JPH02165830A - ドラム缶等容器用天板一体型フランジの成形方法 - Google Patents

ドラム缶等容器用天板一体型フランジの成形方法

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JPH02165830A
JPH02165830A JP31702788A JP31702788A JPH02165830A JP H02165830 A JPH02165830 A JP H02165830A JP 31702788 A JP31702788 A JP 31702788A JP 31702788 A JP31702788 A JP 31702788A JP H02165830 A JPH02165830 A JP H02165830A
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top plate
forming
flange
drum
packing
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Hiroyuki Mineo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ドラム缶等容器用天板一体型フランジの成
形方法に関する。
従来の技術 従来、例えばドラム缶の天板に設けられた開口部周縁の
筒状部には、いわゆる内ねじタイプのフランジあるいは
外ねじタイプのフランジが固定されて、これらのフラン
ジにプラグが取り付けられるようになされていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のドラム缶では、天板と
は別につくられた内ねじタイプのフランジあるいは外ね
じタイプのフランジを使用しているため、それだけ材料
費が高くつき、ひいてはドラム缶の製造コストが高くつ
くという問題があった。また従来はフランジのねじ部が
切削加工により形成されていた−め、その表面は粗面で
あり、従ってプラグの開閉がスムーズでないという問題
があった。
またとくに、内ねじタイプのフランジの場合には、従来
は天板とフランジとの間にガスケットを介在させなけれ
ばならず、材料費がさらに高くつくだけでなく、ガスケ
ットの装着不良により、ドラム缶内容物が漏洩するおそ
れがあった。またフランジのねじ部の表面が上記のよう
に粗面であるため、プラグの開閉によって金属の切屑が
ドラム缶の内部に落下して、内容物を汚染するおそれが
あった。さらに内ねじタイプのフランジの内表面のうち
、とくにパツキン当接面は平滑性が要求されるが、切削
加工により形成されたねじ部のま〜では、その表面は粗
面であるため、パツキンの密着性が悪く、プラグの締付
けによりドラム缶の内容物を確実に密封包装することが
できないと・いう問題があった。
そこで従来は、切削加工後に、さらにヘール加工等の面
倒な研磨仕上げ加工をする必要があり、フランジの製造
コスト、ひいてはドラム缶の製造コストがさらに高くつ
くという問題があった。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、従来のような
天板とは別につくられた内ねじタイプのフランジあるい
は外ねじタイプのフランジを用いる必要がなく、ドラム
缶等容器用人板に内ねじタイプのフランジまたは外ねじ
タイプのフランジを一体に形成することができ、従って
材料費が安くつき、ひいてはドラム缶の製造コストが非
常に安くつくとともに、フランジのねじ部の表面がきわ
めて平滑で、プラグの開閉がスムーズであり、さらにね
じ部表面だけでなくパツキン当接面も非常に平滑である
ため、パツキンの密9着性が良く、プラグの締付けによ
りドラム缶等容器の内容物を確実に密封包装し得る、ド
ラム缶等容器用天板一体型フランジの成形方法を提供し
ようとするにある。
またこの発明の目的は、とくに内ねじタイプのフランジ
について、従来のガスケットを使用する必要がなく、そ
れだけ材料費が安くつくとともに、ガスケットの装着不
良により、ドラム缶内容物が漏洩するようなおそれが全
くなく、またフランジのねじ部の表面が非常に平滑で、
