JPH02150759A - ゲル調製ユニット - Google Patents

ゲル調製ユニット

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JPH02150759A
JPH02150759A JP63304526A JP30452688A JPH02150759A JP H02150759 A JPH02150759 A JP H02150759A JP 63304526 A JP63304526 A JP 63304526A JP 30452688 A JP30452688 A JP 30452688A JP H02150759 A JPH02150759 A JP H02150759A
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tank
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、ゲル調製ユニットに関する。さらに詳しく
は、研究用または臨床検査用の電気泳動用ゲルを調製す
るゲル調製ユニットに関する。
(ロ)従来の技術 従来、寒天を用いた電気泳動用分離媒体の調製では、一
定の組成の寒天溶液、例えば1%アガロース、12%D
−ソルビトール混合溶液等をつ十−タバスで溶解し、こ
れを一定温度まで冷却した後、所定の試薬等を添加混合
し、流動性がなくなる前に注射器等に吸い上げ、これを
ガラスチューブやモールドに注入するという手作業によ
る方法がとられている。(参考文献:「電気泳動法」 
電気泳動用ゲル) (ハ)発明が解決しようとする課題 上記媒体に用いる寒天溶液は加熱するに従って溶解し、
通常100℃程度に加熱保持すれば完全に溶解して均一
なコロイド分散液(均一なゾル溶液)とすることができ
、この−旦溶解されたゾル溶液は、60℃程度以下にな
るとその流動性を失ってゲル化することとなる。従って
ゲル作製上必要とされる試薬等を添加するときは、均一
に混合するため上記ゾル溶液としての流動性を有する間
に行う必要があるが、通常このような添加試薬は熱に弱
く従って上記ゾル溶液を所定温度以下に冷却してから添
加せねばならない。例えば通常用いられるアンフオライ
ト試薬ではゾル溶液の温度が75℃以下で添加すべきも
のである。このように添加試薬の特性から、ゲル作製用
のモールド、ガラスチューブ等への注入に用いるゾル溶
液の温度がゾル状態を保持しうる低温側の所定範囲に限
られてしまい、従来のごとき手作業ではこの所、定範囲
に保持することが難しいため注入作業中にゲル化が生じ
るという問題があった。また例えばガラスチューブ内で
作製されるゲルのように極く少1(0,1〜0 、5m
1程度)のゾル溶液しか必要でない場合でも、最低、上
記注射器に吸入できる程度の量(lor@Q程度)のゾ
ル溶液を#A製する必要があり、ムダも多いこととなり
、またこのような微量ではさらに放熱の影響が激しく注
入作業中にゲル化が生じゃすく、注入時の失敗を重ねる
ことが多かった。またさらに上記温度範囲ではゾル溶液
の粘度か高いので、注入の際に気泡等を混入して失敗を
重ねやすいという問題もあった。
この発明はかかる状況に鑑みなされたものであり、ゲル
作製に必要なゾル溶液調製過程において、その温度制御
を厳密に管理でき、また少量のゾル溶液の調製ら可能な
ゲル調製ユニットを提供しようとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、(a)撹拌手段を、有する
ゲル溶解用漕と、(b)上記溶解用槽内の温度を、ゲル
を溶解してゾル溶液としうる高温域笈び得られるゾル溶
液のゾル状態を保持しうる保温域にそれぞれ設定しうる
加温手段と、(c)送液手段を有し上記溶解用槽内のゾ
ル溶液を槽外にサンプリングしかつ流出しうるゾル流出
流路と、(d)該流路に設けられ、該流路での上記ゾル
溶液のサンプリング時に該ゾル溶液の透過率を測定しう
る測光部と、(e)上記測光部での透過率に基づいて、
)上記ゾル溶液か均一なゾル溶液であるときは、前記溶
解用槽内の温度を前記保温域に、ii)  上記ゾル溶
液が、不均一なゾル溶液であるときは、航記溶解用漕内
の温度を前記高温域に それぞれ設定すべく前記加温手段を制御しうる温調制御
