JP3495205B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP3495205B2
JP3495205B2 JP27311596A JP27311596A JP3495205B2 JP 3495205 B2 JP3495205 B2 JP 3495205B2 JP 27311596 A JP27311596 A JP 27311596A JP 27311596 A JP27311596 A JP 27311596A JP 3495205 B2 JP3495205 B2 JP 3495205B2
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3494Heating methods for reflowing of solder

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、被加熱ワーク、例
えばプリント配線板に赤外線を照射するとともに、熱風
を吹き付けて加熱を行う加熱装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】被加熱ワークはその材質や色調等により
赤外線吸収率や熱風から被加熱ワークへの熱伝導率が異
なり、種々の材質や色調等からなる被加熱ワークを均一
に加熱するためには、赤外線照射と熱風吹き付けとを併
用するとよいことが知られている。 【0003】例えば、被加熱ワークとして多様な電子部
品を搭載したプリント配線板の被はんだ付け部を一括し
てリフローはんだ付けを行う場合には、各電子部品ごと
に材質や色調が異なるために、これらを均一に加熱して
はんだ付け性を向上させるため赤外線加熱と熱風加熱と
が併用されている。 【0004】図7は、従来の「リフロー半田付け装置」
の要部を示す断面図で、実公平3−15254号公報か
らの抜粋である。 【0005】すなわち、この図において、1はプリント
配線板、2は機体(炉体)の一部を示す。3はハウジン
グ、4は搬送コンベア、5は断面が「コ」の字状の整流
枠で、これらの整流枠5を配列して各整流枠5間にそれ
ぞれスリット状のノズル6を形成し、この整流枠5内に
遠赤外線ヒータ7を配設した構成である。そして、モー
タ8に駆動されたファン9から送風された雰囲気はフィ
ンヒータ10によって加熱された後に前記のスリット状
のノズル6から吹き出し、搬送コンベア4で搬送される
プリント配線板1に吹き付けられる。また、各整流枠内
5に設けたそれぞれの遠赤外線ヒータ7から放射された
遠赤外線も併せてプリント配線板1に照射される。 【0006】これにより、プリント配線板1に赤外線の
照射と熱風の吹き付けが併せて行われるようになる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術においては、スリット状のノズル6から吹き出す熱風
がプリント配線板1の一部の領域、すなわちノズル6の
下部に位置する部分にのみ集中して速い流速で吹き付け
られ、その他の部分には非常に低速の熱風しか吹き付け
られない。そのため、プリント配線板1の加熱プロファ
イルを測定すると、加熱温度にリップル、すなわち小刻
みな温度変動(脈動)を生じてプリント配線板1の温度
が不安定に上昇する問題がある。 【0008】すなわち、赤外線ヒータ7から放射される
赤外線は広範囲に放射されるのに対して、熱風はスリッ
ト状のノズル6の下方方向にのみ吹き出し、スリット状
のノズル6の下部をプリント配線板1が通過する時にの
み熱風による温度上昇が現れるからである。 【0009】本発明の目的は、赤外線加熱と熱風加熱と
を併用する場合においても、熱風を被加熱ワークに均一
に吹き付けることができるようにするとともに、赤外線
加熱の効率を一層向上させた加熱装置を実現することに
ある。 【0010】ヒータ表面に伝熱性のセメントを塗布した
棒状の赤外線ヒータユニットを複数個整列して配置し、
前記各赤外線ヒータユニットの間に雰囲気の流れ方向に
前記雰囲気の流路が狭まるスリット状のノズル部とこの
スリット状のノズル部に連設して前記雰囲気の流れ方向
に前記雰囲気の流路が広まるスリット状のホーン部とを
形成して雰囲気を加熱する流路にすると共に前記スリッ
ト状のノズル部とスリット状のホーン部とにケーシング
を施したものである。これにより、ノズル部から吹き出
す熱風をホーン部で放散させ、スリット状のノズル部の
幅に規定されない広い範囲に熱風が吹き出すようにな
る。また、棒状の赤外線各ヒータユニットからは赤外線
が広範囲に照射され、被加熱ワークにむらなく熱風を吹
き付けながら赤外線を照射することができるようにな
