JPH02150464A - フロオロアルキル2‐シアノアクリレート及び硬化性組成物 - Google Patents

フロオロアルキル2‐シアノアクリレート及び硬化性組成物

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JPH02150464A
JPH02150464A JP63304183A JP30418388A JPH02150464A JP H02150464 A JPH02150464 A JP H02150464A JP 63304183 A JP63304183 A JP 63304183A JP 30418388 A JP30418388 A JP 30418388A JP H02150464 A JPH02150464 A JP H02150464A
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acid
water
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Mitsuyoshi Sato
佐藤 三善
Kaoru Kimura
馨 木村
Takumi Okamura
岡村 卓美
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F122/00Homopolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof
    • C08F122/30Nitriles
    • C08F122/32Alpha-cyano-acrylic acid; Esters thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 「産業上の利用分野」 本発明は耐水性、耐湿性に優れた常温硬化可能な接着剤
、コーティング剤、ポツティング剤等に有用な2−シア
ノアクリレート系の新規な化合物に関するものであり、
さらに本発明の化合物の重合体はポジ型レジストや光路
形成りラッド材とじても利用し得るものでもあり、本発
明は幅広い産業分野で利用できるものである。
「従来の技術」 従来より、アルキル2−シアノアクリレートは被着体表
面の微量の水分によって常温で重合硬化する一液型瞬間
接着剤の原料として用いられ、該接着剤は金属、プラス
チック、ゴム、木材、セラミックス、生体などの接合に
広(利用されている。
しかしながら、通常のアルキル2−シアノアクリレート
からなる瞬間接着剤で接合されたものは、その接合部分
が長期にわたり水と接触すると、該部分の強度が低下す
るという問題点を有している。
そこで、アルキル2−シアノアクリレート系接着剤の耐
水性、耐湿性を改良するために種々の検討がなされてい
る。その一つとしてアルキル基に弗素を導入する方法が
提案されており、特公昭47−25139、特公昭47
−29488等の公報に開示されている。前者はアルキ
ル基が単純に弗素化されたフルオロアルキル基を有する
2−シアノアクリレートを開示し、後者はフルオロアル
キル基がエーテル結合を介してカルボキシル基と結合し
ている2−シアノアクリレートを開示している。
「発明が解決しようとする問題点」 しかし、前者の化合物は、その合成原料となるシアノア
セテートが通常の酸とアルコールからのエステル化法で
は得られず、酸クロライドとアルコールから合成されな
ければならないものであって、生産性が低いという問題
点がある。さらに、そのシアノアセテートから対応する
2−シアノアクリレートを合成する工程も生産性が低く
、工業的には非常に利用し難いという問題点を有してい
る。
また、後者の化合物は通常の合成工程で比較的生産性良
く合成されるものの、十分な耐水性、耐湿性が得られな
いという問題点を有している。
本発明者らは、耐水性、耐湿性にすぐれた接着剤、コー
ティング剤の原料として有用なフルオロアルキル2−シ
アノアクリレートを得るべく検討を行った。
(ロ)発明の構成 r問題点を解決するための手段」 本発明者らは、前記問題点を解決するため鋭意検討した
結果、上記の問題点を解決し得るフルオロアルキル2−
シアノアクリレートを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明はフルオロアルキル基が1位及び2位の位
置の炭素原子が弗素化されていない炭素数3〜12のフ
ルオロアルキル基であることを特徴とするフルオロアル
キル2−シアノアクリレートに関するものであり、さら
には、該フルオロアルキル2−シアノアクリレートとそ
の他の2−シアノアクリレートとからなることを特徴と
する硬化性組成物に関するものである。
○フルオロアルキル2−シアノアクリレート本発明のフ
ルオロアルキル2−シアノアクリレートにおける、フル
オロアルキル基は炭素数が3〜12のものであって、1
位及び2位の位置の炭素原子は弗素化されていないもの
であるが、前記問題点の解決のためには、3位以上の位
置の炭素原子に結合している水素原子の30%以上が弗
素で置換されたものが好ましく、より好ましくは100
%弗素で置換されたものである。
本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレートとし
て、下記の様なものが具体的に例示される。
3.3.3− )リフルオロプロピル2−シアノアクリ
レート、3,3,4,4.4−ペンタフルオロブチル2
−シアノアクリレート、3,3.4.4,5.5.5−
へブタフルオロペンチル2−シアノアクリレート、3,
3.4.4.5.5,6.6゜6−ノナフルオロヘキシ
ル2−シアノアクリレート、3.3,4,4.5,5.
