JPH0215181B2 - - Google Patents

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JPH0215181B2
JPH0215181B2 JP58249850A JP24985083A JPH0215181B2 JP H0215181 B2 JPH0215181 B2 JP H0215181B2 JP 58249850 A JP58249850 A JP 58249850A JP 24985083 A JP24985083 A JP 24985083A JP H0215181 B2 JPH0215181 B2 JP H0215181B2
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JP
Japan
Prior art keywords
prepreg
core metal
rod body
joint
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
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JP58249850A
Other languages
English (en)
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JPS60237929A (ja
Inventor
Yoshimi Maeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Industrial Co Ltd filed Critical Shimano Industrial Co Ltd
Priority to JP58249850A priority Critical patent/JPS60237929A/ja
Priority to US06/620,939 priority patent/US4601127A/en
Priority to KR1019840004280A priority patent/KR890004359B1/ko
Publication of JPS60237929A publication Critical patent/JPS60237929A/ja
Priority to US07/144,668 priority patent/US4854068A/en
Publication of JPH0215181B2 publication Critical patent/JPH0215181B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Fishing Rods (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は魚釣りに使用される釣竿の製造法、詳
しくは、先細状に傾斜する中空竿本体の基端外周
に、前記竿本体より大径の継合筒を一体に結合し
て成る釣竿の製造法に関する。
(従来技術) 従来、本発明出願人が昭和58年12月5目付で出
願した特許願(特開昭60−120930号)に示されて
いる通り、一端に段部を介して嵌合体をもち継合
筒成形用芯金を設け、該芯金の嵌合体に高強度繊
維から成る第1プリプレグにより予め形成した中
空竿本体の基端を嵌合した後、高強度繊維のシー
ト合成樹脂を含浸させた第2プリプレグを、該第
2プリプレグの一端が前記竿本体の基端外周と重
合するように前記芯金に巻回し、加圧焼成して前
記竿本体より大径の継合筒を前記竿本体と一体に
結合するごとく成したものが提案されている。
所が、この従来の製造法の場合、継合筒成形用
芯金に巻回した第2プリプレグの外周に例えばセ
ロフアンテープを巻回して加圧した状態で、前記
巻装第2プリプレグを加熱炉で焼成するとき、こ
の焼成熱により焼成初期の段階で軟化した第2プ
リプレグにおける合成樹脂の一部が前記セロフア
ンテープによる加圧により前記芯金と竿本体との
継目部に無理矢理押込められると共に、この押込
力により前記竿本体が前記芯金に対し離脱方向に
相対移動して、前記継目部に隙間ができ、その結
果、第2プリプレグにおける高強度繊維の前記継
目部と対向する部分が前記セロフアンテープによ
