JPH02164135A - 衛星受信信号の再送信方法および再送信装置並びに受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は衛星受信信号の再送信方法および再送信装置並
びに受信装置に係り、特に、マンションや共同住宅等の
集合住宅における衛星放送の共同受信に好適する再送信
方法および再送信装置並びに受信装置に関する。

（従来の技術〕 近年、衛星放送の普及に伴って集合住宅でも衛星放送の
受信希望が高まっているが、各家庭毎に衛星放送用アン
テナを設置すると建物の概観上から好ましくないとの配
慮から、集合住宅では衛星放送を共同受信しようとする
要請が強くなっている。

そして、集合住宅で衛星放送を共同受信する場合には、
従来１次の方式を採用するのが一般的である。

第１は、ＶＨＦおよびＵ　ＨＦ帯の共同受信用伝送径路
をそのまま利用するもので、コンバータを内蔵した衛星
放送用アンテナを既設の分配器に接続するとともに、既
設の同軸ケーブルを介して衛星放送用アンテナからの第
１中間周波信号（Ｉ３Ｓ−Ｉ　Ｆ）を各家庭の衛星放送
用チューナ装置へ供給する方法である。

第２はＵＨＦ標準放送方式であり、衛星放送用アンテナ
からの第１中間周波信号（ＢＳ−ＩＦ）を衛星放送用チ
ューナ装置で一度復調し２例えばＵＴ■Ｆ帯の１３チヤ
ンネルのテレビ信号に再変調してヒ述した既設の同軸ケ
ーブルを介して各家庭に供給する方式である。

〔発明が解決し７ようとする課題〕 しかしながら、既設の同軸ケーブルで第１中間周波信号
（ＢＳＩＦ）を供給する第１の方式では、第１中間周波
信号（ＢＳ−ＩＦ）が１〜１゜３　Ｇ　ｆ（ｚと言った
超高周波であるから、既設の分配器や同軸ケーブルでは
第１中間周波信号（ＢＳＩＦ）の損失を無視できず、超
高周波帯まで使用可能な分配器や同軸ケーブルに交換す
る必要があり、工事が面倒でコスト高となる。

しかも２分配器や同軸ケーブルが建物内に埋設された構
造となっている場合には、交換がほとんど不可能である
。

他方、第２のＵ　ＨＦ標準放送方式では、復調した映像
信号をＡＭ変調するとともに、ＰＣＭ（パルス符号変調
：　Ｐｕ１ｓｅ　Ｃｏｄｅ　Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ　）
変調信号を復調してＤ／Ａ変換した音声信号をＦＭ変稠
し、標準のＵ　ＨＦテレビ信号として送出する関係から
、せっかくのＰＣＭ変調信号がアナログ信号として再送
出され、音声信号をＰＣＭ変調して送出する衛星放送の
利点が損なわれる難点がある。

本発明はこのような従来の欠点を解決するためになされ
たもので、従来のＵ　ＨＦ　／　Ｖ　ＨＦ帯用の共同受
信システムをそのまま使用可能で、ＰＣＭ変調信号も伝
送可能な安価な衛星受信信号の再送信方法および再送信
装置並びに受信装置を提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

このような課題を解決するために本発明の再送信方法は
、衛星受信信号から少なくとも０〜４゜５ＭＨｚの映像
信号と、ＰＣＭ音声信号による５゜７３ＭＨｚを中心と
したＱＰＳＫ信号とを復調分離し、これら映像信号およ
びＱＰＳＫ信号でＶ　ＨＦ帯もしくはＵ　ＨＦ帯チャル
ネルの搬送波をＡＭ複合変調して伝送ケーブルへ送出す
る構成となっている。

また９本発明の再送信装置は、衛星受信信号から少なく
とも０〜４．５ＭＨｚの映像信号と５．７３　Ｍ　ＩＩ
　ｚを中心としたＰＣＭ音声信号によるＱＰＳＫ信号と
を復調分離する集中受信回路を形成し。

この集中受信回路にはそれら映像信号およびＱＰＳＫ信
号とでＶ　ＩＩ　Ｆ帯もしくはＵ　ＩＩ　Ｆ帯チャルネ
ルの搬送波をＡＭ複合変調し、伝送ケーブルへ送出する
複合変調回路を接続した構成となっている。

