JPH02154859A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH02154859A JPH02154859A JP63304216A JP30421688A JPH02154859A JP H02154859 A JPH02154859 A JP H02154859A JP 63304216 A JP63304216 A JP 63304216A JP 30421688 A JP30421688 A JP 30421688A JP H02154859 A JPH02154859 A JP H02154859A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
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- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 7
- 230000008859 change Effects 0.000 description 6
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Landscapes
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は多段化した自動変速機の変速ショック防止を目
的とする変速制御装置に関するものである。
的とする変速制御装置に関するものである。
(従来の技術)
この種の従来の自動変速機としては、例えば特開昭61
−48652号公報に記載されたものがある。
−48652号公報に記載されたものがある。
この自動変速機は主変速機および副変速機を直列に具え
、主変速機の第1速〜第3速の変速段と副変速機のオー
バードライブのON、 OFFとの組合せにより第1速
〜第6速の変速段を達成するものである。
、主変速機の第1速〜第3速の変速段と副変速機のオー
バードライブのON、 OFFとの組合せにより第1速
〜第6速の変速段を達成するものである。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら上述した従来の自動変速機においては、変
速スケジュール中エンジンのスロットル開度が50%以
上か否かにより上記主変速機および副変速機の一方がア
ップシフト、他方がダウンシフトとなる変速を許可する
か否かを決定していたため、以下の問題を生ずる。
速スケジュール中エンジンのスロットル開度が50%以
上か否かにより上記主変速機および副変速機の一方がア
ップシフト、他方がダウンシフトとなる変速を許可する
か否かを決定していたため、以下の問題を生ずる。
すなわち、変速スケジュール中スロットル開度が50%
以上の領域では無条件に上記変速を許可していたため、
動力性能の要求により本来上記変速を必要とするエンジ
ンの要求負荷の最大値(フルスロットル)近辺、つまり
キックダウン領域だけでなく、動力性能を要求されない
パートスロットル領域、例えば運転者のアクセル操作に
よる足離しアップシフトや諸込みダウンシフトによって
変速スケジュール中スロットル開度が50%以上、フル
スロットル未満となるようにエンジン負荷が比較的高い
場合にも、ギヤ比の変化が大きい上記変速が実行されて
大きな変速ショックが発生してしまい、さらにこのよう
な不所望の変速のため変速頻度も多くなって運転者に不
快感を与えてしまう。
以上の領域では無条件に上記変速を許可していたため、
動力性能の要求により本来上記変速を必要とするエンジ
ンの要求負荷の最大値(フルスロットル)近辺、つまり
キックダウン領域だけでなく、動力性能を要求されない
パートスロットル領域、例えば運転者のアクセル操作に
よる足離しアップシフトや諸込みダウンシフトによって
変速スケジュール中スロットル開度が50%以上、フル
スロットル未満となるようにエンジン負荷が比較的高い
場合にも、ギヤ比の変化が大きい上記変速が実行されて
大きな変速ショックが発生してしまい、さらにこのよう
な不所望の変速のため変速頻度も多くなって運転者に不
快感を与えてしまう。
この変速ショック対策としては、上記変速が変速スケジ
ュール上の運転状況の異なる多くの領域で生ずることか
ら、多数の変速条件において同時に変速ショックを防止
するようなチューニングを行う必要があり、それを実現
するのは非常に困難である。
ュール上の運転状況の異なる多くの領域で生ずることか
ら、多数の変速条件において同時に変速ショックを防止
するようなチューニングを行う必要があり、それを実現
するのは非常に困難である。
本発明は自動変速機の主変速機と副変速機との変速方向
が逆になる、変速ショックが発生しやすい変速はエンジ
ンのフルスロットル近辺のみしか必要としないことに着
目して、この変速をエンジンのスロットル開度がフルス
ロットル近辺のキックダウン領域に維持される間のみ許
可することにより上述の問題を解決することを目的とす
る。
が逆になる、変速ショックが発生しやすい変速はエンジ
ンのフルスロットル近辺のみしか必要としないことに着
目して、この変速をエンジンのスロットル開度がフルス
ロットル近辺のキックダウン領域に維持される間のみ許
可することにより上述の問題を解決することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段)
この目的のため本発明の自動変速機の変速制御装置は、
第1図に概念を示す如く、主変速機および副変速機を直
列に具え、これら変速機のアップシフトまたはダウンシ
フトの組合せより成る変速によってエンジン出力を伝達
可能な多数の変速段を達成するようにした自動変速機に
おいて、エンジンの負荷状態を検知するエンジン負荷検
知手段と、検知されたエンジン負荷が、要求負荷の最大
値近辺であるキックダウン領域に維持される間のみ、前
記変速の内の主変速機、副変速機の一方がアップシフト
となるとともに他方がダウンシフトとなる変速を許可す
