JPH02156028A - チタンの分離方法 - Google Patents

チタンの分離方法

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JPH02156028A
JPH02156028A JP63310887A JP31088788A JPH02156028A JP H02156028 A JPH02156028 A JP H02156028A JP 63310887 A JP63310887 A JP 63310887A JP 31088788 A JP31088788 A JP 31088788A JP H02156028 A JPH02156028 A JP H02156028A
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ions
group
titanium
sulfuric acid
organic solvent
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JP63310887A
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English (en)
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Morio Watanabe
渡辺 彭夫
Yasuhei Sei
清 廉平
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NISHIMURA WATANABE CHIYUUSHIYUTSU KENKYUSHO KK
Solex Research Corp
Original Assignee
NISHIMURA WATANABE CHIYUUSHIYUTSU KENKYUSHO KK
Solex Research Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はチタンの分離方法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)チタン
の分離方法としては、乾式方法として高温に加熱された
チタンを含む原料にC9,2ガスを反応させて、次式に
示すようにチタンの塩化物の蒸気圧が高いことを利用し
て分離する方法がある。
Ti−Fe+6Cf12−* FeCl2+ TiCu
2↑Fe0 1 Tto2+ 3C+ t3clx−P
eCJ2z+ TiCLt +  3CO↑生成したT
iClaは136℃ 760mmHgと蒸気圧が高く、
共存する他の金属の塩化物との蒸気圧との差が分離因子
となる。
原料中にTiに比較して、他の金属例えばFeの含有量
が大きな値である場合には、Ti以外の金属と結合する
0文、ガスの量が多くなり、経済性が低下する為に乾式
法による分離には限度がある。
この為にTiに比較して例えばFeの如き他の金属が多
い場合には、電気炉や溶鉱炉等で高温にて、Tiをスラ
グ化して他の金属と分離してTiを濃縮してから、塩素
法で分離する方法が採用されているが、電気エネルギー
の高い地域、石化燃料の高い地域では、このような濃縮
ffi埋が経済性の面からできなくなるという欠点があ
る。
湿式法による分離方法としては、溶媒抽出技術を利用し
たものがある。米国特許3087010号は硫酸溶液中
に含有する主としてTiイオンとFeイオンを分離する
ためにアルキル燐酸を含有する有機溶媒を接触させるこ
とにより該硫酸溶液中のTiイオンを選択的に抽出する
方法であるが、この方法では共抽出されるFeの量が多
く、これを除くために使用される5N〜68 HCIの
量が多くなり、経済性がなくなるという欠点があった。
米国特許3795727号、31049SO号には塩化
物溶解中に含有するTiイオンとFeイオンの分離方法
が開示されている。いずれも溶解中のFeの塩化物錯体
を抽出するもので、対象とする水溶液中の全814濃度
が高くなければならないこと、使用する抽出剤がいずれ
も水溶液に対する溶解度が高いこと、あるいはTiはF
e以外の不純物金属イオンと共存しており精製されてな
く、更に精製工程が必要となること等の多くの欠点を有
している。
水溶液中のTiイオンを分離する代表的なもの一つとし
て硫酸法による酸化チタンの製造法に利用されている。
この方法は多量のチタンを含有しているケースであって
、イルメナイトやアナターゼを濃硫酸を使用して溶解し
