JPH02162912A - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

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JPH02162912A
JPH02162912A JP31768088A JP31768088A JPH02162912A JP H02162912 A JPH02162912 A JP H02162912A JP 31768088 A JP31768088 A JP 31768088A JP 31768088 A JP31768088 A JP 31768088A JP H02162912 A JPH02162912 A JP H02162912A
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JP
Japan
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circuit
mosfet
resistance
gate
filter
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JP31768088A
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English (en)
Inventor
Satoru Tano
哲 田野
Mamoru Sawahashi
衛 佐和橋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気的制御信号によりフィルタ周波数特性を可
変に設定可能なフィルタ回路に関する。
本発明は、可変抵抗回路としてMOSFETを用いた周
波数特性が可変のフィルタ回路において、寸法の異なる
MOSFETを用いることにより、抵抗値の可変範囲を
拡大し、周波数特性の可変領域を拡大するものである。
〔従来の技術〕
集積可能でフィルタ周波数特性が可変のアナログフィル
タ回路としては、RCアクティブフィルタ、スイッチト
キャパシタフィルタ(以下「SCF」という) 、MO
SFETアナログフィルタなどが知られている。
第11図にRCアクティブフィルタの回路構成例を示す
RCアクティブフィルタのフィルタ周波数特性を変化さ
せるには、抵抗あるいは容量を変化させる必要がある。
第11図に示した例は、抵抗を変化させる場合の例を示
す。すなわちこのRCアクティブフィルタは、入力端子
1と出力端子2との間の可変抵抗回路3.4、コンデン
サ5.6および演算増幅器7により構成される。
第12図は可変抵抗回路3.4の一例を示す。
集積化可能な可変抵抗回路は、抵抗値が異なる複数の抵
抗を切り替えることで実現される。第12図に示した例
では、抵抗値が異なる抵抗10.11.12のいずれか
をスイッチ13で選択することにより、抵抗端子8.9
間の抵抗値が変化する。
しかし、RCアクティブフィルタは、集積化した場合に
抵抗と容量の素子感度が大きい。このため、設計値から
の誤差、素子の温度偏差が太き(、高精度のフィルタ回
路を製造することは困難である。また、抵抗切替による
可変抵抗回路は、集積化したときにICチップ上で大き
な面積を占める抵抗を複数使用するため、面積が大きく
なる欠点がある。
周波数特性が可変でしかもモノリシックICへの集積化
が容易な回路として、SCFが知られている。SCFで
は、周期的に開閉するスイッチとコンデンサとにより等
価的に抵抗を実現する。SCFの伝達特性は、標本化容
量と積分容量との容量比と、スイッチング周波数とによ
り決定される。
このため、MOSプロセス技術を用いることにより、誤
差1%以下の精度で所望の特性を実現できる。
SCFの問題点としては、サンプル値系フィルタである
ため、クロック周波数f5の整数倍を中心として信号成
分が現れる折り返し現象が生じることがある。この現象
により生じる折り返し信号を除去するためには、ブリフ
ィルタおよびポストフィルタが必要とな−る。これらの
ブリフィルタおよびポストフィルタは、通常はRCアク
ティブフィルタで構成される。このため、集積化した場
合の精度が低下する。確実に折り返し信号を除去するに
は、フィルタの次数を増加させて遮断特性を急峻にする
か、あるいはSCFのクロック周波数を高く設定する必
要がある。しかし、RCアクティブフィルタの次数が増
加すると回路が非常に複雑になり、クロック周波数を高
くすると消費電力が増大する欠点がある。
また、SCFはクロック周波数を変化させることでフィ
ルタ周波数特性を変化させることができるが、同時に、
ブリフィルタとポストフィルタのフィルタ周波数特性も
可変にする必要がある。通常はブリフィルタとポストフ
ィルタをRCアクティブフィルタで構成するため、フィ
ルタ周波数特性の変化を可能とするには、前述したよう
に、集積化した場合の面積が非常に大きくなる欠点があ
る。
MOSFETアナログフィルタは、RCアクティブフィ
ルタの抵抗をMOSFETにより構成された抵抗回路で
置き換えた連続時間系フィルタであり、MOSプロセス
技術により高精度のフィルタを製造できる。また、MO
SFETアナログフィルタは、MOSFET抵抗回路の
抵抗値を変化させることにより、フィルタ周波数特性を
可変に設定できる。
第13図はMOS F ETのドレイン・ソース[圧に
対するドレイン電流特性を示す。
MOS F ET抵抗回路は、MOSFETをゲート・
ソース間電圧によりドレイン電流が制御される電圧制御
抵抗素子として用いるものである。MOSFET抵抗回
路は、抵抗体としてのMOSFETと、MOSFETを
バイアス電圧設定回路と抵抗回路とに切り替えるアナロ
グスイッチとにより構成される。
第14図に二つのMOSFETを用いたMOSFET抵
抗回路の一例を示す。
このMOSFET抵抗回路は、アナログスイッチ16〜
25と、MOSFET26.27、MOSFET26.
