JPH02147612A - 塩化ビニル系共重合樹脂 - Google Patents

塩化ビニル系共重合樹脂

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JPH02147612A
JPH02147612A JP15279289A JP15279289A JPH02147612A JP H02147612 A JPH02147612 A JP H02147612A JP 15279289 A JP15279289 A JP 15279289A JP 15279289 A JP15279289 A JP 15279289A JP H02147612 A JPH02147612 A JP H02147612A
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JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
resin
acrylamide
structural units
copolymer
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Pending
Application number
JP15279289A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Kato
雅治 加藤
Noriki Fujii
藤井 紀希
Yukio Shibazaki
柴崎 行雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性が改善された塩化ビニル系共重合樹脂
に関する。
(従来の技術) 塩化ビニル樹脂は、剛性及び引張り強度が高く、難燃性
、耐候性、耐薬品性に優れるため、パイプ、板、フィル
ム、シートなどに広く用いられている。しかし、塩化ビ
ニル樹脂は軟化点が低く、耐熱性が充分でない。例えば
、70〜80°Cで軟化し熱変形を起こすため、それ以
上の温度では使用できない。
(発明が解決しようとする課B) 本発明は、上記の問題を解決するものであり、その目的
とするところは、耐熱性が改善された塩化ビニル系共重
合樹脂を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の塩化ビニル系共重合樹脂は、式(+)−+CH
,−CH+で表わされる構造単位50〜95占 (但し、Rは炭素数8〜16の芳香族基)で表わされる
構造単位50〜5モル%とを有し、そのことにより上記
の目的が達成される。
本発明において、Rで示される炭素数8〜16(Xは−
0−、−CO−、−3k、−N=N−C(CH3h−2
−←CH,?、であり、nは0〜2である)などがある
本発明において、式(I)で表わされる構造単位が95
モル%を上まわり、また式(Il)で表わされる構造単
位が5モル%を下まわると、塩化ビニル樹脂の本来の特
性を具有するが、耐熱性の改善が小さい。一方、式(I
)で表わされる構造単位が50モル%を下まわり、また
式(II)で表わされる構造単位が50モル%を上まわ
ると、耐熱性の改善は大きくなるが、塩化ビニル樹脂の
本来の特性が損なわれる。
本発明の塩化ビニル系共重合樹脂は、次の方法によって
製造することができる。
先ず、塩化ビニルの構造単位50〜95モル%とアクリ
ルアミドの構造単位50〜5モル%とからなる塩化ビニ
ル−アクリルアミド共重合体を常法により製造する。な
お、上記の塩化ビニルアクリルアミド共重合体には、そ
の特性を)員なわない範囲で必要に応じて塩化ビニルと
共重合可能な単量体が共重合されていてもよい。このよ
うな単量体には、エチレン、プロピレンのようなα−オ
レフィン、アルキルビニルエーテル、アルキルビニルエ
ステル、アルキル(メタ)アクリし・−トなどがある。
次いで、上記の塩化ビニル−アクリルアミド共重合体の
アクリルアミド部分と、炭素数9〜17の芳香族モノカ
ルボン酸とを反応(縮合)させる。
かかる芳香族モノカルボン酸としては、0.mまたはP
−フェニル安息香酸、0.mまたはP−フェノキシ安息
香酸、P−フェニルスルホニル安息香酸、P−ベンゾイ
ル安息香酸、0またはP−ベンジル安息香酸、P−フェ
ニルアゾ安息香酸、イソプロピリデンジフェニル−4−
カルボン酸、1−ナフトエ酸、2−ナフトエ酸、アント
ラセン−9カルボン酸、アントラキノン−1−カルボン
酸、N−フタロイルグリジン、9−フルオレンカルボン
酸などがある。
上記の反応は、官能基当り等モルの上記塩化ビニル−ア
クリルアミド共重合体と芳香族モノカルボン酸とを、有
機溶媒中に仕込み、不活性雰囲気下で例えば80〜10
0°Cに加熱することにより行なわれる。上記有機溶媒
としては、N −メチル−2−ピロリドン、N、N’−
ジメチルホルムアミド、N、N’−ジメチルアセトアミ