ただけではFeイオンの含有量が高いこともあり、Fe
イオンを硫酸鉄の結晶として除き、該溶液中のTiイオ
ンに比較してFeイオンを出来るだけ少なくした後K、
水を加えてTiイオンを水酸化物として沈澱させる方法
であるが、 Tiイオンを完全に除去できず、沈澱復液
中に5〜8g/l Tiイオンが残存するという欠点が
あった。
また硫酸法による酸化チタンの製造廃酸中に含有するC
r”、 Cr”−f’オンの除去について、1969年
2月16日〜20日に開催されたMetallurgj
calSociety of AIMEにおいて第1級
アミンを用いて、Tiイオンとcrイオンを含有する硫
酸溶液よりCr(t!Bイオンを抽出除去することが開
示されている。*た、Ind、 Eng、 Chew、
 Prod、 Res。
Devalop、 Vol 9. No、31970年
にTiイオンとC「イオンを含有する硫酸溶液よりCr
(Hl)イオンをアルキルアミンを使用して抽出除去す
ることがて開示されている。いずれの発表もTiイオン
は抽出されず水溶液中に残存させ、不純物であるCr及
びNbイオンを硫酸塩錯体として抽出するもので、Ti
イオンを抽出分離してFi製する本発明と根本的に異る
方法である。
〔課題を解決するための手段〕
この課題は請求項1に記載の本発明に係るチタンの硫酸
塩錯体の抽出法、すなわち主としてTiイオンを含有し
且つ1種又は2?11以上の金属イオンが共存する硫酸
溶液K、含酸素有機溶媒の群、アルキルアミン(アルキ
ルアリールアミンを含む)の群より選択された1種また
は2種以上より成る有機溶媒を接触させることにより、
該硫酸溶液中のTiイオンを抽出することによりチタン
を分離することを特徴とするチタンの分離法によって解
決される。
また主としてTiイオンを含有し且つ鉄を含む金属イオ
ンが1 f1以上が共存する硫酸溶液K、該溶液中のT
iイオンが塩化物錯体を形成するに必要なClイオンを
H,Na、 Mg、 Ca及びNH4とほの化合物の群
より選択された、少なくとも1種を添加した後、含酸素
有機溶媒の群及びアルキルアミンの群よりなる群から選
択された1種又は2種以上が含有してなる有機溶媒を接
触させることにより、該硫酸溶液中のTiイオンを塩化
物錯体として抽出することにょワて解決される。
更に主としてTiイオンを含有し、且つ鉄及びその他の
金属イオンがIP1以上が共存する硫酸溶液K、該硫酸
溶液中に含有するSO4イオンに対して等化学当量のN
a、 Mg、  K、Ca及びNH4の群より選択され
た少なくとも1種を01の化合物の形で添加した後、含
酸素有機溶媒の群及びアルキルアミンの群から選択され
た1 fi!又は21種以上を含有してなる有機溶媒を
接触させることにより、該溶液中のTiイオンを塩化物
錯体の形で抽出する0次にチタンを抽出し含有する有機
溶媒に主としてTiイオンを含有する硫酸溶液を接触さ
せることにより、共抽出されている鉄の塩化物錯体を含
む不純物を選択的に有機相より水相に移行せしめること
を特徴とするチタンの分離方法によって解決される。 
本発明は従来、水溶液中のTiイオンを分m精製する方
法として利用されてきた、Tiイオンを多量に含有する
硫酸溶液に水を加えてチタンを沈澱させる加水分解法と
異り、チタン濃度が極めて低い濃度であっても利用でき
る。またアルキル燐酸を含有する有機溶媒を使用して該
溶液中のTiイオンを抽出し、共抽出されたFeイオン
を5N〜ISN HCQを接触させて有機相より水相に
移行せしめる方法でなく、更に塩化物溶液中のTiイオ
ンを、Feイオンの塩化物錯体を抽出して分離する方法
でなく、例えば世界各地で生産されている硫酸法による
酸化チタンを製造する際に排出される。
Tiイオンが少量含有し、他にFe、 Mn、 kl、
 St。
V、 Cr、 Nb等の多種の金属イオンが多量に含有
している溶液に直接含酸素有機溶媒の群及びアルキルア
ミンの群から選択された1[又は2種以上を含有してな
る有機溶媒を接触させることにより、該溶液中のTiイ
オンを硫酸塩の錯体として抽出することにより、他の金
属イオンと分離する方法である。
またTiイオンと共に多種金属イオンが多量含有してい
る硫酸溶液にTiイオンが塩化物錯体を形成するに必要
なClの量をH,Na、 Mg、  K、 Ca及びN
H4とClの化合物の群より選択された少なくとも1種
を添加した後、含酸素有機溶媒の群及びアルキルアミン
の群から選択された1種又は2 fit以上を含有して
