JPH02160979A - ゴム補強用繊維材料の処理方法 - Google Patents

ゴム補強用繊維材料の処理方法

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JPH02160979A
JPH02160979A JP31572788A JP31572788A JPH02160979A JP H02160979 A JPH02160979 A JP H02160979A JP 31572788 A JP31572788 A JP 31572788A JP 31572788 A JP31572788 A JP 31572788A JP H02160979 A JPH02160979 A JP H02160979A
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JP
Japan
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rubber
fiber material
treatment
treatment liquid
compound
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Application number
JP31572788A
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English (en)
Inventor
Toyohiko Masuda
豊彦 増田
Takehiko Okada
武彦 岡田
Takayuki Sasaki
孝行 佐々木
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はゴム補強用繊維材料の処理方法、特に繊維材料
に接着剤液を付与した後のニップ工程における発泡が抑
制され、得られたゴム補強用繊維材料への接着剤の付着
ムラが少なく、ゴムとの高く安定した接着力を有し、か
つ、柔軟性に優れ、ゴム中に埋め込まれ繰り返し屈曲を
受けたときの繊維の劣化が抑制されたゴム補強用繊維材
料を与える該繊維材料の処理方法に関するものである。
[従来の技術] 繊維材料とゴムとの接着性を改良せしめるための処理方
法としては従来より様々な技術が知られている。例えば
、ナイロンとゴムとの良好な接着剤であるレゾルシン 
ホルマリンゴム樹脂とゴムラテックスとの混合物(以下
、RFLという)ではゴムとの接着が困難なポリエステ
ル繊維の処理方法として、ポリエステル繊維を、ポリエ
ポキシド化合物、ブロックトポリイソシアネート化合物
、ゴムラテックスとを特定の割合で含む第1処理浴で処
理し、次いでRFLを含む第2処理浴で処理する方法(
特開昭6024226号公報)、また、芳香族ポリアミ
ド繊維をブロックトポリイソシアネート化合物を主剤と
する処理液にて処理する方法(特開昭52−12397
号公報)が知られている。
[発明が解決しようとする課題] この方法により処理されたポリエステル繊維材料はゴム
との接着性は改善されるものの、接着剤付与後のニップ
工程における発泡が多く、シリコーンオイル等の消泡剤
の使用を余儀無くされたり、得られる繊維材料が接着剤
の付着ムラの多いものとなり、ゴムとの接着力が不安定
でばらつきの多いものであることが解った。
[課題を解決するための手段] 前記した本発明の目的は繊維材料を、次の(A)〜(D
)の化合物を含む第1処理液で処理した後、熱処理し、
更に下記(B)および(D>で示される化合物を含む第
2処理液で処理した後、熱処理することを特徴とするゴ
ム補強用繊維材料の処理方法により、達成できる。
(A>下記一般式〔■〕で示される化合物と一分子中に
1個以上の活性なインシアネト基を有するイソシアネー
ト化合物との反応物 (以下余白) ・・・(1) (ただし上記〔■〕式中のXは10〜60の整数、yは
0〜60の整数、nは1〜3の整数を表わす。〉 (B)ブロックトポリイソシアネート化合物(C)ポリ
