JPH02164696A - 境界層制御用吸い込み装置 - Google Patents
境界層制御用吸い込み装置Info
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- JPH02164696A JPH02164696A JP31646288A JP31646288A JPH02164696A JP H02164696 A JPH02164696 A JP H02164696A JP 31646288 A JP31646288 A JP 31646288A JP 31646288 A JP31646288 A JP 31646288A JP H02164696 A JPH02164696 A JP H02164696A
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Landscapes
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、例えば飛翔体等の物体周りの境界層を効率良
く層流制御することにより該飛翔体の飛行抵抗を低減さ
せ、飛行安定性を向上させる境界層制御用吸い込み装置
に関する。
く層流制御することにより該飛翔体の飛行抵抗を低減さ
せ、飛行安定性を向上させる境界層制御用吸い込み装置
に関する。
〈従来の技術〉
従来、就航している飛翔体としての大型航空機(例えば
ボーイング社・B−747,エアバスインダストリー社
・A−300等)の主翼周りの境界層(翼の橿近傍の流
れで、速度が主流の大きさから翼表面上のゼロまで急激
に変化する薄い層)は、層流(秩序だった乱れの殆ど無
い極めて薄い流れで、粘性抵抗が小さい流れ)ではな(
、主翼が後退角を有することに起因して完全乱流(乱れ
たかなり厚い流れで、粘性抵抗が前記層流に比べて橿め
て大きい流れ)になっている。ここで、主翼に後退角を
持たせることは、主翼に直角方向の速度成分を減少させ
て、遷音速流れとして、該主翼に発生する衝撃波を抑制
する上や、後退角による上反角効果を期待する上で必要
なことである。
ボーイング社・B−747,エアバスインダストリー社
・A−300等)の主翼周りの境界層(翼の橿近傍の流
れで、速度が主流の大きさから翼表面上のゼロまで急激
に変化する薄い層)は、層流(秩序だった乱れの殆ど無
い極めて薄い流れで、粘性抵抗が小さい流れ)ではな(
、主翼が後退角を有することに起因して完全乱流(乱れ
たかなり厚い流れで、粘性抵抗が前記層流に比べて橿め
て大きい流れ)になっている。ここで、主翼に後退角を
持たせることは、主翼に直角方向の速度成分を減少させ
て、遷音速流れとして、該主翼に発生する衝撃波を抑制
する上や、後退角による上反角効果を期待する上で必要
なことである。
前述した状況は主翼周りの境界層のみならず、機体周り
の境界層についても同様である。
の境界層についても同様である。
このように、翼及び機体周りの境界層が完全乱流である
ため、粘性抵抗が大きく(第7図及び第8図参照)、ま
た排除厚さ(境界層が存在することにより排除される流
れを厚さに換算した値)が厚いことにより航空機全体の
飛行抵抗が大きくなり、運行コストの悪化を招いている
。従って、何らかの装置を導入することにより翼及び機
体周りの境界層を層流状態に保つことができれば、主翼
だけ考えても全飛行抵抗を30%も減少させることが可
能となる。
ため、粘性抵抗が大きく(第7図及び第8図参照)、ま
た排除厚さ(境界層が存在することにより排除される流
れを厚さに換算した値)が厚いことにより航空機全体の
飛行抵抗が大きくなり、運行コストの悪化を招いている
。従って、何らかの装置を導入することにより翼及び機
体周りの境界層を層流状態に保つことができれば、主翼
だけ考えても全飛行抵抗を30%も減少させることが可
能となる。
しかし、3次元境界層の状態が極めて複雑であることか
ら、その構造が不明であり、有効に3次元境界層を層流
状態に保つ制御装置は開発されていない。
