JPH02145662A - 難燃性塗膜防水用組成物 - Google Patents

難燃性塗膜防水用組成物

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JPH02145662A
JPH02145662A JP29827088A JP29827088A JPH02145662A JP H02145662 A JPH02145662 A JP H02145662A JP 29827088 A JP29827088 A JP 29827088A JP 29827088 A JP29827088 A JP 29827088A JP H02145662 A JPH02145662 A JP H02145662A
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伸 谷川
Takao Takemoto
竹本 孝夫
Hiroyuki Ota
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ0発明の目的 〈産業上の利用分野〉 本発明は、アクリル酸アルキルエステル又はメタクリル
酸アルキルエステル(以下(メタ)アクリル酸アルキル
エステルという)と塩化ビニリデンを含有する重合体と
トリアジン環を有する化合物を含有する塗膜防水用組成
物に関するもので、防水性能と難燃性を共に満足する事
を特長とする難燃性塗膜防水用組成物に関するものであ
り、さらに本発明の組成物は土木建築用構造物の保護被
覆、化粧等を目的とした表面被覆材料としても優れた特
長を有するものでありますから、広く土木建築分野で利
用出来るものであります。
〈従来の技術〉 近年、構造物の防水にも合成高分子化学の発達に伴って
、合成高分子、特に耐候性の優れたアクリル酸アルキル
エステル系重合体を主体とした各種重合体を水性媒体中
に分散した水性分散体、特にエマルジョンを用いる塗膜
防水工法が盛んに行なわれている。
これら塗膜防水剤に要求される性能としては、建築物の
防水に用いるという機能面から、下地亀裂に対する追従
性、低温時での柔軟性であり、冬季においても構造物の
動きや下地亀裂に追従し、高温時においてもダレ、強度
の低下を生じない事であり、又、塗膜にべたつきがなく
光沢も優れ、耐水性・耐薬品性・耐紫外線性・耐オゾン
性にも優れていて、しかも塗膜上の歩行が可能であるこ
と等があげられている。
従来から、アクリル酸アルキルエステルを重合して得ら
れる重合体は、上記要求性能を十分に満足するものとし
て、特にエマルジョンの形態で、塗膜防水剤として広く
用いられてきた。
ところが、近年、生活環境が過密化してきたため、人命
尊重の面から、あらゆる分野に於て使用される材料を難
燃化することに対する強い要望が出てきている。
例えば、難燃性材料使用に関する法的規制の例を挙げる
と、劇場、公会堂、病院及び百貨店等の人が多数出入り
するところは、不燃材料、準不燃材料及び難燃材料を使
用することが建築基準法によって制定されており、塗料
においても、建築用防火材料認定番号第0003号、0
004号及び0005号等として一部難燃性が義務づけ
られるに至っている。
塗膜防水剤に於いては現在難燃性に関して特別な規制は
ないが、特に危険物を取り扱う施設等では、消防法の危
険物関係通達「屋外貯蔵タンクの保温剤としてのウレタ
ンフオームの難燃性の判断基準について」に於ける難燃
性試験に合格する事が望まれる様になっており、今後ま
すますこの傾向は強(なると思われる。
ところが、従来型の塗膜防水剤の殆どは可燃性のもので
あった。
従って、塗膜防水剤を難燃化するということが当然必要
となり、難燃化の目的で、各種の方法が検討されてきて
いる。
その主な方法として、難燃剤を添加する方法、不燃性無
機充填剤を添加する方法、重合体自身を難燃化する方法
等が挙げられる。
例えば、難燃剤を添加する方法としては、難燃剤として
