JPH02158212A - Nチヤンネルパワーmosfetを用いた負荷駆動回路及びicレギユレータ - Google Patents

Nチヤンネルパワーmosfetを用いた負荷駆動回路及びicレギユレータ

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JPH02158212A
JPH02158212A JP63312456A JP31245688A JPH02158212A JP H02158212 A JPH02158212 A JP H02158212A JP 63312456 A JP63312456 A JP 63312456A JP 31245688 A JP31245688 A JP 31245688A JP H02158212 A JPH02158212 A JP H02158212A
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gate
load
channel power
power mosfet
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Atsushi Sugaya
厚 菅家
Masahiko Ibamoto
正彦 射場本
Katsuji Maruyama
丸山 勝二
Keiichi Masuno
敬一 増野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、NチャンネルパワーMOSFETを用いた負
荷駆動回路及びICレギュレータに関する。
〔従来の技術〕
例えば、自動車の電装品のスイッチングは、最も簡単に
は直接手元スイッチで入切するが、配線を細くするため
にリレーを用いることもある。す5に、近年では、マイ
コン制御等に対応してパワートランジスタを用いたもの
が普及している。ところで、最近、サービス向上のため
電装品が増加するにつれて電線束が太くなる傾向にあり
、これに対処するためマルチプレックス信号伝送を用い
た集約配線方式が開発されはじめている。その場合伝送
されて来た信号をローカルコントロールユニットで復元
し、その出力であるTTLレベルのスイッチング信号に
より負荷電流を制御するパワーICが必要となり、数社
より発表されている。
自動車の電装品は、水濡れ等によるリークが発生しても
、その電流で誤動作することのないようにシャーシ電位
(普通はマイナスアースである)に直結されており、ス
イッチングはプラス側で行うようになっている。このた
めパワーICとしては負荷のプラス側に挿入する、いわ
ゆるハイサイドスイッチとする必要がある。
ハイサイドスイッチをMOSFETで構成する時、Pチ
ャンネルMOSFET (以下PMOSFETとする)
を用いるならばそのゲート回路は単純であり、単にゲー
ト電位をゼロにすれば導通状態になる。しかし−般にP
MOSFETはオン抵抗が高いので、自動車のようにバ
ッテリを電源とする低圧大電流の負荷機器に対してはス
イッチ素子の電圧降下が大きくなり。
負荷に充分な電圧を印加できないだけでなくスイッチ素
子自体の発熱が大きくなる等の問題が生じる。従って現
在の技術ではNチャンネルパワーMOSFET (以下
、パワーNMOSFETと称する)でオン抵抗の小さな
素子を用いる方が有利である。しかしその場合、負荷を
介してパワーNMOSFETのゲート・ソース間に電圧
を印加するため2ゲート電圧としては、次に述べる理由
により導通時のソース電圧(はぼバッテリ電圧に等しい
)より充分高い電圧を与えなければならない。
すなわち、ゲート・ソース間に作動電圧を印加する場合
には、印加すべき電源から出た電流がパワーNMOSF
ETのゲート電極、ゲート・ソース間に存在する浮遊容
量、ソース電極、負荷を通って接地極に流れ、その結果
ゲート・ソース間浮遊容量に電荷が蓄積されてゲート・
ソース間に電圧が印加されるものである。しかるにゲー
ト・ソース間浮遊容量が充電されるに従いパワーNMO
SFETは導通状態に近づくので、負荷の影響によって
ソース電位が上昇し、電源から出た電流は流れにくくな
るにのため、ゲート電圧はソース電圧より7〜8■高く
しておく必要がある。この場合バッテリ電圧が12Vの
場合には、ゲート電圧として2゜V以上を与えるのが好
ましい。そして、このような高電圧源を別に設けるのは
得策でないので。
12Vから20V以上に昇圧するチャージポンプ回路を
設けるのが普通である。それでも最終的にゲート・ソー
ス間に印加される電圧は8v程度となる。
このような構成の電子スイッチは米国特許出願筒267
227号1日本分表特許公報昭58−500835号に
開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述した如きパワーNMOSFETのゲート
・ソース間にチャージポンプ↓こより電圧を印加する方
式のものは、ゲート・ソース間の電圧印加を負荷を介し
て行なうため、負荷抵抗の影響を受は易い。
具体的には、 (1)負荷抵抗の値により出力スイッチ(パワーNMO
SFET )導通する速度が異なるので、高速のスイッ
チングをくり返すチョッパ動作の場合。
通流率制御できる範囲が負荷の抵抗値により異なる傾向
がある。
さらにまた、モードにより抵抗値が異なる負荷を用いた
場合、低抵抗で大電流のモードに対してはスイッチング
が可能であるが、高抵抗で小電流のモードに対してはソ
ース電位の上昇が大きくなり過ぎたり、ゲート・ソース
間の浮遊容量の充電に時間がかかりスイッチングが困難
となるか、あるいは非常に遅くなる。
(2)更に、この種のパワーNMOSFETに対しては
ソース電位等を検出することによって、負荷の断線検知
、その他各種診断、保護を図ろうとしているが、実現の
ためには、次のような問題がある。すなわち、負荷を介
しゲート・ソース間に電圧を印加させる方式では、例え
