JPH0214846Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0214846Y2
JPH0214846Y2 JP18643684U JP18643684U JPH0214846Y2 JP H0214846 Y2 JPH0214846 Y2 JP H0214846Y2 JP 18643684 U JP18643684 U JP 18643684U JP 18643684 U JP18643684 U JP 18643684U JP H0214846 Y2 JPH0214846 Y2 JP H0214846Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
mold
hammer
peening
hammer slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18643684U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61102340U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18643684U priority Critical patent/JPH0214846Y2/ja
Publication of JPS61102340U publication Critical patent/JPS61102340U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0214846Y2 publication Critical patent/JPH0214846Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は遠心鋳造用モールドの内面に多数の小
凹部を形成するためのピーニングハンマに関す
る。
従来の技術 遠心鋳造用モールドの内面に多数の小凹部を形
成することにより、湯境が生じずかつ裏張の付着
性を良くできることが知られている。ところで、
このように小凹部を形成すると、溶湯がこの小凹
部に流れ込み、この結果、鋳造品の外面にはモー
ルドに係合する多数の小突起が形成されることに
なる。この結果鋳造品をモールドから引き抜くス
ピードが低下するため、本考案者らは、小凹部の
軸心を鋳造品引抜方向に傾斜させ、小凹部の引抜
方向側の傾斜を緩くすることにより生産性を向上
させることを先に提案した(実公昭58−6608号公
報参照)。
第6図〜第7図は、このように軸心が傾斜した
小凹部を形成するためのピーニングハンマの従来
例を示すものである。ここで1はモールド内に挿
入されるピーニングヘツドで、このピーニングヘ
ツド1にはピーニングハンマ本体2が鋳造品引抜
方向に傾斜して取付けられている。3は固定ボル
トである。4はハンマスライド部で、エア取入口
5から供給される加圧エアにて前記傾斜方向に往
復駆動されるようになつている。ハンマスライド
部4の先端には、モールド内面を打刻して小凹部
を形成するための円錐状の先端チツプ6が形成さ
れている。7は先端チツプ6の頂部である。
このような構成によれば、第2図に示すよう
に、先端チツプ6の軸心8を、モールド9の半径
方向10に対し鋳造品11の引抜方向12に角度
θだけ傾斜させることができるため、この先端チ
ツプ6にて形成される小凹部13の軸心23も引
抜方向に角度θだけ傾斜させることが可能とな
る。
考案が解決しようとする問題点 ところが、上記のようにピーニングハンマ本体
2を傾斜させると、打刻時に先端チツプ6にモー
ルド9軸心方向の分力が作用し、このため先端チ
ツプ6が破損したりハンマスライド部4が摩耗す
る等の現象が生じ、ピーニングハンマ本体2の寿
命が短くなるという問題がある。またハンマスラ
イド部4は往復動に伴つて軸心まわりの回転運動
を起こすため、先端チツプ6の形状を規則正しく
モールド9内面に転写できないという難点があ
る。すなわち、例えば先端チツプ6が正しい円錐
状に形成されていないと、モールド9内面がラン
ダムなピーニング形状になるという問題がある。
そこで本考案は、上記のような先端チツプの破
損やハンマスライド部の摩耗を防止するととも
に、先端チツプの形状をモールド内面に規則正し
く転写できるようにすることを目的とする。
考案の構成 上記目的を達成するため本考案は、遠心鋳造用
モールドの内面に多数の小凹部を形成可能なピー
ニングハンマにおいて、ハンマスライド部をモー
ルド半径方向に往復動可能に構成するとともに、
このハンマスライド部に回り止めを施し、かつ前
記ハンマスライド部の先端チツプを、前記モール
ドからの鋳造品引抜方向へ軸心が傾斜した円錐状
に形成したものである。
作 用 このようなものであると、ハンマスライド部を
モールド半径方向に往復動可能に構成し、かつこ
のハンマスライド部の先端チツプを鋳造品引抜方
向へ軸心が傾斜した円錐状に形成したため、ハン
マスライド部に伴つて先端チツプもモールド半径
方向に往復動することになつてこの先端チツプに
モールド軸心方向の分力が作用するのを防止で
き、このため先端チツプの破損やハンマスライド
部の異常摩耗を伴うことなく軸心が鋳造品引抜方
向に傾斜した小凹部を形成することが可能とな
る。また、ハンマスライド部に回り止めを施した
ため、小凹部の傾斜を一定方向に維持することが
でき、この結果先端チツプの形状を規則正しくモ
ールド内面に転写することができる。
実施例 以下、本考案の実施例について説明する。第1
図に示すように、ハンマスライド部14はモール
ド9の半径方向10に往復動するように構成さ
れ、図示は省略するが、ピーニングハンマ本体
(第6図参照)もピーニングヘツドに対してモー
ルド9の半径方向に取付けられている。15はハ
ンマスライド部14における先細り傾斜部であ
る。また、先端チツプ16は、その軸心17が、
モールド9の半径方向10すなわちハンマスライ
ド部14の運動方向に対し、鋳造品11の引抜方
向12に角度θだけ傾斜するように円錐状に形成
されている。18は先端チツプ16の頂部であ
る。
第3図〜第5図に示すように、ハンマスライド
部14には回り止めが施されている。すなわち、
第3図においては、ピーニングハンマ本体19に