6.6.7.7.B、8.8− トリデカフルオロオク
チル2−シアノアクリレート、3.3.4,4.5.5
.6,6゜7.7.8,8,9.9.10.10.10
−ヘプタデカフルオロデシル2−シアノアクリレート、
3.3.4.4.5.5.6.6.7.7.8゜8.9
.9.10.10.11,11.12.12.12−エ
イコサフルオロドデシル2−シアノアクリレート、2−
トリフルオロメチルプロピル2−シアノアクリレート、
2−メチル−3゜3.4.4.4−ペンタフルオロブチ
ル2−シアノアクリレート、2−メチル−3,3,4,
4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチル2−シアノア
クリレート、2−メチル−3,3,4,4゜5.5.6
.6.6−ノナフルオロヘキシル2−シアノアクリレー
ト、2−メチル−3,3,4,4,5,5,6,6,7
,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチル2−シア
ノアクリレート、2−メチル−3,3,4,4,5,5
,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10゜IO
−ヘプタデカフルオロデシル2−シアノアクリレート、
2−メチル−3,3,4,4,5,5,6,6,7,7
,8,8,9,9゜10、10.11.11.12.1
2.12−ヘンエイコサフルオロドデシル2−シアノア
クリレート。
本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレートは、
通常のアルキル2−シアノアクリレートと全く同様に、
従来の方法で収率良く合成することが出来る。
すなわち、原料となるフルオロアルキルシアノアセテー
トは、対応するフルオロアルキルアルコールとシアン酢
酸とから通常の酸触媒エステル化反応によって、或は対
応するフルオロアルキルアルコールとエチルシアノアセ
テートとの酸触媒のもとてのエステル交換反応によって
合成され、残留する酸触媒及びシアン酢酸を中和したの
ち、蒸留することによって純粋なフルオロアルキルシア
ノアセテートが得られる0次に、このフルオロアルキル
シアノアセテートとパラホルムアルデヒドをピペリジン
等の塩基性触媒の存在下、トルエン、トリクロロエチレ
ン等の溶剤中で脱水縮合させ、水、溶剤等の低沸分を常
圧或は減圧下に除去したのち、五酸化リン等の不揮発性
酸を触媒として、減圧下、熱解重合を行うということに
よって容易に本発明のフルオロアルキル2−シアノアク
リレートを得ることが出来る。なお、この様にして得た
フルオロアルキル2−シアノアクリレートは蒸留するこ
とによって、99%以上の純度のものとすることが出来
る。
この様にして得られた本発明のフルオロアルキル2−シ
アノアクリレートは、従来広く利用されているアルキル
2−シアノアクリレートと同様に、微量の水分によって
常温で重合硬化し、得られた硬化体は従来のアルキル2
−シアノアクリレートとは異なり、耐水性、耐湿性に非
常に優れているのである。
従って、本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレ
ートは、前記問題点を解消し、優れたー液型瞬間接着剤
の原料として、あるいはコーティング剤の原料として非
常に有効に用いられるものである。
本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレートは、
上記したように従来広く利用されているアルキル2−シ
アノアクリレートと同様、固体表面に存在する微量の水
分やピリジン等のルイス塩基でアニオン重合する化合物
であるから、蒸留により得られたフルオロアルキル2−
シアノアクリレートの保存に際しては、適当なアニオン
重合禁止剤を微量添加しておくとよい。アニオン重合禁
止剤としては、例えば、二酸化イオウ、スルホン酸類、
三フッ化ホウ素等が挙げられる。また、その添加量はア
ニオン重合禁止剤の種類にもよるが、−船釣には1〜1
10000ppである。
本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレートを接
着剤やコーティング剤として用いる場合には、必要に応
じて上記のアニオン重合禁止剤のほかにラジカル重合禁
止剤や増粘剤、硬化促進剤、可塑剤、染料等が併用され
る。ラジカル重合禁止剤としては、例えば、ハイドロキ
ノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、カテコール
