JPH0214433Y2 - - Google Patents

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JPH0214433Y2
JPH0214433Y2 JP3121684U JP3121684U JPH0214433Y2 JP H0214433 Y2 JPH0214433 Y2 JP H0214433Y2 JP 3121684 U JP3121684 U JP 3121684U JP 3121684 U JP3121684 U JP 3121684U JP H0214433 Y2 JPH0214433 Y2 JP H0214433Y2
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gear
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の背景〕 本考案は、例えばデイジー型プリンタなどのプ
リンタに係り、特に印字修正機構を備えたプリン
タに関する。
〔考案の実施例〕
次に本考案の実施例について図とともに説明す
る。第1図は、カセツトを取り外した状態でのキ
ヤリツジの平面図である。
キヤリツジ1は、ガイド部材2の案内と、図示
しないキヤリツジ移送機構の駆動力とによつて所
定のピツチで間欠送りされるようになつている。
キヤリツジ1の前方には、印字用紙3を巻掛けす
るプラテン4がキヤリツジ1の移送方向とほぼ平
行に配置されている。
次にキヤリツジ1に搭載される諸機構について
説明する。キヤリツジ1のほぼ中央位置には、デ
イジーホイール5を回転駆動するためのパルスモ
ータ6が設置されている。パルスモータ6の図面
に向つて右隣には電磁ソレノイド7が設けられ、
これへの通電によりハンマ8がデイジーホイール
5側に向けて所定角度回動するようになつてい
る。パルスモータ6の図面に向つて左隣には、後
述するリボン駆動機構9が設けられている。パル
スモータ6の前方には第4図に示すようなデイジ
ーホイール5が約45度の傾斜角をもつて斜めに配
置され、それの周辺の一部は第2図に示すように
前記プラテン4と所定の間隔をおいて対向してい
る。
このキヤリツジ1の上方には、リボンカセツト
10が着脱可能に取り付けられる。リボンカセツ
ト10は第3図に示すように、それの内側に印字
リボン用供給リール11と印字リボン用巻取リー
ル12とが回転可能に配置されている。リボンカ
セツト10の下面(第3図では上側になつてい
る)には、リール支持部材13を介してコレクト
リボン用供給リール14が、またそれより所定の
間隔をおいてリール支持部材15を介してコレク
トリボン用巻取リール16がそれぞれ回転可能に
配置されている。リボンカセツト10の前面に
は、約45度に傾斜して浅い2本のガイド溝を平行
に形成した傾斜ガイド部17が設けられている。
なお、傾斜ガイド部17の中間部には、ハンマ8
の回動を許容するための凹欠部18が形成されて
いる。
カーボンを付着した印字リボン19は、印字リ
ボン用供給リール11から繰り出され、傾斜ガイ
ド部17でデイジーホイール5側に案内されて、
印字リボン用巻取リール12へ順次巻き取られ
る。また、粘着リボンよりなるコレクトリボン2
0は、コレクトリボン用供給リール14から繰り
出され、印字リボン19と同様にデイジーホイー
ル5側に案内されて、コレクトリボン用巻取リー
ル16へ順次巻き取られる。印字リボン19とコ
レクトリボン20は傾斜ガイド部17で平行に並
んでおり、印字リボン19の方が前方に配置され
ている。
リボンカセツト10をキヤリツジ1に装着する
ことにより、第2図に示すように印字リボン19
とコレクトリボン20はプラテン4とデイジーホ
イール5との間に配置される。
第4図は、デイジーホイール5の平面図であ
る。
中央から外周に向けて多数本のスポーク43が放
射状に延びており、1本の短いスポーク43aを
除いてはそれらの端部には各種の活字部21が形
成されている。前記短いスポーク43aの端部に
は、印字修正のためのコレクトキヤラクタ22が
形成されている。
第2図に示すように印字リボン19はデイジー
ホイール5の活字部21と対向しており、制御部
(図示せず)からの活字選択信号に基いて前記パ
ルスモータ6を所定角度回転させることにより、