る、変速許可手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
第1図に概念を示す如く、主変速機および副変速機を直
列に具え、これら変速機のアップシフトまたはダウンシ
フトの組合せより成る変速によってエンジン出力を伝達
可能な多数の変速段を達成するようにした自動変速機に
おいて、エンジンの負荷状態を検知するエンジン負荷検
知手段と、検知されたエンジン負荷が、要求負荷の最大
値近辺であるキックダウン領域に維持される間のみ、前
記変速の内の主変速機、副変速機の一方がアップシフト
となるとともに他方がダウンシフトとなる変速を許可す
る、変速許可手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
(作 用)
自動変速機は主変速機および副変速機のアップシフトま
たはダウンシフトの組合せより成る変速によって多数の
変速段を達成し、これら変速段でエンジン出力を伝達す
る。
たはダウンシフトの組合せより成る変速によって多数の
変速段を達成し、これら変速段でエンジン出力を伝達す
る。
ここでエンジン負荷検知手段はエンジンの負荷状態を検
知している。そして変速許可手段は、検知されたエンジ
ン負荷が要求負荷の最大値(フルスロットル)近辺であ
るキックダウン領域に維持される間のみ、前記変速の内
の変速方向が逆になる変速、つまり前記主変速機、副変
速機の一方がアップシフトとなり他方がダウンシフトと
なる、変速ショックが発生しやすい変速を許可する。し
たがってエンジン負荷がキックダウン領域以外にある場
合、例えばエンジン負荷が小さいときや要求負荷の最大
値近辺から急激に減少するときには上記変速が許可され
ないことになる。
知している。そして変速許可手段は、検知されたエンジ
ン負荷が要求負荷の最大値(フルスロットル)近辺であ
るキックダウン領域に維持される間のみ、前記変速の内
の変速方向が逆になる変速、つまり前記主変速機、副変
速機の一方がアップシフトとなり他方がダウンシフトと
なる、変速ショックが発生しやすい変速を許可する。し
たがってエンジン負荷がキックダウン領域以外にある場
合、例えばエンジン負荷が小さいときや要求負荷の最大
値近辺から急激に減少するときには上記変速が許可され
ないことになる。
この結果、エンジン負荷がキックダウン領域に維持され
る間はクロスレシオ化によりエンジンの高負荷に対し多
数の選択し得る変速段を設けて適正負荷を得られるよう
にして所望の動力性能を実現し2、燃費の向上を図ると
ともに運転者の違和感(変速前後のトルク段差感)を解
消することができる。またエンジン負荷がキックダウン
領域以外の場合には変速ショックを発生しやすい上記変
速を禁止したため、前述した多数の変速条件におけるチ
ューニングが容易になって、変速ショックの防止による
運転性の向上を図ることができる。
る間はクロスレシオ化によりエンジンの高負荷に対し多
数の選択し得る変速段を設けて適正負荷を得られるよう
にして所望の動力性能を実現し2、燃費の向上を図ると
ともに運転者の違和感(変速前後のトルク段差感)を解
消することができる。またエンジン負荷がキックダウン
領域以外の場合には変速ショックを発生しやすい上記変
速を禁止したため、前述した多数の変速条件におけるチ
ューニングが容易になって、変速ショックの防止による
運転性の向上を図ることができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例を示す自動変速機の変速制御
システムを示し、第3図はこのシステムにより変速制御
すべき歯車変速機構を示す。
システムを示し、第3図はこのシステムにより変速制御
すべき歯車変速機構を示す。
まず第3図の歯車変速機構を説明すると、1は入力軸、
2は出力軸を夫々示す。これら入出力軸1、 2を同軸
突合せ関係に設け、入力軸1上に同心に、主変速機に対
応する主遊星歯車変速機構3を、また出力軸2上に同心
に、副変速機に対応する創遊星歯車変速機1rIIII
4を夫々配置する。
2は出力軸を夫々示す。これら入出力軸1、 2を同軸
突合せ関係に設け、入力軸1上に同心に、主変速機に対
応する主遊星歯車変速機構3を、また出力軸2上に同心
に、副変速機に対応する創遊星歯車変速機1rIIII
4を夫々配置する。
主遊星歯車変速機構3は、本願出願人が1987年に発
行した「オートマチックトランスミッションRBJRO
IA型整備要領書J (A261CO7)中筒1−5
3頁に記載の変速機構と同じもので、2個の第1および
第2遊星歯車組5.6をタンデムに具え、これらは夫々
第1及び第2サンギヤ5s、6s、第1および第2リン
グギヤ511+611.これらサンギヤおよびリングギ
ヤに噛合するピニオン5p、6p、これらビニオンを回
転自在に支持する第1および第2キャリア5c、6cよ
りなる単純遊星歯車組とする。
行した「オートマチックトランスミッションRBJRO
IA型整備要領書J (A261CO7)中筒1−5
3頁に記載の変速機構と同じもので、2個の第1および
第2遊星歯車組5.6をタンデムに具え、これらは夫々
第1及び第2サンギヤ5s、6s、第1および第2リン
グギヤ511+611.これらサンギヤおよびリングギ
ヤに噛合するピニオン5p、6p、これらビニオンを回
転自在に支持する第1および第2キャリア5c、6cよ
りなる単純遊星歯車組とする。
サンギヤ5.をバンドブレーキBIBにより固定可能と
する他、リバースクラッチR/Cにより入力軸1に結合
可能とする。キャリア5cはハイクラッチH/Cにより
入力軸1に結合可能とする他、ローワンウェイクラッチ
L10N(1:により入力軸lと逆の方向へ回転不能と
すると共に、ローリバースブレーキLR/Hにより固定
可能とする。キャリア5.はさらにフォワードクラッチ
F/Cにより、ローワンウェイクラッチL10WCと同
方向に配置したフォワードワンウェイクラッチF10W
Cのアウタレースに結合可能とし、フォワードワンウェ
イクラッチのインナレースをリングギヤ6Rに結合する
。またリングギヤ6RはオーバーランクラッチO1?/
Cによりキャリア5.に結合可能とし、サンギヤ6、を
