JPH02163495A - 循環水ポンプ動翼開度制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、火力発電所における復水器に冷却水を送る循
環水ポンプの動翼を制御する循環水ポンプ動にσ１１度
制御回路に関する。

（従来の技術） 火力発電所の蒸気タービンで仕７７（を終えた蒸気は、
復水器の中で冷却され水に戻される。この復水器に冷却
水を送るｖａ環水ポンプは、熱効率を高めるため、＠環
水ポンプの動翼開度が可変な動翼ポンプが採用されるよ
うになってきた。循環水ポンプの動翼開度は、発電機出
力および冷却水の復水器入］コ温度から必要な冷却水量
を算出して決められている。

したがって、発電機出力が増えるに従い、また、復水器
人［１の冷却水温度が高くなるに従い、循環水ポンプの
動翼開度は大きくなり、復水器の冷却水量を増加するよ
うに制御される。

第２図に発ｆｆ１機出力と復水器入口の冷却水温度によ
り制御される動翼開度のパターンの一例を示す。

（発明が解決しようとする課！ｉ１） ところが、復水器の冷却水管は非常に細く（一般的には
直径が約３２ｍｍ）、また、冷却水として海水を使用し
ているので、冷却水管には不純物やゴミが付着し、冷却
水の流れを悪くする。したがって、循環水ポンプの動翼
開度が同一であっても冷却効果が落ちることがしばしば
ある。

冷却水管の冷却効果が落ちると、復水器内の真空度が低
下し、あるいは復水器内の温度が上昇し。

発電効率が下がるばかりでなく、最悪の場合、最終段の
タービン翼が破損して重大事故につながるおそがある。

そこで、復水器の入口と出口の冷却水温度差を監視し、
この冷却水温度差が規定値以上になると、発電機出力と
復水器入口の冷却水温度から決まる循環水ポンプの動翼
開度に一定値のバイアスを加えた制御を行ったり、冷却
水を逆流させて冷却水管の洗浄をしたりしている。洗浄
がうまくいかずに冷却効果が上がらない場合には発電機
出力を下げて熱源となる蒸気流を減らす措置がとられる
が、そうすると、第２図に示すパターン例の通りに発電
機出力を下げることになるので、それにしだがい循環水
ポンプの動翼開度も小さくなるため、復水器の冷却効果
がさらに落ち、復水器の入口と出口の冷却水の温度差が
拡大し、その結果、発電機を停止しなければならなくな
るという問題があった。

本発明は、発電機出力を緊急に下げた場合には、循環水
ポンプの動翼開度が変わらず、冷却水効果の上がる循環
水ポンプ動翼開度制御回路を提供することを目的とする
。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明における循環水ポンプ動翼開度制御回路は、発電
機出力と復水器入口海水温度とに応じた循環水ポンプの
動翼開度設定信号を出力する設定回路を備えたものにお
いて、復水器出口の冷却水温度と復水器入口の冷却水温
度との温度差が規定の値以上となったことを検出する温
度差検出回路と、発電機の出力を常時記憶する発電機出
力メモリ回路とを設け、前記温度差検出回路で復水器の
冷却水が規定値以上の温度差になったことを検出した場
合には、その出力信号により前記発電機出力メモリ回路
を発電機出力から切り離して、前記発電機出力メモリ回
路に記憶されている温度差検出直前の発電機出力に応じ
た循環水ポンプ動翼開度設定信号によって循環水ポンプ
の動翼開度を制御するようにしたものである。

（作用） 循環水ポンプの動翼開度の関数は、発電機出力および復
水器入口の冷却水温度を変数として表わされるが、復水
器冷却は、海水を利用するため。

月間および週間の単位で考えても大幅な変動がなく、循
環水ポンプの動翼は主に発電機出力を変数として開度設
定される。

通常における発電機の負荷降下を行なう際には、発電機
出力に応じた循環水ポンプの動翼開度となり１発電機出
力が少なくなると復水器の冷却水も少なくて済み、循環
水ポンプの＃Ｊχ開度を絞ることになる。

一方、循環器に海水温度高による緊急負荷降下の際には
１発電機出力信号に代えて、発電機出力メモリ回路に記
憶されている緊急負荷降下直前の発ｆｆｉ機出力信号に
よって循環水ポンプの動翼開度を一定開度に保持しつつ
発電機の負荷を降下させる。これにより復水器の冷却水
が異常に高温となることを早期に回避することができる
。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。通
常の運転状態の場合には、発電機出力センサｌで検出す
る実発電機出力信号５と、復水器入口海水温度センサ２
で検出する復水器入口海水温度信号１２とを開度設定回
路６に与える。開度設定回路６はこれら信号を変数とし
て循環水ポンプ動翼開度を設定し、バイアス回路７を介
して、循環水ポンプに対し循環水ポンプ動翼開度設定信
号４を出力し、循環ポンプ動翼開度を制御する。

