JPH02153877A - 不透過性カーボン材の製造方法 - Google Patents
不透過性カーボン材の製造方法Info
- Publication number
- JPH02153877A JPH02153877A JP63307462A JP30746288A JPH02153877A JP H02153877 A JPH02153877 A JP H02153877A JP 63307462 A JP63307462 A JP 63307462A JP 30746288 A JP30746288 A JP 30746288A JP H02153877 A JPH02153877 A JP H02153877A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- carbon material
- cresol
- impregnating
- curing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000003575 carbonaceous material Substances 0.000 title claims abstract description 26
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 55
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 55
- 229930003836 cresol Natural products 0.000 claims abstract description 17
- QTWJRLJHJPIABL-UHFFFAOYSA-N 2-methylphenol;3-methylphenol;4-methylphenol Chemical compound CC1=CC=C(O)C=C1.CC1=CC=CC(O)=C1.CC1=CC=CC=C1O QTWJRLJHJPIABL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 16
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 claims abstract description 10
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- WSFSSNUMVMOOMR-UHFFFAOYSA-N Formaldehyde Chemical compound O=C WSFSSNUMVMOOMR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 8
- KXGFMDJXCMQABM-UHFFFAOYSA-N 2-methoxy-6-methylphenol Chemical compound [CH]OC1=CC=CC([CH])=C1O KXGFMDJXCMQABM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 7
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 abstract description 7
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 abstract description 7
- 229920001568 phenolic resin Polymers 0.000 abstract description 7
- 239000007789 gas Substances 0.000 abstract description 4
- RLSSMJSEOOYNOY-UHFFFAOYSA-N m-cresol Chemical compound CC1=CC=CC(O)=C1 RLSSMJSEOOYNOY-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N Phenol Chemical compound OC1=CC=CC=C1 ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 2
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 abstract description 2
- 239000011259 mixed solution Substances 0.000 abstract 3
- 238000006068 polycondensation reaction Methods 0.000 abstract 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 14
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 12
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 7
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 4
- OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N Methanol Chemical compound OC OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M Sodium hydroxide Chemical compound [OH-].[Na+] HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- VOOLKNUJNPZAHE-UHFFFAOYSA-N formaldehyde;2-methylphenol Chemical compound O=C.CC1=CC=CC=C1O VOOLKNUJNPZAHE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003513 alkali Substances 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010000 carbonizing Methods 0.000 description 1
- 238000013329 compounding Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 125000000853 cresyl group Chemical group C1(=CC=C(C=C1)C)* 0.000 description 1
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 239000007770 graphite material Substances 0.000 description 1
- 229940100630 metacresol Drugs 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/46—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with organic materials
- C04B41/48—Macromolecular compounds
- C04B41/4823—Phenol-formaldehyde condensation products
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、カーボン材に樹脂を含浸処理することにより
気体および液体に対して不透過性を付与する方法に関す
る。
気体および液体に対して不透過性を付与する方法に関す
る。
カーボン材に樹脂を含浸・硬化して組織の気孔を閉塞し
、よって不透過性を付与する手法は当業界で実用されて
おり、既成技術として定着している。しかし、ニーズの
高度化および多様化に伴って改良技術の提案も積橿的に
なされており、例えば、特開昭52−39711号、同
52−63210号、同52125488号、同59−
57975号などの公報には含浸樹脂の材質、粘度等を
対象とした発明が開示されている。
、よって不透過性を付与する手法は当業界で実用されて
おり、既成技術として定着している。しかし、ニーズの
高度化および多様化に伴って改良技術の提案も積橿的に
なされており、例えば、特開昭52−39711号、同
52−63210号、同52125488号、同59−
57975号などの公報には含浸樹脂の材質、粘度等を
対象とした発明が開示されている。
これらの改良技術にも拘らず、現実には所定の不透過性
を確保するまでに複数回の含浸・硬化処理を必要とする
という未解決の問題が依然として残されている。
を確保するまでに複数回の含浸・硬化処理を必要とする
という未解決の問題が依然として残されている。
発明者は、不透過性を損ねる流体漏洩の主因が、含浸に
よりカーボン材気孔中に充填された樹脂が硬化段階で体
積収縮を起す現象に基づくものであると推定し、鋭意研
究を重ねた結果、前記推定を硬化体積収縮率が小さい特
定含浸樹脂の選択使用により実証することに成功して本
発明の開発に至ったものである。
よりカーボン材気孔中に充填された樹脂が硬化段階で体
積収縮を起す現象に基づくものであると推定し、鋭意研
究を重ねた結果、前記推定を硬化体積収縮率が小さい特
定含浸樹脂の選択使用により実証することに成功して本
発明の開発に至ったものである。
したがって、本発明の目的は1回の樹脂含浸でも流体漏
洩を生じることのない不透過性カーボン材の製造方法を
提供するところにある。
洩を生じることのない不透過性カーボン材の製造方法を
提供するところにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る不透過性カー
ボン材の製造方法は、カーボン材にクレゾール樹脂を4
0〜95重量%の割合で含有するクレゾール樹脂とフェ
ノール樹脂の混合樹脂液を含浸硬化することを構成上の
特徴とする。
ボン材の製造方法は、カーボン材にクレゾール樹脂を4
0〜95重量%の割合で含有するクレゾール樹脂とフェ
ノール樹脂の混合樹脂液を含浸硬化することを構成上の
特徴とする。
被処理材料となるカーボン材は、モールド、押出しある
いはラバープレスによる成形体を焼成炭化または更に黒