形成された孔部20およびこの孔部20内で往復
動するハンマスライド部14の断面形状を四角形
として回り止めに供している。第4図では同様に
六角形としている。また第5図においては、ハン
マスライド部14の外周に突起21を形成すると
ともに、ピーニングハンマ本体19にはこの突起
21が係合するハンマスライド部14往復方向の
溝22を形成することにより回り止めに供してい
る。なお、図示は省略するが、この他にも、円柱
状のハンマスライド部14に対し外部から回転防
止用部材を作用させることもできる。
このような構成によれば、ハンマスライド部1
4および先端チツプ16はモールド9の半径方向
10に往復動されるため小凹部13を打刻すると
きに先端チツプ16にモールド9の軸心方向の分
力が作用するのを防止でき、このため先端チツプ
16の破損やハンマスライド部14の異常摩耗を
防止できる。しかも、先端チツプ16はその軸心
17が鋳造品11の引抜方向12に傾斜した円錐
状に形成されているため、ハンマスライド部14
をモールド9の軸心方向に往復動させるにもかか
わらず、軸心23が引抜方向12に傾斜した小凹
部13を形成することが可能となる。また、ハン
マスライド部14には回り止めが施されているた
め、小凹部13の軸心23の傾斜を一定方向に維
持することができ、このため規則正しいピーニン
グ形状を確保できる。
考案の効果 以上述べたように本考案によると、先端チツプ
にモールド軸心方向の分力が作用するのを防止で
き、このため先端チツプの破損やハンマスライド
部の異常摩耗を防止でき、しかも軸心が鋳造品引
抜方向に一定に傾斜した小凹部を形成することが
できるため、規則正しいピーニング形状を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部の正面図、第
2図は従来例の要部の正面図、第3図は本考案に
おける回り止め機構の一例の底面図、第4図はそ
の別の例の底面図、第5図はそのさらに別の例の
底面図、第6図は従来例の全体正面図、第7図は
その底面図である。 9……モールド、10……半径方向、11……
鋳造品、12……引抜方向、θ……角度、13…
…小凹部、14……ハンマスライド部、16……
先端チツプ、19……ピーニングハンマ本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遠心鋳造用モールドの内面に多数の小凹部を形
    成可能なピーニングハンマであつて、ハンマスラ
    イド部をモールド半径方向に往復動可能に構成す
    るとともに、このハンマスライド部に回り止めを
    施し、かつ前記ハンマスライド部の先端チツプ
    を、前記モールドからの鋳造品引抜方向へ軸心が
    傾斜した円錐状に形成したことを特徴とするピー
    ニングハンマ。
JP18643684U 1984-12-07 1984-12-07 Expired JPH0214846Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18643684U JPH0214846Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18643684U JPH0214846Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61102340U JPS61102340U (ja) 1986-06-30
JPH0214846Y2 true JPH0214846Y2 (ja) 1990-04-23

Family

ID=30743901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18643684U Expired JPH0214846Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0214846Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61102340U (ja) 1986-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6860190B2 (en) Piston for internal combustion engine
JPS61172643A (ja) 内燃機関用ピストンの製造方法
ITMI981922A1 (it) Macchina a pistoni assiali
US5031709A (en) Drilling apparatus for producing drilled holes having an undercut
US5669807A (en) Preform for attaching a holding member to an optical lens, and method of using it
JPH0214846Y2 (ja)
EP0186856B1 (en) Joint having ball and shaft coupled through plastic deformation
JP2001502036A (ja) ピストン組立体
EP1174618A1 (en) Hemispherical shoe
KR19980064372A (ko) 십자홈형 등속 조인트
JP7464328B2 (ja) ビット
JPH1150960A (ja) 斜板式コンプレッサ用シュー及びその組込み構造
JP3942242B2 (ja) 斜板式コンプレッサ用シュー
EP3330577A1 (en) Piston - connecting rod assembly
JPH0610098Y2 (ja) バルブリフタ
JPH0262478A (ja) ピストン
JPH0179510U (ja)
JPS6329130Y2 (ja)
JP2623214B2 (ja) 等速回転継手
JP2000087909A (ja) 旋回動作を行うシリンダ装置
JPH06142815A (ja) 軸状物品の鍛造金型
JPH07243311A (ja) 内燃機関用タペット
JPH09242603A (ja) 内燃機関用ピストンのピストン本体構造
JPS6110807Y2 (ja)
JPS63168363U (ja)