JPH02145364A - 記録ヘッド - Google Patents

記録ヘッド

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JPH02145364A
JPH02145364A JP63298186A JP29818688A JPH02145364A JP H02145364 A JPH02145364 A JP H02145364A JP 63298186 A JP63298186 A JP 63298186A JP 29818688 A JP29818688 A JP 29818688A JP H02145364 A JPH02145364 A JP H02145364A
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JP
Japan
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power supply
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recording head
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element array
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JP63298186A
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Akira Yamamoto
晶 山本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの記
録装置に用いられる印字素子列を有する記録ヘッド、す
なわち感熱記録や熱転写記録に用いられる発熱素子列記
録ヘッド、イオンフロー記録ヘッド、多針電極記録ヘッ
ド、LEDアレイ記録ヘッド、LCDプレイ記録ヘッド
、EL発光素子アレイ記録ヘッド、インクジェット素子
アレイ記録ヘッドなどの記録ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
第8図へは、従来の記録ヘッドの一構成例を示す斜視図
で、第8図(Ellは、そのA−A’線に沿った断面図
である。101は印字素子列及び該印字素子列に給電す
るための給電用電極とを備えた積層電極部材で、該積層
電極部材101は、支持板102に給電用電極を有する
面101 a  を背面にして貼り合わせて支持されて
いる。支持板102には中央に印字幅に亘る切欠部10
3が形成されており、該切欠部103から積層電極部材
101の印字素子列を有するスクリーン電極面101 
b が露出するようになっている。そして積層電極部材
101のスクリーン電極面1O1b の配置面とは反対
側に、バックボーン104が取り付けられ記録ヘッド1
05を構成している。
このように構成された記録ヘッド105を記録装置本体
へ装着する場合は、支持板102のガイド面102 a
  と、給電用電極を有する面101 a  の電極列
の外側の部分で、装置本体側に設けられているガイド部
材によってガイドされて装着され、そして積層電極部材
の給電用電極に対して給電部材を弾性的に押圧接触して
給電するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の記録ヘッドは上記のように、バックボーン104
と支持板102により積層電極部材101が平面状に保
持されて構成されているため、記録ヘッド全体が幅広と
なり、そのため記録装置本体側の記録ヘッドをガイドし
保持する機構や、更には記録ヘッドの給電用電極への給
電部材が大型化してしまうという問題点がある。
また上記の如く記録ヘッドは積層電極部材101が平面
状に保持されて構成されているものであるため、厚み方
向の強度が小さいものであり、したがって積層電極部材
101の給電用電極面に給電部材を押圧接触させた場合
、第9図において点線で示すように長手方向に大きな撓
みを生じ、それにより貼り合わせ部分が剥がれたりする
危険性がある。これを防止するためには、装置本体側の
記録ヘッドガイド面を支持する部材を強固なものにしな
ければならず、装置が大型化してコストアップになると
いう問題点がある。
本発明は従来の記録ヘッドにおける上記問題点を解消す
るためなされたもので、撓みを低減し、十分な接触信頼