ら、その構造が不明であり、有効に3次元境界層を層流
状態に保つ制御装置は開発されていない。
ここで、境界層が層流から乱流に遷移する過程において
、先ず縦渦が発生し、該縦渦が成長することにより、境
界層が層流から乱流に遷移することは既知である。即ち
、第9図に示すように層流(a)から乱流(e)に流れ
が遷移してい(過程において、レイノルズ数の増加に伴
い、(b)の如く境界層41は不安定化し、表面が流れ
と直角方向に波打ち始めて遷移を開始し、(c)の如く
横流れ不安定渦42が発生して乱流(e)に遷移してい
く。
、先ず縦渦が発生し、該縦渦が成長することにより、境
界層が層流から乱流に遷移することは既知である。即ち
、第9図に示すように層流(a)から乱流(e)に流れ
が遷移してい(過程において、レイノルズ数の増加に伴
い、(b)の如く境界層41は不安定化し、表面が流れ
と直角方向に波打ち始めて遷移を開始し、(c)の如く
横流れ不安定渦42が発生して乱流(e)に遷移してい
く。
ところで、従来は、乱流遷移を遅らせるために、多孔壁
又は多溝壁を波路−面に設け、前記縦渦も含めて境界層
全体に渡り吸い込みを行って、境界層を層流に保って乱
流遷移を遅らせる方法がとられている。
又は多溝壁を波路−面に設け、前記縦渦も含めて境界層
全体に渡り吸い込みを行って、境界層を層流に保って乱
流遷移を遅らせる方法がとられている。
即ち、第10図〜第13図に示すように、航空機の主翼
51の前縁52から該主翼表面53に全面にわたって吸
い込み溝54を設けている。また、主翼51内部には、
メインダク!・55、連通ダクト56、第I集合ダクト
57、第2集合ダクト58等が夫々連通されて設けられ
ており、図示しない吸い込みポンプによって、該吸い込
み溝54から主翼表面53の境界層(図示せず)を吸い
込んでいる。
51の前縁52から該主翼表面53に全面にわたって吸
い込み溝54を設けている。また、主翼51内部には、
メインダク!・55、連通ダクト56、第I集合ダクト
57、第2集合ダクト58等が夫々連通されて設けられ
ており、図示しない吸い込みポンプによって、該吸い込
み溝54から主翼表面53の境界層(図示せず)を吸い
込んでいる。
前記吸い込み溝54の代わりに、第14図に示すような
吸い込み孔59が設けられているものもある。
吸い込み孔59が設けられているものもある。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、このような従来の境界層制御装置におい
ては、乱流遷移を遅らせるために、第13図、第14図
に示すような多溝壁又は多孔壁を流路−面に設け、境界
層全体に渡り吸い込みを行うことにより境界層を層流に
保って、乱流遷移を遅らせているが、該吸い込みに必要
なパワーが大きく、即ち、吸い込みを行う、例えばター
ビンポンプの駆動力が大きく、航空機全体としてのエネ
ルギー効率はほとんど向上しない。また、前記多孔壁又
は多溝壁が恰もトリップワイヤー(乱れを発生させて乱
流遷移を早める装置)のような作用を奏して新たな乱れ
の原因となり、従って、有効な制御法が得られていない
。
ては、乱流遷移を遅らせるために、第13図、第14図
に示すような多溝壁又は多孔壁を流路−面に設け、境界
層全体に渡り吸い込みを行うことにより境界層を層流に
保って、乱流遷移を遅らせているが、該吸い込みに必要
なパワーが大きく、即ち、吸い込みを行う、例えばター
ビンポンプの駆動力が大きく、航空機全体としてのエネ
ルギー効率はほとんど向上しない。また、前記多孔壁又
は多溝壁が恰もトリップワイヤー(乱れを発生させて乱
流遷移を早める装置)のような作用を奏して新たな乱れ
の原因となり、従って、有効な制御法が得られていない
。
一方、飛行安定性を確保するために、進行方向に対する
円周右同に回転運動を与え、回転しながら飛行する、例
えばロケット、弾丸、ミサイル等の回転飛翔体が存在す
る。しかし、該回転により境界層遷移が早められるため
、飛行抵抗が増大するという問題点がある。
円周右同に回転運動を与え、回転しながら飛行する、例
