JPH02164806A - 水性殺菌組成物 - Google Patents

水性殺菌組成物

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JPH02164806A
JPH02164806A JP31890688A JP31890688A JPH02164806A JP H02164806 A JPH02164806 A JP H02164806A JP 31890688 A JP31890688 A JP 31890688A JP 31890688 A JP31890688 A JP 31890688A JP H02164806 A JPH02164806 A JP H02164806A
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acid
aqueous
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hypochlorite
ammonium salt
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Kunio Sugawara
菅原 邦雄
Akira Shigematsu
重松 昭
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は水性殺菌組成物に関する。
さらに詳しくは畜舎における殺菌、カヒ等に対して優れ
た殺菌作用を有する水性組成物に関する。
(ロ)従来の技術 鶏、豚、牛等の畜舎には、これらの動物の排泄物や食物
の残り等の汚物があるため、微生物か繁殖し易い環境に
ある。
従ってこれらの畜舎は洗浄、殺菌を行なう必要がある。
畜舎の殺菌剤として要求される条件として、人及び動物
に対して毒性が低く、且つ抗菌力の強いことが要望され
ている。更に、畜舎へ散布するときに薬品臭のないもの
か作業環境を保全する上で好ましい。
このような状況において、従来から第4級アンモニウム
塩の水溶液が畜舎の洗浄、消毒に用いられて来た。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、第4級アンモニウム塩単独では細菌、カヒに対
する作用が十分ではなく、特に有機物質(エサの残り、
糞等)が多量に存在する畜舎ではこれら有機物質によっ
て第4級アンモニウム塩が吸着されやすく有効に作用し
にくいという問題のために十分な抗菌性が発揮できない
この発明はかかる状況下なされたものであり、ことに第
4級アンモニウム塩含有の殺菌剤の殺菌力を高め、かつ
持続性を向上しようとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明の発明者らは第4級アンモニウム塩と他の殺菌
剤との組合せを種々検討した所、次亜塩素酸塩とプロト
ン酸とを併用した組成物が、相乗的な殺菌効果を示し、
とくに夫々単独の場合よりも強力で、しかも速効性かつ
持続性のある殺菌作用を示す事実を見出し、この発明に
到達した。
かくして、この発明は水性媒体中に、式(I)[式中、
R,は酸素原子が介在していてもよいCll−018の
炭化水素基、R7及びR3はC1〜C5のアルキル基、
R4は01〜CI8の直鎖もしくは分枝状のアルキル基
又はアラルキル基、Xoはハロゲンイオン又は鉱酸イオ
ン]で示される第4級アンモニウム塩と、次亜塩素酸塩
とプロトン酸を添加して調製されてなる水性殺菌組成物
を提供するものである。
この発明に用いる式(I)の第4級アンモニウム塩中、
R,で示される酸素原子が介在してもよい08〜CI8
炭化水素基における炭化水素基とは、直鎖もしくは分枝
状のアルキル基、アリール基又はアラルキル基を意味す
る。
上記炭化水素基のうち、アルキル基は好ましくは08〜
C18のアルキル基を示し、例えば、オクチル、イソオ
クチル、t−オクチル、デシル、ドデシル、ミリスチル
、ステアリル基等が挙げられる。また、R2、R3で示
されるC4〜C6のアルキル基はメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル
、アミル、イソアミル、t−アミル基等が挙げられ、R
4で示される01〜Cl11のアルキル基も上記と同義
を示す。
R3の炭化水素基のうちのアリール基は例えばフェニル
基が挙げられ、アラルキル基としては例えばベンジル、
フェネチル基等が含まれる。
上記R1の酸素を介在する炭化水素基としては、例えば
フェノキシエチル、p−t−オクチルフェノキシエトキ
シエチル基等が挙げられる。R4におけるアラルキル基
にはベンジル、フェネチル基などが含まれる。またXo
には塩素、臭素、ヨウ素又は弗素のハロゲンイオン、或
いは硫酸イオン、硝酸イオンなどの鉱酸イオンが含まれ
る。
この発明に用いる第4級アンモニウム塩(I)は具体的
には次のようなものが挙げられる。
ベンザルコニウム・クロライド R+= CsH1?〜C,、H,。
(主としてCItH,5,CI4828)ジデシル−ジ
メチル−アンモニウム・クロライドジオクチル−ジメチ
ル−アンモニウム・クロライド ジステアリル−ンメチルーアンモニウム・クロライド ベンゼトニウム・クロライド (+)−tert−オクチルフェノキシエトキシエチル
ジメヂル−ヘンジルアンモニウム・クロライド)次亜塩
素酸塩としては次亜塩素酸ナトリウムのような次亜塩素
酸アルカリ金属塩、及び次亜塩素酸カルシウムのよう4
次亜塩素酸アルカリ土類金属塩か挙げられる。特に次亜
塩素酸ナトリウムか好ましい。
またプロトン酸としては塩酸、硫酸、リン酸などの無機
