JPH02162884A - テレビジョン信号処理装置 - Google Patents

テレビジョン信号処理装置

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JPH02162884A
JPH02162884A JP63317465A JP31746588A JPH02162884A JP H02162884 A JPH02162884 A JP H02162884A JP 63317465 A JP63317465 A JP 63317465A JP 31746588 A JP31746588 A JP 31746588A JP H02162884 A JPH02162884 A JP H02162884A
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JP
Japan
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signal
side panel
circuit
frequency
television
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Pending
Application number
JP63317465A
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English (en)
Inventor
Yoshio Abe
阿部 能夫
Hideo Inoue
井上 秀士
Yoshio Yasumoto
安本 吉雄
Teiji Kageyama
定司 影山
Hideyo Uehata
秀世 上畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、現行のテレビジョン放送信号に別の映像信号
を多重伝送し、従来よりも横長の画面を提供するテレビ
ジョンシステムに関するものである。
従来の技術 わが国の現在のNTSCrナショナルテレビジョンシス
テムコミッティ(National Televisi
onSystem Com5+1ttee) J方式に
よりカラーテレビジョン放送が昭和35年に開始されて
以来、25年以上が経過した。その間、高精細な画面に
対する要求と、テレビジョン受信機の性能向上にともな
い、各種の新しいテレビジョン方式が提案されている。
また、サービスされる番組の内容自体も単なるスタジオ
番組や中継番組などから、シネマサイズの映像の放送な
ど、より高画質で臨場感を伴う映像を有する番組へと変
化してきている。
現行放送は、走査線数525本、2:1飛び越し走査、
輝度信号水平帯域幅4.2MIIZアスペクト比4:3
という諸仕様(例えば、文献放送技術双書、カラーテレ
ビジョン日本放送協会編、日本放送出版協会、1961
年参照)を有している。この様な背景のもとで現行放送
との両立性をたもち、アスペクト比の拡大を可能とする
テレビジョン信号構成方法が提案されている。−例を以
下に述べる。
従来のアスペクト比4:3で解像度が十分あるテレビジ
ョン描像カメラの前に横方向だけを縮小する特殊なレン
ズを取り付けることにより、例えばアスペクト比5:3
の通常より横長の画面の映像信号で、水平周波数は通常
のテレビジョン信号と同じであるワイドアスペクト映像
信号を得ることができる(第3図(a))。この信号は
中央のアスペクト比4:3の部分(第3図(b))とそ
の両側の部分(第3図(C))に時間軸で分けられる。
中央部分は時間軸を通常のテレビジョン信号となるよう
約5/4倍に伸長し、通常の映像信号とする。この信号
は従来のテレビジョン信号として送られる。
両側部分も時間軸で約4倍に伸長し、画面アスペクト比
を横長とするための画面両側の映像信号として映像搬送
波を直交変調し多重して伝送される。
(例えば、特願昭61−180336号、特願昭61−
231667号) この時、多重信号として伝送する画面両側部分のエネル
ギーを下げ、従来のテレビジョン受像機に妨害を与えな
いために画面両側信号を周波数的に低減と高域に分割し
、低域部分を時間軸圧縮し主信号のオーバースキャン部
分等で伝送し、高域部分は時間軸伸長し映像搬送波を直
交変調して伝送し、受信側では逆の時間軸操作を行いワ
イドアスペクト画面を再生することが考えられている。
(例えば、特願昭62−190703号)発明が解決し