ば負荷が断線したり、あるいは高抵抗になったような場
合には、充電回路の抵抗が無限大あるいは高抵抗になる
ので、ゲート・ソース間に電圧が印加されないか、又は
ゆっくりとしか上昇しない、そのため、パワーNMOS
FETは導通しないか、あるいは徐々にしか導通しない
、そして、このようなパワーNMOSFET出力段に診
断回路として負荷の断線検知回路を設ける場合、ソース
電位だけでは、負荷に電圧が印加されているか否か判別
できず、従って「負荷に電圧が印加されているにもかか
わらず、電流が流れない」という論理判断の基になる出
力電圧が出てこないので診断、が出来なくなる。
(3)更に、このような従来方式は、誘導性負荷を用い
る場合に、次のような改善すべき点がある。
すなわち、従来、パワーNMOSFETの出力をオフに
する時には、チャージポンプ出力をOにしてパワーNM
OSFETのゲートを接地するのが普通である。
そうすると、ゲート電圧はOvになるが、ソース電圧は
誘導性負荷の電流遮断時に発生する誘起電圧により負電
圧となり、結局ゲート・ソース間に電圧が印加されたこ
とになるので導通してしまう。
このことは、誘導性負荷の電流をしゃ断する場合に、す
ぐに遮断できない事を意味し、良好な制御特性が得られ
ないことになる。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、その主
たる目的とするところは、パワー素子としてNMOSF
ETを用いた場合であっても、負荷の影響を受けること
なく安定したスイッチング動作、チョッパ動作を可能に
することにある。
更に副次的な目的として、負荷の断線検知等の診断・保
護をソース電位の検知から可能なものとし、また、誘導
性負荷のスイッチング制御に対しても良好に行い得る、
負荷駆動回路及びICレギュレータを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記主たる目的を達成するための基本的課題
解決手段(第1の課題解決手段)として、Nチャンネル
パワーMOSFET (パワーNMOSFET)のドレ
インが電源の(+)極に接続され、ソースが負荷を介し
て電源の(−)極に接続されるものにおいて、 前記電源の両極と前記パワーNMOSFETのゲート・
ソースとの間に、コンデンサと、スイッチ切換動作によ
り前記コンデンサに前記電源からの電荷を充電し、充電
された電荷を前記ゲート・ソース間の浮遊容量に前記負
荷を介さず転送するスイッチング手段とを設けてなる。
この手段は、第1請求項対応のものである。
換言すれば、前記1!源の両極と前記パワーNMOSF
ETのゲート・ソースとの間に、前記電源からの電荷を
予め充電した後に、この充W&電荷(パワーNMO8作
動用電荷)を前記ゲート・ソース間の浮遊容量に前記負
荷を介することなく転送するゲート制御手段を設けてな
る(第2請求項対応)。
また、前記上たる目的に加えて副次的目的を達成するた
めに、次のような課題解決手段を提案する。
1つは(第2の課題解決手段)は、前述同様にパワーN
MOSFETのドレインが電源の(+)極に接続され、
ソースが負荷を介して電源の(−)極に接続されるもの
において、 前記パワーNMOSFETのゲート・ソース間の浮遊容
量に前記負荷を介さずにパワーNMOSFETを作動用
の電荷を供給(転送)する手段と、 前記パワーNMOSFETのソース電位を検出して、こ
のソース電位と前記パワーNMOSFET作動用電荷の
供給動作の相関関係から負荷駆動回路の自己診断を行な
う手段と、 前記負荷駆動回路の自己診断で異常な旨の判定がなされ
ると、前記パワーNMO9FETの作動を停止させる手
段とを備えて、いわゆるフィルセーフ機能付きの負荷駆
動回路を構成する(第11請求項対応)。
もう1つ(第3の課題解決手段)は、前記パワーNMO
SFETのゲート・ソース間に放電用ループを形成して
、このループに前記負荷を介さずに前記ゲート・ソース
間の接続、遮断を行なう放電用のスイッチを設け、且つ
この放電用のスイッチは、前記パワーNMOSFETの
作動時に前記ゲート・ソース間を遮断し、停止時に接続
するよう設定してなる(第5請求項対応)。
更に、これらの課題解決手段の応用システムの1例とし
て、次のようなICレギュレータ(第4の課題解決手段
)を提案する。
すなわち、 バッテリ電源電圧或いは発電機の発生電圧を検出する手
段と。
負荷電流制御のパワー素子を構成するパワーNMOSF
ETで、そのドレインがバッテリ電源の(+)極に、ソ
ースが前記発電機の界磁コイル(負荷)を介して前記バ
ッテリ電源の(−)極に接続されるパワー素子と、 前記パワーNMOSFETのゲート・ソースと前記バッ
テリ電源の両極との間にて、前記バッテリ電源からの電
荷を予め充電した後で前記ゲート・ソース間の浮遊容量
に前記界磁コイルを介することなく転送して、このパワ
ーNMOSFETを作動させるゲート制御手段と、 前記発電機の発生電圧が一定となるようその界磁コイル
に流れる平均電流を調整するため、前記バッテリ電源及
び発電機のいずれかの検出電圧に基づき前記ゲート制御
手段の単位時間当りの予充電及び電荷転送の動作回数を
制御する手段と。
前記パワーNMOSFETのゲート・ソース間に前記界
磁コイルを介することなく形成される放電用のループで
、前記パワーNMOSFETの作動、停止の動作に合せ
て、該放電用ループの開、閉を行なう手段とを備えて、
ICレギュレータを構成する。これは、第13請求項に
対応のものである。
〔作用〕
第1の課題解決手段では、次の作用がなされる。
すなわち、負荷を駆動させる場合には、先ず電源からの
電荷が、電源の両極とパワーNMOSFETのゲート・
ソースとの間に設けたコンデンサに予め充電され、その
後、スイッチ切換操作で、コンデンサに予充電された電
荷がパワーNMOSFETのゲート・ソース間の浮遊容
量に転送され、ゲート・ソース間電圧が印加される。こ