公知のパークロロペンタシフロブ男ン、トリス(クロロ
モノプロピル)フォスフェート、ヘキサブロモベンゼン
、トリス(クロロブロモプロピル)フォスフェート等の
ハロゲンリン化合物および難燃助剤としての二酸化アン
チモン、ジクミルパーオキサイド等を用いる方法である
しかし、これらを用いる方法は難燃剤の経時的な逸散、
得られる塗膜の強度及び光沢の低下、さらにコストが高
くなるということなどにより好ましい方法ではない。
不燃性無機充填剤を添加する方法としては、安価に入手
し得るカルシウムやシリカを始めとする種々の金属酸化
物及び水酸化物等の無機充填剤を配合する方法である。
しかし、これらの無機物は大量に配合しなければ効果の
無いものがほとんどであり、しかも発煙量を抑えるのが
主目的で難燃力そのものは弱いものである。更に、得ら
れた塗膜は、上記無機物を多量に含有するため、樹脂本
来の機械的性質等を著しく損なう点において、使用に限
界があり、防水性能と難燃性を共に満足させる事は困難
である。
重合体自身を難燃化する方法は、可燃性の重合体をより
難燃性の重合体に代えることによって難燃化を行なうも
ので、ポリアセタール等の含酸素重合体をオレフィン系
やスチレン系重合体に、オレフィン系やスチレン系重合
体をフェノール樹脂、ポリカーボネート、含窒素重合体
、含ハロゲン重合体にかえる事により行なわれる。
しかし、上記の手法で得られる重合体は、柔軟性に乏し
く、塗膜防水剤の様に、低温時の柔軟性や下地の亀裂に
対する追従性等、高度の伸び性能が要求される用途には
使用できなかった。
すなわち、防水性能と難燃性を共に満足しうる塗膜防水
剤は、今まで全く知られていなかった。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明者等は、上記従来の技術では解決し得なかった防
水性能と難燃性を共に満足しうる塗膜防水剤について、
特に塗膜防水剤としての要求性能を十分に満足するもの
として、エマルジョンの形態で、塗膜防水剤として広(
用いられてきたアクリル酸アルキルエステル系重合体の
塗膜防水剤としての性能を保持したままで、該重合体に
[燃性を付与することを課題として、種々の検討を行な
った。
口1発明の構成 く課題を解決するための手段〉 本発明者等は、上記課題を解決するために種々の検討を
行なった結果、特定の単量体成分、即ち(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル/塩化ビニリデンを構成単量体と
する重合体(以下合成樹脂という)とトリアジン環を有
する化合物を分散させてなる水性分散体からなる塗膜防
水用組成物は、耐候性・強度・柔軟性・耐水性・難燃性
等に優れ、躯体の変形に対しても十分に追従することを
見いだし、極めて優れた防水性能並びに難燃性能を有す
る塗膜防水用組成物であること見いだして、本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明は炭素数4〜10のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸アルキルエステルの1種以上と塩
化ビニリデンを、構成単量体として同一構造体中に含有
する重合体、又は異なる構造体中に前記単量体のそれぞ
れを別々に或いは一緒に含有する二種以上の重合体の混
合物と、トリアジン環を有する化合物の水性分散体であ
ることを特徴とする難燃性塗膜防水用組成物に関するも
のである。
○合成樹脂 本発明においては、炭素数4〜10のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸アルキルエステルの1種以上と塩
化ビニリデンを構成単量体として同一構造体中に含有す
る重合体、又は異なる構造体中に前記単量体のそれぞれ
を別々に或いは一緒に含有する二種以上の重合体の混合
物が合成樹脂として用いられるのであるが、それを得る