ようとする課題 以上のように現行のテレビジョン放送は、信号の帯域が
規格で制限されており、更に何等かの多重情報を付加す
ることは容易ではない。
例えば、上記のような方法で信号を伝送すると、伝送中
に信号にノイズが加わった場合、時間軸圧縮して伝送し
ている画面両端低域部分では、受信後時間軸伸長するた
めノイズも同時に伸長され画面上で横に拡大され、また
時間軸伸長して伝送している画面両端高域部分では、受
信後時間軸圧縮するためノイズも同時に圧縮され画面上
で横に縮小される。このため画面中央部分と画面両端部
分の間で視覚的にノイズが異なって見え違和感を生じる
ことがある。
現行のテレビジョン電波資源の有効利用という観点から
すると課題を解決するためにいたずらに伝送帯域を拡張
するわけには行かない。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたもので、現行のテ
レビジョン方式と両立性があり、規格で定められた帯域
内で、ノイズの多い伝送路であっても画面中央部分と両
端部分でノイズによる違和感のないアスペクト比の拡大
を可能とするテレビジョン信号処理装置を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するための本発明のテレビジョン信号処
理装置は、標準映像信号より大きいアスペクト比を持つ
ワイドアスペクト映像信号の標準映像信号に相当する部
分をセンターパネル信号として時間軸伸長する第1の時
間軸伸長手段と、前記ワイドアスペクト映像信号の標準
映像信号より大きい部分をサイドパネル信号として周波
数分離する周波数分離手段と、前記サイドパネル信号を
時間軸圧縮する時間軸圧縮手段と、前記第1の時間軸伸
長手段の出力信号と前記周波数分離手段と前記時間軸圧
縮手段により生成されるサイドパネル低域信号をセンタ
ーパネル信号に時間軸多重し主信号とする時間軸多重手
段と、前記サイドパネル信号を時間軸伸長する第2の時
間軸伸長手段と、前記主信号と前記第2の時間軸伸長手
段と前記周波数分離手段により合成されるサイドパネル
高域信号である多重信号とを多重合成変調し合成テレビ
ジョン信号を生成する多重合成手段を有するワイドアス
ペクト信号処理装置であって、前記サイドパネル信号ま
たは前記サイドパネル低域信号または前記サイドパネル
高域信号の周波数スペクトラムを判定するスペクトラム
判定手段と、前記スペクトラムの判定信号を前記主信号
の空いている部分に重畳する制御信号多重手段を有しサ
イドパネル映像信号のスペクトラム情報を伝送する。
作用 本発明は、上記した方法によって、現行テレビジョン放
送の規格の帯域内で画面アスペクト比を横長とするため
の画面両側の映像信号を多重伝送可能とするテレビジョ
ン信号を生成することにより、専用の受信機では従来の
テレビジョン放送の映像のみならずノイ、ズの多い伝送
路であっても画面中央部分と両端部分でノイズによる違
和感のないワイドアスペクト映像をも得ることができ、
更に既存の受像機にも妨害を与えないテレビジョン信号
処理装置を提供できる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本発明の一実施例に関わる送信側でのテレビ
ジョン信号処理装置を説明するブロック図である。lは
ワイドアスペクト映像信号、2は時間軸映像信号切り出
し回路、3は時間軸伸長回路1.4は時間軸多重回路、
5は制御信号多重回路1.6は周波数分離回路、7は時
間軸圧縮回路、8はスペクトラム判定回路、9は時間軸
圧縮回路2.10は制御信号多重回路2.11は多重合
成回路、12は合成テレビジョン信号である。
第3図はワイドアスペクト映像信号を説明する図である
。ワイドアスペクト映像信号lは、例えばアスペクト比
5:3の通常より横長の画面の映像信号であり、水平周
波数は通常のテレビジョン信号と同じである。(第3図
(a))この信号は中央(センターパネル)の通常のア
スペクト比4:3の部分(第3図(b))とその両側(
サイドパネル)の部分(第3図(C))に時間軸映像信
号切り出し回路2で分けられる。センターパネルは時間
軸伸長回路13で通常のテレビジョン信号となるよう約
5/4倍に伸長し、通常映像信号となる。サイドパネル
は周波数分離回路6で低域部分と高域部分に分離される
。低域部分は時間軸圧縮回路7で時間軸圧縮され時間軸
多重回路4によりセンターパネルの両側の通常では見え
ないオーバースキャン部分に多重される。高域部分は時
