JPH0214734Y2 - - Google Patents

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JPH0214734Y2
JPH0214734Y2 JP18015884U JP18015884U JPH0214734Y2 JP H0214734 Y2 JPH0214734 Y2 JP H0214734Y2 JP 18015884 U JP18015884 U JP 18015884U JP 18015884 U JP18015884 U JP 18015884U JP H0214734 Y2 JPH0214734 Y2 JP H0214734Y2
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turbine
chamber
suction port
brush
turbines
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、電気掃除機の吸込口体に係り、吸込
口本体の吸込み気流によつて回転されるタービン
にてブラシ室に配設した回転ブラシを回転させ、
このブラシの回転で床面から塵埃を引き離してプ
ラシ室の下面に開口した吸込口から吸込むように
したものに関する。
(従来の技術) この種の電気掃除機の吸込口体は、床用吸込口
が下面に開口されているブラシ室に配設した回転
ブラシを、この吸込口からブラシ室を経てタービ
ン室に流れる気流で回転されるタービンにて回転
させる構造が採られていた。しかしながら掃除
時、特に吸込み口体が床面から浮上した時にブラ
シ室の吸込み口からの吸込み量が増大し、タービ
ンに直接高速気流が当ると、毎分3000回転程度の
回転が毎分6000回転の高速回転となり、高速気流
によつて風切音、振動によつて、高い周波数の音
が発生し、騒音が大きい問題があつた。
そこで例えば、特開昭54−64859号公報に記載
されているように、左右に並列に配置した各ター
ビンの羽根の位置を互い違いにして風が渦を巻く
ことがないようにする構造が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記特開昭54−64859号公報に記載されている
ように、左右に並列に配置した各タービンの羽根
の位置を互い違いにした構造では、吸込み気流の
低速時には、吸込み風が集中されず、タービンを
回転させるトルクが不足し、起動性が悪い問題が
あつた。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、吸
込み気流の低速時の起動性を向上するとともに吸
込み気流の高速時の騒音を低減できる電気掃除気
の吸込口体を提供するものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の電気掃除機の吸込口体は、床用吸込口
を下面に開口したブラシ室および、このブラシ室
の後段に形成されこのブラシ室に通気口を介して
連通されたタービン室を形成しこのタービン室の
後部にこのタービン室に連通される接続管を設け
た設けた吸込口本体と、この本体のブラシ室に前
記吸込口に臨ませて回転自在に設けられた回転ブ
ラシと、前記タービン室に配設されかつ前記吸込
口からの吸込み気流にて回転されて前記回転ブラ
シを回転させる二つのタービンとを具備し、前記
二つのタービンは前記タービン室に軸支した同一
の回転軸に隣接して取付けられ一方のタービンを
前記回転軸に対して回転方向に固定し他方のター
ビンを回転軸に対して回動自在に設けるとともに
各タービンの羽根同志が同一位相位置に配列され
るようにスプリングを介して前記一方のタービン
に連結し、前記二つのタービンは吸込み気流の高
速時に各タービンの羽根が交互に位置ずれするこ
とを特徴とするものである。
(作用) 本考案の電気掃除機の吸込口体は、吸込口から
ブラシ室を経てタービン室に吸込まれる吸込み気
流の低速時には、各タービンの羽根は互いに同一
位相位置に配列されており、僅かの空気流でも確
実に起動し、このタービンの回転でブラシ室に配
設した回転ブラシを回転させることができる。ま
た、例えば、吸込口本体が床面から浮上した時、
吸込口からの吸込み気流が増大し、ブラシ室を経
てタービン室に流れる吸込み気流が高速となつた