入力軸1に結合する。
する他、リバースクラッチR/Cにより入力軸1に結合
可能とする。キャリア5cはハイクラッチH/Cにより
入力軸1に結合可能とする他、ローワンウェイクラッチ
L10N(1:により入力軸lと逆の方向へ回転不能と
すると共に、ローリバースブレーキLR/Hにより固定
可能とする。キャリア5.はさらにフォワードクラッチ
F/Cにより、ローワンウェイクラッチL10WCと同
方向に配置したフォワードワンウェイクラッチF10W
Cのアウタレースに結合可能とし、フォワードワンウェ
イクラッチのインナレースをリングギヤ6Rに結合する
。またリングギヤ6RはオーバーランクラッチO1?/
Cによりキャリア5.に結合可能とし、サンギヤ6、を
入力軸1に結合する。
創遊星歯車変速機構4は第3遊星歯車組7を具え、これ
を第3サンギヤ78、第3リングギヤハ、これらに噛合
するピニオン71、およびびビニオン7Fを回転自在に
支持する第3キヤリア7、よりなる単純遊星歯車組とす
る。主遊星歯車変速機構3の出力要素であるキャリア6
cにリングギヤ7Rを結合し、キャリア7、を出力軸2
に結合する。キャリア7、はさらにダイレクトクラッチ
D/Cにより適宜サンギヤ7sに結合可能とする。そし
て、サンギヤ7゜をリダクションワンウェイクラッチR
D10WCにより入力軸lと逆の方向の回転を阻止する
他、リダクションブレーキI?D/Hにより適宜固定可
能とする。
を第3サンギヤ78、第3リングギヤハ、これらに噛合
するピニオン71、およびびビニオン7Fを回転自在に
支持する第3キヤリア7、よりなる単純遊星歯車組とす
る。主遊星歯車変速機構3の出力要素であるキャリア6
cにリングギヤ7Rを結合し、キャリア7、を出力軸2
に結合する。キャリア7、はさらにダイレクトクラッチ
D/Cにより適宜サンギヤ7sに結合可能とする。そし
て、サンギヤ7゜をリダクションワンウェイクラッチR
D10WCにより入力軸lと逆の方向の回転を阻止する
他、リダクションブレーキI?D/Hにより適宜固定可
能とする。
副MM歯車変速機構4にはさらに、キャリア7cと一体
回転するようにバークギヤ10を設ける。
回転するようにバークギヤ10を設ける。
上記実施例の歯車変速装置は、前記クラッチやブレーキ
を第1表に示す組合せで作動させる(O印で示す)こと
により前進第1速〜第8速及び後退第1速、第2速の変
速段を得ることができる。
を第1表に示す組合せで作動させる(O印で示す)こと
により前進第1速〜第8速及び後退第1速、第2速の変
速段を得ることができる。
まず、主遊星歯車変速機構3の作用を説明するに、フォ
ワードクラッチF/Cを作動させると、これによりフォ
ワードワンウェイクラッチF10WCおよびローワンウ
ェイクラッチL10WCを介してリングギヤ7Rが入力
軸1と逆方向の回転を阻止される。
ワードクラッチF/Cを作動させると、これによりフォ
ワードワンウェイクラッチF10WCおよびローワンウ
ェイクラッチL10WCを介してリングギヤ7Rが入力
軸1と逆方向の回転を阻止される。
このため入力軸1からサンギヤ6、への回転はビニオン
6、をリングギヤ6、内で転勤させ、キャリア6cを入
力軸1と同方向に減速して正転させるl速状態となる。
6、をリングギヤ6、内で転勤させ、キャリア6cを入
力軸1と同方向に減速して正転させるl速状態となる。
この時の変速比はサンギヤ6、とリングフォワードクラ
ッチF/CおよびバンドブレーキB/Bを作動させると
、バンドブレーキB/Bによりサンギヤ5.が固定され
て反力受けの用をなし、フォワードクラッチF/Cおよ
びフォワードワンウェイクラッチF10WCの作動と相
俟って入力軸1からサンギヤ6、への動力はキャリア6
cを1速状態より高速で正転させ、2速状態が得られる
。この時の変速比はサンギヤ5.とリングギヤ5Rとの
ギヤ比α2 しかしてこの1速状態でキャリア6、が入力軸1と同方
向へ高速で逆駆動される時、ワンウェイクラッチF10
WC,LloWCの開放により入力軸1に逆駆動力が伝
わらず、エンジンブレーキは得られない。
ッチF/CおよびバンドブレーキB/Bを作動させると
、バンドブレーキB/Bによりサンギヤ5.が固定され
て反力受けの用をなし、フォワードクラッチF/Cおよ
びフォワードワンウェイクラッチF10WCの作動と相
俟って入力軸1からサンギヤ6、への動力はキャリア6
cを1速状態より高速で正転させ、2速状態が得られる
。この時の変速比はサンギヤ5.とリングギヤ5Rとの
ギヤ比α2 しかしてこの1速状態でキャリア6、が入力軸1と同方
向へ高速で逆駆動される時、ワンウェイクラッチF10
WC,LloWCの開放により入力軸1に逆駆動力が伝
わらず、エンジンブレーキは得られない。
エンジンブレーキの希望時は、前記第1表中Δ印で示す
ようにオーバーランクラッチOR/Cおよびローリバー
スブレーキLR/Bを作動させてワンウェイクラッチF
10WCおよびLloWCの解放をころす必要がある。
ようにオーバーランクラッチOR/Cおよびローリバー
スブレーキLR/Bを作動させてワンウェイクラッチF
10WCおよびLloWCの解放をころす必要がある。
しかして、逆駆動力はフォワードワンウェイクラッチF
10WCの解放により入力軸lに至らず、エンジンブレ
ーキが得られない。エンジンブレーキの希望時は、前記
表中Δ印で示すようにオーバーランクラッチOR/Cを
作動させてフォワードワンウェイクラッチF10WCの
解放をころす必要がある。
10WCの解放により入力軸lに至らず、エンジンブレ
ーキが得られない。エンジンブレーキの希望時は、前記
表中Δ印で示すようにオーバーランクラッチOR/Cを
作動させてフォワードワンウェイクラッチF10WCの
解放をころす必要がある。
フォワードクラッチF/Cおよびハイクラッチ117C
を作動させると、これらによりリングギヤ6Rが入力軸
lと共に回転するようになり、入力軸1に結合されてい
るサンギヤ6、とリングギヤ6、Iの一体回転によりキ
ャリア6.が入力軸1と同一の回転を行う3速(直結)
選択状態が得られる。この状態でもフォワードワンウェ