エポキシド化合物 (D>レゾルシン・ホルマリン樹脂とコ゛)\ラテック
スとの混合物 本発明の繊維材料とは、主としてエチレンテレフタレー
トまたはブチレンテレフタレートを繰り返し単位とする
ポリエステル繊維、ポリ−p−フェニレンテレフタラミ
ドに代表される各種芳香族ポリアミド繊維等のスチール
以外のタイヤコード素材として公知の繊維材料であり、
これ等の繊維の糸条、糸条を撚糸したコード、コードを
製織した織物等、いずれの形態のものでもよい。
本発明の第1処理液に含まれるところの上記一般式(I
)で示される化合物と1分子中に1個以上の活性なイソ
シアネート基を有するイソシアネート化合物との反応物
、を構成する一般式〔I〕としては、例えば、ジくポリ
オキシエチレン・モノスチリルフェニル)メタン(式%
式% エチレン・ジスチリルフェニル)メタン(式〔■〕中の
x−10〜60)、ジ(ポリオキシエチレン・トリスチ
リルフェニル)メタン(式%式% ルフェニル)メタン(式(I)中x−10から60、y
=Qから60)、ジ(ポリオキシエチレン・ポリオキシ
プロピレン・ジスチリルフェニル)メタン(式〔工〕中
のX=10〜60y=o へ−60>、ジ(ポリオキシ
エチレン・ポリオキシプロピレン・トリスチリルフェニ
ル)メタン(式〔■〕中のX−10〜60.y=0〜6
0)等が挙げられる。これ等の化合物を単独、あるいは
組み合わせて使用することができるが、これ等の化合物
のうち式中のX−13〜40、y=0〜10の化合物が
特に好ましい。
上記〔10式で示される化合物と反応しているところの
一分子中に1個以上の活性なイソシアネート基を有する
イソシアネート化合物とは、例えば、イソシアン酸メチ
ル、イソシアン酸エチル、イソシアン酸プロピル、イソ
シアン酸イソブチル、ヘキサメチレン・モノイソシアネ
ト、イソシアン酸フェニル等のモノイソシアネト化合物
類、ヘキサメチレンジイソシアネト、2.4−トリレン
シイジシアネート、44−−ジフェニルメタンジイソシ
アネート等のジイソシアネート化合物類、トリフェニル
メタントリイソシアネート、トリメチロールプロパン・
ヘキサメチロールプロパン付加体等のトリイソシアネー
ト化合物等が挙げられる。上記〔I〕式化合物と、これ
等のイソシアネート化合物との反応物とは、イソシアネ
ート化合物のイソシアネート基がほぼ完全に上記〔■〕
式化合物と反応している化合物である。従って、上記〔
I)式で示される化合物はイソシアネート化合物のイソ
シアネート基の当量以上である。
上記〔I〕式で示される化合物と上記の一分子中に1個
以上の活性なイソシアネート基を有するイソシアネート
化合物との反応物(以下、該反応物と略す)の、水を主
成分とする媒体中の濃度は、通常0.2〜10重量%の
範囲に調合される。該反応物を水に溶解させるには、該
反応物を水に添加し攪拌すればよいが、場合によっては
公知の界面活性剤と共に、または該反応物を少量のアセ
トン、アルコール類、ジオキサン等の水溶性の有機溶剤
に溶解させた後、水に添加し攪拌・溶解させたものでも
よい。また、該反応物を上記のように少量の水溶性の有
機溶剤に溶解させたものを、該反応物の濃度が15〜6
0重量%になるように水に溶解したものでもよい。該反
応物はエマルジョン化の任意の工程で添加したものでよ
い。該反応物の第1処理液中の濃度は通常0.02〜1
.5重量%の範囲に調整される。該反応物を第1処理液
に添加し混合・溶解すれば良いが、あらかじめ上記(B
>〜(D)の化合物と混合または溶解させておき、第1
処理液に添加することもできる。
本発明の第1処理液に含まれるところのブロックトポリ
イソシアネート化合物とは、−分子中に2個以上のイソ
シアネート基を有するポリイソシアネート化合物と分子
中に活性水素原子を有する化合物との反応物であり、具
体例としでは、ヘキサメチレンジイソシアネート、24
−トリレンジイソシアネート、2.4−クロルフェニレ
