JP2020056124A - ロープ - Google Patents

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中塚 宏文
Hirofumi Nakatsuka
宏文 中塚
崇介 森本
Takasuke Morimoto
崇介 森本
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Ashimori Industry Co Ltd
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【課題】芯部のストランドがヤーンを撚り合せていないので強度の低下がなく、且つストランドが柔軟であってそれを容易に組み合わせることができるロープ。【解決手段】複数の繊維からなるヤーンを複数本集束し、その外周に集束糸を螺旋状に巻回してストランド1を形成し、当該ストランド1を複数本組み合わせてなるロープ。及び、当該ロープで芯部7を形成し、芯部7の外側を、複数の繊維からなるヤーン8を組み合わせて形成した筒状の皮部9で被覆してなるロープ6。【選択図】図3

Description

本発明は複数の繊維からなるヤーンを複数本集束してストランドを形成し、当該ストランドを複数本組み合わせ又は撚り合わせてなるロープに関するものであって、繊維の使用量が同一であっても強度が大きいロープに関するものである。
芯部の外側を皮部で被覆してなるロープとしては、例えば特開2012−7255公報に示されたものが知られている。このものは合成繊維からなるヤーンを複数撚り合わせて形成した複数のストランドを組み合わせて芯部を形成し、当該芯部の外側に、複数の合成繊維からなるヤーンを撚り合わせてなる複数のストランドを組み合わせて形成した筒状の皮部で被覆してなるものである。
ロープは一般に糸条を撚り合わせてヤーンを形成し、さらに当該ヤーンを撚り合わせて親ヤーンを形成することもある。そして当該ヤーン又は親ヤーンを撚り合わせてストランドを形成し、当該ストランドを撚り合わせ又は組み合わせることにより、ロープを形成するのである。
しかしながら糸条をできるだけ直線的に配置することにより強度を確保することができるのであるが、糸条なりヤーンなりストランドなりを撚り合わせることにより長さ方向に対して角度がつくため、その都度強度が低下することが避けられない。
前述の構造のロープにおいては、芯部も皮部も共に、ヤーンを撚り合せてストランドを形成しているので、ヤーンを撚り合わせた分ストランドの強度が低下しており、その強度が低下したストランドを組み合わせているので、ロープの強度はさらに低下することとなるのである。
また撚りによる強度の低下を抑制するものとして、特開昭50−48250号公報に示されるように、糸条を集束してなる芯体の外周に合成樹脂テープを巻回し、さらにその外周に糸条を組み合わせた外層を形成してストランドとし、さらにそのストランドを複数本組み合わせてロープとしたものも知られている。
しかしながらこのものにおいては、芯体が糸条を集束したものであって、その外側が合成樹脂テープと糸条を組み合わせた外層で締め付けられているため、ストランドが堅くそれを組み合わせてロープとすることが困難である。
特開2012−7255公報 特開昭50−48250号公報
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、芯部のストランドがヤーンを撚り合せていないので強度の低下がなく、且つストランドが柔軟であってそれを容易に組み合わせることができることを目的とするものである。
而して本発明の第一のロープは、複数の繊維からなるヤーンを複数本集束し、その外周に集束糸を螺旋状に巻回してストランドを形成し、当該ストランドを複数本組み合わせてなることを特徴とするものである。
而して本発明の第二のロープは、複数の繊維からなるヤーンを複数本集束し、その外周に集束糸を螺旋状に巻回してストランドを形成し、当該ストランドを複数本組み合わせて芯部を形成し、当該芯部の外側を、複数の繊維からなるヤーンを組み合わせて形成した筒状の皮部で被覆してなることを特徴とするものである。
ストランドの斜視図 本発明の第一のロープであって、(a)は正面図であり、(b)は横断面図である。 本発明の第二のロープであって(a)は一部分解正面図であり、(b)は横断面図である。
以下本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明におけるストランド1を示すものであって、当該ストランド1は、複数の繊維からなるヤーン2をストランド1の長さ方向に平行に複数本集束し、その集束したヤーン2の外周に集束糸4を螺旋状に巻回してなるものである。
図2(a)は第一の発明のロープ5を示すものであり、(b)は当該ロープ5の横断面図である。そしてこのロープ5は、前記ストランド1を複数本(図面においては12本)組み合わせてなるものである。
