JPH02166011A - 熱シール装置および熱シール装置におけるヒータの制御装置 - Google Patents

熱シール装置および熱シール装置におけるヒータの制御装置

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JPH02166011A
JPH02166011A JP63314435A JP31443588A JPH02166011A JP H02166011 A JPH02166011 A JP H02166011A JP 63314435 A JP63314435 A JP 63314435A JP 31443588 A JP31443588 A JP 31443588A JP H02166011 A JPH02166011 A JP H02166011A
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JP
Japan
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heater
tube material
opening
sealing device
heat sealing
Prior art date
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JP63314435A
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English (en)
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Tomio Makino
牧野 富夫
Seiichi Okumura
清一 奥村
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱シール装置、特に合成樹脂製のチューブ素材
を熱溶着することにより密封袋を連続的に成形するよう
にした熱シール装置、およびこの種の熱シール装置に装
備されて、上記チューブ素材等を熱溶着するヒータの制
御装置に関する。
(従来の技術) 例えば、一端が開口されたポリエチレン等でなる合成樹
脂製の袋状素材内に所定の被封入物を充填すると共に、
上記開口部を熱溶着することにより内部に被封入物を封
入するようにした熱シール装置が知られている。特に、
近年においては、上記のような合成樹脂製の袋状素材内
に空気を充填したのち、該素材を熱溶着することにより
内部に空気が封入された緩衝材を成形するようにした熟
シール装置が開発されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のような熱シール装置を用いて合成樹脂
製の袋状素材を熱溶着することにより内部に空気等の被
封入物が封入された密封袋を成形する場合に、上記袋状
素材を1個ずつ個々に熱溶着することにより密封袋を成
形していたのでは、時間がかかることになって、その生
産性が著しく低下することになっていた。そこで、例え
ば、予めチューブ状に形成された合成樹脂製のチューブ
素材を使用して、これを所定の間隔をおいて順次熱溶着
することにより、内部に空気等の被封入物が封入された
密封袋を連続的に成形することが考えられるが、この場
合、チューブ素材を単に所定の間隔をおいて順次熱溶着
するだけでは、その内部に空気等の被封入物を確実に封
入することが極めて困難であった。
一方、上記のような熱シール装置を用いて合成樹脂製の
袋状素材あるいはチューブ素材等を熱溶着する場合には
、通常、商用交流電流をトランスを用いて一旦降圧する
と共に、この降圧された電流のヒータに対する通電時間
をタイマーにより制御して、該ヒータに対して所定の時
間、即ち、2〜3秒間通電することにより、該ヒータの
発熱により上記袋状素材やチューブ素材等を熱溶着する
ようになっているのであるが・、上記タイマーによるヒ
ータに対する通電時間の制御が比較的不確実なものであ
って、1回当たりの溶着時における通電時間にその都度
誤差が生じることになり、このため、溶着部の溶着状態
が不均一となって良好に袋状素材やチューブ素材等を溶
着することができなかっな。
また、上記のように、ヒータに対して比較的長い時間、
即ち、2〜3秒間通電することにより該ヒータを発熱さ
せるようになっているので、該ヒータの発熱がヒータ周
辺部に放熱されて、時間の経過と共にヒータ周辺部が過