なる有機溶媒を接触させることにより、該硫酸溶液中の
Tiイオンを塩化物錯体として抽出し、他の金属と分離
する方法であって、対象とするTiイオンを含有する硫
酸m液について制限のある方法ではない。
〔作   用〕
本発明においては、主としてTiイオンを含有する硫酸
溶液についてTiイオンの濃度及び共存する金属イオン
あるいは遊11 S 04濃度についても制限がなく、
どのような液でも出発原料となり得る。
すなわち、Tiイオン含有し且つその他の金属イオンが
1 fl又は2種以上共存する硫酸溶液に含酸素有機溶
媒の群及びアルキルアミンの群から選択された1種又は
2種以上を含有してなる有機溶媒を接触させることによ
り、該硫酸溶液中のTiイオンは次式に一例を示すよう
に錯体として有機相へ抽出することにより、他の金属よ
り分離することができる。
TfO5O4+ Org  −”rioso4  ’ 
 Org上式は抽出反応の一例を示したにすぎず、水溶
液中のSO4濃度(第5図参照)、共存する金属イオン
の濃度や種類によっても異り、また使用する抽出剤によ
フても、抽出されるTiの化字種は変化することを理解
されたい。
またTiイオンを含有し、且つ鉄を含む1種以上の金属
イオンが共存する硫酸溶液K、該溶液に含有するTiイ
オンが塩化物を形成するに必要なClの量をH,Na、
 Mg、 Ca、  KまたはNH4と塩素との化合物
の群より選択された少なくとも1種を添加した後、含酸
素有機溶媒の群及びアルキルアミンの群よりなる群から
選択された1種又は2種以上が含有してなる有機溶媒を
接触させることにより該溶液中のTiイオンを塩化物錯
体として抽出する。
また主としてTiイオンを含有し且つ鉄を含む1種以上
の金属イオンが共存する硫酸溶液K、該溶液が含有する
SO4イオンに対して等化学当量のNa、 Mg、 K
、 Ca及びNH4の群より選択された少なくとも1種
を塩素を含む化合物の形で添加した後、含酸素有機溶媒
を接触させることにより、次式に示すようにTiイオン
は塩化物錯体として有機相に抽出される。
Ti05O4+ 2N84G!+ Org−=TiOI
4. ・Org  + (NH4)2s04TiOSO
4+ 2にCL+−Org →Ti0Jj、 ・ Org  十に2S04TiOS
O4+ MgClx  + Org→Ti0CI12’
  Qrg + Mg5O4TiO5O4+ CaCl
2 + Org−TiQ14z ・Or3  + Ca
5O。
添加するNa、  K、 NH4,CaあるいはMgと
塩素化合物が多い場合には、Tiと共存している多種の
金属イオンも塩化物錯体を形成する。
Fez (SO4) 3 + 6NaC9+ 20rg
−I 2FeCffisJrg+ 3Na、5o4Fe
SO4+ 2KCjl+ Org −I  Fe(又z・Org+に2S04Aj!2(S
O4) 3 + ttu4cp+ Org=2A、1i
cRs+ Org  + 3(NL) 2sOaTiイ
オンに比較してFe”イオンの塩化物は抽出分配比が小
さいので好ましいのはFe2°イオンとして存在するよ
うに調節した方がよい。
Tiと共に抽出されたFeCl2及びFaCQsは、T
iイオンを含有する硫酸溶液を接触させること、あるい
はNaと01の化合物、NaとSO4の化合物、KとC
Qの化合物、KとSO4の化合物、MgとC9の化合物
、MgとSO4の化合物、NHaとClの化合物、NH
4とSOaの化合物及びTiとClの化合物の群より選
択された1 fi以上を含有する水溶液を接触させる事
により有機相のTi以外の不純物を選択的に有機相より
水相に逆抽出することによりTiは精製される。
(Ti00M2・Org +FeCusOrg) + 
Ti05O4−TiOCfL2Jrg+Ti05O4・
Org+ FeCl3(TiOi文2・org+ Fe
Cffi2Jrg) + Ti05O4−*TiOCR
2Jrg+TTiO304Jr+ FeCQt(TiO
Cf□Jrg+ FeCf5・Org) + Ti0C
uz→ 2TiOCl2Jrg+ Fe(:1s(Ti
OC,Q2Jrg+ FeCJh・Org) + Na
2SO4+ Ti0f42=  2TiO(:l12’
Org+FeClz  + Na2SO4(TiO(:
122Jrg+ZnCLJrg) + (NL) 2S
O4+ Ti05L= Ti0CL ・Or3 + T
iOSO4Jr + ZnCl2 + (NH4) z
so4含酸素有機溶媒の群及びアルキルアミンの群から
選択された1種又は2種以上を含有してなる有機溶媒に