プラグの開閉によって金属の切屑がドラム缶の内部に落
下して、内容物を汚染するといったおそれが全くなく、
また従来のような面倒なパツキン当接面の研磨仕上げ加
工を必要としないため、工程数が少なく、ドラム缶の製
造コストがさらに安くつく、ドラム缶等容器用天板一体
型フランジの成形方法を提供しようとするにある。
課題を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達成するために、まず第1発
明の方法は、天板に設けられた開口部周縁の筒状部の上
半部を押し広げることにより、径大上部と、これの下縁
に連なりかつ内側に下方内向きのパツキン当接用傾斜面
を有する中間部とを形成する第1工程と、同筒状部の下
半部に転造により雌ねじ部を形成する第2工程と、上記
径大上部の上端部を折り曲げることにより、屈曲上端部
を形成する第3工程とよりなる、ドラム缶等容器用天板
一体型フランジの成形方法を要旨としている。
つぎに第2発明の方法は、天板に設けられた開口部周縁
の筒状部の上半部を絞ることにより、径小上部と、これ
の下縁に連なりかつ外側に下方外向きの傾斜面を有する
中間部とを形成する第1工程と、同筒状部の下半部に転
造により雄ねじ部を形成する第2工程と、上記径小上部
の上端部を折り曲げることにより、屈曲上端部を形成す
る第3工程とよりなる、ドラム缶等容器用天板一体型フ
ランジの成形方法を要旨としている。
実  施  例 つぎに、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
実施例1 第1図は、この発明の第1発明の方法によりドラム缶の
鋼製天板(1)に、内ねじタイプのフラング(10)を
形成する第1実施例を工程順に示すものである。
同図において、この発明の方法は、つぎの3つの工程よ
りなるものである。
第1工程 厚さ1.2mmの鋼製天板(1)に設けられた開口部(
3)周縁の直径80.5m+eの筒状部(2)(第1図
a)の上半部を、エキスバンド装置(11)を用いて押
し広げることにより、直径88 、5 msの径大上部
(4)と、これの下縁に連なりかつ内側に下方内向きの
パツキン当接用傾斜面(6)を有する中間部(5)とを
形成した(第1図b)。なお、これは天板(1)に設け
られた直径の大きい開口部(3)の場合である。
直径の小さい開口部(3)の場合には、同様に天板(1
)に設けられた開口部(3)周縁の直径28.5mmの
筒状部(2)(第1図a)の上半部を、エキスバンド装
置(11)を用いて押し広げることにより、直径30.
0mmの径大上部(4)と、これの下縁に連なりかつ内
側に下方内向きのパツキン当接用傾斜面(6)を有する
中間部(5)とを形成する(第1図b)。
ここで、エキスバンド装置(11)は、中央に平面より
みて円形のガイド用凸部(15)を有する下部ダイス(
12)と、下部ダイス(12)の上にのせた天板(1)
の筒状部(2)周縁寄り部分を押さえる昇降自在な天板
押さえ部材(13)と、先端部外周にテーパー状傾斜壁
(14a)を有する短い円柱形ポンチ(14)とを備え
ている。
天板(1)の筒状部(2)の上半部を拡大加工するには
、エキスバンド装置(11)の下部ダイス(12)のガ
イド用凸部(15)に筒状部(2)が嵌め被せられるよ
うに天板(1)を下部ダイス(12)にのせ、ついで天
板押さえ部材(13)によって天板(1)の筒状部(2
)周縁寄り部分を上から押さえた後、円柱形ポンチ(1
4)を降下せしめればよい。これにより天板(1)の筒
状部(2)が、その上端よりポンチ(I4)先端部外周
のテーパー状傾斜壁(14a)により漸次押し広げられ
て、径大上部(4)と、これの下縁に連なりかつ内側に
下方内向きのパツキン当接用傾斜面(6)を有する中間
部(5)とが形成される。
なおこの場合、パツキン当接用傾斜面(8)は、ポンチ
(14)先端部外周のテーパー状傾斜壁(14a)によ
って強く押圧されて成形されるため、その表面が非常に
平滑となり、従ってパツキンの密着性が良好である。
第2工程 ついで、上記天板(1)の筒状部(2)の下半部(7)
に、雌ねじ成形装置(16)を用いて転造により雌ねじ