部と を具備してなるゲル調製ユニットが提供される。
この発明において、対象とするゲル調製用液は、泳動用
ゲルを調製できるものであればいずれのものであっても
良いが、例えば寒天溶液を好ましいものとして挙げるこ
とができる。
この発明において、ゲル溶解用漕は、該槽内に貯留され
るゲル調製用液の温調を良好に行う点から、熱伝導性の
良好な材質で構成されることが好ましい。この材質とし
てはアルミニウム等が挙げられるがこれに限定されない
。またさらに上記貯留槽は、後述する加温手段を内蔵し
て一体構成されるブロック体に構成されることがより好
ましい。
また上記溶解用槽のゲル調製用液と接触する槽内内面は
、フッ素系樹脂等でコーティングされていることが好ま
しい。上記ゲル溶解用槽に用いられる撹拌手段としては
、マグネティックスクーラープロペラ撹拌園、バイブレ
ータ等当該分野で公知のものをそのまま用いることがで
きる。
この発明において、加温手段は、所定の高温域及び所定
の保温域にそれぞれ設定可能で、かつこれらの設定温度
域間を可逆的に変更設定できるよう構成されたものが用
いられる。例えば好ましいものとしては、ペルチェ効果
を利用したサーモモジュール等を挙げることができるが
、これに限定されない。この加温手段に設定される高温
域とは、対象とするゲル調製用液のゲルを溶解して均一
なコロイド分散液、いわゆる均一なゾル溶液としうろ温
度域のことをいい、ゲル調製用液が寒天溶液の場合通常
95〜100℃程度の温度がこれに相当する。一方保温
域とは、ゾル溶液としての流動性を有する温度範囲にお
ける低温側のことをいい、例えばアンフオライト試薬等
のごとく熱に弱い試薬を添加するに際し該試薬に悪影響
を与えない程度に充分に低下されている温度領域をいう
。ゲル調製用液が寒天溶液である場合通常60〜75℃
程度の温度域が相当する。
この発明のユニットに用いられるゾル流出流路は、上記
ゲル溶解用槽で溶解されるゾル溶液をサンプリングでき
、かつゾル溶液をゲル作製を意図する所定のモールド、
ガラスチューブ等に供給できるように構成される。この
流路に設けられる送液手段としては、少量の送液量に調
節できかつ該流路内にゾル溶液を可逆的に吸引・排出で
きる構成のものが用いられる。この例としては例えばペ
リスタポンプ等を好ましいものとして挙げることができ
る。
この発明において、上記ゾル流出流路には測光部が設け
られる。該測光部は上記流路に吸引される前記ゾル溶液
の透過率を測定するためのものであり、光源と受光部と
から構成される通常の測光手段をそのまま用いることが
できる。この測光部は上記ゾル流出流路において、上記
送液手段の前段(すなわち上流側)に設けられることが
好ましい。またこの測光部は測定用の光束が流路内径の
全幅をにわたって照射される構成のものが好ましい。
この発明のユニットには温調制御部が設けられる。該温
調制御部は、上記測光部での透過率に基づいて上記ゾル
溶液の均一または不均一を判断する判断部を有し、上記
ゾル溶液が均一なゾル溶液であるときは前記ゲル溶解用
槽の温度を前記保温域に、上記ゾル溶液が不均一なゾル
溶液であるときは前記ゲル溶解用槽の温度を前記高温域
にそれぞれ設定すべく、上記加温手段に作動を指令する
制御機構を基本的に有するものとして構成される。
この発明において上記均一なゾル溶液とは、ゲル調製用
液に含有されている固体成分またはゲル状成分が完全に
溶解され、均一なコロイド分散液となっている状態をい
う。この発明において該状態の判断を透過率に基づいて
行うことがiつの特徴である。また上記透過率に基づく
とは、透過率のみならず吸光度またはこれに類似したゾ
ル溶液の透明度を媒介できうる物理量に基づくの意であ
る。
均一なゾル溶液の状態に対応する透過率としては、対象
とするゲル調製液の種類によっても異なるが概ね90〜
95%以上と設定することが好ましい。また一方、不均
一なゾル溶液とは、上記均一なゾル溶液以外の状態のゾ
ル溶液のこと、すなわちゲル!l11!A液に含有され
ている固体成分またはゲル状成分が部分的に未溶解のま
ま混在している状態をいう。上記温調制御部は、上記基
本的制御機構のみが行えるように構成されていてもよい
が、上記制御機構に加えて、前記撹拌手段および送液手
段、さらには任意に設けられる所定の試薬注入手段等4
