JPH02166068A - 包装用箱状緩衝材 - Google Patents

包装用箱状緩衝材

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JPH02166068A
JPH02166068A JP63312933A JP31293388A JPH02166068A JP H02166068 A JPH02166068 A JP H02166068A JP 63312933 A JP63312933 A JP 63312933A JP 31293388 A JP31293388 A JP 31293388A JP H02166068 A JPH02166068 A JP H02166068A
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JP
Japan
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box
edge
cushioning material
packaging
buffer material
Prior art date
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Pending
Application number
JP63312933A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Ueda
康 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP63312933A priority Critical patent/JPH02166068A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は包装用緩衝材に関して、さらに詳しくは熱可塑
性樹脂発泡粒子成形体製の包装用箱状緩衝材に関する。
〔従来の技術〕
熱可塑性樹脂発泡粒子成形体を用いた緩衝材としては、
部分バット方式に分類されるものとして、被包装体の前
後に緩衝材を被着した前後バット方式、被包装体の左右
に被覆するサイドバット方式、被包装体の四隅を上下8
点で被覆する8点セットのコーナーバット方式、上面側
下面側よりそれぞれ被覆した天地バット方式等が、さら
には被包装体を全面において被覆する全面バット方式が
ある。
そしてこれらの各方式の使用態様を通じ、緩衝材の機能
はいずれの場合も製品の輸送過程での固定ならびに位置
安定化機能と、落下等による衝撃荷重を受けた時の緩衝
機能にある。ことに通常の場合、落下等の強い衝撃荷重
を受けた時、熱可塑性樹脂発泡粒子成形体はその種類に
よって程度は異なるにしても、少なからず割れによる損
傷を受ける。
しかしながら緩衝材は割れによる損傷の如何にかかわら
ず、衝撃荷重を受けた後にあっても前記製品固定ならび
に位置安定化機能を損なうものであってはならないこと
が要求れる。
そこで、従来、落下テストによって輸送過程で予測され
る衝撃荷重を与えた場合に発生する緩衝材の割れの損傷
が製品固定並びに位置安定化機能を損なう恐れのあるも
のにあってはそれを防止する目的で熱可塑性樹脂発泡粒
子成形体の発泡倍率を低くしたり、肉厚を増やす等の手
段がとられていた。
しかし、これらの手段は当然のこととして発泡成形材料
の使用量の増加を招き、また梱包才数の増加を招来した
り、本来の緩衝機能を減殺する等の各欠点をもたらす。
また、最近ではコンピューター、プリンター、キイーボ
ード、モデム等−社の製品としてまとめて輸送・販売す
る形態以外にコンピューターはA社製品、プリンターは
B社製品、キイーボード、モデムはC社製品というふう
に、異なるメーカの製品で一つのシステムを組んで輸送
・販売するシステム販売が多く見られるようになってき
ている。このような場合は、各メーカーから集めた製品
をシステム販売会社で再度梱包をチエツクし、その際に
緩衝材に割れ等のなんらかの破壊が見られた場合には、
製品自体に何の異常がなくとも、問題ありとして、返品
されたり、再度梱包をやり直すといった余計な手間をか
けることが多い。このようなことから包装用緩衝材には
上記製品固定ならびに位置安定化機能という本質的な機
能以外に流通過程において緩衝材自体が破壊しないとい
う性質が要求されるようになってきた。
ところで、上述の種々のバンド方式のうち、第4図に示
すコーナーバット方式のものが最も基本的なものとして
知られている。
この緩衝材は被包装体に被着して使用した場合に第5図
に示すごとく角・稜落下した場合や第6図に示すごとく
面落下した場合に応力は稜に集中し、稜で破壊が起る。
このうち角・稜落下の場合には緩衝材を構成する各面が
開く方向に開脚モーメントが働き、稜線に応力が集中し
、面落下の場合には三面のうち一面のみが押圧・変形さ
れる(面圧縮)が、稜では複数の面が交わっているため
に変形が抑制され、剪断応力が稜に集中して破壊するも
のである。なお、第5図および第6図において1は包装
用緩衝材、3は被包装体、4はダンボール箱、5は接地
面である。
上記の角・稜落下の際の破壊を防止する緩衝材として実
公昭61−45016号公報は第7図に示すように、稜
近傍に溝状凹部21を設けたものを開示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記実公昭61−45016号公報では
、溝状の肉抜きは剪断応力が作用する稜線でなく稜線近
傍に設けられたものであるために、角・稜落下の際の開
脚モーメントに対しては有効に緩衝機能を発現するもの
の、面圧縮の方向に力が働くような場合には稜線に沿っ
て剪断応力を発生させてしまい材料破壊を防止すること
ができなかった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、面圧縮力がか
かった場合に稜線に沿って剪断応力が発生せず、面圧縮
による材料破壊のない包装用箱状緩衝材を提供すること
を解決すべき課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、 熱可塑性樹脂発泡粒子の型内発泡成形体からなり、一つ
の面側は被包装体の一面部が挿入できる開口部を有し、
全体として上記被包装体の四つの角部を一体的に被覆す
る処の箱状構造をなす包装用緩衝材において、 上記箱状構造体の箱内面側の角の稜部に、溝状凹部が形
成されていることを特徴とする包装用箱状緩衝材が提供
されるものである。
該箱状構造体の箱内面側の角の稜部に、形成されている
溝状凹部は、箱底壁部と箱側壁部とで形成される稜は箱
底壁部の厚さ方向に箱側壁部同志で形成される稜は核種