選択された活字部21をハンマ8と対向させて停
止する。次に前記電磁ソレノイド7に瞬間的に通
電することにより、ハンマ8を矢印方向に回動さ
せて印字部21を印字リボン19とともに用紙3
に押しつけて所望の印字を行なう仕組になつてい
る。
次にリボンの送り機構について説明する。この
機構は、キヤリツジ1に搭載されたリボン駆動機
構9の部分と、リボンカセツト10の部分とに分
けることができ、最初、リボン駆動機構9につい
て説明する。
キヤリツジ1の所定位置には例えば第5図およ
び第7図に示すように正逆転可能な直流モータ2
3が固定され、それの回転軸に駆動側ベルトギア
24が取り付けられ、そのベルトギア24の上部
に円盤からなる反射板25が固着されている。反
射板25は第5図などに示すように、円周方向に
沿つて所定の間隔をおいて多数のスリツト26が
放射状に穿設されている。反射板25の下方に、
発光素子と受光素子が一対になつた回転角検出部
27が設置されている(第7図参照)。
前記駆動側ベルトギア24から所定の間隔をお
いて従動側ベルトギア28が設けられ、両ギア2
4,28側にエンドレス状のベルト29が張架さ
れている。
従動側ベルトギア28の上部に歯車30が一体
に設けられ、この従動側ベルトギア28を回転自
在に支承する固定軸31の上端は歯車30より突
出しており、この突出部に回動アーム31の基部
が回動自在に支承されている。回動アーム31の
自由端にはスタツド32が垂設され、それにアイ
ドラー33がが支承され、このアイドラー33と
回動アーム31との間に板バネ34が介挿され
て、板バネ34はアイドラー33の上面に弾接し
ている。アイドラー33は上側に小径歯車部35
を、下側に大径歯車部36を有し、その大径歯車
部36は前記従動側ベルトギア28の歯車30と
常に噛合している。
従動側ベルトギア28の近くには印字リボン用
第1歯車37が所定の間隔をおいて配置され、こ
れも上側に小径歯車部38を、下側に大径歯車部
39を有している。従動側ベルトギア28と反射
板25の中間位置に、コレクトリボン用第1歯車
40とコレクトリボン用第2歯車41とが配置さ
れ、両歯車40,41は常に噛合している。コレ
クトリボン用第1歯車40と印字リボン用第1歯
車37は離れており、その間に前記アイドラー3
3が移動可能に配置されている。前記コレクトリ
ボン用第2歯車41の外周部は、後述するクラウ
ン歯車59と噛合するため第1図に示す如くキヤ
リツジ1の側板42から一部外側へ突出してい
る。リボン駆動機構9は以上のような構造になつ
ている。
次にリボンカセツト10について詳述する。第
3図に示すようにリボンカセツト10の前部の両
側には位置決め穴44が、また後部の両側には位
置決め爪45が、さらにこの位置決め爪45の若
干前方、すなわちリール14,15が保持される
近傍に山形の位置決め当接部62がそれぞれ形成
されている。前述した印字リボン用巻取リール1
2の付近には、下方へ向けて突出した印字リボン
用第2歯車46が設けられている。この印字リボ
ン用第2歯車46の回転軸47は、第9図に示す
ラチエツト歯車48の中央孔に強嵌合されてい
る。
第9図は、ケースを取り外したリボンカセツト
10の一部平面図である。同図においてラチエツ
ト歯車48の下側にはそれと一体回転する回転板
49が設けられ、その外周は印字リボン巻回体5
0とのスリツプを防止するため凹凸状になつてい
る。印字リボン用巻取リール12はアーム51の
自由端に支承され、そのアーム51はスプリング
52により前記印字リボン巻回体50が前記回転
体49と弾接する方向に付勢されている。53は
ラチエツト歯車48の逆転防止部材で、弾性を有
する合成樹脂で成形されている。
第10図は、コレクトリボン用供給リール14
を支承しているリール支持部材13の側面図であ
る。この図に示されているようにリール14の側
面には周方向に沿つて凹凸54が形成され、リー
ル支持部材13に支持されたつる巻きバネ55の
自由端が前記凹凸54の凹部に入り込んでコレク
トリボン20に所定のバツクテンシヨンを与えて
いる。
第11図は、このリール支持部材13をリボン
カセツト10に装着した状態を示す一部断面図で
ある。リール支持部材13の上部にはL字状係止
部56と弾性を有する係止爪57が設けられ、こ
れらをリボンカセツト10に形成されたフツク状
