さらに、前記各赤外線
加熱面5は炉体1の長手方向に延びるように炉側
壁に沿つた両側の側方加熱部5a,5aと、該側
方加熱部5a,5a間にあつてこれらと等温に保
持される中間加熱部5bとよりなるものとして各
加熱部をそれぞれ温度制御して炉内の炉側壁付近
の温度が中間の温度に比べ低下しないようになつ
ている。この側方加熱部5aの温度を中間加熱5
bの温度と等温に保持する手段は問わないが、図
示の実施例のように各側方加熱部5aを前記入口
側隔壁9および出口側隔壁10に直交して相互に
平行に設けた熱干渉防止用の隔壁14,14によ
り区画して各加熱部毎に温度制御できるようにす
るか、温度低下しがちな側方加熱部5aにある赤
外線輻射ヒータ6を中間加熱部5bにある赤外線
輻射ヒータ6よりもワツト密度を高くする等して
温度制御を行えばよい。なお、隔壁14,14を
入口側隔壁9および出口側隔壁10に直交させて
各赤外線加熱面5を9区分した本実施例では、中
間加熱部5bを構成する3つの区画にある複数の
赤外線輻射ヒータ6のうち少なくとも1個と、側
方加熱部5a,5aの各3つの区画にある複数の
赤外線輻射ヒータ6のうち少なくとも各1個を、
輻射面側に公知のクロメル−アルメル線等の熱起
電材料で絶縁被覆した温度検出用熱電対が装着さ
れているものとしてこれを温度設定を行う調節計
等に接続させたものとして温度制御が行われるよ
うになつている。なお、上下の各加熱部は均一加
熱の面から上下に対向して設けられていることが
好ましいし、各赤外線輻射ヒータ6の輻射面形状
は平面状に限定されるものではなく彎曲形状のも
のであつてもよい。さらに、前記空気噴射口7
a,7aは搬送路2に向け設けられたものに限定
されるものではなく、搬送路2と逆方向に噴射す
るカウンターブローあるいは搬送路2と同方向に
噴射する向きにしてもよく、噴射角度は被加熱物
のベース形状および炉形態に合わせた角度であれ
ば特に限定されない。また、前記空気供給装置8
a,8bの枝管は炉体1の両側壁を貫通したバル
ブ付導管を介して高圧ブロアーと接続されてお
り、出口にはシロツコフアン等による冷却装置が
取付けられている。なお、空気噴射口7a,7b
からの噴射スピードはマウント部品の位置ズレを
惹起させないようリフロー部品の性状にあわせて
調整するために加熱域毎にバルブを設けたものと
してもよい。さらに、炉内の各赤外線輻射ヒータ
6は輻射面殻部に多数の空気噴射口を備えた中空
主体の取付基部にオリフイス状の空気供給口を設
けたものとしてもよい。
このように構成されたものは、搬送路2に載せ
られた被加熱物が入口3を通じて炉体1内に送ら
れると、炉体1内の上方部と下方部にはセラミツ
ク盤材に電熱抵抗体を埋設した多数個の赤外線輻
射ヒータ6よりなる赤外線加熱面5が入口側隔壁
9と出口側隔壁10とによつて入口側の予備加熱
ゾーン11と第2の予備加熱ゾーン12と高温加
熱ゾーン13とに区分されるとともに炉側壁に沿
つた隔壁14,14により側方加熱部5a,5a
と中間加熱部5bとに再区分されて各加熱区分間
に熱干渉のない均一な温度加熱面を形成している
ので、搬送路2により移送されてくる被加熱物は
ベースが大形であつても中央部分と両端部に差が
なく均一加熱されることとなり、大形のベースは
ヒータの輻射熱により均一に加熱される。しか
も、第2の予備加熱ゾーン12と出口側の高温加
熱ゾーン13の各上方には高圧ブロアーから発生
する圧縮空気流が炉体1内に配管されている枝管
を通過することにより加熱されたうえ各枝管に多
数配設されている加熱助長用の空気噴射口7a,
7bから熱風として被加熱物の表面に吹付けられ
るため、均一な温度加熱面を形成している各赤外
線輻射ヒータ6の輻射熱との併用加熱によりさら
に表面を均一に加熱できる。そして、被加熱物が
大形の場合には搬送初めの被加熱物に大量に熱吸
