JPH02144124A - ごみ焼却炉用の排ガス処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ごみ焼却炉用の排ガス処理装置に関する。

〔従来の技術〕

第２図に従来の都市ごみ焼却炉のガス冷却室とその排ガ
ス処理設備を示す。第２図において、１は炉本体、２は
ガス冷却塔、３は冷却水の噴霧ノズル、４はホッパ、５
はフィーダ、６はストーカ、７はガス式空気予熱器、８
は冷却吸収塔、９はアルカリ溶液の噴霧ノズル、１０は
循環ポンプを示す。ガス冷却水は炉出口の噴霧ノズル３
より冷却室内に噴霧されて、完全蒸発する。

排ガス温度は炉出口において７５０℃〜９５０℃である
が、ガス冷却室出口では４００℃前後まで冷却される。

排ガスは冷却吸収塔８の下部より入り、上部より出る。

アルカリ溶液は、冷却吸収苓８の途中に設置された噴霧
ノズル９より噴霧され、排ガス中の有害ガスを中和除去
する。そのとき生成する反応生成物は、冷却吸収塔８下
部の排水中に留まり定期的に排田されｔＪＬ水処理設備
へと送られる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の水噴射式ガス冷却方式のごみ焼却炉においては、
ガス冷却後、排ガス処理設備を設置し、有害ガス除去を
行っていた。また、排ガス処理設備として湿式法を採用
した場合には、洗煙排水を処理するための洗煙排水処理
設備が必要であった。しかし、これら排ガス処理設備、
排水処理設備は広い設置スペースが必要な上、ランニン
グコストにおいても大きな経費が必要であった。

本発明は、スプレー塔の考え方を応用し、ガス冷却塔と
排ガス処理設備を兼用することにより、上記設置スペー
ス、ランニングコスト等の課題を解決しようとするもの
である。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、ごみ焼却炉上部のガス冷却塔にアルカリ溶液
の散布装置を設けたことを特徴とするごみ焼却炉用の排
ガス処理装置である。

（作　用〕 ごみ焼却炉上部のガス冷却塔に設置した散布装置よりア
ルカリ溶液を炉中に噴霧することにより、排ガスを冷却
すると共にＨＣｌ等の有害ガスを中和除去できる。また
、焼却炉の上部に設置しであるため反応生成物は、洗煙
排水として排出することかない。

【実施例〕

本発明によるごみ焼却炉用の排ガス処理装置を第１図に
示す１実施例に基づき説明する。

第１図において、１は炉本体でこれは第２図の従来のも
のと同一のものである。又、図中２はガス冷却塔で、こ
れも第２図で示す従来のものと同様のものである。図中
１２はガス冷却塔２の周壁に複数設けたアルカリ溶液の
散布装置であるスプレーノズルである。

しかして、スプレーノズル１２よりアルカリ溶液を噴霧
することにより、ガス冷却と排ガス処理を同時に行ない
、ガス冷却塔２後流の排ガス処理設備が不要となる。ま
た焼却炉が、ガス冷却塔２の真下に位置しているため、
洗煙排水の余剰水か排出せず洗煙排水処理設備は不要で
ある。尚、アルカリ溶液の濃度は９０％以上の除去効率
を得る潟合約１チはどになり、湿式法におけるアルカリ
濃度と大差ない。また、スプレー塔式有害ガス除去装置
においては、「公害防止の技術と法規」（監修通商産業
省立地公害局）によると、ガス空塔速７０．２〜１ｍ／
Ｓ、液ガス比０．１〜工砂で操作されるとある。液ガス
比０．１〜１１ａｒｄについては、炉出口温度７５０−
９５０℃をガス冷却塔１１内で２５０〜３００”Ｃまで
落とすことによりｉｉ′４足し、またこの温度の排ガス
により第２図に示すガス式空気予熱器７を利用して燃焼
空気温１！ミを必要Ｏ％　ｌｕｌまで上げることが可能
である。またガス空塔速度は、ガス冷却塔１１の内径を
調整することにより変更可能であり、・液ガス比、ガス
空塔速度に関する条件は共に満足する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ごみ焼却炉上部のガス冷却塔にアルカ
リ溶液の散布装置を設けているので。

このガス冷却塔が排ガス処理装置を兼ねることになり、
しかもガス冷却塔はごみ焼却炉の上部に設置しているた
め、洗煙排水の処理設備が不要となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例に係る排ガス処理装置の
要部を示す正面図、第２図は、従来装置を示す正面図で
ある。 １・・・炉本体、２・・・ガス冷却塔、１２・・・スプ
レーノズル。 代Ｊヱ友　石　川　　所

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ごみ焼却炉上部のガス冷却塔にアルカリ溶液の散布装置
   を設けたことを特徴とするごみ焼却炉用の排ガス処理装
   置。