鉛化した各種形状の炭素材、黒鉛材などが対象となる。
いはラバープレスによる成形体を焼成炭化または更に黒
鉛化した各種形状の炭素材、黒鉛材などが対象となる。
含浸樹脂には、メタクレゾールとホルマリンを塩基性雰
囲気下で縮合させた通常のクレゾール樹脂、およびフェ
ノールとホルマリンを塩基触媒中で縮合させて得られる
常用のフェノール樹脂とを初期縮合物の状態で混合した
樹脂液が適用される。
囲気下で縮合させた通常のクレゾール樹脂、およびフェ
ノールとホルマリンを塩基触媒中で縮合させて得られる
常用のフェノール樹脂とを初期縮合物の状態で混合した
樹脂液が適用される。
クレゾール樹脂とフェノール樹脂の配合比率は、混合樹
脂に対するクレゾール樹脂の割合として40〜95重量
%、より望ましくは50〜90重量%の含有範囲に設定
することが重要で、この範囲を外れる場合には樹脂の硬
化体積収縮率が極端に増大して不透過性の付与を阻害す
る。
脂に対するクレゾール樹脂の割合として40〜95重量
%、より望ましくは50〜90重量%の含有範囲に設定
することが重要で、この範囲を外れる場合には樹脂の硬
化体積収縮率が極端に増大して不透過性の付与を阻害す
る。
図は、上記混合樹脂について実験的に確かめたクレゾー
ル樹脂配合率と硬化体積収縮率との関係を示したもので
ある0図から明らかなように、クレゾール樹脂配合率が
40〜95重量%の範囲では硬化体積収縮率が2%以下
に抑えられ、不透過性に影響を与えることがない。
ル樹脂配合率と硬化体積収縮率との関係を示したもので
ある0図から明らかなように、クレゾール樹脂配合率が
40〜95重量%の範囲では硬化体積収縮率が2%以下
に抑えられ、不透過性に影響を与えることがない。
なお、含浸樹脂には予め適宜な硬化剤を添加して使用す
ることができる。
ることができる。
含浸処理は、カーボン材を密閉式容器内に入れ、系内を
真空引きして含浸樹脂液を注入したのち加圧することに
よっておこなわれる。含浸の条件は、真空引きを50T
orr以下で1時間以上、加圧処理は媒体に空気または
窒素ガスを用い、1〜7 kg / c+1の圧力でお
こなうことが望ましい、また、含浸樹脂液の温度を30
〜100°Cに加温しておくと、常温に比べ粘度が低下
して充填を円滑に進行させることができる。しかし、
100°Cを超す加温は樹脂の硬化が始まるため逆に充
填を阻止する結果を招く。
真空引きして含浸樹脂液を注入したのち加圧することに
よっておこなわれる。含浸の条件は、真空引きを50T
orr以下で1時間以上、加圧処理は媒体に空気または
窒素ガスを用い、1〜7 kg / c+1の圧力でお
こなうことが望ましい、また、含浸樹脂液の温度を30
〜100°Cに加温しておくと、常温に比べ粘度が低下
して充填を円滑に進行させることができる。しかし、
100°Cを超す加温は樹脂の硬化が始まるため逆に充
填を阻止する結果を招く。
含浸後のカーボン材は、通常、150〜200℃の温度
に加熱して樹脂成分を硬化するが、予め硬化剤を添加し
た含浸樹脂を用いた場合には常温で硬化させることもで
きる。
に加熱して樹脂成分を硬化するが、予め硬化剤を添加し
た含浸樹脂を用いた場合には常温で硬化させることもで
きる。
硬化体積収縮率の小さい樹脂としてはエポキシ樹脂が知
られているが、この樹脂は耐食性が十分でないうえ高粘
度であるためカーボン材の含浸目的には適さない、この
点、本発明で選定したクレゾール樹脂とフェノール樹脂
との混合樹脂は十分な耐食性と含浸に好適かつ調整可能
な粘度性状を有しており、とくにフェノール樹脂単味の
含浸時に問題となる耐アルカリ性も効果的に改善される
。
られているが、この樹脂は耐食性が十分でないうえ高粘
度であるためカーボン材の含浸目的には適さない、この
点、本発明で選定したクレゾール樹脂とフェノール樹脂
との混合樹脂は十分な耐食性と含浸に好適かつ調整可能
な粘度性状を有しており、とくにフェノール樹脂単味の
含浸時に問題となる耐アルカリ性も効果的に改善される
。
そして、クレゾール樹脂を40〜95重量%の割合で含
有させることにより含浸樹脂の硬化体積収縮率が借手と
なり、−旦、カーボン材の組織気孔内に充填した樹脂が
収縮して空隙を形成する事象は生じなくなる。
有させることにより含浸樹脂の硬化体積収縮率が借手と
なり、−旦、カーボン材の組織気孔内に充填した樹脂が
収縮して空隙を形成する事象は生じなくなる。
この作用を介して、カーボン材に気体および液体が漏洩
することのない高度の不透過性が付与される。
することのない高度の不透過性が付与される。
〔実施例]
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明する。
実施例1〜2、比較例1〜5
常法に従って調製したクレゾールホルムアルデヒド樹脂
初期縮合物およびフェノールホルムアルデヒド樹脂初期
縮合物を配合割合を代えて混合し、組成比の異なる含浸
樹脂液を準備した。
初期縮合物およびフェノールホルムアルデヒド樹脂初期
縮合物を配合割合を代えて混合し、組成比の異なる含浸
樹脂液を準備した。
カーボン材として、外径29m、内径18.5閣、長さ
2000+aの黒鉛パイプ〔東海カーボン■製、G15
7)を用い、110℃で10時間乾燥したのちオートク
レーブに入れた。ついで、オートクレーブを真空度10
Torrで3時間真空引きしたのち上記含浸樹脂液を注