27のゲート・ソース間のバイアス電圧をそれぞれ保持
するための容量28.29、およびM OS FET2
6.27のゲート・ソース間のバイアス電圧を設定する
バイアス電圧設定回路30を備える。アナログスイッチ
16〜20とアナログスイッチ21〜25とは、同時に
論理「1」が重なることのない相補的クロック信号によ
り駆動される。
第一の状態では、MOSFET26はアナログスイッチ
16と19を介してそれぞれ抵抗端子14.15に接続
される。MOSFET27のドレイン、ゲートおよびソ
ースは、それぞれアナログスイッチ17.18および2
0を介して、バイアス電圧設定回路30に接続される。
第二の状態では、MOSFET27はアナログスイッチ
21.24を介してそれぞれ抵抗端子14.15に接続
される。MOSFET26のドレイン、ゲートおよびソ
ースは、それぞれアナログスイッチ22.23および2
5を介して、バイアス電圧設定回路30に接続される。
抵抗端子14と15との間の抵抗値は、MOSFET2
6.27が入れ替わっても常に同じ値となる。
このMOSFET抵抗回路において、例えば電源電圧の
高電位側を5Vとし、低電位側をOVとすると、バイア
ス電圧設定回路30により実際に与えられるゲート・ソ
ース間のバイアス電圧の範囲は1.5〜3.5V程度で
ある。MOSFETの線形抵抗とみなせる領域での抵抗
値Rと、最大抵抗値R□8と最低抵抗値Ra1mの比と
、抵抗値のゲート・ソース間電圧による導間数とは、 R=Δ/ (VG −VT )       ・・・・
・−・・・(1)d R=  A/ (VG   Vt
 )2・d Vc −・−(3)で表される。ここで、
VllaMとVmlhは、それぞれゲート・ソース間の
バイアス電圧の上限と下限を表し、V7とV、は、それ
ぞれMOSFETのゲート反転電圧とゲート・ソース間
電圧を表す。
dRとdVGは抵抗値とゲート電圧のそれぞれの微小変
化を表す。AはMOSFETの寸法により決定される定
数である。
式(1)に示すように、一定のゲート・ソース間電圧に
対して、MOSFETの抵抗値は寸法により決定される
Aの値に比例し、ゲート・ソース間電圧とゲート反転電
圧との差に反比例する。また、式(2)に示すように、
ある寸法のMOSFETが実現できる最大と最小の抵抗
値の比は、ゲート・ソース間のバイアス電圧の範囲によ
って決定される。
この一方で、式(3)に示すように、MOSFETの抵
抗値は、MOSFETの寸法により決定されるへの値に
比例し、ゲート・ソース間電圧とゲート反転電圧との差
の二乗に反比例して、ゲート・ソース間電圧の変動によ
り変化する。
したがって、フィルタの周波数特性の可変範囲を決定す
るMOSFETの抵抗値の比は、ゲート電圧の範囲と、
ゲート反転電圧とゲート・ソース間の最低電圧との差と
により決定される。すなわち、ゲート反転電圧とゲート
・ソース間の最低電圧との差が小さいか、あるいは、ゲ
ート・ソース間のバイアス電圧の範囲が広い場合に、M
OSFETの抵抗値の比が大きな値となる。
しかし、ゲート反転電圧とゲート・ソース間の最低電圧
との差が小さい場合には、ゲート・ソース間電圧の微小
変動に対して抵抗値が大きく変動して精度が劣化する。
また、ゲート・ソース間のバイアス電圧の範囲は、前述
のように電源電圧により決定される。このため1.抵抗
値の比により決定されるフィルタ周波数特性の可変範囲
の拡大には限度がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上説明したように、MOSFETアナログフィルタで
実現できるフィルタ周波数特性の可変範囲は、内蔵され
たMOSFET抵抗回路で実現できる抵抗値の範囲によ
り決定される。MOSFET抵抗回路の抵抗値の範囲は
、ある寸法のMOSFETを単独で用いた場合に、バイ
アス電圧設定回路の出力の上限と下限とにより決定され
る。
したがって、バイアス電圧設定回路での出力電圧の範囲
とMOSFETの種類とによって決定されるフィルタ周
波数特性以上には、可変範囲を拡大することができない