の取付部58にそれぞれ係止せしめることによ
り、リール支持部材13がリボンカセツト10に
着脱可能に取り付けられる。この取付構造は、コ
レクトリボン用巻取リール16を支承するリール
支持部材15側も同じである。第3図に示すよう
に、コレクトリボン用巻取リール16の内側の側
面にはクラウン歯車59が一体に形成されてい
る。なお、図示していないが、コレクトリボン用
巻取リール16とリール支持部材15との間にラ
チエツト機構が設けられており、前記リール16
がリボン巻取り方向にしか回転できないようにな
つている。
次にキヤリツジ1に対するリボンカセツト10
の位置決めについて第12図および第13図とと
もに説明する。前述のようにリボンカセツト10
の前部両側には位置決め穴44が、一方、後部両
側には位置決め爪45がそれぞれ設けられてい
る。これに対しキヤリツジ1の側板42の前部に
は上側に向いて突出した山形の位置決め突部60
が、一方、後部には左右両側に向けて突出した爪
掛部61(第1図参照)がそれぞれ設けられてい
る。
リボンカセツト10をキヤリツジ1に装着する
際、前部が若干下側になるようにリボンカセツト
10を斜めにした状態でキヤリツジ1の上に降ろ
し、初めに傾斜ガイド部17によつて前方に案内
されている印字リボン19ならびにコレクトリボ
ン20の部分をデイジーホイール5の前側にもつ
て来る。そしてリボンカセツト10の後部をキヤ
リツジ1上に下げることにより、前記位置決め突
部60が位置決め穴44内に入り、最後に位置決
め爪45が爪掛部61を乗り越えてそれと弾接係
合するとともに、第13図に示すようにリボンカ
セツト10に突設されている両側の位置決め当接
部62(第3図参照)の端部がそれぞれキヤリツ
ジ1の側板42の外面に当接する。このようにし
てリボンカセツト10がキヤリツジ1に装着され
ると、リボンカセツト10の前後方向の位置決め
は、位置決め穴44の開口縁と位置決め突部60
との係合、ならびに位置決め爪45と爪掛部61
との係合によつてなされる。また、リボンカセツ
ト10の左右方向の位置決めは、位置決め当接部
62がキヤリツジ1の側板42にそれぞれ当接す
ることによつてなされる。
また第13図に示すようにリボンカセツト10
がキヤリツジ1に装着された状態では、コレクト
リボン用供給リール11ならびにコレクトリボン
用巻取リール16は、キヤリツジ1の側板42の
外側に配置される。従つてこれらリール11,1
6の配置は総高増大には関係なく、結局、リボン
カセツト10の厚さ分だけ総高が高くなり、総高
の増大を可及的に抑えることができる。なお、こ
のようにするためには、リール11,16の間隔
をキヤリツジ1の側板42,42の距離よりも若
干大きくする必要がある。
さらにリボンカセツト10がキヤリツジ1に装
着されることにより、第5図に示すようにリボン
カセツト10側にある印字リボン用第2歯車46
が印字リボン用第1歯車37の小径歯車部38と
噛合する。また、第6図に示すようにリボンカセ
ツト10側にあるクラウン歯車59がコレクトリ
ボン用第2歯車41と噛合する。これら噛合位置
の近傍に前述の位置決め手段があるから、噛合関
係が常に正常に保持できる。
このようにリボンカセツト10がキヤリツジ1
に装着された状態で、活字選択がなされ、しかる
のち第2図に示す印字機構により印字される。そ
して次の桁の印字をする前に、印字リボン19を
所定寸法だけ移動して、新らたな印字リボン面を
ハンマ8と対向させて次の印字に備える必要があ
る。この印字リボン19の送り動作について次に
説明する。
印字リボン19を送るときには、直流モータ2
3(駆動側ベルトギア24)は第5図に示すよう
に矢印A方向に回転する。そうするとベルト29
を介し、従動側ベルトギア28が矢印B方向に回
転する。アイドラー33の大径歯車部36は従動
側ベルトギア28の歯車30と常に噛合している
から、アイドラー33が矢印B方向とは反対の方
向に回転し、板バネ34(第7図)との間に生じ
る摩擦力を利用して回動アーム31を第5図に示
すように矢印C方向に回動せしめる。
この回動でアイドラー33は歯車30と噛み合
つたまま印字リボン用第1歯車37へ移動し、そ
れの小径歯車部35が印字リボン用第1歯車37
の大径歯車部39と噛合する。このアイドラー3
3と印字リボン用第1歯車37との噛合で、直流