間軸伸長回路29で約4倍に伸長しサイドパネル映像信
号となる。また低域部分と高域部分はスペクトラム判定
回路8によりそのスペクトラムが例えば左右の走査線毎
に判定される。この情報は制御信号多重回路15゜制御
情報多重回路210によりセンターパネル信号やサイド
パネル信号の垂直帰線期間などに重畳される。これらの
主信号及び多重信号は多重合成回路11により複合映像
信号に変調した後残留側波帯振幅変調し合成テレビジョ
ン信号12となり送出される。
以下、各ブロック別に説明する。
まず第1図時間軸映像信号切り出し回路12、時間軸伸
長回路13、時間軸伸長回路29、時間軸圧縮回路7、
時間軸多重回路4について説明する。これらの回路はラ
インメモリを用い書き込みクロックと読みだしクロック
を変えることにより容易に実現できるので詳細な構成は
省略する。動作については前記の通りである。
次に周波数分離回路6について説明する。この回路は例
えば入力信号を所望のローパスフィルタ(LPF)を通
しその出力を低域信号とし、人力信号より出力低域信号
を減算しその出力を高域信号とすることにより容易に実
現できる。
次にスペクトラム判定回路8について説明する。
ここでは入力信号をいくつかの帯域に分割し、信号に含
まれる周波数成分を判定しその結果を制御情報として出
力する。例えば人力信号をフーリエ変換しその出力によ
り分割した各周波数帯域の成分を判定し実現できる。又
例えばより簡単には人力信号ヲいくつかのバンドパスフ
ィルタに並列に通過させ、各出力信号の強さを判定する
ことにより実現できる。判定の範囲は、前記した走査線
毎のほか、数ラインをまとめてブロックとすること、影
響の大きいサイドパネル低域部分のみとするなどしても
良い。
次に制御信号多重回路15.制御信号多重回路210に
ついて説明する。ここではスペクトラム判定回路8の出
力の制御情報をメインパネル信号やサイドパネル信号に
重畳する。重畳期間は、通常の映像信号のない垂直帰線
期間又は水平帰線期間がよい。そのためにはスペクトラ
ム判定回路の出力を時間シフトし重畳する必要があるが
、メモリと書き込み及び読みだしクロックを制御するこ
とにより容易に実現できる。
次に多重合成回路11の第1の実施例について説明する
。ここではまず入力された主信号と多重信号を各々従来
のNTSC信号に準じて複合映像信号に変調する。この
変調については従来と同様なので説明は省略する。更に
2つの複合映像信号を直交変調回路により合成テレビジ
ョン信号とする。
第4図は、直交変調回路で変調されるテレビジョン信号
変調方法を示すスペクトル図である。第4図(a)は現
行テレビジョン方式における残留側波帯振幅変調された
テレビジョン信号のスペクトル図である。ここでは映像
搬送波Piの下側帯波が残留側帯波となっている場合を
示す。第4図(b)は第4図(a)で示したテレビジョ
ン信号とは別の多重信号で、映像搬送波P1と同一周波
数でかつ位相が90度異なる搬送波P2を、帰線期間で
搬送波P2を除去するように残留側帯波振幅変調とした
ものである。第4図(b)の信号を第4図(a)のテレ
ビジョン信号に多重したものが第4図(C)であり、本
発明により合成されるテレビジョン信号となる。第5図
は、前記直交変調回路の詳細を示すブロック図である。
51は主信号入力端子、52は振幅変調器、53はフィ
ルタ、54は発振器、55は位相器は、56は多重信号
入力端子、57は変調器、58は第2フイルタ、59は
加算器、60は合成テレビジョン信号出力端子である。
主信号入力端子51から入力される主複合映像信号で、
発振器54から得られる搬送波P1を振幅変調器52に
より振幅変調する。得られた振幅変調波を第1フイルタ
53で帯域制限し残留側波帯にした後に加算器59に加
える0発振器54から得られる搬送波P1を位相器55
により90度位相シフトさせたものを搬送波P2とする
。多重信号入力端子56から入力された多重複合映像信
号で、搬送波P2を両側波帯振幅変調し帰線期間では搬
送波除去両側波帯振幅変調する。なお、位相器55の位
相シフト方向は固定でもよいが、例えば−水平走査期間
毎に位相シフト方向を変えてやってもよい。変調された
信号を第2フイルタ58で帯域制限した後に加算器59
に加える。加算器59の出力が合成テレビジョン信号と
なる。即ち主複合映像信号に多重複合映像信号が重畳さ
れて合成されてテレビジョン信号となる。なお第2フイ
ルタ58の周波数特性により、多重される信号は第4図
