JPH02159261A - 医療機器用架台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はＸ線診断装置、超音波診断装置、ＸｖＡＣＴ装
置、磁気共鳴イメージング装置、核医学機器、生化学分
析装置、内視鏡装置、放射線治療装置等の医療機器に具
備される架台に関し、特にＸ線ＣＴ装置等に具備され、
複雑部分から構成される架台カバーの改良技術に関する
。

（従来の技術） 上述のような医療機器用架台、例えばＸ線ＣＴ装置の架
台は、周知のようにドーム状に構成されており、このド
ーム内に形成された撮影空間で被検体のスキャンがなさ
れている。

すなわちこの種の架台の内部には、Ｘ線管およびＸ線検
出器が具備されており、これらのＸ線管およびＸ線検出
器を、撮影空間内に挿入配置させた被検体内に設定され
る回転軸を中心として回転させながらスキャンするよう
にしている。そのため架台内には、Ｘ線管およびＸ１ｓ
検出器の他に、これらを回転させるための回転機構等が
備えられている。

このような架台内容物全体を被覆して被検体との接触を
防止するために、架台カバーが設けられている。このカ
バーは架台背面部分を覆うリアカバー、架台上部を覆う
アップカバー、架台前面部分を覆うフロントカバー、架
台側面部分を覆うサイドカバー等多数の部分に分割され
ている。そしてこれらはそれぞれボルト等で架台の基部
等に着脱自在になされている。

このように架台カバーが多数部分に分割されていること
より、Ｘ線管取換等のように定期的に行われるメンテナ
ンスで、所定のカバ一部分のみを取り外せばよい場合に
は便利である。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このように多数部分からなる架台カバー
であると、突然の故障事故に対応した修理等の場合には
、細かく分割された架台カバーの多数、あるいは全ての
部分をボルト等を外して脱離しなければならず、大変な
労力が必要であった。

本発明はこのような従来技術の課題に濫みてなされたも
のであり、架台カバーをスピーイデイに着脱できるＣＴ
用架台を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決しかつ目的を達成するために本発明にか
かる医療機器用架台においては、互いに架台基部を介し
てあるいは独立に接続分離自在な２部分以上Ｑ複数部分
に区分されるとともに、当該各部分相互を接続した合体
時に架台筺体内容物の外周囲を包囲し得る構造の架台カ
バーを具備したことを要旨としている。

また、前記２部分以上の複数部分からなる架台カバーの
少なくとも１部分に、この１部分を適宜必要に応じてス
ライド自在とする移動機構を具備したことを要旨として
いる。

（作用） このような手段を講じた構成によれば、次のような作用
を奏する。架台カバーを２部分以上の複数部分に区分さ
れた構成とすることで、メンテナンスまたは修理など架
台内容物を露出する必要のある際、前記２部分以上の複
数部分が接続されている部分を分離させるのみで、これ
ら架台カバーが医療機器用架台基部から容易に離脱され
るため、架台カバーの着脱をスピーデイにできることに
なる。

さらに、前記架台カバーの少な（とも１部分にキャスタ
等の移動機構を設けることにより、前記２部分以上の複
数部分を接続するボルト等を離脱した際の両者の分離お
よび両者の架台基部からの離脱が一層容易になる。

（実施例） 以下、本発明にかかる医療機器用架台をＸ線ＣＴ装置の
架台に適用した一実施例について、この架台の架台カバ
ーの構成を説明する第１図（ａ）、（ｂ）および第２図
（ａ）、（ｂ）を参照にしながら説明する。

第１図（ａ）、（ｂ）に示すように上記Ｘ線ＣＴ装置に
は、架台１および被検体Ｐが＠置される天板３が具備さ
れている。架台１においては、内部に形成される撮影空
間５を挟んでＸ線管７とＸ線検出器９とが対峙して配設
されている。このＸ線管７は、前記天板３により被検体
Ｐが前記撮影空間５に挿入配置される際の、この被検体
Ｐ内に仮定される中心を軸として回転する。そしてＸ線
管７はこの回転を行いながら、同じく前記中心を軸とし
て回転するＸ線検出器９に向けて、Ｘ線を扇状に照射す
るようになされている。そしてＸ線検出器９で得られた
信号は増幅積分、ディジタル変換２画像再構成等の処理
が施され、処理結果の内容が図示しないモニタ上に画像
表示されるものである。

このようなＸ線ＣＴ装置に具備される架台ｌには、前記
ＸｗＡ管７およびＸ線検出器９の他に、これらＸ線管７
およびＸ線検出器９を回転させるための図示しない機構
や、Ｘ線管７およびＸ線検出器９に接続されるケーブル
を捌くための図示しない部材等の内容物が具備されてい
る。

そして架台１には、上述の内容物の外周囲を被覆する架
台カバー１１が具備されている。この架台カバー１１は
、フロントカバー１３およびリアカバー１５の２つの部
分から構成され、これらは互いに後述するネジ止めで接
続自在となされている。

すなわち前記フロントカバー１３は、第２図（ｂ）に示
すように架台ｌの、前面平面部を形成すフロント部１３
ａ、前記撮影空間５に設けられるとともに前記フロント
部１３ａからこの撮影空間５に沿って傾斜面を形成する
ドーム部１３　ｂ。

