JPH02151449A

JPH02151449A - ドットインパクト式プリンタ印字ハンマ

Info

Publication number: JPH02151449A
Application number: JP30640188A
Authority: JP
Inventors: Takashi Ota; 孝太田
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1988-12-02
Filing date: 1988-12-02
Publication date: 1990-06-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はドツトインパクト式プリンタの印字ハンマに関
する。

（従来の技術）従来のドツトインパクト式プリンタに用いられる印字ハ
ンマは、その駆動源として電磁型のアクチュエータが広
く用いられている。この電磁型アクチュエータは、コイ
ルに電流を流すことによって磁界を発生し、それによる
磁力を利用して可動部材を駆動する構成となっている。

このため、銅損や鉄損が生じて大きな入力エネルギを必
要とするばかりでなく、発熱や磁気干渉を生ずる等の問
題点を有している。

この問題点を解消するため、電気・機械エネルギ変換効
率が高く、かつ低電力で駆動でき、しかも発熱量が少な
く磁気干渉もない圧電素子を駆動源とする印字ハンマが
考えられている。たとえば第５図に示すような印字ハン
マ（特願昭６２−０５２３２６号明細書）がある。

第５図に示した印字ハンマは、圧電素子５０と、圧電素
子５０の変位を拡大する第一、第二、第三のヒンジ５１
．５２．５３とアーム５４より構成されている。

圧電素子５０に電圧が印加されると圧電素子５０は伸長
動作を行い、第一のヒンジ５１を圧縮する。すると第二
及び第三のヒンジ５２．５３は第一のヒンジ５１とは所
定の段差を有しているため、アーム５４は回転運動を行
い、圧電素子５０の変位は拡大されてアーム５４の先端
に接続された印字ワイヤ５５に伝達され、ドツトを印字
する。

（発明が解決しようとする課題）上述の印字ハンマを第６図に示すように２４個（２０１
〜２２４）放射状に配置して印字ヘッドを構成する。（
ａ）が断面図、（ｂ）が平面図である。このような従来
の印字ハンマではアーム５４の付は根の部分の結合部材
５６の幅Ｆが太きいため、印字ヘッドの外径Ｇが大きく
なり、プリンタ装置が大型化するという問題点がある。

さらに結合部材５６の質量が高速化を図る上での問題点
の一つになっている。

また、印字ハンマの数を増やし高密度実装して、細密印
字が可能な印字ヘッドを作ることも困難である。

（課題を解決するための手段）本発明による印字ハンマは、一端が固定部材に接続され
た圧電素子と、前記圧電素子の他端に一端が接続され他
端が結合部材に接続された板状の第一ヒンジと、前記第
一のヒンジの厚さ方向に所定の間隔を設けて平行に配置
され一端が前記結合部材に接続され他端が前記圧電素子
と前記結合部材の間で固定部材に接続された第二のヒン
ジと、一端が前記結合部材に接続され他端に印字ワイヤ
を有するアームとより構成される。

（作用）本発明では、ヒンジは第一のヒンジと第二のヒンジの二
つで構成され、それらはそれらの厚さ方向に平行に配置
されるため、第一のヒンジと第二のヒンジの結合部材の
幅は従来の約士になり、印字ハンマは小型となる。その
結果、本印字ハンマを用いて印字ヘッドを構成する場合
、高密度実装が可能となり、小型の印字ヘッドが得られ
る。さらに結合部材の質量も従来の約士になるため、高
速の印字ハンマとなる。またヒンジの数も従来より少な
く単純な構造の印字ハンマとなる。

（実施例）次に本発明について図面を参照して詳細に説明する。第
１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は第１図
の実施例の動作を示す斜視図、第３図は本発明を用いて
印字ヘッドを構成した実施例を示す図、第４図は本発明
の別の実施例を示す斜視図である。

