JPH02149448A - 基体色をかえない熱線遮へいガラス - Google Patents

基体色をかえない熱線遮へいガラス

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JPH02149448A
JPH02149448A JP30507088A JP30507088A JPH02149448A JP H02149448 A JPH02149448 A JP H02149448A JP 30507088 A JP30507088 A JP 30507088A JP 30507088 A JP30507088 A JP 30507088A JP H02149448 A JPH02149448 A JP H02149448A
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glass
ray shielding
transparent
thickness
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JP30507088A
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Takashi Muromachi
隆 室町
Atsushi Kawaguchi
淳 川口
Hidemi Nakai
日出海 中井
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/34Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
    • C03C17/3411Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials
    • C03C17/3429Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials at least one of the coatings being a non-oxide coating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、ガラス基体の上に熱線を遮へいする被膜が設
けられた自動車や建築用の熱線遮へいガラス、とりわけ
自動車用の窓ガラスに適した熱線遮へいガラスに関する
ものである。
[従来の技術] 従来、窓ガラスを通して自動車内に流入する太陽光の一
部を遮へいし、自動車室内の温度の上昇を低減し冷房負
荷を軽減する目的で、ガラス表面に熱線西へい性能を有
する膜を被覆したガラスが用いられている。これらの目
的のために被覆される膜としては、ガラス基体側から第
1層、第3層を可視域で透明な酸化物からなる膜、第2
層に熱線遮へい性能を有するジルコニウム、チタニウム
、ハフニウムなどの窒化物の膜とするものが知られてい
る。この熱線遮へいガラスの第1層及び第3層に用いら
れる、可視域で透明な酸化物の膜は、第2層の窒化物の
膜の可視域での反射防止の機能を重視して用いられてい
たので、通常、波長550nmでの屈折率が2.0以上
の物質が用いられ、具体的な酸化物としては、酸化チタ
ニウム、酸化錫などがある。
[本発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記した可視域で高い屈折率の酸化物の
膜を第1層および第3層に用いると、光の干渉作用によ
り反射色および透過色は強い干渉色を呈してしまう。こ
れを防止するために第1層および第3層の膜厚を小さく
することが行われるが、この場合日射透過率が高くなり
、かつ可視光線反射率が高くなってしまうという欠点が
生じる。
自動車の窓ガラスとして使用される熱線遮へい膜は、直
射光を減らすことにより暑さを低減して、快適性を向上
させるとともに、デザイン上の要求から、ガラス基体の
色をそのまま保つことが必要とされる。すなわち、ガラ
ス基体の透過色、反射色を変えないことが強く要求され
ている。本発明は上記したように、ガラス基体の透過色
、反射色を実際上はとんど変えずに、比較的高い可視光
線透過率と低い可視光線反射率を有しながら、熱線遮へ
い性能を有するガラスを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかる熱線遮へいガラスは、ガラス基体の上に
ガラス側から数えて第1層および第3層が、550nm
の波長における屈折率カ月、7以下の可視域で透明な層
であって、その層の膜厚が50〜150nmであり、第
2層がチタニウムの窒化物、ジルコニウムの窒化物、ハ
フニウムの窒化物の少なくとも1つ以上が含まれる窒化
物の膜であって、前記窒化物の膜厚が2〜20nmであ
る積層体が、透明なガラス基体のうえに被覆されたもの
である。
第1層および第3層に用いられる、可視域で透明な層と
しては、波長550nmにおいて屈折率が1.7以下で
あることが好ましく、屈折率1.7を越えると、可視光
線透過率を高く、かつ日射透過率を低く保ちながら反射
または透過の干渉色を実際上無い状態に抑えることは困
難となる。また第1層および第3層の、屈折率が1.7
以下の可視域で透明な層の膜厚は、50〜150nmで
あることが好ましい。膜厚が50nmより小さいと可視
光線反射率が高くなり、干渉色が強く表われるようにな
る。
また膜厚が150nmより大きいと、同様に可視光線の
反射率が高くなり反射の干渉色が強くなるので好ましく
ない。さらに反射および透過の干渉色が実際上無く、肉
眼で基体の色を惑じる最も好ましい膜厚は70〜120
nmの範囲である。
波長550nmの屈折率が1.7以下で可視域で透明な
第1層および第3層とすることができる透明な膜として
は、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、アルミニウムシ
リサイドの酸化物、アルミニウムシリサイドの酸窒化物
および、これらの2つ以上からなる混合物よりなる群か
ら選ばれた化合物または混合物の膜を用いることができ
る。前記のアルミニウムシリサイドの酸窒化物の膜は、
膜組成をA I 5ixOJzで表わすとき、X≧0.