(b)の様な帯域を有する信号となる。
次に多重合成回路11の第2の実施例について説明する
。第6図はNTSC方式のテレビジョン信号を時間周波
数flと垂直周波数f2の2次元平面で示した図である
。色信号Cは色副搬送波fsCとH,Vの位相関係で第
2.第4象限に存在することになる。ここで空いている
第1.第3象限に信号を多重することができる。第7図
は、この多重信号合成回路11の詳細を示すブロック図
である。71は主信号入力端子、72はブリフィルタ、
73は変調回路、74は多重信号入力端子、75は振幅
変調回路、76は加算器、77はRF変調器、78は合
成テレビジョン信号出力端子である。主信号は多重信号
を重畳した時クロストークを起こさないよう重畳される
帯域をあらかじめ削除しておくプリフィルタフ2で処理
した後、変調回路73により通常の映像信号変調を行い
主複合映像信号とする。この時色信号の変調には良く知
られているようにfsC(約3.58Mhz)が使われ
る。fscの位相は、IH(水平期間)で逆相、262
Hで正相となる。
方多重信号は、第6図で説明した帯域に、副搬送波fu
により振幅変調回路、75で振幅変調し、加算器76に
より主信号の変調された複合映像信号に周波数多重たれ
る。ここでfuの位相は、IHで逆相、262Hで逆相
となる。加算された信号はRF変調器77により通常の
地上放送では残留側波帯振幅変調を行い合成テレビジョ
ン信号となる。残留側波帯振幅変調以外にも、角度変調
などを必要に応じて行うことができる。
以上本発明の送信側の処理装置の一実施例について説明
したが、時間軸処理やフィルタ処理の処理順序などは容
易に変更できることは明かである。
なお、サイドパネルを周波数分離しないワイドテレビ伝
送方式にも適用可能である。
次に本発明の一実施例における受信側でのテレビジョン
信号処理装置について説明する。
第2図は、本発明の一実施例に関わる受信側のテレビジ
ョン信号処理装置を説明するブロック図である。12は
合成テレビジョン信号、21は多重分離回路、22は制
御信号多重回路、23は時間軸分離回路、24は時間軸
圧縮回路1.25は時間軸映像信号合成回路、26はフ
ィルタ制御回路、27は時間軸伸長回路、28はフィル
タ回路、29は周波数合成回路、30は制御信号分離回
路2.31は時間軸圧縮回路2.32はフィルタ回路2
である。伝送されてきた合成テレビジョン信号12は多
重分離回路21で検波され主信号と多重信号に分離する
。主信号と多重信号から、制御信号分離回路122と制
御信号分離回路230により必要な制御情報を分離する
。主信号は時間軸分離回路23によりメインパネルの信
号とサイドパネルの低域部分に分ける。メインパネル信
号は約415に時間軸圧縮回路124で時間軸圧縮し元
に戻す。サイドパネル低域部分は時間軸伸長し元に戻す
。更にフィルタ回路lにより28その信号に含まれてい
る信号成分のみを取り出す。
すなわち伝送途中に信号に付加された伝送ノイズのうち
本来の信号成分に含まれていない帯域のノイズを除去す
る事ができる。多重信号のサイドパネル高域部分は時間
軸圧縮回路231により約1/4に時間軸圧縮し元に戻
した後、同様に必要な信号帯域外のノイズを除去する。
サイドパネル信号の低域部分と高域部分は周波数合成回
路29により合成復元し、時間軸映像信号合成回路25
によりメインパネル信号の両側に付加し複合ワイドアス
ペクト映像信号33を得る。以下各ブロック毎に説明す
る。
多重分離回路21の第1の実施例について説明する。こ
れは前記第1図の多重合成回路11の第1の実施例に対
応する実施例である。伝送された合成テレビジョン信号
12は、受信復調回路で主複合映像信号と多重複合映像
信号に戻す。この2つの信号は通常のNTSC信号の復
調と同様に処理し主信号、多重信号とすることができる
ので、復調については詳細な説明は省略する。ここで受
信復調回路について説明する。第8図は、受信回路の動
作を説明する図である。チューナの出力である映像中間
周波帯の信号を第8図(a)のように映像ベースバンド
信号が両側波帯となるようにフィルタで帯域制限する。
これをベクトル表示すると第8図(b)のようになる。
ここでI1は映像ベースバンド信号の映像搬送波、I2
は多重信号の搬送波でI1と同一周波数でかつ位相が9
0度異なる搬送波である。多重信号は搬送波I2を中心
に考えると残留側波帯となっているので、上下側波帯は
ベクトルbu、blとなり直交ベクトルに分解するとベ