えばロケット、弾丸、ミサイル等の回転飛翔体が存在す
る。しかし、該回転により境界層遷移が早められるため
、飛行抵抗が増大するという問題点がある。
該回転飛翔体においても、飛行安定に加えて飛行抵抗も
軽減可能な境界層制御法が確立できれば、画期的な飛翔
体が得られる。
軽減可能な境界層制御法が確立できれば、画期的な飛翔
体が得られる。
以上説明したように実際作動中の航空機や回転飛翔体及
び一般流体機械は、3次元境界層の遷移機構が解明され
、該流れ場に適した制御装置が開発されれば、格段に優
れた性能を達成する可能性を有しており、その経済に寄
与する影響は計り知れない。本発明は、境界層を少ない
パワーで効率良く層流制御することにより、流路の粘性
抵抗を格段に減少させ、且つ飛行安定性を向上させ、高
効率化、高安定化を図ることを目的とする。
び一般流体機械は、3次元境界層の遷移機構が解明され
、該流れ場に適した制御装置が開発されれば、格段に優
れた性能を達成する可能性を有しており、その経済に寄
与する影響は計り知れない。本発明は、境界層を少ない
パワーで効率良く層流制御することにより、流路の粘性
抵抗を格段に減少させ、且つ飛行安定性を向上させ、高
効率化、高安定化を図ることを目的とする。
く課題を解決するための手段〉
このため、本発明は、物体の周りに形成される3次元境
界層中に発生する乱流遷移の原因となる撹乱を該撹乱の
運動を利用して前記物体内の空間に吸い込む溝を、縦渦
タイプの撹乱を誘起する横流れ不安定の発生位置から乱
流境界層の発生点まで、該!j蒼渦の軸に沿9、て略縦
渦軸間隔で設ける構成とした。
界層中に発生する乱流遷移の原因となる撹乱を該撹乱の
運動を利用して前記物体内の空間に吸い込む溝を、縦渦
タイプの撹乱を誘起する横流れ不安定の発生位置から乱
流境界層の発生点まで、該!j蒼渦の軸に沿9、て略縦
渦軸間隔で設ける構成とした。
〈作用〉
L記構酸によると、物体内に連通している溝が縦渦タイ
プの撹乱を誘起する横流れ不安定の発生位置から乱流境
界層の発生点まで設けられているので、境界層が層流か
ら乱流に遷移する過程において先ず発生する、撹乱とし
ての縦渦によって集められる境界層底部の遅い流れ(回
転体の場合は速い流れ)を積極的に吸い込むことになる
。
プの撹乱を誘起する横流れ不安定の発生位置から乱流境
界層の発生点まで設けられているので、境界層が層流か
ら乱流に遷移する過程において先ず発生する、撹乱とし
ての縦渦によって集められる境界層底部の遅い流れ(回
転体の場合は速い流れ)を積極的に吸い込むことになる
。
更に、乱流遷移に先立って発生する縦渦の軸が路流れに
近い軸を有することと、速度の遅い境界層底流を有する
速度分布が、撹乱としての縦渦の軸に対する直角方向の
速度分布における該軸から所定の距離だけずれた位置に
存在すること、に着目して、物体内に連通している溝を
、該縦渦の軸に沿って所定の距離だけずれた位置に設け
ることにより、撹乱としての縦渦の速度の遅い境界層底
流のみが吸い込まれる。
近い軸を有することと、速度の遅い境界層底流を有する
速度分布が、撹乱としての縦渦の軸に対する直角方向の
速度分布における該軸から所定の距離だけずれた位置に
存在すること、に着目して、物体内に連通している溝を
、該縦渦の軸に沿って所定の距離だけずれた位置に設け
ることにより、撹乱としての縦渦の速度の遅い境界層底
流のみが吸い込まれる。
また、前記縦渦の軸は壁に固定して略等間隔で発生する
ことに着目し、物体内に連通している溝を略渦軸間隔で
設けた。
ことに着目し、物体内に連通している溝を略渦軸間隔で
設けた。
もって、政情は前述の速度の遅い即ち痩せて変曲点を有
する境界層底流のみを吸い込むことになる。ここで、前
記境界層底流が二次不安定を誘因するものであるので、
該境界層底流のみを吸い込むことにより、二次不安定は
誘因されず、前記溝は境界層を効率良く層流制御するこ
とのみに作用する。また、前述した速度の遅い境界層底
流を有する速度分布が存在する流れ基以外の流れ場には