ド、ピリジンなどを用いることができる。また、dM 
当すIIf 金触媒(P  )ルエンスルホニルクロラ
イドなど)や脱酸剤(ピリジンなど)を加えて反応を行
ってもよい。
かくして、式(I)  −←CHz−co←I で表わされる構造単位50〜95モル%と、(但し、R
は炭素数8〜16の芳香族基)で表わされる構造単位5
0〜5モル%とを有する本発明の塩化ビニル系共重合樹
脂が得られる。
(作用) 本発明の塩化ビニル系共重合樹脂は、−(−C112−
CH←で表わされる構造単位50〜95モル%I を有するので、塩化ビニル樹脂と同様な特性を(但し、
Rは炭素数8〜16の芳香族基)で表わされる構造単位
50〜5モル%を有しており、かかる構造単位は比較的
多い炭素数の上記芳香族基に由来し、樹脂の耐熱性を増
大させる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を示す。
1脂貰よ (A)塩化ビニル−アクリルアミド共重合体の調製 2iの撹拌機付き耐圧重合器に、塩化ビニル1 Kg、
アクリルアミド114 g 、重合開始剤(L−ブチル
パーオキシネオデカノエート)10g。
メタノール6Kgを仕込み、50°Cで5時間重合反応
を行なった。反応物を洗浄し乾燥した。収率は約50%
であった。
この反応物は、赤外スペクトル分析(C−CI吸収;6
90cm−’、第1級酸アミド吸収; 1660cm−
’1620c+r ’ )から、塩化ビニルー−アクリ
ルアミド共重合体と同定された。また、塩素重量の分析
により、塩化ビニルの構造単位は59モル%、アクリル
アミドの構造単位は41重量%であった。
また、示差走査熱量;f(Dsc)によるガラス転移温
度は85.4°C1ゲル透過クロマトグラフイー(C;
 P C)による数平均分子量は約7600であった。
(B)本発明塩化ビニル系共重合樹脂の製造500m 
42のセパラブルフラスコに、ピリジン100n/!、
P−)ルエンスルホニルクロライド4.96g。
N、N’−ジメチルホルムアミド1./16 gを十分
に溶解した後、前記(A)項で調製した塩化ビニル−ア
クリルアミド共重合体4.8gおよびPフェニル安息香
酸5.15gを添加し、100°Cで10時間撹拌して
反応した。得られた反応溶液を過剰のメタノールに分散
して、粉状物を得゛た。
得られた粉状物を濾過後、50″Cの真空乾燥機で24
時間乾燥した。
この粉状物は、赤外スペクトル分析により、1600c
+r’および1500cm−’の位置にフェニル基によ
る吸収がみられ、さらに820cm−’、750 cm
−’の位置にそれぞれP−2置換基、1置換基を有する
芳香環による吸収がみられることがら、次式で示される
構造を有する塩化ビニル系共重合樹脂であると確認した
。また、塩素重量の分析により上記反応の反応率は83
%であり、DSCによるガラス転移温度は100.2°
Cであった。
(m=60モル%、n−33モル%) X施−拠1 500ra lのセパラブルフラスコに、ピリジン10
0m1.P−)ルエンスルホニルクロライド4.96 
g 。
N、N’−ジメチルホルムアミド1.46gを十分に溶
解した後、実施例1の(A)項で調製した塩化ビニル−
アクリルアミド共重合体4.8gおよびm−フェニルフ
ェノール5.15 gを添加し、lOOoCで10時間
撹拌して反応した。得られた反応溶液を上記実施例1と
同様にして処理し、粉状物を得た。
この粉状物は、赤外スペクトル分析により、1600c
nr’および1500cm−’の位置にフェニル基によ
る吸収がみられ、さらに785cm−’、750cm−
’の位置にそれぞれm−2置換基、1置換基を有する芳
香環による吸収がみられることから、次式で示される構
造を有する塩化ビニル系共重合樹脂であると確認した。
また、塩素重量%分析により上記反応の反応率は85%
であり、DSCによるガラス転移温度は94.5°Cで
あった。
500m lのセパラブルフラスコに、ピリジン100
n/!、P−トルエンスルホニルクロライド4.96g
N、N’−ジメチルホルムアミド1.46gを十分に溶
解した後、実施例1の(A)項で調製した塩化ビニル−
アクリルアミド共重合体4.8gおよびP−フェノキシ
安息香酸5.56gを添加し、100°Cで10時間撹
拌して反応した。得られた反応溶液を上記実施例1と同
様にして処理し、粉状物を得た。
この得られた粉状物は、赤外スペクトル分析により、1
600cm−’およびI500cm−’の位置にフェニ
ル基による吸収がみられ、さらに1250cm−’の位
置にフェニルエーテル基に由来する吸収がみられること
から、次式で示される構造を有する塩化ビニル系共重合
樹脂であると確認した。また、塩素重量%分析により上
記反応の反応率は88%であり、DSCによるガラス転
移温度は92.8”Cであった。
演LJmJ殊ユ (m=60モル%、n−35モル%) 夾隨牲土 500ta lのセパラブルフラスコに、ピリジン10