抽出されたチタンの硫酸錯体や塩化物錯体は水と接触さ
せることによりTiイオンとClイオン及びTiイオン
とSO4イオンは次式に示すように水相に移り、有機溶
媒は再生される。
TiO3Q4Jrg+水−Org + Ti(1SO4
TiOCl2Jrg+水−* Org +Ti0C!z
またTiを抽出している有機溶媒を水と接触させる前に
予めH2ガス、COガス、SO2ガス、H2Sガス等の
還元性ガスまたは活性炭、Fe” と接触させ、有機相
のTiイオン還元する、あるいは逆抽出液に還元性物質
(Ni2)120.NaH3O5,NaH5゜Na2S
、)IcOO)l、Na、5.0.、アスコロビン酸、
クエン酸、蓚酸、グルコン酸、酒石酸、スルホサルチリ
酸等)を加えた液と接触させる事により、Tiの塩化物
錯体及び硫酸錯体の水相への逆抽出は容易となると共K
、逆抽出時の酸濃度の低下によるチタンの沈澱生成が防
止できる利点がある。
式中のTi及び各金属の化学種が一定のものでなく、抽
出剤の種類、水溶液の組成、不純物の含有の有無等によ
っても大きく変わることを理解されたい。
本発明の任意の工程であるチタンの回収方法は多様であ
り、本発明の利用位置を勘案して、製品は酸化チタン、
水酸化チタン及びチタンアルコキシドと自由に選択する
ことができる。
含酸素有機溶媒より逆抽出された水相に移ったTi0(
42及びTi05O4はアルカリで中和され水酸化物と
して得られ、これを焼成して酸化チタンを造ることがで
きる。
Ti05O4+ 2NaOH= TiO(OH) 2↓
+NaNa2S04TiOC+Ca(O)1)2→Ti
0(0)1)z↓+Cat42Tiイオンの硫酸錯体あ
るいは塩化物錯体を抽出した後の水溶液には、SO4イ
オンが多量に含有している事が多く、そのまま、河川に
放流することができない。
従って、Tiイオンの抽残液に含有するamH2S04
及びFeイオンと結合しているSO4イオンの総和に対
して、Na、 、K、 Mg、 Ca及びN)14の塩
素を含む化合物の群より選択された少なくとも1 ff
fiを、該硫酸含有液に加えた後、該硫酸溶液中のFe
イオンがFe”″イオンである場合には酸化剤を添加す
るか、あるいは電気化学的手法を加えて、Feイオンを
Fe”イオンに変換した後、含酸素有機溶媒の群及びア
ルキルアミンの群から選択された1種又は2m以上を含
有してなる有機溶媒を接触させることにより、水溶液中
のFeイオンを塩化物錯体として抽出する。
Fe、 (SO4) s + 6NaC4+ Org=
 2FaCfis ・Org + 3Na2SO4Fe
2 (so4)3  + 6N84CQ+ Org=Z
FeCls ・Org  + 3(NH4)2SO4F
l12 (SO4) s  + 3MgC42+ Or
g→2Fe(:ff1s ・Org  + 3MgSO
4FeS04 + 2にC,Q+Org = FeCUtJrg  + K2SO4FeSO4+
CaC9,+Org →FeCffizJrg  + CaSO4有機相に抽
出されるFeの塩化物錯体は、上式の化学種に限定され
るものではなく、水溶液中の全H2SO4、全HCfL
及び共存する金属イオンの量及び種類によって変化する
ことを理解されたい。
本発明で使用される有機溶媒は次の群より選択される。
(a)エステルの群 RIO−P−OR3RIO−P−R3 0R20R2 II                     OR
,0−P−R,及び  R1−P−R3R2R2 式中R1,R2,R3は種々のアルキル基及びアリール
基を示し、炭素数4〜14個のものが使用される。また
各アルキル基及びアリール基は、R1−R2−83のも
のやR,−R,≠R3、R1≠R2≠R3の各アルキル
基及びアリール基が異るものや、アルキル・アリール基
と混合しているものも使用される。
(b) アルコールの群 炭素数4〜18個の各種(n−第2.第3)アルコール (C)アミドの群 R−C−NH2R−N−C−CHs I                   11OR゛
0 R−N−C−CH2−C−N−R III       II R’OOR” 式中R,R’、 R”はアルキル基及びアリール基を示
し、炭素数2〜18個のものが使用できる。
R−R’又はRI#R’やアルキル基とアリール基の混
合品もある。
(d) アルキルアミン 第1級アミンRN H2で表わされ、Rはアルキル基又
はアリール基をいう通常使用されるアルキル基の炭素数
は4〜28個のものが使用される。
実施例に示すPrlmen JMT (Rohm&)!