、政情が存在しないので、政情は新たな乱れの発生源に
はなり難い。
する境界層底流のみを吸い込むことになる。ここで、前
記境界層底流が二次不安定を誘因するものであるので、
該境界層底流のみを吸い込むことにより、二次不安定は
誘因されず、前記溝は境界層を効率良く層流制御するこ
とのみに作用する。また、前述した速度の遅い境界層底
流を有する速度分布が存在する流れ基以外の流れ場には
、政情が存在しないので、政情は新たな乱れの発生源に
はなり難い。
また、上記構成によると、前記吸い込み溝近傍の局所的
流体粒子のみを該吸い込み溝により吸い込む構成となっ
ているため、吸い込み面積も従来と比較して3分の1〜
4分の1に減少させることができ、該粒子の吸い込みパ
ワーが小さくてよい。
流体粒子のみを該吸い込み溝により吸い込む構成となっ
ているため、吸い込み面積も従来と比較して3分の1〜
4分の1に減少させることができ、該粒子の吸い込みパ
ワーが小さくてよい。
つまり、3次元境界層において、層流から乱流に遷移す
る遷移領域で発生する乱流遷移の原因となる撹乱(横流
れ不安定が起きて縦渦タイプの撹乱が発生すること)を
積極的に利用(Act)ve Cont ro l)
することにより、撹乱の渦運動により吸い込むべき境界
層底流を局所的2周期的に集めて、その箇所だけに吸い
込み溝を設け、境界層底流を吸い込み、層流制御を行う
ものである。
る遷移領域で発生する乱流遷移の原因となる撹乱(横流
れ不安定が起きて縦渦タイプの撹乱が発生すること)を
積極的に利用(Act)ve Cont ro l)
することにより、撹乱の渦運動により吸い込むべき境界
層底流を局所的2周期的に集めて、その箇所だけに吸い
込み溝を設け、境界層底流を吸い込み、層流制御を行う
ものである。
層流の方が物体壁表面におけるFIX擦応内応力さく(
第8図及び第9図参照)、境界層の厚みが乱流より小さ
いので、以上のように境界層を層流に維持することによ
り、流路の粘性抵抗を格段に減少させ、且つ飛行安定性
を向上させ、高効率化。
第8図及び第9図参照)、境界層の厚みが乱流より小さ
いので、以上のように境界層を層流に維持することによ
り、流路の粘性抵抗を格段に減少させ、且つ飛行安定性
を向上させ、高効率化。
高安定化を図ることができる。
〈実施例〉
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る第1実施例を示すもので、速度Q
で巡行中の大型航空機の後退角へを有する後退翼1周り
の境界層制御を示すものである。
で巡行中の大型航空機の後退角へを有する後退翼1周り
の境界層制御を示すものである。
翼1の表面には翼前縁2から第2図に示すような厚みδ
の境界層3が形成されるが、同時に各々渦輪4を有する
らせん状の流れである渦5が複数発生する。ここで、境
界層3は層流領域6a、遷移領域6b、乱流領域6cに
分けられるが、層流領域6aは前縁2の極近傍のみで、
翼l全面は殆ど遷移領域6bか乱流領域6 cである。
の境界層3が形成されるが、同時に各々渦輪4を有する
らせん状の流れである渦5が複数発生する。ここで、境
界層3は層流領域6a、遷移領域6b、乱流領域6cに
分けられるが、層流領域6aは前縁2の極近傍のみで、
翼l全面は殆ど遷移領域6bか乱流領域6 cである。
前記渦5の渦輪4に添う速度分布の変化は各々の流れ場
に示すようになっている(7a=7d)。
に示すようになっている(7a=7d)。
また、はぼ渦が発生し終わったと考えられる流れ場7d
における渦輪4と直角な断面であるD −D線断面の流
線及び速度分布は第3図のようになっている。
における渦輪4と直角な断面であるD −D線断面の流
線及び速度分布は第3図のようになっている。
第3図を説明する。
(a)はD−D線に添う主流の三次元の速度分布を表し
たもので、渦輪4方向即ちX軸方向の速度U、翼前縁2
方向即ちY軸方向の速度■を示すものである。
たもので、渦輪4方向即ちX軸方向の速度U、翼前縁2
方向即ちY軸方向の速度■を示すものである。
(b)、(c)はD−D線上の前記渦のらせん方向の微