。特に、集積化した場合に゛は電源電圧が小さいことが
望ましく、フィルタ周波数特性の可変範囲を拡大するこ
とは困難である。
また、バイアス電圧設定回路の出力電圧範囲が拡大され
たとしても、一定のゲート・ソース間バイアス電圧に対
して高い抵抗値を示すMOSFETは、バイアス電圧の
微小変動に対して抵抗値が大きく変動し、フィルタ周波
数特性の精度が低下する欠点がある。
本発明は、以上の問題点を解決し、フィルタ周波数特性
の可変範囲が広く、かつ精度の高いフィルタ回路を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のフィルタ回路は、可変抵抗回路内に互いに寸法
の異なるMOSFETを備え、これらのMOSFETを
切り替えて使用することを特徴とする。
〔作 用〕
寸法の異なるMOSFETを切り替えて使用することに
より、上述した式〔1)および(3)のAの値を可変に
設定できる。したがって、抵抗値の可変範囲を拡大でき
、フィルタ周波数特性の可変範囲を拡大することができ
る。
〔実施例〕
第1図は本発明第一実施例のフィルタ回路の回路構成を
示す。この実施例は、低域通過フィルタに本発明を実施
したものである。
このフィルタ回路は、コンデンサ35およびMOSFE
T可変抵抗回路34を備え、このMOSFET可変抵抗
回路34は、ソースとドレインとの間が抵抗体として用
いられるMOSFET回路39と、このMOSFET回
路39のソース・ゲート間電圧により抵抗体の抵抗値を
制御する制御手段としてのバイアス電圧設定回路100
および制御回路101と備える。
ここで本実施例の特徴とするところは、M O5FET
回路39が、互いに寸法の異なる複数のMOSFETと
、制御回路101の制御により複数のMOSFETを切
り替えて使用する切替手段とを含むことにある。
第2図はMOSFET可変抵抗回路34の詳細を示す。
このMOSFET可変抵抗回路34は、n個の入力側抵
抗端子36と、それぞれに対応する出力側抵抗端子37
との間で、n個の抵抗を実現する。
アナログスイッチ38は、2に一1番目(k=1〜n)
と2に番目とが同時に論理「1」になることのないよう
に、相補的なりロック信号で駆動される。この論理「1
」が「0」になるまでの時間をTとする。2に一1番目
と2に+1番目のアナログスイッチ38は、論理「l」
になる時間がT / nだけずれている。
バイアス電圧設定回路100に接続されるアナログスイ
ッチ38は、向かい合うアナログスイッチ38(入力側
抵抗端子36に接続されたアナログスイッチ38)が論
理「1」になる直前のT / nの間だけ、論理「1」
となる。
このようにして、k番目の入力端抵抗端子36は、第一
のタイミングでは、入力側の2に番目のアナログスイッ
チ38.2に番目のMOSFET回路39右よび出力側
の2に番目のアナログスイッチ38を介して、k番目の
出力側抵抗端子37に接続される。第二のタイミングで
は、入力側の2に一1番目のアナログスイッチ38.2
に一1番目のMOSFET回路39および出力側の2に
一1番目のアナログスイッチ38を介して、k番目の出
力側抵抗端子37に接続される。2に番目右よび2に一
1番目のMOSFET回路39は、各タイミングの直前
にバイアス電圧設定回路100に接続される。
第3図はMOSFET回路39の詳細を示す回路図であ
る。
MOSFET回路39は、互いに寸法の異なる複数のM
OSFET46と、制御回路101からの制御信号によ
り複数のMOSFET46を切り替えて使用するアナロ
グスイッチ45とを備える。
制御信号入力端子41には、制御回路101からの制御
信号が入力される。抵抗端子42.43は、アナログス
イッチ38を介して入力側抵抗端子36および出力側抵
抗端子37に接続されるか、または、アナログスイッチ
38を介してバイアス電圧設定回路100に接続される
。バイアス電圧入力端子44には、バイアス電圧設定回
路100からゲート電圧が入力される。ゲート・ソース
間のバイアス電圧は、コンデンサ47により保持される
アナログスイッチ45は、制御信号入力端子41に人力
