JPH02157806A

JPH02157806A - Ｓｚ型ルースチューブケーブルの集合方法

Info

Publication number: JPH02157806A
Application number: JP63313108A
Authority: JP
Inventors: Yuji Kameo; 亀尾　祐司
Original assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date: 1988-12-12
Filing date: 1988-12-12
Publication date: 1990-06-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はＳＺ型ルースチューブケーブルの集合方法に関
するものである。

（従来の技術）第２図はＳＺ型ルースチューブケーブルの一例の説明図
で、同図（イ）は上記ケーブルの横断面図１、同図（ロ
）は該ケーブルを構成するルースチューブ光ファイバの
横断面図である。

ルースチューブ光ファイバ（１Ｇ）は同図（０）に示す
ように、熱可塑性樹脂チューブ（１２）内に複数本の光
ファイバ心線（１１）を収容し、チューブ（１２）内間
隙部に防水フンバウンド（１３）を充填した構成を宵し
ている。

上記光ファイバ心線（ｌりとしては、光ファイバ上に通
常ＵＶ樹脂被覆を施したものが用いられ、熱可塑性樹脂
チューブとしては、ポリエチレン、ナイロン、ポリエス
テル系樹脂をチューブ状に押出し成形したものが用いら
れる。又チューブ（１２）内に充填する防水フンパウン
ド（１３）としては、シリコーンゲル、石油系ゼリー等
が用いられる。

このようなルースチューブ光ファイバ（ｌＯ）の複数本
を、抗張力線（２１）上にプラスチック等の被覆、！（
２２）を設けて成る中心部材（２０）の外周上に、撚方
向を一定周期で反転させて（いわゆるＳＺ撚）集合し、
第１図（イ）のようなＳＺ型ルースチュ−ブケーブルを
得る。

第３図は上述のようなＳＺ型ルースチューブケーブルの
集合方法の説明図である。

一定張力を発生させるブレーキ機構が付いたサプライ装
置（３０）からルースチューブ光ファイバ（ｌＯ）を繰
り出し、集合点の手前に間隔をおいて配置した２個の目
板（３１）（３２）を通過させ、進行方向の後方に位置
する集合目板（３２）を、同−撚ピツチ数毎に回転方向
を反転させてＳＺ撚りを与え、集合点直後で粗巻ヘッド
（３３）でナイロン糸等による粗巻きを施し、撚りの戻
るのを防いで集合する。

この際、２個の目板（３１）（３２）間のパスラインに
は、ルースチューブ光ファイバ（１０）が中心部材（２
０）に巻き付くのを防ぐため、中空パイプ（３４）を配
置し、中心部材（２０）は中空パイプ（３４）内を、ル
ースチューブ光ファイバＨｏ）は中空パイプ（３４）の
外周上を滑りながら巻き付くようにしている。

（解決しようとする課題）上述した従来の集合方法では、撚り方向が反転するとき
に、中空パイプ（３４）に巻き付いたルースチューブ光
ファイバ（ＩＱ）が撚り戻され、ルースチュ−ブ光ファ
イバ（１０）の張力が低下し、ケーブルに集合されたル
ースチューブ光ファイバ（１０）の伸び歪みが不均一と
なる。これが原因となって、ＳＺ型ルースチューブケー
ブルの低温での伝送特性が劣化するという問題点があっ
た。

（課題を解決するための手段）本発明は上述の問題点を解消したＳＺ型ルースチューブ
ケーブルの集合方法を提供するもので、その特徴は、ル
ースチューブ光ファイバのサプライｉｔのブレーキ機構
にブレーキ力とつり合う力が発生するまでスプリングの
変位を増加させながらサプライボビンが回転した後ブレ
ーキ機構が曇くようにしたことにある。

第１図は本発明の集合方法におけるルースチューブ光フ
ァイバのサプライ装置の説明図で、同図（イ）は正面図
、同図（ロ）は（イ）図の右側面図である。

図面において、（１）はルースチューブ光ファイバ（１
０）を巻付けるサプライボビン、（２）は上記サプライ
ボビン（口に係止して設けた一次側ストッパー　（３）
は張力負荷用パウダーブレーキ（４）に連結して設けた
二次側ストッパー　（５）は上記−次側ストッパー（２
）と二次側ストッパー（３）間に装着された撚り戻り吸
収用のスプリング、（Ｂ）はサプライシャフトである。