ンジイソシアネート、4.4”−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、
ω、ω−一(ジトリメチレンチオエーテル)ジイソシア
ネート、等のジイソシアネート類、S−トリアジントリ
イソシアネート、チオリン酸トリス(p−イソシアネー
トフェニル)エステル、トリフェニルメタントリイソシ
アネート、ジフェニルメタントリイソシアネート、ブタ
ン−1,2,2−トリイソシアネート、トリメチロール
プロパントリレンジイソシアネート3量付加体、2.4
4−一ジフェニルエーテルトリイソシアネート等のトリ
イソシアネート類、ポリメチレンポリフェニルイソシア
ネート(粗製ジフェニルメタンジイソシアネートの場合
も含む)等のポリイソシアネート化合物とフェノール、
クレゾール、チオフェノール等のフェノール類、ε−カ
プロラクタム、バレロラクタム等のラクタム類、アセト
キシム、メチルエチルケトオキシム等のオキシム類、エ
チレンイミンとの反応物等が挙げられる。これ等のブロ
ックトポリイソシアネート化合物のうちエチレンイミン
ブロック体は、通常の加熱ではほとんどエチレンイミン
の解離とそれに伴う活性なイソシアネート基の再生が起
こらず、接着剤中での反応の主体はアジリジン環の開環
によるものであり、その他のブロックトポリイソシアネ
ート化合物は加熱により活性水素基含有化合物が開離し
、それに伴い活性なイソシアネート基が再生し反応する
ものである。ブロックトポリイソシアネート化合物の第
1処理液中の濃度は、通常1.0〜6.0重量%に調合
すればよい。ブロックトポリイソシアネート化合物は通
常、アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ、ジアルキル
スルホコハク酸ソーダ。
アルキルフェノールのエチレンオキシド付加物。
高級アルコールのエチレンオキシド付加物等の界面活性
剤と共に水を主成分とする媒体中に添加し、公知の微分
散方法、例えば、ボールミル、ホモジナイザイー、各種
メディア分散機等を用いてブロックトポリイソシアネー
ト分散液として用いることができる。ブロックトポリイ
ソシアネート分散液中のブロックトポリイソシアネート
化合物からなる微粒子の粒子径は大部分が1]− 10μm以下であり、粒子径の平均が0.1〜5.0μ
mの範囲であることが好ましい。
本発明の第1処理液に含まれるところのポリエポキシド
化合物とは、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する
化合物であり、具体的にはグリセロール、ペンタエリス
リトール、ソルビトール、エチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピ
レングリコール等の多価アルコール類とエピクロルヒド
リンのようなハロゲン含有エポキシド類との反応生成物
、レゾルシン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジメチ
ルメタン、フェノール・ホルマリン樹脂、レゾルシン・
ホルマリン樹脂等の多価フェノール類と前記ハロゲン含
有エポキシド類との反応生成物、ビス(3,4エポキシ
−6−メチル−ジシクロヘキシルメチル)アジペート、
3,4−エポキシシクロヘキセンエポキシド等の不飽和
結合部分を酸化して得られるポリエポキシド化合物等を
いう。特に好ましくは多価アルコール類とエビクロルヒ
トリンとの反応生成物(多価アルコールのポリグリシジ
ルエーテル化合物)を使用するのがよい。
これ等のポリエポキシド化合物を1種類ないしは数種類
組み合わせて使用する。これ等のポリエポキシド化合物
は水に溶解させるか、界面活性剤を用いて水に乳化・分
散して使用するのが第1処理液に均一に混合できるので
好ましい。
ポリエポキシド化合物の第1処理液中の濃度は、0.5
〜5.0重量%の範囲に調合して使用すればよい。
本発明の第1処理液に含まれるところのRFLはレゾル