部(8)を形成する(第1図C)。
ここで、雌ねじ成形装置(1B)は、ロール逃がし用凹
部(22)を有するテーブル(17)と、内周面に成形
用ねじ部(19)を有する外側ねじダイス(18)と、
外周面に成形用ねじ部(21)を有する溝なしタップ・
ロールよりなる内側ねじロール(2o)とを備えている
上記雌ねじ成形装置(16)により雌ねじ部(8)を成
形するには、テーブル(17)上におかれた天板(1)
の筒状部(2)に、まず外側ねじダイス(18)を嵌め
被せて、このダイス(18)の内面の成形用ねじ部(1
9)を、筒状部(2)の下半部(7)の外面に沿わせる
ようにして、該ダイス(18)で筒状部(2)周縁の天
板部分を押さえ、この状態で外側ねじダイス(18)を
固定する。
ついで、筒状部(2)の内部に内側ねじロール(20)
を回転させながら上から下へ順次差し込み、外側ねじダ
イス(18)内面の成形用ねじ部(19)と、内側ねじ
ロールク20)外面の成形用ねじ部(21)とで、筒状
部(2)の下半部(7)を内外両側から挾み付けて、雌
ねじ部(8)を成形する。
なお、内側ねじロール(20)は1回転1ピツチのリー
ドで回転させながら下降せしめて、ねじ成形を行ない、
成形後、ねじロール(20)を逆転させて上昇せしめる
第3工程 雌ねじ部(8)の成形後、筒状部(2)の径大上部(4
)の上端部(4a)を、カール成形装置(23)で外側
に折り曲げることにより、横断面逆U形の屈曲上端部(
9)を形成する(第1図d)。
ここで、カール成形装置(23)は、中央に平面よりみ
て円形のガイド用凸部(25)を有する下部ダイス(2
4)と、これに対向しかつ折曲げ用環状凹溝(27)を
有する昇降自在な上部ダイス(2B)とを備えている。
径大上部(4)の先端に屈曲上端部(9)を形成するに
は、カール成形装置(23)の下部ダイス(24)に、
上記第2工程終了後の天板(1)をその筒状部(2)が
下部ダイス(24)のガイド用凸部(25)に嵌め被せ
られるようにのせ、ついで上部ダイス(26)を下降せ
しめればよい。これによって、径大上部(4)の上端部
(4a)が折曲げ用環状凹溝(27)の横断面円弧状の
上底壁に沿って外側に折り曲げられて成形され、横断面
円弧状の屈曲上端部(9)が形成されるものである。
第2図は、上記第1発明の方法により製造した内ねじタ
イプのフランジ(10)を有する天板(1)の使用状態
を示すものである。すなわち、上記のようにして成形し
た天板(1)の内ねじタイプのフランジ(■0)には、
リング状パツキン(31)を有するプラグ(30)がね
じ込まれて装着される。
この場合、フランジ(lO)のパツキン当接用傾斜面(
6)はプレスにより成形されているため、その表面が平
滑であり、従ってパツキン(31)の密着性がきわめて
良好である。
第3図は、第1発明の方法により製造した内ねじタイプ
のフランジ(10)の変形例を示すものである。ここで
、上記実施例1の場合と異なる点は、筒状部(2)の径
大上部(4)の上端部(4a)が、上部ダイス(2B)
の横断面形状の異なる上底壁を有する折曲げ用環状凹溝
(27) (図示路)によって外側に折り曲げられて円
く成形され、フランジ(10)の上端に横断面円形の屈
曲上端部(9)が形成されている点にある。
この変形例のその他の点は上記第1実施例の場合と同様
であるので、図面において同一のものには同一の符号を
付した。
実施例2 第4図は、この発明の第2発明の方法によりドラム缶の
鋼製天板(1)に、外ねじタイプのフランジ(40)を
形成する第2実施例を工程順に示すものである。
同図において、この発明の方法は、つぎの3つの工程よ
りなるものである。
第1工程 厚さ1.2報の鋼製天板(1)に設けられた開口部(3
)周縁の直径83.5m+gの筒状部(2)(第4図a
)の上半部を絞り成形装置(41)を用いて絞ることに
より、直径80 、5 mmの径小上部(34)と、こ
れの下縁に連なりかつ外側に下方外向きの傾斜面(36
)を有する中間部(35)とを形成した(第4図b)。
なお、これは天板(1)に設けられた直径の大きい開口
部(3)の場合である。
直径の小さい開口部(3)の場合には、同様に天板(1
)に設けられた開口部(3)周縁の直径30.0m+g