る。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明は、次のような形態におい
て実施することができる。 【0012】赤外線の照射と併せて被加熱ワークに熱風
を吹き付けて加熱を行う加熱装置であって、ヒータ表面
に伝熱性のセメントを塗布した棒状の赤外線ヒータユニ
ットを複数個整列して配置し、前記各赤外線ヒータユニ
ットの間に雰囲気の流れ方向に前記雰囲気の流路が狭ま
るスリット状のノズル部とこのスリット状のノズル部に
連設して前記雰囲気の流れ方向に前記雰囲気の流路が広
まるスリット状のホーン部とを形成して雰囲気を加熱す
る流路にすると共に前記スリット状のノズル部とスリッ
ト状のホーン部とにケーシングを施したものである。 【0013】これにより、ノズル部から吹き出す熱風が
ホーン部で放散し、ノズルのスリット幅に制限されない
広い範囲に熱風を吹き出すことができる。また、棒状の
赤外線ヒータユニットからは赤外線が広範囲に放射され
る。 【0014】 【0015】具体的に説明する。伝熱性のセメントは硬
化性を示す無機材料からなるものであり、その成分とし
ては珪酸ナトリウムおよびグラファイト類からなるもの
が知られている。そして、その自己硬化性によりヒータ
形状を自由に形成することが極めて容易であり、熱伝導
率も大きくヒータの温度変化に対する温度変化の応答性
も極めて優れている。さらに、その成分のグラファイト
類は加熱されると広い波長範囲に亘って豊富な赤外線を
放射する極めて良好な赤外線放射材料で、層の厚い伝熱
性のセメントからは極めて多量の遠赤外線を放射する。 【0016】そして、スリット状のノズル部とスリット
状のホーン部にケーシングを施すことにより、伝熱性の
セメントから放射される遠赤外線は、ノズル部およびホ
ーン部から吹き出す雰囲気、すなわち、熱風の吹き出し
方向、つまり被加熱ワーク側へ効率よく放射されるよう
になる。 【0017】これにより、スリット状のノズル部のスリ
ット幅に規定されない広い範囲に熱風を吹き出し、棒状
の赤外線ヒータユニットからは広い波長範囲に亘る多量
の遠赤外線を放射し、被加熱ワークを赤外線と熱風を併
せたことによりむらなく効率よく加熱することができる
ようになる。 【0018】 【0019】 【0020】 【実施例】次に、本発明による加熱装置の具体例を実施
例で説明する。 【0021】〈加熱装置を構成するヒータアレイ〉図1
は、本発明の一実施例を示す斜視図で、加熱装置を構成
する棒状の赤外線ヒータユニット(以下、単にヒータユ
ニットという)11の構成とその配列構造を示す。すな
わち、ヒータユニット11を整列して配置し、これらの
各ヒータユニット11間においてスリット状のノズル部
12とスリット状のホーン部13を構成させる構造であ
る。 【0022】ヒータユニット11は、シーズヒータ14
の表面に伝熱性のセメント15を塗布して硬化させたも
のであり、その形状は図1に示すようにヒータユニット
11の上方側と側方側には頂角16によって横断面が五
角形状になるように構成してある。 【0023】本発明者は、既出願の特願平8−1472
1号において説明したように、伝熱性のセメントにより
ヒータを構成することにより、優れた加熱特性と製造の
容易性が得られる技術を開発した。 【0024】すなわち、伝熱性のセメント15は硬化性
を示す無機材料からなるものであり、その成分としては
珪酸ナトリウム32%およびグラファイト類68%から
なるものが知られている。また、その熱伝導率は7〜1
2kcal/mh℃程度であり、シーズヒータの外装と
して使用されているステンレスの熱伝導率14kcal
/mh℃の1/2以上の値で金属材料と同程度である。 【0025】そして、伝熱性のセメント15は、その自
己硬化性によりヒータ形状を自由に形成することが極め
て容易であり、熱伝導率も大きくてヒータの温度変化に
対する温度変化の応答性も極めて優れている(ちなみ
に、遠赤外線放射材料であるセラミックスの熱伝導率
は、その材料にもよるが1kcal/mh℃前後の値で
あり小さい)。そして、その成分のグラファイト類は遠
赤外線放射セラミックス材料に優るとも劣らない極めて
良好な遠赤外線放射材料で、層の厚い伝熱性のセメント
15は極めて多量の遠赤外線を放射する。 【0026】すなわち、このヒータユニット11により
極めて良好に遠赤外線を放射させることができる。ちな
みに、本実施例では、先に説明した伝熱性のセメント1
5の他に、アルミナを1:1の割合で混合して用いてい
る。これにより、さらにアルミナ自体が備える遠赤外線
放射特性(放射波長スペクトル上の特性)を付加し、総
合放射特性を被加熱ワークの赤外線吸収率に合わせるよ