入し、引続き空気圧7 kg / c−で3時間加圧処
理した。含浸樹脂の温度は、室温(20°C)および6
0°Cに設定した。
2000+aの黒鉛パイプ〔東海カーボン■製、G15
7)を用い、110℃で10時間乾燥したのちオートク
レーブに入れた。ついで、オートクレーブを真空度10
Torrで3時間真空引きしたのち上記含浸樹脂液を注
入し、引続き空気圧7 kg / c−で3時間加圧処
理した。含浸樹脂の温度は、室温(20°C)および6
0°Cに設定した。
含浸処理後のカーボン材をオートクレーブから取り出し
、表面をメチルアルコールで洗浄してから硬化炉に移し
、170℃で5時間硬化処理をおこなった。
、表面をメチルアルコールで洗浄してから硬化炉に移し
、170℃で5時間硬化処理をおこなった。
比較のために、上記のクレゾールホルムアルデヒド樹脂
初期縮合物およびフェノールホルムアルデヒド樹脂初期
縮合物をそれぞれ単独で含浸樹脂とし、同様にして含浸
・硬化処理をおこなった。
初期縮合物およびフェノールホルムアルデヒド樹脂初期
縮合物をそれぞれ単独で含浸樹脂とし、同様にして含浸
・硬化処理をおこなった。
得られた各不透過性カーボン材試料につき、次のような
各種の試験で性能評価した。
各種の試験で性能評価した。
(1)リーク試験
試料パイプの一端を密封し、他端から4kg/cdの空
気を圧入した際のエアー漏洩テストで、漏洩の判定は、
試料パイプ面を石鹸水で浸し5分間空圧をかけたときの
気泡発生の有無でおこなった。
気を圧入した際のエアー漏洩テストで、漏洩の判定は、
試料パイプ面を石鹸水で浸し5分間空圧をかけたときの
気泡発生の有無でおこなった。
(3)耐熱試験
試料パイプを、大気中、170°Cの温度で500時間
加熱したのち、上記(1)のリーク試験をおこなった。
加熱したのち、上記(1)のリーク試験をおこなった。
(3)耐食試験■
試料パイプを、150°Cに保持した50%硫酸水溶液
に500時間浸漬し、洗浄、乾燥したのち上記(1)の
リーク試験をおこなった。
に500時間浸漬し、洗浄、乾燥したのち上記(1)の
リーク試験をおこなった。
(4)耐食試験■
試料パイプを、100″Cに保持した5%水酸化ナトリ
ウム水溶液に500時間浸漬し、洗浄、乾燥したのち上
記(1)のリーク試験をおこなった。
ウム水溶液に500時間浸漬し、洗浄、乾燥したのち上
記(1)のリーク試験をおこなった。
それぞれの試験結果を含浸条件等と対比させて下表に示
した。
した。
なお、表中、CRはクレゾール樹脂、PHはフェノール
樹脂、CR配合率は混合樹脂中のクレゾール樹脂含有率
、樹脂充填率はカーボン材の全気孔体積に充填された樹
脂の体積%とし、そしてリーク試験、耐熱試験および耐
食試験の表示は試料パイプ各10本について試験した場
合の判定合格率として示した。
樹脂、CR配合率は混合樹脂中のクレゾール樹脂含有率
、樹脂充填率はカーボン材の全気孔体積に充填された樹
脂の体積%とし、そしてリーク試験、耐熱試験および耐
食試験の表示は試料パイプ各10本について試験した場
合の判定合格率として示した。
上記の結果から、本発明の実施例はCR配合率が要件を
外れる比較例1〜2および単独含浸樹脂を使用した比較
例3〜5に比べて良好な試験評価が得られ、とくに含浸
樹脂温度が60’Cの実施例2は1回の含浸でほぼ完全
な不透過性を示すことが確認された。
外れる比較例1〜2および単独含浸樹脂を使用した比較
例3〜5に比べて良好な試験評価が得られ、とくに含浸
樹脂温度が60’Cの実施例2は1回の含浸でほぼ完全
な不透過性を示すことが確認された。
以上のとおり、本発明によれば1回の含浸処理によって
カーボン材に気体および液体に対する高度な不透過性を
付与することができる。
カーボン材に気体および液体に対する高度な不透過性を
付与することができる。
そのうえ耐熱性、耐食性などの特性向上も認められるか
ら、化学装置用構造材、二次電池部材、その他この種の
性能が要求される用途材料として安価に供給することが
可能となる。
ら、化学装置用構造材、二次電池部材、その他この種の
性能が要求される用途材料として安価に供給することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明に通用する含浸混合樹脂につきクレゾール
樹脂配合率と硬化体積収縮率との関係を示したものであ
る。
樹脂配合率と硬化体積収縮率との関係を示したものであ
る。
Claims (1)
- 1.カーボン材にクレゾール樹脂を40〜95重量%の
割合で含有するクレゾール樹脂とフェノール樹脂の混合
樹脂液を含浸硬化することを特徴とする不透過性カーボ
ン材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307462A JPH0631184B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 不透過性カーボン材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307462A JPH0631184B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 不透過性カーボン材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02153877A true JPH02153877A (ja) | 1990-06-13 |