を形成する二つの側壁部の厚さ方向の角度範囲(すなわ
ち90度の範囲内)の方向に深さを有するように設けら
れている。
溝状凹部の深さとしては緩衝材厚みの40%〜70%の
範囲が好適であり、50%〜60%がより望ましい。4
0%未満では剪断応力をなくす効果が小さくなり、材料
の割れ等の破壊を抑えることが困難であり、70%を超
えると、それ以上の破壊抑制効果がなくなり、また、成
形品一体止の剛性がなくなり、寸法精度もなくなって好
ましくない。また、溝状凹部の幅は2N〜10mmが好
適であり、3InI11〜8[lIImがより望ましい
、2IIII11未満ではその溝状凹部に相当する金型
の部分の幅が小さすぎて金型か弱くなり、10mmを超
えると成形品一体止の剛性がなくなり好ましくない。
熱可塑性樹脂発泡粒子成形体としては、ポリオレフィン
系発泡粒子成形体やポリスチレン発泡粒子成形体等が挙
げられるが、なかでもエチレン重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体で代表されるエチレン系樹脂、プロピレ
ン重合体、エチレン−プロピレン共重合体等で代表され
るポリプロピレン系樹脂、及び成分がスチレンとエチレ
ン、或いはスチレンとエチレンと酢酸ビニルである多成
分共重合体、或いは塩化ビニリデンとアクリルニトリル
とスチレンとN−フェニルマレイミドである多成分共重
合体等を原料とする発泡粒子成形体が緩衝性能の点から
望ましい。これ等の単独樹脂や混合樹脂は、良質の発泡
体とする上では、発泡に供する前の段階で架橋しておく
ことが有利である場合のことが多い。
〔実施例〕
次に図面に示す実施例を挙げて本発明をより詳しく説明
する。
第2図は本発明において対象としている箱状緩衝材の概
念図、第1図は本発明の箱状緩衝材の一例を示す図で、
共に斜視図として示したものである。
第2図において、本発明が対象の箱状緩衝材の構造は実
線で描かれている様な完全な箱状のものがその原点であ
るが、箱側壁部や箱底壁部の緩衝作用に直接寄与しない
部分(例えば二点破線で描かれた部分)を切り欠き、緩
衝材料を節約するようにして出来た箱状構造体である場
合のものが多い。このものは二つの箱状体を対にして被
包装体の上下面に挿着させて使用する場合を上下バット
といい、同様に左右面或いは前後面に挿着使用する場合
を各々サイドバット或は前後バットと呼称される。
上記第2図の二点破線部を切り欠いた図で示された第1
図において、本発明の箱状緩衝材はその壁体のすべてが
即ちポリエチレンのような熱可塑性樹脂発泡粒子を型内
成形した発泡成形体で形成されている。
そして箱の一つの面側は開口していて被包装体の一面部
がごっそりと箱体内に挿入されるようになっている。
また、第1図の緩衝材においては箱側壁部どうしく8a
と8b、8bと8c、8cと8d、8aと13d)が交
わって形成された稜の内側に対角方向に溝の深さを有す
る溝状凹部2が設けられ、箱側壁部8 a、 8 bt
 8 CI 8 d、と箱底壁部8eとが交わって形成
された稜の内側には箱底壁部8eの厚さ方向に溝の深さ
を有する溝状凹部2が設けである。
ここで、箱側壁部どうしが交わって形成される稜に設け
られる溝状凹部2の溝の方向は、一つの箱側壁部の厚さ
方向と他の箱側壁部の厚さ方向とで挟まれる角度範囲(
すなわち、90度の角度範囲内)の方向に深さを有する
ようにするのが、成形後の型抜きの都合上および稜部で
の剪断応力の発生防止上好ましく、より好ましいのは、
箱側壁部どうしが交わって形成される稜に対し、対角方
向(45度)に深さを有する溝状凹部を設けることであ
る。
第1図に示すような緩衝材を被包装体に被着して、例え
ば80面の厚さ方向に面圧縮力がかがるように面落下さ
せた場合を考えると、被包装物の荷重は80面を押圧し
、厚さ方向に圧縮力を作用させ、圧縮変形させるが、溝
状凹部2が設けであるために、8a面に隣接する8b面
、8d、8e面はこの溝状凹部2で8a面から分離され
、稜部には剪断応力が発生しない。従って、稜に割れ等
の破壊が起り難い。また、80面と8b面で形成される
稜が地面に衝突するように稜落下した場合には、8a面
と8b面とが押し開かれるように開脚モーメントがかか
るが、溝状凹部2が存在するために、稜部において開脚
モーメントに順応して変形することが可能で材料の破壊
が起り難い。
第1図に示した緩衝材は、前後バット、サイドバット、
天地バット等の各方式に使用され得る。
第3図は溝状凹部2の奥側を大きく丸形に肉抜きしたも
のである。この構造の緩衝材は角・稜落下の際に、例え
ば、8a面と8b面とが押し開かれるように開脚モーメ
ントがかかっても溝の奥側が大きく肉抜きしであるため
に、開脚モーメントに順応して変形することがより容易
になっており、材料の破壊が起り難く、好ましい態様と
いえる。
〔作 用〕
本発明の包装用箱状緩衝材は、箱側壁部、箱底壁部等の
被包装体との当接面が交わって形成される角の稜の内側
に溝状凹部が形成されているために、面圧縮方向に力が
働いた場合に、稜線に沿って剪断応力が発生するのが防
止され、稜部において割れ等の破壊を生ずることがない
0面圧縮方向の力は面積の広い当接面が厚さ方向に圧縮
変形することにより分散吸収される。また、本発明の包
装用箱状緩衝材を被着した包装体を角・稜落下させた場
合に働く開脚モーメントに対しては、稜の部分の変形が
起き、材料の破壊が防止される。また、溝状凹部を設け
る、ことによって余計な力がかかる部分をなくすように
しであるため成形材料の使用量は少なくて済み、梱包才
数を減少することができる。
〔発明の効果〕
本発明の包装用箱状緩衝材は、面圧縮方向の力が働いた
際の稜部の破壊を防止し、角・稜落下の際の開脚モーメ
ントによる材料の破壊を防止しつつ、優れた緩衝効果を
示し、また、使用材料が少なくて済み、梱包才数を減少
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包装用箱状緩衝材の実施例を示す斜視
図、第2図は第1図の緩衝材の原型の完全な箱状体を示
す斜視図、第3図は他の実施例を示す斜視図、第4図は
従来の包装用緩衝材を示す斜視図、第5図は第4図の緩
衝材による包装体を角・稜落下させた際の状態を示す概
略説明図、第6図は第4図の緩衝材による包装体を面落
下させた際の状態を示す概略説明図、第7図は稜近傍に
溝状の肉抜きを設けた従来例を示す斜視図である。 l・−包装用緩衝材、2−溝状凹部、3−被包装体、4
・・−外装ダンボール箱、5−接地面、8a、8b、8
c、8d・−箱側壁部、8e−箱底壁部、21−・溝状
凹部 第1 閤 特許出願人 旭化成工業株式会社 第2図 第4図 第5I21 第3図 第6区