ための方法としては以下の様なものが挙げられる。
(1)(メタ)アクリル酸アルキルエステルと塩化ビニ
リデン若しくはそれらの単量体とその他の単量体の水性
媒体中での共重合。
(2)(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含有する
単量体を重合して得られた重合体と塩化ビニリデンを含
有する単量体を重合して得られた重合体との混合。
本発明において用いられる合成樹脂は、それを構成する
単量体として、炭素数4〜1oのアルキル基を有する(
メタ)アクリル酸アルキルエステルの1種以上と塩化ビ
ニリデンを必須とするものであり、その構成割合は以下
の様なものである。
すなわち、塩化ビニリデンは全単量体中で10〜60重
量%の範囲であることが好ましく、さらに好ましくは1
5〜40重世%である。塩化ビニリデンの割合が10重
量%を下回ると十分な難燃性を与えるのが困難になり、
60重量%を超えると塗膜の柔軟性や耐候性が劣る様に
なり十分な防水性能を得ることが困難になるので好まし
くない。
又、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと塩化ビニリ
デンの合計量は、所望により使用される他の単量体を合
わせた全単量体中の80重量%以上となる様に使用する
のが好ましい。その量が80重量%を下回ると、塗膜の
柔軟性や耐候性が劣り十分な防水性能が得られ難くなる
ので好ましくない。
尚、炭素数4〜10のアルキル基を有する(メタ)アク
リル酸アルキルエステルの具体例としては、ブチル、イ
ソブチル、2−エチルヘキシル、nオクチル、n−ヘキ
シルの如きアルキル基を有するアクリル酸、またはメタ
クリル酸のエステルを挙げることかできる。
本発明にとり、炭素数が4より小さいアルキル基を有す
るエステルは耐アルカリ性の点で、炭素数が10を越え
るアルキル基を有するものは耐寒性の低下の点で、前記
課題を解決するための単量体として、すなわち、本発明
の合成樹脂を構成する必須の単量体とすることは出来な
い。
本発明の合成樹脂を構成する単量体として、所望により
、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル及び塩化ビ
ニリデンに加え、その他の各種の共重合性単量体も使用
できる。それらの例としては、アクリル酸、メタクリル
酸、アクリロニトリル、エチレン、酢酸ビニル、塩化ビ
ニル、スチレン、ブタジェン、上記(メタ)アクリル酸
アルキルエステル以外の(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル、イタコン酸、マレイン酸、クロトン酸等が挙げ
られる。中でも、アクリル酸、メタクリル酸およびアク
リロニトリルは、適量併用することによりエマルジョン
の安定性向上や機械性状等を改良するのに役立つ場合が
多く、併用される単景体として好ましいものである。
本発明に於て用いられる合成樹脂としては、通常公知の
乳化剤を用いて常法により前記単量体を重合して得られ
るエマルジョン状態のものが、水′性分散体とした際の
安定性の面からも、又、容易に得られる面からも好まし
い。尚、エマルジョンとしては通常の固形分濃度が30
〜70%のものでよい。さらに、該エマルジョンのpH
値は5〜9であることが安定性の面より好ましく、アン
モニア水溶液、アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等を用いて、エマルジョンのpif値が調整された
ものが好ましい。ただし、pH値5以下の酸性領域のエ
マルジョンでも、安定性のよいエマルジョンであれば、
本発明の目的を達成するうえで十分使用できるものであ
る。
本発明に於ける難燃性塗膜防水用組成物の他の成分であ
るトリアジン環を有する化合物は防水塗膜の難燃性を向
上させる効果を有するものであり、又体質顔料としても
作用するものであり、前記合成樹脂100重景装置対し