第１図において、板状の第一のヒンジ１は、その一端が
圧電素子３に接続され他端は結合部材４に接続されてい
る。圧電素子３は固定部材５に端部が接続されている。

板状の第二のヒンジ２は、第一のヒンジ１と平行にその
厚さ方向に所定の間隔をあけて配置され、一端が結合部
材４に接続され他端は固定部材５に接続されている。第
一と第二のヒンジ１，２の間隔は０．５〜１ｍｍ程度で
ある。また、第一のヒンジ１は第二のヒンジ２より長い
ので、剛性をそろえるため第一のヒンジ１は第二のヒン
ジ２より厚くしである。アーム６は一端が結合部材４に
接続され他端に印字ワイヤ７が接続されている。第二の
ヒンジ２は、第一のヒンジ１との間隔を小さくするため
に結合部材４と圧電素子３の間で固定部材５に接続され
ている。

このような構成の本発明の印字ハンマにおいて、圧電素
子３に圧電を印加すると第２図に示すように、圧電素子
３は矢印Ａ方向に伸張動作を行ない第一のヒンジ１を押
す。すると第一のヒンジ１は第二のヒンジ２とは所定の
間隔を設けであるため、第−及び第二のヒンジ１，２は
曲げ変形を起こしアーム６は矢印Ｂの方向に回転動作す
る。その結果、圧電素子３の変位は拡大されて印字ワイ
ヤ７に伝達され、印字ワイヤ７は矢印Ｃの方向に動き、
その先端でドツトを印字する。

本発明においては、ヒンジは第一のヒンジ１と第二のヒ
ンジ２の二つで構成され、それらはそれらの厚さ方向に
平行に配置されるため、第一のヒンジ１と第二のヒンジ
２の結合部材４の幅りは従来の約十になり、印字ハンマ
は小型となる。その結果、第３図（ａ）、（ｂ）に示す
ように、本印字ハンマを２４個（１０１〜１２４）用い
て印字ヘッドを構成する場合、従来より中心近くに高密
度実装が可能となり小型の印字ヘッドが得られる。本実
施例の場合、印字ヘッドの外径Ｅは第６図に示した従来
例よりも約３０％小さくできた。従来は印字ヘッドを小
さくするためには印字ハンマを前後２段にするなど、ア
センブリの際に工夫が必要であったが、印字ハンマの数
が同じでよいならその必要がなくなった。またヘッドが
従来と同じ大きさでよいなら従来より印字ハンマ数を２
倍にでき非常に細密な印字ができる。さらに結合部材４
の質量も従来の約士になるため、高速の印字ハンマが得
られた。またヒンジの数も従来より少なく単純な構造の
印字ハンマとなった。

また、本発明においては、圧電素子の変位をヒンジの曲
げ変形にともなうアームの回転動作により拡大するため
、アームの結合部材に対する接続角度に拘らず上述の効
果は発揮される。たとえば第４図に示すようにアーム８
を、圧電素子３の長手方向に対して直角に、結合部材４
に接続しても本発明の効果は発揮される。第４図の本発
明の実施例を用いて印字ヘッドを構成した場合、印字ヘ
ッドの外径は第３図の実施例よりもさらに小さくなる。

（発明の効果）本発明によれば、小型かつ単純構造で高速のドツトイン
パクト式プリンタ印字ハンマが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は第１
図の実施例の動作を示す斜視図、第３図は第１図の本発
明を用いて印字ヘッドを構成した実施例を示す図、第４
図は本発明の別の実施例を示す斜視図、第５図は従来の
実施例を示す斜視図、第６図は第５図の従来例を用いて
印字ヘッドを構成した実施例を示す図である。１．５１・・・第一のヒンジ、２，５２・・・第二のヒ
ンジ、３゜５０９９．圧電素子、４，５６・・・結合部
材、５・・・固定部材、６，８゜５４・・・アーム、７
，５５・・・印字ワイヤ、５３・・・第三のヒンジ、１
０１〜１２４・・・本発明の印字ハンマ、２０１〜２２
４・・・従来の印字ハンマ。

Claims

【特許請求の範囲】

一端が固定部材に接続された圧電素子と、前記圧電素子
の他端に一端が接続され他端が結合部材に接続された板
状の第一のヒンジと、前記第一のヒンジの厚さ方向に所
定の間隔を設けて平行に配置され一端が前記結合部材に
接続され他端が前記圧電素子と前記結合部材の間で固定
部材に接続された第二のヒンジと、一端が前記結合部材
に接続され他端に印字ワイヤを有するアームとより構成
されたことを特徴とするドットインパクト式プリンタ印
字ハンマ。