イクラッチF10WCは逆駆動時解放されてエンジンブ
レーキを得られなくするため、エンジンブレーキの希望
時はオーバーランクラッチOR/Cを作動させてフォワ
ードワンウェイクラッチF10WCの解放をころす必要
がある。
を作動させると、これらによりリングギヤ6Rが入力軸
lと共に回転するようになり、入力軸1に結合されてい
るサンギヤ6、とリングギヤ6、Iの一体回転によりキ
ャリア6.が入力軸1と同一の回転を行う3速(直結)
選択状態が得られる。この状態でもフォワードワンウェ
イクラッチF10WCは逆駆動時解放されてエンジンブ
レーキを得られなくするため、エンジンブレーキの希望
時はオーバーランクラッチOR/Cを作動させてフォワ
ードワンウェイクラッチF10WCの解放をころす必要
がある。
ハイクラッチH/CおよびバンドブレーキB/Bを作動
させると、ハイクラッチH/Cの作動でキャリア5、が
入力軸lと共に回転し、バンドブレーキB/Bの作動で
サンギヤれが固定されるため、サンギヤ5、上でのピニ
オン5.の転動を介し、リングギヤ51、したがってキ
ャリア6cは増速下に正転し、変速ができる。
させると、ハイクラッチH/Cの作動でキャリア5、が
入力軸lと共に回転し、バンドブレーキB/Bの作動で
サンギヤれが固定されるため、サンギヤ5、上でのピニ
オン5.の転動を介し、リングギヤ51、したがってキ
ャリア6cは増速下に正転し、変速ができる。
リバースクラッチR/CおよびローリバースブレーキL
R/Bを作動させると、リバースクラッチR/Cの作動
でサンギヤ5.が入力軸1と共に回転し、ローリバース
ブレーキLR/Bの作動でキャリア5Cが固定されるた
め、リングギヤ5R,シたがってキャリアれは入力軸1
と逆方向に逆転され、変速比が一□の後退選択状態を得
ることができる。
R/Bを作動させると、リバースクラッチR/Cの作動
でサンギヤ5.が入力軸1と共に回転し、ローリバース
ブレーキLR/Bの作動でキャリア5Cが固定されるた
め、リングギヤ5R,シたがってキャリアれは入力軸1
と逆方向に逆転され、変速比が一□の後退選択状態を得
ることができる。
α1
次に、創遊星歯車変速機構4の作用を説明するに、リダ
クションブレーキRD/Bを作動させると、サンギヤ7
、が固定され、キャリア6cからリングギヤ7Rへの回
転動力はビニオン7pをサンギヤ7、の周りに転勤させ
つつキャリア7c、したがって出力軸2へ減速下に伝達
され、減速状態が得られる。
クションブレーキRD/Bを作動させると、サンギヤ7
、が固定され、キャリア6cからリングギヤ7Rへの回
転動力はビニオン7pをサンギヤ7、の周りに転勤させ
つつキャリア7c、したがって出力軸2へ減速下に伝達
され、減速状態が得られる。
この時の変速比は、サンギヤ7、とリングギヤ7Rのギ
ヤ比をα3とすると1モα3になる。
ヤ比をα3とすると1モα3になる。
ダイレクトクラッチD/Cを作動させると、サンギヤ7
、がキャリア7、に結合されてキャリア6Cの回転動力
がそのままキャリア7Cより出力軸2へ伝達される直結
状態を得ることができる。
、がキャリア7、に結合されてキャリア6Cの回転動力
がそのままキャリア7Cより出力軸2へ伝達される直結
状態を得ることができる。
なお、リダクションブレーキRD/8を作動状態から非
作動状態に切換える時、ダイレクトクラッチD/Cの作
動前にサンギヤ7、がキャリア6、およびリングギヤ7
、lと逆の方向へ回転すると、ダイレクトクラッチD/
Cの摩耗を早めるだけでなく、これを作動した時のショ
ックが大きくなり、変速ショックの原因となる。しかし
て、ワンウェイクラ・ンチRD10WCはリングギヤ7
Rの上記の回転を防止し、上述の問題を解消するのに有
用である。
作動状態に切換える時、ダイレクトクラッチD/Cの作
動前にサンギヤ7、がキャリア6、およびリングギヤ7
、lと逆の方向へ回転すると、ダイレクトクラッチD/
Cの摩耗を早めるだけでなく、これを作動した時のショ
ックが大きくなり、変速ショックの原因となる。しかし
て、ワンウェイクラ・ンチRD10WCはリングギヤ7
Rの上記の回転を防止し、上述の問題を解消するのに有
用である。
変速装置全体としては前記の表から明らかなように、主
変速機構3の1速と副変速機構4の減速および直結状態
とで、夫々変速比が α2 α2および
第2速を得ることができ、副変速機構4はこれら減速お
よび直結状態のままに保持して主変速機構3を第2速、
第3速(直結)、第4速状態にすることで夫々、変速比
が αt(α1 +1) を得ることができる。
変速機構3の1速と副変速機構4の減速および直結状態
とで、夫々変速比が α2 α2および
第2速を得ることができ、副変速機構4はこれら減速お
よび直結状態のままに保持して主変速機構3を第2速、
第3速(直結)、第4速状態にすることで夫々、変速比
が αt(α1 +1) を得ることができる。
また、後退の変速段の第1速は副変速機構4の減速状態
で主変速機構3を後退状態にすることにより得ることが
でき、この時の変速比はα1 退状態のままに保持して副変速機構4を直結状態にする
ことにより後退の変速段の第2速を得ることができ、こ
の時の変速比は−となる。
で主変速機構3を後退状態にすることにより得ることが
でき、この時の変速比はα1 退状態のままに保持して副変速機構4を直結状態にする
ことにより後退の変速段の第2速を得ることができ、こ
の時の変速比は−となる。
αI
さらに前記の第1表に示した変速比の例は、ギヤ比α3
.α2.α、を夫々遊星歯車組5〜7の強度上および耐
久上好ましいとされる0、4〜0.6の範囲内において
、0.44.0.6.0.41と定めた場合の値である
が、この変速比の例からも明らかなように適切な変速比
を得ることができると共に、最低速段(第1速)と最高
速段(第8速)との間の変速比幅が大きくなるような態
様で歯車変速装置の8速比を達成することができる。な
お本例では上記第7速を除く変速段を採用して前進7速
の自動変速機としている。
.α2.α、を夫々遊星歯車組5〜7の強度上および耐
久上好ましいとされる0、4〜0.6の範囲内において