れにより、パワーNMOSFETがオンし、電源及びド
レイン・ソース端子を介して負荷電流が流れる。この予
充電と電荷転送動作は、回数に限定するものではない。
この回数は、コンデンサ容量を極めて大きくすれば、1
回の予充電、電荷転送動作で設定のゲート・ソース間電
圧を充分に確保できるが、これらの素子を一体にIC化
する面積の小形化要求からコンデンサ容量も制限を受け
る場合、には、繰返しの予充電、電荷転送動作で設定の
ゲート・ソース間電圧を確保するよう設定される。また
、これらの単位時間当りの回数を増やすほど、パワーN
MOSFETの単位時間当りのオン時間が多くなるので
、この回数制御(チョッパ制御)により負荷電流の平均
値を可変制御することができる。また、この予充電と電
荷転送動作は、代表的なものとして、コンデンサとスイ
ッチング手段の組合せ方式が考えられるが、本発明の思
想は、この具体的方式に限らず。
これに代わるものでも、同様の電荷予充電と電荷転送動
作を行ない得る手段であればよい。
しかして、この第1課題解決手段によれば、パワーNM
OSFETのゲート・ソース間電圧印加(ゲート・ソー
ス間浮遊容量への電荷供給)を、負荷を介さずに行なう
ことができる。
その結果、ゲート・ソース間電圧の印加時にソース電位
が負荷抵抗により上昇することがない。
従って、パワーNMOSFETの作動時に、負荷抵抗の
影響を受けることなく、換言すれば、負荷抵抗の大小や
大幅な変化があっても、常にパワーNMOSFETのス
ムーズで安定したスイッチング動作(負荷駆動制御)や
高速チョッパ制御を可能にする。
次に第2の課題解決手段の作用を説明する。
本課題解決手段は、前述と同様に、パワーNMOSFE
Tのゲート・ソース間の浮遊容量に負荷を介さずパワー
NMOSFET作動用の電荷を供給する。
そして、ソース電位の検出と前記パワーNMOSFET
作動用電荷の供給手段の動作との相関関係から負荷駆動
回路の自己診断が行なわれる。ここで、゛′パワーNM
OSFET作動用電荷の供給手段の動作′″とは1例え
ば、予充電用コンデンサの電圧やゲート・ソース間電圧
印加を検出することや、その他負荷駆動回路のキースイ
ッチのオン状態から知ることができる。
そして、この課題解決手段では、負荷を介さないでパワ
ーNMOSFET作動用電荷の供給動作(ゲート・ソー
ス間電圧印加)を行ない得るので、負荷に断線等の異常
が生じてもこの電荷供給動作を保しようする。一方、負
荷に断線等の異常があった場合には、正常なソース電位
が生じないので、「パワーNMOSFET作動用電荷の
供給動作を行なっているにもかかわらず(ゲート・ソー
ス間電圧印加がなされているにもかかわらず)、正常な
ソース電位が検出されないといった論理を導くことがで
き、その結果、負荷駆動回路の診断を可能にする。なお
、この診断は負荷駆動回路の断線のみならず、例えば負
荷に過大電流が流れた場合でも、ソース電位からその異
常を診断できる。そして、この異常が診断されると、パ
ワーNMOSFETの作動が停止するよう制御され、負
荷駆動回路のフェイルセーフが実行される。
次に第3の課題解決手段の作用を説明する。
第3の課題解決手段は、負荷として誘導性のものを使用
した場合を考慮したものである。
本課題解決手段は、第1.第2の課題解決手段で使用さ
れるパワーNMOSFETのゲート・ソース間に放電用
ループを形成する。そして、この放電用ループに設けた
放電用スイッチは、パワーNMOSFETの作動時には
、前記ゲート・ソース間を遮断する(放電用ループの開
放)。この場合には。
ゲート・ソース間に印加される電圧が放電することがな
いので、パワーNMOSFETの作動が支障なく行ない
得る。
また、パワーNMOSFETの停止時には、前記ゲート
・ソース間を接続(短絡)させる(放電用ループ閉じ)
。この場合の接続は誘導性負荷を介さずに行ない、ゲー
ト電位とソース電位が等しくなり、パワーNMOSFE
Tがスムーズに停止する。従って、本課題解決手段によ
れば、誘導性負荷を用いて、パワーNMOSFETの停
止に際し負荷端子に負電圧が誘起されても、パワーNM
OSFETの誤動作を防止することができる。
なお、誘導性負荷を使用しない場合には、前記ゲート・
ソース間の放電ループを用いず、単に、パワーNMOS
FETのゲートを、放電用のスイッチを介してアースと
の接続、遮断を可能とし、この放電用スイッチが、前記
パワーNMOSFETの作動時にアース遮断、停止時に
アース接続となるよう設定すればよい。
すなわち、このようにすれば、パワーNMOSFETの
停止時にそのゲート電位がアース電位(O電位)となっ
てスムーズな停止動作を行ない得る。
次に第4の課題解決手段(ICレギュレータ)の作用を
説明する。
本課題解決手段は、前述した第1.第3の課題解決手段
をICレギュレータに適用した応用システムである。す
なわち、本システムのパワーNMOSFETの負荷は、
発電機の界磁コイル(誘導性負荷)である。また、パワ
ーNMOSFETを作動させるゲート制御手段として、
電源からの電荷を予め充電した後でパワーNMOSFE
Tのゲート・ソース間の浮遊容量に界磁コイルを介さず
転送する手段により構成する。
そして、本課題解決手段では、発電機の回転数が変化し
、これに伴ない発電機発生電圧ひいてはバッテリ電圧が
変化した場合、これらのいずれかの検出電圧に基づき前
記ゲート制御回路の単位時間当りの予充電及び電荷転送
の動作回数を制御する。具体的には、発電機の回転数が
上昇して検出電圧が一定値を超えると、予充電及び電荷
転送の動作回数を減少させ、これによりパワーNMOS
FETの通流率ひいては界磁コイルに流れる平均電流を
調整して、発電機の発生電圧を一定に保つ。
また、パワーNMOSFETの負荷が界磁コイルといっ
た誘導性負荷であるので、第3の課題解決手段の技術を
応用し、パワーNMOSFETのゲート・ソース間に界