2〜100重量部配合するのが好ましく、さらに好まし
くは2〜40重量部の配合量である。配合量が2重量部
を下回ると難燃性付与効果を与えるのが困難になり、1
00重量部を超えると塗膜の柔軟性や強度を損ないがち
であり避けるのが望ましい。
ここで、トリアジン環を有する化合物としては、メラミ
ン及びその誘導体並びにそれらの重合体を好ましい化合
物として挙げることができる。
尚、メラミン誘導体とは、メラミンのアミノ基の部分が
、置換された化合物のことを意味し、具体的には、メチ
ロールメラミン、メラミンシアヌレート等を挙げること
が出来る。
又、メラミン及びその誘導体の重合体の具体例としては
、メラミン/(アセト又はベンゾ)グアナミン/フェノ
ール、クレゾール又はジメチルフェノール/ホルムアル
デヒド重縮合物、メラミン/(アセト、ベンゾ又はホル
ム)グアナミン/ホルムアルデヒド/アルキルモノアル
コール(C1〜Clt )重縮合物、メラミン/(アセ
ト、ベンゾ又はホルム)グアナミン/ホルムアルデヒド
重縮合物、メラミンアミノ樹脂、メラミン/アルキル(
CI。〜C2゜)グリシジルエーテル/ホルムアルデヒ
ド重縮合物、メラミン/エチレン尿素/ホルムアルデヒ
ド/メタノール重縮合物、メラミン過酸化水素付加化合
物、メラミン/グアニジン/ホルムアルデヒド重縮合物
、メラミン/p−トルエンスルホンアミド/ホルムアル
デヒド/アルキルモノアルコール(C+〜C、)重縮合
物、メラミン/パラトルエンスルホンアミド/ホルムア
ルデヒド重縮合物、メラミン/(フェニル、ベンジル又
はトリル)スルホンアミド/ホルムアルデヒド重縮合物
、メラミン/フェノール、クレゾール又はジメチルフェ
ノール/ホルムアルデヒド重縮合物、メラミン/フェノ
ール/p−トルエンスルホンアミド/ホルムアルデヒド
重縮合物、メラミン/ヘキサメチレンテトラミン/ホル
ムアルデヒド重縮合物、メラミン/ベンゾグアナミン/
ポリ (10〜40)オキシアルキレン(02〜C1)
ポリオール又はポリ(2〜10)エステルポリオールア
ジペート/ブタンジオールとトリレンジイソシアネート
/ヘキサメチレンジイソシアネート/キシリレンジイソ
シアネート/モノエタノールアミン及び尿素との反応物
/ホルムアルデヒ重縮合吻、メラミン/ホルムアルデヒ
ド/アルキル(02〜CI?)カルボン酸アミド/メタ
ノール重縮合物、メラミン/ホルムアルデヒド/アルキ
ル(CI−CIz)モノアルコール/アルキル(02〜
C1゜)多価(2〜4)アルコール重縮合物、メラミン
/ホルムアルデヒド/アルキルモノアルコール(C+〜
C1□)重縮合物、メラミン/ホルムアルデヒド/アル
キレン(02〜C62)グリコール重縮合物、メラミン
/ホルムアルデヒド/アルキレン(C+◇〜C+s)ポ
リ(2〜4)オール/アルキレン(C+〜C1)ポリ(
1〜3)アミン重縮合物、メラミン/ホルムアルデヒド
重縮合物のジシアンジアミド変性物、メラミン/ホルム
アルデヒド11 合物、メラミン/ホルムアルデヒド/
スルホン酸軽金属塩(ナトリウム、カリウム、マグネシ
ウム、カルシウム)重縮合物、メラミン/ホルムアルデ
ヒド/メタノール重縮合物、メラミン/リグニン/ホル
ムアルデヒド重縮合物、等である。
本発明に於て、最も好ましく用いられるのはメラミンで
あり、メラミンは比較的少量の添加で難燃性を著しく向
上させ、しかも得られる樹脂組成物の比重、色調、機械
的性質例えば、引張り強度、限界伸び率等を損なわず、
また塗膜のべたつきを低減させ、しかも価格的に安価で
あるという点で優れている。
又、公知の無機質難燃補助剤を本発明組成物に併用する
と、難燃性をさらに向上させることが可能になり、無機
質難燃補助剤の中でも好ましいのは三酸化アンチモンで
ある。無機質難燃補助剤は前記合成樹脂100重量部に
対して30重量部以下、好ましくは0.5〜20重量部
配合される。30重量部を超えて配合しても、それに対
応した効果が見られないばかりか、塗膜の耐水性を低下
