JPH02156812A - コーティング種子 - Google Patents

コーティング種子

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JPH02156812A
JPH02156812A JP31258688A JP31258688A JPH02156812A JP H02156812 A JPH02156812 A JP H02156812A JP 31258688 A JP31258688 A JP 31258688A JP 31258688 A JP31258688 A JP 31258688A JP H02156812 A JPH02156812 A JP H02156812A
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rice
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山本 兼三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、種子が栄養土でコーティングされたコーテ
ィング種子に関する。
〔従来の技術〕
日本人の主食である米は、はとんど水田で栽培される。
この水田栽培において、非常に面倒な作業が田植えであ
る。
田植えは、以前、苗代を作り、この苗代で成育した苗を
水田に移植するようにしていた。この移植作業は、手作
業で部分と多人数を要するものであったが、近年、育苗
箱で苗を育成し、この苗を田植え機で田植えができるよ
うになり、かなりの人員が削減できるようになっている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、いくら機械化が進んでも育苗箱で苗を育
成したりする作業はなくならない上、高価な機械が必要
なためにコストが嵩むと言う問題がある。しかも、一般
の田植え機は、苗の横取りピッチを変更することが困難
であるため、育苗箱に苗を育成する際、その横方向のピ
ッチを機械の横取りピッチに合うように播種しなければ
ならないのであるが、種子は小さいので1粒ずつピッチ
を揃えて播種することが困難である。そこで、ピッチが
揃わない部分があり、どうしても欠株がでると言う問題
等もある。
一方、他所で育苗して改めて田植えを行うと言う作業を
行う必要がない直播による方法がある。
この直播方法では、労働力が削減できると言う利点があ
るが、従来の直播方法では以下のような問題点があった
すなわち、たとえば、植え込みが浅いと倒伏する可能性
があるなどの問題があり、通常播種後に覆土するように
なっているのであるが、覆土すると種子が酸欠を起こし
て発芽しないことが多い。
また、覆土をしないようにするため、田に30n程度の
深さの■溝を形成し、そのV溝の底に播種し無覆土にす
る方法もあるが、裸籾の場合、鳥害の虞や無覆土である
と■溝の底ある種子が田に水を入れると流されて溝底を
移動したりする虞もある。しかも、無覆土の状態で除草
剤を散布すると除草剤の影響で発芽しないと言う大きな
問題がある。
また、上記酸欠状態による発芽不良をなくすために、コ
ーティング種子が提案されている。このコーティング種
子は、酸素を発生する薬剤(カルバ−)で種籾が酸欠に
なることを防ぎ、酸欠により発芽しないと言うようなこ
とがないようにするものである。
このコーティング種子を用いた場合、酸欠による発芽不
良が従来より減少するのであるが、このコーティング種
子は、酸素発生剤が比較的硬くコーティングを厚くする
と逆に発芽を妨害することになるので、コーティングが
比較的薄いものになっている。
したがって、このコーティング種子を用いた場合も、除
草剤の影響を受けやすく裸籾同様に播種後覆土しなけれ
ばならない。このため、充分な発芽率を得られないのが
現状である。
この発明は、上記のような問題点を解決することができ
るコーティング種子を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、このような目的を達成するために、種子が
その周りを栄養上で囲まれてなる種子団子であって、前
記栄養上が多孔質粘土鉱物、木炭粉、および、これらに
吸着された栄養成分と微生物により構成されていること
を特徴とする種子団子を要旨としている。
〔作 用〕
この発明にかかるコーティング種子は、上記のように構
成されているので、木炭粉によって団子全体が黒色で熱
吸収性がよい。また、種子が木炭粉によって遮光される
。多孔質粘土鉱物および木炭粉が栄養成分を充分吸収し
た状態にされていて、その栄養成分を種子に徐々に供給
することができるとともに、多孔質粘土鉱物および木炭
粉が除草剤の影響を緩和して種子および芽に直接影響を
与えない。さらに、厚くコーティングしても多孔質粘土
鉱物が水に溶けやすいので、発芽を妨げることがない。
〔実 施 例] 以下に、この発明を、その実施例をあられす図面を参照
しつつ詳しく説明する。
第1図は、この発明にかかるコーティング種子の断面を
模式的にあられしている。
図にみるように、このコーティング種子Aは、種子1が
栄養上2で(るまれでいる。栄養上2は、主にゼオライ
トやモンモリロナイトなどの多孔質粘土鉱物に木炭の混
合されたもので構成され、多孔質粘土鉱物および木炭に
栄養成分および微生物が吸収されている。
栄養成分としては、とくに限定されないが、木炭にリン
成分が保持され、多孔質粘土鉱物には、窒素成分やカリ
成分が保持される。なお、窒素成分としては、0.1重
量%程度吸収されていることが好ましい。すなわち、こ
の程度の窒素成分が吸着されていると、種子lの発芽が
極めて良好になる。
微生物は、木炭粉に保持されるようになっていて、とく