の筒状部(2)(第4図a)の上手部を絞り成形装置(
41)を用いて絞ることにより、直径28.5m+gの
径小上部(34)と、これの下縁に連なりかつ外側に下
方外向きの傾斜面(36)を有する中間部(35)とを
形成する(第4図b)。
ここで、絞り成形装置(41)は、中央に平面よりみて
円形のガイド用凸部(45)を有する下部ダイス(42
)と、環状下向き凸部(44)を有しかつ該凸部(44
)の先端部の内周にテーパー状傾斜壁(44a)を有す
る昇降自在な上部ダイス(43)とを備えている。
天板(1)の筒状部(2)の上半部を絞り成形するには
、下部ダイス(42)のガイド用凸部(45)に筒状部
(2)が嵌め被せられるように天板(1)を下部ダイス
(42)の上にのせた後、上部ダイス(43)を降下せ
しめればよい。これにより天板(1)の筒状部(2)が
、その上端より環状下向き凸部(44)の先端部内周の
テーパー状傾斜壁(44a)により漸次絞られて、径小
上部(34)と、これの下縁に連なりかつ外側に下方外
向きの傾斜面(3B)を有する。中間部(35)とが形
成される。
第2工程 ついで、上記天板(1)の筒状部(2)の下半部(7)
に、雄ねじ成形装置(4B)を用いて転造により雄ねじ
部(38)を形成する(第4図C)。
ここで、雄ねじ成形装置(46)は、内周面に成形用ね
じ部(49)を有する下向き環状凸部(48)が設けら
れた外側ねじダイス(47)と、外周面に成形用ねじ部
(51)を有する溝なしタップ・ロールよりなる内側ね
じロール(50)とを備えている。
上記雄ねじ成形装置(4B)により雄ねじ部(38)を
成形するには、天板(1)を固定台(52)により水平
状態に保持した後、この天板(1)の筒状部(2)に、
まず外側ねじダイス(47)を嵌め被せて、このダイス
(47)の内面の成形用ねじ部(49)を、筒状部(2
)の下半部(7)の外面に沿わせるようにして、該ダイ
ス(47)で筒状部(2)周縁の天板部分を押さえ、こ
の状態で外側ねじダイス(47)を固定する。
ついで、筒状部(2)の内部に内側ねじロール(50)
を回転させながら下から上へ順次差し込み、外側ねじダ
イス(47)内面の成形用ねじ部(49)と、内側ねじ
ロール(50)外面の成形用ねじ部(51)とで、筒状
部(2)の下半部(7)を内外両側から挾み付けて、雄
ねじ部(38)を成形する。
なお、内側ねじロール(50)は1回転1ピツチのリー
ドで回転させながら上昇せしめて、ねじ成形を行ない、
成形後、ねじロール(50)を逆転させて下降せしめる
またこの場合、天板(1)の厚み等に応じて、直径が異
なる数個の内側ねじロール(50)を用いて、ねじ成形
加工を、ねじ部の直径が漸次大きくなるように、複数回
繰り返して行なうこともある。
第3工程 雄ねじ部(38)の成形後、筒状部(2)の径小上部(
34)の上端部(s4a)を、カール成形装置(53)
で折り曲げることにより、横断面逆U形の屈曲上端部(
39)を形成する(第4図d)。
ここで、カール成形装置(53)は、中央に平面よりみ
て円形のガイド用凸部(55)を有する下部ダイス(5
4)と、これに対向しかつ折曲げ用環状凹溝(57)を
有する昇降自在な上部ダイス(56)とを備えている。
径小上部(34)の先端に屈曲上端部(39)を形成す
るには、カール成形装置(53)の下部ダイス(54)
に、上記第2工程終了後の天板(1)をその筒状部(2
)が下部ダイス(54)のガイド用凸部(55)に嵌め
被せられるようにのせ、ついで上部ダイス(5B)を下
降せしめればよい。これによって、径小上部(34)の
上端部(34a)が折曲げ用環状凹溝(57)の横断面
円弧状の上底壁に沿って外側に折り曲げられて成形され
、横断面逆U形の屈曲上端部(39)が形成されるもの
である。
第5図は、上記第2発明の方法により製造した外ねじタ
イプのフランジ(40)を有する天板(1)の使用状態
を示すものである。すなわち、上記のようにして成形し
た天板(1)の外ねじタイプのフランジ(40)には、
内側にいわゆるハツト形パツキンクロ1)を有するプラ
グ(60)がねじ嵌められて装着される。この場合、ハ
ツト形パツキン(61)の周縁部は、フランジ(40)