性を確保しながらコンパクトに装着可能な記録ヘッドを
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段及び作用〕上記問題点を解
決するため、本発明は、像担持体に像を記録するための
印字素子列と、この印字素子列に給電するための給電用
電極列と、前記印字素子列と給電用電極列を支持する支
持体とを有し、前記給電用電極列は、前記支持体におい
て前記印字素子列が設けられている面に垂直で且つ印字
素子列に沿った仮想面に対してほぼ対称に傾斜して形成
した2つの面に分割して設けて構成するものである。
このように構成することにより、給電用電極列に対する
給電部材の接触圧力の中、上記記録ヘッドの仮想面に垂
直な方向の分力は相殺されるので、記録ヘッドの上記仮
想面に沿った厚みを小さくし、給電部材による十分な接
触圧力を加えても、記録ヘッドは撓むことはなく、した
がって十分な接触信頼性をもちながらコンパクトに装着
可能な記録ヘッドが得られる。更に印字素子列の配置側
の位置決め部への当接力を給電部材の接触圧力の分力と
して引き出すことができる。
また本発明は、前記支持体の形状を、該支持体に設けら
れた印字素子列の配列方向に垂直な面における該支持体
の断面2次モーメントが前記給電用電極列の設けられた
面の法線方向において最大となるように構成するもので
ある。
このように構成することにより、支持体の強度が有効に
利用されて、給電部材の接触圧力の影響を受けにくくす
ることができ、コンパクトで接触信頼性の高い記録ヘッ
ドが得られる。
更にまた本発明は、前記給電用電極列を支持体における
平行な2つの面の互いに対向する位置に分割して設けて
記録ヘッドを構成するものである。
このように構成することにより、給電用電極列に対する
給電部材の接触圧力は互いに相殺され、撓みが阻止され
て同様にコンパクトで接触信頼性の高い記録ヘッドが得
られる。
〔実施例〕
以下実施例について説明する。第1図へは、本発明に係
る記録ヘッドの一実施例として、プリンターに用いるイ
オンフロー記録ヘッドであるイオンカートリッジを示す
斜視図で、第1図■〉は、その断面図である。イオンカ
ートリッジlは、アルミニウム又は高剛性のプラスチッ
クからなるバックボーン2に、各種電極や絶縁層、接着
剤等をフレキシブルなシート状に重ね合わせた積層電極
部材3を貼り合わせて構成されている。この積層電極部
材3の最上層は保護、絶縁のためのラミネート層4とな
っている。そしてこのラミネート層4は作像面となる像
担持体に対向し印字素子列を構成するスクリーン電極面
5と各給電用電極列6のみを露出させている。露出した
スクリーン電極面5の両端部には像担持体との間隔を一
定に保持するためのスペーサ7が設けられている。なお
給電用電極列6中、6aはフィンガー電極給電用電極、
6bはスクリーン電極給電用電極、6Cはカートリッジ
不在検知用電極である。
バックボーン2は、第1図田)に示すように、多角形状
の断面を有する偏平な多角柱で形成されており、第1図
田)において左側の短辺部がスクリーン電極面5の配置
部となり、右側の上下2つの傾斜面が給電用電極列6の
配置面となっている。なおイオンカートリッジlの書き
込みデータ制御用電極への給電用電極は上下両傾斜面に
分割形成され、イオン放電電極への給電用電極は上側の
傾斜面にのみ形成されるようになっている。積層電極部
材3のバックボーン2への貼り付けはバックボーン2の
一方の傾斜面の右端から始まり、スクリーン電極面配置
部用短辺を経由して裏側へ回り、他方の傾斜面の右端に
達するように貼り付けられている。この積層電極部材3
の厚さは、はぼ0.1閣〜IMである。またバックボー
ン2の断面形状は後述する種々の要因により、第1図田
)に示した形状とは異なる形状のものを用いることがで
きる。
このように構成したイオンカートリッジ1はオペレータ
が手動で交換可能に記録装置本体に装着されるようにな
っており、そのためバックボーン2の一端にはスラスト
方向位置決め用ビン8が取り付けられており、また反対
側の端面にはグリップが取り付けられている。
第2図は、第1図へ、■)に示したプリンターの記録ヘ
ッドであるイオンカートリッジをプリンターに装着した
場合の周辺部の構成を示す断面図である。イオンカート
リッジ1はドラム状像担持体10に対して水平面から約
28°上方に傾いた状態で保持されている。このイオン
カートリッジ1の配置位置より像担持体10の回転方向
下流側に沿って現像器11.転写用コロナ帯電器12.