された制御信号により、MOSFET46のいずれか一
つを抵抗端子42.43に接続する。
第4図はMOSFET可変抵抗回路34の別の例として
、寸法の異なる二種類のMOSFETを含む回路を示す
このMOSFET可変抵抗回路は、抵抗端子48、49
、アナログスイッチ50〜67、MOSFET68〜7
1、ゲート・ソース間のバイアス電圧を保持するための
コンデンサ72.73、ゲート・ソース間のバイアス電
圧を設定するバイアス電圧設定回路74、およびMOS
FET68〜71の切替を制御する制御回路75を備え
る。MOSFET68と70は同じ寸法であり、MOS
FET69と71もまた同じ寸法である。ただし、MO
SFET68.70と、MOSFET69.71とは寸
法が異なる。
第5図は第4図に示した回路の動作タイミングチャート
を示す。ここでは、MOSFETの切替制御をバイアス
電圧設定回路74の出力電圧による行う例について説明
する。
バイアス電圧設定回路74の出力電圧が上側しきい値電
圧に達すると、制御回路75は、アナログスイッチ60
〜63をオン状態とする。また、バイアス電圧設定回路
74の出力電圧が下側しきい値電圧に達した場合には、
アナログスイッチ60〜63をオフ状態とする。アナロ
グスイッチ60〜63と64〜67とは、相補的なりロ
ック信号により制御される。アナログスイッチ50〜5
4と55〜59とについては、同時に論理「1」となる
ことのない相補的なりロック信号により駆動する。
バイアス電圧設定回路74の出力電圧が上側しきい値電
圧に達してから下側しきい値電圧に達するまでの間のう
ちの第一の状態、すなわちアナログスイッチ60〜63
がオン状態、アナログスイッチ50〜54がオン状態の
ときには、抵抗端子48と49との間が、アナログスイ
ッチ50.60、MOSFET68およびアナログスイ
ッチ62.53を経由して接続される。MOSFET6
8のゲート・ソース間には、コンデンサ72からバイア
ス電圧が供給される。
このとき、MOSFET70のドレイン、ゲートおよび
ソースは、それぞれ、アナログスイッチ51と61.5
2、および63と54を介して、バイアス電圧設定回路
74に接続される。MOSFET70のゲート・ソース
間には、バイアス電圧設定用のコンデンサ73が接続さ
れ、バイアス電圧設定回路74から供給されるゲート・
ソース間のバイアス電圧を蓄える。
バイアス電圧設定回路74の出力電圧が上側しきい値電
圧に達してから下側しきい値電圧に達するまでの間のう
ちの第二の状態、すなわちアナログスイッチ60〜63
がオン状態、アナログスイッチ55〜59がオン状態の
ときには、抵抗端子48と49との間が、アナログスイ
ッチ55.61、MOSFET70、アナログスイッチ
63.58を経由して接続される。
MOSFET70のゲート・ソース間には、コンデンサ
73からバイアス電圧が供給される。
このとき、MOSFET68のドレイン、ゲートおよび
ソースは、それぞれ、アナログスイッチ56と60.5
7、および62と59を介して、バイアス電圧設定回路
74に接続される。MOSFET68のゲート・ソース
間には、バイアス電圧設定用のコンデンサ72が接続さ
れ、バイアス電圧設定回路74から供給されるゲート・
ソース間のバイアス電圧を蓄える。
バイアス電圧設定回路74の出力電圧が下側しきい値電
圧に達してから上側しきい値電圧に達するまでの間のう
ちの第一の状態、すなわちアナログスイッチ64〜67
がオン状態、アナログスイッチ50〜54がオン状態の
ときには、抵抗端子48と49との間が、アナログスイ
ッチ50.64、MOSFET69およびアナログスイ
ッチ66.53を経由して接続される。MOSFET6
9のゲート・ソース間には、コンデンサ72からバイア
ス電圧が供給される。
このとき、MOSFET71のドレイン、ゲートおよび
ソースは、それぞれ、アナログスイッチ51と65.5
2、および67と54を介して、バイアス電圧設定回路
74に接続される。MOSFET71のゲート・ソース
間には、バイアス電圧設定用のコンデンサ73が接続さ