モータ23の駆動力は駆動側ベルトギア24、ベ
ルト29、従動側ベルトギア28、アイドラー3
3、印字リボン用第1歯車37ならびに印字リボ
ン用第2歯車46を介して回転板49に伝達さ
れ、回転板49の回転力により印字リボン19が
巻取リール12に巻き取られ、印字リボン19の
新らたな面がハンマ8と対向する。この印字リボ
ン19の巻き取り量の制御は、回転角検出部27
(第7図参照)による直流モータ23の回転角を
検出することによつてなされる。このように印字
毎に印字リボン19が所定のピツチで間欠的に順
次巻き取られ、それによつて印字リボン巻回体5
0(第3図参照)の外径が大きくなると、それに
つれてアーム51は印字リボン用第2歯車46か
ら離れる方向に回動する。
次に印字修正について説明する。第2図に示す
ようにコレクトリボン20は印字リボン19より
も下方にあるから、印字修正の際には第14図に
示すようにプラテン4を矢印D方向に回動し、用
紙3上の修正すべき印字部63をコレクトリボン
20と対向する位置まで戻す。この実施例ではコ
レクトリボン20が粘着リボンからなり、これを
用紙3上の印字部63に圧着し、粘着力により印
字部63のカーボン微粒子を剥ぎ取るようにして
修正を行なう仕組になつている。このカーボン微
粒子の除去を確実にしてきれいな修正ができるよ
うにするために、第4図に示すようにコレクトキ
ヤラクタ22の大きさは他の活字部21より小さ
くなつており、そして第15図に示すように1文
字(この図では「H」の文字が印字されている)
に対して複数の区域に分けて順次修正するように
なつている。
このことについて第14図ないし第16図を用
いて説明する。第15図イ〜トに示す例は、10ピ
ツチ印字(1インチ当り10文字を印字する様式)
の場合の修正例を示している。
15図イに示すように1文字当り文字エリヤ
X1,X2,X3……(仮想エリヤ)は横方向ならび
に縦方向に連続して設けられており、この例では
文字エリヤX2に印字されている「H」の文字を
消す例を示している。1つの文字エリヤX内は縦
長の複数(この例では全部で6つ)のコレクトエ
リヤC1〜C5(仮想エリヤ)に等分されている。そ
してコレクトキヤラクタ22のリボン当接面が1
つのコレクトエリヤと等しくなつている。なお図
中のP1〜P5のそれぞれのピツチは、キヤリツジ
1の最少移動ピツチを示している。
通常、印字の際にはキヤリツジ1の停止位置が
印字された文字(印字部63)の縦方向の中心線
と一致する位置、すなわちP1上にある。最初の
コレクト信号に基き電磁ソレノイド7に通電し
て、ハンマ8でコレクトキヤラクタ22を叩く
と、第15図ロに示すように印字部63のうちで
上段の中央に相当する第1のコレクトエリヤC1
の修正がなされる。第16図イはこのときのコレ
クトリボン20の使用状態を示す図で、図中の斜
線部分がリボン使用部分64である。
次にプラテン4をそのままにして、キヤリツジ
1をP3のところまで右方向に微小移動する。こ
のP1からP3への移動は、キヤリツジ1の最小送
りピツチの2ピツチ分に相当する。これと同時に
第6図に示すように、直流モータ23(駆動側ベ
ルトギア24)が矢印E方向に逆転し、それにと
もなつてベルト29を介して従動側ベルトギア2
8が矢印F方向に回転する。これによつてアイド
ラー33が矢印F方向とは反対の方向に回転し、
板バネ34(第8図参照)との間に生じる摩擦力
を利用して回動アーム31を矢印G方向に回動せ
しめる。
この回動でアイドラー33は歯車30と噛み合
つたままコレクトリボン用第1歯車40側に移動
してそれと噛合し、結局、直流モータ23の駆動
力は駆動側ベルトギア24、ベルト29、従動側
ベルトギア28、アイドラー33、コレクトリボ
ン用第1歯車40、コレクトリボン用第2歯車4
1ならびにクラウン歯車59を介してコレクトリ
ボン用巻取リール16に伝達されて、コレクトリ
ボン20をコレクトキヤラクタ20の横幅に相当
する寸法だけ送る。なお、コレクトリボン20の
送り量のコントロールは、回転角検出部27(第
7図参照)で直流モータ23の回転角を検出する
ことでなされる。第16図に示す矢印Hは、コレ
クトリボン20の送り方向を示している。しかる
のち、電磁ソレノイド7を駆動することにより、
第15図ハに示すように先程のコレクトエリヤ
C1の右隣にある第2のコレクトエリヤC2の修正