クリーニングユニット13.バイアスローラ14. イ
レーザ15.マグネツト16などが配設されている。イ
オンカートリッジ1はその上下面を装置本体に取り付け
られているタイバー22.23にガイドされ、後方から
上側及び下側ドライバー基板18.19に支持された給
電コネクタ21の圧接力を受け、スクリーン電極面5が
スペーサ7を介して像担持体lOに押し付けられるよう
にして保持されている。
第3図は、イオンカートリッジlの保持部及び駆動部の
構成を示す断面図である。31は本体フレームに位置決
め固定されているガイドフレームで、略コ字型の受は皿
状に形成されており、その底部にはイオンカートリッジ
制御用高圧電源基板32及び2つの冷却ファン33が設
置されている。このガイドフレーム31の両側板にはそ
れぞれ2個所の切り起こし部34.35が設けられてい
て、該切り起こし部34.35上にはスライドフレーム
36が!!2置されている。このスライドフレーム36
はガイドフレーム31よりひとまわり小さいコ字型形状
を有しており、その底部は冷却ファン33と対向する部
分で大きく切り欠かれている。
スライドフレーム36の切欠部以外の残された底部には
、位置決めピン37とそれにより位置決めされた下側ド
ライバー基板19が取り付けられている。
一方、上側ドライバー基板18は下側ドライバー基板1
9との間で位置決めされると同時に、基板間接続端子に
より電気的に結合され、更にその後端部でスライドフレ
ーム36に固定されている。イオンカートリッジlの書
き込みデータ制御用電極へ給電するための給電用電極は
上下両傾斜面に分割配置されており、一方イオン放電電
極へ給電するための給電用電極は上側傾斜面にのみ配置
されているので、上側ドライバー基板18には書き込み
データ制御用回路とイオン放電電極駆動回路が形成され
ており、下側ドライバー基板19にはイオン放電電極駆
動回路が配置されている。
上側ドライバー基板18と下側ドライバー基板19の像
担持体lO寄りの端部には、一対のイオンカートリッジ
用給電コネクタ21が装着されており、この給電コネク
タ21は多数の給電ばね38を有している。この各給電
ばね38はイオンカートリッジ1に設けられている給電
用電極列6と高精度に位置決めされる必要がある。その
ため上下両基板18.19の相対的な位置決めは、給電
コネクタ21自身に設けられた位置決めピンと係合孔と
の保合によって行われている。また上下両基板18.1
9とイオンカートリッジlとの位置決めは、イオンカー
トリッジ1を位置決め保持しているタイバー23に設け
られているピン40と、上下両基板18.19を支持し
ているスライドフレーム36の一端との保合により定め
られている。
カム軸39はガイドフレーム31に軸支され、スライド
フレーム36の上方への動きを規制するようにガイドフ
レーム31の両側板間に掛は渡されており、その両端に
はカム41が設けられている。そしてカム軸39の回動
に伴い、スライドフレーム36に形成されているカムフ
ォロワー面42又は43に当接し、スライドフレーム3
6をガイドフレーム31に対して前後に移動させるよう
になっている。すなわち、カム41が一点鎖線で示す回
動位置へ達したとき、カムフォロワー面43はカム41
に押されて後退したのち、図示しない復帰ばねにより、
矢印位置まで後退する。この復帰ばねは、スライドフレ
ーム36が給電コネクタ21の圧接摩擦力等の負荷から
解放された時のみ、スライドフレーム36を移動させる
駆動力として働く弱いばねである。
この際、カムフォロワー面42が回動したカム41に当
接する位置まで、スライドフレーム36及び該フレーム
36に取り付けられているドライバー基板18、19等
の各部材が後退することになる。そしてこの状態におい
てイオンカートリッジlの装置本体への着脱が行われる
ようになっている。
またカム軸39には、回動可能に支持されたガイド部材
45が装着されており、該ガイド部材45はカム軸39
の回動によりスライドフレーム36.ドライバー基板1
8.19及び該基板18.19の端部に取り付けられて
いる給電コネクタ21の後退に伴い、それらの各部材よ
り相対的に突出し、イオンカートリッジlの着脱に際し
て、その後端を規制して後退した給電コネクタ21との
干渉を防止するようにしている。
イオンカートリッジ1は装置本体フレームの開口部より
挿入され、タイバー22.23.ガイド部材45及び像
担持体10の表面によりガイドされて所定位置に達した
のち、カム軸39に連動する図示しないセットレバ−の
操作によりカム41を回動してスライドフレーム36を
像担持体lO力方向移動させる。
この移動動作により、給電コネクタ21の給電ばね38
はイオンカートリッジlの上下傾斜面に沿って進入し、
後で詳述するように、前進後所定量後退したスライドフ
レーム36の移動終了位置に対応する傾斜面の途中位置
において、イオンカートリッジ1の給電用電極列6に対