小速度分布で、該らせん方向Xの速度U、前記らせん方
向Xと垂直な翼平面に添う方向yの速度分布V、翼表面
に垂直な方向の速度分布W、及び流線rを示すものであ
る。
小速度分布で、該らせん方向Xの速度U、前記らせん方
向Xと垂直な翼平面に添う方向yの速度分布V、翼表面
に垂直な方向の速度分布W、及び流線rを示すものであ
る。
(d)はD−D線上に発生した渦の様子を表している。
第3図において、渦輪4から174・λ(λは渦輪の発
生波長)だけY軸方向にずれた位置(図において9のZ
軸)に、速度の遅い境界層底流8を有するX軸方向の速
度Uが存在している。ここで、前記境界層底流8が二次
不安定を誘因するものであるから、この速度の遅い即ち
痩せて変曲点を有する境界層底流8を吸い込むことによ
り、二次不安定が誘因されるのを防止できる。
生波長)だけY軸方向にずれた位置(図において9のZ
軸)に、速度の遅い境界層底流8を有するX軸方向の速
度Uが存在している。ここで、前記境界層底流8が二次
不安定を誘因するものであるから、この速度の遅い即ち
痩せて変曲点を有する境界層底流8を吸い込むことによ
り、二次不安定が誘因されるのを防止できる。
本発明に係る構成として、前記速度の遅い境界層底流8
を有する速度分布が存在している箇所(図において9の
Z軸に相当する位置)は渦輪4に対して移動しないこと
に着目して、前記渦輪4から1/4・λだけずれた位置
にスリット幅t −0,01〜1謹のスリット10を設
けている。該スリッド判は図示しない翼1の内部に設け
たダクトに連通しており、前記速度の遅い境界層底流8
のみを吸い込むことになる。また、該スリット10は縦
渦タイプの撹乱である渦を誘起する横流れ不安定の発生
位置であるところの遷移領域の開始点11より、乱流境
界層の発生点12まで設けられている。ここで前記11
.12は実験で翼1表面をトラバースして速度分布を実
際に調べることにより、確定することが可能である。
を有する速度分布が存在している箇所(図において9の
Z軸に相当する位置)は渦輪4に対して移動しないこと
に着目して、前記渦輪4から1/4・λだけずれた位置
にスリット幅t −0,01〜1謹のスリット10を設
けている。該スリッド判は図示しない翼1の内部に設け
たダクトに連通しており、前記速度の遅い境界層底流8
のみを吸い込むことになる。また、該スリット10は縦
渦タイプの撹乱である渦を誘起する横流れ不安定の発生
位置であるところの遷移領域の開始点11より、乱流境
界層の発生点12まで設けられている。ここで前記11
.12は実験で翼1表面をトラバースして速度分布を実
際に調べることにより、確定することが可能である。
また、同じく実験(例えば可視化実験等)により、発生
する渦のピッチPである波長λを確認することにより、
前記スリット10を設ける間隔Pを決定することが可能
である。
する渦のピッチPである波長λを確認することにより、
前記スリット10を設ける間隔Pを決定することが可能
である。
従って、以上説明したように、本発明に係るスリット1
0を一定ビッチPで設けることにより、スリット10が
、境界層3が層流6aから乱流6Cに遷移する遷移領域
6bにおいて先ず発生する撹乱としての縦渦5を積極的
に吸い込むことが可能となる。
0を一定ビッチPで設けることにより、スリット10が
、境界層3が層流6aから乱流6Cに遷移する遷移領域
6bにおいて先ず発生する撹乱としての縦渦5を積極的
に吸い込むことが可能となる。
更に、スリット10を設ける箇所を前述のように限定し
たので、該スリット10は撹乱としての縦渦5の速度の
遅い境界層底流8のみを吸い込む、また、全体の吸い込
み面積もスリブ)10のみの面積であるから、従来行っ
ていた翼1全面に吸い込み用のスリットを設けることと
比較して3分の1〜4分の1に減少させることができ、
吸い込みパワーを少なくすることができる。
たので、該スリット10は撹乱としての縦渦5の速度の
遅い境界層底流8のみを吸い込む、また、全体の吸い込