本発明によれば、前記ストランド1は複数のヤーン2を集束しただけのものであって、従来のロープのストランドのように撚り合わされていないため、撚りによる強度の低下が生じることはなく、ストランド1の強度は大きい。
そしてこの強度の大きいストランド1を組み合わせてロープ5を形成しているので、組みによる多少の強度低下は生じるものの、ストランド1の撚りによる強度低下が生じないので、全体として強度が大きいものとなる。
またストランド1の外周には集束糸4が巻回されているので、ストランド1における個々のヤーン2がばらけることがなく、前述のストランド1の大きい強度は十分に確保されるのである。
次に図3(a)は第二の発明のロープ6の一部を分解して示すものであり、(b)は当該ロープ6の横断面図である。そしてこのロープ6は、前記ストランド1を複数本(図面においては12本)組み合わせてなる芯部7の外側を、複数のヤーン8を組み合わせて形成した筒状の皮部9で被覆したものである。
すなわち本発明のロープ6は、前記第一の発明におけるロープ5を芯部7とし、その外側に筒状の皮部9を被覆したものであって、前記第一の発明において述べたと同様にストランド1が撚り合わされていないため撚りによる強度の低下が生じることはなく、ストランド1の強度は大きい。
そしてこの強度の大きいストランド1を組み合わせて芯部7を形成しているので、組みによる多少の強度低下は生じるものの、ストランド1の撚りによる強度低下が生じないので、全体として強度が大きいものとなる。
またストランド1の外周に集束糸4が巻回されており、さらに芯部7の外側を皮部9で被覆しているので、ストランド1におけるヤーン2がばらけることがなく、前述の強度は十分に確保されるのである。
また本発明によれば、ストランド1はヤーン2が平行に配置され、その外側に集束糸4が螺旋状に巻回されているので、先に述べた特開昭50−48250号公報のように、合成樹脂テープや筒状の外層で締め付けられておらず、ストランド1が柔軟であってそれを組み合わせて芯部7を形成するのが容易であり、且つ芯部7も柔軟なものとなる。
実施例1
2200Tのポリプロピレン糸を7本撚り合わせた糸条を、さらに3本撚り合わせてヤーン2とし、さらにそのヤーン2を20本引き揃え、その外周に1670Tのポリエチレンテレフタレート原糸を集束糸として40mmピッチで巻回してストランド1を形成した。当該ストランド1を12本、550mmのリードで組み合わせて、55mm径のロープ5を形成した。
比較例1
前記実施例1との比較のために、2200Tのポリプロピレン糸を7本撚り合わせた糸条を、さらに3本撚り合わせてヤーン2とし、さらにそのヤーン2を20本撚り合せてストランドを形成した。当該ストランドを12本、550mmのリードで組み合わせて、55mm径のロープを形成した。
実施例2
前記実施例1のロープ5を芯部7とし、当該芯部7の外側を、3300Tのポリプロピレン単糸1本と、1670Tのポリエチレンテレフタレート単糸を2本とを撚り合わせた糸を、さらに3本撚り合わせ、さらにその糸条を6本とを撚り合わせたものをヤーン8とし、当該ヤーン8をを64本、430mmのリードでブレードして形成した、70mm径の皮部9で被覆して、ロープ6を形成した。
比較例2
前記実施例2との比較のために、前記比較例1のロープを芯部7とし、当該芯部7の外側を、前記実施例2における皮部9と同様の皮部で被覆してロープを形成した。
前記実施例1、2及び比較例1、2により得られたロープについて引っ張り強度を測定した。
その結果、実施例1と比較例1との対比において、比較例1のロープにおいては546kNであったのに対し、実施例1のロープにおいては592kNであって引っ張り強度が実施例において大幅に向上していた。
また実施例2と比較例2との対比においても、比較例2のロープにおいては780kNであったのに対し、実施例2のロープにおいては846kNであって、引っ張り強度が実施例において大幅に向上していた。
1 ストランド
2 ヤーン
4 集束糸
5 第一の発明のロープ
6 第二の発明のロープ
7 芯部
8 ヤーン
9 皮部

Claims (2)

  1. 複数の繊維からなるヤーン(2)を複数本集束し、その外周に集束糸(4)を螺旋状に巻回してストランド(1)を形成し、当該ストランド(1)を複数本組み合わせてなることを特徴とする、ロープ
  2. 複数の繊維からなるヤーン(2)を複数本集束し、その外周に集束糸(4)を螺旋状に巻回してストランド(1)を形成し、当該ストランド(1)を複数本組み合わせて芯部(7)を形成し、当該芯部(7)の外側を、複数の繊維からなるヤーン(8)を組み合わせて形成した筒状の皮部(9)で被覆してなることを特徴とするロープ
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