0s+1.P  )ルエンスルホニルクロライド4.9
6 g 。
N、N’−ジメチルホルムアミド1.46gを十分に溶
解した後、実施例1の(A)項で調製したFA化ヒビニ
ル−アクリルアミド共重合体4.8gおよび2−ナフト
エ酸4.47 gを添加し、100°Cで10時間撹拌
して反応した。得られた反応溶液を上記実施例1と同様
にして処理し、粉状物を得た。
この粉状物は、赤外スペクトル分析により、1600C
11−’および1500cm−’の位置にフェニル基に
よる吸収がみられ、さらに740c+a−’に2−置換
ナフタレン環による吸収がみられることから、次式で示
される構造を有する塩化ビニル系共重合樹脂であると確
認した。また、塩素重量の分析により上記反応の反応率
は85%であり、DSCによるガラス転移温度は93.
8°Cであった。
(m=60モル%、n−34モル%) 実1■1足 50抛lのセパラブルフラスコに、ピリジン80mj!
、P−トルエンスルホニルクロライド4.96g。
N、N’−ジメチルホルムアミド1.46 gを十分に
溶解した後、実施例1の(A)項で調製した塩化ビニル
−アクリルアミド共重合体4.8gおよびアントラセン
−9−カルボン酸5.77 gを添加し、100℃で1
0時間撹拌して反応した。得られた反応溶液を上記実施
例1と同様にして処理し、粉状物を得た。
この粉状物は、赤外スペクトル分析により、1600c
a+−’および1500c+++−’の位置にフェニル
基による吸収がみられ、さらに紫外スペクトル分析から
375na+にアントラセン環に起因するピークがみら
れることから、次式で示される構造を有する塩化ビニル
系共重合樹脂であると確認した。
また、塩素重量の分析により一ヒ記反応の反応率は82
%であり、DSCによるガラス転移温度は101.4℃
であった。
500m lのセパラブルフラスコに、ピリジン80v
a1.P−トルエンスルホニルクロライド4.96g、
N、N’−ジメチルホルムアミド1.46gを十分に溶
解した後、実施例1の(A)項で調製した塩化ビニル−
アクリルアミド共重合体4.8gおよび9−フルオレン
カルボン酸5.43gを添加し、100℃で10時間撹
拌して反応した。得られた反応溶液を上記実施例1と同
様にして処理し、粉状物を得た。
この得られた粉状物は、赤外スペクトル分析により、1
600c+m−’および1500cm−’の位置にフェ
ニル基による吸収がみられることから、次式で示される
構造を有する塩化ビニル系共重合樹脂であると確認した
。また、塩素重量の分析により上記反応の反応率は88
%であり、DSCによるガラス転移温度は98.7°C
であった。
(m=60モル%、n=35モル%) (発明の効果) 上述の通り、本発明の塩化ビニル系共重合体樹脂は、従
来の塩化ビニル樹脂と同様に、剛性及び引張り強度が高
く、難燃性、耐候性、耐薬品性に優れると共に、従来の
塩化ビニル樹脂に比べ耐熱性が改善されている。したが
って、塩化ビニル樹脂の耐熱用途として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I )▲数式、化学式、表等があります▼で表
    わされる構 造単位50〜95モル%と、 式(II)▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Rは炭素数8〜16の芳香族基)で表わされる
    構造単位50〜5モル%とを有する塩化ビニル系共重合
    樹脂。
JP15279289A 1988-08-26 1989-06-15 塩化ビニル系共重合樹脂 Pending JPH02147612A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-212746 1988-08-26
JP21274688 1988-08-26

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Publication Number Publication Date
JPH02147612A true JPH02147612A (ja) 1990-06-06

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ID=16627738

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JP15279289A Pending JPH02147612A (ja) 1988-08-26 1989-06-15 塩化ビニル系共重合樹脂

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JP (1) JPH02147612A (ja)

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