JPH02142573A - 吸入式温熱治療装置における吸入具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 米国のパテルメモリアルインステイチュートの出願に係
る特願昭５９−５０３７７６号に吸入式温熱治療装置（
以下バテル装置という）が開示されている。

本発明はこのような吸入式温熱治療装置における吸入具
の改良に関するものである。

（従来技術） 本発明が適用されるバテル特許について第２図を参照し
て説明する。パテル装置は円筒形容器２により形成され
たハウジング１を備え、この容器はそれに螺合された栓
３によって閉じられている。

栓３の側面に形成した溝５内に配置した○リング４によ
って栓３と円筒形容器２との間をシールしている。

容器２の壁は、断熱層７で囲繞されたステンレス鋼製の
内壁６と、プラスチック材料で形成された外板８とで構
成される。

栓３はその対称軸と同心的でかつ互いに同軸的な２本の
チューブ状電極９および１０を保持している。これらの
チューブ状電極９，１０は２本の導線１１および１２に
よって夫々交流電ｇＳに接続されていると共に、その上
部には開口９ａおよび１０ａが夫々設けである。

通路１３は栓３を軸方向に貫通しており、上端のノズル
１４のところで終っている。このノズル１４はベンチュ
リ１５の首部内に突出している。

ベンチュリ１５は吸入マスク１７内に通ずる通路１６と
栓３を直径方向に貫通する通路１８との合流部に形成さ
れている。通路１８はベンチュリ１５の首部を外気に連
通ずるものである。容器２の底部とノズル１４とは毛細
管１３ａにより結ばれている。

このような構成であって次の様に作動する。容器２の内
壁６にマークした水位まで水を注入する。

チューブ状電極９および１０を備えた栓３を容器２に螺
合し、電極を交流電源Ｓに接続する。これらの電極間を
電流が流れると水が加熱される。約１〜２分後に水が沸
騰すると、生成された蒸気は圧力下で通路１３およびノ
ズル１４を通って逃れ。

ベンチュリ１５の首部の領域に負圧を発生させ、ベンチ
ュリ１５は通路１８から空気を吸い込む。

ベンチュリ１５は、約２０℃の大気と１００℃の水蒸気
との混合により水でほぼ飽和された約４３°Ｃの混合気
を形成する。

容器２内に加わる高圧とノズル１４の領域に作用する負
圧とにより、成る程度の量の水が吸い上げられ、毛細管
］、３ａの出口で霧化されて２〜２０μｍの水滴となる
。これらの水滴は吸入マスク１７内で鼻粘膜に付看され
、鼻粘膜を適当に加湿して鼻粘膜の加熱効率を向上させ
る。

（発明により解決しようとする課題） さて、上述したバテル装置における吸入マスクは鼻のみ
でなく、顔面の皮膚にも吸入蒸気が作用する。本発明は
このように顔面の皮膚に作用するのを防止し、鼻孔内に
直接吸入できるようにした吸入具を提供しようとするも
のである。

（発明による課題の解決手段） 合成樹脂等で筒状に成形され一端に鼻孔部にフィツトす
るＶ形凹部を有する本体部を有し、該本体部の側胴には
前記■形凹部と整合しかつ角度をなして設けた外向舌状
片を、又該外向舌状片の基部にあるいは又その両側部に
も余剰混合気排出用の穴を設け、さらに前記Ｖ形凹部の
底部中央部に吸入側に凹の逆Ｕ字形バッフル板を設けた
。

（実施例） 第１図に基いて説明する。１９は本発明に係る吸入具で
ある。吸入具１９は合成樹脂等で成形され、その本体部
２０が筒状をなし、その一端が接続部２１となっており
、他端は鼻孔にフィツトするようＶ形凹部２２となって
いる。Ｖ形凹部２２の底・部には吸入側に凹の逆Ｕ字形
バッフル板２３が一体に取付けられ、混合気は該バッフ
ル板の両側から吸入されるようにしている。

２４は本体部２０に角度θを以て外向一体に設けられた
舌状片で、前記■形凹部２２と同心に設けられている。

２５は舌状片２４の付根の本体部２０の側胴に設けた余
剰混合気排出用の穴である。

この穴２５は吸入に必要な蒸気を超えた余剰蒸気がこ）
から舌状片２４によって、顔面を避けて排出するために
設けである。

なお、余剰混合気排出用の穴２６を両側部に設けてもよ
い。

（作用） 接続部２１を第２図のベンチュリ一部外側に嵌挿する。

そして容器２内で蒸気を発生する。ベンチュリ１５の部
分でつくられた約４３°Ｃの空気と蒸気との混合気は吸
入具１９側に流れてくるが、これを鼻孔１２Ｖ形凹部２
２を当てがって所定時間吸入する。

この吸入時に余剰混合気は、穴２５から舌状片２４に沿
って矢印方向へあるいは側部の穴２６から排出され、顔
面にかさらない。

又Ｖ形凹部２２の底部に設けた逆Ｕ字形バッフル板２３
によって空気−蒸気混合気はバッフル板２３の両側から
両鼻孔に達し鼻孔と鼻孔間の皮膚を加熱し、不快感を与
えないよう機能する。

（効果） 合成樹脂等で筒状に成形され、一端に鼻孔にフィツトす
るＶ形凹部を設けたので、水蒸気−空気の混合気は直接
鼻孔内に入り、顔面に蒸気が当ることがない。

又Ｖ形凹部と整合した舌状片とその基部の穴を設けたの
で、余剰混合気は舌状片によって顔を避けて排出され、
長時間に吸入をしても不快感がない。

さらにＶ形凹部の底にパンフル板を設けたので、これに
よって蒸気−空気の混合気が鼻孔間の皮膚部を直撃しな
いので、不快感を抱かせることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る吸入器の斜視図。 第２図は本発明吸入器が適用される公知温熱治療装置の
断面図。 図において； Ｓ　交流電源 １　ハウジング　　　２　円筒形容器 ３　栓　　　　　　　　４０リング ５　　溝　　　　　　　　　　　６　　内壁７　断熱７
１　　　　　　８　　外板 ９．１０　　チューブ状電極９ａ、１０ａ　　開口１１
．１２　　導線　　　　　１３　　通路＋３ａ　　毛細
管　　　　　１４　　ノズル１５　　ベンチュリ　　　
１６　　通路１７　　吸入マスク　　　　１８　　通路
１９　　吸入具 ２１　　接続部 ２３　　バッフル板 ２５．２６穴 ２０　　本体部 ２２　　Ｖ形凹部 ２４　　舌状片 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）合成樹脂等で筒状に成形され、一端に鼻孔部にフイ
   ットするＶ形凹部（２２）を有する本体部（２０）を有
   し、該本体部の側胴には前記Ｖ形凹部と整合しかつ角度
   をなして設けた外向舌状片（２４）を、又該外向舌状片
   の基部に余剰混合気排出用の穴を設け、さらに前記Ｖ形
   凹部の底部中央部に吸入側に凹の逆Ｕ字形バッフル板（
   ２３）を設けたことを特徴とする吸入式温熱治療装置に
   おける吸入具。 ２）外向舌状片（２４）の両側部に余剰混合気排出用の
   穴を設けたことを特徴とする請求項１）記載の吸入式温
   熱治療装置における吸入具。