れ、バイアス電圧設定回路74から供給されるゲート・
ソース間のバイアス電圧を蓄える。
バイアス電圧設定回路74の出力電圧が下側しきい値電
圧に達してから上側しきい値電圧に達するまでの間のう
ちの第二の状態、すなわちアナログスイッチ64〜67
がオン状態、アナログスイッチ55〜59がオン状態の
ときには、抵抗端子48と49との間が、アナログスイ
ッチ55.65、MOSFET71、アナログスイッチ
67.58を経由して接続される。
MOSFET71のゲート・ソース間には、コンデンサ
73からバイアス電圧が供給される。
このとき、MOSFET69のドレイン、ゲートおよび
ソースは、それぞれ、アナログスイッチ56と64.5
7、および66と59を介して、バイアス電圧設定回路
74に接続される。MOSFET69のゲート・ソース
間には、バイアス電圧設定用のコンデンサ72が接続さ
れ、バイアス電圧設定回路74から供給されるゲート・
ソース間のバイアス電圧を蓄える。
抵抗端子48と49との間には、バイアス電圧設定回路
74の出力電圧が上側しきい値電圧に達してから下側し
きい値電圧に達するまでは、第一の状態と第二の状態と
で同じ寸法のMOSFET68.70が相補的に接続さ
れる。また、バイアス電圧設定回路74の下側しきい値
電圧に達してから上側しきい値電圧に達するまでは、・
第一の状態と第二の状態とで、MO3FE768.70
とは寸法が異なるが互いに同じ寸法のMOSFET69
.71が相補的に接続される。MOSFET68.70
とMOSFET69.71とは、制御回路75からの相
補的制御信号により切り替えられる。したがって、この
MOSFET可変抵抗回路を用いたフィルタ回路は、連
続時間系フィルタとして利用できる。
第6図は互いに寸法の異なる二種類のMOSFETを使
用した場合のドレイン・ソース間電圧に対するドレイン
電流の特性を示す。
単独のMO8FE′rのドレイン・ソース間電圧に対す
るドレイン電流の特性については、第13図に示した。
MOSFETはゲート・ソース間電圧によりドレイン電
流を制御する電圧制御抵抗素子であり、その非飽和領域
を抵抗値領域として用いる。
寸法の異なるMOSFETとしてFET(1)とFE 
T (2)を用いた場合の抵抗値は、ゲート・ソース間
電圧範囲V+a i h〜Vf&□に対して、それぞれ
異なる領域をとる。したがって、この二種類のMOSF
ETを切り替えることで、双方の領域の抵抗値を得るこ
とができる。
第7図はMOSFETのゲート・ソース間電圧に対する
抵抗値の特性を示す。
MOS F E T(1)、(2)をそれぞれ単独で用
いた場合には、同一のゲート・ソース間電圧範囲V a
 i h〜V□8における可変抵抗範囲はそれぞれR3
−R3、R2−R4である。これに対して、二種類のM
OSFET(1)、(2)を切り替えることで、可変抵
抗値範囲をR1−R1に拡大できる。
このような最小と最大の抵抗値の比R+ / Raを一
種類のMOSFETで実現しようとすると、式(3)に
より抵抗の精度が劣化する。したがって、本発明により
抵抗値の範囲を拡大でき、しかも精度が向上する。
第8図はバイアス電圧設定回路の一例を示す。
MOSFETアナログフィルタの一例として、■ε8B
)ランザクジョン・オン・サーキッッ・アンド・システ
ムズ、第CAS−29巻第5号、1982年5月(IF
!88  TRANSA(’Tl0N  ON  CI
RCUITS  AND  SYSTBMS。
Vol、:AS−29,No、5. May 1982
) に、スイッチトレジスタフィルタ回路が提案されて
いる。このスイッチトレジスタフィルタ回路は、MOS
FET可変抵抗回路のバイアス電圧設定回路に、スイッ
チトキャパシタ積分器を用いている。このバイアス電圧
設定回路の構成を第8図に示す。
入力端子76には基準入力電圧VRが入力される。
この電圧Vs+は、アナログスイッチ77、標本化容量
82、アナログスイッチ79を介して演算増幅器85の
反転入力に供給される。アナログスイッチ77と標本化
