JPH02165944A - 磁性合金薄帯成形品及びその成形方法 - Google Patents

磁性合金薄帯成形品及びその成形方法

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JPH02165944A
JPH02165944A JP32242588A JP32242588A JPH02165944A JP H02165944 A JPH02165944 A JP H02165944A JP 32242588 A JP32242588 A JP 32242588A JP 32242588 A JP32242588 A JP 32242588A JP H02165944 A JPH02165944 A JP H02165944A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic alloy
molding
thin strip
ribbon
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JP32242588A
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Inventor
Yukihiro Yokoyama
横山 幸広
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は非晶質合金(アモルファス)等の磁性合金薄帯
から成形した磁心等の成形品及びその成形方法に関する
(従来の技術) 従来、非晶質合金等の磁性合金薄帯(ストリップ)を連
続的に製造するには、例えば第3図に示すような装置を
用いる。すなわち、この装置は、軸5Aを中心に回転自
在に設置された環状の冷却ロール5と誘導加熱コイル7
を備えたるつぼ6から構成されている。るつぼ6の下端
部にはスロット付きノズル8が冷却ロール5の外周表面
に密接するように設けられている。なお、冷却ロール5
は、冷却液体、例えば水をその内部に循環させてそれ自
身を冷却するように構成されている。冷却ロール5の下
端部には、ノズル10が設けられていて、不活性ガス、
例えばヘリウム、アルゴンまたは窒素ガスが冷却ロール
5の表面に対して噴出されるようになっている。
この装置を運転して、非晶質合金等の磁性合金薄帯を連
続的に製造するには、るつぼ6内に非晶質合金等の溶融
金属を溶融炉から供給し、加圧下で溶融金属をノズル8
から回転する冷却ロール5の表面に供給すると、冷却ロ
ール5上で溶融金属は急速に冷却されて固化し、所定幅
、所定厚の非晶質合金等の磁性合金薄帯が成形されロー
ル状に巻き取られる。なお、その際、ノズル10からは
不活性ガスを噴出させて不活性雰囲気を形成する。
なお、薄帯の厚さはスロット先端部と冷却ロール5との
間隙をE整することにより制御する。
そして、このようにして製造され、ロール状に巻き取ら
れた磁性a全薄帯から磁心等のアモルファス部品を成形
するには、第4図に示すように、ボビン11Bに巻き取
られた一種類の磁性合金薄帯ロール11を成形品巻取り
ボビン12Aを回転しつつ巻き取り多層巻きにして所定
形状、所定重量の磁性合金の成形品を成形する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の非晶質合金等の磁性合
金薄帯の連続的な製造法で製造した薄帯を一種類だけ巻
き取って磁心等の成形品を成形していた。しかし、薄帯
を多層巻きにしているので成形時間が短縮されるとする
利点があるものの製造した薄帯材料の回避し得ない寸法
及び重量あるいは特性のバラツキのために、このバラツ
キがそのまま製品に反映され、所定の製品規格内に入る
部品を得ることが非常に困難であった。
本来、非晶質合金は、溶融状態のまま急速冷却すること
により溶融金属が結晶せずに固体化したものなので、通
常の金属に比べて磁気的、機械的あるいは化学的特性に
優れた特徴をもっている。
しかしながら、非晶質合金等の薄帯は、先に述べたよう
に薄帯の寸法及び重量あるいは特性の制御が困難である
ために、成形された薄帯の性能にバラツキがあり、その
ままでは、非晶質合金時Hな性能を活用しきれなかった