シンとホルマリンとを酸またはアルカリ触媒下で反応さ
せて得られる初期縮合物と、天然ゴムラテックス、スチ
レン・ブタジェン・コポリマーラテックス、ニトリルゴ
ムラテックス、クロロプレンゴムラテックス、ビニルピ
リジン・スチレン・ブタジェン・ターポリマーラテック
ス等の中から1種類ないしは数種類のゴムラテックスと
の混合物であり、10°C〜30°Cで5時間以上熟成
して使用される。レゾルシンホルマリン初期縮合物とゴ
ムラテックスの量比は固形分重量比で4対96ないし4
0対60の範囲が好ましい。RFL固形分の第1処理液
中の濃度は通常2〜10重量%の範囲に調合して使用す
ればよい。
本発明の第1処理液にはその他の化合物、例えばシアヌ
ール酸、イソシアネート基、2,4゜6−エチロイルー
S−トリアジン、1,3.5トリアクリロイルへキサヒ
ドロ−8−)−リアジン、トリアリルインシアヌレート
、トリアリルシアヌレート、トリヒドロキシエチルイソ
シアヌレート等のトリアジン化合物、レゾルシン・p−
クロルフェノール・ポルマリン縮金物、ポリ(レゾルシ
ン・ポリスルフィド)、ポリアクリル酸アンモニウム、
ポリアクリル酸のアルカリ金属塩、ヒドロキシアルキル
セルロース等の中から選ばれた1種以上の化合物を含有
させることもできる。第1処理液に含まれるところの上
記の各化合物の混合順序は特に制限されず、任意に行な
うことができる。
第1処理液の付与は、コーティング、スプレ、浸漬等の
方法で行なわれる。第1処理液の繊維材料への付与率は
乾燥重量比で繊維材料に対し03〜10%にするのが好
ましい。第1処理液を付与した繊維材料は次いで熱処理
されるが、熱処理は通常は熱風中で比較的低温による乾
燥と高温処理とに分割して行なうが、乾燥を省略して行
なうこともできる。該熱処理時の乾燥は40℃〜170
℃で30秒〜10分間行なわれる。また高温処理は17
0℃〜260℃で30秒〜10分間行なわれ、より好ま
しくは180℃〜255℃で30秒〜10分間行なうの
がよい。
かくして第1−処理液を付与し熱処理された繊維材料は
本発明の第2処理液を付与し熱処理される。
本発明の第2処理液に含まれるところの(B)ブロック
トポリイソシアネート化合物は前記の第1処理よくに含
まれるところのブロックトポリイソシアネート化合物と
同様であり、ブロックトポリイソシアネート化合物の第
2処理液中の濃度は、通常1.0〜6.0重量%に調合
すればよい。ブロックトポリイソシアネート化合物は通
常、アルキルナフタレンスルホン酸ソーダジアルキルス
ルホコハク酸ソーダ、アルキルフェノールのエチレンオ
キシド付加物、高級アルコールのエチレンオキシド付加
物等の界面活性剤と共に水を主成分とする媒体中に添加
し、公知の分散方法で微分散化しブロックトポリイソシ
アネート化合物分散液として用いることができる。
本発明における第2処理液に含まれるところの(D)R
FLは、前記の第1処理液におけるRFLと同様のもの
であり、レゾルシン・ホルマリン初期縮合物とゴムラテ
ックスとの量比は固形分重址肚で4対96ないし40対
60の範囲が好ましい。第2処理液中のRFLの固形分
の濃度は3〜20重量%の範囲に調合し使用する。
本発明の第2処理液にはその他の化合物、例えばシアヌ
ール酸、イソシアネート基、4,6エチロイルーs−ト
リアジン、1.3,5トリアクリロイルへキサヒドロ−
8−トリアジン、トリアリルイソシアヌレート、トリア
リルシアヌレート、トリヒドロキシエチルイソシアヌレ
ート等のトリアジン化合物、レゾルシン・p−クロルフ
ェノール・ホルマリン縮金物、ポリ(レゾルシン・ポリ
スルフィド)、第1処理液に含まれるところの、一般式
〔I〕で示される化合物と一分子中に1個以上の活性な
イソシアネート基を有するイソシアネート化合物との反
応物、ポリエポキシド化合物、ポリアクリル酸アンモニ
ウム、ポリアクリル酸のアルカリ金属塩、ヒドロキシア
ルキルセルロース等の中から選ばれた1種以上の化合物
を含有させることもできる。第2処理液へ含まれるとこ