る加圧により撓み、前記継合筒の外周面に環状凹
部ができ、こ環状凹部が原因で、釣竿における継
合筒部の強度が極端に低下するばかりか、外観が
悪くなる問題があつた。
(発明の目的) 本発明は以上の点に鑑み発明したもので、前記
芯金と竿本体との継目部を覆つて前記第2プリプ
レグの加圧焼成時、前記継目部における高強度繊
維の撓みを防止する橋絡体を形成し、この橋絡体
により巻装第2プリプレグの外周に環状凹部がで
きないようにするものである。
(発明の構成) しかして本発明は、一端に嵌合体をもつ継合筒
成形用芯金を設け、該芯金の嵌合体に、予め形成
した中空竿本体の基端を嵌合した後、撓み性を有
する高強度繊維のシートに合成樹脂を含浸させた
プリプレグを、該プリプレグの一端が前記竿本体
の基端外周と重合するように前記芯金に巻回し、
加圧焼成して前記竿本体より大径の継合筒を前記
竿本体と一体に結合するごとくした釣竿の製造法
であつて、前記竿本体の基端部から前記芯金の先
端部に亘る長さをもち、かつ、前記芯金と中空竿
本体との継目部を覆つて、加圧焼成時、前記継目
部における前記高強度繊維の撓みを防止し、前記
継目部の外周を保持する撓み防止用橋絡体を形成
し、この橋絡体を、前記竿本体の基端外周面と、
前記芯金の先端外周面とに装着し、前記継目部を
被覆した後、前記第2プリプレグを加圧焼成する
如く成し、前記橋絡体により、前記第2プリプレ
グの焼成時、該第2プリプレグの一部が前記継目
部に押込められるのを防止し、継合筒の外周に環
状凹部が生じないようにしたのである。
(実施例) 以下本発明製造法の実施例を図面に基づいて説
明する。
本発明の基本的な製造法は、先細状に傾斜する
中空竿本体1の内径に対応する大きさの成形部2
1をもつ竿本体成形用芯金2と、前記竿本体1よ
り大径な継合筒3の内径に対応する大きさの成形
部41を備え、かつこの成形部41の一端に前記
竿本体1の基端部外径より小径の嵌合体42を備
えた継合筒成形用芯金4とを設けて、前記竿本体
成形用芯金2の外周に、炭素繊維・ガラス繊維な
どの高強度繊維のシートに合成樹脂を含浸させて
シート状に形成した第1プリプレグ5を巻回し、
この巻装第1プリプレグ5の外周にセロフアンテ
ープ(図示せず)を螺線状に巻付けて緊縛し、こ
の緊縛により前記巻装第1プリプレグ5を加圧
し、この加圧状態で加熱炉で加熱し、この加熱に
より前記巻装第1プリプレグ5における合成樹脂
を硬化させ、次に前記芯金2を抜取ると共に前記
セロフアンテープを剥離して前記竿本体1を形成
し、次に、この竿本体1の基端内周を前記継合筒
成形用芯金4の嵌合体42に嵌合した後、炭素繊
維、ガラス繊維などの撓み性を有する高強度繊維
のシートに合成樹脂を含浸させた第2プリプレグ
6を形成し、この第2プリプレグ6を、該第2プ
リプレグ6の一端が前記竿本体1の基端外周と重
合するように前記継合筒成形用芯金4の外周に巻
回し、加圧焼成して前記竿本体1より大径の継合
筒3を前記竿本体1を一体に結合する如く成した
ものである。
この発明に係る製造法は、前記竿本体1の基端
部から前記芯金4の先端部に亘る長さをもち、か
つ、前記芯金4と中空竿本体1との継目部aを覆
つて、加圧焼成時、前記継目部aにおける前記第
2プリプレグ6の高強度繊維の撓みを防止し、前
記継目部aの外周を保持する撓み防止用橋絡体7
を形成し、この橋絡体7を、前記竿本体1の基端
外周面11と前記芯金4の先端外周面43とに装
着し、前記継目部aを被覆した後、前記第2プリ
プレグ6を加圧焼成するごとく成したのである。
しかして第4,5図に示したものは、炭素繊
維、ガラス繊維など釣竿の材料として一般に使用
されている高強度繊維より更に高硬度のボロン繊
維を用い、このボロン繊維のシートに合成樹脂を
含浸した第3プリプレグにより前記橋絡体7を形
成し、この橋絡体7を第4図に示す如く前記第2
プリプレグ6の一端部内側に重ねて前記橋絡体7
を、前記芯金4に嵌合した竿本体1の基端外周面
11と前記芯金4の先端外周面43とに宛行うと
共に、前記第2プリプレグ6の他方側を前記芯金
4の基端側外周面に宛行い、次に前記竿本体1及
び継合筒成形用芯金4を同時に回転させながら、
橋絡体7及び第2プリプレグ6を竿本体1の基端
外周と前記芯金4とに1プライ巻回して、前記橋
絡体7により前記継目部aを被覆すると共に、第