して所定圧力(1ばねピン当たり40g〜200 g 
)で圧接する。
このように給電コネクタ21の給電ばね38がイオンカ
ートリッジlの傾斜面上に配置されている給電用電極列
6に圧接しているため、イオンカートリッジ1はその圧
接力の分力により像担持体10へ、印字素子列を有する
スクリーン電極面5上のスペーサ7を介して圧接させら
れる。これによりイオンカートリッジ1のスクリーン電
極面5と像担持体10の表面のギャップは、スペーサ7
の厚みに応じた所定値に高精度で設定される。
一方、給電コネクタ21の給電ばね38の反力により、
ドライバー基板18.19は、その間隔を広げる方向に
力を受ける。その際、下側ドライバー基板19の背面は
インシュレータ46を介してスライドフレーム36の底
面で支持され、上側ドライバー基板18の背面は同じく
インシュレータ46を介して、スライドフレーム36に
固定されているタイバー47によって支持されており、
それにより基板18.19間を広げる方向の力を抑える
ように構成されている。
上下給電コネクタ21の給電ばね数は同数に設定されて
おり、またスライドフレーム36はガイドフレーム31
の切り起こし部34.35とカム軸39とに挟まれて前
後動するように構成されているが、上下方向にも僅かに
動き得る余裕をもたせである。したがって給電コネクタ
21の給電ばね38がイオンカートリッジlを押圧する
ときには、イオンカートリッジlはドライバー基板18
.19間の中央に保持され、上下の給電コネクタ21の
押圧力はバランスするようになっている。これにより給
電コネクタ21の押圧力によって、イオンカートリッジ
1が回動あるいはタイバー23の両端部に設けられてい
る基準面上からの浮きを生ずる方向に力を受けることは
なくなる。更にイオンカートリッジlはタイバー47の
前後両端近傍に取り付けられた押さえばね48とスライ
ドフレーム36の自重により、タイバー23に設けられ
ている基準面に位置決めされている。
ガイドフレーム31の底部に設けられている2つの冷却
ファン33は、第3図において、下側がら空気を吸入し
、上側へ吹き付ける方向に取り付けられている。スライ
ドフレーム36の底部は、前述のように、ファン33に
対向する部分は切り欠がれているため、下側から取り入
れられた空気流は、直接上側ドライバー基板18へ吹き
付けられる。上側ドライバー基板18に配置されている
制御用回路あるいは駆動回路を構成するパワートランジ
スタ等の発熱し易い部品は、ファンに対向する位置へ配
置されている。上側ドライバー基板18に突き当たった
空気流の一部は、上側及び下側ドライバー基板18.1
9間に流れ込み、給電コネクタ21付近の圧力を高め、
給電コネクタ21及びイオンカートリッジ1間の隙間よ
り流出する空気流を形成するので、給電用電極列6や給
電ばね38部分への浮遊トナーや、その他の浮遊物の付
着が防止、あるいは軽減される。
第4図へは、スライドフレーム36を駆動するカム41
の動作を説明する図であり、第4図の)は、給電コネク
タ21の給電ばね38がカートリッジ1に及ぼす力を説
明する図である。イオンカートリッジlを所定位置に押
圧保持するため、スライドフレーム36を移動させるに
は、カム41を点線で示す退避位置からカム軸39を中
心に矢印Q方向に回転し、スライドフレーム36を矢印
P方向に押し進める。
カム41及びスライドフレーム36の動作は、スライド
フレーム36のカムフォロワー面42とカム41の外周
に形成した直線部41aが当接した実線で示す位置で完
了する。カム41の外周には上記のように直線部41a
が形成されていて、矢印で示すその上死点は第4図へで
実線で示す停止位置より、カム41の回転角にしてθだ
け手前にあるように設定され、その上死点でスライドフ
レーム36のストロークは最大値をとる。すなわちカム
41は上死点を僅かに過ぎた位置で停止するようになっ
ており、それによりスライドフレーム36は最大前進位
置より若干後退した位置で停止する。
給電コネクタ21の給電ばね38は、イオンカートリッ
ジlの傾斜面上に当接し、第4回出)に示すように圧接
力Fで圧接している。圧接力Fの分力の内、下向きの分
力Fyは、イオンカートリッジlにおいて対称的に形成
されている反対側の傾斜面上への他方の給電コネクタ2
1の給電ばね38による圧接力の上向きの分力と相殺さ
れる。左方向の分力F、Iはイオンカートリッジ1を像
担持体10の表面へ押圧する力として作用する。このよ
うに各給電コネクタ21の給電ばね38による圧接力F
の中、下向き又は上向きの分力、すなわちイオンカート
リッジ1のバックボーン2の長手方向の印字素子列面に
沿って垂直な中心面に向く分力は互いに相殺されるので
、イオンカートリッジlのバンクボーン2の上記中心面
に沿った厚みを薄くし、給電ばね38による十分な圧接
力Fを加えても、イオンカートリッジ1のバンクボーン
2は撓むことはなく、したがって十分な接触信顧性を確
保しながら、イオンカートリッジlをコンパクトに構成