クトルbl、b2となる。また映像ベースバンド信号は
フィルタによりほぼ両側帯波となるので、上下側波帯を
ベクトルau、alとすればそれらの合成ベクトルはa
lとなり、ベクトルI2と直交する成分だけとなる。即
ち搬送波!2で同期検波するとベクトルal、bl成分
による直交歪は発生せず、多重信号成分のみを復調する
ことができる。次に主信号の復調について述べる。主信
号は映像中間周波帯の信号を第8図(C)の様に制限す
る。即ち映像搬送波Itのところで振幅が6 dB?I
i衰し、映像搬送波2に関してほぼ対称な振幅特性を有
するようなナイキストフィルタ特性となっている。−力
筒4図(b)で示したように、多重信号を前記受信機の
映像中間周波フィルタの周波数特性とは逆の特性を持つ
フィルタで帯域制限すれば、第8図(C)の斜線部分の
多重信号成分はほぼ両側波帯となる。これをベクトル表
示すると第8図(d)のようになる。映像ベースバンド
信号は搬送波■1を中心に考えると残留側波帯となって
いるので、上下側帯波はベクトルaU、ベクトルa1と
なり直交ベクトルに分解するとベクトルal、ベクトル
a2となる。また多重信号はほぼ両側波帯となっている
ので、上下側波帯をベクトルbu、ベクトルb1とすれ
ばそれらの合成ベクトルはb2となり、ベクトルIfと
直交する成分だけとなる。
即ち搬送波11で同期検波するとベクトルa2゜b2成
分による直交歪は発生せず、映像同期検波を行っている
現行のテレビジョン受信機に対する多重信号による妨害
は原理的に起こらない。
第8図(e)は受信復調回路のブロック図の一例である
。81はアンテナ、82はチューナ、83は映像中間周
波フィルタ、84は映像検波器、85は搬送波再生回路
、86はフィルタ、87は位相器、88は多重信号検波
器である。送信側から送出された信号はアンテナ81で
受信され、チューナ82で中間周波数帯に周波数変換さ
れ、映像中間周波フィルタで帯域制限される。帯域制限
された信号は、映像検波器84、搬送波再生回路85に
供給される。搬送波再生回路85では、同期検波用の搬
送波11を再生する。
帯域制限された信号は、搬送波11で映像検波器84に
おいて検波され、主複合映像信号となる。またチューナ
82の出力はフィルタ86で第8図(a)のように帯域
制限する。搬送波再生回路85から得られる搬送波11
を位相器87により90度位相シフトさせた搬送波I2
で、帯域制限された信号を多重信号検波器88において
同期検波する。検波出力が多重複合映像信号となる。
以上述べたように多重信号復調用の受信復調回路では、
主複合映像信号だけでなく、フィルタリング及び映像搬
送波I2で同期検波することにより、多重複合映像信号
も直交歪なく取り出すことができる。なお、現行のPL
L同期検波方式及び同期再生方式受信復調回路では、前
記と同様に映像搬送波11で同期検波することにより、
多重信号はほぼ打ち消されるので、多重信号による妨害
は殆ど発生しない。
次に多重分離回路21の第2の実施例について説明する
。これは前記第1図の多重合成回路11の第2の実施例
に対応する実施例である。伝送された合成テレビジョン
信号12は、受信復調回路で複合映像信号に復調検波さ
れる。復調検波は通常の振幅変調あるいは角度変調の復
調検波と同様なので詳細な説明は省略する。複合映像信
号は、周波数分離回路で周波数分離を行い主複合映像信
号と多重複合映像信号に分離する。この2つの信号は通
常のNTSC信号の復調と同様に処理し主信号、多重信
号とすることができるので、復調については詳細な説明
は省略する。ここで周波数分離回路について説明する。
第9図は周波数分離回路を説明する図である。91は複
合映像信号、92は262Hメモリ、93は加算器1,
94は加算器2.95は主複合映像信号、96は多重複
合映像信号である。複合映像信号91は262Hメモリ
92で遅延させ元の信号から加算器294から減算する
。前記した様に変調時の副搬送波fuは262Hで逆相
となるので減算の結果多重複合映像信号96が出力され
る。多重複合映像信号96を加算器193を用いて複合
映像信号91より減算すれば主複合映像信号95が得ら
れる。
次に、第2図の制御信号分離回路122、制御信号分離
回路230について説明する。ここでは垂直あるいは水
平帰線期間に重畳された制御情報を取り出す。より簡単
には影響の大きいサイドパネル低域信号のみを取り扱っ
ても良い。データを取り出すためには、タイミングを発