2プリプレグ6の一端を、前記橋絡体7を介して
前記竿本体1の基端部外周面11と重合させ、更
に前記第2プリプレグ6を巻回した後、この巻装
第2プリプレグ6の外周にセロフアンテープ(図
示せず)を螺旋状に巻付けて緊縛し、この緊縛に
より前記巻装第2プリプレグ及び橋絡体7を加圧
し、この加圧状態で加熱炉で加熱し、この加熱に
より前記巻装第2プリプレグ及び橋絡体7におけ
る合成樹脂を一旦軟化させた後硬化させ、次に前
記継合筒成形用芯金4を抜取ると共に、前記セロ
フアンテープを剥離して前記竿本体1と一体に結
合した継合筒3を形成するのである。
尚、前記継合筒成形用芯金4の外周で、かつ前
記橋絡体7との非接触部外周面には、カーボン繊
維に合成樹脂を含浸した細幅の補強テープ8を螺
旋状に巻装し、この補強テープ8の外周に前記第
2プリプレグ6を巻装して継合筒3の内周面に補
強層を形成し、継合筒3の圧潰に対する強度をよ
り一層高めるようにしている。
しかして前記第2プリプレグ6の焼成時、前記
芯金4と竿本体1との継目部aは、前記橋絡体7
により被覆されていて、第2プリプレグ6におけ
る高強度繊維が撓むのを防ぐようにしているた
め、前記橋絡体7における合成樹脂が焼成初期の
段階で軟化して、該合成樹脂の一部が前記継目部
aに押込められて、この押込力により竿本体1が
前記芯金4に対し離脱方向に移動して継目部aに
隙間ができても、前記橋絡体7は、前記ボロン繊
維を用いて形成し、前記継目部aの外周を保持で
きるようにしているため、継合筒3の外周に環状
凹部ができるのを防止できるのである。
尚、以上説明した実施例では、橋絡体7を第2
プリプレグ6に重合して、該第2プリプレグ6と
ともに巻回したが、その他前記橋絡体7は、前記
第2プリプレグ6と別に巻回してもよい。
又、前記橋絡体7は、ボロン繊維を基材とする
シート状プリプレグを用いいる他、例えば巻回可
能な板厚の金属板、金属筒、或いはボロン繊維を
基材とする筒状プリプレグを用いてもよい。斯く
することにより、前記焼成時は軟化する第2プリ
プレグ6の合成樹脂が前記継目部aに入るのを防
止できるので、前記継目部aに隙間ができること
がなく、継目部aの外周を保持できるのである。
従つて、前記第2プリプレグ6の高強度繊維が撓
むことはないのであり、第2プリプレグ6外周に
環状凹部ができないのである。尚、筒状の場合
は、第2プリプレグ6を巻回する以前に前記橋絡
体7の一端を前記竿本体1の基端外周面11に嵌
合するのである。又、前記継合筒3は、第6図に
示す如く前記竿本体1の径の変化率より大きい変
化率で拡径するテーパ部をもつ握り体とするので
あるが、その他、中空竿本体同志を継合する短筒
の継手としてもよいし、又、先細状に傾斜する竿
本体としてもよいのであつて、その構造は特に限
定されない。
尚、以上の実施例において、前記竿本体1はそ
の基端内周部を前記嵌合体42に相対回転不能に
嵌合するのである。
この場合、図示した如く前記竿本体成形用芯金
2の一端外周に廻り止め条22などの廻り止め手
段を設けて、前記第1プリプレグ5を前記芯金2
に巻回したとき、該第1プリプレグ5の一部を前
記廻り止め条22部に食い込ませて竿本体の基端
内周に廻り止め条12を形成するごとく成す一
方、前記嵌合体42の外周に廻り止め条44など
の廻り止め手段を形成して、前記竿本体1の廻り
止め条12部を前記嵌合体42に嵌合するごとく
成すのである。斯くすることにより、第2プリプ
レグ6の巻回時、前記竿本体1は前記芯金4に対
し相対回転しないため、竿本体1と前記芯金4と
の外径差により竿本体基端部の回転速度と前記芯
金4の回転速度とに大きな速度差が生じても、竿
本体1を前記芯金4に対し周方向にずらせること
なく、前記第2プリプレグ6を巻回でき、従つ
て、この第2プリプレグ6が捩れて巻回されるの
を確実に防止できるのである。
又、図中9は先端側にリール取付部91をもつ
たハンドルである。
(発明の効果) 以上の如く本発明は、一端に嵌合体をもつ継合
筒成形用芯金を設け、該芯金の嵌合体に、予め形
成した中空竿本体の基端を嵌合した後、撓み性を
有する高強度繊維のシートに合成樹脂を含浸させ
たプリプレグを、該プリプレグの一端が前記竿本
体の基端外周と重合するように前記芯金に巻回
し、加圧焼成して前記竿本体より大径の継合筒を
前記竿本体と一体に結合するごとくした釣竿の製