することができる。
また給電ばね38は圧接力Fに等しい反力Nを受けるの
で、カム41の回転によるスライドフレーム36の移動
に伴って、給電ばね38がカートリッジlの傾斜面上を
移動する際には、カートリッジlの傾斜面は摩擦力によ
ってf=μNの力を受ける。
カム41が上死点に達した位置では、この摩擦力により
受ける力fは最大となり、この時点で給電ばね38の移
動が停止したとすると、この摩擦力によって受ける力f
により貯えられた応力が、給電ばね38やカートリッジ
1のラミネート層4に残留し、カートリッジ1に過大な
力を加え続けることになってしまう、しかし本実施例に
おいては、カム41が上死点を僅かに越えた位置で停止
するように構成しているため、上死点通過後、停止位置
に達するまでスライドフレーム36は僅かに後退し、し
たがって給電ばね38も僅かに後退して、摩擦力により
受ける力fの方向も点線図示のように反転する。
これにより摩擦応力を残留させることなく、イオンカー
トリッジ1を適切な押圧力で保持させることができる。
次に本発明の第2の実施例を第5図に基づいて説明する
。この実施例の記録ヘッド51は、矩形状断面を有する
偏平な四角柱状のバックボーン52を用い、その一方の
長辺側に積層電極部材の印字素子列を有する面53を配
置し、短辺側の一方に印字素子列へ給電するための給電
用電極列を有する面54を配置して構成したものである
。モして像担持体10の両端部近傍に設けられている位
置決め基準面をもつ支持体55に、給電用電極列の配置
されていない他方の短辺側を支持させ、給電用電極列に
給電用ばね56を押圧接触させて給電するようになって
いる。なおこの場合も、像担持体方向の位置決め手段は
適宜膜けられ、該位置決め手段に対して記録ヘッドは押
圧保持されるようになっている。
このように構成した記録へラド51においては、印字素
子列の配列方向に垂直な面におけるバックボーン52の
断面2次モーメントは、給電用電極列が配置されている
面の法線方向において最大となるように構成されている
ため、給電用電極列に対して給電用ばね56を圧接させ
ても、その圧接方向におけるバックボーンの強度は最も
大であるので、記録へラド51の撓みは殆ど発生しない
、したがって積層電極部材の剥離等の発生は防止され、
しかも安定した高信績性の接触が得られる。
第6図は、第3実施例を示す図である。この実施例は、
第5図に示した実施例と同様な形状のバックボーン62
を用い、対向する短辺の一方に印字素子列を有する面6
3を配置し、他方の短辺に給電用電極列を有する面64
を配置して記録ヘッド61を構成するものである。そし
て印字素子列配置側をスペーサ65を介して像担持体1
0と対向させ、長辺側の一面を像担持体10の両端近傍
に設けた基準面を備えた支持部材66で位置決め保持し
、給電用電極列に対して給電ばね67を圧接させて給電
するようになっている。なお、図示は省略しているが、
当然のことながら基準面を有する支持部材66に対して
記録ヘッド61を押圧保持するための手段が設けられて
いる。
このように構成した記録ヘッド61においては、給電用
電極列を配置する面の法線方向の厚さが厚く形成されて
いて、その方向の強度が大になっているため、給電ばね
67により、給電用電極列に十分な圧接力が加えられて
も、記録ヘッド61の撓みの発生は有効に防止される。
この実施例は、印字素子列が短辺側に配置されているた
め、第5図に示した実施例に比べ、像担持体周りの専有
スペースを少なくさせることができるという利点が得ら
れる。
第7図は、第4実施例を示す図である。この実施例も第
5図に示した実施例と同様な形状のバックボー772を
用い、対向する短辺側の一方に印字素子列を有する面7
3を配置し、対向する長辺側の双方に、第1実施例と同
様に給電用電極列を有する面74a、74bを分割して
配置して記録へラド71を構成するものである。そして
印字素子列配置側を像担持体10と対向させ、長辺側の
一方の給電用電極列の存在しない部分を基準面を有する
支持部材75で位置決め支持し、給電用電極列に対して
それぞれ給電ばね76a、76bを圧接させて給電する
ように構成されている。なお77は支持部材75に対向
して設けられた上部支持部材である。
この実施例においては、給電用電極列はバックボーン7
2の平行な2つの面の互いに対向する対称位置に分割し
て設けられていて、その各給電用電極列に給電ばね76
a、76bが圧接されるようになっているので、給電ば
ね76a、76bによる圧接力は互いに相殺され、記録
ヘッド71には見掛は上の負荷は加わらず、したがって
記録ヘッド71には撓みは発生せず、また給電用電極列
は分割して配置されているため、より多くの給電用電極
を少ないスペースに配置することができる。
〔発明の効果〕
以上実施例に基づいて説明したように、本発明によれば
、支持体の傾斜面に給電用電極列を分割して配置したの
で、給電用電極列に加わる給電部材の圧接力中、印字素