磁コイルを介さないで、放電用ループを形成する。この
放電用ループはパワーNMOSFETの停止に際し閉じ
て、ゲート・ソース間にてその浮遊容量の電荷を放電さ
せる。この放電によりゲート電位とソース電位が等電位
となり、界磁コイルに誘起される負電圧の有無にかかわ
らず、パワーNMOSFETの誤動作を防止できる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す回路構成図である。
第1図において、11はパワーNMOSFETで、この
パワーNMOSFETI 1  は、ドレインが端子8
1により電源61の(+)側に接続され、またソースは
、端子82により負荷51を介して端子83により共通
アースラインに接地される。ここでパワーNMOSFE
T 11を作動(導通)状態とするにはゲート・ソース
間の浮遊容量24に電荷を供給して、ゲート・ソース間
に数Vの電圧を印加すればよい。
本実施例では、このゲート・ソース間電圧印加手段(ゲ
ート制御回路)Aを次のように構成する。
ゲート・ソース間電圧印加手段Aは、大別すると(+)
側切換スイッチ回路20、(−)側切換スイッチ回路3
0.コンデンサ23等から構成される。
スイッチ回路20は、接点20a、20b。
20cよりなり、接点20aが端子81を介して電源6
1の(+)極に接続され、接点20bがNMOSFET
 11のゲートに接続され、接点20cがコンデンサ2
3の一端に接続される。ここで、接点20a・20cを
第1の電子スイッチとし、接点20b・20cを第2の
電子スイッチとする。
スイッチ回路30は、接点30a、30b。
30cよりなり、接点30aが端子83を介して電源6
1の共通アースラインに接続され、30bが負荷51を
介することなく、パワーNMOSFETIIのソースに
直接接続され、接点30cがコンデンサ23の他端に接
続される。ここで、接点30a・30cを第3の電子ス
イッチとし、接点30b・30cを第4の電子スイッチ
とする。
そして、これらの第1から第4の電子スイッチは、スイ
ッチ駆動回路4oからの信号により、第1の電子スイッ
チ20a・2Oc間がオンすると、これに同期して第3
のスイッチ30a・30c間がオンし、一方、第2の電
子スイッチ20b・20cがオンすると、第4の電子ス
イッチ30b・30cがオンするよう設定しである。す
なわち。
第1.第3の電子スイッチが同相でオンし、第2゜第4
の電子スイッチが第1.第3電子スイッチとは逆相でオ
ンし、これにより第1.第3スイッチと第2.第4スイ
ッチとが交互にオン、オフ動作を行なう。
そして、スイッチ駆動回路40により第1〜第4の電子
スイッチを高速にスイッチング制御することにより、第
1.第3の電子スイッチ(20a・20c、30a・3
0c)をオンした時には、コンデンサ23を電源61か
らの電荷で予め充電し、次いで第2.第4の電子スイッ
チ(20b・20c、30b ・30c)がオンした時
には、コンデンサ23の電荷をゲート・ソース間の浮遊
容量24に供給(転送)する。このようにしてゲート・
ソース間の電位差は、最大、電源61の電圧まで上昇す
ることになる。
そして、本実施例では、負荷51を通さずにパワーNM
OSFET 11のゲート・ソース間の浮遊容量24に
電荷を供給(充電)するので、従来の如く負荷51の存
在でソース電位が上昇するといった事態が生ぜず、ゲー
ト電圧を電源61の電圧以上に昇圧させることなく、ゲ
ート・ソース間の印加電圧を確保してパワーNMO5F
t!T 11のドレイン・ソース間を導通させることが
できる。
また、NMOSFET 11のゲートとアース間に放電
抵抗52.スイッチ19を設け、スイッチ駆動回路40
が端子84から外部信号を入力すると、スイッチ19の
接点19a、19bを接続、遮断(入り切り)する。こ
れは浮遊静電容量24の電荷を放電するためのもので、
接点19a、19bが接続された場合パワーNMOSF
ET 11はオフする。
また、パワーNMOSFET 11の保護のため、ソー
ス端子82の電位や温度等を検出し自己診断を行うため
の検出2診断回路90が設けである。
すなわち、本実施例では、端子82のソース電位と、ゲ
ート・ソース間の印加状態を検出診断回路50がモニタ
する。そして負荷51が断線、故障等している場合、端
子82のソース電位からNMOSFET 11の非導通
を検知し、ゲート・ソース間電圧から負荷が断線、故障
していても、電圧印加の状態を確認できるので、両者の
要素から「ゲート・ソース間に電圧が印加されているに
もかかわらず、ドレイン・ソース間(ひいては負荷)に
電流が流れない」という論理(負荷の断線診断)を導く
ことができる。
また、負荷駆動回路に過大電流が流れた場合にも、ソー
ス電位からその異常を検出診断し、且つパワーNMO3
FE!T 11が異常発熱した場合には、その温度検出
からパワーNMOSFET 11の異常を診断する。
そして、これらの診断結果がスイッチ駆動回路40に入
力され、異常な旨の診断が下されるとパワーNMOSF
ET 11がオフする。
しかして1本実施例では、負荷を介さずパワーNMOS
FET 11のゲート・ソース間に作動電圧を印加でき
るので、負荷の影響を受けることなく、安定したスイッ
チング制御、高速チョッパ制御を行うことができ、しか
も負荷駆動回路の診断を容易に行い得て、装置の信頼性
を高めることができる。
第2図は本発明の第2実施例を示す回路構成図である。
図中、第1実施例と同一符号は、同−或いは共通する要
素を示す。
本実施例は第1実施例と基本的に共通する回路構成をな
すが、異なる点は、パワーNMOSFET 11のゲー
トとソース間に放電用のループLを形成して、ループL
に放電用スイッチ19を抵抗52とともに設けた点にあ
る。すなわち、スイッチ19は、接点19aがNMOS
FET 11のゲート側に、接点19bが抵抗52を介