うに、さらなる考慮を付加している。 【0027】また、図1にも示すように、ヒータユニッ
ト11には伝熱性のセメント15を塗布するとともに、
熱風の流入流路、すなわちスリット状のノズル部12と
流出経路、すなわちスリット状のホーン部13とにケー
シング17を施し、図中の下方側の面、すなわち、ケー
シング17を施していない下方側の面、つまり、赤外線
放射面18からは効率よく遠赤外線を放射させることが
できるように構成している。そしてこの整列して配置し
たヒータユニット11から放射される遠赤外線は、図1
では図示されないプリント配線板等の被加熱ワークに均
一に照射される。 【0028】また、このケーシング17は、ヒータユニ
ット11の機械的強度を向上させ、伝熱性のセメント1
5の保持性を向上させることにも貢献している。 【0029】なお、赤外線放射面18を二点鎖線で示す
ように円弧状放射面18Aに形成することにより、赤外
線の放射範囲が一層広くなって広い範囲に一層均一に赤
外線を放射し、広い面積の被加熱ワーク例えばプリント
配線板等を一層均一に加熱することができるようにな
る。 【0030】そして、雰囲気の流れ、すなわち熱風はノ
ズル部12から吹き出す際にホーン部13で放散され、
ノズル部12のスリット幅に規定されない広い範囲に熱
風が吹き出し、図示しない被加熱ワークに均一に吹き付
けられるようになる。 【0031】図2は、図1のヒータユニット11をパネ
ル状に構成したヒータアレイの全容を示す斜視図で、ヒ
ータユニット11をアレイ状に整列して配置したもので
ある。 【0032】ヒータアレイ21は、アレイフレーム22
にシーズヒータ14を挿通保持させるヒータ挿通孔23
を設けてある。また各ヒータユニット11を構成するケ
ーシング17は当初からアレイフレーム22に溶接等に
より固定してあり、スリット状のノズル部12とスリッ
ト状のホーン部13とがヒータユニット11のケーシン
グ17間において形成されている。そして、ヒータ挿通
孔23にシーズヒータ14を挿通した後に伝熱性のセメ
ント15をケーシング17内に充填し、その後自己硬化
させて構成したものである。 【0033】また、アレイフレーム22の図中の上方
側、すなわち、熱風雰囲気が流入する側には多数の孔2
5を設けた整流板24を設けてある。すなわち、この整
流板24により熱風雰囲気の流れをヒータアレイ21全
体に対して均一化するように構成したものである。 【0034】このように構成することにより、先に説明
したようにパネル状に構成したヒータアレイ21の図中
に示す下方側に配置させる被加熱ワーク(図示せず)に
豊富な遠赤外線を均一に照射するとともに熱風も均一に
吹き付けられ、遠赤外線と熱風を同時併用した加熱を行
うことができるようになる。 【0035】〈赤外線ヒータユニットのその他の形状〉
図3は、図1のヒータユニット11の他の形状を示す斜
視図である。 【0036】図1および図2においては、ヒータユニッ
ト11は五角柱の棒状の形状であったが、図3に例示す
るような形状でもよい。 【0037】すなわち、各棒状の赤外線ヒータユニット
(以下、単にヒータユニットという)31の頂角16と
の間にスリット状のノズル部12とスリット状のホーン
部13とが形成されるように構成している。図中の上
方、すなわち熱風が流入する側の頂角16は、各スリッ
ト状のノズル部12に熱風を導くためのものであり、雰
囲気の流動抵抗を少なくするように構成している。 【0038】この例では、ヒータユニット31には頂角
16が1つしかないが、ホーン部13を曲面で構成して
その熱風放散作用を良好にすることができる。 【0039】なお、赤外線放射面18を、図1と同様に
円弧状の放射面18Aに形成することにより、赤外線の
放射範囲を一層広くすることができるので、同様に一層
均一に赤外線を放射することができるようになる。 【0040】図4(a),(b)は、図1のヒータユニ
ット11のさらに他の形状を示す正面図である。図4
(a)はヒータユニットを正面から見た形状が円形の場
合、図4(b)は同じく長円形の場合を示す。 【0041】図4(a)においては、棒状の赤外線ヒー
タユニット32には図3に示す頂角16がなく、正面か
ら見て円形に形成した場合を示し、図4(b)において
も棒状の赤外線ヒータユニット33には図3に示す頂角
16がなく、正面から見て長円形に形成した場合を示
し、いずれの場合も赤外線放射面18にはケーシング1
7を施すことなく形成する。また、赤外線放射面18は
二点鎖線で示すように円弧状放射面18Aに形成しても
よい。 【0042】なお、その他作用については図3の場合と
同一である。 【0043】〈リフローはんだ付け装置としての構成〉
