JPH0215523Y2 - - Google Patents

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JPH0215523Y2
JPH0215523Y2 JP14351185U JP14351185U JPH0215523Y2 JP H0215523 Y2 JPH0215523 Y2 JP H0215523Y2 JP 14351185 U JP14351185 U JP 14351185U JP 14351185 U JP14351185 U JP 14351185U JP H0215523 Y2 JPH0215523 Y2 JP H0215523Y2
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JP
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wall
cooling
cooling means
heat transfer
scraping
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は結晶精製装置に関するものである。
〔従来の技術〕
結晶化精製方法としては、結晶性成分を含む原
料を装入して、これを冷却部で冷却して晶出する
結晶を取り出す方法があり、これらには、フイリ
ツプス法、シルトクネヒト法、ブローデイ法、
BMC法などとして知られているものなどがある
(アロマツテイツクスVol.37,P109〜127,
1985)。
これらの方法に用いられる結晶精製装置は、竪
型塔または横型塔の外周壁に設けた冷却部によつ
て、液中の結晶性目的成分を晶出させ、この結晶
を結晶状態または融解させた状態で掻き出す構成
が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
結晶精製装置においては、冷却部近辺で結晶が
析出する際、内壁にも結晶が付着する。
そこで、掻取羽根を設けて、これを掻き取るこ
とが行われていたが、装置が長大になつて、軸受
部を設けたり、屈曲部を有していたり、内径が変
化したりすると、その部分には掻取羽根を設ける
ことが出来ず、当該部分を保温するか、加熱する
方法を取らざるを得なかつた。しかし、一方から
冷却され、他方から加熱されることから、熱量供
給制御は極めて難しく、時として、冷却効果が強
くなり、結晶の付着が増大し、また、時として、
この部分の入熱が強くなり、装置内部への熱影響
が大きくなつて、冷却の不安定化および搬送不良
現象等を生じ、歩留の低下が生じる。
本考案の目的は、かかる従来技術の欠点を解消
しようとするもので、掻取羽根が接触し得ない接
続部等での結晶付着現象あるいは、これにより生
ずる搬送不良現象等を防止する改良された精製装
置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、外周壁に冷却手段を有する冷却部を
設け、かつ、冷却部もしくはその近辺の内壁に付
着する結晶を掻き取る掻取羽根を内蔵させた結晶
化精製装置において、掻取羽根が該内壁に接触し
得ない部分の外壁には、冷却手段を設けることな
く外壁とは熱的に密着しない加熱手段を設け、か
つ、冷却手段と隣接する部分の加熱手段は伝熱セ
メントの層を介して外壁と一体化した構造を有し
てなる結晶化精製装置である。
上記構成において、加熱手段は結晶が付着する
部分で掻取羽根の接触し得ない部分への結晶の付
着生成固着を防止するものであり、加熱方法とし
ては、ニクロム線等を巻きつける電気式のもの
と、熱媒体、蒸気、温水等を使用する循環式とが
あるが、後者の方が好ましい。
熱媒体、蒸気、温水等はトレース管で循環させ
るが、このトレース管は掻取羽根が接触し得ない
部分の外壁とは、円筒内への操業温度に影響が少
なく、冷却手段からの影響を消去するためには熱
的に密着させてはならず、エアースペースまたは
ロツクウール等の断熱材を施す必要がある。しか
し、冷却手段に隣接する部分のトレース管は外壁
に接触させることが好ましく、伝熱伝導が可能な
伝熱セメントの層で外壁と一体化する。
伝熱セメントは高い熱伝導率をもつパテ状の特
殊セメントで、蒸気、温水などのトレース管と掻
取羽根が接触し得ない部分の外壁との間に使用す
ることによつて、トレース管から外壁への伝熱面
積を拡大するとともに、良熱伝導性を付与するも
のである。
〔作用〕
蒸気のトレース管で外壁を加熱することによつ
て、この内部に結晶が付着することがなくなる。
また、冷却手段に隣接した蒸気のトレース管を
伝熱セメントの層で一体化させることによつて、
蒸気のトレース管の熱を外壁に直接的に伝え、冷
却手段からの伝熱をここで遮ることができる。
〔実施例〕
以下、添付図面によつて本考案の実施例を説明
する。図に示すように、ドラム1の外周壁にはジ
ヤケツト構造の冷却手段2と、内部には支柱3の
軸受部で支持された回転軸4をとりつけた掻取羽
根5が設けられ、掻取羽根の接触し得ない部分の
外壁には、蒸気のトレース管6を外壁より約20mm
浮かして設け、かつ、冷却手段2と隣接する部分
のトレース管6は外壁に近接させると共に伝熱セ
メントの層7で外壁に一体化させて結晶化精製装
置を構成する。
〔考案の効果〕
上記の説明から明らかなように本考案によれ
ば、掻取羽根の接触し得ない部分での結晶の付着
が防止できることから、結晶の搬出不良現象、冷
却の不安定化が解消され、歩留の大幅な向上が図
れるとともに、冷却手段からの伝熱を消去するこ
とによつて、加熱手段全体の温度を下げることが
可能となり、放熱および内部液への余分な伝熱を
防ぎ得て省エネルギーの効果も図れる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の結晶化精製装置の実施例を示す断
面図である。 1……ドラム、2……冷却手段、3……支柱、
5……掻取羽根、6……トレース管、7……伝熱
セメントの層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周壁に冷却手段を有する冷却部を設け、か
    つ、冷却部もしくはその近辺の内壁に付着する結
    晶を掻き取る掻取羽根を内蔵させた結晶化精製装
    置において、掻取羽根が該内壁に接触し得ない部
    分の外壁には、冷却手段を設けることなく外壁と
    は熱的に密着しない加熱手段を設け、かつ、冷却
    手段と隣接する部分の加熱手段は伝熱セメントの
    層を介して外壁と一体化した構造を有してなる結
    晶化精製装置。
JP14351185U 1985-09-21 1985-09-21 Expired JPH0215523Y2 (ja)

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JP14351185U JPH0215523Y2 (ja) 1985-09-21 1985-09-21

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Publication Number Publication Date
JPS6256101U JPS6256101U (ja) 1987-04-07
JPH0215523Y2 true JPH0215523Y2 (ja) 1990-04-26

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