に限定されないが、たとえば、植物の根の先端に付着し
て植物を病気等から守ったり、成長を助けると言われて
いるラクト・バチルス菌などが挙げられる。
種子1としては、特に限定されないが、たとえば、籾や
麦などが挙げられる。
木炭は、特に限定されないが、多孔質粘土鉱物に対して
20重量%程度にすることが好ましい。
栄養上の厚みは、特に限定されないが、種子径の2〜7
倍程度が好ましい。
この発明にかかるコーティング種子は、上記のように種
子が栄養土で囲まれているので、多孔質粘土鉱物および
木炭に吸収された栄養成分が徐々に種子に供給され、植
物の成長が非常に良好なものとなる。したがって、籾を
直播しても、従来のように発芽が不良で株立ちが揃わな
いと言う問題がなくなる。また、栄養土には、木炭が混
合されているので、光が種子まで透過しにくくなる。す
なわち、種子によっては、光によって発芽状態が変化す
るため、冷暗所に保存しなければならないのであるが、
このコーティング種子の場合、木炭が遮光体となるため
、保存性が非常によいのである。しかも、木炭および多
孔質粘土鉱物は、ともに多孔質であるため、内部の種子
の温度変化が少ない。
一方、使用時において、栄養土は、すぐに土壌と同化し
てしまうが、種子のまわりに存在しているため、多孔質
粘土鉱物および木炭に吸着した栄養成分が種子および根
の成長を助けるようになっている。しかも、木炭が黒い
ため、太陽熱を吸収して種子付近の土壌温度が高くなる
ため、より一層発芽が助長されることとなる。また、ゼ
オライトなどの粘土鉱物は土壌の改質に用いられるもの
であって、このコーティング種子匂用いれば、収穫後、
農地を耕起するので、間接的に土壌改良剤を施用したこ
とになり、経年的に土壌が改良されていくことにもなる
。また、栄養土が多孔質で酸素を保持して種子の周りを
取り囲んでいるので、コーティングを厚くしても種子が
酸欠を起こすことがない。しかも、栄養土は、土に同化
しやすく種子の発芽を妨げることがないので、コーティ
ングを厚くしても発芽が妨げられることがない。コーテ
ィングを厚くすれば、その径が大きくなり、1粒ずつ間
隔を置いて播種したりすることが容易となる。
なお、種子が籾の場合、第2図にみるように、代かきし
た田7に深さ30龍程度の■溝8を形成し、その■溝の
底81に各コーティング種子Aを一定間隔を開けて置く
とともに、上から押さえ、図に鎖線で示すように埋設す
るようにすることが好ましい。このようにすれば、種子
が地面より充分深い所に位置するので、覆土しなくても
倒伏する心配がない。しかも、種子が栄養土でコーティ
ングされているので、除草剤が直接種子に影響を与える
ことがないので、除草剤で発芽が抑制されることがない
栄養土の成分が、ゼオライト、木炭、ラクトバチルス菌
、塩化アンモニウムでその厚みが10宵璽15龍、20
mmのコーティング籾をそれぞれ上記の方法で播種した
ところ、全てのコーティング種子が良好な発芽状態を示
した。一方、栄養土の成分がゼオライト、ラクトバチル
ス菌、塩化アンモニウムでその厚みが1011,15m
m、20mのコーティング籾をそれぞれ上記の方法で播
種したところ、厚みが10鰭のものは80% 15關の
ものは60%、20鰭のものは30%の発芽率しかなか
った。
この発明にかかるコーティング種子は、上記の実施例に
限定されない。たとえば、上記の実施例では、種子が麦
であったが、他の植物の種子でも構わない。上記の実施
例では、栄養成分として、窒素成分だけであったが、カ
リ□ウム成分やリン成分も吸着させるようにしても構わ
ない。上記の実施例では、直播による方法しか例示して
いないが、勿論、従来のように、育苗箱で育苗する場合
にも用いることができる。このコーティング種子は粒を
大きくすることができるので、取り扱い性がよく、田植
え機の横取りピッチに合わせて苗を育成することが容易
である。
〔発明の効果〕
この発明にかかるコーティング種子は、以上のように、
多孔質粘土鉱物、木炭粉、および、これらに吸着された
栄養成分と微生物により構成されている栄養土でコーテ
ィングされてなるので、種子の保存性1発芽性、および
、芽の成長が非常によくなる。したがって、単位面積当
たりに撒く種子の量が少なくても良くなる。また、従来
のように幾株も重なるように生えることがなくなるので
1本の茎が太(なり倒伏が無くなるとともに、収穫量も
増大する。さらに、宿主の害も少なくなる。しかも、粒
径を大きくすることができるので、種子の植え付は作業
が非常に容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる種子団子の1例を模式的にあ
られす断面図、第2図はその播種方法の1例を説明する
田の断面図である。 A・・・コーティング種子 ■・・・種子 2・・・栄養土

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多孔質粘土鉱物、木炭粉、および、これらに吸着
    された栄養成分と微生物により構成されている栄養土で
    コーティングされてなるコーティング種子。
  2. (2)栄養成分として0.1重量%の窒素成分が含まれ
    ている特許請求の範囲第1項記載のコーティング種子。
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US5879311A (en) * 1996-05-17 1999-03-09 Mercury Diagnostics, Inc. Body fluid sampling device and methods of use
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