JPH02153906A - ポリアクリル酸金属塩の製造方法 - Google Patents

ポリアクリル酸金属塩の製造方法

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JPH02153906A
JPH02153906A JP991289A JP991289A JPH02153906A JP H02153906 A JPH02153906 A JP H02153906A JP 991289 A JP991289 A JP 991289A JP 991289 A JP991289 A JP 991289A JP H02153906 A JPH02153906 A JP H02153906A
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JP
Japan
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acrylic acid
metallic salt
acid metallic
metal salt
water
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JP991289A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Shimada
英俊 島田
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリアクリル酸金属塩の製造方法に関し、詳
しくは、紙おむつ、生理用品の素材やその他の高吸水性
樹脂として使用され、吸水性およびゲル強度に優れたポ
リアクリル酸金属塩の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来より、紙おむつ、生理用品などの素材として、高度
の吸水性を有するポリアクリル酸金属塩が知られている
。そしてその製造方法として、脂肪族炭化水素溶媒中に
、水溶性ラジカル発生剤を含有する40重量%以上の濃
度のアクリル酸金属塩水溶液を界面活性剤の存在下に懸
濁させ、重合する方法が知られている(特公昭54−3
0710号公報)。
この製造方法によって得られるポリアクリル酸金属塩は
吸水量が400 (g/9)以上であり、粉末化可能な
自己架橋型であるが、水で膨潤させた時のゲル強度すな
わち膨潤ポリマーの強度が小さいため、使用時に膨潤ゲ
ルが壊れてべとついたり、液が浸出したりするという欠
点を有していた。また、重合中に生成したポリマーが重
合反応器壁に付着するという不都合もあった。
(発明が解決しようとする課題] 本発明は吸水性に優れ、しかも、ゲル強度が大きく、重
合中に生成したポリマーの器壁への付着の低減されたポ
リアクリル酸金属塩の製造方法を提供することを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段1 本発明者は、溶媒中にアクリル酸金属塩水溶液を懸濁さ
せて重合することにより製造するポリアクリル酸金属塩
のゲル強度を大きくし、生成ポリマーの器壁への付着を
解消するため、その製造条゛件をあらゆる因子について
研究した結果、アクリル酸金属塩水溶液の濃度を特定の
範囲に限定することによりゲル強度を向上させ得ること
および生成ポリマーの器壁への付着が回避または低減で
きることを見い出し、この知見に基づき、本発明を完成
した。
すなわち、本発明は、脂肪族炭化水素溶媒中に、水溶性
ラジカル発生剤またはレドックス型重合開始剤を含有す
る30重量%以上で40重量%未満の濃度のアクリル酸
金属塩水溶液を懸濁させ、架+A 剤の存在下において
、このアクリル酸金属塩を重合することを特徴とするポ
リアクリル酸金属塩の製造方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いる脂肪族炭化水素溶媒は、例えば、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、リグロインなどを
使用することができる。
その使用量については特に制限はないが、アクリル金属
塩七ツマ−に対して、通常、容量で1〜5倍の範囲で使
用することができる。
本発明に用いるアクリル酸金属塩は、アクリル酸のアル
カリ金属塩が望ましく、中和度は100モル%であって
も差しつかえないが、50〜95モル%、好ましくは、
60〜80モル%のものを使用することかできる。
本発明のアクリル酸金属塩の原料として使用するアクリ
ル酸は、アクリル酸およびメタクリル酸などのアクリル
酸の誘導体を用いることができる。
本発明に用いるアクリル酸金属塩水溶液は、濃度を30
重量%以上で40重量%未満にする必要がある。
この濃度が、30重量%未満では製造効率が悪く、40
重量%以上ではゲル強度が低下する。
本発明に用いる水溶性ラジカル発生剤は、過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素など通常使用され
ている公知の水溶性ラジカル発生剤を使用することがで
きる。
また、水溶性ラジカル発生剤としては、水溶性アゾ化合
物をも用いることができる。
このようなアゾ化合物としては、2.2″−アゾヒス(
2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロタロライド、
2,2゛−アゾビス[2−(2−イミダシリン−2−イ
ル)プロパン]ジヒドロクロライド、2.2′−アゾビ
ス(2−メチル−N−フェニルプロピオンアミジン)ジ
ヒドロクロライド、22′−アゾビス[N−(4−ヒド
ロキンフェニル)−2−メチルプロピオンアミジンコシ
ヒドロクロライドなどのアゾアミジン化合物や2.2′
アゾビス(2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキ
ンメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド
)、2.2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒド
ロキシエチル)−プロピオンアミド]などのアゾアミド
化合物などを挙げることができる。
さらに、本発明において用いるレドックス型重合開始剤
としては、府記の過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
、過酸化水素などの水溶性ラジカル発生剤と亜硫酸塩の
ような還元性物質またはアミンなどとを組合せたものを
用いることができる。
具体的には、(A)過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム
、過硫酸アンモニウムなと、(B)亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸水素ナトリウム、トリエタノールアミン、第二鉄