収が行われ、2枚目以後が炉体1内に移送されて
くると搬送スピードが速いため炉内を一定温度に
保つよう温度調節計が作動してヒータを昇温させ
ても昇温ロスがあるため先後の被加熱物間の温度
差が大きくなりがちであるが、本考案の炉体1内
には前記した空気噴射口7a,7bからの熱風が
常にベースに当たつているので、被加熱物内はも
とより被加熱物間の温度差も小さくなり、連続搬
送されてくる被加熱物を均一に加熱することがで
きる。しかも、第2の予備加熱ゾーン12にある
空気供給装置8aは出口側の高温加熱ゾーン13
にある空気供給装置8bよりも空気供給量が大き
くしてあるので、熱カーテンとなつて第2の予備
加熱ゾーン12に入口側の予備加熱ゾーン11や
出口側の高温加熱ゾーン13から熱が流入するこ
とはなく、各ゾーンの温度制御は極めて容易化さ
れる。今、具体的効果例を述べると、380×507×
1.6t(単位mm)のガラスエポキシ板をヒータ温度
が420℃の入口側の予備加熱ゾーン11で30秒間
に常温から150℃まで昇温させたうえヒータ温度
が175℃の第2の予備加熱ゾーン12でさらに40
秒間同温に保持してヒータ温度が440℃の高温加
熱ゾーン13に送り、ここで40秒間で210〜240℃
まで急速昇温させたうえ冷却させるという温度プ
ロフアイルで連続加熱した場合、従来の棒状ヒー
タ加熱の場合には、ピーク温度域において温度ば
らつきが均±10℃あつたものが、本考案では温度
バラツキが±2℃となり、均一加熱できることが
確認された。なお、入口側の予備加熱ゾーン11
に前記空気供給装置8aよりも空気供給量の少な
い加熱助長用の空気供給装置をさらに付設しても
差支えないが、実施例のように入口側の予備加熱
ゾーン11に加熱助長用の空気供給装置を設けな
い場合は、各被加熱物間の温度ばらつきをなくす
ために入口側の予備加熱ゾーン11においては第
2の予備加熱ゾーン12よりもワツト密度の高い
赤外線輻射ヒータ6を使用することが好ましい。。
また、空気供給装置は炉内の輻射熱を利用したも
のであるため別の熱源を必要とせず、省エネルギ
ー炉となるうえに空気噴射装置が大設備となら
ず、経済的に設置できる。
られた被加熱物が入口3を通じて炉体1内に送ら
れると、炉体1内の上方部と下方部にはセラミツ
ク盤材に電熱抵抗体を埋設した多数個の赤外線輻
射ヒータ6よりなる赤外線加熱面5が入口側隔壁
9と出口側隔壁10とによつて入口側の予備加熱
ゾーン11と第2の予備加熱ゾーン12と高温加
熱ゾーン13とに区分されるとともに炉側壁に沿
つた隔壁14,14により側方加熱部5a,5a
と中間加熱部5bとに再区分されて各加熱区分間
に熱干渉のない均一な温度加熱面を形成している
ので、搬送路2により移送されてくる被加熱物は
ベースが大形であつても中央部分と両端部に差が
なく均一加熱されることとなり、大形のベースは
ヒータの輻射熱により均一に加熱される。しか
も、第2の予備加熱ゾーン12と出口側の高温加
熱ゾーン13の各上方には高圧ブロアーから発生
する圧縮空気流が炉体1内に配管されている枝管
を通過することにより加熱されたうえ各枝管に多
数配設されている加熱助長用の空気噴射口7a,
7bから熱風として被加熱物の表面に吹付けられ
るため、均一な温度加熱面を形成している各赤外
線輻射ヒータ6の輻射熱との併用加熱によりさら
に表面を均一に加熱できる。そして、被加熱物が
大形の場合には搬送初めの被加熱物に大量に熱吸
収が行われ、2枚目以後が炉体1内に移送されて
くると搬送スピードが速いため炉内を一定温度に
保つよう温度調節計が作動してヒータを昇温させ
ても昇温ロスがあるため先後の被加熱物間の温度
差が大きくなりがちであるが、本考案の炉体1内
には前記した空気噴射口7a,7bからの熱風が
常にベースに当たつているので、被加熱物内はも
とより被加熱物間の温度差も小さくなり、連続搬