、0.44.0.6.0.41と定めた場合の値である
が、この変速比の例からも明らかなように適切な変速比
を得ることができると共に、最低速段(第1速)と最高
速段(第8速)との間の変速比幅が大きくなるような態
様で歯車変速装置の8速比を達成することができる。な
お本例では上記第7速を除く変速段を採用して前進7速
の自動変速機としている。
次に、上記歯車変速機構の変速制御システムを第2図に
より説明する。このシステムは主遊星歯車変速機構3用
の主変速制御油圧回路20と、それ以外の副変速制御油
圧回路30とで構成し、後者の回路30により創遊星歯
車変速機構4を選択的に減速状態または直結状態となし
有るようにする。
より説明する。このシステムは主遊星歯車変速機構3用
の主変速制御油圧回路20と、それ以外の副変速制御油
圧回路30とで構成し、後者の回路30により創遊星歯
車変速機構4を選択的に減速状態または直結状態となし
有るようにする。
なお、主変速制御油圧回路20は当然、前記文献「オー
トマチックトランスミッションREJROIA型整備要
領書」に記載のものと同じものとし、51で示すシフト
ソレノイドAおよび52で示すシフトソレノイドBのO
Nで主遊星歯車変速機構3を1速選択状態に、シフトソ
レノイドAの叶Fで変速機構3を2速選択状態に、シフ
トソレノイドBもOFFすることで変速機構3を3速選
択状態に、またシフトソレノイドAを再びONすること
で変速機構3を4速選沢状態にすることができる。そし
て主変速制御油圧回路20の内部におけるライン圧PL
%パイロット圧P、およびアキュムレータ圧PAを副変
速制御油圧回路30に導く。
トマチックトランスミッションREJROIA型整備要
領書」に記載のものと同じものとし、51で示すシフト
ソレノイドAおよび52で示すシフトソレノイドBのO
Nで主遊星歯車変速機構3を1速選択状態に、シフトソ
レノイドAの叶Fで変速機構3を2速選択状態に、シフ
トソレノイドBもOFFすることで変速機構3を3速選
択状態に、またシフトソレノイドAを再びONすること
で変速機構3を4速選沢状態にすることができる。そし
て主変速制御油圧回路20の内部におけるライン圧PL
%パイロット圧P、およびアキュムレータ圧PAを副変
速制御油圧回路30に導く。
副変速制御油圧回路30はシフト弁31を有し、この弁
はスプール31aをばね31bにより左半部図示の位置
に弾支して具える。ばね31bから遠いスプール31a
の端面が臨む室31cに回路32を接続し、この回路中
に設けた小径オリフィス33および大径オリフィス34
間を35で示すシフトソレノイドCのドレンボート35
aに通じさせる。シフトソレノイドCは常態で、ばね3
5bのばね力を受けるプランジャ35cがドレンボート
35aを開くため、室31cにパイロット圧P2を供給
せず、シフト弁スプール31aを図中左半部位置にする
ものとする。したがってシフトソレノイドCはコイル3
5dのON時、プランジャ35cをばね35bに抗して
進出させることによりドレンボート35aを塞ぎ、室3
1cにパイロット圧P、を供給してシフト弁スプール3
1aを図中右半部位置にする。
はスプール31aをばね31bにより左半部図示の位置
に弾支して具える。ばね31bから遠いスプール31a
の端面が臨む室31cに回路32を接続し、この回路中
に設けた小径オリフィス33および大径オリフィス34
間を35で示すシフトソレノイドCのドレンボート35
aに通じさせる。シフトソレノイドCは常態で、ばね3
5bのばね力を受けるプランジャ35cがドレンボート
35aを開くため、室31cにパイロット圧P2を供給
せず、シフト弁スプール31aを図中左半部位置にする
ものとする。したがってシフトソレノイドCはコイル3
5dのON時、プランジャ35cをばね35bに抗して
進出させることによりドレンボート35aを塞ぎ、室3
1cにパイロット圧P、を供給してシフト弁スプール3
1aを図中右半部位置にする。
シフト弁31は、左半部状態で出力ポート31dをライ
ン圧(PL)導入回路36に、また出力ポート31eを
ドレンボート31fに夫々通じ、右半部状態で出力ボー
ト31d、 31eを夫々ドレンボート31gおよび回
路36に通じるものとする。
ン圧(PL)導入回路36に、また出力ポート31eを
ドレンボート31fに夫々通じ、右半部状態で出力ボー
ト31d、 31eを夫々ドレンボート31gおよび回
路36に通じるものとする。
シフト弁出力ポート31d、 31eは夫々ワンウェイ
オリフィス37.38を介して創遊星歯車変速機構4(
第3図参照)のダイレクトクラッチD/Cおよびリダク
ションブレーキRD/Bに接続する。
オリフィス37.38を介して創遊星歯車変速機構4(
第3図参照)のダイレクトクラッチD/Cおよびリダク
ションブレーキRD/Bに接続する。
ダイレクトクラッチD/Cにはさらにアキュムレータ3
9を接続し、このアキュムレータは段付ピストン39a
およびばね39bよりなり、主変速制御油圧回路20内
におけるアキュムレータと同様に機能するようアキュム
レータ圧PAを供給する。
9を接続し、このアキュムレータは段付ピストン39a
およびばね39bよりなり、主変速制御油圧回路20内
におけるアキュムレータと同様に機能するようアキュム
レータ圧PAを供給する。
上記実施例の変速制御油圧回路は以下の如くに作用する
。
。
すなわち、シフトソレノイドCをONL、てドレンボー
ト35aを塞ぎ、シフト弁31を右半部状態にすると、
出力ポート31d、 31eが夫々回路36およびドレ
ンボート31fに通じ、ダイレクトクラッチD/Cを油
圧po/cにより作動させると共にリダクションブレー
キ170/Bを非作動にして創遊星歯車変速機構4を減
速状態にする。この減速状態で、主変速制御油圧回路2
0内におけるシフトソレノイドA。
ト35aを塞ぎ、シフト弁31を右半部状態にすると、
出力ポート31d、 31eが夫々回路36およびドレ
ンボート31fに通じ、ダイレクトクラッチD/Cを油
圧po/cにより作動させると共にリダクションブレー