ろの上記の各種化合物を添加順序は特に制限されず任意
に行なうことができる。
第2処理液の付与はコーティング、スプレ浸漬等の方法
で行なわれる。第2処理液の繊維材料への付与率は乾燥
重量比で繊維材料に対し0.1〜10%にするのが好ま
しい。第1処理液を付与した繊維材料は次いで熱処理さ
れるが、熱処理は通常は熱風中で比較的低温による乾燥
と高温処理とに分割して行なうが、乾燥を省略して行な
うこともできる。該熱処理時の乾燥は40’C〜170
℃で30秒〜10分間行なわれる。また高温処理は17
0’C〜260℃で30秒〜10分間行なわれ、より好
ましくは180℃〜255℃で30秒〜10分間行なう
のがよい。
[実施例] 以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説明する。な
お、実施例における各測定値は次の方法で測定したもの
である。
く発泡量) 第1処理液45m1を100m1のメスシリンダーに入
れ、メスシリンダーの底部より気泡発生用ガラス管(内
径6111m、外径8mm、先端にガラスフィルター付
き〉を通じて、空気を40 mm1分で3分間導入後の
泡の量を容積(ml)で表わしたものであり、数値が小
さいほど泡の発生が少なく、良好なことを示す。なお、
この方法で評価した発泡量と、タイヤコードの簾織物の
接着剤処理灰生産機の第1処理液付与後の発泡の傾向と
が良く一致するものであることを参考までに第1図に示
した。
(T−初期接着力) 処理後の繊維材料コードを未加硫ゴム中に埋め込み、温
度140℃、圧力50KCl/40分間プレス加硫を行
ない、室温まで放冷後コードをゴムブ0ツクから20C
IIl/分の速度て呵lき抜いたときの加重をKg/C
11lで表したものである。
(接着剤のばらつき) 上記の初期接着力をゴムブロック32個について行ない
、測定値の最高と最低の差を示したものである。
(接着剤の付着ムラ) 処理後の繊維材料コードを1mずつ50本引き揃え、接
着剤の付着ムラを肉眼判定し、ムラの多いものを×、ム
ラが無、ないしは極めて少ないものを○で表わしなもの
である。
(柔軟性) ガーレー式で測定したものであり、数値が小さいほど柔
軟なことを表わす。
(ゴム中における耐疲労性(グツドリッチ法ディスク疲
労)) 処理後の繊維材料を埋め込み加硫したゴムブロックを伸
長率6%、圧縮率18%になるように傾けた2枚のディ
スクの周囲に取り付け、1705rpmで48時間繰り
返し疲労を与えた後の強力残存率を百分率で示したもの
である。
実施例1、比較実施例1〜4 〔■〕式化合物としてジ(ポリオキシエチレン・ポリオ
キシプロピレン・トリスチリルフェニル)メタンとイソ
シアン酸イソプロピルとの反応物を含み、ブロックトポ
リイソシアネート化合物として4,4−−ジフェニルメ
タンジイソシアネートのメチルエチルケトオキシムブロ
ック体を含む水性液(以下、水性液■という)を次の様
にして得た。
ジ(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・トリ
スチリルフェニル)メタン(〔13式中のx=18.y
=3>1モルとイソシアン酸イソプロピル2モルとの反
応物17重量部、ジメチルスルホコハク酸ナトリウムを
3重量部、4.4−−ジフェニルメタンジイソシアネー
トのメチルエチルケトオキシムブロック体を2゜0重量
部、水780重量部とをボールミルに仕込み、20Or
pmで36時間処理した一方、ポリエポキシド化合物の
水性液(以下、水性液■という)を次の様にして得た。
ソルビトールポリグリシジルエーテル60重量部に水9
40部を加え、ホモミキサーで200Orpm、 10
分間攪拌しな。
また、RFL水性液を次の様にして得た。
水396.6重量部に1%NaOH水溶液50重量部を
加え混合した液に、レゾルシン18゜5重量部を加え溶
解し、更に37%ホルマリン水溶液27.2重量部を加
え混合せしめ、25℃で8時間熟成した後、ビニルピリ