JPH0631184B2 JPH0631184B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=17969362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63307462A Expired - Lifetime JPH0631184B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 不透過性カーボン材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631184B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5957975A (ja) * | 1982-09-24 | 1984-04-03 | 日立化成工業株式会社 | 不浸透性炭素材料の製造法 |
-
1988
- 1988-12-05 JP JP63307462A patent/JPH0631184B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5957975A (ja) * | 1982-09-24 | 1984-04-03 | 日立化成工業株式会社 | 不浸透性炭素材料の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0631184B2 (ja) | 1994-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110951210B (zh) | 高强度纳米孔可陶瓷化烧蚀防热复合材料及其制备方法 | |
JP2002265212A (ja) | 膨張黒鉛製含浸体 | |
CN112321989B (zh) | 纤维增强酚醛树脂复合材料的制备方法及纤维增强酚醛树脂复合材料 | |
CN111349267B (zh) | 一种抗氧化型有机/无机杂化酚醛气凝胶及其制备方法 | |
JP4425510B2 (ja) | 膨張黒鉛からなるアクリル樹脂含浸体 | |
CN108117719A (zh) | 一种石墨烯阻尼复合材料的制备方法 | |
CN109159226A (zh) | 一种无机胶凝材料强化人工林木材的方法 | |
US3980604A (en) | Resin impregnation of siliceous materials | |
CN108299825B (zh) | 一种长时耐高温树脂基复合透波材料及其制备方法 | |
CN113305956B (zh) | 一种木材改性剂组合物、一种木材物理力学性能提升的方法 | |
JPH02153877A (ja) | 不透過性カーボン材の製造方法 | |
BR102013028247A2 (pt) | processo para aumento da adesão de um material inorgânico de reforço em uma matriz polimérica, material inorgânico de reforço, processo de obtenção de um material compósito termoplástico, material compósito termoplástico e artigo compósito termoplástico | |
CA2782458C (en) | Resin-impregnated body made of silicon carbide | |
CN116144077A (zh) | 一种石墨烯-细菌纤维素-MXene杂化气凝胶及其制备、环氧树脂基复合材料及其制备 | |
CN109531747B (zh) | 一种纳米材料增韧糠醇木材的制备方法 | |
KR102722098B1 (ko) | 내화성 강화섬유 복합재료 및 이로부터 제조되는 압력용기 | |
CN104562706A (zh) | 一种具有防碳化功能的pom纤维 | |
CN111269676A (zh) | 一种耐强酸且能快速固化的磷酸盐基复合堵漏剂 | |
CN117430916A (zh) | 一种室温稳定的高性能耐高温环氧树脂浸渍料及其制备方法 | |
JPS61222916A (ja) | 多孔性活性炭の製造法 | |
CN116985317A (zh) | 一种树脂样条的制备方法及树脂样条 | |
JPH06122511A (ja) | 活性炭素多孔体の製造方法 | |
US4221750A (en) | Method of curing phenolic resin in an electrical apparatus without degrading polyethyleneterephthalate insulation also in the electrical apparatus | |
JPS59124940A (ja) | フエノ−ル樹脂発泡体 | |
CN117548307A (zh) | 一种基于微波加热法制备气体阻隔膜的方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 15 |