熱されることになっていた。換言すれば、上記袋状素材
やチューブ素材等を熱溶着するための電気エネルギーの
一部が放熱により浪費されて無駄な電力消費を招くこと
になっていた。しかも、上記のようにヒータ周辺部が次
第に過熱されることにより、袋状素材やチューブ素材等
の過溶着を引き起こすことになって良好に熱溶着するこ
とができなかった。そのため、冷却装置を設けることに
よりヒータ周辺部の冷却を必要とすることになるのであ
るが、この冷却に要する時間分だけロスタイムを発生さ
せることになって、その分生産性を著しく低下させるこ
とになっていた。
更に、上記のように、冷却装置を設けることにより、こ
の稲熱シール装置が徒に大型化すると共に、その分コス
ト的にも高くつくことになって問題であった。
本発明は上記のような問題に対処するもので、合成樹脂
製のチューブ素材を所定の間隔おいて順次熱溶着するこ
とにより内部に被封入物を封入した密封袋を連続的に成
形し得る熱シール装置を実現することを第1の課題とす
る。また、上記のような熱シール装置により袋形状ある
いはチューブ形状等に形成された合成樹脂製の素材を熱
溶着する場合に、従来のように冷却装置を設けることな
く効率良く極めて良好に熱溶着することのできるヒータ
の制御装置を実現することを第2の課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するために、本発明は次のように構成
したことを特徴とする。
まず、本願の第1請求項に係る発明は、長手方向に送ら
れる合成樹脂製のチューブ素材内に被封入物を充填し、
且つ該素材を所定の間隔をおいて順次熱溶着することに
より上記被封入物を封入してなる密封袋を連続的に成形
する熱シール装置において、上記チューブ素材内に挿通
されて該チューブ素材を膨出状態に緊張させる緊張手段
と、該緊張手段によるチューブ素材の緊張部における送
り方向の下流側を挟み付けて熱溶着するヒータ手段と、
該ヒータ手段による熱溶着時に上記封入物を充填すべく
チューブ素材における溶着部と上記緊張部との間の所定
位置に開口部を形成するカッター手段と、上記開口部よ
りチューブ素材内に被封入物を充填する充填手段と、上
記開口部の周辺を熱溶着ずべく、上記ヒータ手段を所定
の間隔で往復動させると共に開口部の周辺を挟み付ける
ように駆動する駆動手段とを設けたことを特徴とする。
また、本願の第2請求項に係る発明は、合成樹脂製の素
材を熱溶着することにより密封袋を成形する熱シール装
置に装備されたヒータの制御装置において、上記合成樹
脂製の素材を熱溶着するヒータの制御装置が、パルスを
発生させるパルス発生手段と、該パルス発生手段により
発生したパルスの通過する回路上に設けられたゲート手
段と、該ゲート手段を通過したパルスを増幅してインパ
ルスをヒータに出力する増幅手段と、上記パルス発生手
段により発生したパルスとスタート信号が入力されたと
きに、該スタート信号の入力後においてカウントしたパ
ルス数が予め設定された所定のパルス数に達したときに
上記ゲート手段を開くカウント手段とを有することを特
徴とする。
なお、上記カウント手段は、熱溶着すべき合成樹脂製の
素材の材質およびその厚み等に応じてカウントするパル
ス数を可変調節するように構成することが望ましい。
(作  用) 本願の第1請求項に係る発明によれば、ヒータ手段によ
るチューブ素材の熱溶着時に、該チューブ素材における
溶着部と緊張手段により膨出状態とされた緊張部との間
の所定位置にカッター手段により開口部が形成され、且
つ該開口部より充填手段を介してチューブ素材内に被封
入物が充填されることになる。次いで、上記ヒータ手段
が、駆動手段により駆動されるとにより、該ヒータ手段
により上記開口部の周辺が熱溶着されてチューブ素材内
に被封入物が封入さることになる。そして、上記ごとく
一連の動作を繰り返し行うことにより、上記被封入物が
内部に封入された密封袋を連続的に成形することができ
る。
特に、本発明においては、チューブ素材が緊張手段によ
り膨出状態に緊張されているので、上記カッター手段に
よりチューブ素材における溶着部と緊張部との間の所定
位置に開口部を形成する場合に、該チューブ素材の一側
部にのみ良好に開口部を形成することができると共に、
該開口部より充填手段を介して確実にチューブ素材内に
被封入物を充填することができることになる。
また、本願の第2請求項に係る発明によれば、合成樹脂