させることになり好ましくない。
特に、低温時に柔軟性を有し、かつ高度の難燃性が要求
される用途には、本発明に於ける難燃性塗膜防水用組成
物に、上記三酸化アンチモン等の無機質難燃補助剤を併
用することが好ましい。
更に、三酸化アンチモン等の無機質難燃補助剤を併用し
難燃性を向上させた組成物の難燃性をさらに向上させる
ためには、さらに亜鉛化合物を併用するのが好ましく、
亜鉛化合物として好ましいものは酸化亜鉛である。亜鉛
化合物は前記合成樹脂100重量部に対して30重量部
以下、好ましくは0.1〜10重量部配合することが好
ましい。
30重量部を超えて配合しても、それに対応した効果は
認められない。
なお、上記亜鉛化合物の併用は、難燃性を向上させる効
果の他に、(メタ)アクリル酸アルキルエステル及び塩
化ビニリデン以外の所望により共重合された単量体に起
因するカルボキシル基、及び(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルのケン化によって生じたカルボキシル基等と
、亜鉛化合物が水中で解離することによって生じる亜鉛
イオンとの塩漬架橋により、塗膜に強靭性を付与し、さ
らに塗膜のべたつきを低減する等の効果をも有し、ルす
るという効果をも生じる。又、特に酸化亜鉛を使用する
場合は本発明の難燃性塗膜防水用組成物のpHを高アル
カリ性にする事なく、かつ得られた塗膜は十分な塩漬架
橋効果を示し、さらに色調、黄変性に優れる等、特に優
れた効果を得る事ができる。
本発明に於ける難燃性塗膜防水用組成物の難燃性をさら
に向上せしめる目的で通常公知の難燃剤や、安価に入手
し得るカルシウムやシリカを始めとする種々の金属酸化
物及び水酸化物等の無機充填剤を、本発明の組成物に配
合することはもちろん可能である。
しかし、これらの難燃剤や無機物は大量に配合しなけれ
ば効果の無いものがほとんどであり、得られた塗膜は、
上記難燃剤や無機物を多量に含有するため、樹脂本来の
機械的性質等を著しく損なう点において、使用に限界が
あり、配合するとしても、通常前記合成樹脂100重量
部に対し、100重量部以下におさえるのが好ましい。
本発明の塗膜防水用組成物に必要に応じて可塑剤も併用
出来るが、この場合大量に使用すると塗膜の機械的性質
を損なうばかりでなく、可塑剤のブリードにより塗膜の
美観を損ねる等好ましくない性質を誘発するので、使用
はできるだけ控えるべきであり、前記合成樹脂100重
景重景対して、10重量部以下におさえるのが好ましく
、さらに好ましくは5重量部以下であるのが良い。
用いられる可塑剤としては、特に制限されるものではな
いが、難燃性を付与し、かつブリードの少ない可塑剤を
適宜選択して用いることがより好ましい。
難燃性を付与し得る可塑剤としては、トリス(クロロエ
チル)ホスフェート、トリス(2−クロロエチル)ホス
フェート、トリス(クロロプロピル)フォスフェート、
トリス(2−クロロプロピル)フォスフェート、エチレ
ンビス(ビスクロロエチルフォスフェート)、ビス(ク
ロロプロピル)モノオクチルフォスフェート、ポリオキ
シエチレンビス(ビスクロロエチルフォスフェート)、
2.2゜ビス(クロロクロロメチル)プロピレンビス(
ビスクロロエチルフォスフェート)、クロロエチルフォ
スフェートオリゴマー、ビス(2,3,−ジブロモプロ
ピル) 2,3.−ジクロロプロピルフォスフェート等
の含塩素リン酸エステル、トリメチルフォスフェート、
トリエチルフォスフェート、トリブチルフォスフェート
、トリオクチルフォスフェート、トリプトキシエチルフ
ォスフェート、トリフェニルフォスフェート、トリクレ
ジルフォスフェート、トリキシレニルフォスフェート、
クレジルジフェニルフォスフェート、オクチルジフェニ
ルフォスフェート、キシレニルジフェニルフォスフェー
トなどのリン酸エステル等がある。
なお、難燃性付与効果のない可塑剤を本発明の精神を逸