さらに、衛星受信信号の受信装置は、その伝送ケーブル
にて伝送されるテレビ信号を選択して周波数変換するチ
ューナ回路に、この出力信号から映像信号を分離する第
１の復調回路を接続し、その出力信号からＱＰＳＫ信号
を抽出してＱＰＳＫ復調する第２の復調回路をそのチュ
ーナ回路に接続するとともに、その第２の復調回路には
被復調信号をＰＣＭ復号する第３の復調回路を接続して
構成されている。

〔作　用〕 このような手段を備えた本発明の再送信方法および再送
信装置では、衛星放送受信信号からＯ〜４．２ＭＨｚの
映像信号と、５．　７３　ＭＨｚを中心としたＱＰＳＫ
信号とが復調分離され、ＰＣＭ音声信号がデジタル信号
の状態でＶ　ＨＦ帯もしくはＵ　ＨＦ帯チャルネルにＡ
Ｍ複合変調されて伝送ケーブルへ送出される。

一方１本発明の受信装置側では、その伝送ケーブルから
の受信信号を選択復調して映像信号およびＱＰＳＫ信号
が得られ、そのＱＰＳＫ信号が復ｉｌｌされてＰＣＭ復
号化される。

〔実　施　例〕

以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

なお、衛星受信信号の再送信方法については。

便宜上、再送信装置の説明の中で示す。

第１図は本発明に係る衛星受信信号の再送信装置の一実
施例を示すブロック図である。

衛星放送用アンテナｌは１２ＧＨｚ帯の衛星放送を受信
するもので、衛星受信信号を１〜１．　３Ｇ　Ｈｚの第
１中間周波信号（ＢＳｉＦ）に変換するコンバータを内
蔵しており、各衛ヱ放送チャンネル毎の第１中間周波信
号（ＢＳ−ＩＦ）を分配する分配器３に接続されている
。

以下の説明は、衛星受信信号の再送信装置において分配
器３の−のチャンネルについて接続される装置の構成を
示しているが、他のチャンネルについても略同様である
。

分配器３には従来の衛星放送チューナ装置等からなる集
中受信回路５が接続されている。

この集中受信回路５は１例えば、チューナ回路５ａ、Ｆ
Ｍ復調回路５ｂ、映像信号処理回路５ｃ。

ＰＣＭ音声復Ｅ１１回路５ｄおよびアナログ音声再生回
路５ｅを有して構成されている。

チューナ回路５ａは第１中間周波信号（ＢＳ−ＩＦ）を
４００ＭＨｚ帯の第２の中間周波信号に変換するもので
、ＦＭ復調回路５ｂはこの第２の中間周波信号をＦＭ復
調し、映像信号処理回路５ＣはこのＦＭ復調された信号
から映像信号を抽出するものである。

ＰＣＭ音声復調回路５ｄはその被ＦＭ復調信号からＱＰ
ＳＫ　（４相位相：　Ｑｕａｄ　Ｐｈａｓｅ　５ｈｉｆ
ｔ　Ｋｅｙｉｎｇ　）信号を抽出してＱＰＳＫ復調した
デジタル信号を出力するもので、アナログ音声再生回路
５ｅはそのＰＣＭ音声復調回路５ｄからのデジタル信号
をＰＣＭ復合化、Ｄ／Ａ変換および分離処理して左右の
アナログ音声信号（Ｌ、Ｒ）と、この左右のアナログ音
声信号がステレオ音声か２ケ国語音声かを区別するモー
ド信号とを出力するものである。

ＰＣＭ音声復調回路５ｄからのデジタル信号が出力端Ａ
から、映像信号処理回路５ｃからの映像信号が出力端Ｂ
から、アナログ音声再生回路５ｅからの左右のアナログ
音声信号とモード信号が出力端Ｃ，Ｄ、　Ｅから出力さ
れるようになっている。

集中受信回路５は、出力端ＡからＱＰＳＫ復調される前
のＱＰＳＫ信号をそのままのデジタル信号として出力す
るように構成することも可能である。

集中受信回路５の出力端Ａには、デジタル信号で５．７
２７２７２ＭＩＩｚの高周波信号をＱＰＳＫ変調するＱ
ＰＳＫ変調回路７が接続されており。

出力端Ｂには４．２ＭＨｚのローパスフィルタ９が、出
力端子Ｃ，Ｄ、Ｅには音声多重変調回路１１が接続され
、音声多重回路１１にはＦＭ変調回路１３が接続されて
いる。