製の素材を熱溶着するヒータの制御装置が、パルス発生
手段により発生させたパルスを増幅手段により増幅して
インパルスをヒータに出力すると共に、カウント手段に
より溶着すべき合成樹脂製の素材の材質やその厚み等に
応じて予め設定されたパルス数と上記増幅手段より出力
されたインパルスの数とが一致したときに、該カウント
手段によりゲート手段が開かれて上記ヒータへのインパ
ルスの出力が停止されるようになっているので、上記合
成樹脂製の素材を溶着し得るまでにヒータを加熱するの
に必要とするだけのインパルスが瞬時に、即ち、数パル
スが発生する極めて短い時間内においてヒータに出力さ
れ、これにより、該ヒータの発熱により合成樹脂製の素
材が瞬時に熱溶着されることになる。
更に、上記パルス発生手段により発生させたパルスを、
カウント手段によりカウントすることによりヒータに対
する通電時間を制御するようになっているので、従来の
ようにタイマーによりヒータに対する通電時間を制御す
る場合に比べてより精度良く通電時間を制御することが
可能となって、これにより、溶着部にむらを発生させる
ことなく極めて良好に合成樹脂製の素材を熱溶着するこ
とができる。
しかも、本発明においては、商用交流電流を降圧させる
ことなくパルス発生手段によりパルスを発生させると共
に、このパルスを利用して合成樹脂製の素材を熱溶着す
るようになっているので、従来のように商用交流電流を
一旦降圧するためのトランスが不用となる。
なお、上記カウント手段によるパルスのカウント数を可
変調整し得るように構成した場合には、上記合成樹脂製
の素材の材質およびその厚み等の変化に対応させてカウ
ント手段によるパルスのカウント数を調整することによ
り、増幅手段より出力されるインパルスの出力状態を調
整することができ、これにより1合成樹脂製の素材の組
成が変化した場合においても、これに対応して該素材を
良好に熱溶着することができる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本実施例に係る熱シール装置の全本正面図、第
2.3図はそれぞれ第1図におけるn−■切断線および
■−■切断線よりみた要部断面図であって、このシール
装置lにおけるフレーム2の両゛側部問には、上下一対
とされた支持台3a、3bがそれぞれ固設されていると
共に、一方の支持台3aの上部に固設された左右一対の
支持ブラケット4.4の所定位置に回転自在に支持され
たローラ部材5上には、予めチューブ形状に形成された
ポリエチレン等でなる合成樹脂酸のチューブ素材Aが多
重に巻き付けられた状態(第2図参照)で支持されてい
る。また、上記支持台3a、3b間の両側部において上
下方向にそれぞれ固定された左右一対のガイドロッド6
.6には、複数のボス部7a・・・7aを介してベース
部材7が上下動可能に支持されおり、該ベース部材7の
背面に一体的に形成された延長部7b上には、駆動モー
タ8が取り付けられていると共に、該駆動モータ8の駆
動軸8aに軸端には、クランク機構9が設けられている
。このクランク機構9は、上記駆動軸8aの軸端に例え
ばキー手段等を介して固設されたクランクアーム10と
、上端が支持ピン11を介して上記フレーム2の一側部
における上部に回転可能に支持されて該支持ピン11を
中心として所定の範囲で揺動される揺動レバー12と、
該揺動レバー12の下端に連結された連結部材12aと
上記クランクアーム10の一端とを連結する連結ビン1
3とから構成されている。従って、上記駆動軸8aの回
転に伴って該駆動軸8aの軸端に固設されたクランクア
ーム10が、上記連結ビン13を中心として、第1図に
実線で示す状態と鎖線で示す状態との間で回転されるこ
とにより、上記ベース部材7の全体が、鎖線で示すよう
に、左右一対のガイドロッド6.6に案内されながら上
下動されるようになっている。
また、上記ベース部材7における上端部の両側部にそれ
ぞれ一体的に形成された突出部7c、7Cには、前後方
向く第2.3因において左右方向)に延びる左右一対の
ロッド部材14.14がそれぞれ摺動自在に支持されて
いると共に、第2.3図に示すように、これらロッド1
4.14の前端部間には、前部連結バー15が横設され
、且つ後端部間には、後部連結バー16が横設されてい
る。更に、上記ベース部材7の前方におけるロッド部材
14.14間には、中間バー17が前後動可能に軸支さ