ジン・スチレン・ブタジェンターポリマーの40重量%
ラテックスであるニラポール2518FS(日本ゼオン
社製品)278.8重量部およびスチレン・ブタジェン
コポリマーの40重量%ラテックスであるニラボールL
X−110(日本ゼオン社製品>142.0重量部を加
え、25℃で16時間熟成した。
次いで、第1処理液を次の様にして調合した。
水性液■を140重量部、水性液■を235重量部、R
FL水性液を585重量部、水185重量部を混合し十
分撹拌した。
また、第2処理液を次の様にして調合した。
水性液■を45重量部、RFL水性液を455重量部、
水400重量部を混合し十分攪拌した。
一方、フェノール/4塩化エタン(1/1重量比)の混
合溶媒中、20℃で測定した固有粘度]、のポリエチレ
ンテレフタレートチップを孔数288の口金より溶融紡
糸して得られた6000デニールの未延伸ヤーンに脂肪
酸エステルと非イオン界面活性剤とを主成分とする紡糸
油剤をオイリングローラ−で付与し80°Cの熱延伸ピ
ンおよび170°Cのスリットヒーターを用いて4倍に
延伸すると同時に熱処理を行い、1500デニールの延
伸ヤーンを得た。かくして得な該延伸ヤーン2本を、下
ヨリ・上ヨリ各々40回/10cmに撚糸してコードと
した。
このコードを第1処理液に浸漬し、80°Cにて3分間
乾煤後190℃にて90秒間熱処理した。かくして第1
処理液を付与し熱処理されたコードを第2処理液に浸漬
し、130℃にて2分間乾燥後、250°Cにて90秒
間熱処理した。
該コードへの接着剤付与率は乾燥固形分で未処理コード
に対して、夫々第1処理3.8%、第2処理1.1%で
あった。この様にして得られた接着剤処理コードの接着
剤付着ムラと諸性能の評価結果および第1処理液の発泡
性をを第1−表に示した。なお、T−初期接着力および
ゴム中における耐疲労性の測定に使用したゴムコンパウ
ンドの組成を下記する。
天然ゴム(R8S#1)    70  重量部)SB
R(JR81501)        30    ツ
ノ  〉SRFカーボンブラック   40  〃 )
ステアリン酸         2  〃 )イオウ 
           2  〃 )亜鉛華     
       5  〃 )2.2゛−ジチオベンゾチ
アゾール 2  〃 )ナフテン酸プロセスオイル  
 3  ツノ )比較のために実施例1の水性液■の調
合時に、ジ(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロビレ
ン・トリスチリルフェニル)メタン(〔10式中のX=
18.y=3>とイソシアン酸インプロピルとの反応物
を添加しない代わりにナフタレンスルホン酸ソーダを1
8重量部添加したこと(比較実施例1)、実施例]の第
1処理液に水性液■を加えない代わりに水235重量部
を追加したこと(比較実施例2)、実施例1の水性液■
の調合時に4.4−一ジフェニルメタンジイソシアネー
トのメチルエチルケトオキシムブロック体を加えない代
わりに水200重量部を追加したこと(比較実施例3)
、第1処理液調合時にRFL水性液を加えない代わりに
、水200重量部を追加したこと(比較実施例4)以外
は実施例1と同様にして得た接着剤処理コードの接着剤
付着ムラと諸性能評価結果および第1処理液の発泡性を
第1表に併記した。
実施例2〜7 実施例1における水性液■に含まれるところのジ(ポリ
オキシエチレン・ポリオキシプロピレン・トリスチリル
フェニル)メタン(〔■〕式中のx=18.y=3>と
イソシアン酸イソプロピルとの反応物の代わりに、ジ(
ポリオキシエチレン・トリスチリルフェニル)メタン(
〔10式中のx=28>1モルとイソシアン酸イソプロ
ピル2モルとの反応物を用いたこと〈実施例2)、ジ(
ポリオキシエチレン・ジスチリルフェニル)メタン(〔
19式中のx=28)1モルとイソシアン酸イソプロピ
ル2モルとの反応物を用いたこと(実施例3)、実施例
1における水性液■のブロックトポリイソシアネート化
