JPH02155686A - 熱転写式シリアルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、熱転写式シリアルプリンタ、特に。

ドツトマトリクスによってプリントパターンを構成する
ノンインパクトシリアルプリンタの改良に関する。

［従来の技術］ 情報処理分野などで利用されるコンピュータシステムの
出力装置としているいろなプリンタが広く利用されてい
る。それらのなかでドツトマトリクスによって文字パタ
ーンを表わす印字方法を用いたプリンタは、柔軟に対応
し易いことから最近急速に汀及している。

特に、熱転写式シリアルプリンタ（以下「プリンタ」と
いう）は構造が筒車で騒音も小さく安価であるため、端
末システムやパソコンなどのようなパーソナルユースに
需要が拡大している。

このプリンタは、例えば、熱転写プリントヘッドと、リ
ボンカセットに収納された熱転写インクリボンを送出す
るカセット駆動部としてのリボンモータと、送出される
熱転写インクリボンのバーコードを認識するバーコード
センサとを有して構成されている。そして、上記インク
リボンは通常リボンカセットに収納されてプリンタのキ
ャリアに装着される。キャリアにはリボンモータが設け
られており、装着されたリボンカセットの中のインクリ
ボンはリボンモータによって一方のスプールから他方の
スプールに巻き取られながら上位（パソコン等）からの
指定色をセンサによってバーコードで識別して指定色ま
で一定量の頭出しをしてプリントを行なう。

このようなプリンタではリボンに塗布されたインクを加
熱されたプリントヘッドのピンによってプリント用紙に
付着させているので、インクリボン上のその部分にはイ
ンクが無くなる状態になる。従って、インクリボンは、
プリントヘッドのビンの位置にインクの塗布された部分
が常時隣接するように、リボンモータによって駆動する
ようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、このような従来のプリンタにおいては、環境
温度によってインクリボンの巻き取り速度が違うという
問題が起り、そのため、インクリボンのバーコード部分
を印字してしまい、カラー印字やカラー画面のハードコ
ピーにおいて良好なプリント品質を維持できないという
問題があった。

即ち、リボンカセットにインクリボンをセットするとき
に、巻き取られ側に一定の負荷を持たせる必要から、板
バネなどに負荷になる材質をはるとともに、上記板バネ
をカセットにセットしている。ところが、カラーの印字
中の動作では、環境温度が変化すると、その材質の特性
で負荷が変化する。これにより、バーコードを検出して
からの頭出し量を一定量を送ったにもかかわらず、イン
クリボンが所定の位置に位置しなくなって頭出しが不正
確なものになり、インクリボンのバーコード部分を印字
してしまうのである。そのため、もう−度印字しなけれ
ばならないといった欠点があそこで、本発明が解決しよ
うとする課題は、リボンの巻き取られ側にセットさせる
負荷が温度上昇によって変動しても、インクリボンの頭
出しを正確なものにし、上記の欠点を改善してよりよい
カラー印字を保障した熱転写式シリアルプリンタを提供
することにある。

［課題を解決するための手段］ このような課題を解決するための本発明の技術的手段は
、熱転写プリントヘッドと、リボンカセットに収納され
た熱転写インクリボンを送出するカセット駆動部と、送
出される熱転写インクリボンのバーコードを認識するバ
ーコードセンサとを有する熱転写シリアルプリンタにお
いて、環境温度を測定する温度センサと、温度センサが
測定した温度に応じてカセット駆動部を駆動しバーコー
ド認識後の前記リボンの頭出しを変更する制御部とを備
えたものである。

［実施例］ 以下、本発明の実施例に係る熱転写式シリアルプリンタ
（以下「プリンタ」という）について図面を参照しなが
ら説明する。

第１図は本発明の実施例における制御系の構成図である
。第２図は本発明の実施例において、インクリボン４を
リボンカセット７にセットした状態を示す図である。第
３図は本発明の実施例においてプリンタにリボンカセッ
ト７をセットした状態を示す図である。第４図は本発明
の実施例において温度変化による板バネ１に取付けた負
荷部材２の負荷特性を示す図である。

この実施例に係るプリンタに用いられるリボンカセット
７は、第２図に示すように、一対のスプール５に巻掛け
られて内部に収容されバーコードを有したインクリボン
４を備えている。このインクリボン４は複数のガイドロ
ーラ３に案内されて一方のスプール５から他方のスプー
ル５へと巻回させられる。このインクリボン４の経路近
傍には、インクリボン４に押圧されて該インクリボン４
に所要の負荷を与える板バネ１及び負荷部材２が付設さ
れている。