キ170/Bを非作動にして創遊星歯車変速機構4を減
速状態にする。この減速状態で、主変速制御油圧回路2
0内におけるシフトソレノイドA。
BのON、 OFFにより前記した通り主遊星歯車変速
機構3を1速、2速又は3速選択状態にすると、多段自
動変速機は前記の表に示す如く第1速、第3速または第
5速を得ることができる。
機構3を1速、2速又は3速選択状態にすると、多段自
動変速機は前記の表に示す如く第1速、第3速または第
5速を得ることができる。
次に、シフトソレノイドCをOFF してドレンボート
35aを開き、室31cへのパイロット圧ppによりシ
フト弁31を左半部状態にすると、出力ボート31d、
31eが夫々ドレンポー) 31gおよび回路36に
通じ、リダクションブレーキRD/Bを油圧P。7.に
より作動させると共にダイレクトクラッチD/Cを非作
動にして創遊星歯車変速機構4を直結状態にする。この
直結状態で、主変速制御油圧回路20内におけるシフト
ソレノイドA、BのON、 OFFにより主遊星歯車変
速機構3を1速、2速、3速または4速選択状態にする
と、多段自動変速機は前記の表に示す如く第2速、第4
速、第6速(直結)または第8速(オーバードライブ)
を得ることができる。
35aを開き、室31cへのパイロット圧ppによりシ
フト弁31を左半部状態にすると、出力ボート31d、
31eが夫々ドレンポー) 31gおよび回路36に
通じ、リダクションブレーキRD/Bを油圧P。7.に
より作動させると共にダイレクトクラッチD/Cを非作
動にして創遊星歯車変速機構4を直結状態にする。この
直結状態で、主変速制御油圧回路20内におけるシフト
ソレノイドA、BのON、 OFFにより主遊星歯車変
速機構3を1速、2速、3速または4速選択状態にする
と、多段自動変速機は前記の表に示す如く第2速、第4
速、第6速(直結)または第8速(オーバードライブ)
を得ることができる。
なお、上記の作用により得られる第1速乃至第8速(第
7速を除く)と、シフトソレノイドA。
7速を除く)と、シフトソレノイドA。
B、CのON、 OFFの組合せとを表により示すと次
表の如くである。
表の如くである。
また、シフトソレノイドCのONまたはOFFによりシ
フト弁31を右半部状態または左半部状態にして創遊星
歯車変速機構4を夫々減速または直結状態にしておき、
主変速制御油圧回路20により主遊星歯車変速機構3を
後退選択状態にすると、多段自動変速機は前記の第1表
に示す如く後退変速段■速または2速を得ることができ
る。
フト弁31を右半部状態または左半部状態にして創遊星
歯車変速機構4を夫々減速または直結状態にしておき、
主変速制御油圧回路20により主遊星歯車変速機構3を
後退選択状態にすると、多段自動変速機は前記の第1表
に示す如く後退変速段■速または2速を得ることができ
る。
次に、主変速制御油圧回路20内のシフトソレノイドA
、Bおよび副変速制御油圧回路30内のシフトソレノイ
ドCを電子制御するシステムを説明する。
、Bおよび副変速制御油圧回路30内のシフトソレノイ
ドCを電子制御するシステムを説明する。
このシステムはマイクロコンピュータを可とするコント
ローラ40を具え、これにエンジンスロットル開度TH
を検出するスロットルセンサ41がらの信号と、車速■
を検出する車速センサ42がらの信号とを入力する。コ
ントローラ4oはこれら入力情報を基に第4図の制御プ
ログラムを実行して主変速制御油圧回路20内のシフト
ソレノイドA、Bおよび副変速制御油圧回路30内のシ
フトソレノイドCをON、 OFF L、以下の如くに
自動変速機の変速制御を行う(但し第4図では本発明に
かがわる前進自動変速制御の一部のみを示す)。
ローラ40を具え、これにエンジンスロットル開度TH
を検出するスロットルセンサ41がらの信号と、車速■
を検出する車速センサ42がらの信号とを入力する。コ
ントローラ4oはこれら入力情報を基に第4図の制御プ
ログラムを実行して主変速制御油圧回路20内のシフト
ソレノイドA、Bおよび副変速制御油圧回路30内のシ
フトソレノイドCをON、 OFF L、以下の如くに
自動変速機の変速制御を行う(但し第4図では本発明に
かがわる前進自動変速制御の一部のみを示す)。
すなわちまずステップ101で以下の変速スケジュール
選択の基本となる基本変速スケジュールA(第5図(a
)にその−例を示す)を選択し、ステップ102以降で
は現在の運転状態、っまり車速Vおよびスロットル開度
THが、前述した主・副変速機の変速方向が逆になる変
速を行う可能性がある領域内か否かの領域判定を行う。
選択の基本となる基本変速スケジュールA(第5図(a
)にその−例を示す)を選択し、ステップ102以降で
は現在の運転状態、っまり車速Vおよびスロットル開度
THが、前述した主・副変速機の変速方向が逆になる変
速を行う可能性がある領域内か否かの領域判定を行う。
すなわちスケジュールAの2速の図示斜線領域ならば制
御をステップ102のYesからステップ103に進め
、2速用変速スケジユールB(第5図(b)にその−例
を示す)を選択し、ステップ104でこのスケジュール
Bにより再び領域判定を行う。ここでスケジュールBの
図示斜線領域ならばステップ105で車速Vおよびスロ
ットル開度THに基づきこのスケジュールBにより変速
制御を行う。なおこの変速制御はV、THがスケジュー
ルBの図示斜線領域内に維持される間継続し、領域外に
なったら制御をステップ101の基本変速スケジュール
Aに戻して再び領域判定を行うものとする。
御をステップ102のYesからステップ103に進め
、2速用変速スケジユールB(第5図(b)にその−例
を示す)を選択し、ステップ104でこのスケジュール
Bにより再び領域判定を行う。ここでスケジュールBの
図示斜線領域ならばステップ105で車速Vおよびスロ
ットル開度THに基づきこのスケジュールBにより変速
制御を行う。なおこの変速制御はV、THがスケジュー
ルBの図示斜線領域内に維持される間継続し、領域外に
なったら制御をステップ101の基本変速スケジュール
Aに戻して再び領域判定を行うものとする。