（作用）ルースチューブ光ファイバのサプライ張力は張力負荷用
パウダーブレーキ（４）の設定と、撚り戻り吸収用のス
プリング（５）の強度で決定される。スプリング（５）
のバネ定数と変位量（回転角）の積が、パウダーブレー
キ（４）の設定張力と等しくなるまでサプライボビン（
１）が回転し、等しくなった時点で、−次側ストッパー
（２）と二次側ストッパー（３）とが連動して、ルース
チューブ光ファイバのサプライ張力はパウダーブレーキ
（４）の張カメ等しくなる。

撚り方向が反転する部分では、反転する直前まで中空パ
イプ（３４）に巻きついたルースチューブ光ファイバが
撚り戻されるようになり、ルースチューブ光ファイバの
繰り出し速度が減少すると共に・、張力も減少する。撚
り戻り吸収用スプリング（５）を効かせていると、反転
部での張力の弛みを最小限におさえることが可能となる
。

（実施例）外径３．３■φの１２心人りルースチューブ光ファイバ
の６本を、中心部材（外径３．５ｍｍφのＦＲＰ）上に
、ピッチ８０ｍｍで同一方向８ピツチづつの反転を行な
って撚合せ、ナイロン糸２本をクロス巻きして集合した
。ルースチューブ光ファイバのサプライ張力は５ｋｇ／
本で設定し、ｌ０００ｍのケーブルを製造した。

集合コアの状態で、ケーブル温度特性を評価した。結果
は第４図に示す通りである。従来方法で集合したケーブ
ル（Ａ）では、１４４心中７心（ルースチューブ５本）
で、１．５５ａｍ帯の伝送損失が一４０℃で、平均０．
２１ｄＢ／ｋｍが０．７１ｉｄＢ／に■まで上昇した。

これに対し、本発明の方法により集合したケーブル（Ｂ
）では、同様の温度特性を評価したところ、１４４心、
全心について、−４０’Ｃでの損失増加は見られなかっ
た。

（発明の効果）以上説明したように、本発明の集合方法によれば、ケー
ブルの全長にわたりルースチューブ光ファイバに加わる
張力が略々一定となるため、チューブ内に収容されてい
る光ファイバ心線の余長率（光ファイバ心線がケーブル
長より長く収容されている）を長手方向に均一にするこ
とが可能となり、極めて安定した特性の光ケーブルを製
造することができる。又サプライ張力の安定化に伴ない
、集合線速の増加も可能となり、その経済的効果は大き
いものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の集合方法におけるルースチューブ光フ
ァイバのサプライ装置の説明図で、同図（イ）は正面図
、同図（ｆｆ）は（イ）図の右側面図である。第２図はＳＺ型ルースチューブケーブルの一例の説明図
で、同図（イ）は上記ケーブルの横断面図、同図（ロ）
は該ケーブルを構成するルースチューブ光ファイバの横
断面図である。、第３図はＳＺ型ルースチューブケーブルの集合方法の
説明図である。第４図は本発明の集合方法（Ｂ）と従来の集合方法（Ａ
）によるケーブルの温度特性図である。１・・・サプライボビン、２・・・−次（ＩＩＩストッ
パー３・・・二次側ストッパー　４・・・張力負荷用パ
ウダーブレーキ、５・・・スプリング、６・・・サプラ
イシャフト。寥　１　図（イ〕葵２　目賽３　図（Ａ）（Ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）熱可塑性樹脂チューブ内に複数本の光ファイバ心
線を収容してなるルースチューブ光ファイバの複数本を
、中心部材の外周上に撚方向を一定周期で反転させて集
合するＳＺ型ルースチューブケーブルの集合方法におい
て、上記ルースチューブ光ファイバのサプライ装置のブ
レーキ機構にブレーキ力とつり合う力が発生するまでス
プリングの変位を増加させながらサプライボビンが回転
した後ブレーキ機構が働くようにしたことを特徴とする
ＳＺ型ルースチューブケーブルの集合方法。