、ピロガロール等が挙げられる。その添加量は一般的に
は1=10000ppmである。また、増粘剤としては
、ポリメチルメタクリレート、セルロースアセテート等
が挙げられる。また、硬化促進剤としては、ポリエチレ
ングリコールやその誘導体、クラウンエーテル等が挙げ
られる。
さらに、本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレ
ートは従来から広く利用されている他の2−シアノアク
リレートの1種以上と組み合わせて、両方の特徴を生か
した接着剤やコーティング剤として用いることも出来る
。併用される他の2−シアノアクリレートとしては、例
えば、メチル2−シアノアクリレート、エチル2−シア
ノアクリレート、プロピル2−シアノアクリレート、イ
ソプロピル2−シアノアクリレート、ブチル2−シアノ
アクリレート、イソブチル2−シアノアクリレート、5
ec−ブチル2−シアノアクリレート等のアルキル2−
シアノアクリレート、シクロペンチル2−シアノアクリ
レート、シクロヘキシル2−シアノアクリレート、シク
ロヘプチル2−シアノアクリレート等のシクロアルキル
2−シアノアクリレート、アリル2−シアノアクリレー
ト、メタクリル2−シアノアクリレート等のアルケニル
2−シアノアクリレートのほか、プロパルギル2−シア
ノアクリレート、メトキシエチル2シアノアクリレート
、エトキシエチル2−シアノアクリレート、クロロエチ
ル2−シアノアクリレート等が挙げられる。フルオロア
ルキル2−シアノアクリレートに対するこれら併用され
る他の2−シアノアクリレートの混合割合は98重重量
までであることが好ましく、90重量%までであること
が特に好ましい。
「作用」 本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレートは、
特公昭47−25139号公報において開示された、ア
ルキル基が単純に弗素化されたフルオロアルキル基を有
する2−シアノアクリレートとは、単に1位及び2位の
位置の炭素原子が弗素化されていない点が異なるだけで
あるが、その差異により、通常のアルキル2−シアノア
クリレートと全く同様に、従来の方法で収率良く合成で
きるという、その機構については不明であるが、全く予
測出来なかった作用を示すものである。
また、本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレー
トは、従来広く利用されているアルキル2シアノアクリ
レートと同様に、tiltの水分によって常温で重合硬
化し、従来のアルキル2−シアノアクリレートとは異な
り、耐水性、耐湿性に優れた硬化体を与えるという作用
も示すものである。
従って、本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレ
ートは、前記問題点を解消し、優れたー液型瞬間接着剤
の原料として、あるいはコーティング剤の原料として非
常に有効に用いられるものである。
「実施例」 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例1 3.3.4.4.5,5.6.6.6−ノナフルオロヘ
キシル2−シアノアクリレートの合成 撹拌機、温度計、ディーンシュクルク水分離器及び滴下
ロートを備えた三日丸底フラスコにパラホルムアルデヒ
ド(純度92%) 19.6 g、 ヒヘリジン0.1
8 g及びトルエン60d仕込、撹拌しながら約80“
Cに昇温した。同温度下、滴下ロートより3.3,4,
4.5,5,6,6.6−ノナフルオルへキシルシアノ
アセテート198.6gを60分かけて添加した。添加
終了後、さらに昇温して生成する水を共沸分離しながら
8時間撹拌を続けたところ、やや粘稠な赤褐色液となっ
た。常圧脱溶後、五酸化リン3.6g、ハイドロキノン
1.8gを加えて、十分に混合した。減圧脱溶に続いて
、4mm1gの減圧下で160〜200°Cに加熱して
解重合を行い90〜99°Cの留分129gを得た。こ
の留分を少量の五酸化リンとハイドロキノンの存在下に
蒸留して沸点94〜98°C/ 4 mmHgの精モノ
マー94gを得た。この精モノマーの’H−NMRスペ
クトル及び赤外吸収スペクトルを図1及び図2に示した
1111−1−Nスペクトル(アセトン−d6中、内部
標準アセトン) 67、12ppm (s、  I H)66.92pp
m(s、IH) 64.66ppm(t、J−6,0Hz、2H)62.