子列が設けられている面取外の方向に加わる分力は互い
に相殺され、記録ヘッドの撓み及び記録ヘッドの保持部
への負荷を最小限度に抑えられる。したがって十分な接
触信顛性を確保しながら記録ヘッド並びその装着保持機
構をコンパクトに構成することができる。
また傾斜面上に給電用電極列を配置して構成したので、
印字素子列の配置側の位置決め基準部への当接力を給電
部材の接触圧力の分力として引き出すことができ、記録
ヘッドの装着装置を更に小型化できるという利点等が得
られる。
また本発明は、支持体の断面2次モーメントが給電用電
極列の設けられた面の法線方向において最大となるよう
に構成されているので、支持体の強度が有効に利用され
て、記録ヘッドの撓みが防止され、コンパクトで接触信
軌性の高い記録ヘッドを簡単な構成で実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図へは、本発明に係る記録ヘッドの一実施例である
イオンカートリッジの斜視図、第1図(81は、その断
面図、第2図は、第1図に示したイオンカートリッジを
記録装置本体に装着した状態を示す図、第3図は、イオ
ンカートリッジの装着部及び駆動部の構成を示す図、第
4図へは、スライドフレームを駆動するカムの動作説明
図、第4図(81は、給電コネクタの給電ばねのイオン
カートリッジへ及ぼす力の説明図、第5図は、本発明の
記録ヘッドの第2実施例を示す図、第6図は、第3実施
例を示す図、第7図は、第4実施例を示す図、第8図へ
、田)は、従来の記録ヘッドの一構成例の斜視図及び断
面図、第9図は、第8図^、田)に示した記録ヘッドの
装着時における変形状態を示す図である。 図において、■はイオンカートリッジ、3は積層電極部
材、5はスクリーン電極面、6は給電用電極、7はスペ
ーサ、lOは像担持体、18は上側ドライバー基板、1
9は下側ドライバー基板、21は給電コネクタ、22.
23はタイバー、31はガイドフレーム、36はスライ
ドフレーム、38は給電ばね、39はカム軸、41はカ
ム、45はガイド部材を示す。 第1図 特許出願人 オリンパス光学工業株式会社第2図 10:I!裂π挿 第4図 (A) 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 】すl 】Ut

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、像担持体に像を記録するための印字素子列と、この
    印字素子列に給電するための給電用電極列と、前記印字
    素子列と給電用電極列を支持する支持体とを有し、前記
    給電用電極列は、前記支持体において前記印字素子列が
    設けられている面に垂直で且つ印字素子列に沿った仮想
    面に対してほぼ対称に傾斜して形成した2つの面に分割
    して設けられていることを特徴とする記録ヘッド。 2、像担持体に像を記録するための印字素子列と、この
    印字素子列に給電するための給電用電極列と、前記印字
    素子列と給電用電極列を支持する支持体とを有し、この
    支持体の形状は、該支持体に設けられた印字素子列の配
    列方向に垂直な面における該支持体の断面2次モーメン
    トが前記給電用電極列の設けられた面の法線方向におい
    て最大となるように構成されていることを特徴とする記
    録ヘッド。 3、像担持体に像を記録するための印字素子列と、この
    印字素子列に給電するための給電用電極列と、前記印字
    素子列と給電用電極列を支持する支持体とを有し、前記
    給電用電極列は、前記支持体における平行な2つの面の
    互いに対向する位置に分割して設けられていることを特
    徴とする記録ヘッド。
JP63298186A 1988-11-28 1988-11-28 記録ヘッド Pending JPH02145364A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57115373A (en) * 1981-01-08 1982-07-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Thermal head
JPS6036612B2 (ja) * 1977-06-16 1985-08-21 ノ−ザン・テレコム・リミテツド 並列双方向シフタ
JPS61209176A (ja) * 1985-03-13 1986-09-17 Oki Electric Ind Co Ltd 光プリントヘツド
JPS63298184A (ja) * 1987-05-29 1988-12-05 Japan Radio Co Ltd 超音波送受波装置

Patent Citations (4)

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