JPH02158893A - 柱状物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はバーコードラベル等の識別手段を有する柱状物
に関するものであり、特に詳細には識別手段の読取エラ
ーを防止することのできる柱状物に関するものである。

（従来の技術） 柱状物の周面にバーコードラベルを貼布して、柱状物に
関する種々の情報を表示することは、様々な分野におい
て広〈実施されている。例えば、人体から採取された血
液を収容しておく採血管には、被検者についての情報を
担持したバーコードを有するバーコードラベルが貼布さ
れている。採血管のバーコードラベルは、有底円筒形の
採血管の周面上に、各バーコードが採血管の周方向に延
びるように貼布されており、このバーコードラベルにバ
ーコードリーダーを対向させて情報の検出を行なうよう
になっている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、第３図に示すように従来のバーコードラ
ベル１０２は、採血管１０１の周面の一部に貼布されて
いるので、採血管が所定の位置から軸を中心として回転
してしまうと、バーコードリーダーがバーコード１０３
を検知できなくなり、読取エラーが発生する。かかる読
取エラーの発生を防止するためには、バーコードの読取
りに先立って、作業者が常に採血管の向きをバーコード
ラベルが一定の方向を向くように直さなければならず、
作業が面倒であるという不都合が認められていた。

本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであ
り、上述した採血管等、周面上に、バーコード等の帯状
の識別信号を有する識別手段が設けられてなる柱状物に
おいて、面倒な作業を必要とせずに識別記号を確実に検
出させることのできる柱状物を提供することを目的とす
るものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の柱状物は、柱状物の周方向に延びた帯状の識別
記号を有する識別手段を、柱状物の全周に亘って設け、
柱状物が軸を中心としていずれの位置に回転しても識別
記号を検出可能としたことを特徴とするものである。な
おここで識別記号が帯状であって周方向に延びていると
は、識別記号が周方向において均一であって、識別記号
の周方向におけるいずれの部分を検出しても得られる情
報が常に一定である状態を意味するものであり、通常用
いられているバーコード等の他、微細なドツトが帯状に
集められてなるものなどであってもよい。また柱状物と
は円柱（円筒）であっても角柱（角筒）であってもよい
。

（実　施　例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図は本発明の一実施例による柱状物である採血管の
斜視図である。

採血管１は、内部に血液４を収容可能な、有底円筒形の
容器であり、図示のように血液４が収容されると、その
周面には識別手段として血液が採取された被検者の氏名
５年令といった情報を担持したバーコードラベル２が貼
布される。このバーコードラベル２は、識別記号である
バーコード３が採血管１の周方向に延びるように、採血
管１の全周に亘って貼布されている。従って採血管１の
周面には、周方向のどの位置においてもバーコードラベ
ル２が表われるので、採血管は、その円筒の軸を中心と
した回転方向のいずれの位置においても、バーコードリ
ーダー５によりバーコード３の読取りを行なわれること
ができる。

上記バーコードラベル２は、採血管の軸方向の位置につ
いては、バーコードリーダー５がバーコード３を検出可
能な範囲であれば若干位置ずれしていても差支えない。

また検出時にバーコードリーダー５を軸方向に走査させ
るようにすれば、バーコードラベル２の軸方向の位置に
かかわらず、バーコード３を確実に検出することができ
る。なお、バーコードラベル２の位置を採血管１の軸方
向についても正しく決めることが望まれる場合には、−
例として第２図に示すような位置決め用治具６を用いれ
ばよい。すなわち、中央に開口を有する位置決めリング
６Ａ内に採血管１を上方から挿入し、採血管１の下端が
治具６の底板６Ｂに突き当たった位置において、上記位
置決めリング６Ａに沿ってバーコードラベル２を採血管
１の周面に貼布すれば、常に一定の高さにバーコードラ
ベル２を設けることができる。またバーコードは、バー
コードラベル上に印刷されて上記のように採血管上に貼
布される他、熱収縮チューブに印刷されたものであって
もよい。バーコードが印刷された熱収縮チューブは、採
血管に被せられた後熱を加えることにより採血管上に固
定される。この場合には予め熱収縮チューブの所定の位
置にバーコードを印刷しておけば、採血管に取り付ける
際にバーコードの軸方向の位置決めを行なう必要がない
とともに、バーコードラベルの場合のような継ぎ目がな
くなるので、バーコードの検出を一層良好に行なうこと
ができる。

なお、本発明における識別手段の識別記号は、必ずしも
上述したバーコードである必要はなく、周方向に延びて
周方向について均一な情報を有するものであればよい。

例えば濃度により種々の情報を表わす帯状の識別記号や
、ドツトを帯状に集めて形成された識別記号であっても
よい。また、本発明の柱状物は上述し、た採血管に限ら
れるものではなく、何らかの情報を識別手段により表示
することが必要なものであれば任意のものであってもよ
く、その形状も円筒形１円柱形、角筒形、角柱形等のい
ずれであってもよい。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の柱状物は、識別手段を周
面の全周に亘って有することにより、軸を中心とした回
転方向において柱状物の位置合せを行なうことなく、識
別記号を検出させることができる。従って作業性を損う
ことなく、識別記号の読取エラーの発生を防止すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による柱状物である採血管の
斜視図、 第２図は位置決め用治具を上記採血管とともに示す斜視
図、 第３図は従来の採血管の斜視図である。 １・・・採血管　　　　　２・・・バーコードラベル３
・・・バーコード ５・・・バーコードリーダー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 周面上に、周方向に延びた帯状の識別記号を有する識別
   手段が全周に亘って設けられる柱状物。