音声多重変調回路１１は、モード信号に基づき。

ステレオ放送の場合には主音声（Ｌ＋Ｒ）信号と副音声
（Ｌ−Ｒ）信号を形成し、副音声（Ｌ−Ｒ）信号で副搬
送波をＦＭ変調してから双方を混合し、２ケ国語放送の
場合には主音声（日本語）信号と副音声（外国語）信号
を形成し、副音声（外国語）信号でＦＭ変調してから双
方を混合するとともに、略５５　Ｋ　）ｆ　ｚのいわゆ
るＱ信号（制御信号）を付加するものである。

ＦＭ変調回路１３はそれら主／副音声の混合信号および
Ｑ信号で４．５ＭＨｚの搬送波をＦＭ変調するものであ
る。

これらＱＰＳＫ変調回路７．ローパスフィルタ９および
ＦＭ変調回路１３は複合変調回路１５に接続されている
。

集中受信回路５の出力端Ａからの信号が５．７２７２７
２ＭＨｚのＱＰＳＫ信号である場合にはＱＰＳＫ変調回
路７は不要であり、破線のように集中受信回路５の出力
端Ａが直接複合変調回路１５に接続される。

この複合変調回路１５は、第２図に示すような周波数に
分布したＱＰＳＫ信号、映像信号、音声多重変調信号（
モノラル信号を含む）を入力し。

Ｖ　ＩＩ　Ｆ帯もしくはＵ　ＨＦ帯５例えばＵ　ＩＩ　
Ｆ帯の２４チヤンネルの搬送波をＡＭ複合変調して出力
するもので、混合器１７に接続されている。なお。

映像信号はθ〜４．２ＭＨｚ帯に、音声多重信号は４．
５ＭＨｚ付近に、そしてＰＣＭ音声信号によるＱＰＳＫ
信号は５．７３ＭＨｚを中心にした略±８００　Ｋ　Ｈ
ｚに分布する。

混合器１７には、受信可能チャンネル分の上述した構成
と同様のものおよびケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）送信装
置（図示せず）が接続されており。

混合器１７はこれらの装置からの信号を混合して従来公
知のＵ　ＩＩ　Ｆ　／　Ｖ　Ｔ（Ｆ帯共同受信用の同軸
ケーブル１９に出力するものである。

次に、このような本発明の再送信装置の動作を簡単に説
明する。

衛星放送用アンテナ１で受信され第１中間周波信号（Ｂ
Ｓ−ＩＦ）に変換された衛星受信信号が衛星チャンネル
毎に分配器３によって分配され１例えばある集中受信回
路５に加えられる。

集中受信回路５の各出力端Ａ−ＥにはＰＣＭ音声信号に
よるデジタル信号、映像信号、左右のアナログ音声信号
およびモード信号が出力され、デジタル信号がＱＰＳＫ
変調回路７へ、映像信号がローパスフィルタ９へ、左右
のアナログ音声信号およびモード信号が音声多重変調回
路１１へ向けて出力される。

ＱＰＳＫ変調回路７ではデジタル信号で５．７２７２７
２ＭＨｚの高周波借りがＱＰＳＫ変調されて複合変調回
路１５へ加えられ、ローパスフィルタ９では映像信号中
の４．２ＭＨｚ以上の周波数成分が抑圧されて複合変調
回路１５へ出力される。

音声多重変調回路１１では、モード信号に基づいて例え
ば主音声（Ｌ＋Ｒ）信号と副音声（Ｌ−Ｒ）信号を形成
し、副音声（Ｌ　−Ｒ）信号で田川送波をＦＭ変調して
から双方を混合し、Ｑ信号を付加してＦＭ変調回路１３
へ出力する。

ＦＭ変調回路１３ではそれら主／副音声の混合信号およ
びＱ信号で４．５ＭＨｚの搬送波をＦＭ変調して複合変
調回路１５へ出力する。

集中受信回路５の出力端ＡからＱＰＳＫ信号が出力され
る構成では、直接複合変調回路１５に加えられる。

複合変調回路１５では、第２図のように周波数分布した
ＱＰＳＫ信号、映像信号および音声多重度２瑚信号でＵ
ＨＦ帯の２４チヤンネルの搬送波をへＭ変調して混合器
１７へ出力し、混合器１７では各チャンネルやＣＡＴＶ
からのテレビ信号を混合して伝送ケーブルとしての同軸
ケーブル１９に出力する。