生する回路と、取り出したデータを必要となるまで蓄え
ておくメモリが必要であるが、メモリと制御回路で容易
に実現できるので詳細な説明は省略する。
次に時間軸分離回路23、時間軸圧縮回路124、時間
軸映像信号合成回路25、時間軸伸長回路27、時間軸
圧縮回路231について説明する。これらの回路はライ
ンメモリを用い書き込みクロックと読みだしクロックを
変えることにより容易に実現できるので詳細な構成は省
略する。動作については前記の通りである。
次にフィルタ制御回路26、フィルタ回路128、フィ
ルタ回路232について説明する。フィルタ制御回路2
6は制御信号分離回路122や制御信号分離回路30か
らの制御情報をフィルタ回路の制御に必要な形成に変換
しフィルタ回路を制御するが、通常のゲート回路によっ
て容易に構成できる。フィルタ回路122およびフィル
タ回路232は例えば入力信号をフーリエ変換し必要な
フィルタを掛けることによって実現できる。又より簡単
には、入力信号を信号帯域をいくつかに分割したBPF
に並列に通過させ、その出力から必要なものを取り出す
ことによっても実現できる。
次に周波数合成回路29について説明する。この回路は
低域信号と高域信号を加算するのものであり、加算器に
よって容易に実現できる。
以上本発明の受信側の処理装置の一実施例について説明
したが、時間軸処理やフィルタ処理の処理順序などは容
易に変更できることは明かである。
なお、サイドパネルを周波数分離しないワイドテレビ伝
送方式にも通用可能である。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、テレビジョン信号の帯
域内に、画面アスペクト比を横長とするための画面両側
の映像信号を重畳させ、かつノイズの多い伝送路であっ
てもノイズの差による違和感のないアスペクト比の拡大
を可能としたテレビジョンシステムを提供し、臨場感と
迫力のある画面を楽しむことができ、電波資源の有効利
用という観点からしても非常に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における送信側でのテレビジ
ョン信号処理装置を示すブロック図、第2図は本発明の
一実施例における受信側でのテレビジョン信号処理装置
を示すブロック図、第3図はワイドアスペクト映像信号
のメインパネルとサイドパネルの関係図、第4図は本発
明の一実施例における直交変調のスペクトル図、第5図
は直交変調回路の一実施例を示すブロック図、第6図は
NTSC信号を2次元平面で表示した説明図、第7図は
本発明の一実施例における周波数多重を行う多重合成回
路のブロック図、第8図は本発明の一実施例における直
交変調のスペクトル図と受信復調回路のブロック図、第
9図は本発明の一実施例における周波数分離回路のブロ
ック図である。 1・・・・・・ワイドアスペクト映像信号、2・・・・
・・時間軸映像信号切り出し回路、3・・・・・・時間
軸伸長回路1.4・・・・・・時間軸多重回路、5・・
・・・・制御信号多重回路1.6・・・・・・周波数分
離回路、7・・・・・・時間軸圧縮回路、8・・・・・
・スペクトラム判定回路、9・・・・・・時間軸圧縮回
路2、IO・・・・・・制御信号多重回路2.11・・
・・・・多重合成回路、12・・・・・・合成テレビジ
ョン信号、21・・・・・・多重分離回路、22・・・
・・・制御信号多重回路、23・・・・・・時間軸分離
回路、24・・・・・・時間軸圧縮回路l、25・・・
・・・時間軸映像信号合成回路、26・・・・・・フィ
ルタ制御回路、27・・・・・・時間軸伸長回路、28
・・・・・・フィルタ回路、29・・・・・・周波数合
成回路、30・・・・・・制御信号分離回路2.31・
・・・・・時間軸圧縮回路2.32・・・・・・フィル
タ回路2゜ 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第3図 −水平期閲 −t、2s Ft  ’−’  Bり艷イscMl<L ”;LC−
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)標準映像信号より大きいアスペクト比を持つワイ
    ドアスペクト映像信号の標準映像信号に相当する部分を
    センターパネル信号として時間軸伸長する第1の時間軸
    伸長手段と、前記ワイドアスペクト映像信号の標準映像
    信号より大きい部分をサイドパネル信号として周波数分