脱しない範囲内で使用することも、当然可能である。
又、本発明難燃性塗膜防水用組成物に紫外線吸収剤を配
合することも可能であり、用いられる紫外線吸収剤とし
ては、例えば、フェニルサリシレート、4−t−プチル
フェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレ
ート、2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ4−オクトキシベンゾフェノン、5−クロロ2−
ヒドロキシベンゾフェノン、置換アクリロニトリル等で
ある。
本発明の難燃性塗膜防水用組成物に必要に応じて、常法
どおりに骨材、単繊維、界面活性剤、粘度安定剤、消泡
剤等を配合することはもちろん可能である。
骨材としては、例えば、タルク、マイカ、酸性白土、珪
藻土、カオリン、石英、鉄粉、フライアッシュ、チタン
ホワイト、リトポン、バライタ、木粉、ジルコニア、パ
ーライト、ひる石、シラスバルーン、カーボンブラック
、ホワイトカーボンなどが用いられる。
添加量は、合成樹脂100重量部に対して、loooi
im部以下が好ましく、さらに好ましくは10〜100
重量部である。骨材を1000重量部以上配合すると、
塗膜の柔軟性を損失し、十分な防水性能を発揮すること
が困難になる。
また単繊維としては、無機繊維状物、天然繊維又は合成
繊維を用いる事ができ、具体例としては、石綿、岩綿、
グラスウール、スラグウール、パルプ、ポリエチレン繊
維、ポリ塩化ビニル繊維、ビニロン繊維、ナイロン繊維
、アクリル繊維、ポリエステル繊維、木綿、麻、などが
用いられる。
添加量は合成樹脂100重量部に対して50重量部以下
が好ましく、より好ましくは0.2〜10重量部である
。短繊維を50重量部以上上記すると、樹脂本来の伸び
性能を著しく阻害し、柔軟性を乏しいものとするので好
ましくない。
界面活性剤は、骨材の分散性を良好ならしめる為に用い
られるものであるが、かかる界面活性剤としては、例え
ばポリオキシエチレンのアルキルまたはアルキルフェノ
ールなどのエーテル類、ポリオキシエチレンのソルビタ
ン脂肪酸などのエステル、オキシエチレンーオキシブロ
ビレンブロックボリマーなどがあげられる。
かかる界面活性剤は合成樹脂100重景重量対して、0
.05〜55〜5重量部程合する事が好ましく、この配
合量が少ない場合、骨材の安定な混和が困難になり、多
い場合塗膜の強靭性が低下する傾向にある。
粘度安定剤としては、例えば、リグニンスルホン酸、ポ
リアクリル酸、ポリメタクリル酸、トリポリリン酸等の
ソーダ、カリ、アンモニウム塩などが用いられ、その配
合量は合成樹脂100重量部に対して、0.1〜5重量
部程度が好ましい。この配合量が少ない場合、粘度安定
剤としての効果が発揮されず、多い場合は、塗膜の耐水
性が劣る傾向にある。
又、消泡剤としては、オクチルアルコール、カプリルア
ルコール、ラウリルアルコール、シクロヘキサノール等
があり、その配合量は合成樹脂100重量部に対して、
0.005〜0.2重量部程度が好ましい。
本発明に於ける難燃性塗膜防水用組成物は、防水すべき
構造物表面に、塗布または吹き付けて塗膜を形成させる
が、該組成物の粘度は300cps以上(B型粘度計:
30rpm、o−ターNO,2,20″C)が好ましく
、1000〜50000cps程度にするように調節す
るのがより好ましい。
粘度が300cpsより小さいとレベリング性が高すぎ
て、−度に厚塗りする事が難しくなり、また高粘度の場
合には、厚塗りのできる利点はあるが、高粘度すぎる時
は、塗工性に難点が生じる傾向にある。
又、本発明の塗膜防水用組成物は、自由に着色する事が
出来、着色剤は通常の染料、顔料が用いられる。
本発明組成物を塗布するに際しては100μ以上、好ま
しくは300〜3000μとなるように塗布する事がよ
い。膜厚が薄すぎると、下地亀裂等に対する追従性が低
下して漏水の原因になり、また膜厚を増せば、上記追従