2. Y≧1.OZ≦2.0のものを用いることができ
る。二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、アルミニウムシ
リサイドの酸化物の膜は、膜中の酸素がほぼ化学量論的
組成で含まれていれば用いることができる。
また本発明の熱線遮へいガラスの第2層に用いられる、
ジルコニウム、チタニウム、ハフニウムの窒化物または
、これらの窒化物の混合物の膜の膜厚は、2〜20nm
の範囲であることが好ましい。
膜厚が2nmより小さいと熱線の遮へい性能が劣化する
。また膜厚が20nmより大きいと、窒化物の膜が可視
域で光を吸収するため可視光線透過率を低下させてしま
う。さらに膜厚が4nm以上15nm以下の範囲が自動
車の窓ガラスとして可視光透過性および日射遮へい性を
バランス良く得るうえで最も好ましい。
さらに本発明にかかる熱線遮へいガラスの被膜の、とく
に酸およびアルカリに対する化学的耐久性および耐湿性
を向上させるために、第3層の上に酸化第二錫、酸化チ
タニウム、酸化タンタル、酸化ジルコニウムあるいはこ
れらの混合物からなる保護層を第4層として被覆するこ
とができる。
ここで前記の第4層の厚みは、5nm以上で20n+w
以下であることが好ましい。保護層の厚みが5r+mよ
り小さいと、熱線遮へい性能を有する第1層から第3層
よりなる積層体に対して保護の機能が十分でなく、20
nmを越えると干渉色が生じるようになり、ガラス基体
自身の反射色、透過色から熱線遮へいガラスの色調がず
れるので好ましくない。
本発明にかかる第1層および第3層の可視域の屈折率が
1.7以下の層を被覆する方法としては、通常のマグネ
トロンスパッタリング法などの減圧された雰囲気下で行
う物理的手段を用いることができる。たとえば、二酸化
ケイ素、酸化アルミニウム、アルミニウムシリサイドの
酸化物の膜は、それぞれシリコン、アルミニウム、アル
ミニウムシリサイドをターゲットとして不活性ガスと酸
素との混合ガスの減圧された雰囲気下でスパッタリング
を行う方法で得られ、二酸化ケイ素や酸化アルニウムの
被膜については高周波スパッタリング法で得ることもで
きる。また、アルミニウムシリサイドの酸窒化物の膜は
、アルミニウムシリサイドをターゲットとして、不活性
ガスと酸素と窒素からなる混合ガスの減圧された雰囲気
下でスパッタリングすることにより得ることができる。
また第2層の窒化物の膜についても、前記と同様の物理
的手段で被覆できる。たとえばチタニウム、ジルコニウ
ム、ハフニウム金属またはこれらの金属の合金をターゲ
ットとして窒素と不活性ガスとの混合ガスによる減圧さ
れた雰囲気下のスパッタリングにより得ることができる
さらに、被膜の耐久性を向上させるために設けられる第
4層の、酸化第2錫、酸化チタニウム、酸化タンタル、
酸化ジルコニウムの酸化物またはこれらの混合物からな
る膜は、それぞれの金属または合金の不活性ガスおよび
酸素との混合ガスの減圧された雰囲気下によるスパッタ
リングなどの方法により得ることができる。また透明な
、ガラス基体としてはソーダライムシリカ組成のフロー
ト板ガラスや、ガラス中に鉄イオンなどの1゛種以上の
着色イオンにより着色された熱線吸収フロートガラスを
用いることができる。
前記した透明なガラス基体の種類によって、被覆される
各層の厚みを前記した所定の厚みの範囲内で調節するこ
とにより、自動車用の窓ガラスに適した干渉色が実際上
目立たない高可視光線透過率、低日射透過率の熱線遮へ
いガラスを得ることができる。
[作用] 本発明にかかる熱線遮へいガラスおいて可視域での屈折
率が1.7以下の膜からなる第1Nおよび第3Nは、熱
線遮へい機能を有する第2層の両側に設けられることに
よって、ガラス面側からの色調が光の干渉作用により強
い干渉色を呈することなく、可視光線透過率を向上させ
る。また第4Nの透明な酸化物からなる保護層は、干渉
色を呈することなく、第1層から第3層までの熱線遮へ
い機能を有する積層体の化学的侵食に対して保護する。
〔実施例〕
第1図<al、 (b)は本発明にかかる熱線遮へいガ
ラスの一部断面図を示し、第1図1a)は保護層がない
場合、第1図(blは保護層がある場合を示している。
1はガラス基体、2および4は波長550nmにおける
屈折率が1.7以下の可視域で透明な層、3は熱線遮へ