ass社)は次に示す (:83     C!h 82N−(CC)iz) 4−C−CH3CN、   
  C)l。
又はアリール基、アルキル基の炭素数が4〜28個のも
のが使用される。
実施例に示すLA−1(RohllIl& Hass社
)は次に示すものである。
C)Is CHs      HCH3CH3CHsC
t(sccHzccToc)1コC)ICH2−N−C
C)IzCf;HzC(tL3CH3flb     
       CH3CH3CHs本発明で有機溶媒の
希釈用に使用される石油系炭化水素は、芳香族系炭化水
素、脂肪族系炭化水素あるいはこれらの混合品である。
またケロシンの如き雑多な炭化水素混合品もよく使用さ
れる。
本発明で使用するNaとClを含む化合物としては岩塩
(NaCR)に代表されるもので純度によって制約され
ることはないしNaCuO,も使用できる。
勿論海水や産業廃棄物も当然使用することができる。
CaとClを含む化合物、NaとSO4を含む化合物、
NH4と唾を含む化合物、NH4とSO,の化合第2級
アミンR2NHで表わされ、Rはアルキル基物、KとC
lを含む化合物としては産業廃棄物として多量に排出さ
れているが純度に関係なく使用することができる。
本発明ではMgと唾を含む化合物、MgとSO4を含む
化合物についても純度に関係なく使用することができる
本発明で使用する還元性物質は下記の群より選択して使
用することができる。
SO2、 Go、 H,、H2S、 NaH3O,、N
a2SOs、 NaH5゜NazS、 Fe’ 、活性
炭、 N)Iz・NH2・I20. HCOO)I。
(COOH)2. Na2[:204. N)+4Cl
04,Na2S2O3,クエン酸、クエン酸ソーダ、蓚
酸、i酸ソーダ。
蓚酸アンモニウム、スルホサルチル酸、酒石酸、グルコ
ン酸 以下本発明の実施態様を図面に基づいて、さらに詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではないこ
とを理解されたい。
第1図のフローシートは本発明操作の基本型を示す図で
あり、主としてTiイオンを含有し且つ111以上の金
属が共存する硫酸溶液Aを抽出工程Bに導き、ここで含
酸素有機溶媒及びアルキルアミンの群よりなる群からの
選択された1種又は2 fl@以上が含有してなる有機
溶媒■と接触させることにより、該硫酸溶液中のTiイ
オンを硫酸塩の錯体として抽出して他の共存金属と分離
する。有機相に移行したチタンの硫酸錯体は逆抽出工程
Cに於いて水■と接触させることにより有機相のTiイ
オンとS04イオンは水溶液りへ逆抽出され、有機溶媒
■は再生される。
逆抽出する水■の中K、 NaH3O5,NaH5゜N
)I2NHz・t(20等の各種還元物質を加えて、使
用することもできる。
逆抽出されたTiイオンとS04イオンを含有する溶液
は稀釈あるいはアルカリを添加することにより、チタン
の水酸化物を造ることができる。
第2図のフローシートは基本的には第1図と同一である
が、Tiイオンの抽出種を塩化物錯体と抽出する事が異
る。主としてTiイオンが含有し且つFeイオンを含む
1種以上の金属イオンが共存する硫酸含有液Aを、塩化
工程Eに導き、該硫酸溶液中に含有するTiイオンが塩
化物錯体を形成するに必要なClの量を、H,Na、 
 tc。
Mg、 Ca及びNH4の群より選択された1種又は2
種以上を塩素を含む化合物■の形で添加した後、抽出工
程已において、含酸素有機溶媒の群及びアルキルアミン
の群から選択されたlfi又は211以上を含有してな
る有機溶媒と接触させることにより、該硫酸溶液中のT
iイオンを塩化物錯体として有機溶媒0に抽出して、他
の共存金属イオンと分離する。次に有機溶媒■を洗浄工
程Fに導き、ここでTi05O4を含有する硫酸溶ン夜
又はNaとCl、NaとSO4、NH4とC9、N)1
4  とSO4、Mg とC交、MgとSO4、Ni1
4と6文、NH4とSO4及びTi0Cjlzの群より
選択された1種以上を含有する水溶液■と接触させるこ
とにより、TiイオンとS04イオン又はTiイオンと
Clイオン以外の不純物イオンを有機溶媒■より選択的
に水溶液へ逆抽出した後、逆抽出工程Bに於いて水■と