れている。また、上記前部連結バー15および中間バー
17にヒータ手段18が装着されており、このヒータ手
段18は、中間バー17に支持され、且つ前面に所定の
間隔をおいて上下に直列にヒータ19が配設されたヒー
タ取付部材20と、これに対向するように上記前部連結
バー15に支持されて上記ヒータ取付部材20との間で
チューブ素材Aを挟み付けることにより、該チューブ素
材を熱溶着する受圧部材2)とを有する。更に、上記受
圧部材2)の上下方向の中間部には、チューブ素材Aの
熱溶着時に、該チューブ素材の溶着部にミシン目を形成
するカッター22が取り付けられている。
そして、第1.2図に示すように、上記駆動軸8aの所
定位置には、カム23が固設されていると共に、該カム
23により所定の範囲で揺動されるロッカーアーム24
が、上記ベース部材7の背面に支持されており、このロ
ッカーアーム24の上端が連結部材25を介して上記後
部連結バー16に連結されている。また、第1.3図に
示すように、上記カム23に隣接して駆動軸8aにカム
26が固設されていると共に、該カム26により所定の
範囲で揺動されるロッカーアーム27が、ベース部材7
の背面に固設されており、このロッカーアーム27の上
端が連結部材28を介して上記中間バー17に連結され
ている。これにより、上記駆動軸8aの回転時に各カム
23.26がそれぞれ回転し、これにより、各ロッカー
アーム24.27が所定の範囲で揺動されることにより
、上記左右一対のロッド部材14.14の前端に横設さ
れた前部連結バー15を介して受圧部材2)が前後動さ
れると共に、これに同期して上記中間バー17を介して
ヒータ取付部材20が前後動されることになって、この
ヒータ取付部材20とこれに対向する受圧部材2)とが
対接したときに、これらヒータ取付部材20と受圧部材
2)との間でチューブ素材Aを挟み付けることにより、
該チューブ素材Aを熱溶着するようになっている。
更に、第1.2図に示すように、上記中間バー17上に
固設された架枠29を介してチューブ素材Aの熱溶着時
に、該チューブ素材Aの一側部に開口部A2(第5図参
照)を形成するためのカッター30が取り付けられてい
ると共に、該カッター30上には、上記開口部A2より
チューブ素材A内に被封入物としての空気を充填するた
めの充填手段としての送風ファン31が取り付けられて
おり、該ファン31には上記開口部A2を指向するダク
ト31aが設けられている。
なお、上記カッター30および送風ファン31は、架枠
29内において上下方向に移動可能に取り付けられ、こ
れらの取付位置を可変調整し得るようになっている。
また、第1.2図に示すように、上記支持ブラケット4
.4の所定位置に回転自在に支持された一対のガイドロ
ーラ32a、32b間には、上記チューブ素材A内に挿
通されて該チューブ素材Aを膨出状態に緊張させるため
の緊張手段33がフローティング状態に支持されている
。この緊張手段33は、上記ガイドローラ32a、32
bにそれぞれ摺接する複数のローラ34・・・34と、
これらローラ34・・・34の下方において支持され、
且つコイルスプリング35(第1図参照)により所定方
向に付勢された左右一対の拡張レバー36.36とを有
し、この拡張レバー36.36によりチューブ素材Aを
膨出状態に緊張させると共に。
上記複数のローラ34・・・34がガイドローラ32a
、32bに摺接することにより、チューブ素材Aの下方
への引き出しを妨げることのないようになっている。
更に、上記前部連結バー15上に固設されたブラケット
37の内面には、上下一対の押圧部材38.38が固設
されており、該押圧部材38.38により、前部連結バ
ー15の後退時にチューブ素材Aの一側面を押圧するこ
とにより該チューブ素材Aを上記緊張手段33との間で
より一層緊張させるようになっている。
次に、上記ヒータ手段18に対する通電状態を制御する
制御回路を、第4図に基づいて説明すると、この制御回
路39は、商用交流電源40に接続されて制御回路39
を制御するのに適した制御電流を供給するトランス41
と、該トランス41に接続されたパルス発生回路42と
、該パルス発生回路42に接続されてクロック信号とし
てのパルスを発生させるクロック発生、分離回路43と
、該タロツク発生、分離回路43に接続されたカウント
回路44と、該カウント回路44からのパルスと上記ク
ロック発生、分離回路43からのクロック信号としての
パルスとが入力されるゲート回路45と、該ゲート回路