ときには、各隣接する各タービンの羽根が互いに
位相がずれて高速気流が集中させずに分散させて
騒音が低減されるものである。
(実施例) 本考案の一実施例の構成を図面第1図乃至第9
図について説明する。
1は吸込口本体で、第1図乃至第3図に示すよ
うに、上部本体ケース2と下部本体ケース3とに
て構成され、下部本体ケース3の下面からねじ4
にて上部本体ケース2に下部本体ケース3を結合
する。この下部本体ケース3は、前部に幅方向に
細長いブラシ室5が形成され、このブラシ室5の
下面には吸込口6が開口され、この吸込口6の両
端側にはそれぞれ回転ブラシ7の軸受室8,8が
形成され、また一側の軸受室8の後側にベルト室
9が形成され、さらにこのベルト室9の内側に隣
接してタービン軸受室10が形成されている。ま
たこの下部本体ケース3の後部中央にはタービン
室12が形成されている。そして上部本体ケース
2を結合することにより前記ブラシ室5、軸受室
8,8、タービン軸受室10およびタービン室1
2が区画形成され、特にこのタービン室12は気
密に保持されている。
また第4図および第5図に示すように前記ター
ビン室12の前部には、両ケース2,3に形成さ
れた溝部13に嵌合固定されている通気口体15
が設けられ、この通気口体15には通気口16が
開口され、この通気口16の内側には後側に向つ
て拡開したラツパ状のノズル部17が設けられて
いる。またこの通気口体15の通気口16の面積
は第1図に示すように、調節口18を有し両ケー
ス2,3に形成された溝部14に摺動自在係合し
た調節板19にて調整されるようになつており、
この調節板19には操作用摘み20が設けられ、
畳面またはじゆうたん面などの掃除によつて切換
えるようになつている。
次に21,22は二つのタービンで、第6図に
示すように多数の羽根23,24が放射状に設け
られ、この各羽根23,24は吸込み気流を効率
良く受けるように彎曲され、この各タービン2
1,22は前記ノズル部17に対向してタービン
室12に配設されている。この一方のタービン2
1は隣接する他方のタービン22と反対側の端面
にはフランジ状の風当り部25が設けられてこの
端面は風当り部25で閉塞され、他方のタービン
22の両端面は解放されている。そしてこの両方
のタービン21,22の中心部には筒状の軸支部
26,27が形成され、一方のタービン21の風
当り部25側と反対側の端面には軸支部26と同
芯状に連結部28が突設され、この連結部28に
は軸方向に係合溝29が形成され、さらにこの連
結部28にはこの両タービン21,22を高速回
転時に各羽根23,24を交互に位置ずれさせる
位置ずれ手段としてのコイル状のスプリング30
が巻着され、このスプリング30の一端は前記係
合溝29に係合され、他端は半径方向に折曲した
係合部31が形成されている。また他方のタービ
ン22の一方の隣接タービン21側の端面には軸
支部27と同芯状に前記一方のタービン21の連
結部28に嵌合連結する筒状の連結部32が形成
され、この連結部32には軸方向に前記スプリン
グ30の係合部31を係合する係合溝33が形成
されている。
前記タービン21,22は、連結部28,32
を嵌合し、スプリング30の係合部31を係合溝
33に係合し、両タービン21,22の軸支部2
6,27に回転軸34を挿通し、この回転軸34
の一方のタービン21の風当り部25側に筒状の
軸受35を嵌合し、この軸受35の端部に位置し
て前記回転軸34にプーリ36を嵌合し、このプ
ーリ36の外端を回転軸34に係止した止めリン
グ37を固定し、さらに回転軸34の他方のター
ビン22の外側端にナツト38を螺合締付け、一
方のタービン21をプーリ36とともに回転軸3
4に対して回転方向に固定するとともに、他方の
タービン22を回転軸34に対して回動自在にし
て回転軸34を軸受35に回転自在に支持する。
この組立てた状態では第7図に示すように両ター
ビン21,22の各羽根23,24は互いに同一
の位相に保持されている。そしてタービン21,
22を下部本体ケース3のタービン室12に配設
し、軸受35をタービン軸受室10に配設し、こ
の軸受35の外周に形成した突縁39をタービン
軸受室10の受け台40に嵌合固定する。この状
態で両タービン21,22は前記ノズル部17に
対向される。そしてこのノズル部17は両タービ