がなされる。第16図ロは、このときのコレクト
リボン20の使用状態を示している。
今度はキヤリツジ1をそのままにしてプラテン
4を矢印D方向とは反対の方向に微小回動し、そ
れと同時にコレクトリボン20を前述のようにし
て所定寸法だけ送り、電磁ソレノイド7の駆動で
第15図ニに示すように下段右端の第3のコレク
トエリヤC3を修正する。
次にプラテン4をそのままにしてキヤリツジ1
をP1の位置まで左方向に微小移動させるととも
に、コレクトリボン20を送り、修正動作で第1
5図ホに示すように第4のコレクトエリヤC4
修正する。引き続きプラテン4をそのままにして
おき、キヤリツジ1をP4の位置に微小移動させ、
同じ動作を繰り返して今度は同図ヘに示すように
コレクトエリヤC5の修正を行なう。
ついでキヤリツジ1をそのままにしてプラテン
4を矢印D方向(第14図参照)に微小回動せし
めるとともに、コレクトリボン20を所定寸法だ
け送り、修正動作で第15図トに示すように最後
のコレクトエリヤC6の修正を行なう。これで印
字部63の修正を終了し、キヤリツジをP1の位
置に戻し、プラテン4は矢印D方向(第14図参
照)とは反対の方向に回動され、前述の修正個所
が印字リボン19と対向する位置で停止して次の
印字に備えられる。なお、コレクトリボン20は
第16図に示すように各コレクトエリヤの修正動
作毎に順次矢印H方向に移動されるから、リボン
使用部分64は帯状となり無駄なく有効に利用さ
れる。
第17図イ〜ヘは、12ピツチ(1インチ当り12
文字を印字する様式)の場合の修正例を示してい
る。
同図イに示すように最初キヤリツジ1はP1
にあるからコレクト動作で上段中央の第1のコレ
クトエリヤC1が修正され、次に同図ロに示すよ
うにキヤリツジ1をP2の位置まで微小移動して
第2のコレクトエリヤC2を修正する。ついで同
図ハに示すようにキヤリツジ1をそのままにして
プラテン4を微小回動したのち、第3のコレクト
エリヤC3を修正する。次に同図ニに示す如くキ
ヤリツジ1をP1に戻して第4のコレクトエリヤ
C4を修正し、引き続き同図ホに示すようにキヤ
リツジ1をP3に移動して第5のコレクトエリヤ
C5を修正する。最後にキヤリツジ1をそのまま
にしてプラテン4を微小回動して戻し、第6のコ
レクトエリヤC5を修正するようになつている。
第18図イ〜ヘは、15ピツチ(1インチ当り15
文字を印字する様式)の場合の修正例を示してい
る。この例はコレクト面積が前記12ピツチのもの
と相違するだけで、キヤリツジ1ならびにプラテ
ン4の送り順序などは12ピツチのものと同様であ
るので、それらの説明は省略する。
第15図、第17図ならびに第18図に示すよ
うに文字ピツチ、すなわち文字の大きさが異なつ
ても、文字エリヤ内の端部を修正するときには、
コレクトキヤラクタ22の打叩面端縁が文字エリ
ヤの端縁と一致するように、キヤリツジ1の移送
ピツチが例えばP1〜P5のように微調整可能にな
つている。なおこのようなキヤリツジ移送の微調
整は、キヤリツジ移送手段に回転式あるいはリニ
ア式のパルスモータを用いることによつて容易で
ある。
第19図および第20図は、コレクトエリヤの
他の分割例を示す説明図である。第19図の場合
はコレクトエリヤが縦方向に複数に分割されてお
り、印字部63に対してキヤリツジ1を所定のピ
ツチで間欠的に微小移動させることにより、各コ
レクトエリヤの修正が順次なされる。第20図の
場合はコレクトエリヤが横方向に複数に分割され
ており、キヤリツジ1に対してプラテン4を所定
のピツチで微小移動させることによつて修正され
る。
〔考案の効果〕
本考案は前述のように、修正されるべき1文字
の文字エリヤ内を複数のコレクトエリヤに分割
し、そのコレクトエリヤとほぼ同じ打叩面積を有
するコレクト部材をコレクトリボンを介して修正
されるべき文字エリヤ内に打叩するコレクト部材
打叩機構と、文字エリヤとコレクト部材の打叩面
とを相対的に移動せしめる移動機構とを設け、前
記コレクト部材打叩機構と前記移動機構とを交互
に駆動することにより、文字エリヤ内を順次修正
するような構成になつていることを特徴とするも
のである。
このような構成をとることにより、単位面積当
りの打叩力が大きく、印字されている個所をきれ
いに修正することができ、プリンタの品質向上が
図れる。
【図面の簡単な説明】