性を向上し、亀裂、ひび割れがなくなるが、厚すぎても
それに対応した効果の向上は認められない。
又、躯体にあらかじめ下地処理剤を塗布してから、本発
明難燃性塗膜防水用組成物を塗布することも可能である
下地処理剤としては、エポキシ樹脂エマルジョン、−C
の市販のエマルジョンタイブミあるいは溶剤タイプの塗
料、または粘着剤などがある。
又、本発明の難燃性塗膜防水用組成物の使用に際し、防
水を行なおうとする構造物の目地°部や隙間部の空隙の
大きな箇所にはシーリング剤、モルタル及び合成樹脂エ
マルシロンを混入したセメント混合物等であらかじめ空
隙を埋めておいてから、本発明の防水用組成物を塗布す
ることも好ましいことである。
又、本発明の塗膜防水用組成物の上に塗膜の保護や美装
を目的にしてアクリル樹脂やアクリルウレタン樹脂を処
理する事が出来る。ただし、塗布量を多くすると難燃性
能が損なわれるので、塗膜厚みを300μ以下にするこ
とが好ましい。
本発明の難燃性塗膜防水用組成物を適用し得る対象は、
一般の土木建築用構造物であり、例えばコンクリート、
モルタル、ALC板や石膏ボード等の軽量剤、鉄板やア
ルミ等の金属、ベニアその他の木材等で構成された部分
に対して使用可能である。
く作用〉 メラミン樹脂が難燃性であることは知られており、メラ
ミンそのものを難燃剤として試験してみた例も存在する
が、水性分散体中、特に特定の合成樹脂とトリアジン環
を有する化合物が併用された水性分散体が、優れた難燃
性塗膜防水用の組成物としての効果を生み出すというこ
とについては、従来全く知られておらず、本発明者等が
始めて見出したことである。この効果がいかなる作用に
より奏されるものかは不明であるが、(メタ)アクリル
酸アルキルエステルと塩化ビニリデンを含有する重合体
とトリアジン環を有する化合物が併用されて始めて奏さ
れるものである。
又、トリアジン環を有する化合物は、塩化ビニリデンを
構成単量体として含む重合体からなる水分散系塗膜形成
性組成物が、通常有している、塩化ビニリデン単位に由
来する脱塩酸による経時的な分散安定性の低下という不
安定性を、トリアジン環の塩素イオン補足作用により解
消するものと思われるが、塩化ビニリデンを構成単量体
として含む重合体からなる本発明の組成物に、経時安定
性を与える七いう、従来からの知見とは相反する特異な
効果を生み出すという優れた作用も認められる。
〈実施例〉 以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明の難燃性塗
膜防水用組成物についてさらに具体的に説明する。
なお、本発明は実施例のみに限定されない。
実施例及び比較例における試験は次のとうりである。
試験に供した塗膜は、厚さ1±0.21とした。
(1)皮膜物性 J TS−A−6021rアクリルゴムの屋根防水用塗
膜剤の試験」に準拠して、無処理20℃の引張り試験を
行なった。
(2)耐候性 J l5−A−6910に準拠して、JIS−A−14
15による紫外線処理1000時間後の塗膜外観を目視
観察した。
(3)難燃性 消防法 危険物関連通達[屋外貯蔵タンクの保温側とし
てのウレタンフオームの難燃性の判断基準」の試験に基
すき、燃焼時間、燃焼長さを測定した。難燃性の良否の
判定は、燃焼時間が120sec以下、燃焼長さが60
mm以下のものを、良好とした。
(4)成膜性 難燃性塗膜防水用組成物の塗布24時間後の成膜状態を
目視観察した。
実施例1 後記の表−1に示したへの組成物を、62°Cで9時間
反応させた後、アンモニア水を添加してpHを7.5に
調節し重合体水分散液Aを調製した。
次に、後記の表−2に示した実施例1の組成に従い、重
合体Aの水分散液(固形分)100重量部、パルプ2重
量部、メラミン23重量部、炭酸カルシウム10重量部
、酸化チタン4重量部、三酸化アンチモン10重量部、
分散剤(ポリアクリル酸ソーダ)重11部、増粘剤(ポ
リアクリル酸)2重量部、消泡剤(日華化学工業■:E