一方スケジュールAの2速の図示斜線領域以外ならば制
御をステップ102からステップ106〜109に進め
る。なおこのステップ106〜109における制御は上
記ステップ102〜105と同様なものとするが、4速
用変速スケジユールC(第5図(c)にその−例を示す
)を選択して領域判定を行う点で上記ステップ102〜
105と異なるものである。同様にしてステップ110
〜113では3速用変速スケジユールD(・第5図(d
)にその−例を示す)による領域判定を、ステップ11
4〜117では5速用変速スケジユールE(第5図(e
)にその−例を示す)による領域判定を行う。
御をステップ102からステップ106〜109に進め
る。なおこのステップ106〜109における制御は上
記ステップ102〜105と同様なものとするが、4速
用変速スケジユールC(第5図(c)にその−例を示す
)を選択して領域判定を行う点で上記ステップ102〜
105と異なるものである。同様にしてステップ110
〜113では3速用変速スケジユールD(・第5図(d
)にその−例を示す)による領域判定を、ステップ11
4〜117では5速用変速スケジユールE(第5図(e
)にその−例を示す)による領域判定を行う。
なお上記ステップ102.106.110および114
の判別の結果、運転状態が基本変速スケジュールへの斜
線領域(2速〜5速)に該当しない場合には、前述した
主・副変速機の変速方向が逆になる変速を行う可能性が
ないから、この運転状態が変化してスケジュールへの斜
線領域に該当するようになるまで、ステップ118で車
速Vおよびスロットル開度THに基づき基本変速スケジ
ュールAにより変速制御を行う。
の判別の結果、運転状態が基本変速スケジュールへの斜
線領域(2速〜5速)に該当しない場合には、前述した
主・副変速機の変速方向が逆になる変速を行う可能性が
ないから、この運転状態が変化してスケジュールへの斜
線領域に該当するようになるまで、ステップ118で車
速Vおよびスロットル開度THに基づき基本変速スケジ
ュールAにより変速制御を行う。
上記制御の作用について以下に詳細に説明する。
まず運転状態が、主・副変速機の変速方向が逆になる変
速、すなわち2→3,3→2,4→5および5→4変速
を行う可能性がある領域、つまり第5図(a)の斜線部
に該当する場合には第5図(b)〜(e)を選択し、夫
々個別の変速スケジュールにより再び領域判定を行う。
速、すなわち2→3,3→2,4→5および5→4変速
を行う可能性がある領域、つまり第5図(a)の斜線部
に該当する場合には第5図(b)〜(e)を選択し、夫
々個別の変速スケジュールにより再び領域判定を行う。
ここで第5図(b)の2連用変速スケジユールBにおい
ては、足離しアップシフトや踏込みダウンシフト時のよ
うに図示上下方向のスロットル開度変化が生じた場合に
は、飛び変速である2→4゜2→6および2→8変速の
み実行し、変速ショックの大きい2→3変速はエンジン
負荷が要求負荷の最大値近辺であるキックダウン領域に
維持される間のみ許可し、他の領域では禁止する。なお
変速ショックの大きい3→2変速は、第5図(c)の3
連用変速スケジユールCにおいて禁止されているため、
このスケジュールBでキックダウン領域に維持される間
のみ許可する。
ては、足離しアップシフトや踏込みダウンシフト時のよ
うに図示上下方向のスロットル開度変化が生じた場合に
は、飛び変速である2→4゜2→6および2→8変速の
み実行し、変速ショックの大きい2→3変速はエンジン
負荷が要求負荷の最大値近辺であるキックダウン領域に
維持される間のみ許可し、他の領域では禁止する。なお
変速ショックの大きい3→2変速は、第5図(c)の3
連用変速スケジユールCにおいて禁止されているため、
このスケジュールBでキックダウン領域に維持される間
のみ許可する。
同様に第5図(d)の4連用変速スケジユールDにおい
ては、図示上下方向のスロットル開度変化に対し飛び変
速である4→6および4→8変速のみ実行し、変速ショ
ックの大きい4→5および第5図(e)の5連用変速ス
ケジユールEで禁止されている4→5変速は、キックダ
ウン領域に維持される間のみ許可し、他の領域では禁止
する。なお第5図(b)〜(e)の変速線は基本変速ス
ケジュールAとの切換時に不所望な変速(例えば2→4
→3変速や4→6→5変速)が生じないように図示の如
く設定しである。
ては、図示上下方向のスロットル開度変化に対し飛び変
速である4→6および4→8変速のみ実行し、変速ショ
ックの大きい4→5および第5図(e)の5連用変速ス
ケジユールEで禁止されている4→5変速は、キックダ
ウン領域に維持される間のみ許可し、他の領域では禁止
する。なお第5図(b)〜(e)の変速線は基本変速ス
ケジュールAとの切換時に不所望な変速(例えば2→4
→3変速や4→6→5変速)が生じないように図示の如
く設定しである。
このようにしてキックダウン領域のみに2速。
4速領域を設定してこの領域に維持される間変速ショッ
クの大きい2→3,3→2,4→5,5→4変速を許可
したから、クロスレシオ化によりエンジンの高負荷に対
し多数の選択し得る変速段を設けて適正負荷を得られる
ようにして所望の動力性能を実現し、燃費の向上を図る
とともに運転者の違和感(変速前後のトルク段差感)を
解消することができる。
クの大きい2→3,3→2,4→5,5→4変速を許可
したから、クロスレシオ化によりエンジンの高負荷に対
し多数の選択し得る変速段を設けて適正負荷を得られる
ようにして所望の動力性能を実現し、燃費の向上を図る
とともに運転者の違和感(変速前後のトルク段差感)を
解消することができる。
またこの領域以外では上記変速を禁止したから変速ショ
ックの防止による運転性の向上を図るとともに変速頻度
の減少により前述した運転者の不快感を効果的に解消す
ることができる。
ックの防止による運転性の向上を図るとともに変速頻度
の減少により前述した運転者の不快感を効果的に解消す
ることができる。
(発明の効果)
かくして本発明の自動変速機の変速制御装置は上述の如
く、主・副変速機の変速方向が逆になる、変速ショック