45より出力されたパルスを増幅してヒータ19にイン
パルスを出力する増幅回路46と、該増幅回路46とヒ
ータ19とに接続されて増幅回路46より出力されたイ
ンパルスを効率よくヒータ19に供給するインビーダン
スマツチング回路47とを有する。
そして、上記パルス発生回路42は、トランス41に接
続されて電流の流れる方向が変化して正弦波の位相が逆
位相となる位置、即ち、交流電流の出力値が0となる位
置を検出するゼロクロス検出回路42aと、該ゼロクロ
ス検出回路42aに接続されて所定の位相をもったパル
スを発生させるパルス位相変調回路42bとから構成さ
れていると共に、上記カウント回路44は、クロック発
生、分離回路43からのパルスが入力されるパルスカウ
ンター回路44aと、チューブ素材Aの材質およびその
厚み等に応じてパルス数を設定する波数設定回路44b
と、スタート信号をパルスカウンター回路44aに出力
すべく例えば上記駆動軸8aに固設されたカム(図示せ
ず)とこれにより作動されるリッミトスイッチ(図示せ
ず)等で構成されるセンサ44cとから構成され、上記
センサ44cからのスタート信号が入力されたときに、
波数設定回路44bで設定された所定数のパルスをパル
スカウンター回路44aよりゲート回路45に出力する
ようになっている。また、上記増幅回路46は、ゲート
回路45より入力されたパルスを増幅してインパルスを
発生させるフォトトライアック回路46aと、このフォ
トトライアック回路46より出力されたインパルスをさ
らに増幅するトライアック回路46bとから構成されて
いる。
なお、上記トランス41は、従来のこの種熱シール装置
に装備されて商用交流電流を降圧することにより、ヒー
タ19に供給する電流を制御するためのものではなく必
ずしも必要とされるものではない。
次に、本実施例の作用を説明すると、第2図に示す状態
より、駆動軸8aの回転に伴ってクランク機構9(第1
因参照)を介してベース部材7の全体が上方に移動され
ると共に、同じく上記駆動軸8aの回転により各カム2
3.26が回転し、各ロッカーアーム24.27がそれ
ぞれ所定方向に揺動されて、前部連結バー15が後退す
ると共に、中間バー17が前進されることになり、これ
により、第5図(I)に示すように、上記前部連結バー
15および中間バー17にそれぞれ支持されてヒータ手
段18を構成するヒータ取付部材20と受圧部材2)と
が互いに当接することになる。これにより、チューブ素
材Aが挟み付けられて、上記ヒータ取付部材20の前面
に取り付けられたヒータ19により熱溶着されると共に
、この時、該チューブ素材Aにおける溶着部A1の上方
の所定位置にカッター30により開口部A2が形成され
、且つ該開口部A2より送風ファン31を介してチュー
ブ素材A内に空気が充填されることになる。そして、第
5図(II)に示すように、上記ベース部材7の下降に
伴って、そのストローク分だけチューブ素材Aが引き出
された後、再び第2図に示すように、上記ヒータ部材2
0と受圧部2)とが離反することになる。その後、再び
上記ベース部材7が、第5図(II)に示すように、上
昇すると共に、上記ヒータ取付部材20と受圧部材2)
との間でチューブ素材Aにおける上記開口部A2の周辺
部が挟み付けられることにより該開口部A2の周辺が熱
溶着されてチューブ素材A内に空気が封入さることにな
る。そして、上記ごとく一連の動作を繰り返し行うこと
により、空気が内部に封入された密封袋A′を連続的に
して成形することができる。
特に、本実施例においては、第5図(1)〜(1)に示
すように、チューブ素材Aが緊張手段33における拡張
レバー36.36(一方のみ図示)により膨出状態に緊
張されているので、該チューブ素材Aにカッター30に
より開口部A2を形成する場合に、チューブ素材Aの一
側部にのみ良好に開口部A2を形成することができると
共に、該開口部A2より送風ファン31を介してチュー
ブ素材A内に被封入物としての空気を確実に充填するこ
とができることになる。
なお、本実施例においては、上記チューブ素材A内に送
風ファン31を介して空気を充填するように構成されて
いるけれども、チューブ素材A内に充填される被封入物
としては空気に限定されるもではない。また、チューブ
素材Aの溶着時に、上記受圧部2)に設けられたカッタ
ー22によりチューブ素材2Aの溶着部A1間にミシン
目が形成されることになって、これにより、連続的に形