容量82との接続点はアナログスイッチ80を介して接
地され、標本化容量82とアナログスイッチ79との接
続点はアナログスイッチ78を介して接地され、演算増
幅器85の非反転入力もまた接地される。演算増幅器8
5の非反転入力と出力とは積分容量83を介して接続さ
れる。
入力端子76と演算増幅器850反転入力とは、N形M
OSFET81のソースとドレインとに接続される。M
OSFET81のゲートには演算増幅器85の出力が接
続される。MOSFET81のゲート・ソース間には、
バイアス電圧保持のためのコンデンサ84が接続される
アナログスイッチ??、78と79.80とには、互い
に同時に論理「1」となることのない相補的なりロック
信号を入力する。このとき、アナログスイッチ77〜8
0と標本化容量83とにより、等価抵抗が実現される。
この等価抵抗の値は、平行状態においてMO3F E 
T81の抵抗値RF!Tと等しくなる。このとき、RP
Ei=1/(Cu−fs)    ・−・・・・・・・
・・(4)となる。すなわち、MOSFET81の抵抗
値RPETが、標本化容量82の容量値Cuと、クロッ
ク周波数f、とにより決定される。スイッチトレジスタ
回路では、このバイアス電圧設定回路のクロック周波数
を用いて、寸法の異なるMOSFETを切り替えるため
の制御信号とすることができる。
第9図は本発明第二実施例フィルタ回路の構成を示す。
この実施例は、スイッチトレジスタフィルタ回路に本発
明を実施したものである。
入力端子86は、スイッチトレジスタ回路88.89.
90および演算増幅器91を介して出力端子87に接続
される。演算増幅器91の出力端子は、演算増幅器の反
転入力に接続されるとともに、コンデンサ93を介して
、スイッチトレジスタ回路89と90との接続点に帰還
される。スイッチトレジスタ88と89との接続点、お
よびスイッチトレジスタ回路90と演算増幅器91との
接続点は、それぞれコンデンサ92.94を介して接地
される。スイッチトレジスタ回路88〜90は、前述の
MOSFET可変抵抗回路におけるバイアス電圧設定回
路として、第8図に示した回路を用いたものである。す
なわち、寸法の異なるMOSFETを含む。このMOS
FETを切り替えるために、スイッチトレジスタ回路8
8〜90にはそれぞれ制御回路95が接続される。
スイッチトレジスタフィルタ回路は、スイッチトキャパ
シタフルタ回路と同様に、電圧制御抵抗素子としてのM
OSFETのゲート・ソース間電圧を制御することでフ
ィルタ周波数特性を変化させることができる可変帯域フ
ィルタであり、連続時間系フィルタである。このため、
スイッチトキャパシタフィルタのような折り返し雑音が
なく、ポストフィルタやブリフィルタを必要としない。
したがって、集積化した場合に、高精度のフィルタを得
ることができる。
スイッチトレジスタ回路は、NチャネルMOSFETを
用いた場合に、ゲート・ソース間の電圧が高いほど小さ
い抵抗値を実現でき、電圧が低いほど大きい抵抗値を実
現できる。スイッチトレジスタフィルタ回路の遮断周波
数fは抵抗値と反比例し、 f=に/(2πR)          ・・・・・・
・(5)で表される。kはコンデンサによって決定され
る比例定数であり、Rはスイッチトレジスタにより実現
される抵抗値を表す。
第10図は遮断周波数の変化を示す。
寸法の異なる二種類のMOSFET(1)、(2)を単
独で用いた場合には、その抵抗値範囲に対して遮断周波
数はそれぞれf+−fa、fz〜f4であるのに対し、
二種類のMOSFET(1)、(2)を切り替えること
により、遮断周波数領域がf1〜f。
に拡大される。
このように、可変抵抗値の範囲を拡大することにより、
スイッチトレジスタフィルタ回路の周波数領域を拡大で
き、精度の高いMOSFET可変抵抗回路を用いるため
フィルタ周波数特性の精度が高くなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のフィルタ回路は、フィル
タ周波数特性を変化させることのできる範囲が拡大し、
しかも精度を高めることができる効果がある。また、抵