I、予めlk寓$れた早at二従うでこれらを作動しう
る制御機構が設けられたものであってもよい。
この発明はまた、ことに少量のゾル溶液を供給しうるに
好適な他のゲル調製ユニットをも供給し得るものである
。その構成としては、(a)撹拌手段を有するゲル溶解
用槽と、(b)送液手段を有し、上記槽内に貯留される
ゲル調製用液を槽外に循環しうる循環路と、(c)該循
環路の下流に切換弁を介して接続される流出用流路と、
(d) r配替環路の上記切換弁より上流側の流路部の
温度を、ゲルを溶解してゾル溶液としうる高温域及び得
られるゾル溶液のゾル状態を保持しうる保温域にそれぞ
れ設定しうる加温ブロックと、(e)該ブロックより下
流でかつ上記切換弁の上流に設けられ、上記循環路内で
得られるゾル溶液の透過率を測定しうる測光部と、(f
)上記測光部での透過率に基づいて、 i)上記ゾル溶液が均一なゾル溶液であるときは、上記
流路部の温度を前記保温域に、Ii)上記ゾル溶液が、
不均一なゾル溶液であると壽は、上記流18gの颯ぽを
前記高温域2二それぞれ設定すべく前記加温ブロックを
制御しうる温調制御部と を具備して構成されるものを挙げることができる。
上記能のユニットにおいては、所定の各手段及び流路を
有する循環路を有する以外は、基本的には前者のユニッ
トと同様に構成される。
ゲル溶解用槽にはことに加温手段を必要としなく、少量
、例えば5〜1Go+12程度のゲル調製用液を貯留で
きるものであればよい。この漕に設けられる撹拌手段と
しては、バイブレーションによる撹拌効果をもたらしう
る構成のものが好ましい。
このユニットの循環路に設けられる加温ブロックは、該
プロツク内に循環路の一部を構成する流路が設定され、
前述と同様の作用構成を有する温RFI)構を具備し熱
伝導性の良好な材質で構成されたものが用いられる。上
記加温ブロック内に設けられる流路は、その内容量が、
ゲル作製を意図する歩容量のモールドまたはガラスチュ
ーブに供給するに充分な量を確保できるように構成され
る。
上記内容量としては、0.5〜1.hi2程変が挙げら
れる。
上記循環路において、加温ブロックの下流には測光部お
よび流出用流路がこの順で設定される。
また送液手段は循環路のいずれの部位に設定されてもよ
いが、加温ブロックの上流に設定されることが好ましい
上記循環路において、流出用流路は循環路に切換弁を介
して接続される。この流路は、ゲル作製を意図する所定
のモールド、ことにガラスチューブに接続されることが
好ましい。またさらにこの流路の途中には、所定の試薬
等が供給できるよう試薬供給用流路が接続されることが
好ましい。またこの場合、この接続部後段の流出用流路
を、供給される試薬が流出用流路内を移送されるゾル溶
液と効率良く混合される構造、例えばコイル状等にして
おくことが好ましい。
上記能のユニットにおいて、送液手段、測光部、温調制
御部は、前者のユニットにおけるものと同様のものを用
いることができる。
この発明において、前者のユニット及び後者のユニット
のいずれにおいても、ゾル溶液が通過する流路には、該
ゾル溶液の温度を保温する構成が設けられていることが
より好ましい。この構成としては、流路そのそちのを断
熱性樹脂で構成し、さらには例えばリボンヒータ等を巻
き付けた構成を挙げることができるが、これに限定され
ない。
(ホ)作用 この発明によれば、−旦加熱・溶解されたゾル溶液は、
該ゾル溶液自身の透過率に基づいて均一なゾル溶液かど
うかが判断される。この判断の結果、均一なゾル溶液で
ある場合加温手段または加温ブロックの設定温度はゾル
状態を保持しうる保温域に制御され、ゾル溶液の温度は
設定された温度まで低下される。次いでこのゾル溶液は
所定の試薬等の添加・混合を経た後、送液手段の駆動に
より所定量が、ゾル流出流路を経由してゲル作製を意図
する所定のモールド等に移送されることとなる。また上
記透過率により不均一なゾル溶液であると判断された場
合は、ゾル溶液は再び高温域下で加熱保持され、均一化
への溶解が続行されることとなる。
(以下余白) 以下実施例によりこの発明の詳細な説明するが、これに
よりこの発明は限定されるものではない。
(へ)実施例 実施例! 第1図はこの発明ゲル調製ユニットの一例の構成説明図