送されてくる被加熱物を均一に加熱することがで
きる。しかも、第2の予備加熱ゾーン12にある
空気供給装置8aは出口側の高温加熱ゾーン13
にある空気供給装置8bよりも空気供給量が大き
くしてあるので、熱カーテンとなつて第2の予備
加熱ゾーン12に入口側の予備加熱ゾーン11や
出口側の高温加熱ゾーン13から熱が流入するこ
とはなく、各ゾーンの温度制御は極めて容易化さ
れる。今、具体的効果例を述べると、380×507×
1.6t(単位mm)のガラスエポキシ板をヒータ温度
が420℃の入口側の予備加熱ゾーン11で30秒間
に常温から150℃まで昇温させたうえヒータ温度
が175℃の第2の予備加熱ゾーン12でさらに40
秒間同温に保持してヒータ温度が440℃の高温加
熱ゾーン13に送り、ここで40秒間で210〜240℃
まで急速昇温させたうえ冷却させるという温度プ
ロフアイルで連続加熱した場合、従来の棒状ヒー
タ加熱の場合には、ピーク温度域において温度ば
らつきが均±10℃あつたものが、本考案では温度
バラツキが±2℃となり、均一加熱できることが
確認された。なお、入口側の予備加熱ゾーン11
に前記空気供給装置8aよりも空気供給量の少な
い加熱助長用の空気供給装置をさらに付設しても
差支えないが、実施例のように入口側の予備加熱
ゾーン11に加熱助長用の空気供給装置を設けな
い場合は、各被加熱物間の温度ばらつきをなくす
ために入口側の予備加熱ゾーン11においては第
2の予備加熱ゾーン12よりもワツト密度の高い
赤外線輻射ヒータ6を使用することが好ましい。。
また、空気供給装置は炉内の輻射熱を利用したも
のであるため別の熱源を必要とせず、省エネルギ
ー炉となるうえに空気噴射装置が大設備となら
ず、経済的に設置できる。
(考案の効果)
本考案は前記説明によつて明らかなように、炉
体内の上下の赤外線加熱面を炉側壁に沿つた両側
の側方加熱部と中間加熱部よりなり、且つ、入口
側の予備加熱ゾーンと第2の予備加熱ゾーンと出
口側の高温加熱ゾーンに区画されたものとして炉
側壁に近い部分と中間部分との温度差をなくすと
ともに予備加熱から本加熱を経て冷却に至るまで
の温度分布をはんだ付けに最適な条件に保持でき
るように区分され、しかも、第2の予備加熱ゾー
ンと高温加熱ゾーンの加熱源が多数の赤外線輻射
ヒータよりなる赤外線加熱面と、該赤外線輻射ヒ
ータによつて加熱された空気を噴射する加熱助長
用の空気噴射装置との併用であるうえ第2の予備
加熱ゾーンの空気供給装置を出口側の高温加熱ゾ
ーンのそれより空気供給量の大きいものとしてあ
るから、前記した加熱区分と相まつて第2の予備
加熱ゾーンを含め全体を適確な温度制御下に効率
的な加熱ができる利点があり、従来の電子部品類
製造用はんだ付け炉の問題点を解決したものとし
て実用的価値極めて大なものである。
体内の上下の赤外線加熱面を炉側壁に沿つた両側
の側方加熱部と中間加熱部よりなり、且つ、入口
側の予備加熱ゾーンと第2の予備加熱ゾーンと出
口側の高温加熱ゾーンに区画されたものとして炉
側壁に近い部分と中間部分との温度差をなくすと
ともに予備加熱から本加熱を経て冷却に至るまで
の温度分布をはんだ付けに最適な条件に保持でき
るように区分され、しかも、第2の予備加熱ゾー
ンと高温加熱ゾーンの加熱源が多数の赤外線輻射
ヒータよりなる赤外線加熱面と、該赤外線輻射ヒ
ータによつて加熱された空気を噴射する加熱助長
用の空気噴射装置との併用であるうえ第2の予備
加熱ゾーンの空気供給装置を出口側の高温加熱ゾ
ーンのそれより空気供給量の大きいものとしてあ
るから、前記した加熱区分と相まつて第2の予備
加熱ゾーンを含め全体を適確な温度制御下に効率
的な加熱ができる利点があり、従来の電子部品類
製造用はんだ付け炉の問題点を解決したものとし
て実用的価値極めて大なものである。