い機能を有する窒化物からなる層、5は保護層である。
以下に実施例について詳しく説明する。
実施例1 第5図は、本発明を実施するために使用した装置であり
、真空槽51は真空排気ポンプ(図示しない)に接続さ
れ、その内部を減圧された雰囲気ガスで、ガス導入管6
4のガスバルブ65により所定の圧力に調節される。基
体支持台63の上に洗浄した厚さ4龍の熱線吸収ガラス
(日本板硝子社製商品名ブルーベーン)62をセットし
、真空槽51内を5.3 X 10−’Paに真空排気
後、ガス導入管64から、アルゴンガス28体積%、酸
素ガス72体積%からなる混合ガスを導入し、真空槽5
1内を0.4 Paの圧力に調節した。電気絶縁体66
により真空槽51から電気的に隔離された、スパンタリ
ングカソード52の表面に設置されたSiのターゲット
53に、電源54からスイッチ55を閉にして高周波電
力2.2 kWを印加し、LOOnmの5i02膜を被
覆し、電力の印加およびガスの導入を停止した。次にア
ルゴンガス94体積%、窒素ガス6体積%の混合ガスを
ガス導入管64からガスバルブ65の開度を調節しなが
ら導入し、真空層内の圧力を0.4Paにした。真空槽
51から電気的に絶縁されているカソード56の表面に
設置されたZrのターゲット57に、電rA58からス
イッチ61を閉にして直流電力1.6 kWを印加し、
8層mのジルコニウムの窒化物膜を被覆し、電力の印加
およびガス導入を停止した。その後、前記したのと同様
の方法で1)00nの5iOz膜を被覆し、ガラス基体
上に3層からなる熱線遮へい性能を有する積層膜を作成
した。得られた熱線遮へいガラスの光学特性を測定して
、可視光vA透過率70.8%、日射透過率54.2%
、膜面側の可視光線反射率5.7%、ガラス面側の可視
光線反射率8,4%を得、日射透過率はガラス基体のみ
の日射透過率より9.8%低下していた。第2図fan
、 (b)にx、y座標で透過色、反射色を示す。図中
■印は本実施例に使用したガラス基体のみの色であり、
・印は本実施例で得た熱線遮へいガラス膜面側の反射色
、C印はガラス面側の反射色を示す。また図中の数値は
光線入射角度である。
実施例2 第5図の装置の基体支持台63の上に、洗浄した厚さ4
1の熱線吸収ガラス(日本板硝子社製商品名ブロンズベ
ーン)62をセットし、真空槽51内を5.3X10−
’Paに真空排気後、ガス導入管64からアルゴンガス
76体積%、酸素ガス19体積%、窒素ガス5体積%か
らなる混合ガスを導入し、真空槽51内を0.4 Pa
の圧力に調節した。
アルミニウム88原子%シリコン12原子%からなるア
ルミニウムシリサイドのターゲット53に電源54から
、スイッチ55を閉にして直流電力2.1 kWを印加
し、1)00nのアルミニウムシリサイドの酸窒化物か
らなる膜を被覆し、電力の印加およびガスの導入を停止
した。次にアルゴンガス94体積%、窒素ガス6体積%
の混合ガスを、ガス導入管64からガスバルブ65の開
度を調節しながら導入し、真空槽51内の圧力を0.4
Paにした。チタニウムのターゲット57に、電源58
からスイッチ61を閉にして直流電力1.6に弱を印加
し、6.0 nmのチタニウムの窒化物の膜を被覆し、
電力の印加およびガスの導入を停止した。その後、前記
したのと同様にして80nmのアルミニウムシリサイド
の酸窒化物の膜を被覆し、ガラス基体上に3層からなる
熱線遮へい性能を有する積層膜を作成した。得られた熱
線遮へいガラスの光学特性を測定して、可視光線透過率
70.9%、日射透過率54.2%、膜面側の可視光線
反射率5.6%、ガラス面側の可視光線反射率8.2%
を得た。また日射透過率はガラス基体のみの日射透過率
より9.8%低下していた。また第3図(aL (b)
にx+y座標で透過色、反射色を示す。図中の■印は本
実施例に使用したガラス基体のみの色であり、・印はj
膜面側の反射色、C印はガラス面側の反射色を示す。
また図中の数値は光線入射角度である。
実施例3 第5図に示された装置の基体支持台63の上に洗浄した
に4龍の熱線吸収ガラス(日本板硝子社製商品名ブロン
ズベーン)62をセントし、真空槽51内を5.3 X
 10−’Paに真空排気後、ガス導入管64からアル
ゴンガス76体積%、Miガス19体積%、窒素ガス5
体積%からなる混合ガスを導入し、真空槽51内を0.