み面積もスリブ)10のみの面積であるから、従来行っ
ていた翼1全面に吸い込み用のスリットを設けることと
比較して3分の1〜4分の1に減少させることができ、
吸い込みパワーを少なくすることができる。
また、スリット10が設けられる箇所が限定されるので
、該スリッ目Oが新たな撹乱の要因とは成りえず、もっ
て前記スリット10は境界層を効率良く層流制御するこ
とのみに作用する。
、該スリッ目Oが新たな撹乱の要因とは成りえず、もっ
て前記スリット10は境界層を効率良く層流制御するこ
とのみに作用する。
従って、以上のように境界層3を層流に維持することに
より、翼表面における摩擦応力、及び境界層の厚みを小
さく保つことが可能となり、もって、大型航空機の後退
翼lの粘性抵抗を格段に減少させ、且つ飛行安定性を向
上させ、該大型飛行機の高効率化、高安定化を図ること
ができる。
より、翼表面における摩擦応力、及び境界層の厚みを小
さく保つことが可能となり、もって、大型航空機の後退
翼lの粘性抵抗を格段に減少させ、且つ飛行安定性を向
上させ、該大型飛行機の高効率化、高安定化を図ること
ができる。
−古本実施例において、第3図(C)に示すらせん方向
の微小速度分布より、前記渦は翼表面近傍で前記らせん
方向Xと垂直な翼平面に添う方向yの速度Vと翼表面に
垂直な方向の速度Wとの合成方向に速度を有しているの
で、第4図に示すように前記スリット10を、該合成方
向に沿って開口してもよい。
の微小速度分布より、前記渦は翼表面近傍で前記らせん
方向Xと垂直な翼平面に添う方向yの速度Vと翼表面に
垂直な方向の速度Wとの合成方向に速度を有しているの
で、第4図に示すように前記スリット10を、該合成方
向に沿って開口してもよい。
この場合はさらに吸い込みが行い易くなる。
第5図に本発明の第2実施例を示す。
本実施例は前記第1実施例における大型航空機の機体1
3周りの境界層制御に、本発明を実施したものである。
3周りの境界層制御に、本発明を実施したものである。
本実施例においては、撹乱がほぼ巡行による流れ方向U
に沿って機体表面に発生する渦であることに着目して、
機上14部分から側面中央部15にかけて、機体13の
前後方向に前記スリットIOを設ける。
に沿って機体表面に発生する渦であることに着目して、
機上14部分から側面中央部15にかけて、機体13の
前後方向に前記スリットIOを設ける。
本実施例においても、速度の遅い境界層底流を吸い込む
スリットを前述したように所定の箇所に設けて、吸い込
みを実施しているので、境界層を層流に維持することが
可能となり、機体表面における摩擦応力、及び境界層の
厚みを小さく保つことが可能となる。従って、大型航空
機の機体13の粘性抵抗を格段に減少させ、且つ飛行安
定性を向上させ、前述と同様に該大型飛行機の高効率化
。
スリットを前述したように所定の箇所に設けて、吸い込
みを実施しているので、境界層を層流に維持することが
可能となり、機体表面における摩擦応力、及び境界層の
厚みを小さく保つことが可能となる。従って、大型航空
機の機体13の粘性抵抗を格段に減少させ、且つ飛行安
定性を向上させ、前述と同様に該大型飛行機の高効率化
。
高安定化を図ることができる。
第6図に本発明の第3実施例を示す。
本実施例は、回転飛翔体である弾丸20周りの境界層制
御に、本発明を実施したものである。
御に、本発明を実施したものである。
本実施例においては、回転速度Nで回転している弾丸表
面21に発生する渦22.23は遠心力不安定型の隣同
志が反対に回転するペアー渦である。回転速度Nによっ
て図におけるF点、G点の周方向速度が異なるため、各
々異なった涙じれ角αを有する渦輪を持つ渦22.23
が発生するので、該捩しれ角αに沿ったスリット24.
25を各り設ける。
面21に発生する渦22.23は遠心力不安定型の隣同
志が反対に回転するペアー渦である。回転速度Nによっ
て図におけるF点、G点の周方向速度が異なるため、各
々異なった涙じれ角αを有する渦輪を持つ渦22.23
が発生するので、該捩しれ角αに沿ったスリット24.