である。該図においてこのユニット(1)は、ゲル溶解
用槽(2)と、該槽内に貯留されるゲル調製用液を均一
に撹拌しうる撹拌手段(3)と、加温手段(4)と、測
光部(5)及び送液手段(6)をこの順に設けたゾル流
出流路(a)と、制御部(7)とから主として構成され
ている。
ゲル溶解用fiF (2)は、アルミニウムからなるブ
ロック材で、その内面にはフッ素系樹脂が被覆されてい
る。この貯留槽の内容量は約lO−である。
撹拌手段(3)は、回転子(31)とマグネティックス
ターラ(32)とからなる。
加温手段(4)は、上記ゲル溶解用1 (2)のアルミ
ニウムブロックと一体構成されており、内部にペルチェ
素子からなるサーモモジュールを有している。このサー
モモジエールは、ゲル溶解用槽(2)の温度を、ゲルを
加熱・溶解してゾル溶液としうる高温域(ここでは95
〜100℃)及び得られるゾル溶液をゾル状態に保持し
うる保温域(ここでは60〜75℃)にそれぞれ設定で
きるよう構成されている。
測光部(5)は、ゾル流出流路を介して対向配置される
光源とフォトダイオードとから構成されており、600
〜900nmの波長光を照射して該流路内のゾル溶液の
透過率が測定できろように構成されている。
送液手段(6)は、送液量が5m12/ll1in程度
のペリスタポンプが使用されている。
制御部(7)は、上記測光部での透過率に基づいてゾル
溶液の均一または不均一を判断し、この結果に応じて上
記加温手段(4)を、高温域または保温域のそれぞれに
設定する作動を指令する温調制御部(8)と、撹拌手段
(3)、測光部(5)及び送液手段(6)にそれぞれ駆
動又は作動を指令する本体制御部(9)とから構成され
ており、これらの制御部(8X9)間では互いにアクセ
ス可能に構成されている。上記温調制御部(8)での判
断は、測光部(5)での透過率が90〜95%以上であ
るときは、ゾル溶液が均一であると判断し、この値未満
のときを不均一であると判断するように設定されている
。すべてのプログラム設定は本体制御部(9)で行われ
る。
なお、該図には図示しないが、ゲル調製用液の温度をモ
ニタする手段及び上記溶解用+!(2)にはアンフオラ
イト試薬供給手段が設けられている。
このアンフオライト試薬供給手段はマニュアルで作動さ
れるものであってもよく、また上記制御部(7)により
自動的に意図する時期に意図する量の添加が行われるよ
うに予めプログラムされていてもよい。
次に上記ゲル調製ユニット(1)の作動を説明する。
まず、ゲル調製用液、例えば1%アガロース、12%D
−ソルビトールの溶液を、ゲル溶解用槽(2)に貯留す
る。次いでプログラムをスタートさせると、撹拌手段(
3)が駆動し始め該ゲル調製用液を均一に分散させる。
次いで加温手段が設定高温域、例えば100℃に設定さ
れ、この温度に向かって昇温される。これによりゲル調
製用液は加熱・溶解されてゾル溶液へと変化する。一定
時間後このゾル溶液の温度をモニタして設定温度に達し
ているとき、該ゾル溶液を、ゲル溶解用槽(2)からゾ
ル流出流路(a)の測光部(5)まで送液手段(6)に
よりサンプリングする。このとき測光部(5)を作動し
て、ゾル溶液の透過率を測定する。該透過率が90〜9
5%以上であれば、温調制御部(8)により均一なゾル
溶液と判断され、温調制御部(8)は加温手段(4)を
保温域、例えば75℃に設定し、送液手段はサンプリン
グしたゾル溶液を?’! (2)に戻す。−定時間後$
11(2)内のゾル溶液の温度をモニタして設定温度に
低下されていれば、この温度を保持しながらアンフオラ
イト試薬等の両性電解質を1(2)内のゾル溶液に所定
量を添加する。均一に混合した後、送液手段(6)を駆
動して、この保温域で保持されたゾル溶液の所定量を、
ゾル流出流路を通じて移送し、所定のゲル作製用モール
ド内またはガラスチューブ内に該ゾル溶液を充填する。
一方上記透過率が上記値未満であれば、温調制御部(8
)により不均一ゾル溶液と判断され、温調制御部(8)
は加温手段(4)を高温域に維持し、送液手段はサンプ
リングしたゾル溶液を槽(2)内に戻し加熱・溶解を一
定時間続ける。この後は上記と同様の操作が繰返される
以上の一連の作動のプログラムの一例を、第2図にフロ
ーチャートとして示す。
実施例2 第3図はこの発明ゲルi製ユニットの他の例の構成説明