ン21,22の吸込み気流を吹付けた際に、衝撃
音を小さくし、タービン21,22を効率良く回
転できるように設計されている。
また回転軸34のプーリ36は下部本体ケース
3のベルト室9に位置されている。
次に前記回転ブラシ7は第1図乃至第3図に示
すように周面にブラシ毛41が螺旋状に植毛され
ており、両端には軸部42が突設され、この軸部
42は、前記下本体ケース3の軸受室8,8にそ
れぞれ上下摺動自在に保持される軸受43に回転
自在に支持されて回転ブラシ7は下部本体ケース
3のブラシ室5に配設され、ブラシ毛41は下部
本体ケース3の吸込み口6からわずかに突出され
る。またこの回転ブラシ7の一方の軸部42には
プーリ44が取付けられており、このプーリと前
記タービン21,22の回転軸34に設けたプー
リ36との間にはベルト45が懸回されている。
さらに46は接続管で、第9図に示すように吸
込口本体1の後部に両ケース2,3の切欠き4
7,48にて形成される開口部49に上下方向に
回転可能に取付けられる。この接続管46は前記
両タービン21,22を前部を開放して囲繞する
ように風路部50が形成され、この風路部50の
両端面には回転自在に吸込口本体1に支持される
軸支部51,52が形成されている。そしてこの
接続管46の風路部50の前縁には前記上部本体
ケース2の内面に形成した係止突起53に係合さ
れ回動範囲を規制する係合縁54が突設されてい
る。そして掃除時に吸込口本体1が床面から浮上
した際に、吸込口本体1は自重で下向きに回動さ
れ、この時係合縁54が係止突起53に係合し、
回動が規制される。このとき風路部50の下側前
部は、前記タービン21,22の前側のノズル部
17の後位置に進出してノズル部17の一部を閉
止し、吸込み気流を絞るようになつている。
このようにして吸込口本体1内には前記吸込口
6からブラシ室5、タービン室12を得て接続管
46に至る通気路55が形成されている。
なお吸込口本体1の下面の吸込口6の後側には
固定ブラシ56が設けられ、さらに前後部に車輪
57,58が設けられている。
次にこの実施例の作用を説明する。
吸込口本体1の接続管46を掃除機の吸込管に
接続して掃除機を駆動すると、吸込口6から塵埃
とともに空気がブラシ室5に吸引され、さらに吸
込み気流は、ノズル部17からタービン21,2
2に吹付けられる。このタービン21,22は、
羽根23,24が吸込み気流を受けて回転され
る。第5図に示すように吸込口本体1の下面が床
面に正常状態で接触しているときには、吸込み気
流は床面との面の通気抵抗で低速で吹付けられる
ので、各タービン21,22の羽根23,24は
第7図に示すように同一位相で回転され、起動時
も確実に回転される。このタービン21,22の
回転で回転軸34が回転され、ベルト45を介し
て回転ブラシ7も回転し、この回転ブラシ7は床
面、特にじゆうたんなどの床面の塵埃を掻き出し
て床面から遊離させ、吸込み口6から吸込み気流
で吸込む。また第4図に示すように、掃除時に吸
込み口本体1が床面から浮上つたときには、床面
との間の通気抵抗が減少し、しかも吸込口本体1
は自重で前側が下方に傾斜され、ノズル部17を
絞り、タービン21,22に吹付けられる吸込み
気流が高速となる。この高速気流がタービン2
1,22に吹付けられ、タービン22の羽根24
がこの高速気流を受けると、このタービン22
は、スプリング30に打ち勝つて回転軸34から
回動し、このタービン22の羽根24は、タービ
ン21の羽根23の略中間に位置され、両タービ
ン21,22の羽根23,24は互い違いにな
り、各羽根23,24は、一度に高速気流を横切
ることがなく、交互に高速気流を横切り、騒音が
低下される。また吸込み気流が低下すると、スプ
リング30によつてタービン22は回転されてそ
の羽根24の位置は、隣接のタービン21の羽根
23と同一の位相となる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、吸込口本体のブラシ室に回転
自在に設けた回転ブラシを、前記吸込口からの吸
込み気流にて回転される二つのタービンにて回転
させるものにおいて、二つのタービンの内一方の
タービンは前記タービン室に軸支した回転軸に対
して回転方向に固定し他方のタービンを回転軸に
対して回動自在に設けるとともに各羽根同志が同