図5は、図2のヒータアレイ21を使用した加熱装置の
一例としてリフローはんだ付け装置を示す側断面図であ
る。リフローはんだ付け装置は、電子部品を搭載したプ
リント配線板1等をはんだ付けする際に使用する加熱装
置であり、プリント配線板1の被はんだ付け部に予めは
んだを供給しておき、プリント配線板1を赤外線や熱風
等により加熱してそのはんだを溶融させ、電子部品をプ
リント配線板1にはんだ付けする装置である。 【0044】図5のリフローはんだ付け装置の例では、
プリント配線板1を保持して矢印A方向に搬送する搬送
コンベア47に沿って炉体41を設けてあり、炉体41
内は昇温部42が1室および均温部43が1室からなる
予備加熱部44と、リフロー部45の1室を連設して構
成した加熱装置46である。なお、搬送コンベア47と
しては、図示はされないが平行2条の搬送チェーンのピ
ン上にプリント配線板1の側端部を載置して保持・搬送
する構成であり、一般的に使用されているものである。 【0045】そして、昇温部42の昇温部加熱室48お
よび均温部43の均温部加熱室49には、搬送コンベア
47を挟んで上下にそれぞれパネルヒータ50を各2枚
ずつ配設してあり、搬送コンベア47で搬送されるプリ
ント配線板1の上方側の面と下方側の面とを独立して加
熱できるように構成してある。なお、このパネルヒータ
50による加熱は主として赤外線による加熱が行われ
る。 【0046】続いてリフロー部45のリフロー部加熱室
51は、熱風循環方式の加熱室構造であり、ブロワ52
によって供給された雰囲気、すなわち熱風は熱風加熱室
53のヒータ54により予め定めた所定の温度に加熱さ
れ、吹出口55からヒータアレイ21内へ吹き出してヒ
ータユニット11を通りプリント配線板1に吹き付けら
れる。そして、プリント配線板1に吹き付けられた熱風
は、吸込口56から還流路57を通ってブロワ52に吸
引され再び熱風加熱室53へ供給され循環する。なお、
このリフロー部加熱室51の構造は、搬送コンベア47
の上方側と下方側とも同一である。 【0047】そして、図2に例示したヒータアレイ21
はこのリフロー部加熱室51の吹出口55に設けてあ
り、熱風はスリット状のノズル部12からスリット状の
ホーン部13を通して放射状に吹き出し、プリント配線
板1に均一に吹き付けられる。また、ヒータユニット1
1から放射される遠赤外線も、プリント配線板1に均一
に照射される。 【0048】その結果、搬送されているプリント配線板
1を赤外線と熱風とにより同時に併せて加熱することが
できるようになり、プリント配線板1を加熱温度の脈動
がなく安定・均一に所望の加熱プロファイルで加熱する
ことができるようになる。 【0049】すなわち、搬入口58から搬入され、予備
加熱部44でパネルヒータ50により均一に加熱された
プリント配線板1を、リフロー部45において赤外線と
熱風を均一に作用させて加熱し、はんだを均一に溶融さ
せることができるようになる。その後、プリント配線板
1は搬出口59から搬出される。 【0050】なお、図示はしないが、予備加熱部44の
各パネルヒータ50はその表面に温度センサを設けてあ
り、その温度検出結果によりパネルヒータ50に印加す
る電力を調節・制御してパネルヒータ50の表面温度を
所望の温度に調節する温度制御装置(図示せず)を備え
ている。 【0051】また、リフロー部45のヒータアレイ21
のヒータユニット11の表面にも温度センサ61を設け
てあり、同様に温度制御装置(図示せず)によりヒータ
ユニット11の表面温度を所望の温度に調節し、かつ制
御できるように構成してある。さらに熱風の吹出口55
には熱風温度を検出する温度センサ62を設けてあり、
熱風加熱室53のヒータ54に印加する電力を調節・制
御してこの熱風温度を所望の温度に調節する温度制御装
置(図示せず)を備えている。 【0052】図6も、同様に加熱装置としてのリフロー
はんだ付け装置を示す側断面図で、図5と同一符号は同
一部分を示す。 【0053】このリフローはんだ付け装置は、予備加熱
部44の昇温部42の昇温部加熱室48および均温部4
3の均温部加熱室49とリフロー部45のリフロー部加
熱室51のそれぞれが同様の構造の加熱室を構成してお
り、図4のように雰囲気加熱専用のヒータ54、すなわ
ち熱風の温度を直接的に制御する目的のヒータは備えて
いない。 【0054】すなわち、モータ71によって駆動された
ファン72から供給した雰囲気を図2に例示するヒータ
アレイ21から吹き出させ、その吹き出させた雰囲気を
搬送コンベア47で搬送されるプリント配線板1に吹き
付け、その後、炉体41とヒータアレイ21の間の雰囲
気還流路73を通ってファンに雰囲気を循環させる構造