このような再送信装置から分かるように本発明に係る再
送信方法は、受信衛星信号から０〜４゜５ＭＩＩｚの映
像信号および５．７３ＭＨ２を中心としたＱＰＳＫ信号
を分％１を復調し、そのＱＰＳＫ信号から複合、Ｄ／Ａ
変換および分離処理して左右のアナログ音声信号を出力
し、その左右のアナログ音声信号を音声多重変調および
ＦＭ変調する一方、　　Ｏ〜４　、　２　Ｍ　Ｈｚの映
像信号、ＱＰＳＫ信号およびＦＭ変調された音声多重信
号で所定のＵｌ−Ｉ　Ｆ帯のチャンネ搬送波をＡＭ複合
変調し、その所定チャンネルのテレビ信号にして同軸ケ
ーブル１９へ送出するものである。

そして９分離復調されたＰＣＭ音声信号の形態に従って
直接もしくはＱＰＳＫ変調回路７を介して複合変調回路
１５でＡＭ複合変調すればよくＱＰＳＫ変調回路７を複
合変調回路１５の一部として考えてもよい。

ところで１本発明は、従来の共同受信システムを利用し
てもＰＣＭ音声信号の利点を損ねないと言う観点から、
映像信号およびＰＣＭ音声信号についての回路構成を有
していれば本発明の目的達成が可能であり、音声多重信
号についての回路構成は目的に応じて追加構成すればよ
い。

また、混合器１７では各衛星放送チャンネルもしくはＣ
ＡＴＶとを区別するために判別信号を付加することが好
ましい。

次に１本発明に係る衛星受信信号の受信装置であり、上
述した再送信装置によって送出された１３号の受信装置
を説明する。

第３図はその一実施例を示すブロック図である。

同軸ケーブル１９の接続されたチューナ回路２１はＶ　
Ｉ（ＦおよびＵＨＦ帯やＣＡＴｖのテレビ信号を選択し
て低中間周波数に変換して複合映像信号を出力するもの
であり、映像中間周波増幅／復調回路２３およびＱＰＳ
ＫｆＲ調回路２５に接続されている。

なお、混合器Ｉ７で判別信号を付加する場合にはチュー
ナ回路２１で読み取られてチャンネル選択に用いられる
。

映像中間周波増幅／復調回路２３は復調前の複合映像信
号を増幅して映像信号と音声信号を分離するものであり
１分離した映像信号は例えばビデオテープレコーダ（Ｖ
ＴＲと略称する）に出力され９分離された音声信号は音
声多重復調回路２７に接続される。

この音声多重復調回路回路２７は２分離音声信号をＦＭ
復調して主／副音声とモード信号に分離し。

副音声をＦＭｆｆｌ調して主／副音声から左右の音声信
号に分離するとともにモード信号によってステレオ音声
と２ケ国語放送を切換え出力するものである。

映像中間周波増幅／復調回路２３で分離された音声信号
に基づいて音声多重復調する方式はインターキャリア方
式であるが、チューナ回路２１が独立した音声多重信号
を出力する構成であれば。

音声中間周波増幅／復調回路２９を介して音声多重復調
回路２７に接続し、セパレートキャリア方式に対応させ
ることも可能である。

Ｑ　Ｐ　Ｓ　Ｋ　復調回路２５は、一定の固定位相の基
準信号を用いてチューナ回路２１からの出力信号をＱ　
Ｐ　Ｓ　Ｋ　ｔｉＫＩＮしてデジタル信号に復調するも
のであり、ＰＣＭ復調回路３１に接続されている。

ＱＰＳＫ復調回路２５はチューナ回路２Ｉの他。

南岸放送用の既存のチューナ装置３３のＦＭ変調回路か
らの信号を入力可能に構成してもよい。

ＰＣＭ復調回路３１はＱＰＳＫ復調回路２５からの復調
信号をＰＣＭ音声デコード処理して復号化し、Ｄ／Ａ変
換してマクチプレクサ等によって左右の音声信号に分離
するとともに、所定のフィルタを通過させて左右の音声
信号やモノラル音声信号等を出力するものである。

このような受信装置では、同軸ケーブル１９から伝送さ
れたＵ　Ｉ（Ｆ帯２４チャンネルのテレビ信号が千１−
す回路２１にて選択されて周波数変換され、映像中間周
波増幅／復調回路２３にて増幅復調されて映像信号およ
び音声信号に分離される。