実施例に係るプリンタは、第１図及び第３図に示すよう
に、熱転写プリントへ一２ド８と、リボンカセット７の
スプールを駆動してインクリボン４を熱転写プリントへ
ラド８の送出するカセット駆動部としてのリボンモータ
１１と、送出される熱転写インクリボン８のバーコード
を認識するバーコードセンサ６とを備えている。更に、
プリンタには環境温度を測定する温度センサ１２が設け
られている。また、プリンタは制御部１３を有しており
、そのＣＰＵ１４において、温度センサ１２が測定した
温度に応じてリボンモータ１１を駆動し、バーコードセ
ンサ６がバーコードを認識した後にインクリボン４の頭
出しを変更する機走を実現している。即ち、制御部１３
においては、−度センサ１２の測定結果が、第４図に示
すように、基準温度（Ａ）よりも低ければ、少なめの頭
出しが行なわれるようにリボンモータ１１を駆動制御す
る一方、基準温度（Ａ）よりも高ければ、多めの頭出し
が行なわれるようにリボンモータ１１を駆動制御する＊
ｔ＃、を備えている。

尚、第３図中符号９は印字用紙１０が巻装されるプラテ
ンである。

従って、この実施例に係るプリンタによれば、まず、第
２図に示すようにセットされたリボンカセット７にふた
をして、第３図に示すようにリボンカ七−２ドアをセッ
トする。その後、プリンタを始動すると、上位（パソコ
ン等）からの情報によって動作を開始する。そして、上
位からの指定色を認識して第１図で示すようにＣＰＵが
リボンモータを駆動する。

この場合、第２図に図示するように、インクリボン４が
上のスプール５から下のスプール５へ巻かれる。その動
作中、バーコードセンサ６がバーコード（図示してない
）情報を認識し、ＣＰＵが解析する。そのとき、上位か
らの指定色なら温度センサ１２によって環境温度を認識
して、第４図に図示した負荷が変化する基準温度（Ａ点
）よりどちらの温度になるかを判断し、例えば、温度が
低い場合は負荷が小さいとして（高温時はその逆となる
）、少なめの頭出し量をリボンモータ１１で回してから
印字を開始する。尚、違う色の場合は次のバーコードま
でリボンモータ１１を駆動する。

そのため、温度が低いためにインクリボン４に作用する
板バネｌ及び負荷部材２の負荷が小さくなって、インク
リボン４が所定の位置より余分に進もうとしても、少な
めの頭出しが行なわれるので、インクリボン４が進みす
ぎることがなく、所定の位置に位置決めされる。すなわ
ち、印字するたびにその時の環境温度を認識して温度が
高くなると頭出し量を大きくした値を使用し、低い時は
その逆を使用する。

その結果、インクリボン４が所定位乙にあるので、バー
コード部分を印字してしまうという事態が防止される。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の熱転写式シリアルプリンタ
によれば、熱転写カラーインクリボン使用時に、環境温
度による負荷特性が起こる負荷変動があったとしても、
インクリボンを所定の位置に送出できるので、頭出しが
正確なものになり。

そのため、バーコード印字がなくなり、高印字品質の印
字を保障できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る熱転写式シリアルプリン
タの制御系を示す構成図、第２図は本発明の実施例に係
る熱転写式シリアルプリンタに用いられるリボンカセッ
トをカラーインクリボンのセット状態とともに示す図、
第３図は本発明の実施例においてプリンタにリボンカセ
ットをセットした状態を示す図、第４図は本発明の実施
例において温度変化による板バネに取付けた負荷部材の
負荷特性を示す図である。 １：板バネ　　　　　２：負荷部材 ３ニガイドローラ　　４：インクリポン５ニスブール　
　　　６：バーコードセンサ７：リボンカセット ８：熱転写プリントヘッド ９ニブラテン　　　　１０：印字用紙 １１：リボンモータ １２：温度センサ　　１３：制御部 １４：ＣＰＵ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱転写プリントヘッドと、リボンカセットに収納された
   熱転写インクリボンを送出するカセット駆動部と、送出
   される熱転写インクリボンのバーコードを認識するバー
   コードセンサとを有する熱転写シリアルプリンタにおい
   て、環境温度を測定する温度センサと、温度センサが測
   定した温度に応じてカセット駆動部を駆動しバーコード
   認識後の前記リボンの頭出しを変更する制御部とを備え
   たことを特徴とする熱転写式シリアルプリンタ。