塩などにおいて、(A)と(B)とを組合せたものを挙
げることができる。
これらは、アクリル酸金属塩に対して、0.001〜1
.0モル%程度を添加して使用する。
本発明においては、このレドックス型重合開始剤を用い
ることによって、殊に生成ポリマーの器壁への付着が皆
無となるという効果を奏する。
本発明に用いる架橋剤は、高吸水性のゲル構造を付与す
るために使用するものであり、分子間の架橋構造を形成
するものを使用することができる。
たどえは、N、N’−メチレンビス(メタ)アクリルア
ミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸多価金属塩
、ホスホ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ
グリシジルエーテル、グリセリンポリグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテルなど
を好適に使用することができる。
これらはアクリル酸金属塩に対して、通常は、0.01
〜5重量%の範囲で使用することができる。
本発明においては、油中水滴(Wlo)型の懸濁液中で
の重合いわゆる逆相懸濁重合方法によって重合を行う。
この場合の重合条件は、重合温度−10〜100°Cと
して、窒素雰囲気下で撹拌しながら行うことが望ましい
本発明に懸濁剤として用いる界面活性剤は、HLB3〜
8のものが適しており、非イオン界面活性剤として、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、たとえば、ソルビタンモノス
テアレートなどが適しており、その添加量は重合溶媒に
対し、0.1〜io重量%の範囲で使用することができ
る。
本発明においては、アクリル酸金属塩を水溶液の形態で
用い、前記の溶媒、重合開始剤、界面活性剤および架橋
剤の存在下、逆相懸濁重合を行い、ポリアクリル酸金属
塩を製造する。
ここに、逆相懸濁重合とは、溶媒相(油相)中に界面活
性剤および架橋剤が溶解しており、一方、水相中にアク
リル酸塩および重合開始剤が溶解しており、静置した状
態においては油相(0)と水相(W)の二相から重合系
が形成されている。この重合系を撹拌することによって
、重合系は懸濁状態となり、油相中に水相が分散した系
(Wlo)が形成され重合反応が進行する重合方法であ
る。
[実施例J 本発明を実施例および比較例によりさらに詳細に説明す
る。
実施例1〜6および比較例1〜2 撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、窒素ガス導入管を備
えた500m1l四口丸底フラスコに、表示の脂肪族炭
化水素溶媒2281を採り、ついで、これに界面活性剤
としてソルビタンモノステアレート1.8g添加して溶
解した後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出した
別に、三角フラスコ中にアクリル酸を表示量採り、氷冷
しながら、水39gに、水酸化ナトリウム(純度95%
)を表示量加え、水溶液中のアクリル酸ナトリウムが表
示の濃度となるようにして、アクリル酸ナトリウム水溶
液を調製した。この水溶液に表示のラジカル発生剤また
はレドックスを重合開始剤を加えて溶解した後、窒素ガ
スを吹き込んで水溶液中に存在する溶存酸素を除去した
このようにして得られたアクリル酸ナトリウム水溶液を
、前記の界面活性剤を溶解した脂肪族炭化水素溶媒中に
加えて分散させ、わずかに窒素ガスを導入しつつ、表示
の温度で表示の時間撹拌して重合を行っt;。
重合終了後、脂肪族炭化水素溶媒を留去し、減圧乾燥し
て、ポリアクリル酸ナトリウムを得た。
生成したポリマーのフラスコ内壁への付着を確認したと
ころ、実施例7および8においては皆無であり、その他
の実施例においては若干量、比較例においては相当量の
付着が視認された。
このポリアクリル酸ナトリウムの性状を表に示す。
ポリアクリル酸ナトリウムの性状試験は次の通り行った
〈吸水量の測定〉 ポリマー約19を大過剰のイオン交換水に分散し、充分
膨潤させ、ついで80メツシユの金網でろ過し、得られ
た膨潤ポリマー重量(W)を測定し、この値を初めのポ
リマー重量(Wo)で割って得られる値とした。
〈ゲル強度の測定〉 図に示す装置を用い、イオン交換水に充分膨潤させ、つ
いで80メツシユの金網にてろ過した膨潤ポリマーを直
径60mmの円形平滑面をもった板の間に挟み、荷重を
かけて行き、膨潤ポリマー粒子が破壊される最低の重量
(Wl)を平滑面の面積で割った値とした。
ゲル強度(9) =W+/3 X 3 X 3.14[
発明の効果] 本発明によれば、吸水性がよく、しかもゲル強度が大き
く、殊にレドックス型重合開始剤を用いた場合は生成ポ
リマーの器壁への付着のないポリアクリル酸金属塩を得
ることができる。そのI;め吸水後の水分保持が安定し
、非常に便利になるとともに重合後の取扱いが容易であ
り、高吸水性樹脂の製造方法としてきわめて有用である
【図面の簡単な説明】
第1図は、ゲル強度を測定する測定器の概略を説明する
図面であり、図中の符号は、l;重り、2;平滑板、3
:膨潤ポリマー試料、4:台である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 脂肪族炭化水素溶媒中に、水溶性ラジカル発生剤ま
    たはレドックス型重合開始剤を含有する30重量%以上
    で40重量%未満の濃度のアクリル酸金属塩水溶液を懸
    濁させ、架橋剤の存在下において、このアクリル酸金属
    塩を重合することを特徴とするポリアクリル酸金属塩の
    製造方法。
JP991289A 1988-07-04 1989-01-20 ポリアクリル酸金属塩の製造方法 Pending JPH02153906A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02284902A (ja) * 1989-04-27 1990-11-22 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 吸水性樹脂微粒子の製造方法
JP2005314458A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Kao Corp シリコーン変性吸水性ポリマー粒子及びその製造法
JP2006176570A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Sumitomo Seika Chem Co Ltd 吸水性樹脂粒子の製造方法及びそれを用いた衛生材料

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