P−30)0.2重量部を均一に混合し、難燃性塗膜防
水剤スラリーを調製した。このものの粘度は18000
cpsであった。
得られた難燃性塗膜防水剤スラリーについて前述の試験
法に従い、各項目について試験した結果は表−2に示し
たように、塗膜物性、難燃性、耐候性、成膜性のいずれ
も良好な結果を示した。
実施例2〜3 実施例1の方法に準じて、表−1に記した重合体の水分
散液BおよびCを調製した後、表−2の実施例2および
3の難燃性塗膜防水剤スラリーを調製し、各試験を実施
した。
結果は表−2に示したように、いずれも良好な結果を示
した。本実施例に示される通り、塩化ビニリデン含有量
の多い合成樹脂を使用する場合は、メラミンの使用量を
減らしても、十分な難燃性を得る事ができる。
実施例4 実施例1の方法に準じて、表−1に記した重合体の水分
散液Aを用いて、表−2の実施例4の難燃性塗膜防水剤
スラリーを調製し、各試験を実施した。
結果は表−2に示したように、良好な結果を示した。
特に、実施例1と比較すると、酸化亜鉛の塩漬架橋効果
により塗膜が強靭となり、さらに難燃性が大きく改善さ
れているのがわかる。
実施例5 実施例1の方法に準じて、表−1に記した重合体の水分
散液E及びFを調製した後、表−2の実施例5の難燃性
塗膜防水剤スラリーを調製し、各試験を実施した。
結果は表−2に示したように、良好な結果を示した。
この結果から明らかであるが、本発明の難燃性塗膜防水
用組成物として不適な単量体組成をもつ合成樹脂、すな
わち重合体の水分散液Fは塩化ビニリデンを含んではい
ないが、塩化ビニリデンを含んでいる重合体の水分散液
Fをブレンドすることにより、水分散体中の合成樹脂に
おける塩化ビニリデンの含有量を調節すると(重合体の
水分散液EとFのブレンドにより合成樹脂中の塩化ビニ
リデンの含有量は全樹脂100重量部に対して18重量
部であり分散液Aと同等)、難燃性塗膜防水用組成物と
して十分な性能を発揮し得る事を示している。
このことは、本発明の広い汎用性を示すものである。
比較例1〜2 実施例1の方法に準じて、表−1に記した重合体の水分
散液A及びBを用いて表−2の比較例1及び2の塗膜防
水剤スラリーを調製し、各試験を実施した。
結果は表−2に示したように、本発明組成物以外のもの
は、難燃性を有する塗膜防水剤としては優れていない。
すなわち、比較例1のごとき塩化ビニリデンを含有して
いないものは、メラミンを使用しても、難燃性が非常に
劣っている。また、比較例1に認められるように、実施
例1と同じ合成樹脂を用いても、一般的に難燃剤として
好んで用いられる水酸化アルミニウムを主として用いた
場合は、実施例1と比較して難燃性の向上はほとんど見
られない。
−(以 下 余 白)− ハ0発明の効果 本発明の組成物は、防水性と難燃性に優れた塗膜防水用
の組成物であり、難燃性材料使用に関する法的規制を受
ける劇場、公会堂、病院、及び百貨店等の建造物に対す
る塗膜防水剤として、或いは消防法により規制を受ける
おそれのある危険物取扱施設等に対する塗膜防水剤とし
て広く利用されるものであって、火災による人命損失の
防止に多少とも寄与できるという効果を奏しうるもので
あり、土木建築業界に貢献するところ大なるものであり
ます。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、炭素数4〜10のアルキル基を有するアクリル酸ア
    ルキルエステル又はメタクリル酸アルキルエステルの1
    種以上と塩化ビニリデンを、構成単量体として同一構造
    体中に含有する重合体、又は異なる構造体中に前記単量
    体のそれぞれを別々に或いは一緒に含有する二種以上の
    重合体の混合物と、トリアジン環を有する化合物の水性
    分散体であることを特徴とする難燃性塗膜防水用組成物
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