してソースに接続される。
本実施例は第1実施例で得られた効果を奏し得る他に1
次のような利点がある。
すなわち、放電ループL及びスイッチ19をパワーNM
OSFET 11のゲート・ソース間に設けることで、
スイッチ19をオンすると、パワーNMOSFET11
を負荷51を介することなくオフすることが出来る。そ
して、パワーNMOSFET 11をオフする時(ゲー
ト・ソース間の浮遊静電容量24の放電時)には、ゲー
トとソースが等電位になるので、例えば負荷51として
誘導性負荷を使用して、負荷端子82にマイナス電圧が
発生しても、パワーNMOSFET 11の誤動作を防
止し、誘導性負荷にも適用が可能となる。
第3図は本発明の第3実施例を示す回路構成図で、本実
施例は、第2図の第2実施例でブロックで示した回路の
一部を具体的な回路に置き換えたものである。コンデン
サ23の切り換え用のスイッチ回路20.30はMOS
FETを用いたアナログスインチ35.36.37.3
8にて実現することが出来る。放電用のスイッチ19も
アナログスイッチ39とする。
アナログスイッチのうち、符号の35は前述した各実施
例の第1の電子スイッチに、36は第2の電子スイッチ
に、37は第3の電子スイッチに、38は第4の電子ス
イッチに、39は放電用電子スイッチに対応する。
スイッチ駆動回路40は、アンドゲート45゜41、イ
ンバータ42,44、発振器43等で構成される。
そして、外部信号がTTLやCMO8で“0″のレベル
のとき、アンドゲート45を通りインバータ42は出力
が“1″となり、アナログスイッチ39が導通し、ゲー
ト・ソース間静電容量が放電されパワーNMOSFET
 11はオフ状態となる。外部信号が゛′1″レベルの
時は、内蔵された発振器43の周波数に応じてアンドゲ
ート41が動作し、直接接続されたアナログスイッチ3
6.38と。
インバータ44を介して接続されたアナログスイッチ3
5.37は相補的に動作し、発振器43の周波数に応じ
てコンデンサ23が、電源、接地間とパワーNMOSF
ET 11のゲート・ソース間に電気的に交互に接続さ
れ、ゲート・ソース間の浮遊静電容量24が充電される
検出・診断回路90はオペアンプ等によって構成された
ソース電圧検出回路91や温度検出回路92といったア
ナログ回路と、論理部である診断回路93とからなる。
検出回路はこの他に必要に応じて追加される。診断回路
93の出力は通常゛1″であり、エラー(負荷駆動回路
の異常)が生じると診断回路93の出力はII O″°
になりスイッチ駆動回路40のアンドゲート45に入力
され、パワーNMOSFET 11はオフする。アナロ
グスイッチ35,36,37,38,39、コンデンサ
23、抵抗52.スイッチ駆動回路40.検出・診断回
路9oは、同一基板内に集積することによってパワーI
Cl0を構成する。スイッチ駆動回路40と検出・診断
回路90は、バイポーラトランジスタを用いてもよい。
本実施例によれば、ゲート制御回路Aのスイッチとして
MOSFETを用いたアナログスイッチを使用すること
により、同一基板上に容易に集積することが可能となる
。また回路すべてにMOSFETを用いればチップ面積
が小さくてすむといった効果がある。
第4図は本発明の第4実施例を示す回路構成図である。
これは第3図のアナログスイッチ35゜36.37,3
8,39をPMOSFET、 8MOSFET、ダイオ
ード等に換えて具体化した回路である。
第3図のアナログスイッチ(第1電子スイッチ)35は
、第4図ではコンデンサ23に対して電荷を供給する一
方向のスイッチで良く、ダイオード21によって代替さ
れる。同様に第3図のアナログスイッチ(第2電子スイ
ッチ)36は、ゲート・ソース間の浮遊容:i24に対
してコンデンサ23の電荷を供給する一方向のスイッチ
で良く、ダイオード22で代替される。
また、PMOSFET 31は、第5の電子スイッチと
なるもので、ソースが電getの(+)極に、ドレイン
がダイオード22に、換言すればダイオード22と直列
に接続され、そのゲートがインバータ42の出力端子に
接続される。この第5の電子スイッチ31は、放電用ス
イッチ34がオフの時にのみオンする。
また、前述の第3図のアナログスイッチ(第4電子スイ
ッチ)38は基板を電源端子81に接続したPMOSF
ET 32で置き換えられ、そのソースをパワーNMO
SFET 11のソースへ負荷51を介さずに接続し、
ドレインをコンデンサ23と、アナログスイッチ(第3
電子スイッチ)37に置き換えられるNMOSFET 
33のドレインとに接続される。
NMOSFET 33はソースと基板をアースし、その
ゲートはPMOSFET 32のゲートに接続し、NM
O8FET33とPMOSFET 32とが発振器43
の周波数に応じて相補的な動作をする。アナログスイッ
チ放電スイッチ39の代わりにはPMOSFET 34
を用いる。
これはソースと基板をパワーNMOSFET 11のゲ
ートに接続し、抵抗53を介してPI!05FET 3
4自体のゲートに接続される。PMOSFET 34の
ドレインは抵抗52を介してパワーNMOSFET 1
1のソースに、ゲートは駆動用のNMOSFET 46
のドレインに接続される。駆動用のNMO3FE746
は基板、ソース共にアースされ、ゲートがインバータ4
2の出力端子に接続される。
ここで、パワーNMOSFET 11をオフにする場合
には、NMOSFET 46のゲートに電源電圧を印加
する。これによって8MOSFET 46のドレイン・
ソース間が導通し、PMO5FE734をオン状態とし
て、パワーMOSFET 11のゲート・ソース間の静
電容量を負荷51を介することなくゲート・ソース間の
放電ループLにて放電することができる。
また、パワーNMOSFET 11をオンさせる場合に
は、駆動用の8MOSFET 46のゲートを接地電位
として、PMO3FE734のゲートに抵抗53を介し