51−3.52ppm (m、  2 H)赤外吸収ス
ペクトル 1620cm−’ (>C=CHz) 1760c111−’ (>C=O) 2260cm−’ (−C=N) この精モノマー及び精モノマーとエチル2−シアノアク
リレートの90/10(重量/重量)混合物に二酸化イ
オウ30ppmとハイドロキノン200ppm+を添加
して、J Is−に−6861に従って硬質塩化ビニル
のセットタイムを測定したところ、それぞれ30秒、1
0秒であった。また、18−8ステンレスの引張り接着
強さを測定したところ、それぞれ240 kgf/cm
”、290 kgf/cm”であった。
実施例2 3、3.4.4.5.5.6.6.7.7.8.8.8
−トリデカフルオロオクチル2−シアノアクリレートの
合成撹拌機、温度計、ディーンシュタルク水分離器及び
滴下ロートを備えた三日丸底フラスコにバラホルムアル
デヒド(純度92%) 15.1 g、 ヒヘリジン0
.14 g及びトルエン100dを仕込み、撹拌しなが
ら約80°Cに昇温した。同温度下、滴下ロートより3
.3.4.4,5,5,6.6.7,7.8,8.8−
1−リデカフルオルオクチルシアノアセテート200g
を60分かけて添加した。添加終了後、さらに昇温して
生成する水を共沸分離しながら12時間撹拌を続けたと
ころ、粘稠な赤褐色液となった。常圧脱溶後、五酸化リ
ン2.8g、ハイドロキノン1.4gを加えて、十分に
混合した。減圧脱溶に続いて、4a+mHgの減圧下で
170〜200°Cに加熱して解重合を行い93〜11
2℃の留分127gを得た。
この留分を少量の五酸化リンとハイドロキノンの存在下
に蒸留して沸点が96〜100°C/ 4 mmHg、
融点が35.0〜35.7°Cの精モノマー92gを得
た。この精モノマーの’H−NMRスペクトル及び赤外
吸収スペクトルを図3及び図4に示した。
’H−NMRスペクI−ル(CF、C0OH中、内部標
準テトラメチルシラン) 67.30ppm (s、  I H)66.9 lp
pm (s、  I H)δ4,73ppm(t、J=
6.0Hz、2H)δ2.3 B−2,97(m、 2
H)赤外吸収スペクトル 1620cm−’ (>C=CHz) 1770cm−’ (>C=0) 2260cm−’ (−C=N) この精モノマーとエチル2−シアノアクリレートの50
150(重量/重量)混合物Gこ二酸化イオウ30pp
m、ハイドロキノン200ppmZ添加して、硬質塩化
ビニルのセットタイムを測定したところ10秒であった
。また、18−8ステンレスの引張り接着強さは316
 kgf/cmzであった。
実施例3 3、3,4.4.5.5.6,6,7.7.8.8,9
,9.10.10.10−へブタデカフルオロデシル2
−シアノアクリレートの合成撹拌機、温度計、ディーン
シュタルク水分離器及び滴下ロートを備えた三日丸底フ
ラスコGこノ<ラホルムアルデヒド(純度92%) 1
2.1 g、 ヒヘリジン0.11g及びトルエン1o
adを仕込み、撹拌しながら約80°Cに昇温した。同
温度下、滴下ロートより3.3,4,4,5.5.6.