    離する周波数分離手段と、前記サイドパネル信号を時間
    軸圧縮する時間軸圧縮手段と、前記第1の時間軸伸長手
    段の出力信号と前記周波数分離手段と前記時間軸圧縮手
    段により生成されるサイドパネル低域信号をセンターパ
    ネル信号に時間軸多重し主信号とする時間軸多重手段と
    、前記サイドパネル信号を時間軸伸長する第2の時間軸
    伸長手段と、前記主信号と前記第2の時間軸伸長手段と
    前記周波数分離手段により合成されるサイドパネル高域
    信号である多重信号とを多重合成変調し合成テレビジョ
    ン信号を生成する多重合成手段を有するテレビジョン信
    号処理装置であって、前記サイドパネル信号または前記
    サイドパネル低域信号または前記サイドパネル高域信号
    の周波数スペクトラムを判定するスペクトラム判定手段
    と、前記スペクトラムの判定信号を前記主信号の空いて
    いる部分に重畳する制御信号多重手段を有しサイドパネ
    ル映像信号のスペクトラム情報を伝送するテレビジョン
    信号処理装置。 (2)多重信号合成回路は、前記主信号を複合映像信号
    に処理した信号により残留側波帯振幅変調されたテレビ
    ジョン主信号に前記搬送波と同一な周波数でかつ位相が
    ±90度異なる搬送波を前記多重信号により複合映像信
    号に処理された信号により変調したテレビジョン副信号
    を合成することを特徴とする請求項(1)記載のテレビ
    ジョン信号処理装置。(3)テレビジョン副信号は前記
    多重信号を複合映像信号に処理した信号により搬送波抑
    圧両側波帯振幅変調し搬送波周波数で半分に減衰し、前
    記搬送波周波数に関して対称な振幅特性を有するナイキ
    ストフィルタにより残留側波帯にした信号であることを
    特徴とする請求項(2)記載のテレビジョン信号処理装
    置。 (4)多重信号合成回路は、前記多重信号を複合映像信
    号に処理し、前記主信号を複合映像信号に処理した信号
    に周波数多重し、多重された信号で搬送波を変調するこ
    とを特徴とする請求項(1)記載のテレビジョン信号処
    理装置。 (5)合成テレビジョン信号を分離する多重分離手段と
    、多重された制御信号を分離する制御信号分離手段と、
    前記多重分離手段により分離された主信号をセンターパ
    ネル信号とサイドパネル低域信号に時間軸分離する時間
    軸分離手段と、前記センターパネル信号を時間軸圧縮す
    る第1の時間軸圧縮手段と、前記サイドパネル低域信号
    を時間軸伸長する時間軸伸長手段と、前記多重分離回路
    により分離されたサイドパネル高域信号である多重信号
    を時間軸圧縮する第2の時間軸圧縮手段と、前記サイド
    パネル低域信号は前記サイドパネル高域信号を周波数合
    成しサイドパネル信号とする周波数合成手段と、前記セ
    ンターパネル信号と前記サイドパネル信号を時間軸合成
    し複号ワイドアスペクト映像信号を生成する時間軸映像
    信号合成手段を有するテレビジョン信号処理装置であっ
    て、前記制御信号分離回路の出力によりフィルタを制御
    するフィルタ制御手段と、前記サイドパネル信号または
    前記サイドパネル低域信号または前記サイドパネル高域
    信号を帯域制限するフィルタ手段を有し、伝送されてき
    たサイドパネルのスペクトラム情報によりサイドパネル
    映像信号を帯域制限して不要な信号成分を削減すること
    を特徴とするテレビジョン信号処理装置。 (6)多重分離手段は、請求項(2)、または(3)の
    いずれかで処理されたような合成テレビジョン信号を、
    直交歪を除去するフィルタで帯域制限し同期検波するか
    もしくは同期検波したあと直交歪を除去するフィルタで
    帯域制限することにより復調し、主信号と多重信号を分
    離することを特徴とする請求項(5)記載のテレビジョ
    ン信号処理装置。 (7)多重分離手段は、請求項(4)で処理されたよう
    な合成テレビジョン信号を検波し、周波数便利により主
    信号の複合映像信号と多重信号の複合映像信号を分離す
    ることを特徴とする請求項(5)記載のテレビジョン信
    号処理装置。
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