造法であつて、前記竿本体の基端部から前記芯金
の先端部に亘る長さをもち、かつ、前記芯金と中
空竿本体との継目部を覆つて、加圧焼成時、前記
継目部における前記高強度繊維の撓みを防止し、
前記継目部の外周を保持する撓み防止用橋絡体を
形成し、この橋絡体を、前記竿本体の基端外周面
と、前記芯金の先端外周面とに装着し、前記継目
部を被覆した後、前記第2プリプレグを加圧焼成
する如く成したから、ボロン繊維のように高価な
高強度繊維のプリプレグで継合筒3を形成しなく
とも、この継合筒3を、炭素繊維、ガラス繊維な
どの一般の安価な高強度繊維のプリプレグで形成
することができながら、第2プリプレグにおける
高強度繊維の撓みがない継合筒を形成でき、この
継合筒部の強度低下を防ぐことができるのであ
り、又、継合筒部における外観を良好に保つこと
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明製造法により製造した釣竿をハ
ンドルに結合した例を示す断面図、第2図、第3
図、第4図及び第5図は本発明製造法の工程を示
す説明図、第6図は本発明製造法により製造した
釣竿の一部を省略した断面図である。 1……竿本体、11……竿本体の基端外周面、
3……継合筒、31……重合部、4……継合筒成
形用芯金、42……嵌合体、5……第1プリプレ
グ、6……第2プリプレグ、7……橋絡体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一端に嵌合体をもつ継合筒成形用芯金を設
    け、該芯金の嵌合体に、予め形成した中空竿本体
    の基端を嵌合した後、撓み性を有する高強度繊維
    のシートに合成樹脂を含浸させたプリプレグを、
    該プリプレグの一端が前記竿本体の基端外周と重
    合するように前記芯金に巻回し、加圧焼成して前
    記竿本体より大径の継合筒を前記竿本体と一体に
    結合するごとくした釣竿の製造法であつて、前記
    竿本体の基端部から前記芯金の先端部に亘る長さ
    をもち、かつ、前記芯金と中空竿本体との継目部
    を覆つて、加圧焼成時、前記継目部における前記
    高強度繊維の撓みを防止し、前記継目部の外周を
    保持する撓み防止用橋絡体を形成し、この橋絡体
    を、前記竿本体の基端外周面と、前記芯金の先端
    外周面とに装着し、前記継目部を被覆した後、前
    記プリプレグを加圧焼成するごとく成したことを
    特徴とする釣竿の製造法。
JP58249850A 1983-07-28 1983-12-29 釣竿の製造法 Granted JPS60237929A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58249850A JPS60237929A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 釣竿の製造法
US06/620,939 US4601127A (en) 1983-07-28 1984-06-15 Fishing rod and a manufacturing method therefor
KR1019840004280A KR890004359B1 (ko) 1983-07-28 1984-07-20 낚싯대와 그 제조방법
US07/144,668 US4854068A (en) 1983-07-28 1988-01-12 Fishing rod and a manufacturing method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58249850A JPS60237929A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 釣竿の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60237929A JPS60237929A (ja) 1985-11-26
JPH0215181B2 true JPH0215181B2 (ja) 1990-04-11

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