成される密封体A′を所望する必要量だけ切り離すこと
ができる。
また、上記にようにヒータ19によるチューブ素材Aを
溶着する場合に、該ヒータ19が制御回路39により制
御されることになる。即ち、パルス発生回路42により
発生させたパルスを増幅回路46により増幅してインパ
ルスをヒータ19に出力すると共に、カウント回路44
により溶着すべきチューブ素材Aの材質およびその厚み
等に応じて予め設定されたパルス数と上記増幅回路46
より出力されたインパルスの数とが一致したときに、該
カウント回路44によりゲート回路45が開かれて上記
ヒータ19へのインパルスの出力が停止されるようにな
っているので、上記チューブ素材Aを溶着し得るまでに
ヒータ19を加熱するのに必要とするだけのインパルス
が瞬時に、即ち、数パルスが発生する極めて短い時間内
においてヒータ19に出力され、該ヒータ19によりチ
ューブ素材Aが瞬時に熱溶着されることになる。これに
より、上記チューブ素材Aを溶着するのに必要とされる
電力のみが消費されるとになって、無駄な電力消費を招
くことがないと共に、上記のごとく瞬時に溶着されるこ
とにより、ヒータ19の発熱がその周辺部に放熱される
までの間にチューブ素材が熱溶着されることになって、
上記ヒータ19の周辺部の過熱が確実に防止されること
になる。その結果、上記ヒータ19の周辺部を冷却する
ための冷却装置が不用となって、冷却に要する時間分だ
け1回当たりの溶着時間を短縮することができることに
なり、この種の熱シール装置1により内部に空気が封入
された密封袋A′(第5図(1)参照)を成形する場合
における生産性を一段と向上させることができる。
更に、上記パルス発生回路42により発生させたパルス
を、カウント回路44によりカウントすることによりヒ
ータ19に対する通電時間が制御させるようになってい
るので、従来のようにタイマーによりヒータ19に対す
る通電時間を制御する場合に比べてより精度良く通電時
間を制御することが可能となって、溶着部にむらを発生
させることなく極めて良好にチューブ部材Aを熱溶着す
ることができる。
しかも、本実施例においては、商用交流電流を降圧させ
ることなくパルス発生回路42によりパルスを発生させ
ると共に、このパルスを利用してチューブ素材Aを熱溶
着するようになっているので、従来の熱シール装置のよ
うに商用交流電流を一旦降圧するためのトランスを必要
とせず、上記のように冷却装置が不用となること相俟っ
て当該熱シール装置1の小型化ならびにそのコストダウ
ンを実現することができる。
なお、本実施例においては、上記ヒータ19により、予
めチューブ形状に形成されたチューブ素材Aを所定の間
隔をおいて順次熱溶着する場合について説明したけれど
も、例えば、袋形状に形成された各種形状の合成樹脂製
の素材を個々に熱溶着することも可能である。
(発明の効果) 以上のように、本願の第1請求項に係る熱シール装置に
よれば、ヒータ手段による合成樹脂製のチューブ素材の
熱溶着時に、該チューブ素材における溶着部と緊張手段
による緊張部との間における所定位置にカッター手段に
より形成された開口部より、チューブ素材内に充填手段
を介して被封入物が充填されると共に、その後において
、上記開口部の周辺がヒータ手段により熱溶着されてチ
ューブ素材内に被封入物が封入さることになる。そして
、上記ごとく一連の動作を繰り返し行うことにより、チ
ューブ素材を用いてその内部に被封入物が封入された密
封袋を連続的且つ良好に成形することができる。
特に、本発明においては、チューブ素材が緊張手段によ
り膨出状態に緊張されているので、上記カッター手段に
より溶着部と緊張部との間に開口部を形成する場合に、
チューブ素材の一側部にのみ良好に開口部を形成するこ
とができると共に、該開口部より充填手段を介して確実
にチューブ素材内に被封入物を充填することができるこ
とになる。
また、本願の第2請求項に係る発明によれば、上記のよ
うな熱シール装置によりチューブ素材等の合成樹脂製の
素材を熱溶着する場合に、該合成樹脂製の素材を溶着す
るのに必要とされるだけのインパルスがヒータに出力さ
れ、これにより、合成樹脂製の素材が瞬時に熱溶着され
ることになって、無駄な電力消費を招くことがないと共
に、ヒータの発熱がその周辺部に放熱されるまでの間に
合成樹脂製の素材が熱溶着されることになり、これによ
り、ヒータ周辺部の過熱が確実に防止されることになっ
