JPH02153877A - 不透過性カーボン材の製造方法 - Google Patents

不透過性カーボン材の製造方法

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JPH02153877A
JPH02153877A JP63307462A JP30746288A JPH02153877A JP H02153877 A JPH02153877 A JP H02153877A JP 63307462 A JP63307462 A JP 63307462A JP 30746288 A JP30746288 A JP 30746288A JP H02153877 A JPH02153877 A JP H02153877A
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resin
carbon material
cresol
impregnating
curing
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Yoshio Suzuki
義雄 鈴木
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Tokai Carbon Co Ltd
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Tokai Carbon Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/46Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with organic materials
    • C04B41/48Macromolecular compounds
    • C04B41/4823Phenol-formaldehyde condensation products

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カーボン材に樹脂を含浸処理することにより
気体および液体に対して不透過性を付与する方法に関す
る。
〔従来の技術〕
カーボン材に樹脂を含浸・硬化して組織の気孔を閉塞し
、よって不透過性を付与する手法は当業界で実用されて
おり、既成技術として定着している。しかし、ニーズの
高度化および多様化に伴って改良技術の提案も積橿的に
なされており、例えば、特開昭52−39711号、同
52−63210号、同52125488号、同59−
57975号などの公報には含浸樹脂の材質、粘度等を
対象とした発明が開示されている。
これらの改良技術にも拘らず、現実には所定の不透過性
を確保するまでに複数回の含浸・硬化処理を必要とする
という未解決の問題が依然として残されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
発明者は、不透過性を損ねる流体漏洩の主因が、含浸に
よりカーボン材気孔中に充填された樹脂が硬化段階で体
積収縮を起す現象に基づくものであると推定し、鋭意研
究を重ねた結果、前記推定を硬化体積収縮率が小さい特
定含浸樹脂の選択使用により実証することに成功して本
発明の開発に至ったものである。
したがって、本発明の目的は1回の樹脂含浸でも流体漏
洩を生じることのない不透過性カーボン材の製造方法を
提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本発明に係る不透過性カー
ボン材の製造方法は、カーボン材にクレゾール樹脂を4
0〜95重量%の割合で含有するクレゾール樹脂とフェ
ノール樹脂の混合樹脂液を含浸硬化することを構成上の
特徴とする。
被処理材料となるカーボン材は、モールド、押出しある
いはラバープレスによる成形体を焼成炭化または更に黒
鉛化した各種形状の炭素材、黒鉛材などが対象となる。
含浸樹脂には、メタクレゾールとホルマリンを塩基性雰
囲気下で縮合させた通常のクレゾール樹脂、およびフェ
ノールとホルマリンを塩基触媒中で縮合させて得られる
常用のフェノール樹脂とを初期縮合物の状態で混合した
樹脂液が適用される。
クレゾール樹脂とフェノール樹脂の配合比率は、混合樹
脂に対するクレゾール樹脂の割合として40〜95重量
%、より望ましくは50〜90重量%の含有範囲に設定
することが重要で、この範囲を外れる場合には樹脂の硬
化体積収縮率が極端に増大して不透過性の付与を阻害す
る。
図は、上記混合樹脂について実験的に確かめたクレゾー
ル樹脂配合率と硬化体積収縮率との関係を示したもので
ある0図から明らかなように、クレゾール樹脂配合率が
40〜95重量%の範囲では硬化体積収縮率が2%以下
に抑えられ、不透過性に影響を与えることがない。
なお、含浸樹脂には予め適宜な硬化剤を添加して使用す
ることができる。
含浸処理は、カーボン材を密閉式容器内に入れ、系内を
真空引きして含浸樹脂液を注入したのち加圧することに
よっておこなわれる。含浸の条件は、真空引きを50T
orr以下で1時間以上、加圧処理は媒体に空気または
窒素ガスを用い、1〜7 kg / c+1の圧力でお
こなうことが望ましい、また、含浸樹脂液の温度を30
〜100°Cに加温しておくと、常温に比べ粘度が低下
して充填を円滑に進行させることができる。しかし、 
100°Cを超す加温は樹脂の硬化が始まるため逆に充
填を阻止する結果を招く。