。そのため、薄帯を多層巻きにして磁心等の部品を成形
する前に、それぞれの薄帯の外形(例えば、厚さ、幅の
バラツキ)、磁気特性等を試行的にill定するいわゆ
る先行試験を行ってそれぞれの用途を決めていた。しか
しながら、このような先行試験を行って予めそれぞれの
薄帯の選別を行っても一種類の薄帯を多層巻きにしてい
たために他の部品として転用できないものが生じ、結局
、廃棄せざるを得ないものが生ずる問題点があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、非晶質合
金等の磁性合金薄帯等の材料を磁心等の部品に多層巻き
にして成形する前に予めその外形(例えば、厚さ、幅の
バラツキ)、磁気特性等を先行試験により測定し、それ
ぞれ基準にしたがってランク分けし、それぞれランクの
異なった薄帯を数種類適当に組合せて多層巻きにして最
終的に磁心等の部品を成形することを目的としている。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、予め外形特性、磁気特性等によりランク分け
した二種類以上の非晶質合金等からなる磁性合金薄帯を
所定の製品基準にしたがって組合せて多層巻きしたこと
を特徴とする磁性合金薄帯成形品及び非晶質合金等から
なる二種類以上の磁性合金薄帯の外形特性、磁気特性等
を予め測定し、この測定結果により磁性合金薄帯を所定
の基準にしたがってランク分けし、このランク分けにし
たがい二種類以上の磁性合金薄帯を所定の製品基準にし
たがって適宜組合せて多層巻きにして成形品をiひるこ
とを特徴とする磁性合金薄帯成形品とその成形方法に関
する。
(作 用) 本発明では、非晶質合金等からなる二種類以上の磁性合
金薄帯の外形特性、磁気特性等を予め4カj定し、この
測定結果により前記磁性合金薄帯を所定の基準にしたが
ってランク分けし、このランク分けにしたがい二種類以
上の前記磁性合金薄帯を所定の製品基準にしたがって適
宜組合せて多層巻きにして成形品を得る。
(実施例) 以丁本発明の実施例を第1図について説明する。
第1図に示した本発明の実施例である非晶質合金(アモ
ルファス)等の磁性合金薄帯から磁心等の部品を成形す
る方法は、3種類の異なったランク分けをされた薄帯か
らの成形方法に関する。第1図に示すように従来の連続
的に溶励金属を冷却ロール等に供給して急冷固体化して
製造した非晶質合金の薄帯は、それぞれ異なったランク
分けをされて薄帯ロール用ボビン2B、3B、4Bに巻
回されて磁性合金薄帯ロール2. 3.4として、別途
設けた回転支持装置(図示せず)によりボビン2B、3
B、4Bを介して回転できるよう支持されている。ロー
ル用ボビン2B、3B、4Bの回転支持装置に対向して
、成形品巻取リボビンIAの回転駆動装置(図示せず)
が配設されていて、ボビンIAの回転により異なったラ
ンク分けをされたBtTi類の薄帯2A、3A、4Aが
緊密にボビンIAに巻き取られるようになっている。
その際、別途設けた測定装置(図示せず)によりボビン
IAに巻き取っている成形品の外径等の寸法及び重量を
測定しつつ所定の許容範囲に入るように制御する。ここ
で、それぞれの異なったランク分けをされた磁性合金薄
帯2A、3A、4Aの外形特性(例えば、厚さ、幅のバ
ラツキ)及び磁気特性(例えば、インダクタンス、角形
比、相磁束、保磁力、透磁率、鉄損、磁気ひずみ、磁気
変態等)は、)め実施した先行試験により測定されてお
り、かつ、素材の材質(例えば、Co1Fe系等)、耐
食性等も予め知られている。
とくに、この種磁心等の成形部品の寸法はきわめて高い
精度が要求されるとともに、その完成した部品の重量も
基準に対して±5%以内に抑えることが要求されている
。このためには、薄帯の基準厚さが20μのもので15
〜22μの範囲内1;:抑える必要があるが、実際には
、5〜25μ位までの厚さのバラツキがある。また、薄
帯の幅も基準幅が25mm幅のものでもかなりのバラツ
キがあるのが実情である。そこで、本発明の実施例では
、製造された磁性合金薄帯の外形及び磁気特性等を先行
試験により一定の基準に基づいてランク分けし、ランク
の異なるものの内ランクが上の薄帯2人とランクが下の
薄帯4Aとを外形特性あるいは磁気特性基準に基づいて