酸及び酢酸、プロピオン酸、蓚酸、リンゴ酸、クエン酸
、乳酸、ベンゼンスルホン酸、アルキルベンゼンスルホ
ン酸(C,〜Cl2)などの有機酸が挙げられ、これら
は単独もしくは組合せて用いることができろ。無機酸と
しては塩酸、打機酸としてはドデシルベンゼンスルホン
酸が好ましく、これら両者の混合物を用いることらでき
る。
この発明の水性媒体としては、水又は水を主とする溶媒
が用いられる。かかる媒体中には必要に応して界面活性
剤、水性増粘剤及び溶解補助剤を加えてもよい。
上記界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤が用い
られ、例えばポリオキシエチレンアルキル(C8〜C2
□)エーテル、ポリオキシエチレンアルキル(C6〜C
2,)フェノールエーテル、ポリオキジエヂレンポリオ
ギンブロピレンアルキルエーテル等が挙げられる。これ
らは単独又は組合せても用いることかできる。
上記水溶性増粘剤としては、天然、半合成及び合成の水
溶性増粘剤がいずれも使用でき、天然増粘剤としてはア
ルギン酸ソーダ、グアーガム、ザンサンガム、アラビア
ガムなと、半合成増粘剤としてはセルロース又はデンプ
ン誘導体のメチル化合物、カルボキノアルキル化合物、
ヒドロキシアルギル化合物、カルボキンアルキルヒドロ
キンアルキル化合物なと、又合成増粘剤としてはポリヒ
ニルアルコール、ポリアクリル酸塩、ポリビニルピロリ
ドンなどが挙げられる。
溶解補助剤としては多価アルコールが用いられ、例えば
、エヂレングリコール、ジエチレングリコール、プロピ
レングリコール、グリセリン、ヘキンレングリコール等
が挙げられる。
この発明の水性殺菌組成物は予め、次亜塩素酸塩、プロ
トン酸及び第4級アンモニウム塩を夫々水に溶解又は分
散した液を作っておき(以下、それぞれをA、B及びC
液と称す)、使用時に混合、希釈して調製する。
混合の方法は、例えばA液とB液を加えて、即ち次亜塩
素酸塩のA液とプロトン酸のB液を混合し、これにC液
を加えるか、B液にC液を加えて最後にA液を加えるか
、又はA液、B液、C液を一度に加えることに上り調製
することがてきる。
使用時には、この混液を希釈して用いるか、約100〜
300倍希釈し各成分の濃度を下記のような濃度にして
使用する。
この発明の水性殺菌組成物の使用時の成分濃度は、適用
する場所、適用方法により異なるが、第4級アンモニウ
ム塩が20〜2,000ppm、好ましくは600pm
である。次亜塩素酸塩の濃度は1〜200ppmである
が、好ましくは50ppmであり、プロトン酸は、次亜
塩素酸塩に対し5〜20倍の濃度が好ましい。
また使用方法としては撒布、塗布、含浸法などがあるが
、撒布法が好ましい。
(ホ)実施例 次にこの発明を実施例を挙げて具体的に説明するが、こ
の発明の組成物はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
実施例I まず、次のA、B、Cの各原液を調製する。
A液・次亜塩素酸ナトリウムを水に加えてその10%水
溶液を調製する。
B液:35%の塩酸を2.7%、プロピレングリコール
を11%含有する水溶液を、両試薬を水に加えて調製す
る。
C液:塩化ヘンザルコニウムに水を加えてその43%水
溶液を作製する。
この発明の〜実施例の水性組成物の調製上記へ液0.1
R+!、 B液1011+夕、C液0.28xρを混合
撹拌した後、混液を水で200倍に希釈して調製する。
・比較1液の調製 上記A液(I,1zρとB液10x(lを混合した後、
混液を水で200倍に希釈して調製する。
・比較2液の調製 上記C液0.28J!ρを水で200倍希釈して調製す
る。
[試験例1] この発明の組成物を評価する方法として、この発明の発
明者らは次のような方法(新鮮な鶏糞をプラスチック板
に塗布し、集菌後培養)を考案した。以下これを翼板テ
スト法と呼称する。
く翼板テスト法〉 この方法のフローを第1図に示した。すなわち、プラス
チック板上にL2cm角(I0,24cm’) 、深さ
2■のマス箱を複数箇造り(第1工程)、新鮮な鶏糞を
均等に塗り日蔭で乾かす(第2工程)。
a)滅菌した生理食塩水10RQを入れた滅菌スタンプ
瓶(4cm’のスポンジ付)のスポンジを生理食塩水で
よ(湿らせた後、このスポンジを用いて3.2cm角の
マス箱に付着している糞を全量拭い取る。スポンジに付
着した汚物をこの生理食塩水で抽出する(ブランク、n
−5)。
b)この発明の組成物又は比較の薬液を準備し、薬液L
xQをマス箱に滴下する。日蔭で乾かした後ブランクと
同じ操作でザンプリングする(処理後、各n=5)(第
3工程)。
抽出した生理食塩水を適当な倍率で希釈して、トリプト
ソーヤ寒天培地で培養する。2日後に生菌数をかぞえ、
5個のデータの幾何平均値を求める(第4工程)。
翼板テストの結果を第1表に示す。
第1表 翼板テストの結果 この発明の組成物は第4級アンモニウム塩に次亜塩素酸
とプロトン酸との組合せにより、非常に優れた殺菌効果
を有する。また、本来畜舎等の消毒には殺菌、消毒、洗
浄の3種の薬剤を用いていたのが、この発明の組成物一
種類だけで行なうことができ作業性の点でも極めて便利
なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例で用いた翼板テスト法の工
程図である。 翼板テストの結果、次亜塩素酸ナトリウムと塩酸混合液
の比較1液、第4級アンモニウム単独の比較2液で処理
した場合は生菌が残存しているのに対し、この発明の組
成物で処理した場合には生菌は全熱存在せず、完全に死
滅したことが判明した。 (へ)発明の効果 又7シブ井h ↓ 菌数測定 [漂4工柾