ここで、開度設定回路６は、運転状態に見合う最適な循
環水ポンプ動Ｘ開度設定信号を生成する機能を有する。

冷却水管に不純物やゴミなどの付着が原因となる復水器
の冷却水温度に異常が発生した場合には、復水器出口の
海水温度センサ３で検出した復水器出口海水温度信号１
３と、復水器入口海水温度信号１２との温度差を常時監
視する温度差検出回路１７で検出する。即ち、復水器入
口および復水器出口海水温度差信号１４が規定値以上の
信号になると、その出力はバイアス設定回路１５に出力
され、バイアス設定回路１５でバイアスを設定する。バ
イアス設定回路で設定されたバイアス信号１６は、バイ
アス回路７に与えられる。バイアス回路７は、開度設定
回路６の出力にバイアス信号１６を加えた循環水ポンプ
動翼開度設定信号４を出力して復水器の冷却効果の回復
を図る。

通常の運転状態においては、実発電機出力信号５は、切
換スイッチ９を介して発′肥機出カメモリ回路ｌＯに入
り、発電機の出力状態を常時記憶している。

復水器出口海水温度が１３が一定時間後も正常状態に回
復せずに、復水器出口海水温度高ＡＮＮ１８が警報を発
すると、切換スイッチ条件２０を動作させ。

切換スイッチ８および切換スイッチ９を切り換える。

即ち、切換スイッチ８は発電機出力メモリ回路１０側に
切り換えられると同時に、切換スイッチ９は発電機出力
と発電機出力メモリ回路１０側とを切り離す。

したがって、発電機出力メモリ回路１０は、発電機出力
のデータに関する更新を停止し、切換スイッチ８，９が
切り換えられる直前のデータ、すなわち緊急負荷降下直
前の発電機出力信号を保持する。

この信号は切換スイッチ８を介して開度設定回路６への
信号となり、循環水ポンプ動翼開度を保持したまま緊急
負荷降下を行なう。

復水器出口海水温度高ＡＮＮ１ｇが復帰値に達すると、
タイマー回路ＴＤＯ１９によりスイッチ切換条件２０を
解除し、切換スイッチ８および切換スイッチ９を再び元
の状態に切り換えて実発電機出力信号５に追従させると
共に、発電機出力メモリ回路１０のデータ更新を開始す
る。

［発明の効果］ 以上に説明したように本発明によれば、発電機出力デー
タを常に発電機出力メモリ回路に記憶しているため１発
電機負荷の緊急降下時に、復水器出口海水温度高が生じ
ても、循環水ポンプ動翼開度を緊急負荷降下直前の動翼
開度に保持することができるので、発電機における異常
状態を速やかに回避し、安定した発電機の運転が可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図。 第２図は発電機出力と復水器入口冷却水温度により制御
される動翼開度パターンの一例を示す説明図である。 １・・・発電機出力センサ、２・・・復水器入口海水温
度センサ、３・・・復水器出口海水温度センサ、１１・
・・循環水ポンプ動翼開度設定信号、５・・・実発電機
出力信号、６・・・開度設定回路、７・・・バイアス回
路、８・・・切換スイッチ（１）、９・・・切換スイッ
チ（２）、　ｔｏ・・・発電機出力メモリ回路、　１１
・・・緊急負荷降下直前の発電機出力信号、１２・・・
復水器入口海水温度信号、１３・・・復水器出口海水温
度信号、　１４・・・復水器入口、出口海水温度差信号
、１５・・・バイアス信号設定回路、１６・・・バイア
ス信号、１７・・・温度差検出回路、１８・・・復水器
出口海水温度高ＡＮＮ、１９・・・タイマー回路（ＴＤ
Ｏ）、２０・・・スイッチ切換条件。 （７３１７）　　代理人　弁理士　則近　憲　佑（８８
６９）　　　同　　第子丸　健 第 図 □先電磯Ｌｌ＋１つ 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発電機出力と冷却水入口温度とを入力して循環水ポンプ
   の動翼開度設定信号を出力する開度設定回路を備えた循
   環水ポンプ動翼開度制御回路において、発電機の出力を
   常時記憶する発電機出力メモリ回路と、復水器出口の冷
   却水温度と復水器入口の冷却水温度との温度差が規定の
   値以上となったことを検出する温度差検出回路と、この
   温度差検出回路で規定値以上の温度差が検出された場合
   に、前記開度設定回路に入力する発電機出力を温度差検
   出直前の前記発電機出力メモリ回路の出力に切り換える
   切換回路とを設けたことを特徴とする循環水ポンプ動翼
   開度制御回路。