25を各り設ける。
また、弾丸20の中心には該弾丸底部26に開口してい
る中空部27を設けており、前記スリット24゜25は
該中空部27に連通している。ここで、弾丸20の周り
の流れによる圧力効果により、スリット24゜25を設
けた箇所に比べて弾丸底部26は圧力が低いため、該ス
リブ1−24.25からは表面上の速度の遅い境界層底
流が自然に吸い込まれる。
る中空部27を設けており、前記スリット24゜25は
該中空部27に連通している。ここで、弾丸20の周り
の流れによる圧力効果により、スリット24゜25を設
けた箇所に比べて弾丸底部26は圧力が低いため、該ス
リブ1−24.25からは表面上の速度の遅い境界層底
流が自然に吸い込まれる。
よって、本実施例においても、速度の遅い境界層底流を
吸い込むスリット24.25を、前述したように所定の
箇所に設けて、吸い込みを実施することにより、境界層
を層流に維持することが可能となり、弾丸表面21にお
ける摩擦応力、及び境界層の厚みを小さく保つことが可
能となる。従って、弾丸20の粘性抵抗を格段に減少さ
せ、例えば同じ火薬力で大きな飛行速度の弾丸が飛行す
ることになり、高性能化を図ることができる。
吸い込むスリット24.25を、前述したように所定の
箇所に設けて、吸い込みを実施することにより、境界層
を層流に維持することが可能となり、弾丸表面21にお
ける摩擦応力、及び境界層の厚みを小さく保つことが可
能となる。従って、弾丸20の粘性抵抗を格段に減少さ
せ、例えば同じ火薬力で大きな飛行速度の弾丸が飛行す
ることになり、高性能化を図ることができる。
また、本実施例においては、境界層底流が弾丸20周り
の圧力降下により自然に吸い込まれるため、吸い込みに
必要なパワーを発生する構成は不要となるという効果も
ある。
の圧力降下により自然に吸い込まれるため、吸い込みに
必要なパワーを発生する構成は不要となるという効果も
ある。
以上説明した各実施例において、物体表面にスリットを
設けることにより、渦の発生位置がずれる(平行移動す
る)ことが考えらるが、前記渦輪に沿って僅かな凹面を
設けることにより、防止することができる。
設けることにより、渦の発生位置がずれる(平行移動す
る)ことが考えらるが、前記渦輪に沿って僅かな凹面を
設けることにより、防止することができる。
本発明に係る他の実施例として、船体周りの流れの境界
層制御に実施しても良い、特に競技用ヨツトや、高速艇
、大型タンカー等に実施すると、粘性抵抗低減による船
の航行速度の増加や、航行燃費の改善等に有効である。
層制御に実施しても良い、特に競技用ヨツトや、高速艇
、大型タンカー等に実施すると、粘性抵抗低減による船
の航行速度の増加や、航行燃費の改善等に有効である。
また、増速ノズルや異径管接続部、曲がり等の凹部を有
する収縮流路内において発生する遠心力による撹乱を、
前述したスリットを設けることによって速度の遅い境界
層底流を吸い込ませることにより、流路抵抗の低減が可
能となる。
する収縮流路内において発生する遠心力による撹乱を、
前述したスリットを設けることによって速度の遅い境界
層底流を吸い込ませることにより、流路抵抗の低減が可
能となる。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明によれば、物体の周りの3
次元境界層中に発生する撹乱を吸い込む溝を、縦渦タイ
プの撹乱を誘起する横流れ不安定の発生位置から乱流境
界層の発生点まで、該縦渦の軸に沿って略縦渦軸間隔で
設けたので、境界層を少ないパワーで効率良く層流制御
することが可能となり、流路の粘性抵抗を格段に減少さ
せ、且つ飛行安定性を向上させ、高効率化、高安定化を
図れるという効果がある。
次元境界層中に発生する撹乱を吸い込む溝を、縦渦タイ
プの撹乱を誘起する横流れ不安定の発生位置から乱流境
界層の発生点まで、該縦渦の軸に沿って略縦渦軸間隔で
設けたので、境界層を少ないパワーで効率良く層流制御
することが可能となり、流路の粘性抵抗を格段に減少さ
せ、且つ飛行安定性を向上させ、高効率化、高安定化を
図れるという効果がある。
第1図は本発明に係る境界層制御用吸い込み装置を翼周
りの境界層制御に応用した第1実施例を示す概略斜視図
、第2図は翼周りの境界層を示す断面図、第3図は境界
層内に発生する渦を説明する説明図、第4図は本発明に
係るスリットの略断面図、第50図は本発明に係る境界
層制御用吸い込み装置を機体周りの境界層制御に応用し
た第2実施例を示す概略構成図、第6図は弾丸周りの境
界層制御に応用した第3実施例を示す概略構成図、第7
図は境界層の状態と抵抗との関係を示す図、第8図はな
めらかな平板の摩擦抵抗係数とレイノルズ数との関係を
示す図、第9図は3次元境界層に発生する撹乱の横断面
図、第10図〜第12図は従来の境界層吸い込み装置を
示す斜視図及び断面図、第13図は従来の境界層吸い込
み装置におけるスリットタイプの吸い込み溝を示す斜視
図、第14図は同上従来例における穴タイプの吸い込み
孔を示す斜視図である。 1・・・N 3・・・境界層 4・・・渦輪 5
・・・渦6a・・・層流領域 6b・・・遷移領域
6C・・・乱流領域 7a〜7d・・・流れ場
8・・・境界層底流 10・・・スリット11・・・