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水性媒体中に、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R_1は酸素原子が介在していてもよいC_8
    〜C_1_8の炭化水素基、R_2及びR_3はC_1
    〜C_5のアルキル基、R_4はC_1〜C_1_8の
    直鎖もしくは分枝状のアルキル基又はアラルキル基、X
    ^■はハロゲンイオン又は鉱酸イオン] で示される第4級アンモニウム塩と、次亜塩素酸塩及び
    プロトン酸とを添加して調製されてなる水性殺菌組成物
    。 2、組成物中の第4級アンモニウム塩の濃度が20〜2
    000ppmである請求項1記載の水性殺菌組成物。 3、組成物中の次亜塩素酸塩濃度が1〜200ppmで
    ある請求項1又は2に記載の水性殺菌組成物。 4、プロトン酸がドデシルベンゼンスルホン酸もしくは
    塩酸又は両者の混合物である請求項1〜3のいずれかひ
    とつに記載の水性殺菌組成物。
JP31890688A 1988-12-16 1988-12-16 水性殺菌組成物 Expired - Lifetime JPH0818941B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001302425A (ja) * 1999-12-10 2001-10-31 Kao Corp 殺菌方法

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JP2001302425A (ja) * 1999-12-10 2001-10-31 Kao Corp 殺菌方法

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