接触させて、Tiイオンを水相に逆抽出してTiイオン
とC!Iイオンを含有する逆抽液りを得ると共に有機溶
媒を再生するチタンの分離方法である。
第3図のフローシートは基本的には第1図と同一である
。有機溶媒に抽出されたTiの硫酸錯体は水■と接触さ
せて、水相側に逆抽出され得られたTiイオンをSO4
イオンを含有する溶液りにアルカリ又は水■を加えて、
Tiを水酸化物Gとして回収する個所まで含めた。また
Tiイオンの抽出残液(主としてFeイオンを含有する
硫酸溶液)の中和処理方法まで含めた個所が異る。
即ち、Tiイオン抽残液を塩化及び酸化工程Hに導き、
抽残液に含有する遊離S04イオンとFeと結合してS
O4イオンの総和に対して等化学当量のNa、 NH,
、K、 Ca及びMgの塩素の化合物の群より選択され
た少なくとも1種を添加した後、Feの塩化物錯体を抽
出する工程Jに導き、含酸素有機溶媒の群及びアルキル
アミンの群から選択された1種又は2種以上を含有して
なる有i溶媒と接触させることにより、該硫酸溶液中の
Feイオンを塩化物錯体として抽出することにより、中
和された液Nが得られる。
一方有機相抽出されたFeイオンとClイオンは逆抽出
工程りにおいて、水■と接触させることにより、水溶液
に逆抽出され塩化鉄含有溶液Mが得られると共に有機溶
媒■は再生される。塩化及び酸化工程Hにおいて、酸化
剤にHNOs、NH4NO3、NaNOs等のNO3を
含有する物質を使用した場合、抽出工程JにおいてFe
イオンと0文イオンの他にHNO3も抽出される。HN
O3を共抽出している有機溶媒は、)lNO3を選択的
に除く洗浄工程Kにおいて、Naと02、MgとCP、
KとCII、N H4とCl及びFeとClの化合物の
群より選択された1種又は2 f1以上を含有する水溶
液と接触させることにより、有機相のHNO3を水溶液
に移行せしめ回収される。
HNO,を含有する水溶液は塩化及び酸化工程にリサイ
クルされて含有する物質、例えばNaCl及びHNO3
は再利用される。
第4図のフローシートは基本的には第2図と同一である
。Tiの塩化物錯体を逆抽出する工程Cを出た有機溶媒
中に不純物が残留する場合がある。例えばS40.”−
イオン等がある。この不純物を除去する任意の工程Pと
水溶液に逆抽出された不純物を固形化させて除く工程Q
を含めた個所が異るだけである。Tiを抽出して分離さ
れた抽残液の任意の工程である中和処理については、第
3図と同一である。
第4図のフローシートで、塩化工程已において添加する
Na、 K、 Mg、 Ca及びNH4の塩素との化合
物の量が、Tiの塩化物錯体を形成するに必要なCl量
を大幅に越えて添加した場合においても第4図のフロー
シートは変化しない。
実施例 (1) 使用した液は第1表に示す。
抽出実験は下記に示す第1級アミン〜第4級アミンの各
群より1種宛選択して比較テストを行った。
抽出条件はいずれも同一で、0/^=571抽出時間5
分とした。
上記に示すようにTi05O+の抽出特性は第1級〉第
2級〉第4級〉第3級の順序であった。
第2表に記載されてないが共存するCr3+イオンも、
Tiと共に抽出される有機相に抽出されたTiイオンの
逆抽出を水及びNaOH,NH40H含有液で行った結
果を第3表に示す。
尚、逆抽出テストに使用した抽出剤は第1級アミンだけ
を行った。
第3表で判るように水又は弱アルカリ含有液と接触させ
ることにより有機相に抽出されているTiイオンは容易
に水相に逆抽出されることが判る。
また第1級アミンより抽出性能で劣る第2級アミン、第
4級アミンは、第3表に示す値以上に逆抽出は容易であ
った。また第1表に示す原液にCr3+イオンを添加し
た場合、Tiイオンと同じ挙動をすることが確認できた
; 実施例 (2) 第1表の原液にNaCjZを添加した後、抽出テストを
行った。
抽出条件は実施例(1)と同様の条件で行った。その結
果を第4表に示す。(接触後の水溶液側の分析結果) 第2表と同じ結果が得られた。即ち第1級〉第2級〉第
4級〉第3級の順で、抽出分配比が変化する。
共存するZnイオンはZnCl2イオンとして抽出され
る事を示している。
Ti0C又、の逆抽出テスト 第1級アミンにあらかじめTi0Cfi2を抽出含有せ