の大きい変速をキックダウン領域に維持される間のみ許
可するようにしたから、クロスレシオ化によりエンジン
の高負荷に対し多数の選択し得る変速段を設けて適正負
荷を得られるようにして所望の動力性能を実現し、燃費
の向上を図るとともに運転者の違和感(変速前後のトル
ク段差感)を解消することができるとともに、キックダ
ウン領域以外では変速ショックの防止による運転性の向
上を図ることができる。
く、主・副変速機の変速方向が逆になる、変速ショック
の大きい変速をキックダウン領域に維持される間のみ許
可するようにしたから、クロスレシオ化によりエンジン
の高負荷に対し多数の選択し得る変速段を設けて適正負
荷を得られるようにして所望の動力性能を実現し、燃費
の向上を図るとともに運転者の違和感(変速前後のトル
ク段差感)を解消することができるとともに、キックダ
ウン領域以外では変速ショックの防止による運転性の向
上を図ることができる。
第1図は本発明の自動変速機の変速制御装置の概念図、
第2図は本発明の一実施例を示す自動変速機の変速制御
システムを示す線図、 第3図はこのシステムにより変速制御する歯車変速機構
の半部スケルトン図、 第4図は同システムにおけるコントローラの制御プログ
ラムを示すフローチャート、 第5図(a)〜(e)は同システムによる変速スケジュ
ールを例示する線図である。 3・・・主変速機(主遊星歯車変速機構)4・・・副変
速機(創遊星歯車変速機構)20・・・主変速制御油圧
回路 30・・・副変速制御油圧回路 31・・・シフト弁 40・・・コントローラ 41・・・スロットルセンサ 42・・・車速センサ 特許出願人 日産自動車株式会
システムを示す線図、 第3図はこのシステムにより変速制御する歯車変速機構
の半部スケルトン図、 第4図は同システムにおけるコントローラの制御プログ
ラムを示すフローチャート、 第5図(a)〜(e)は同システムによる変速スケジュ
ールを例示する線図である。 3・・・主変速機(主遊星歯車変速機構)4・・・副変
速機(創遊星歯車変速機構)20・・・主変速制御油圧
回路 30・・・副変速制御油圧回路 31・・・シフト弁 40・・・コントローラ 41・・・スロットルセンサ 42・・・車速センサ 特許出願人 日産自動車株式会
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、主変速機および副変速機を直列に具え、これら変速
機のアップシフトまたはダウンシフトの組合せより成る
変速によってエンジン出力を伝達可能な多数の変速段を
達成するようにした自動変速機において、 エンジンの負荷状態を検知するエンジン負荷検知手段と
、 検知されたエンジン負荷が、要求負荷の最大値近辺であ
るキックダウン領域に維持される間のみ、前記変速の内
の主変速機、副変速機の一方がアップシフトとなるとと
もに他方がダウンシフトとなる変速を許可する、変速許
可手段とを設けたことを特徴とする自動変速機の変速制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63304216A JP2615950B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63304216A JP2615950B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02154859A true JPH02154859A (ja) | 1990-06-14 |
JP2615950B2 JP2615950B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=17930406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63304216A Expired - Lifetime JP2615950B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615950B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6665602B2 (en) * | 2000-10-30 | 2003-12-16 | Hyundai Motor Company | Kick-down shift control method for five-speed automatic transmission |
US8323146B2 (en) | 2007-01-26 | 2012-12-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device for vehicular drive apparatus |
-
1988
- 1988-12-02 JP JP63304216A patent/JP2615950B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6665602B2 (en) * | 2000-10-30 | 2003-12-16 | Hyundai Motor Company | Kick-down shift control method for five-speed automatic transmission |
US8323146B2 (en) | 2007-01-26 | 2012-12-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device for vehicular drive apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2615950B2 (ja) | 1997-06-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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