抗値、さらには周波数特性をフィルタ内部の制御回路か
らの電気的制御信号により変えることができるため、モ
ノリシック集積化が容易である効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一実施例のフィルタ回路の構成を示す図。 第2図はMO5FET可変抵抗回路の詳細を示す図。 第3図はMOSFET回路の詳細を示す回路図。 第4図はMOSFET可変抵抗回路の別の例を示す図。 第5図は動作タイミングチャートを示す図。 第6図はドレイン・ソース間電圧に対するドレイン電流
の特性を示す図。 第7図はMOSFETのゲート・ソース間電圧に対する
抵抗値の特性を示す図。 第8図はバイアス電圧設定回路の一例を示す図。 第9図は本発明第二実施例フィルタ回路の構成を示す図
。 第10図は遮断周波数の変化を示す図。 第11図はRCアクティブフィルタの回路構成例を示す
図。 第12図は抵抗切替による可変抵抗回路の一例を示す図
。 第131!lはMOSFETのドレイン・ソース間電圧
に対するドレイン電流特性を示す図。 第14図に二つのMOSFETを用いたMOSFET抵
抗回路の一例を示す図。 1176.86・・・入力端子、2.87・・・出力端
子、3.4・・・可変抵抗回路、5.6.35.47.
72.73.84.92〜94・・・コンデンサ、7.
85.91・・・演算増幅器、8.9.14.15.4
2.43.48.49・・・抵抗端子、10〜13・・
・抵抗、13・・・スイッチ、16〜25.38.45
.50〜67.77〜80・・・アナログスイッチ、2
6.27.46.68〜71.81・・・MOSFET
、28.29・・・容量、30.74.100・・・バ
イアス電圧設定回路、34・・・MOSFET可変抵抗
回路、36・・・入力側抵抗端子、37・・・出力側抵
抗端子、39・・・MOSFET回路、41・・・制御
信号入力端子、44・・・バイアス電圧入力端子、75
.95.101・・・制御回路、82・・・標本化容量
、83・・・積分容量、88〜90・・・スイッチトレ
ジスタ回路。 特許出願人 日本電信電話株式会社 代理人 弁理士 井 出 直 孝 MO5FET回路 昂 3 回 町変抵孔回路 菖 4 図 ドレイン・ソー人間電圧Vos (V)菖 回 Vffi+n V+hω プート・ソース間電圧 Vas (V) 菖 図 (ち。) 電圧設定回塔 R1 R3R2 抵 れ (立) 菖 図 可変率域PCアクティアフィルタ回塔 肩11  回 五坑籾賛ICJる9受、a且回塔 ドレイン・ソース間電工 Vos(V) MOS FET /’) ドレイン電流j舟柱 昂13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.コンデンサおよび可変抵抗回路を備え、この可変抵
    抗回路は、 ソースとドレインとの間が抵抗体として用いられるMO
    SFET回路と、 このMOSFET回路のゲート・ソース間電圧により前
    記抵抗体の抵抗値を制御する制御手段とを含む フィルタ回路において、 前記MOSFET回路は、 互いに寸法の異なる複数のMOSFETと、前記制御手
    段の制御により前記複数のMOSFETを切り替えて使
    用する切替手段とを含むことを特徴とするフィルタ回路
JP31768088A 1988-12-16 1988-12-16 フィルタ回路 Pending JPH02162912A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003107547A1 (ja) * 2002-06-18 2003-12-24 株式会社豊田自動織機 低周波減衰回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003107547A1 (ja) * 2002-06-18 2003-12-24 株式会社豊田自動織機 低周波減衰回路

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