含浸後のカーボン材は、通常、150〜200℃の温度
に加熱して樹脂成分を硬化するが、予め硬化剤を添加し
た含浸樹脂を用いた場合には常温で硬化させることもで
きる。
〔作 用〕
硬化体積収縮率の小さい樹脂としてはエポキシ樹脂が知
られているが、この樹脂は耐食性が十分でないうえ高粘
度であるためカーボン材の含浸目的には適さない、この
点、本発明で選定したクレゾール樹脂とフェノール樹脂
との混合樹脂は十分な耐食性と含浸に好適かつ調整可能
な粘度性状を有しており、とくにフェノール樹脂単味の
含浸時に問題となる耐アルカリ性も効果的に改善される
そして、クレゾール樹脂を40〜95重量%の割合で含
有させることにより含浸樹脂の硬化体積収縮率が借手と
なり、−旦、カーボン材の組織気孔内に充填した樹脂が
収縮して空隙を形成する事象は生じなくなる。
この作用を介して、カーボン材に気体および液体が漏洩
することのない高度の不透過性が付与される。
〔実施例] 以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明する。
実施例1〜2、比較例1〜5 常法に従って調製したクレゾールホルムアルデヒド樹脂
初期縮合物およびフェノールホルムアルデヒド樹脂初期
縮合物を配合割合を代えて混合し、組成比の異なる含浸
樹脂液を準備した。
カーボン材として、外径29m、内径18.5閣、長さ
2000+aの黒鉛パイプ〔東海カーボン■製、G15
7)を用い、110℃で10時間乾燥したのちオートク
レーブに入れた。ついで、オートクレーブを真空度10
Torrで3時間真空引きしたのち上記含浸樹脂液を注
入し、引続き空気圧7 kg / c−で3時間加圧処
理した。含浸樹脂の温度は、室温(20°C)および6
0°Cに設定した。
含浸処理後のカーボン材をオートクレーブから取り出し
、表面をメチルアルコールで洗浄してから硬化炉に移し
、170℃で5時間硬化処理をおこなった。
比較のために、上記のクレゾールホルムアルデヒド樹脂
初期縮合物およびフェノールホルムアルデヒド樹脂初期
縮合物をそれぞれ単独で含浸樹脂とし、同様にして含浸
・硬化処理をおこなった。
得られた各不透過性カーボン材試料につき、次のような
各種の試験で性能評価した。
(1)リーク試験 試料パイプの一端を密封し、他端から4kg/cdの空
気を圧入した際のエアー漏洩テストで、漏洩の判定は、
試料パイプ面を石鹸水で浸し5分間空圧をかけたときの
気泡発生の有無でおこなった。
(3)耐熱試験 試料パイプを、大気中、170°Cの温度で500時間
加熱したのち、上記(1)のリーク試験をおこなった。
(3)耐食試験■ 試料パイプを、150°Cに保持した50%硫酸水溶液
に500時間浸漬し、洗浄、乾燥したのち上記(1)の
リーク試験をおこなった。
(4)耐食試験■ 試料パイプを、100″Cに保持した5%水酸化ナトリ
ウム水溶液に500時間浸漬し、洗浄、乾燥したのち上
記(1)のリーク試験をおこなった。
それぞれの試験結果を含浸条件等と対比させて下表に示
した。
なお、表中、CRはクレゾール樹脂、PHはフェノール
樹脂、CR配合率は混合樹脂中のクレゾール樹脂含有率
、樹脂充填率はカーボン材の全気孔体積に充填された樹
脂の体積%とし、そしてリーク試験、耐熱試験および耐
食試験の表示は試料パイプ各10本について試験した場
合の判定合格率として示した。
上記の結果から、本発明の実施例はCR配合率が要件を
外れる比較例1〜2および単独含浸樹脂を使用した比較
例3〜5に比べて良好な試験評価が得られ、とくに含浸
樹脂温度が60’Cの実施例2は1回の含浸でほぼ完全
な不透過性を示すことが確認された。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば1回の含浸処理によって
カーボン材に気体および液体に対する高度な不透過性を
付与することができる。
そのうえ耐熱性、耐食性などの特性向上も認められるか
ら、化学装置用構造材、二次電池部材、その他この種の
性能が要求される用途材料として安価に供給することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】 図は、本発明に通用する含浸混合樹脂につきクレゾール
樹脂配合率と硬化体積収縮率との関係を示したものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.カーボン材にクレゾール樹脂を40〜95重量%の
    割合で含有するクレゾール樹脂とフェノール樹脂の混合
    樹脂液を含浸硬化することを特徴とする不透過性カーボ
    ン材の製造方法。
JP63307462A 1988-12-05 1988-12-05 不透過性カーボン材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0631184B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5957975A (ja) * 1982-09-24 1984-04-03 日立化成工業株式会社 不浸透性炭素材料の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5957975A (ja) * 1982-09-24 1984-04-03 日立化成工業株式会社 不浸透性炭素材料の製造法

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