図である。該図においてこのユニット(1りは、ゲル溶
解用?!(12)と、該槽内のゲル調製用液を均一に撹
拌しうる撹拌手段(13)と、送液手段(16)、加温
ブロック(14)、測光部(15)及び切換弁(18)
をこの順に有する循環路(b)と、制御部(17)と、
上記切換弁(18)に接続される流出用流路(C)、該
流出用流路に管路接続される試薬供給用流路(d)から
主として構成されている。
ゲル溶解用F!(12)は、アルミニウムからなるもの
で、その内面にはフッ素系樹脂が被覆されている。この
清の内容量は約5m(lである。
撹拌手段(i3)は、バイブレータを内蔵して上記槽(
12)と一体に構成されている。
加温ブロック(14)は、ベルチェ素子からなるサーモ
モジュールを内蔵するアルミブロックで構成されており
、そのブロック外面周囲には断熱性樹脂がコーティング
されている。このブロックには循環路の一部を構成する
流路(b、)が設けられている。この流路(bυの容量
は1m12程度に設定されている。上記サーモモジュー
ルは、ブロック内流路(b、)に移送されるゲル調製液
の温度を、加熱・溶解してゾル溶液としうる高温域(こ
こでは95〜lOO℃)及び得られるゾル溶液をゾル状
態に保持しうる保温域(ここでは60〜75℃)にそれ
ぞれ設定できるよう構成されている。
測光部(15)は、循環路(b)を介して対向配置され
ろ光源とフォトダイオードとから構成されており、60
0〜900nmの波長光を照射して該流路内のゾル溶液
の透過率が測定できるものである。
送液手段(16)は、送液量が5mff/ff1in程
度のペリスタポンプが使用されている。
制御部(17)は、上記測光部での透過率に基づいてゾ
ル溶液の均一または不均一を判断し、この結果に応じて
上記加温ブロック(14)を、高温域または保温域のそ
れぞれに設定する作動を指令する温調制御部(19)と
、撹拌手段(13)、測光部(15)及び送液手段(1
6)にそれぞれ駆動又は作動を指令する本体制御部(2
0)とから構成されており、これらの制御部(19X2
0)間では互いにアクセス可能に構成されている。上記
温調制御部(19)での判断は、測光部(15)での透
過率が90〜95%以上であるときは、ゾル溶液が均一
であると判断し、この値未満のときを不均一であると判
断するように設定されている。すべてのプログラム設定
は本体制御部(2o)で行われる。
切換弁(18)は、三方電磁弁により構成されている。
なお、該図には図示しないが、アンフオライト試薬供給
手段が設けられている。このアンフオライト試薬供給手
段は、上記試薬供給用流路(d)に接続されるものであ
り、これはマニュアルで作動されるものであってもよく
、また上記制御部により自動的に意図する時期に意図す
る量の添加か行われるように予めプログラムされていて
もよい。
次に上記ゲル調製ユニット(ii)の作動を説明する。
まず、ゲル調製用液、例えば1%アガロース、12%D
−ソルビトールの溶液を、ゲル溶液用檀(12)に貯留
する。次いでプログラムをスタートさけると、撹拌手段
(13)が駆動し始め該ゲル調製用液を均一に分散させ
る。次いで送液手段(16)か駆動され、均一分散され
たゲル調製用液が循環路(b)に吸引され、加温ブロッ
ク(14)内流路(bl)に充填された後1.送液手段
(16)は停止される。次いで加温ブロック(14)が
高温域、例えばlGO’cに設定され、この温度に向か
って昇温される。これに上り流路(b、)内のゲル調製
用液は加熱・溶解されてゾル溶液へと変化する。一定時
聞役高温に保持された該ゾル溶液を、該流路(bυから
下流の測光部(15)まで移送する。次いで測光部(5
)を作動して、ゾル溶液の透過率を測定する。該透過率
が90〜95%以上であれば、温調制御部(IB)によ
り均一なゾル溶液と判断され、温調制御部(19)は加
温ブロック(14)を保温域、例えば75℃に設定し、
送液手段(16)はゾル溶液を加温ブロック円卓路(b
l)に戻す。
一定時間後、切換弁(!8)を作動して循環路(b)下
流が流出用流路(c)へ連通するようにし、同時に送液
手段(16)を作動して、上記ブロック内流路(bυの
ゾル溶液を切換弁(18)を介して流出用流路(c)に
移送する。このとき試薬供給用流路(d)にアンフオラ