映像信号はＶＴＲに出力されて録画等に利用される一方
、音声信号は音声多重復調回路２７にてＦＭｉ夏調して
主／副音声とモード信号に分離し。

更に副音声をＦＭ復調し、主／副音声から左右の音声信
号に分離してモード信号によって切換え出力する。

ＱＰＳＫ復調回路２５では、チューナ回路２１からの出
力信号からＱＰＳＫ信号を抽出してＱＰＳＫ復調し、Ｐ
ＣＭ復ｔｌｆｆ１回路３１に加える。

ＰＣＭ復調回路３１では復調デジタル信号をＰＣＭ復号
化し、Ｄ／Ａ変換して信号処理し、左右の音声信号に分
離させて左右の音声信号やモノラル音声信号を出力する
。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の衛星受信信号の再送信方法
および再送信装置は、少なくとも衛星放送信号からＯ〜
４．２ＭＨｚの映像信号と５゜７３ＭＦｒｚを中心とし
たＱＰＳＫ信号とを復調分離し、これらでＶＨＦ帯やＵ
ＨＦ帯チャルネルの搬送波をＡＭ複複合開開て伝送ケー
ブルへ送出する構成としたから、既設のＶ　ＨＦ　／　
Ｕ　ＨＦ帯用の伝送ケーブルをそのまま使用して各家庭
に衛星放送信号を供給可能となり、設備の交換等が不要
で。

衛星放送の共同受信システムが安価に構築できる。

しかも、衛星放送のＰＣＭ変調信号をデジタル信号のま
ま再伝送するから、衛星放送の利点を損なうことはない
。

そして、ＰＣＭ音声信号に基づくアナログ音声信号で４
．５ＭＨｚのＦＭ変調するとともに、その被変調信号を
ＡＭ複合変調して伝送ケーブルへ送出する構成では、伝
送信号中に通常のテレビジョンで復調可能な４．５ＭＨ
ｚのＦＭ音声があるから、一般的なテレビジョン受像機
やＶＴＲでも受信可能となる。

また１本発明の受信装置は、その伝送ケーブルからの送
出信号を選択復調して映像信号およびＱＰＳＫ信号を分
離するとともに、ＱＰＳＫ復調処理してｐｃＭ７１合す
る構成としたから、一般的な衛星放送用チューナ装置に
おいてＰＣＭ音声復調処理する構成と同様となり、迫力
あるＰＧＭ音声を楽しむことができる。

近年、特定の地域においてＣＡＴＶネットワークを構築
する傾向にあるが２本発明はそのＣＡＴＶネットワーク
をそのまま利用可能であり、応用範囲が集合住宅等に限
定されない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る衛星受信信号の再送信方法および
再送信装置の一実施例を説明するブロック図、第２図は
第１図の再送信装置で伝送する信号の周波数分布を示す
図、第３図は第１図の再送信装置で伝送する信号を受信
する受信装置の一例を示すブロック図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）衛星受信信号から少なくとも映像信号とＰＣＭ音
   声信号によるＱＰＳＫ信号とを分離復調し、これら映像
   信号およびＱＰＳＫ信号でＶＨＦ帯もしくはＵＨＦ帯の
   テレビチャンネル搬送波をＡＭ複合変調し、前記ＶＨＦ
   帯もしくはＵＨＦ帯チャンネルのテレビ信号にして伝送
   ケーブルへ送出する衛星受信信号の再送信方法。
2. （２）衛星受信信号から少なくとも映像信号とＰＣＭ音
   声信号によるＱＰＳＫ信号とを分離復調する集中受信回
   路と、 これら映像信号およびＱＰＳＫ信号でＶＨＦ帯もしくは
   ＵＨＦ帯のテレビチャンネル搬送波をＡＭ複合変調し、
   前記ＶＨＦ帯もしくはＵＨＦ帯チャンネルのテレビ信号
   にして伝送ケーブルへ送出する複合変調回路と、 を具備してなることを特徴とする衛星受信信号の再送信
   装置。
3. （３）衛星受信信号の再送出用伝送ケーブルに接続され
   、この伝送ケーブルにて伝送されるテレビ信号を選択し
   て周波数変換するチューナ回路と、このチューナ回路の
   出力信号から映像信号を分離する第１の復調回路と、 前記チューナ回路の前記出力信号からＱＰＳＫ信号を抽
   出してＱＰＳＫ復調する第２の復調回路と、 この第２の復調回路からの被復調信号をＰＣＭ復号する
   第３の復調回路と、 を具備してなることを特徴とする衛星受信信号の受信装
   置。