4Paの圧力に調節した。アルミニウム88原子%シリ
コン12原子%からなるアルミニウムシリサイドのター
ゲット53に電源54から、スイッチ55を閉にして直
流電力2.1に−を印加し、94層mの膜厚のアルミニ
ウムシリサイドの酸窒化物からなる膜を被覆し、電力の
印加およびガスの導入を停止した。次にアルゴンガス9
4体積%、窒素ガス6体積の混合ガスを、ガス導入管6
4からガスバルブ65の開度を調節しながらW人し、真
空槽51内の圧力を0.4 Paにした。チタニウムの
ターゲット57に、電源58からスイッチ61を閉にし
て直流電力1.2 kWを印加し、6.0層mの膜厚の
チタニウムの窒化物の膜を被覆し、電力の印加およびガ
スの4人を停止した。
その後、前記したのと同様に、66層mの膜厚のアルミ
ニウムシリサイドの酸窒化物の膜を被覆し、電力の印加
とガスの導入を停止した。真空槽51内を大気圧に戻し
、ターゲット53として錫をセットした。真空槽51内
を5゜3 X I O−’Paに真空排気後、ガス導入
管64からアルゴンガス20体積%、酸素ガス80体積
%からなる混合ガスをm人し、真空槽51内を0.4P
aに調節した。電源54からスイッチ55を閉にして直
流電力5.、!kWを錫のターゲットに印加し、10層
mの膜厚の酸化第二錫の膜を被覆し、ガラス基体上に4
層からなる熱線遮へい性能を有する積層体を作成した。
得られた熱′KMgへいガラスの光学特性を測定して可
視光線透過率70.9%、日射透過率61.2%、膜面
側の可視光線反射率6.1%、ガラス面側の可視光線反
射率8.5%を得た。また日射透過率はガラス基体のみ
の日射透過率より8.8%低下していた。第4図(al
、 (b)にx、  y座標で透過色、反射色を示す。
図中の■印は本実施例に使用したガラス基体のみの色で
あり、・印は膜面側の反対色、C印はガラス面側の反射
色を示す。また図中の数値は光線入射角度である。
[比較例] 第5図で示された装置において、スパッタリングカソー
ド52の表面に錫のターゲット53を設置し、基体支持
台63の上に洗浄した厚さ4mmの熱線吸収ガラス(日
本板硝子社製商品名ブルーベーン)62をセントした。
真空槽51内を5.3×10−’Paに真空排気後、ガ
ス導入管64からアルゴンガス20体積%、酸素ガス8
0体積%からなる混合ガスを導入し、真空槽51内を0
.67Paの圧力に調節した。電源54により直流電力
1.5kWをSnのターゲットに印加に、62層mのS
nO2膜をガラス62の上に被覆し、電力の印加および
ガス4大を停止した。次に真空槽51内にアルゴンガス
94体積%、窒素ガス6体積%からなる)2合ガスをガ
ス導入管64から、ガスパルプ65の開度を調節しなが
ら導入し、真空槽51内の圧力を0.4Paにした。ジ
ルコニウムのターゲ・ノド57に電源58から直流電力
1.6 kWを所定の時間印加して、10層mのジルコ
ニウムの窒化物の膜を被覆し、電力の印加およびガスの
導入を停止した。その後、前記したのと同様の方法で6
5層mのSnO,膜を被覆し、3層からなる熱線遮へい
性能を有する積層体を作成した。得られた熱線遮へいガ
ラスの光学特性を測定して、可視光vA透過率71.7
%、日射透過率51.2%、膜面側の可視光線反射率7
.1%、ガラス面側の可視光線反射率8.1%を得、日
射透過率はガラス基体のみの日射透過率より12.8%
低下していた。第3図ta>、 tb+にx、y座標で
透過色、反射色を示す。図中O印は比較例に使用した、
ガラス基体のみの色であり、・印は比較例で得た熱線遮
へいガラスの膜面側の反射色、c印はガラス面側の反射
色を示す。また図中の数値は光線入射角度を示す。
以上の説明により本発明にかかる熱線遮へいガラスの透
過色、反射色は、12″〜45°の広い角度範囲の入射
光に対して、従来の技術からなる熱線反射ガラスよりも
、ガラス基体そのものの透過色、反射色に極めて近いこ
とが分かる。さらに実施例および比較例で得た熱線遮へ
いガラスのサンプルについて、耐アルカリ性、耐酸性、
耐湿性を調べた結果を第1表に示す。第4図および第1
表から、本発明にかかる4層からなる熱線遮へいガラス
は、基体色を大きく変えることなく、より優れた化学的
耐久性を有していることが分かる。