の屈曲上端部(39)の上面に当接せしめられるが、該
屈曲上端部(39)はカール成形装置(53)により成
形されているため、その表面が平滑であり、従ってパツ
キン(61)の密着性がきわめて良好である。
第6図は、第2発明の方法により製造した外ねじタイプ
のフランジ(40)の変形例を示すものである。ここで
、上記実施例2の場合と異なる点は、筒状部(2)の径
小上部(34)の上端部(34a)が、上部ダイス(5
B)の横断面形状の異なる上底壁を有する折曲げ用環状
凹溝(57) (図示路)によって折り曲げられて円く
成形され、フランジ(40)の上端に横断面円形の屈曲
上端部(39)が形成されている点にある。
この変形例のその他の点は上記第2実施例の場合と同様
であるので、図面において同一のものには同一の符号を
付した。
なお、上記各実施例においてあげた数値は、この発明を
理解するための例示にすぎず、勿論限定的なものではな
く、これらの数値はフランジ(10) (40)の大き
さに応じて適宜変更可能なものである。
この発明の方法は、ドラム缶の他にガロン缶等の同種の
容器に用いられるフランジの製造法にも、同様に適用さ
れるものである。
発明の効果 この発明によるドラム缶等容器用天板一体型フランジの
成形方法は、上述のように、まず第1発明の方法は、天
板に設けられた開口部周縁の筒状部の上半部を押し広げ
ることにより、径大上部と、これの下縁に連なりかつ内
側に下方内向、きのパツキン当接用傾斜面を有する中間
部とを形成する第1工程と、同筒状部の下半部に転造に
より雌ねじ部を形成する第2工程と、上記径大上部の上
端部を折り曲げることにより、屈曲上端部を形成する第
3工程とよりなるものであり、つぎに第2発明の方法は
、天板に設けられた開口部周縁の筒状部の上半部を絞る
ことにより、径小上部と、これの下縁に連なりかつ外側
に下方外向きの傾斜面を有する中間部とを形成する第1
工程と、同筒状部の下半部に転造により雄ねじ部を形成
する第2工程と、上記径小上部の上端部を折り曲げるこ
とにより、屈曲上端部を形成する第3工程とよりなるも
のであって、第1および第2発明のいずれの方法の場合
にも、従来のような天板とは別につくられた内ねじタイ
プあるいは外ねじタイプのフランジを用いる必要がなく
、ドラム缶等容器用天板にフランジを一体に形成するこ
とができるものであり、従って材料の使用量が少なくて
すみ、それだけ材料費が安くついて、ドラム缶の製造コ
ストが非常に安くつく。またフランジのねじ部が転造に
より形成されているため、その表面は平滑であり、従っ
てプラグの開閉が非常にスムーズである。
また第1発明の内ねじタイプのフランジの成形方法にお
いては、パツキン当接面がエキスバンド装置により成形
されているため、その表面は非常に平滑で、パツキンの
密着性が良好であり、かつ第2発明の外ねじタイプのフ
ランジの成形方法においても、パツキンが当接するフラ
ンジの屈曲上端部がカール成形装置により成形されてい
るため、その表面はやはり平滑で、パツキンの密着性が
きわめて良好である。従っていずれの場合にもプラグの
締付けによりドラム缶等容器の内容物を確実に密封包装
し得るという効果を奏する。
またとくに、第1発明の内ねじタイプのフランジの成形
方法によれば、従来のガスケットを必要としないため、
さらに材料費が安くつくとともに、ガスケットの装着不
良により、ドラム缶内容物が漏洩するようなおそれが全
くない。
またフランジの雌ねじ部が上記のように転造によりつく
られていて、その表面が非常に平滑であるから、プラグ
の開閉によって金属の切屑がドラム缶の内部に落下して
、内容物を汚染するといったおそれも全くない。また第
2発明の方法によれば、従来のような面倒なパツキン当
接面の研磨仕上げ加工を必要としないため、工程数が少
なく、ドラム缶の製造コストがさらに安くつくという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1発明の方法により内ねじタイプ
のフランジを成形する第1実施例を工程順に説明するた
めの説明図で、a−dの各工程においては天板のフラン
ジ部分の断面が示されている。第2図はこの発明の′!