てパワーNMOSFET 11のゲート電圧を印加し、
PMO5FE734をオフ状態にする。そして、外部信
号によりアンドゲート45.インバータ42を介して、
PMO3FE731をオンさせ、一方、アンドゲート4
1を介して、NMOSFET 33とPMOSFET 
32とを交互にオン・オフ制御して、8MOSFET 
33とPMO8FET 32とを相補的に作動させる。
このようにして、前述した各実施例同様にコンデンサ2
3への予充電と、充電された電荷を負荷51を介するこ
となくパワーNMOSFET 11のゲート・ソース間
浮遊容量24に供給して、パワーNMOSFET 11
に作動電圧(ゲート・ソース間電圧)を印加することが
できる。
なお、PMOSFET 31を用いることによりパワー
NMOSFET 11がオフ状態の時、ゲートに電圧が
印加されるのを防ぐことができる。
本実施例によれば、アナログスイッチの一部をダイオー
ドに置き換えることで、回路の簡素化を図り、またゲー
ト回路へ流れる電流を制限することにより消費電力を少
なくするといった効果がある。
なお、前述の第1〜第4の電子スイッチは、ダイオード
で一部代替することなく 、PMO5F[ETと8MO
SFETを任意に組合せ、これらの電子スイッチが# 
11j  LL OIIの2値信号を各ゲートに入力し
て、第1.第3の電子スイッチと、第2.第4の電子ス
イッチを相補的に動作するように設定してもよい。
第5図は本発明の第5実施例を示す回路構成図である。
本実施例は第4実施例と基本的構成を共通とし、異なる
点は、PMOSFET 31と、ダイオード21の間に
倍電圧回路(直流昇圧回路)70を挿入したことにある
。倍電圧回路70は、PMO3FE731のソースとダ
イオード21の間にダイオード71を接続し、ダイオー
ド71とダイオード21の間より第2のコンデンサ72
を接続し、コンデンサ72はインバータ73.74によ
り駆動される。
インバータ73.74は発振器43の周波数によりアン
ドゲート41を介して8MOSFET 33 。
PMOSFET 32のゲートとともに接続されスイッ
チング動作する。インバータ73によってコンデンサ7
2は、充・放電され、コンデンサ23には最大、電源6
1の倍(任意の倍数)の電圧が与えられる。この結果パ
ワーNMO5FE711のゲート・ソース間の電位差を
最大、電源61の倍の電圧にすることが出来る。
本実施例によれば、前述の各実施例と同様の効果を奏す
る他に、パワーNMOSFET 11の外部信号が入力
してから、オン導通状態になるまでの立ち上がり時間の
遅れを短くするといった効果がある。
第6図は本発明の第6実施例を示す回路構成図である。
本実施例は、バッテリ電源61を充電する電圧制御回路
(ICレギュレータ)への適用例である。
本実施例のシステムは、ICレギュレータとなるパワー
ICl0と、その外部機器となるバッテリ電源61.交
流発電機G、キースイッチ56゜パワーICl0の動作
状態を示すランプ52等で構成される。発電機Gは、界
磁コイル51、ステータコイル53,54,55、整流
ダイオード75a〜75c及び76a〜76、c等から
構成される。
電源61の(+)側はパワーICl0の電源端子81へ
と接続される。
パワーICl0は、パワーNMOSFET 11の他に
、前記第1〜第5の実施例によって説明した電子スイッ
チとコンデンサから成るゲート制御回路A、及び放電回
路19を持ち、スイッチ駆動回路40、検出・診断回路
゛90.ゲートのオン時間を制御するパルス幅制御回路
14、外部との信号のやりとりをするインターフェイス
回路15、ランプ52を駆動するNMOSスイッチ12
が、同一基板−Lに集約されている。各回路をMOSあ
るいはバイポーラを用いることにより実現出来る。端子
としては、外部との信号をやりとりする端子84、電源
電圧をモニタする端子86、発電機のステータコイル5
3,54.55中性点と接続される端子87、電源端子
81および電源電圧をキースイッチ56よりランプ52
を介して、診断用のNMOSスイッチ12に接続される
端子85、パワーICの誘導性負荷51である界磁コイ
ルに接続される端子82、接地端子83が設けられてい
る。
ここで、界磁コイル51は、パワーNMOSFET11
のソース側に接続され、パワーNMOSFET 11の
スイッチング動作により界磁コイル51に流れる電流(
平均値)が制御される。
ゲート制御回路Aについては、既に各実施例で詳述した
ように、電源61の両極とパワーNMOSFET11の
ゲート・ソースとの間に設けられ、また、例えば電子ス
イッチとコンデンサの組合せで、電源61側の電荷を予
め充電した後にパワーNMOSFET11のゲート・ソ
ース間浮遊容量に転送する機能を有する。
本実施例ではキースィッチ56オン時にNMOSFET
12がオンし、ランプ52が点灯することで、パワーN
MO3ICI lの動作状態が表示される。
また、パワーICl0における検出・診断回路90が電
源61の電圧を端子86を介して検出する。発電機Gに
発生する電圧は、エンジン回転数換言すれば発電機回転
数の上昇に比例し、この発生電圧の上昇によりバッテリ
電圧も上昇する。そして、この電源電圧の上昇が検出回
路90で検出されると、パルス幅制御回路14が現在の
発電機回転数に対応したパルス幅信号(パワーNMOS
FET11を作動させるため、のゲートオン時間信号)
を出力し、この出力がスイッチ駆動口I440を介して
ゲート制御回路Aに送られる。ゲート制御回路Aは、こ
の信号に基づき既に他の実施例で述べた予充電と電荷転
送のスイッチング動作を行なう。
このスイッチング動作は1発電機の回転数が上昇すると
反比例して減少するよう設定され、ゲート制御のスイッ
チング回数の減少によりパワーNMO5FHT 11の
単位時間当りのオン時間(通流率)が減り、その分、界
磁コイル51に流れる平均電流が減って発電機電圧を一