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠側面
図、第2図は同じく一部切欠正面図、第3図は第
1図のA−A矢視図である。 1:炉体、2:搬送路、3:入口、4:出口、
5:赤外線加熱面、5a:側方加熱部、5b:中
間加熱部、6:赤外線輻射ヒータ、7a,7b:
空気噴射口、8a,8b:空気供給装置、9:入
口側隔壁、10:出口側隔壁、11:入口側の予
備加熱ゾーン、12:第2の予備加熱ゾーン、1
3:出口側の高温加熱ゾーン、14:隔壁。
図、第2図は同じく一部切欠正面図、第3図は第
1図のA−A矢視図である。 1:炉体、2:搬送路、3:入口、4:出口、
5:赤外線加熱面、5a:側方加熱部、5b:中
間加熱部、6:赤外線輻射ヒータ、7a,7b:
空気噴射口、8a,8b:空気供給装置、9:入
口側隔壁、10:出口側隔壁、11:入口側の予
備加熱ゾーン、12:第2の予備加熱ゾーン、1
3:出口側の高温加熱ゾーン、14:隔壁。
Claims (1)
- ベース上に予備はんだを介して部品をマウント
した被加熱物を入口から出口に向け移送する搬送
路2を設けた炉体1内の上方部と下方部に、赤外
線輻射ヒータ6の多数個を縦横に配列した赤外線
加熱面5をそれぞれ設けた電子部品類製造用はん
だ付け炉において、各加熱面5は炉側壁に沿つた
両側の側方加熱部5a,5aと該側方加熱部5
a,5a間にあつてこれらと等温に保持される中
間加熱部5bにより形成されるとともに炉側壁間
に張設された入口側隔壁9と出口側隔壁10とを
もつて入口側の予備加熱ゾーン11と第2の予備
加熱ゾーン12と出口側の高温加熱ゾーン13と
に区画されており、さらに、前記第2の予備加熱
ゾーン12の上方の赤外線加熱部5に空気噴射口
7aが多数個配設された加熱助長用の空気供給装
置8aを付設するとともに高温加熱ゾーン13の
上方の赤外線加熱面5には空気噴射口7bが多数
個配設された前記空気供給装置8aよりも空気供
給量の少ない加熱助長用の空気供給装置8bを付
設したことを特徴とする電子部品類製造用はんだ
付け炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227286U JPH0216853Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227286U JPH0216853Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62146569U JPS62146569U (ja) | 1987-09-16 |
JPH0216853Y2 true JPH0216853Y2 (ja) | 1990-05-10 |
Family
ID=30838793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3227286U Expired JPH0216853Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0216853Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2500680Y2 (ja) * | 1988-02-26 | 1996-06-12 | 古河電気工業株式会社 | 回路基板半田付け用加熱炉 |
-
1986
- 1986-03-06 JP JP3227286U patent/JPH0216853Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62146569U (ja) | 1987-09-16 |
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