タリングカソード、53.57・・・ターゲット、54
.58・・・電源、55.61・・・スイッチ、62・
・・ガラス基体、63・・・基体支持台、64・・・ガ
ス専大管、65・・・ガスバルブ、66・・・電気絶縁
体[発明の効果1 本発明にかかる熱線遮へいガラスは、高い可視光線透過
率と良好な熱線遮へい性能を有するとともに、その色調
が多層膜構成に基因する干渉色をほとんど呈しないので
、ガラス基体の透過色、反射色とほぼ同じ色調を呈する
。とくにガラス側からの反射色は、ガラス基体の反射色
とほとんど同じであるので、自動車の熱線遮へいガラス
として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる熱線遮へいガラスの一部断面
図、第2図、第3図、第4図は本発明の熱線遮へいガラ
スの実施例の色を示す図、第5図は本発明の実施に使用
した装置の概略断面図、第6図は熱線遮へいガラスの比
較例の色を示す図である。 l・・・ガラス基体、2・・・屈折率が1.7以下の可
視域で透明な第1N、3・・・窒化物からなる第2層、
4・・・屈折率が1.7以下の可視域で透明な第3層、
5・・・保護層、51・・・真空槽、52.56・・・
スパン第 図 X (b) × (a) (b) 第4 図 (a) (b) 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明なガラス基体のうえに (a)550nmの波長における屈折率が1.7以下の
    、可視域で透明な層であって、前記透明な層の膜厚が5
    0〜150nmである第1層と (b)前記第1層のうえに、チタニウム窒化物、ジルコ
    ニウム窒化物、ハフニウム窒化物の少なくとも1つが含
    まれる窒化物の膜であって、前記窒化物の膜厚が2〜2
    0nmである第3層と (c)前記第2層のうえに、膜厚が50〜150nmの
    前記550nmの波長における屈折率が1.7以下の可
    視域で透明な層である第3層 とが被覆された熱線遮へいガラス
  2. (2)前記波長550nmにおける屈折率が1.7以下
    の可視域で透明な層が、二酸化ケイ素、酸化アルミニウ
    ム、アルミニウムシリサイドの酸化物、アルミニウムシ
    リサイドの酸窒化物よりなる群から選ばれた、化合物ま
    たはこれらの2つ以上からなる混合物である特許請求範
    囲第1項記載の熱線遮へいガラス
  3. (3)前記第3層のうえに、さらに酸化第二錫、酸化チ
    タニウム、酸化タンタル、酸化ジルコニウムよりなる群
    から選ばれた、酸化物または2つ以上からなる混合物で
    、該酸化物または該混合物の膜厚が、5nm以上20n
    m以下の第4の層が設けられたことを特徴とする、特許
    請求範囲第1項または第2項記載の熱線遮へいガラス
  4. (4)可視光線透過率が70%以上でかつ日射透過率が
    65%以下である特許請求範囲第1項及至第3項のいず
    れかの項記載の熱線遮へいガラス
JP30507088A 1988-12-01 1988-12-01 基体色をかえない熱線遮へいガラス Pending JPH02149448A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02164744A (ja) * 1988-12-20 1990-06-25 Asahi Glass Co Ltd 耐久性の優れた熱線反射性を有する光学体
WO1998012583A1 (en) * 1996-09-23 1998-03-26 The Secretary Of State For Defence Multi layer interference coatings

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02164744A (ja) * 1988-12-20 1990-06-25 Asahi Glass Co Ltd 耐久性の優れた熱線反射性を有する光学体
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