一位相位置に配列されるようにスプリングを介し
て一方のタービンに連結し、前記各二つのタービ
ンを高速回転時に各羽根が交互に位置ずれするよ
うにしたので、吸込口からブラシ室を経てタービ
ン室に吸込まれる吸込み気流が低速の時には、各
タービンの羽根は互いに同一位相位置に配列され
ており、僅かの空気流でも確実に起動し、このタ
ービンの回転でブラシ室に配設した回転ブラシを
回転させ、床面の塵埃を引離して吸込み口から吸
込むことができ、また例えば、吸込口本体1が床
面から浮上した時、吸込口からの吸込み気流が増
大し、吸込み気流が高速となつたとき、各二つの
タービンの羽根が互いに位相がずれており、ター
ビンは高速気流を一度に横切らずに分散させて横
切るため、吸込み気流の高速時に発生する騒音を
低減でき、吸込み気流の低速時の起動性を向上す
るとともに吸込み気流の高速時の騒音を低減でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気掃除機の
吸込口体の分解斜視図、第2図は同上一部を切欠
いた平面図、第3図は同上底面図、第4図は同上
高速気流時の縦断側面図、第5図は同上低速気流
時の縦断側面図、第6図は同上タービンの分解斜
視図、第7図は同上低速回転時のタービンの斜視
図、第8図は同上高速回転時のタービンの斜視
図、第9図は同上接続管の斜視図である。 1……吸込口本体、5……ブラシ室、6……吸
込口、7……回転ブラシ、12……タービン室、
21,22……タービン、23,24……羽根、
30……スプリング、34……回転軸、46……
接続管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 床用吸込口を下面に開口したブラシ室および、
    このブラシ室の後段に形成されこのブラシ室に通
    気口を介して連通されたタービン室を形成しこの
    タービン室の後部にこのタービン室に連通される
    接続管を設けた設けた吸込口本体と、この本体の
    ブラシ室に前記吸込口に臨ませて回転自在に設け
    られた回転ブラシと、前記タービン室に配設され
    かつ前記吸込口からの吸込み気流にて回転されて
    前記回転ブラシを回転させる二つのタービンとを
    具備し、 前記二つのタービンは前記タービン室に軸支し
    た同一の回転軸に隣接して取付けられ一方のター
    ビンを前記回転軸に対して回転方向に固定し、他
    方のタービンを回転軸に対して回動自在に設ける
    とともに各タービンの羽根同志が同一位相位置に
    配列されるようにスプリングを介して前記一方の
    タービンに連結し、 前記二つのタービンは吸込み気流の高速時に各
    タービンの羽根が交互に位置ずれすることを特徴
    とする電気掃除気の吸込口体。
JP18015884U 1984-11-28 1984-11-28 Expired JPH0214734Y2 (ja)

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JP18015884U JPH0214734Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

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Publication Number Publication Date
JPS6196848U JPS6196848U (ja) 1986-06-21
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JP18015884U Expired JPH0214734Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0815471B2 (ja) * 1988-10-12 1996-02-21 株式会社テック 電気掃除機の吸込口体

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JPS6196848U (ja) 1986-06-21

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