しめたものをテストに使用した。逆抽出テストに使用す
る水溶液、接触条件はTi05O<の逆抽出条件と同一
とした。
その結果を第5表に示す。
第5  7+0Cl2′抽出テスト 単位g/λ 実施例2 30%TOPOを含有する有機溶媒にTiの硫酸錯体を
予め抽出させたものをテストに使用した。
有機相のTi濃度は12,4%であった。
温度SO℃ 圧力8kg/crn”  活性炭を懸濁さ
せて、H2ガスを30分間通じて有機相のTiを還元(
色相の変化を確認)したものをO/A= 172逆抽出
液(pH1の硫酸液)振どう時間10分CO,ガス封入
 接触終了後の有機相のTi濃度は0.4g/l水相に
沈澱は生ぜず、Ti3+イオンを示す赤紫色の液が得ら
れた。
実施例3 テストに使用した有機溶媒は、実施例2と同じものを使
用した。
逆抽出液 0.5M/9.NaH3O5O/A = 1
/1  振どう時間 10分間 CO□封入接触後、有
機相のTi濃度を測定したところ、0 、1 g/l以
下であった水相はTi3+イオンが存在する色相を呈し
、TiO(Otl) 2の沈澱は見あたらなかった。
以上の結果から、還元物質を使用しない時、逆抽出時に
於いて、H2So4濃度の低下(高くすると逆抽出がし
なくなる)により生成するTiO(CH) 2等のチタ
ン水酸化物発生のトラブルが解消できることが確認され
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明操作の基本型を示すフローシートであり
、第2図は含有チタンを塩化物錯体として抽出する時の
基本型を示すフローシートである。 第3図は第1図と全く同一であるが、Tiイオンを除去
した後の中和処理まで含んだものであり、第4図は第2
図と全く同一であるが、Tiイオンの逆抽出後の有機溶
媒に残存する不純物イオンの除去まで、組みこんだもの
であり、Tiイオンの抽残液の中和については第3図と
同様である。第5図は第1図の基本型と同一であるが、
Tiの硫酸錯体を抽出含有している百機溶媒■を逆抽出
する水■に還元物質■を加えることにより、逆抽出を容
易にする方法。第6図は第5図と同様に基本型であり、
Tiの硫酸錯体を抽出含有している有機溶媒■を還元工
程Sに導き、還元物質■と接触させて有機相のTiイオ
ンを還元した後、逆抽出工程Cにおいて水■と接触させ
てTiイオンを逆抽出する方法。第7図は第2図と同様
であるが、Tiの塩化物錯体を抽出含有している有機溶
媒を逆抽出する際に還元物質■を添加して行う方法であ
る。 J・・・Feの塩化物錯体抽出工程 K・・・Feイオンと共に抽出されたHNOsの洗浄工
程L・・・Feの逆抽出工程 N・・・Fe抽残液(中和終了?Ft )P・・・Ti
と共抽出された不純物の除去工程Q・・・不純物濾別工
程 R・・・不純物 ■・・・含酸素有機溶媒A ■・・・NaSO4又は(NHa) 2SO4含有液あ
るいは水B・・・Tiの硫酸錯体あるいは塩化物錯体の
抽出工程 C・・・Tiの逆抽出工程 E・・・Tiの塩化工程 F・・・Tiイオンと共に抽出された不純物の洗浄工程 G・・・Tiの水酸化物 H・・・Feの塩化及び酸化工程 ■・・・含酸素有機溶媒B ■・・・アルカリ又は希釈用水 ■・・・水 イ世4名 第1図 第2図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主としてTiイオンを含有し、且つ1種又は2種以
    上の金属イオンが共存する硫酸溶液 に、含酸素有機溶媒の群及びアルキルアミンの群から選
    択された1種以上を含有して成る有機溶媒を接触させる
    ことにより、該硫酸溶液中のTiイオンを硫酸塩錯体と
    して抽出することを特徴とするチタンの分離方法。 2 主としてTiイオンを含有し、且つ鉄及びその他の
    金属イオンが1種以上が共存する硫酸溶液に、該溶液中
    のTiイオンが塩化物錯体を形成するに必要なClの量
    をH、Na、Mg、K、Ca及びNH_4の塩素化合物
    の群より選択された少なくとも1種を添加した後、含酸
    素有機溶媒の群及びアルキルアミンの群から選択された
    1種以上を含有して成る有機溶媒を接触させることによ