6,7.7.8.8.9,9.10゜10、10−ヘプ
タデカフルオルデシルシアノアセテート200gのトル
エン100d溶液を60分かけて添加した。添加終了後
、さらに昇温しで生成する水を共沸分離しながら12時
間撹拌を続けたところ、赤褐色の固体を含む液となった
。室温に冷却してこの赤褐色固体を取り出して真空乾燥
した後、五酸化リン2.26g、ハイドロキノン1.1
3gを加えて十分に混合した。4 mm1gの減圧下で
180〜200°Cに加熱して解重合を行い100〜1
12°Cの留分110gを得た。この留分を少量の五酸
化リンとハイドロキノンの存在下に蒸留して沸点が11
0−115°C/ 5 mm)Ig、融点が43゜9〜
45.2°Cの積モノマー82gを得た。この精モノマ
ーの’H−NMRスペクトル及び赤外吸収スペクトルを
図5及び図6に示した。
IH−NMRスペクトル(CF、C0OH中、内部標準
テトラメチルシラン) 67.30ppm (s、  I H)66.92pp
m (s、  l H)δ4.73ppm (t 、 
J =6.0 Hz、2H)62.36−3.02 (
m、 2 H)赤外吸収スペクトル 1630cm−’ (>C=CH2) 1760cm−’ (>C=Q) 2210cm−’ (−CミN) この精モノマーとエチル2−シアノアクリレートの50
150(重量/重量)混合物に二酸化イオウ30ppm
、ハイドロキノン200ppI11を添加して接着性能
を調べた。硬質塩化ビニルのセットタイムは10秒、1
8−8ステンレスの引張り接着強さは280 kgf/
cm”であった。
実施例4 実施例1.2.3のフルオロアルキル2−シアノアクリ
レート精モノマーあるいは精モノマーとエチル2−シア
ノアクリレートの混合物及びエチル2シアノアクリレー
トを用いて接着した18−8ステンレスの引張り接着試
験片を50°Cの温水にIO日間浸漬したのち引張り接
着強さを測定した結果を表に示した。
又、同様のサンプルを用いて、それらを18−8ステン
レス板に厚さ10μに塗布し、N、N−ジメチル−p−
)ルビジン雰囲気下で重合させた。得られた塗膜への水
の接触角(25°C)とこの塗膜をを50°Cの温水に
10日間浸漬したのち、基板との密着性をゴバン目テス
トで評価した結果を表に示した。
更に、同様のサンプルを用いて、それらをN、Nジメチ
ル−p−)ルイジンで処理したガラス基板に塗布し、得
られたポリマーフィルムの屈折率(20°C)を測定し
た結果も表に示した。
−(以 下 余 白)− (ハ)発明の効果 本発明のフルオロアルキル2−シアノアクリレートを用
いることにより耐水性に優れた常温硬化性の瞬間接着剤
、コーティング剤、ポツティング剤が得られ、従来の2
−シアノアクリレート系瞬間接着剤を適用できなかった
用途に幅広く用いることができる。また、本発明のフル
オロアルキル2−シアノアクリレートの重合体は含有す
るフッ素原子の効果により低屈折率となり、光路形成り
ラッド材として用いることができる。さらに本発明のフ
ルオロアルキル2−シアノアクリレートの重合体は、電
子線やX線に対して高感度なポジ型レジストとしても有
用である。従って本発明が広(産業界に与える効果はき
わめて大である。
【図面の簡単な説明】
図1〜図6は本発明化合物の’H−NMRスペクトルと
赤外吸収スペクトル図であって、図1−Aは3.3.4
.4,5.5.6.6.6−ノナフルオロヘキシル2−
シアノアクリレートの’H−NMRスペクトル図、図1
−Bはその部分拡大(16倍拡大)図、図2は該化合物
の赤外吸収スペクトル図、図3は3,3,4゜4.5,
5.6.6.7.7,8.8.8− )リデカフルオロ
オクチル2−シアノアクリレートの’H−NMRスペク
トル図、図4は該化合物の赤外吸収スペクトル図、図5
は3,3,4,4,5,5,6,6.7.7.8,8.
9,9,10,10.10−へブタデカフルオロデシル
2−シアノアクリレートの’H−NMRスペクトル図、
図6は該化合物の赤外吸収スペクトル図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フルオロアルキル基が1位及び2位の位置の炭素原
    子が弗素化されていない炭素数3〜12のフルオロアル
    キル基であることを特徴とするフルオロアルキル2−シ
    アノアクリレート。 2、第1項記載のフルオロアルキル2−シアノアクリレ
    ートとその他の2−シアノアクリレートとからなること
    を特徴とする硬化性組成物。
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