J1発明の方法により製造した内ねじタイプのフランジ
を有する天板の使用状態を示すドラム缶の部分拡大断面
図である。第3図は第2図の内ねじタイプのフランジの
変形例を示すドラム缶の部分拡大断面図である。第4図
はこの発明の第2発明の方法により外ねじタイプのフラ
ンジを成形するji2実施例を工程順に説明するための
説明図で、a −dの各工程においては天板のフランジ
部分の断面が示されている。第5図はこの発明の第2発
明の方法により製造した外ねじタイプのフランジを有す
る天板の使用状態を示すドラム缶の部分拡大断面図であ
る。第6図は第5図の外ねじタイプのフランジの変形例
を示すドラム缶の部分拡大断面図である。 (1)・・・天板、(2)・・・筒状部、(8)・・・
開口部、(4)・・・径大上部、(4a)・・・上端部
、(5) <35)・・・中間部、(6)・・・パツキ
ン当接用傾斜面、(7)・・・下半部、(8)・・・雌
ねじ部、(9> (39)・・・屈曲上端部、(10)
(40)・・・フランジ、(34)・・・径小上部、(
14a)・・・上端部、(36)・・・傾斜面、(38
)・・・雄ねじ部。 以  上 特許出願人   大和興産 株式会社 (C) 第1図 第3図 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天板(1)に設けられた開口部(3)周縁の筒状
    部(2)の上半部を押し広げることにより、径大上部(
    4)と、これの下縁に連なりかつ内側に下方内向きのパ
    ッキン当接用傾斜面(6)を有する中間部(5)とを形
    成する第1工程と、同筒状部(2)の下半部(7)に転
    造により雌ねじ部(8)を形成する第2工程と、上記径
    大上部(4)の上端部(4a)を折り曲げることにより
    、屈曲上端部(9)を形成する第3工程とよりなる、ド
    ラム缶等容器用天板一体型フランジの成形方法。
  2. (2)天板(1)に設けられた開口部(3)周縁の筒状
    部(2)の上半部を絞ることにより、径小上部(34)
    と、これの下縁に連なりかつ外側に下方外向きの傾斜面
    (36)を有する中間部(35)とを形成する第1工程
    と、同筒状部(2)の下半部(7)に転造により雄ねじ
    部(38)を形成する第2工程と、上記径小上部(34
    )の上端部(34a)を折り曲げることにより、屈曲上
    端部(39)を形成する第3工程とよりなる、ドラム缶
    等容器用天板一体型フランジの成形方法。
JP31702788A 1988-12-15 1988-12-15 ドラム缶等容器用天板一体型フランジの成形方法 Granted JPH02165830A (ja)

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JP31702788A JPH02165830A (ja) 1988-12-15 1988-12-15 ドラム缶等容器用天板一体型フランジの成形方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003520137A (ja) * 2000-01-19 2003-07-02 ガレ・エス・アー 金属キャスクの流し口を作製する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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