    り、該硫酸溶液中のTiイオンを塩化物錯体として抽出
    することを特徴とするチタンの分離方法。 3 主としてTiイオンを含有し、且つ鉄及びその他の
    金属イオンが1種以上が共存する硫酸溶液に、該溶液中
    に含有するSO_4イオンに対して等化学当量のNa、
    Mg、K、Ca及びNH_4の群より選択された少なく
    とも1種をClの化合物の形で添加した後、含酸素有機
    溶媒の群及びアルキルアミンの群から選択された1種以
    上を含有して成る有機溶媒を接触させることにより該硫
    酸溶液中のTiイオンを塩化物錯体の形で抽出し、次に
    チタンを抽出し含有する有機溶媒に主としてTiイオン
    を含有する硫酸溶液を接触させることにより、共抽出さ
    れている鉄の塩化物錯体等の不純物を選択的に有機相よ
    り水相に移行せしめることを特徴とするチタンの分離方
    法。 4 主としてTiイオンを含有し、且つ鉄及びその他の
    金属イオンが1種以上が共存する硫酸溶液に、該溶液中
    のTiイオンが塩化物錯体を形成するに必要なClの量
    を、H、Na、Mg、K、Ca及びNH_4の塩素化合
    物の群より選択された少なくとも1種を添加した後、含
    酸素有機溶媒の群及びアルキルアミンの群から選択され
    た1種以上を含有して成る有機溶媒Aを接触させること
    により、該硫酸溶液中のTiを塩化物錯体として抽出す
    る工程において、TiイオンとClイオンを含有する有
    機溶媒Aを水と接触させることにより、有機相のTi及
    びClイオンを水相に逆抽出し、有機溶媒Aを再生する
    第1工程と、第1工程の抽残液に、該抽残液が含有する
    遊離のSO_4イオンと、鉄と結合しているSO_4イ
    オンの総和に対して化学当量のNa、K、Mg、Ca及
    びNH_4の塩素化合物の群より選択された少なくとも
    1種を添加した後、含酸素有機溶媒の群及びアルキルア
    ミンの群から選択された1種以上を含有して成る有機溶
    媒を接触させることにより、水溶液中のFeイオンを塩
    化物錯体として抽出すること及び次にFeイオンとCl
    イオンを含有する有機溶媒Bを水と接触させることによ
    り、有機相のFeイオンとClイオンを水相に逆抽出し
    、有機溶媒Bを再生する第2工程より成ることを特徴と
    するチタンの分離方法。 5 チタンの塩化物錯体又は硫酸塩錯体と共に抽出され
    た不純物を選択的に除去する為に、NaとClの化合物
    、NaとSO_4の化合物、MgとClの化合物、Mg
    とSO_4の化合物、KとCl化合物、KとSO_4の
    化合物、NH_4とClの化合物、NH_4とSO_4
    の化合物及びTiとClの化合物の群より選択された1
    種以上を含有する水溶液と接触させることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4のいずれか1つに記載のチタン
    の分離方法。 6 Tiの塩化物錯体あるいはTiの硫酸塩錯体を抽出
    含有している有機溶媒を還元剤と接触させる、あるいは
    電気化学的に還元させた後、水と接触させる事により有
    機相のTiイオンを水相に逆抽出する事を特徴とする請
    求項1、2、3、4又は5のいずれか1つに記載のチタ
    ンの分離方法。 7 Tiの塩化物錯体あるいはTiの硫酸塩錯体を抽出
    含有している有機溶媒を、還元剤を含む水溶液あるいは
    電気化学的に還元状態に維持させた水溶液と接触させる
    事により、有機相のTiイオンを水相に逆抽出する事を
    特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6のいずれか
    1つに記載のチタンの分離方法。 8 添加するNaとClの化合物が岩塩であることを特
    徴とする請求項2、3、4及び5のいずれか1つに記載
    のチタン分離法。
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