イト試薬等の両性電解質を供給すれば、上記流出用流路
(c)内でこれらの試薬が添加・混合された後、所定の
ゲル作製用モールド内またはガラスチューブ内に該ゾル
溶液が所定量(例えば0.5〜1.Omf)供給される
こととなる。
一方上記透過率が上記値未満であれば、温調制御部(1
9)により不均一ゾル溶液と判断され、温調制御部(1
9)は加温ブロック(14)を高温域に維持し、送液手
段はゾル溶液を流路(b、)内に戻し加熱・溶解を一定
時間統ける。この後は上記と同様の操作が繰返される。
(ト)発明の効果 この発明によれば、ゲル作製に必要なゾル溶液調製過程
において、その温度管理を厳密に管理でき、自動的にモ
ールド内またはガラスチューブ等に注入でき、また少量
のゾル溶液の調製・供給も可能であるので、再現性が向
上し時間短縮が図れる。またさらに省力化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のゲル調製ユニットの一例の構成説明
図、第2図は第1図のユニットにおける制御の一例のフ
ローチャート図、第3図はこの発明のユニットの他の例
の構成説明図である。 (2X12)・・・・・・ゲル溶解用槽、(3)(13
)・・・・・・撹拌手段、(4)・・・・・・加温手段
、(5X15)・・・・・・測光部、  (6Xta)
・・・・・・送液手段、(7)(17)・・・・・・制
御部、  (8X19)・・・・・・温調制御部、(9
020)・・・・・・本体制御部、(14)・・・・・
・加温ブロック、(a)・・・・・・ゾル流出流路、(
b)・・・・・・循環路、(C)・・・・・・流出用流
路、 (d)・・・・・・試薬供給用流路。 昆 1 第3図 第 図 スフート 番 スクーヲーOH 番 注入) スト・ソフ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)撹拌手段を有するゲル溶解用槽と、(b)上
    記溶解用槽内の温度を、ゲルを溶解してゾル溶液としう
    る高温域及び得られるゾル溶液のゾル状態を保持しうる
    保温域にそれぞれ設定しうる加温手段と、 (c)送液手段を有し上記溶解用槽内のゾル溶液を槽外
    にサンプリングしかつ流出しうるゾル流出流路と、 (d)該流路に設けられ、該流路での上記ゾル溶液のサ
    ンプリング時に該ゾル溶液の透過率を測定しうる測光部
    と、 (e)上記測光部での透過率に基づいて、 i)上記ゾル溶液が均一なゾル溶液であるときは、前記
    溶解用槽内の温度を前記保温域に、ii)上記ゾル溶液
    が、不均一なゾル溶液であるときは、前記溶解用槽内の
    温度を前記高温域に それぞれ設定すべく前記加温手段を制御しうる温調制御
    部と を具備してなるゲル調製ユニット。 2、(a)撹拌手段を有するゲル溶解用槽と、(b)送
    液手段を有し、上記槽内に貯留されるゲル調製用液を槽
    外に循環しうる循環路と、 (c)該循環路の下流に切換弁を介して接続される流出
    用流路と、 (d)前記循環路の上記切換弁より上流側の流路部の温
    度を、ゲルを溶解してゾル溶液としうる高温域及び得ら
    れるゾル溶液のゾル状態を保持しうる保温域にそれぞれ
    設定しうる加温ブロックと、(e)該ブロックより下流
    でかつ上記切換弁の上流に設けられ、上記循環路内で得
    られるゾル溶液の透過率を測定しうる測光部と、 (f)上記測光部での透過率に基づいて、 i)上記ゾル溶液が均一なゾル溶液であるときは、上記
    流路部の温度を前記保温域に、 ii)上記ゾル溶液が、不均一なゾル溶液であるときは
    、上記流路部の温度を前記高温域にそれぞれ設定すべく
    前記加温ブロックを制御しうる温調制御部と を具備してなるゲル調製ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010145215A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Shimadzu Corp 導入状況監視システム及び導入状況監視方法

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