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱可塑性樹脂発泡粒子の型内発泡成形体からなり、一つ
    の面側は被包装体の一面部が挿入できる開口部を有し、
    全体として上記被包装体の四つの角部を一体的に被覆す
    る処の箱状構造をなす包装用緩衝材において、 上記箱状構造体の箱内面側の角の稜部に、溝状凸部が形
    成されていることを特徴とする包装用箱状緩衝材
JP63312933A 1988-12-13 1988-12-13 包装用箱状緩衝材 Pending JPH02166068A (ja)

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JP63312933A JPH02166068A (ja) 1988-12-13 1988-12-13 包装用箱状緩衝材

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JP63312933A JPH02166068A (ja) 1988-12-13 1988-12-13 包装用箱状緩衝材

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JPH02166068A true JPH02166068A (ja) 1990-06-26

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ID=18035220

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JP63312933A Pending JPH02166068A (ja) 1988-12-13 1988-12-13 包装用箱状緩衝材

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JP (1) JPH02166068A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035861A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Toshiba Corp 緩衝部材および緩衝構造
JP2020111376A (ja) * 2019-01-16 2020-07-27 富士ゼロックス株式会社 緩衝材
JP2020138807A (ja) * 2016-07-05 2020-09-03 キオクシア株式会社 緩衝材及び包装容器構造体

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