である。この雰囲気はヒータアレイ21によって加熱さ
れているので、熱風となっている。なお、この例では、
ヒータアレイ21にファン72を臨ませるためのフード
部74を設けている。 【0055】他方、ヒータアレイ21のヒータユニット
11からは遠赤外線が放射され、搬送コンベア42で搬
送されるプリント配線板1に均一に照射される。 【0056】すなわち、ヒータアレイ21によって照射
される赤外線によりプリント配線板1を加熱するととも
に、加熱室の雰囲気を循環させつつプリント配線板1に
吹き付け加熱する構成である。 【0057】なお、このリフローはんだ付け装置も、図
5に示す装置と同様に搬送コンベア47を挟んでその上
下をそれぞれ同様に構成し、プリント配線板1の上方側
の面と下方側の面とを独立して加熱することができるよ
うに構成している。 【0058】もちろん、プリント配線板1の一方の面の
みを加熱すればよいのであれば、搬送コンベア47の上
方側もしくは下方側のいずれかにヒータアレイ21を配
設した構成とすればよい。 【0059】以上のように、本発明の加熱装置では熱風
と赤外線を併せて均一にプリント配線板1に作用させ、
加熱プロファイルに脈動等の変動を生じない安定した加
熱が行えるようになるとともに、プリント配線板1の材
質や色調に依らず均一で安定した加熱が可能となる。 【0060】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、次のよう
な効果がある。 【0061】すなわち、スリット状のノズルという形状
に規定されずに広い範囲に熱風を吹き出させ、特に板状
の被加熱ワーク、例えばプリント配線板を赤外線と熱風
を併せたことにより安定・均一に加熱することができる
ようになり、被加熱ワークの加熱を精度よく行うことが
できるようになる。例えば、数百にもおよぶ被はんだ付
け部を脈動(リップル)のない安定したプロファイルで
加熱し、均一なはんだ付けを行うことができるようにな
る。その結果、高品質で安定した製品の製造が可能にな
る。 【0062】また、広い波長範囲に亘って豊富な赤外線
エネルギーが放射され、所望のヒータ形状を容易に形成
することができることと併せて、一層優れた効率のよい
加熱性を得ることができるようになる。 【0063】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。 【図2】図1の棒状の赤外線ヒータユニットをパネル状
に構成したヒータアレイの全容を示す斜視図である。 【図3】図1の棒状の赤外線ヒータユニットの他の形状
を示す斜視図である。 【図4】棒状の赤外線ヒータユニットのさらに他の形状
を示す正面図で、図4(a)は棒状の赤外線ヒータユニ
ットを正面から見た形状が円形の場合、図4(b)は同
じく長円形の場合を示す。 【図5】図2のヒータアレイを使用した加熱装置の一例
としてリフローはんだ付け装置を示す側断面図である。 【図6】加熱装置としてのリフローはんだ付け装置を示
す側断面図である。 【図7】従来のリフロー半田付け装置の要部を示す断面
図である。 【符号の説明】 1 プリント配線板 11 棒状の赤外線ヒータユニット 12 ノズル部 13 ホーン部 14 シーズヒータ 15 伝熱性のセメント 16 頂角 17 ケーシング 18 赤外線放射面 18A 円弧状放射面 21 ヒータアレイ 22 アレイフレーム 24 整流板 25 孔 31 棒状の赤外線ヒータユニット 32 棒状の赤外線ヒータユニット 33 棒状の赤外線ヒータユニット 41 炉体 42 昇温部 43 均温部 44 予備加熱部 45 リフロー部 46 加熱装置 47 搬送コンベア 51 リフロー部加熱室 52 ブロワ 53 熱風加熱室 54 ヒータ 55 吹出口 56 吸込口 57 還流路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 赤外線の照射と併せて被加熱ワークに熱
    風を吹き付けて加熱を行う加熱装置であって、ヒータ表面に伝熱性のセメントを塗布した 棒状の赤外線
    ヒータユニットを複数個整列して配置し、前記各赤外線
    ヒータユニットの間に雰囲気の流れ方向に前記雰囲気の
    流路が狭まるスリット状のノズル部とこのスリット状の
    ノズル部に連設して前記雰囲気の流れ方向に前記雰囲気
    の流路が広まるスリット状のホーン部とを形成して雰囲
    気を加熱する流路にすると共に前記スリット状のノズル
    部とスリット状のホーン部とにケーシングを施したもの
    であること、 を特徴とする加熱装置。
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