上面を形成するアッパ一部１３ｃ、両側面を形成するサ
イド部１３ｄ、底面を形成するとともにキャスタ１７（
第１図参照）が取り付けられたボトム部１３ｅ等から構
成されている。そして前記アッパ一部１３ｃの後側部分
４箇所、および前記ドーム部１３ｂの後側端部４箇所に
は、ボルト穴１９が設けられている。

また前記リアカバー１５は、第２図（ａ）に示すように
架台１の、後面を形成するリア部１５ａ。

フロントカバー１３のアッパ一部１３ｃとこのアッパ一
部１３ｃの長手方向に沿って重ね合わせ可能に所要の幅
を有して上面に形成される上面接続部１５ｂ、フロント
カバー１３のドーム部１３ｂとこのドーム部１３ｂの後
側開口に沿って重ね合わせ可能に所要の幅を有して開口
に形成される開口接続部１５ｃ等から構成される。そし
てこれら上面接続部１５　ｂ、開口接続部１５ｃの前記
ボルト穴１９と対応する部分に、ボルト穴１９が設けら
れているものである。

なお、ドーム部１３ｂでＸ線の透過する面のみはＣＴ撮
影に支障を生じない材質を必要とするが、それ以外のフ
ロントカバー１３およびリアカバー１５の材質としては
特に限定するものでなく、強化プラスチックのような成
形品（成形可能であれば）や、キャンパス地のような布
製および金属等であってもよい。

このため、リアカバー１５およびフロントカバー１３そ
れぞれを架台ｌに対して後側および前側から嵌め合わせ
、つまり、フロントカバー１３とリアカバー１５とを、
アッパ一部１３ｃと上面接続部１５ｂとで、およびドー
ム部１３ｂと開口接続部１５ｃとでそれぞれ重合し、各
ボルト穴１９および図示しない架台ｌ白基部に設けられ
たボルト穴に対してポル）２１（第１図（ｂ）参照）を
嵌入して締着することで、フロントカバー１３およびリ
アカバー１５それぞれが接続されながら架台ｌに取り付
けられる。なお、本実施例においては、フロントカバー
１３とリアカバー１５との接続をボルト締着で行ってい
るが、フロントカバー１３およびリアカバー１５を前記
布等で作成し、これら互いをチャック等で接続するよう
にしてもよい。

したがって上記実施例によれば、架台ｌ白基部に取り付
けられているフロントカバー１３およびリアカバー１５
のそれぞれ全８箇所のポル１−２１を脱離し、フロント
カバー１３を前方に引（ことにより、キャスター７でフ
ロントカバー１３が容易に前方に引き出され、後はリア
カバー１５を取り外せば、架台ｌの内容物が全て露出さ
れることになる。また、アクセス箇所によっては、フロ
ントカバー１３のみあるいはリアカバー１５のみを取り
外すことも可能になる。

このようにボルト締め箇所が減少され少ない、またバラ
バラに解体するのではなく架台カバー全、／ 体を半々に分割し引き離すだけである等のため、突然の
故障事故に対応した修理またはメンテナンス等のため架
台ｌ内部を露出する必要のある際、あるいは工場での組
立の際、ネジ締着時間の節減およびカバー取外し時間の
節減が図られ、架台カバーの着脱あるいは組立をスピー
デイに行えることになり、修理、メンテナンス時間のＷ
ｌｆＪｊｉや組立コストの低減化を図れる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明にかかる医療機器用架台に
おいては、架台カバーを互いに接続自在な２部分以上の
複数部分に区分された構成とすることで、メンテナンス
または修理など架台内容物を露出する必要のある際、前
記２部分以上の複数部分が接続されている部分を分離さ
せるのみで、これら架台カバーが医療機器用架台から容
易に離脱されるため、架台カバーの着脱をスピーデイに
できることになる。

さらに、前記架台カバーの少なくとも１部分にキャスタ
等の移動機構を設けることにより、前記２部分以上の複
数部分を接続するボルト等を離脱した際の両者の分離お
よび両者の医療機器用架台から、の離脱が一層容易にな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、　　（ｂ）、第２図（ａ）、　　（ｂ）
は本発明にかかる医療機器用架台をＸ［ＣＴ装置の架台
に適用した一実施例を示すもので、第１図（ａ）は略正
面図、第１図（ｂ）は略断面図、第２図（ａ）はリアカ
バーの部分斜視図、第２図（ｂ）はフロントカバーの部
分斜視図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）互いに架台基部を介してあるいは独立に接続分離
   自在な２部分以上の複数部分に区分されるとともに、当
   該各部分相互を接続した合体時に架台筺体内容物の外周
   囲を包囲し得る構造の架台カバーを具備したことを特徴
   とする医療機器用架台。
2. （２）前記２部分以上の複数部分からなる架台カバーの
   少なくとも１部分に、この１部分を適宜必要に応じてス
   ライド自在とする移動機構が具備されたことを特徴とす
   る請求項１記載の医療機器用架台。