図はすべて本考案の実施例を説明するためのも
ので、第1図はカセツトを取り外した状態のキヤ
リツジの平面図、第2図は印字機構を示す要部側
面図、第3図はリボンカセツトの底面図、第4図
はデイジーホイールの平面図、第5図および第6
図はリボン駆動機構の平面図、第7図および第8
図はリボン駆動機構の一部側面図、第9図はリボ
ンカセツトの一部平面図、第10図はリール支持
部材の側面図、第11図はそのリール支持部材を
リボンカセツトに装着した状態を示す一部断面
図、第12図および第13図はキヤリツジに対す
るリボンカセツトの位置決めを説明するための概
略図、第14図は印字修正機構を示す要部側面
図、第15図イ〜トは1文字当りの修正順序を示
す説明図、第16図イ〜ヘは印字修正時のコレク
トリボンの使用状態を示す説明図、第17図イ〜
ヘおよび第18図イ〜ヘは他の文字の大きさの修
正順序を示す説明図、第19図および第20図は
コレクトエリヤの他の分割例を示す説明図であ
る。 1……キヤリツジ、3……印字用紙、4……プ
ラテン、5……デイジーホイール、7……電磁ソ
レノイド、8……ハンマ、9……リボン駆動機
構、10……リボンカセツト、11……印字リボ
ン用供給リール、12……印字リボン用巻取リー
ル、13,15……リール支持部材、14……コ
レクトリボン用供給リール、16……コレクトリ
ボン用巻取リール、19……印字リボン、20…
…コレクトリボン、21……活字部、22……コ
レクトキヤラクタ、23……直流モータ、28…
…従動側ベルトギア、30……歯車、31……回
動アーム、33……アイドラー、34……板バ
ネ、37……印字リボン用第1歯車、40……コ
レクトリボン用第1歯車、41……コレクトリボ
ン用第2歯車、44……位置決め穴、45……位
置決め爪、46……印字リボン用第2歯車、56
……L字状係止部、57……係止爪、58……取
付部、59……クラウン歯車、60……位置決め
突部、61……爪掛部、62……位置決め当接
部、63……印字部、X……文字エリヤ、C……
コレクトエリヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 修正されるべき1文字の文字エリヤ内を複数の
    コレクトエリヤに分割し、そのコレクトエリヤと
    ほぼ同じ打叩面積を有するコレクト部材をコレク
    トリボンを介して修正されるべき文字エリヤ内に
    打叩するコレクト部材打叩機構と、文字エリヤと
    コレクト部材の打叩面とを相対的に移動せしめる
    移動機構とを設け、前記コレクト部材打叩機構と
    前記移動機構とを交互に駆動することにより、文
    字エリヤ内を順次修正するような構成になつてい
    ることを特徴とするプリンタ。
JP3121684U 1984-03-06 1984-03-06 プリンタ Granted JPS60142950U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3121684U JPS60142950U (ja) 1984-03-06 1984-03-06 プリンタ

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JP3121684U JPS60142950U (ja) 1984-03-06 1984-03-06 プリンタ

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Publication Number Publication Date
JPS60142950U JPS60142950U (ja) 1985-09-21
JPH0214433Y2 true JPH0214433Y2 (ja) 1990-04-19

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ID=30531620

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JP3121684U Granted JPS60142950U (ja) 1984-03-06 1984-03-06 プリンタ

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