遷移領域の開始点12・・・乱流境界層の発生点 特許出願人 小濱 泰昭 笹島 富二雄 代理人 弁理士 笹 島 冨二雄 第5図 第13図 第14図
りの境界層制御に応用した第1実施例を示す概略斜視図
、第2図は翼周りの境界層を示す断面図、第3図は境界
層内に発生する渦を説明する説明図、第4図は本発明に
係るスリットの略断面図、第50図は本発明に係る境界
層制御用吸い込み装置を機体周りの境界層制御に応用し
た第2実施例を示す概略構成図、第6図は弾丸周りの境
界層制御に応用した第3実施例を示す概略構成図、第7
図は境界層の状態と抵抗との関係を示す図、第8図はな
めらかな平板の摩擦抵抗係数とレイノルズ数との関係を
示す図、第9図は3次元境界層に発生する撹乱の横断面
図、第10図〜第12図は従来の境界層吸い込み装置を
示す斜視図及び断面図、第13図は従来の境界層吸い込
み装置におけるスリットタイプの吸い込み溝を示す斜視
図、第14図は同上従来例における穴タイプの吸い込み
孔を示す斜視図である。 1・・・N 3・・・境界層 4・・・渦輪 5
・・・渦6a・・・層流領域 6b・・・遷移領域
6C・・・乱流領域 7a〜7d・・・流れ場
8・・・境界層底流 10・・・スリット11・・・
遷移領域の開始点12・・・乱流境界層の発生点 特許出願人 小濱 泰昭 笹島 富二雄 代理人 弁理士 笹 島 冨二雄 第5図 第13図 第14図
Claims (1)
- 物体の周りに形成される3次元境界層中に発生する乱流
遷移の原因となる撹乱を該撹乱の運動を利用して前記物
体内の空間に吸い込む溝を、縦渦タイプの撹乱を誘起す
る横流れ不安定の発生位置から乱流境界層の発生点まで
、該縦渦の軸に沿って略縦渦軸間隔で設けたことを特徴
とする境界層制御用吸い込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63316462A JP2741224B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 境界層制御用吸い込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63316462A JP2741224B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 境界層制御用吸い込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02164696A true JPH02164696A (ja) | 1990-06-25 |
JP2741224B2 JP2741224B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=18077366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63316462A Expired - Lifetime JP2741224B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 境界層制御用吸い込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741224B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009102007A (ja) * | 2002-04-18 | 2009-05-14 | Airbus Deutschland Gmbh | 層流システムのための穿孔スキン構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4736912A (en) * | 1985-06-27 | 1988-04-12 | Messerschmitt-Boelkow-Blohm Gmbh | Apparatus for reducing turbulent drag |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP63316462A patent/JP2741224B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4736912A (en) * | 1985-06-27 | 1988-04-12 | Messerschmitt-Boelkow-Blohm Gmbh | Apparatus for reducing turbulent drag |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009102007A (ja) * | 2002-04-18 | 2009-05-14 | Airbus Deutschland Gmbh | 層流システムのための穿孔スキン構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2741224B2 (ja) | 1998-04-15 |
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Legal Events
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