定に保つことができる。
すなわち、発電機Gの発生電圧はその回転数及び界磁電
流に比例するので、この界磁電流をオン。
オフ制御して、ダイオード75a、75b、75c。
76a、76b、76cによって整流される発電機発生
電圧を制御できる。なお、ゲート制御回路Aの停止の際
には、パワーNMOSFET 11のゲート・ソース間
の放電ループLに設けた放電回路19がゲート・ソース
間を接続して、ゲート・ソース間浮遊容量を放電させ、
これにより界磁コイル51のオフ時に生じる誘起電圧の
影響を受けることなく、パワーNMOSFETを誤動作
なく停止させることができる。検出診断回路90による
負荷駆動回路の自己診断については、他の実施例で述べ
たので説明を省略する。
なお、パワーNMOSFET 11による電流制御はバ
ッテリ電圧の検出値に代えて発電機Gの発生電圧を直接
検出して行なってもよい。
本実施例によれば、ゲート制御回路AによりパワーNM
OSFET 11を安定に且つ高速チョッパ制御するの
で、バッテリ電圧をきめ細かく制御できると共に、誤動
作の少ない電圧制御回路を実現できる効果がある。
〔発明の効果〕
本発明における第1の課題解決手段によれば、パワーN
MOSFETを用いた負荷駆動回路において、負荷を介
さずパワーNMOSFETを導通・不導通とすることが
出来るので、抵抗値が大幅に変化する負荷の場合にもス
イッチング時間が安定に保たれ、高速のチョッパ制御を
安定に行うことができる。
また、第2の課題解決手段によれば、パワーNMOSF
ETのソース端子電圧を用いて行う各種検出・自己診断
回路の論理を正常にかつ信頼性よく行うことができる。
更に第3の課題解決手段によれば、パワーNMOSFE
Tを非導通状態にする時は、ゲート電圧を電源、接地電
位から切離して、しかもゲート・ソース間で負荷を介す
ることなく放電させるので、ゲート電位とソース電位を
等しくすることで、出力のソース端子に誘導性負荷の負
電圧が生じてもパワーNMOSFETが誤動作すること
がない。したがって誘導性負荷をも安定に制御すること
ができる。
また、第4の課題解決手段によれば、バッテリ電圧をき
め細かく制御でき、誤動作の少なくICレギュレータを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図は、
本発明の各実施例(第1〜第6実施例)を示す回路構成
図である。 10・・・パワーIC111・・・パワーNMOSFE
T 、14 。 40・・・ゲート制御の予充電及び電荷転送の回数制御
手段(パルス幅制御回路、スイッチ駆動回路)、19・
・・放電用スイッチ、20.30・・・スイッチング手
段(20a、20c・・・第1の電子スイッチ。 20b、20cm第2の電子スイッチ、30a。 30c・・・第3の電子スイッチ、30b、30c・・
・第4の電子スイッチ)、21.22・・・ダイオード
(第1.第2の電子スイッチ)、23・・・コンデンサ
、24・・・ゲート・ソース間浮遊容量、31・・・P
MOSFET (第5の電子スイッチ)、32・・・P
MOSFET(第4の電子スイッチ)、33・・NMO
SFET  (第3の電子スイッチ)、34・・・PM
OSFET (放電用スイッチ)、35〜38・・・ア
ナログスイッチ(第1〜第4の電子スイッチ)、39・
・・放電用スイッチ、51・・・負荷、界磁コイル、6
1・・・バッテリ電源、70・・・倍電圧回路(昇圧回
路)、90・・・検出診断回路(ソース電位検出、バッ
テリ電位検出手段兼用)、91・・・ソース電圧検出回
路、92・・・温度検出回路、93・・・診断回路、A
・・・ゲート制御回路、$Ir1J 第2回 sob式−一114電子スイッチ 茶4日 24− 浮直勝重 33−1門ospt:r(*3電5−xM)第5回 7σ−−一直歳J圧回浴

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、NチャンネルパワーMOSFETのドレインが電源
    の(+)極に接続され、ソースが負荷を介して電源の(
    −)極に接続されるものにおいて、前記電源の両極と前
    記Nチャンネルパワー MOSFETのゲート・ソースとの間に、コンデンサと
    、スイッチ切換動作により前記コンデンサに前記電源か
    らの電荷を充電し、充電された電荷を前記ゲート・ソー
    ス間の浮遊容量に前記負荷を介さず転送するスイッチン
    グ手段とを設けてなることを特徴とするNチャンネルパ
    ワー MOSFETを用いた負荷駆動回路。 2、NチャンネルパワーMOSFETのドレインが電源
    の(+)極に接続され、ソースが負荷を介して電源の(
    −)極に接続されるものにおいて、前記電源の両極と前
    記Nチャンネルパワー MOSFETのゲート・ソースとの間に、前記電源から
    の電荷を予め充電した後に前記ゲート・ソース間の浮遊
    容量に前記負荷を介することなく転送するゲート制御手
    段を設けてなることを特徴とするNチャンネルパワーM
    OSFETを用いた負荷駆動回路。 3、第2請求項において、前記ゲート制御手段の予充電
    と電荷転送動作の単位時間当りの回数を制御する手段を
    有し、この回数制御により前記NチャンネルパワーMO
    SFETに流れる負荷駆動電流の通流率を可変制御する
    よう設定してなるNチャンネルパワーMOSFETを用
    いた負荷駆動回路。 4、第1請求項ないし第3請求項のいずれか1項におい
    て、前記NチャンネルパワーMOSFETのゲートは、
    放電用のスイッチを介してアースとの接続、遮断を可能
    とし、この放電用スイッチは、前記Nチャンネルパワー
    MOSFETの作動時にアース遮断、停止時にアース接
    続となるよう設定してなるNチャンネルパワーMOSF