て、該ヒータ周辺部を冷却するための冷却装置が不用と
なる。その結果、冷却に要する時間分だけ1回当たりの
溶着時間を短縮することができることになり、この橋の
熱シール装置により内部に被封入物が封入された密封袋
を成形する場合における生産性を一段と向上させること
ができる。
更に、パルス発生手段により発生させたパルスに基づい
てヒータに対する通電時間を制御するようになっている
ので、従来のようにタイマーによりヒータに対する通電
時間を制御する場合に比べてより精度良く通電時間を制
御することが可能となり、これにより、溶着部にむらを
発生させることなく極めて良好に合成樹脂製の素材を熱
溶着することができる。
しかも、本発明においては、商用交流電流を降圧させる
ことなくパルス発生手段により発生させたパルスを利用
して合成樹脂製の素材を熱溶着するようになっているの
で、従来の熱シール装置のように商用交流電流を一旦降
圧するためのトランスを必要とせず、上記のように冷却
装置が不用となること相俟ってこの種熱シール装置の小
型化ならびにそのコストダウンを実現することができる
【図面の簡単な説明】
図面は本願の第1、第2請求項に係る発明に共通の実施
例を示すもので、第1図は本実施の熱シール装置の全体
正面図、第2図は第1図における■−■切断線よりみた
要部断面図、第3図は同じく第1図における■−■切断
線よりみた要部断面図、第4図は本実施例の熱シール装
置に装備されたヒータ手段の作動を制御する制御回路を
示すブロック図、第5図(I)〜(III)はそれぞれ
本実施例の熱シール装置の動作状態を示す要部断面図で
ある。 1・・・熱シール装置、18・・・ヒータ手段、19・
・・ヒータ、30・・・カッター手段(カッター)、3
1・・・充填手段く送風ファン)、33・・・緊張手段
、39・・・制御手段(制御回路)、42・・・パルス
発生手段(パルス発生回路)、44・・・カウント手段
#(カウント回路)、45・・・ゲート手段(ゲート回
路)、47・・・増幅手段(増幅回路)、A・・・チュ
ーブ素材、AI−・・溶着部、A2・・・開口部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長手方向に送られる合成樹脂製のチューブ素材内
    に被封入物を充填し、且つ該素材を所定の間隔をおいて
    順次熱溶着することにより内部に上記被封入物が封入さ
    れた密封袋を連続的に成形する熱シール装置であって、
    上記チューブ素材内に挿通されて該チューブ素材を膨出
    状態に緊張させる緊張手段と、該緊張手段によるチュー
    ブ素材の緊張部における送り方向の下流側を挟み付けて
    熱溶着するヒータ手段と、該ヒータ手段による熱溶着時
    に上記封入物を充填すべくチューブ素材における溶着部
    と上記緊張部との間の所定位置に開口部を形成するカッ
    ター手段と、上記開口部よりチューブ素材内に被封入物
    を充填する充填手段と、上記開口部の周辺を熱溶着すべ
    く、上記ヒータ手段を所定の間隔で往復動させると共に
    開口部の周辺を挟み付けるように駆動する駆動手段とが
    備えられていることを特徴とする熱シール装置。
  2. (2)合成樹脂製の素材を熱溶着することにより密封袋
    を成形する熱シール装置におけるヒータの制御装置であ
    って、上記合成樹脂製の素材を熱溶着するヒータの制御
    装置が、パルスを発生させるパルス発生手段と、該パル
    ス発生手段により発生したパルスの通過する回路上に設
    けられたゲート手段と、該ゲート手段を通過したパルス
    を増幅してインパルスをヒータに出力する増幅手段と、
    上記パルス発生手段により発生したパルスとスタート信
    号とが入力されたときに、該スタート信号の入力後にカ
    ウントしたパルス数が予め設定された所定のパルス数に
    達したときに上記ゲート手段を開くカウント手段とを有
    することを特徴とする熱シール装置におけるヒータの制
    御装置。
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JPH0510207U (ja) * 1991-07-24 1993-02-09 富夫 牧野 包装装置

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