所定の製品基準に合うように適当に組合せて、第1図に
示すようにランクが中(3種類の薄帯のうちで最良の特
性をもつもの)の薄帯3Aとともに回転支持装置に装架
して多層巻きにして第2図に示すような成形品を巻き取
り成形する。
また、異なった素材(例えば、Co、Fe系等)からな
る非晶質合金薄帯を適宜組合せて巻き取ることにより、
それぞれ異なった磁気特性の複合効果をもつ成形品の成
形も可能である。なお、このようにして成形された多層
巻き部品の表面には、樹脂コーティングあるいは樹脂ケ
ース等の外装を施してから例えば磁心(コア)の漂準寸
法が外径(7〜 26膳鳳) 、 内径 (6〜 16
1騰) 、 高さ(4〜5mm)有効断面積(1,69
〜16.9−)、平均磁路長(20,4〜66.0+u
)、総磁束(180〜1800 2<6(XIO−8v
b))程度のものとしてスイッチング電源用マグアンプ
、自励インバータ用発振トランス、その他各種の可飽和
リアクタに用いることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、非晶質合金等の磁性合金薄帯等の外形
特性及び磁気特性等を予め先行試験によりΔ−1定して
それぞれ基準にしたがってランク分けしてからランクの
異なるものを適当に組合せて成形できるので、容易に許
容範囲に入る成形品を得ることが可能となり製品のバラ
ツキが少なくなり品質が安定し、かつ、本来の非晶質合
金としての特有な性能が利用できるようになる。また、
異なった素材からなる非晶質合金の薄帯を適宜組合せる
ことができるので異なった磁気特性の複合相乗効果をも
つ成形品が得られる。さらに、従来他の部品として転用
できずに廃棄されていたものが少なくなり、全体として
コストダウンに貢献することができるようになる。
加えて、本発明により成形された磁心等の部品を例えば
スイッチング電源用マグアンプ等に用いると小型軽量化
、高効率化、高信頼性化が期待できるとともに、ノイズ
低減、低温度上昇、低特性劣化、良好な周波数特性が得
られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明の実施例
の磁性合金薄帯の成形方法の構成図、第2図は本発明の
実施例の成形方法により成形された磁性合金成形品の外
観図、第3図は従来の磁性合金(非晶質合金)薄帯の製
造方法の概略図、第4図は従来の磁性合金薄帯の成形方
法の構成図を示す。 1・・・磁性合金成形品、IA・・・成形品巻取りボビ
ン、2,3.4・・・磁性合金薄帯ロール、2A、3A
、4A・・・磁性合金薄帯、2B、  3B。 4B・・・薄帯ロール用ボビン、5・・・冷却ロール、
6・・・るつぼ、7・・・誘導加熱コイル、8・・・ス
ロットル付きノズル、9・・・薄帯、10・・・ノズル
。 出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.予め外形特性、磁気特性等によりランク分けした二
    種類以上の非晶質合金等からなる磁性合金薄帯を所定の
    製品基準にしたがって組合せて多層巻きにしたことを特
    徴とする磁性合金薄帯成形品。
  2. 2.非晶質合金等からなる二種類以上の磁性合金薄帯の
    外形特性、磁気特性等を予め測定し、この測定結果によ
    り前記磁性合金薄帯を所定の基準にしたがってランク分
    けし、このランク分けにしたがい前記磁性合金薄帯を所
    定の製品基準にしたがって適宜組合せて多層巻きにして
    成形品を得ることを特徴とする磁性合金薄帯成形品の成
    形方法。
JP32242588A 1988-12-21 1988-12-21 磁性合金薄帯成形品及びその成形方法 Pending JPH02165944A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04124904A (ja) * 1990-09-17 1992-04-24 Fujitsu Ltd 増幅装置の構成部品の選択方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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