合物を4.4−一ジフェニルメタンジイソシアネートの
ε−カプロラクタムブロック体に代えたこと(実施例4
)、同じ<4.4−ジフェニルメタンジイソシアネート
のエチレンイミンブロック体に代えたこと〈実施例5〉
、実施例1における第1処理液に添加する水性液■中の
ブロックトポリイソシアネート化合物を4.4−−ジフ
ェニルメタンジイソシアネートのエチレンイミンブロッ
ク体に変更し、第2処理液処理液は実施例1と同様にし
たこと(実施例6)、実施例1における第2処理液に添
加する水性液■中のブロックトポリイソシアネート化合
物を4.4”−ジフェニルメタンジイソシアネートのエ
チレンイミンブロック体に変更し、第1処理液は実施例
1と同様にしたこと(実施例7)以外は実施例1と同様
にして得た接着剤処理コードの接着剤付着ムラと諸性能
評価結果および第1処理液の発泡性を第1表に併記した
第1表から明らかなように、本発明の方法で得られたコ
ードは接着剤付着ムラが少なく、柔軟性と、ゴム中にお
ける優れた耐疲労性、およびゴムとの高く安定した接着
力とを兼ね備え、タイヤコードとして好適なものである
と同時に、第1処理液の発泡も極めて少なく、優れた方
法であることがわかる。
実施例8〜14.比較実施例5〜8 実施例1〜7および比較実施例1〜4におけるポリエチ
レンテレフタレート繊維より成るコードを、ポリ−p−
フェニレンテレフタラミド繊維よりなるコード(Du−
Pont社製品”Kev1ar、1500デニール−1
0007イラメント×2、下撚40・上撚40)に変更
したこと以外は実施例1と同様にして得た接着剤処理コ
ード(実施例1が実施例8に対応、実施例2が実施例9
に対応、以下、同順序で実施例3〜7が実施例10〜1
1こ対応し、比較実施例1が比較実施例5に対応、比較
実施例2が比較実施例6に対応、以下、同順序で比較実
施例3〜4が比較実施例7〜8に対応する。)の接着剤
付着ムラと諸性能の評価結果および第1処理液の発泡性
を第2表に示した。
第2表から明らかなように、本発明の方法で得られたコ
ードは接着剤付着ムラが少なく、柔軟性とゴム中におけ
る優れた耐疲労性、およびゴムとの高く安定した接着力
とを兼ね備え、タイヤコードとして好適なものであると
同時に、第1処理液の発泡も極めて少なく、優れた方法
であることがわかる。
第1表 第2表 [発明の効果] 本発明の方法で得られたゴム補強用繊維材料は、処理液
付与後のニップ工程における発泡が少なく、得られるゴ
ム補強用繊維材料は接着剤の付着ムラが少なく、ゴムと
の接着力が高く安定で、かつ柔軟であり、ゴム中に埋め
込まれ、繰り返し屈曲を受けたときの疲労が改善される
など、ゴム補強用繊維材料として好適なものであり、本
発明の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の測定法による発泡量と生産機における
発泡量との関係を示した相関図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 繊維材料を、次の(A)〜(D)の化合物を含む第1処
    理液で処理した後、熱処理し、更に下記(B)および(
    D)で示される化合物を含む第2処理液で処理した後、
    熱処理することを特徴とするゴム補強用繊維材料の処理
    方法。 (A)下記一般式〔 I 〕で示される化合物と一分子中
    に1個以上の活性なイソシアネート基を有するイソシア
    ネート化合物との反応物 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし上記〔 I 〕式中のxは10〜60の整数、y
    は0〜60の整数、nは1〜3の 整数を表わす。) (B)ブロックドポリイソシアネート化合物 (C)ポリエポキシド化合物 (D)レゾルシン・ホルマリン樹脂とゴムラテックスと
    の混合物
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