    ETを用いた負荷駆動回路。 5、第1請求項ないし第4請求項のいずれか1項におい
    て、前記NチャンネルパワーMOSFETのゲート・ソ
    ース間に放電用ループを形成して、このループに前記負
    荷を介さずに前記ゲート・ソース間の接続、遮断を行な
    う放電用のスイッチを設け、この放電用スイッチは、前
    記NチャンネルパワーMOSFETの作動時に前記ゲー
    ト・ソース間を遮断し、停止時には接続するよう設定し
    てなるNチャンネルパワーMOSFETを用いた負荷駆
    動回路。 6、第1請求項、第4請求項、第5請求項のいずれか1
    項において、前記ゲート・ソース間の浮遊容量に電荷を
    転送するためのスイッチング手段は、第1から第4の電
    子スイッチを備え、このうち、第1の電子スイッチは、
    前記電源の(+)極と前記コンデンサの一端を、第2の
    電子スイッチは、このコンデンサー端と前記Nチャンネ
    ルパワーMOSFETのゲートを、第3の電子スイッチ
    は、前記電源の共通アースラインと前記コンデンサの他
    端を、第4の電子スイッチは、このコンデンサ他端と前
    記NチャンネルパワーMOSFETのソースを接続、遮
    断するものとし、且つ前記第1、第3の電子スイッチが
    同相のオン・オフ動作を行ない、前記第2、第4の電子
    スイッチが前記第1、第3の電子スイッチとは逆相のオ
    ン・オフ動作を行なうよう設定してなるNチャンネルパ
    ワーMOSFETを用いた負荷駆動回路。 7、第6請求項において、前記電子スイッチは、それぞ
    れがアナログスイッチで構成されるNチャンネルパワー
    MOSFETを用いた負荷駆動回路。 8、第6請求項において、前記第1〜第4の電子スイッ
    チは、PチャンネルMOSFETとNチャンネルMOS
    FETを任意に組合せてなり、これらの電子スイッチが
    “1”“0”の2値信号を入力して、前記第1、第3の
    電子スイッチと前記第2、第4の電子スイッチとが相補
    的にオン、オフ動作をするよう設定してなるNチャンネ
    ルパワーMOSFETを用いた負荷駆動回路。 9、第6請求項において、前記第1、第2の電子スイッ
    チは、夫々ダイオードにより代替し、前記第3の電子ス
    イッチをNチャンネル或いはPチャンネルFETで、前
    記第4の電子スイッチを前記第3の電子スイッチと反対
    のチャンネルのMOSFETで構成し、これらの第3、
    第4の電子スイッチが相補的に動作するよう設定すると
    共に、前記第1、第2電子スイッチの代替ダイオードと
    直列に第5の電子スイッチを設け、この第5の電子スイ
    ッチは、前記第3の電子スイッチと同期してオン、オフ
    動作するよう設定してなるNチャンネルパワーMOSF
    ETを用いた負荷駆動回路。 10、第9請求項において、前記第1電子スイッチ代替
    ダイオードと前記第5電子スイッチとの間に直流昇圧回
    路を設けてなるNチャンネルパワーMOSFETを用い
    た負荷駆動回路。 11、NチャンネルパワーMOSFETのドレインが電
    源の(+)極に接続され、ソースが負荷を介して電源の
    (−)極に接続されるものにおいて、前記Nチャンネル
    パワーMOSFETのゲート・ソース間の浮遊容量に前
    記負荷を介さずにNチャンネルパワーMOSFET作動
    用の電荷を供給する手段と、 前記NチャンネルパワーMOSFETのソース電位を検
    出して、このソース電位と前記NチャンネルパワーMO
    SFET作動用電荷の供給動作の相関関係から負荷駆動
    回路の自己診断を行なう手段と、前記負荷駆動回路の自
    己診断で異常な旨の判定がなされると、前記Nチャンネ
    ルパワー MOSFETの作動を停止させる手段とを備えてなるこ
    とを特徴とするNチャンネルパワーMOSFETを用い
    た負荷駆動回路。 12、第10請求項において、前記負荷駆動回路の自己
    診断を行なう手段は、前記NチャンネルパワーMOSF
    ETの温度を検出して該NチャンネルパワーMOSFE
    Tを自己診断する機能を有するNチャンネルパワーMO
    SFETを用いた負荷駆動回路。 13、バッテリ電源電圧或いは発電機の発生電圧を検出
    する手段と、 負荷電流制御のパワー素子を構成するNチャンネルパワ
    ーMOSFETで、そのドレインが前記バッテリ電源の
    (+)極に、ソースが前記発電機の界磁コイル(負荷)
    を介して前記バッテリ電源の(−)極に接続されるパワ
    ー素子と、 前記NチャンネルパワーMOSFETのゲート・ソース
    と前記バッテリ電源の両極との間にて、前記バッテリ電
    源或いは発電機からの電荷を予め充電した後で前記ゲー
    ト・ソース間の浮遊容量に前記界磁コイルを介すること
    なく転送して、該NチャンネルパワーMOSFETを作
    動させるゲート制御手段と、 前記発電機の発生電圧が一定となるようその界磁コイル
    に流れる平均電流を調整するため、前記バッテリ電源及
    び発電機のいずれかの検出電圧に基づき前記ゲート制御
    手段の単位時間当りの予充電及び電荷転送の動作回数を
    制御する手段と、 前記NチャンネルパワーMOSFETのゲート・ソース
    間に前記界磁コイルを介することなく形成される放電用
    のループで、前記NチャンネルパワーMOSFETの作
    動、停止の動作に合せて、この放電用ループの開閉を行
    なう手段とを、備えてなることを特徴とするICレギュ
    レータ。
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